・イタリアのブランド「Mulino Bianco」は彼らの既存商品である「Fette Rigate」と共に、新しい種類のラスクの発表プロモーションにSpotifyを利用しました。イタリア最大級の食品会社であるBarilla社がスポンサードする、一日のはじまりにぴったりの音楽が楽しめるモーニングプレイリスト「”Il Caffè del Buongiorno!」と連動したキャンペーンは、ユーザーの関心を集めることに成功しました。新しい商品に対する好感度は、5ポイント、購入可能性は、2ポイントアップしました。
・イギリスのシリアルブランド「Dorset Cereals」は、X世代やミレニアル世代の消費者にゆっくり朝食を取ることを推奨する「Breakfast on the Slow」キャンペーンを展開し、キャンペーンを通したブランド認知と購入意向の向上を目的に、Spotifyキャンペーンを走らせました。キャンペーンでは、事前に定めた朝の時間帯にSpotifyを起動したユーザーに向けて広告を配信し、ブランド認知度+5ポイント、購入意向+3ポイント、そして彼らの次の朝食のブランド認知のトップの結果を出すことに成功しました。
大西:どういう形で自分たちのファンを増やしていき、それを活用することによって、ビジネスチャンスを広げるかに対して能動的に考えるアーティストが増えています。例えば、Spotifyには「Spotify for Artists」というSpotifyで音楽を配信しているアーティストやその関係者向けのダッシュボードがありますが、自分たちの音楽をより広く届けるためのマーケティング施策やツアーの内容やセットリストなどを検討する際にも、こうしたデータベースを活用することができます。最近は、そういった意識自体がアーティストの中で高まってきたように感じています。
まず第一弾として、Spotifyは、選りすぐりのオリジナル番組のライブオーディオ化に着手します。また個人クリエイターも、Spotify Live アプリからライブ配信を行うことができます。これらのライブ配信には、Spotifyアプリ上のクリエイターのアーティストページからアクセスいただけます。もし他のファンとのトークやチャットなどの交流を楽しみたい場合は、「Spotify live」アプリをご利用ください。
以下は、4月-5月にかけて予定しているライブコンテンツです。
「Alex CooperのAfter Hours 」
Spotify独占配信番組「Call Her Daddy」のホストであるAlex Cooperは、4月13日水曜日の22時(東部時間)にトークショーをライブ配信します。Alexの生トークをファンはリアルタイムで楽しめます。ライブの時間の都合がつかない方もオンデマンド版であるAfter Hoursから聴取できます。「Call Her Daddy」は、何百万ものリスナーを世界中に持ち、2021年には、全世界のSpotify上でのポッドキャストの中で2番目に人気なポッドキャストに選ばれています。
Swedish House Mafiaの新アルバム『Paradise Again』のSpotifyとの共同リリース記念ライブ
4月15日の金曜深夜に、Swedish House MafiaとSpotify共同の初のライブイベントを開催します。このライブは、Swedish House Mafiaの再結成と、新アルバム『Paradise Again』のリリースを記念して行うもので、特定の国のみへの配信ではありますが、アーカイブ配信はないので、見逃さないようにチェックしてください。
日々高まりを見せるポッドキャストへのニーズに応えるため、Spotifyは320万*ものポッドキャスト番組を配信しています。これは、2020年と比較すると68%増(2021年9月現在)に値します。2021年11月までに、世界中で400以上のSpotifyオリジナル、独占配信番組を新たに開始したほか、年間を通じて多数のポッドキャスト番組と契約を締結し、Dax Shepardの「Armchair Expert」や、世界で人気ナンバーワンのポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」、「Bad Robot」といった世界有数のクリエイターやエンタテインメントブランドともパートナーシップを結びました。しかし、私たちのポッドキャストへの情熱は米国内にとどまりません。今年は、ロシア、エジプト、サウジアラビアなど、80以上の市場へもポッドキャストサービスを拡大しました。
広告の新たな可能性
10月の決算発表の際、私たちは広告収入が前年比で75%増加したと発表しました。そして11月には、年間広告収入が初めて10億ユーロを突破しました。さらにSpotify Audience Networkのローンチによって、広告主は音楽やポッドキャストなどの幅広いコンテンツを楽しむリスナーと接点を持つことができるようになり、新たな機会が生まれました。今や広告主は、Spotifyのオリジナルポッドキャスト番組や独占配信番組に加え、Megaphoneに参加するパブリッシャーやAnchorのクリエイターが配信するサードパーティポッドキャスト番組のリスナーに対しリーチすることもできます。またセルフサービス型の広告プラットフォームSpotify Ad Studioでもポッドキャスト広告の販売を開始し、あらゆる規模の広告主がポッドキャストリスナーに簡単にアプローチできるようになりました。
また、Spotifyは新進気鋭のアーティストも継続的に支援しています。アーティストが自身のオリジナル曲とカバー曲を新たにレコーティングし、Spotifyで配信するプログラム「Spotify Singles」や、Spotify x Electric LadyのライブEPなど、独占配信コンテンツも拡充してきました。また音楽界の多様性を促進すべく、Fresh Finds(独立系アーティスト向け)、RADAR(新進アーティスト向け)、EQUAL(女性アーティスト向け)、Billions Club(10億回以上の再生数を誇るアーティスト向け)などのさまざまなレベルや属性のアーティストを支援するプログラムを実施しています。
最高のオーディオプラットフォームであるためには、リスナーに最高の体験とコンテンツを届けなければなりません。そのためには、クリエイターがファンとつながるための新機能や新しい機会を創出しなければならない、というのが私たちの考えです。そこで昨年は、Spotifyエコシステム初のライブオーディオサービスSpotify Greenroomを立ち上げ、あらゆるタイプのクリエイターがファンとより深く、有意義につながれる場を準備しました。11月には、オーディオブック業界でのプレゼンスを拡大するため、この分野において世界的なリーダーであるFindawayの買収を発表。またSpotify Open Accessのローンチによって、リスナーはSpotifyでサードパーティのコンテンツを楽しめるようになりました。さらに、Peloton、Netflix、Deltaなどの有名ブランドと提携し、特別な体験や専用プレイリストの提供を開始しました。
この2年間、Spotifyはデジタル音声広告の発展に注力し、クリエイターやパブリッシャーの成長を促進しながらも、広告主にさらなる付加価値を提供することを目指してきました。2020年11月にはMegaphoneを買収し、ポッドキャストパブリッシャーがコンテンツからより多くの収益を得られるよう、革新的なツールを提供できるようになりました。さらに2021年には、Streaming Ad Insertionへの機能追加や、Spotify Ad Studioでのポッドキャスト広告販売の開始、Spotify Audience Networkを導入しました。また、Spotify Audience Networkの導入以来、同プラットフォームに参加するMegaphone上のパブリッシャーのフィルレートとCPMは2桁成長を遂げました。
AdLarge Media、Wall Street Journal、Australian Radio Networkなどの大手パブリッシャーが利用するMegaphoneは、ポッドキャストビジネスの構築、収益化、測定ができる強力なツールを、Spotifyのきめ細かなカスタマーサービスとともに提供しています。WhooshkaaのBroadcast-to-Podcast技術がMegaphoneに統合されれば、ラジオ放送局は既存の音声コンテンツをより簡単かつ迅速にポッドキャストに変換し、Megaphoneの一連のツールやテクノロジーにアクセスできるようになります。
Spotifyリスナーはクリスマスソングを早くから楽しんでいるようです。12月以外でクリスマス音楽が最も多く再生されたのは、11月28日(日)でした。マライア・キャリーの1994年のヒット曲「All I Want for Christmas Is You」は、Spotifyでの再生数が10億回を突破し、今もなお愛され続けています。Brenda Leeの「Rockin’ Around the Christmas Tree」も再生回数を伸ばしており、今年12月の第1週に最も再生されたクリスマスソングとして、米国で1位を獲得しました。
2021年11月1日〜12月9日の全世界のリスニング状況を見ると、おなじみの5曲がクリスマスツリーの頂点を飾っていることがわかりました。当然ながら、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」がSpotifyで最も再生されたクリスマスソングです。2位はワム!の 「Last Christmas」、3位はマイケル・ブーブレの 「It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas 」です。続いて上位を占めるのは、ボビー・ヘルムズの 「Jingle Bell Rock」 とBrenda Leeの 「Rockin’ Around the Christmas Tree」です。このうち4曲は、Spotifyで最も再生されたクリスマスソングとしてもトップ5にランクインしており、今回のラインナップもうなずけます。
アメリカ生まれ、アメリカ育ちのKevinさんと、英語勉強中の山ちゃん。2人が配信するポッドキャスト『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast(以下、Kevin’s English Room)』では、毎日約10分、何気ない日常の会話が英語で繰り広げられています。思わず引き込まれる爆笑トークに、リスナー数も急上昇中。その制作風景や番組作りで心掛けていることについて、お話を伺いました。