Tag: Spotify

連載「Chat with Spotify」 Spotify日本法人代表トニー・エリソンが語る、オーディオストリーミングのこれまでとこれから

20220602 tony03

 スポティファイジャパン株式会社 代表取締役を務めるトニー・エリソンが、ライフスタイルやカルチャー、ビジネスにおいて音楽や音声が果たす役割や可能性について各界のキーパーソンと語り合う対談連載「Chat with Spotify」がこの度スタートします。

 まずは連載スタートに先駆け、これまでMTVや任天堂、YouTube、ディズニーなどの様々なグローバル企業において次の時代のエンタテイントを追求・提案してきたトニーに対し、キャリアを通じて得た知見やビジョン、Spotifyやオーディオの可能性に対する考えを聞きました。

20220602 tony99

次のエンタテインメントは何?を追い求めてきたキャリア

▷はじめに、これまでの経歴や、各社で取り組んできたことについて聞かせてください。

トニー:これまで取り組んできたことは、大きくわけてふたつあります。一つは、日本と欧米の懸け橋としての役割です。私は、生まれた時から、日本とアメリカを行き来する生活を送ってきました。そういった背景から、両国の言葉や文化が身についており、それが仕事でも役立っています。日系企業ではアメリカで、欧米企業では日本で勤務していましたので、グローバルとローカルの双方の視点から複眼で市場を見ることを積み重ねてきたと自負していますし、それが現在のSpotifyでの仕事につながっています。

 もうひとつは、次世代のエンタテインメントビジネスの在り方を考える仕事です。子どもの頃からずっとメディアが好きで、インターネットやスマホがない時代ーーカセットテープやケーブルテレビが出てきたころから、日米両国のメディアの違いに興味があり、次のエンタテインメントはどんな形になるのかを常に考えてきたんです。ファーストキャリアは経営コンサルティング会社からはじまったのですが、入社後に配属されたのは通信関連の部署でした。1990年代の通信は非常に面白く、インターネットが初めて出てきた時代ですから、次のエンタテインメントはどのようなものになるかを勉強する絶好のチャンスでした。

 その後、アメリカの音楽&エンタテインメント専門チャンネルであるMTVに転職し、日本での事業展開やインターネットを活用した事業展開を担当しました。その後入社した任天堂では、日本のみならず、アメリカのシアトル本社やニューヨーク支社など、さまざまな場所で働きました。任天堂では、ゲーム機のハードウェアへの映像配信などに取り組んでいました。いまでこそ当たり前ですが、僕が任天堂にいた15年前は、そういったアイディアはまだ形になっていなかったのですが、そんななか、「ゲーム機はテレビとインターネットを繋ぐ媒介になるかも」と考えていました。

 YouTubeに動画を投稿するクリエイターが任天堂のIPを使用するにあたり、権利関係をクリアにした形で繋ぐプロジェクト「Nintendo Creators Program」での経験を経て、YouTubeに転職後は、アジアでのミュージックパートナーシップを担当していました。当時、音楽業界では、「Youtubeは違法動画である」と認識されることが多かったのですが、「YouTubeはアーティストをブレイクさせるための最高の手段で、敵ではなくて友達」という認識変化を起こすべく、業界関係者との関係構築や啓蒙に励みました。そして、ディズニーでは、ディズニーの保有するレガシーメディアを束ねて「Disney+」に移管するタイミングという大きな転換期を経験し、昨年Spotify Japanに入社しました。これまでのキャリアを振り返った時に、一貫しているのは、やはり「次はどうなるのか」「日米のギャップをどう埋めるのか」に関わる仕事をしてきたということですね。

▷Spotifyに可能性を感じた理由や、音声業界が面白いと思ったポイントを教えてください。

トニー:まず、僕はSpotifyという会社にすごく惹かれたんです。会う人がみんないい人だと感じたのと、「クリエイターとアーティストをファンと繋ぐ」という会社としてのミッションに全員が賛同しているのが伝わってきたんです。また、先ほどお話した“次のエンターテインメント”について考えたときに、これまで僕がやってきた映像の分野も盛り上がってはいるものの、オーディオに強い可能性を感じたのです。ビジネス的に市場が拡大する余地もまだまだ大きく、人々の生活を豊かにする新しい価値が提供できる分野だとも思いました。語りは人間の最も根本的なコミュニケーション手段でもあり、音声コンテンツには必然性があると感じました。

▷Spotifyの一員として、Spotifyの強みというのはどういうところだと思いますか?

トニー:たくさんある中のいくつかを挙げると、先ほどもお伝えしたように全員が会社のミッションに賛同していることです。戦国武将みたいな言い方かもしれませんが、みんなで心を一つにしているのは、組織としての大きな強みだと思うんですね。チームの創造力・創作力が素晴らしく、新しいことを日々試していて、常に果敢に新たな実験に取り組んでいます。また、Spotify自体が非常に大きなグローバルコミュニティを持っていることも大きな強みです。アクティブユーザー数は世界で4億を超えていますし、様々なアーティスト・クリエイターの国境を越えたファン作りにも成功しています。ファンとクリエイターの繋がりをプラットフォーム上での発見を通じて創り出せるだけでなく、様々なツールや方法によって関係性を深め、長期的なファンダムに繋げていくことができる。

20220602 tony04

Spotifyをユーザーの生活において必要な存在に

▷日本における音声ストリーミングサービスの現状をどう思っていますか。またさらに大きく成長する上での課題についてはどう考えていますか。

トニー:5年くらい前は「いつになったら日本の音楽業界はフィジカル中心でなくなるんだろう」と思っていたのですが、現在は世界に比べると少し後発ではあるものの、日本国内でもストリーミングの利用が高まってきていて、エンタテインメント業界のなかでも主流になってきたという感覚はあります。それは市場統計だけではなく、一般的なバラエティ番組やニュース番組でも音楽配信サービスが紹介され、メインストリームカルチャーにどんどん取り入れられているからです。宇宙人ジョーンズが主人公のサントリーコーヒー「クラフトボス」の最新版CMではSpotifyがフィーチャーされているんです(※1)。クラフトボスのラベルに印刷されたQRコードをスキャンすると、Spotifyのプレイリストにアクセスできるというキャンペーンです。素晴らしいのは、このキャンペーンは、我々から仕掛けたものではなく、企業側からお声がけいただいたものなんです。そういったところで、Spotifyがメインストリームになってきているということが言えるのではないかなと思います。

※1:https://mobile.suntory.co.jp/cpn/softdrink/craftboss/song-and-craftboss/info.html

▷そういった裏話があったんですね。

トニー:そうなんです。さらに嬉しいことに、そのプレイリスト自体もしっかり聴かれているんですよ。一方で、音声配信はさらなる成長を続けていくとも思っています。メインストリームになりつつあると言いながらも、広げていく余地はまだまだあり、今後は今までのユーザー層とは異なる方たちにも音声配信サービスの魅力に気付いていただき、使い始めるきっかけを提示していく必要があると思っています。また若い世代だけでなく、生活環境の変化から青春時代にすごく大好きだった音楽と距離が離れてしまっていた40代以上の方々にも、音楽やトーク番組のある生活の楽しさを再発見、再認識してもらうための工夫も必要だと考えています。

▷たしかにそうですね。人の生活様式も変わっていくなかで、ストリーミングが当たり前になった世界において、次になにをするのかが大事になってくる。

トニー:これまでは主に音楽、最近はポッドキャストといったコンテンツに力を入れて、Spotifyは成長を続けてきました。ただ、これからは生活密着型というか、ひとりひとりの生活に役立ち、ライフスタイルを彩るような存在になっていく必要があると思っています。例えばSpotifyを利用してもらうのに、「音楽を聴けます」ではなく「リラクゼーションできます」という言い換えをしてみる。音楽のことを気にしていない人に、「このアーティストの音楽を聴けますよ」と言っても興味を持ってもらえないですが、その人に「実は最近夜眠れないんだよ」といった悩みがあったとすると、例えばヒーリング系の音楽や快眠のためのノウハウを紹介するポッドキャストを提案することで、自分ごととして捉え、興味を持ってもらえるかもしれない。または、料理をしながら英会話講座を聴いたり、走りながらテンポにあった音楽を聴いたりと、目的な生活シーンに応じた接点やアプローチを作ることもできる。ただそれは、Spotifyの力だけでは難しい。Spotifyはフィットネスや料理のエキスパートではないので、Spotifyが自ら「子どものお弁当を作っているときにこの音楽がいいよ」と言っても誰も振り向かないんですよ。だから、よりユーザーに関心を持ってもらうためにもSpotifyと相性のいいパートナーと一緒になって取り組むことが不可欠ですし、みなさんの力を借りることで、Spotifyはユーザーの生活において必要な存在になっていくことができると思っています。

▷今後、開拓していきたいと思っている領域は?

トニー:これまでにも実施し、今後もどんどん力を入れていきたいと思っている分野のひとつは「映画とアニメ」。映画を見る人が必ずしも音楽ファンというわけではないですが、映画での感動体験には、音楽が大きな役割を果たしていることも多いんです。映画を見終わって「あの感動をもう一度味わいたい」となったとき、感動をよみがえらせるには音楽が効果的なんです。しかもそれで映画のファンが増えれば双方にとって望ましいですか。そういう意味でアニメや映画とのタイアップには力を入れていきたいです。社内の会議でも、常にそういった話をしているんですよ。ターゲットユーザーの1日の生活はどういうもので、朝起きて最初に何をするのか、車に乗るのか電車に乗るのか、食事中は何を見たり聴いたりしているのかとか。そういうことを想像していくうちに、こういうところとパートナーシップを組めたらいいのか、というのが見えてくるんです。

▷その視点でいろんなものを捉えていけばイメージがしやすいというか、ビジョンが見えやすいですね。

トニー:はい。先ほど紹介した「クラフトボス」のようにブランドや企業がユーザーとコミュニケーションするときに、音楽やオーディオを媒介として使う事例は実際増えてきていますからね。いまやSNSは、社会インフラじゃないですか。テレビ番組も商店街のお店も、みんなTwitterかInstagramかYouTubeか、そのうち少なくともひとつはやっている。Spotifyの本質的な価値が理解され、本当に拡大していくと、それらのインフラに比肩しうると思うんですね。ただ、すごく守りたいのは「ただのインフラではなくて、愛されるインフラ」であること。無機質なものではなく、Spotifyのロゴを見て、ユーザーとクリエイターにときめきを感じてもらえるようになってほしい。

▷そんななか中で、Spotifyというプラットフォームをどういった存在にしていきたいか、そのためになにをしていかなければならないと感じますか。

トニー:シンプルに言うと、アーティストとクリエイターとユーザー全員に一番愛されるプラットフォームになりたいです。いろんな要素があって愛されるものになると思うのですが、結局大事なものは「信頼」だと思っています。Spotifyにコンテンツを提供すると確実にファンにリーチできるし、Spotifyは約束を守る、そういったプラットフォームでありたいです。その環境を作るにあたって、アーティストとの繋がりや、そこからさらなる横の繋がりを強化していくことによって、アーティストやクリエイターからも「Spotifyは間違いないよね」と感じてもらえるのかなと。ユーザーも、自分の大好きなコンテンツが簡単に見つかり、大好きなクリエイターやアーティストと繋がることでより深い経験ができるという世界が実現すると、どんどんSpotifyのことを好きになってもらえるのではないかと思いますね。

 その夢を実現するにあたって、まだまだやるべきことはたくさんあります。中南米のアーティストがヨーロッパでブレイクしたり、K-POPをグローバルブレイクさせているのにSpotifyが大きく貢献しているんだというニュースもおかげさまでいろんなところに掲載されたりしていますが、日本でもそういった成功例をたくさん作りたいです。日本国内でSpotifyを大きくすることはもちろんですが、日本のエンタテインメント業界が一番望んでいるのは「日本のアーティストをSpotifyの力で世界に発信していくこと」だと思うので、これに向けて一丸となって頑張っていきたいです。

Spotifyが国内アーティスト5組とコラボレーション 人気楽曲の撮り下ろしパフォーマンス映像を楽しめる日本初のビデオシングルシリーズ「Go Stream」第一弾公開

pr kv1

 Spotifyでは、2016年秋の国内サービス開始以来、ストリーミングを通じて共に新たな音楽の可能性に挑戦してきた国内アーティスト5組とコラボレーションを行い、彼らの人気曲パフォーマンス映像を特別に撮り下ろしたビデオクリップを楽しめるビデオシングルシリーズ「Go Stream」を制作。この度、第一弾として、ずっと真夜中でいいのに。の「ZUTOMAYO “Go Stream” Video Single」とVaundyの「Vaundy “Go Stream” Video Single」を公開しました。

gostream zutomayo youtube thumbnail r

 ずっと真夜中でいいのに。とVaundyは、注目の国内新進アーティストをプレイリストなどを通じてサポートするSpotifyの「RADAR: Early Noise」プログラムから一躍トップアーティストへ躍進を遂げた2組。その音楽性のみならず、ミュージックビデオやライブパフォーマンスなど、視覚的な表現においても独創的な感性を発揮し多くの音楽ファンの心を掴んでいます。

 今回公開されたビデオシングルは、そんな彼らのフルパフォーマンスを9:16縦型映像で視聴できるスペシャルコンテンツです。Spotifyユーザーであれば、どなたでもPCやタブレット、モバイル、Webプレイヤーなどでお楽しみいただけます。またこれらのビデオシングルは、ストリーミング時代を彩ってきたヒット曲を網羅したプレイリスト「Go Stream」や、各アーティストの代表曲を集めた「This Is ずっと真夜中でいいのに。」「This Is Vaundy」などからもアクセスすることができます。

 なお第二弾は、ストリーミングによって国内外に新たなリスナーを獲得し、活躍の場を大きく広げる国内トップアーティスト3組によるビデオシングルを9月17日に公開する予定です。

 さらに、「Go Stream」ビデオシングルシリーズの公開を記念して、本企画の参加アーティストを起用したブランドキャンペーンも実施。第一弾アーティスト・ずっと真夜中でいいのに。とVaundyのパフォーマンス映像をハイライトしたテレビCMを、関東・関西を含む全国17地区の地上波テレビにて8月1日まで放送します。

Spotify | ずっと真夜中でいいのに。「Go Streamパフォーマンスビデオ」

Spotify | Vaundy 「Go Streamパフォーマンスビデオ」

■スポティファイジャパン株式会社 音楽事業部門統括 大西響太 コメント

Spotifyは2016年秋の国内サービス開始以来、テクノロジーをもって音楽の楽しみ方や届け方を進化させ、リスナーに提案してきました。プレイリストやパーソナライズされたレコメンデーションを通じた発見の促進はもちろん、歌詞機能や、ボーカル音量を調整しアーティストと一緒に歌って楽しめる『シンガロング』、アーティストがアルバム収録曲の合間に楽曲解説などを行う『Liner Voice+』、気に入ったアーティストのライブ情報をいち早くチェックし、数タップで簡単に購入できる機能などを通じてアーティストとリスナーの関係強化にも取り組んできました。これまでSpotifyと一緒に新しい可能性に挑戦してきてくださったアーティストの皆さんと共に、ビデオシングルという形でまた新しい音楽の楽しみ方を音楽ファンにお届けできることを大変嬉しく思います。

■ずっと真夜中でいいのに。「ZUTOMAYO “Go Stream” Video Single」コメント

デコトラでしか辿り着けない怪しい集会・夏祭り開催できて楽しかったです。縦画面仕様ということでネオンな櫓はより高く聳え立ち、スリル満点な中での演奏、どきどきな仕上がりがポイントです。是非夏夜のひとときをお楽しみください。風流

■Vaundy「Vaundy “Go Stream” Video Single」コメント

・​​映像のコンセプトと注目点

LEDを使用した、映像とあわせて魅せる世界観を表現しました。映像を使ったライブパフォーマンス表現は初めてだったのですが、楽曲をより、視覚的にも楽しんでもらえると思います。無空間にポツンと非現実的な世界を生み出すことで、見ている人により没入してもらえるものを目指しました。空間と映像、照明、そしてライブパフォーマンスの融合に、どっぷりと浸って観てもらえると嬉しいです。サウンド面も、エンジニアチームと試行錯誤しながら、録り音からこだわり音源とはまた違った聴きごたえのあるものになっているので注目してほしいです。

・撮影時のエピソード

カメラのアングルを変えながら何度か撮ったので、いつもと違う緊張感でしたが、セット、映像、照明のなかで、バンドと一緒に楽しんでパフォーマンスすることができました。ちょうど僕の誕生日が近く、撮影後にサプライズでバンドメンバー、スタッフのみんながお祝いしてくれて、それも嬉しかったですね。

・Spotifyへのメッセージ

Spotifyとは色々と一緒にやらせていただいていますが、2020年のSpotify Premium CMに「不可幸力」が起用されたときは、はじめてのTVCMということもあり、とても嬉しかったです。アニメーションもかわいくて、CMで自分の曲が流れてくるのは不思議な感じがしました。今回のビデオシングルでは、空間と映像、照明、そしてライブパフォーマンスの融合に、どっぷりと浸って観てもらえると嬉しいです。今回のような特別な映像作品を作ったり、海外のアーティストやクリエイターとのコラボだったり、いろいろなモノづくりをこれからもSpotifyと一緒にやっていきたいです。

727 Go Stream enhanced single cover buttom white text

<「ZUTOMAYO “Go Stream” Video Single」収録曲>

1. 序 – Introduction

2. ミラーチューン – Go Stream Live ver.

3. 彷徨い酔い温度 – Go Stream Live ver.

4. あいつら全員同窓会 – Go Stream Live ver.

5. 終 – End

https://spoti.fi/ZUTOMAYOVideoSingle

727 Go Stream enhanced single cover buttom black text

<「Vaundy “Go Stream” Video Single」収録曲>

1. 不可幸力 (Fukakoryoku) – Go Stream Live ver.

2. 泣き地蔵 (NakiJizo) – Go Stream Live ver.

3. 走馬灯 (Soumatou) – Go Stream Live ver.

https://spoti.fi/VaundyVideoSingle

<Go Stream プレイリスト>

https://spoti.fi/GoStream

SpotifyとGoogleが連携し、決済方法の選択肢を拡充

20220429 ucb

SpotifyはGoogleとの新たなパートナーシップを発表しました。これは、ユーザーの決済手段の選択に関する初めての試みで、ユーザーと開発者の両方にメリットのある複数年契約となります。  

Google PlayストアからSpotifyをダウンロードしたユーザーは、Google Playの決済システムかSpotifyの決済システムかを選択できるようになります。 決済方法が選択できるようになるのは今回が初めてで、Spotifyは引き続き、ユーザーと柔軟なコミュニケーションを取りながら、有料プレミアムプランの「Spotify Premium」のキャンペーンやプロモーションを行い、ユーザーがSpotifyアプリから直接Premiumに加入できるよう取り組んでいきます。

今後数か月間、SpotifyはGoogleのプロダクトチームおよびエンジニアリングチームと協力しながらこの新機能を構築し、Spotifyのプレミアムプランが利用できるすべての市場で導入していきます。また、2社の取り組みを通して学びを深め、ユーザーの決済手段選択の仕組みをAndroidのプラットフォーム全体に拡張できるよう模索していきたいと考えています。今年後半には、新機能の最初のバージョンをリリース予定です。  

Spotifyはこれまで、プラットフォームの公平性と決済オプションの強化を公に掲げてきました。公平でオープンなプラットフォームは、より良いユーザー体験と、開発者のさらなる成長と繁栄を実現させると考えています。今後もすべての人にとって、快適なプラットフォームとなるよう努めていきます。

Spotify チーフフリーミアム事業オフィサー Alex Norström コメント

「Spotifyは、アプリ開発者が自由にイノベーションを起こし、切磋琢磨できる公平な環境づくりに長年取り組んできました。Googleと連携し、開発者、ユーザー、およびインターネットエコシステム全体に、より柔軟な決済方法の選択肢を提供できることをうれしく思います。私たちが共同で行うこの取り組みで、業界にさらなる利益をもたらす道が切り開けることを期待しています」

Google 製品管理担当バイスプレジデント Sameer Samat コメント

「Androidは常に、透明性とユーザーの選択を重視してきました。今回の取り組みは、モバイルのアプリストアにとって重要な節目であり、Spotify以上に適した最初のパートナーは思い浮かびません。Spotifyは私たちと同じくユーザーの選択を尊重し、エコシステム全体の健全さのために、AndroidとGoogle Playへの投資継続が重要であることを理解しています。これは、エキサイティングな最初の一歩であり、今後、新たなパートナーを迎え、このモデルをプラットフォーム全体に浸透させていきたいと考えています」

ウォルマート・プラス(Walmart+)会員にSpotify Premium6カ月無料トライアルを実施

20220429 walmartp

Spotifyはウォルマート・プラス(Walmart+)と連携し、ウォルマート・プラスの新規および既存会員にSpotify Premiumの6カ月間無料トライアルを提供しています。ウォルマート・プラスに会員登録すると、送料無料配送、店舗のキャンペーンやイベントへの早期アクセスなどのほかに、処方薬とガソリンを割引価格で購入できる特典が受けられます。

世界最大の小売業者の1つであるウォルマートと、世界で最も人気のストリーミングプラットフォームであるSpotifyが実施するWalmart+会員向けの新キャンペーンは、この種の取り組みとしては初めての試みとなります。本キャンペーンは、過去にSpotify Premiumに加入したことのないウォルマート・プラスの新規会員、および既存会員の両方に適用されます。詳細は、Spotifyとウォルマートのキャンペーンページをご確認ください。

無料トライアルに申し込むと、ウォルマート・プラス会員はSpotifyの個人向け Premiumプランを最初の6カ月間無料で利用でき、8,200万以上の曲を広告なしで楽しめます。さらに、スキップ機能の利用や、スマートフォン・PCの両方でオンデマンドでお気に入りの曲を再生できるほか、オフラインや外出先で視聴するために、曲をデバイスにダウンロードすることも可能です。

Spotifyのプレミアムパートナーシップおよび事業開発担当ヴァイスプレジデントのMarc Hazanは、今回の取り組みについて「ウォルマートの規模と顧客網を活用することで、米国のより多くの人々に、最高のオーディオコンテンツを提供する機会を得ることができます。私たちは常に、より多くのリスナーがお気に入りのアーティストに出会えるサービスを追求することへの我々の情熱を共有できるパートナーとの連携を模索しており、ウォルマートは最高のパートナーであると感じています。ウォルマート・プラスの会員に、さらなるエンタテインメントを提供できることをうれしく思います」とコメントを寄せています。

ウォルマート・プラスとSpotifyは、実際の店舗・オンラインにかかわらず、ユーザーに最高のサービスを低コストで提供したいと考えています。今回のパートナーシップによって、ウォルマート・プラスの会員はいつでもどこにいても、世界中のアーティストの楽曲にアクセスできるようになりました。

ウォルマート・プラス会員で、まだSpotify Premiumユーザーでない方は、この機会に6か月間の無料トライアルをお試しください。

Spotify、独自のデジタル音声広告効果測定ツールである 「Spotify ブランドリフト」を提供開始

ab18e30c0dc4093ceeda8961fac3d1f4

デジタル音声市場は、世界中で記録的な成長を続けており、リスナーは増え続ける一方、アメリカ以外のマーケット、特に、ヨーロッパ、カナダ、ラテンアメリカ、そしてアジアでのデジタル音声広告への投資はこれまで少し遅れていました。 Spotifyでは、上記のマーケットでの広告ビジネスの成長を推進すべく、新たに数百名のスタッフを採用し、それぞれのマーケットにローカライズされた広告ソリューションを構築しました。

過去実施した調査では、広告主がデジタル音声広告の出稿を躊躇する理由の一つに、定量的な効果計測が十分に行えず、投資を正当化できないことが挙げられています。Spotifyは、この点を考慮し、新たなファーストパーティ効果測定ツールである、Spotifyブランドリフト(SBL)を提供開始いたします。 Spotifyブランドリフトでは、ビジネスの規模を問わず、広告主は、Spotify無料ユーザー向けに配信される音声・ビデオそしてディスプレイ広告の効果や影響をより深く理解することができます。

Spotifyブランドリフトは、ストリーミング時代に適したSpotify独自の広告測定ツール開発プロセスの第一歩で、広告主が広告効果をわかりやすく確認できるよう設計されています。現在、イギリス、カナダ、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、デンマーク、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、北欧、そして日本を含む14のマーケットで利用可能です。今後、これらのマーケットでのデジタル音声広告市場の成長を牽引していけるよう取り組みを強化していきます。

Spotifyブランドリフトの詳細

・最初に、広告主とSpotifyの広告チームで、目的とターゲットオーディエンスを決定します。

・キャンペーンが始まったら、Spotifyが、ターゲットオーディエンスを、広告に接触する人と接触しない人のグループにランダムに振り分けます。

・それぞれのユーザーグループには、広告に接触してから最大48時間後にSpotifyアプリ内でアンケートが表示されます。広告に接触していないグループの場合は、彼らがその広告を体験する機会があったかを確認します。

・キャンペーンの終わりには、広告想起率、ブランド認知度、関心度などの主要なブランド指標を用いて広告を体験したグループと体験していないグループ間での反応の違いをもとに、Spotifyがキャンペーンによる効果測定を行います。

今回のローンチに先駆けて、Spotifyではいくつかの広告主とテストを行ってきました。以下に、その結果を紹介します。

・カナダで携帯電話サービスを提供する「Koodo Mobile」では、Gen Zおよびミレニアルのストリーミング世代へのリーチを目的にSpotifyブランドリフトを利用しました。 Kooodoは、彼らの「Happy Deal Days」キャンペーンの認知を広げ、これまでリーチが難しかった若いユーザーとの関係を構築したいと考えていました。Spotifyブランドリフトにより、広告想起率は23ポイント、関連メッセージは2ポイント増加しました。

・業績に応じたサーバー貸出事業を展開するドイツ発の「STRATO」では、有名なドイツ人DJをフィーチャーしたキャンペーンのインパクトを大きくするため、環境関連産業に従事する人をターゲットに設定し、Spotifyブランドリフトを利用しました。成果として、ブランド想起率は27ポイント、そして第一想起率は7ポイント向上しました。

・イタリアのブランド「Mulino Bianco」は彼らの既存商品である「Fette Rigate」と共に、新しい種類のラスクの発表プロモーションにSpotifyを利用しました。イタリア最大級の食品会社であるBarilla社がスポンサードする、一日のはじまりにぴったりの音楽が楽しめるモーニングプレイリスト「”Il Caffè del Buongiorno!」と連動したキャンペーンは、ユーザーの関心を集めることに成功しました。新しい商品に対する好感度は、5ポイント、購入可能性は、2ポイントアップしました。

・イギリスのシリアルブランド「Dorset Cereals」は、X世代やミレニアル世代の消費者にゆっくり朝食を取ることを推奨する「Breakfast on the Slow」キャンペーンを展開し、キャンペーンを通したブランド認知と購入意向の向上を目的に、Spotifyキャンペーンを走らせました。キャンペーンでは、事前に定めた朝の時間帯にSpotifyを起動したユーザーに向けて広告を配信し、ブランド認知度+5ポイント、購入意向+3ポイント、そして彼らの次の朝食のブランド認知のトップの結果を出すことに成功しました。

  • Spotifyブランドリフトのローンチは、ポッドキャスト向けの広告管理技術を持つPodsightsと、ポッドキャスト聴取者解析ツールを手がけるChartableの買収により実現したもので、広告主やポッドキャスト配信者に対して、デジタル音声広告の効果測定やインサイト向上を追求するSpotifyの姿勢を示すものです。

Spotifyブランドリフトに関するお問い合わせはこちら

Spotifyが「Loud & Clear」を通してデータを公開する意義 ストリーミングが多くのアーティストに与える機会

20220511 landc 01

Spotifyは、アーティストへの支払いやロイヤリティについて解説する情報サイト「Loud & Clear」を通して、より健全で多様性のある音楽業界の実現に向けた透明性あるデータを公開しています。

Spotify及びストリーミングサービスは、音楽業界に対して具体的にどのような貢献をもたらしているのでしょうか。スポティファイジャパン音楽事業部門の新統括責任者・大西響太が、2021年の調査結果をまとめた最新情報をもとにストリーミングがより多くのアーティストに与える機会について解説します。

Spotifyは世界の録音音楽収益の20%以上を占める存在に

スポティファイジャパン音楽事業部門の新統括責任者・大西響太

▷なぜSpotifyは「Loud & Clear」を立ち上げたのでしょうか? 

大西:Spotifyはミッションとして、才能あるアーティストが作品への対価を得られ、また世界中たくさんのファンがそれらの作品を楽しめる環境を創り出すことで、人々のクリエイティビティを引き出したり、刺激することを掲げています。

2008年のサービス開始以来、このミッションの実現に向けて、Spotifyではテクノロジーを利用して、音楽の聴き方や届け方に革新を起こし、世界中のアーティストとリスナーを繋ぐことに取り組んできました。ストリーミングの広がりによって、これまでなかった方法でアーティストがリスナーに発見されたり、人気を獲得することができるようになり、国境や時代を越えて愛されるアーティストや楽曲が数多く生まれることになりました。

その一方で、未だに音楽業界がアーティストやソングライターに対して、「どういった形でビジネスを成長させることができるのか」ということをきちんと提示できていない部分もあると思っています。故にストリーミングがもたらす経済的な側面についても、より透明性をもって示す必要があると考え、Spotifyは「Loud & Clear」プロジェクトを開始しました。ロイヤリティの仕組みを始め、ここに関連する成功体験やプロセスについて、わかりやすく解説するという取り組みを音楽業界として初めて採択しました。

▷ストリーミング市場は引き続き活況のようですが、その中でSpotifyは音楽業界に対して、どれぐらいの利益を還元されているのでしょうか?

大西:より多くの人にストリーミングが音楽業界の成長に貢献していることを理解してもらうことを願って、2021年のストリーミングの成果に関する数字と調査結果など最新のアップデートを含むレポートを公開しました。そのデータを参考に説明すると、2021年にSpotifyは権利者に対して、過去最高となる70億ドルを支払っています。これは2017年に支払った33億ドルという額の2倍以上となっていて、Spotifyが創業以来、権利者へ支払ってきた300億ドルのうちの大きな割合を占めます。

70億ドルという金額は、業界が最も隆盛だった2000年のどのCD販売店よりも、またデジタルダウンロードが最盛期であった頃のiTunesよりも多く、ひとつの流通プラットフォームが音楽業界に対して支払った金額としても、最も高額であることがわかりました。

▷Spotifyは、ストリーミングを通じて、これまでにより多くのアーティストが収入を得るための機会を増やすことに取り組んできましたが、今、現在はどれくらいのアーティストがSpotifyと利益を共有できているのでしょうか?

大西:昨年初めてSpotifyで5万人以上のアーティストが1万ドル以上の収益を生み出すことができましたが、そのうちの1,000人以上のアーティストは100万ドル以上の収益を生み出しています。1万ドル、10万ドル、100万ドルの各規模の収益をあげたアーティストの数も、過去5年間でそれぞれ2倍以上になっています。また今年からは過去5年間で200万ドル以上、500万ドル以上の収益を上げたアーティストの数や増加率も「Loud & Clear」上で確認できます。さらに驚くべきことにこれら全ての収益は、Spotifyからのみで生み出されています。

IFPI(国際レコード産業連盟)が発表した数字によると、Spotifyは世界の録音音楽収益の20%以上を占めています。アーティストにはこの他にもライブツアーやマーチャンダイズといった録音音楽以外からの収益も存在します。

またSpotifyだけで年間100万ドル以上を稼ぎ出すアーティストが1,000人いるとすると、彼らは全てのストリーミングサービスを含めると年間300万ドル以上を稼いでいる可能性が高いと言われています。

▷ちなみに録音音楽収益にはどのようなものが含まれるのでしょうか。またそれ以外のアーティストの収益として挙げられるものにはどんなものがありますか?

大西:録音収益には、ストリーミング以外にCDなどのフィジカル(パッケージ商品)、*シンクロ(音楽シンクロライセンス)、ダウンロード、演奏権などが含まれます。また、アーティストの収益にはそれら以外にライブや物販の収益もありますね。ちなみにSpotifyでは、直接アーティストのライブのチケット販売や物販をしているわけではありませんが、サイトやアプリ上から各販売プラットフォームでファンが買いたいものを購入できるように誘導する導線を設けています。

*特定の楽曲の著作権者から付与される音楽ライセンスで、ライセンシーが何らかの視覚メディア出力(映画、テレビ番組、広告、ビデオゲーム、ウェブサイトの付随音楽、映画の予告編など)に音楽を同期(シンク)させることを許可するもの

アーティストがリスナーやファンとの関係を強化するためにも活用できるプラットフォーム

20220511 landc 03

▷ストリーミングの普及以降、アーティストは以前よりも自分たちの音楽の聴取傾向や収益のデータにアクセスしやすくなったと思いますが、それを機に実際にアーティストが自分たちの収益について考える機会は増えたと思いますか?

大西:どういう形で自分たちのファンを増やしていき、それを活用することによって、ビジネスチャンスを広げるかに対して能動的に考えるアーティストが増えています。例えば、Spotifyには「Spotify for Artists」というSpotifyで音楽を配信しているアーティストやその関係者向けのダッシュボードがありますが、自分たちの音楽をより広く届けるためのマーケティング施策やツアーの内容やセットリストなどを検討する際にも、こうしたデータベースを活用することができます。最近は、そういった意識自体がアーティストの中で高まってきたように感じています。

▷現在の音楽業界では、あらゆるキャリアステージにあるアーティストに、成功できる可能性や機会が広がりました。ストリーミングはその原動力になっていると思いますが、具体的には業界の各カテゴリー毎にどのような成功が見られるのでしょうか?

大西:まずレーベルとパブリッシャーは、現状過去最高の収益を上げています。Spotifyは2年連続で出版権者に10億ドル以上を支払っていますが、ストリーミングによって、世界中のアーティストはこれまで以上に収益化の機会を得られるようになりました。またレーベルに所属せずにセルフリリースするアーティストに関しても同じように収益化の機会が広がりました。

実際にデータを見ると、Spotifyから1万ドル以上の収益を得たアーティストの43%は、音楽売上市場としてトップ10に入る国や地域以外に住んでいます。このことからストリーミングによって、より多様な国や地域のアーティストも音楽業界でキャリアを築くことができるようになってきたことがわかります。

また、Spotifyから1万ドル以上の収益を上げたアーティストのうち、28%以上がセルフリリース型のアーティストです。彼らはレーベルに所属しなくても、TuneCoreなど音楽ディストリビューターを通して配信することで、収益の大部分を手に入れることができています。

▷先ほどレーベルやパブリッシャーが過去最高の収益を上げているとのお話しがありましたが、そのような状況になったことで例えば、レーベルが既存の所属アーティストや新人アーティストに投資する機会は増えているのでしょうか?

大西:レーベルやパブリッシャーがアーティストに投資する機会は増えてきていると思います。具体的にはストリーミングがきっかけになって得た収益を元手に新たにプロモーション・キャンペーンを仕掛けることなどが考えられますが、経済活動がより活性化してきたことは長い目で見て業界全体にとって良い結果につながると思っています。

またストリーミングでこれまで以上に収益を得ることができているのであれば、メジャーレーベルが投資する範疇にいない、セルフリリースをするインディペンデントアーティストであっても、その収益をデータベースを参照しながら、効率よくプロモーションに充てることができます。それとディストリビューターを通じて配信すれば、自分たちの音源が発見されるチャンスも広がりますね。そういった相乗効果がストリーミングによって生まれていると考えています。

▷収益面以外でSpotifyは日本のアーティストに対してどのような機会を与えていると思いますか?

大西:Spotifyによって、アーティストは新しいリスナーに自分たちの音源を届けられるようになりました。これはアーティストが数多くの潜在的なファンに対して、リーチできるようになったということを意味します。

その方法として挙げられるのが、多様なプレイリストと機械学習によって個人最適化されたレコメンデーションです。これによってまだ知名度があまりない新人アーティストでも自身の音楽を気に入ってくれそうなリスナーに発見してもらえる可能性が広がり、それを聴いた結果、他のリスナーにシェアするようになれば、そこでまた音楽が広がっていくことになります。そういった共有のしやすさ、シェアラビリティの高さもSpotifyの魅力です。

最近ではアーティストが国境やジャンル、場合によっては時代を越えて新たなリスナーにリーチを広げていくケースも見られるようになってきました。K-POPやラテンポップなどの特定の地域で人気を得ていた音楽が世界中にリスナーを広げ、ここから世界的なスーパースターが誕生する機会も増えています。国内アーティストの作品も世界に届けられるのはSpotifyの強みです。

またストリーミングの時代になってから楽曲へのフィーチャリングに代表されるような、アーティスト同士のジャンルや国を超えたコラボレーションも増えています。あるアーティストと別のアーティストがコラボレーションすることで、そのコラボレーションしたアーティストの音楽をよく聴いているリスナーにも自身の音楽をレコメンデーションされやすくなるので、より広いそうに聴いてもらうきっけかになると言えますね。

加えてSpotifyは、音楽を聴きながら歌詞を読み込んだり、お気に入りのアーティストと一緒に歌える「シンガロング」など、アーティストとリスナーとのより深い関係を作っていくための機能も多数持っています。プレイリストやレコメンデーションで自身の音楽に出会ったリスナーにも、こうした機能を通じてより深い世界観を知ってもらうことができ、さらなるファンになってもらうことができるかもしれません。Spotifyはリスナーを広げるだけでなく、アーティストがリスナーやファンとの関係を強化するためにも活用できるプラットフォームだと考えています。

「Spotify Greenroom」が「Spotify Live」に名称変更 Spotifyアプリ内でも利用が可能に

FTR Header 1 1 1440x733 1

2021年に「Greenroom」をスタートさせた時、私たちは、このライブリスニング機能を通して、ファンとクリエーターがよりつながりを深められる環境をSpotifyのエコシステム内で提供したいという想いがありました。以降、「Spotify Greenroom」はアップデートを繰り返し、ライブリスニング体験を強化してきました。

そして今回、Spotifyは、「Greenroom」の名称を「Spotify Live」に変更し、その機能をSpotifyアプリに統合することを発表いたします。この変更は、ライブオーディオクリエイターや世界で4億600万のSpotifyリスナーに提供されているライブ体験の未来に対する我々の確信を反映させたものです。

変更点

「Spotify Live」は、既にリスナーやクリエイターに愛用されているSpotify Liveアプリだけでなく、Spotifyアプリのライブストリーム機能からも利用できるようになります。

リスナーは、クリエイターのポッドキャスト番組やアーティストページからライブ配信を視聴できるようになります。チャットの書き込みやライブへの参加については、これまで通りSpotify Liveアプリをご利用ください。

まず第一弾として、Spotifyは、選りすぐりのオリジナル番組のライブオーディオ化に着手します。また個人クリエイターも、Spotify Live アプリからライブ配信を行うことができます。これらのライブ配信には、Spotifyアプリ上のクリエイターのアーティストページからアクセスいただけます。もし他のファンとのトークやチャットなどの交流を楽しみたい場合は、「Spotify live」アプリをご利用ください。

以下は、4月-5月にかけて予定しているライブコンテンツです。

「Alex CooperのAfter Hours 」

greenroom spotify alexCooper photo 3000x3000 3 2048x2048 1

Spotify独占配信番組「Call Her Daddy」のホストであるAlex Cooperは、4月13日水曜日の22時(東部時間)にトークショーをライブ配信します。Alexの生トークをファンはリアルタイムで楽しめます。ライブの時間の都合がつかない方もオンデマンド版であるAfter Hoursから聴取できます。「Call Her Daddy」は、何百万ものリスナーを世界中に持ち、2021年には、全世界のSpotify上でのポッドキャストの中で2番目に人気なポッドキャストに選ばれています。

Swedish House Mafiaの新アルバム『Paradise Again』のSpotifyとの共同リリース記念ライブ

4月15日の金曜深夜に、Swedish House MafiaとSpotify共同の初のライブイベントを開催します。このライブは、Swedish House Mafiaの再結成と、新アルバム『Paradise Again』のリリースを記念して行うもので、特定の国のみへの配信ではありますが、アーカイブ配信はないので、見逃さないようにチェックしてください。

「Hasan MinhajのKing of the Court」

NBAのプレイオフシーズンがやってきました。Hasan Minhaj (Batman UnburiedのRiddler役)は、5月のNBAカンファレンスファイナル期間中、試合の実況や知識を交えた解説を、スペシャルゲストと共にファンに届けてくれます。詳細は、NBAプレイオフがはじまるまでお待ちください。

DJ AkademiksとゲストWaka Flocka Flameによるライブ配信

DJ Akademiksは、トークの王様として親しまれています。そんな彼のホストするポッドキャスト番組「Off the Record with DJ Akademiks」をSpotifyでライブ配信します。スペシャルゲストWaka Flocka Flameを迎えてのライブは、4月12日 12時半(東部時間)配信予定です。最先端の音楽、エンタメ、そしてカルチャーについて語ってくれます。今後のライブにもご注目ください。

「Tana MongeauのTana’s Toxic Tips」

spotify tanaToxicTips 3000x3000 2048x2048 1

もしあなたが、年配者のあまりにも正論なアドバイスにうんざりしているなら、「Tana’s Toxic Tips」はあなたにぴったりです。これは、人気インフルエンサーTana Mongeauと直接会話できるチャンスのある番組です。 4月13日水曜日の21時(東部時間)開始予定で、オンデマンド配信も行います。

お気に入りのGreenroom ショーをSpotify Liveでも楽しめるように

お気に入りのライブ配信のスケジュールをカレンダーに追加しましたか? これらのコンテンツは、全てSpotifyアプリから聴取可能です。お忘れなく!

ライブリスニングをはじめよう!Spotify Liveが今夜スタートします。オンデマンド配信予定のない4月15日金曜のSwedish House Mafiaによるカリフォルニアからのライブは特にお聴き逃しなく。

 最新のライブやニュース情報は、@Spotify LiveのTwitterInstagramよりご確認ください。

Spotifyが米国でCar Thingの一般販売を開始

blogg 1440x820 Pickupafriend 1440x733 1

2021年4月、Spotifyは自動車の中で音楽をシームレスに流すことのできる車載スマートプレーヤー「Car Thing」を発表し、同年10月には「Spotify Premium」ユーザー向けに米国限定で販売を開始しました。そして、今回、実証実験での成功を受け、89.99ドルで米国での一般販売が開始したことをお伝えいたします。

あなたのドライブをデザインします

自動車の年式やモデルに関わらず、車内でもパーソナライズされたオーディオ体験を楽しみたいというユーザーのニーズに応えることがCar Thingの目的です。Car Thingがあることにより、これまで以上に多くのオーディオファンが、ドライブ中も、Spotifyの音楽やポッドキャストに簡単にアクセスできるようになります。

具体的に、ユーザーはCar Thingを使ってどのようなことが可能になるのでしょうか。例えばコントローラーを簡単なタップやスワイプで操作したり、「Hey Spotify」と声を発したりするだけで、車を止めることなくお気に入りの音楽やポッドキャストを再生することができます。もちろん、気分次第で、何か他の音楽やポッドキャストへの切り替えも簡単にできます。

https://www.youtube.com/watch?v=uVdED-MA5FI

車内でもシームレスなオーディオ体験を

Spotifyはテストを通じて、ユーザーは、どのように車の中で音楽を聞いているのか、そして、Car Thingがその体験をどのように向上させているのかなど、多くの発見がありましたが、その中でも特に次の2つのことを学びました。1つは、ユーザーが以前にも増して車内でSpotifyを聴くようになったという点。そしてもう1つは、Car Thingによって、ユーザーが希望するコンテンツを再生しやすくなったという点です。これらを実現できた背景には、既存の車載メディアを越えたオーディオ体験を実現するCar Thingのインターフェースと、「Hey Spotify」と囁くだけで聴きたいことを容易に操作するというオーディオ体験がベースにあります。

わたしたちは、Car Thingのアップデートにつながるさらなるご意見もドライバーの方々からいただきました。夜間において画面の明るさを下げる「ナイトモード」、声でお気に入りの音楽やポッドキャストを一列に並べる「キューに追加する」といったコマンドは、実際にユーザーであるドライバーの方々からの要望を受けて生まれたものです。今回の開発およびイノベーションは、車内や自宅、さらにはユーザーが赴くところならどこでもシームレスな体験を構築するうえでの継続的な取り組みのスタートに過ぎません。

音声コマンドと物理的なタッチ操作のどちらでも、Car Thingは対応します。これまでは、米国で一部のユーザーのみに提供していましたが、今回、米国での一般販売開始し、より多くのユーザーに使っていただけることにワクワクしています。

Car ThingはSpotifyプレミアムプランを利用し、モバイルデータ通信可能な電話をお持ちであれば、89.99ドルで購入できます。

Car Thingに関する詳細は、こちらからご確認ください。

*Car Thingの使用に際しては、Spotify Premiumアカウントを新規登録する必要があります。

Spotifyが”クリックできる音声広告” Call-to-Actionカードをローンチ

FTR hero 1440x820px 220106 IM 03 2048x783 1

音声業界の次なるフロンティアとは一体何なのか?
この問いに対するSpotifyの答えは、”インタラクティブ性”です。昨年、私たちはビデオポッドキャストQ&Aや投票機能など、クリエイターがオーディエンスとよりダイレクトに交流するための新しいツールを導入しました。また、リスナーが自分と友達の好みをひとつの共有プレイリストとして統合できるBlendや、Spotify内で音声による操作が可能になる「Hey Spotify」をローンチしました。

そして今、私たちは音声広告体験にインタラクティブ性を取り入れようとしています。

朝のランニング中にパーソナライズされたOn Repeatで心と身体を鼓舞したり、夕食を作りながらHigher Learningでその週のポップカルチャーニュースをチェックしたり、渋滞中にArmchair ExpertMonicaDaxが人間の苦悩について語るのを聴いたりと、音楽とトークは常にあなたの傍にいることでしょう。

しかし、そんな時に、Ultaのホリデーセールや、Athletic Greensの月額コース25%オフの情報を耳にしたらどうでしょう。これまでの音声広告では、スマホやパソコンで広告情報をチェックするために、プロモコードやURLなどのキャンペーン情報を覚えておかなければならず、その体験はシームレスとは到底呼べないものでした。そこで私たちは、Call-to-Action(CTA)カードと呼ばれる新しい広告体験をポッドキャストに導入いたしました。

CTAカードは、ポッドキャスト広告の再生開始と同時にアプリ内に表示され、その後、Spotifyアプリの操作中にも再び表示されるため、広告に出てきたブランドや製品、サービスを簡単に確認できるようになります。もうプロモコードやURLを頭の中で何度も繰り返す必要はありません。

CTAカードの導入により、Spotifyはポッドキャスト広告を初めてインタラクティブなものにし、音声広告を聴くだけのものから、見て、さらにはクリックすることもできる体験へと昇華させました。

FTR inline animation 1440x980px 220105 HT aqua

マルチタスクに適しているというデジタル音声の特徴もあり、聴取者の数は増加の一途をたどっています。eMarketerによると、米国では、モバイルデバイス上で音声コンテンツに費やす時間は、SNSや動画視聴、ゲームに費やす時間を上回っています。CTAカードは、インタラクティブかつマルチウェイな体験としての音声の未来に向けた、Spotifyのさらなる一歩と言えます。

FTR inline 1440x980px 220105 HT pink

CTAカードは、本日より米国内の一部のSpotifyオリジナル、独占配信ポッドキャスト番組で配信が開始されます。私たちのテストでは、クリックできないポッドキャスト広告と比較して、CTAカードではサイト訪問数が2倍になることが示されており、特に広告主のみなさまには魅力的な機能になるでしょう。詳しくはAds.Spotify.comをご覧ください。

2021年のSpotifyの進化を振り返る

Spotify Year Roundup Hero Illo 1440x820 1440x733 1

あらゆる面で忘れられない年となった2021年は、Spotifyにとって極めて重要な1年でした。新しい機能、イノベーション、コラボレーションなど、クリエイターやリスナーのみなさんに昨年お届けできたものの数々をSpotify一同とても誇らしく感じています。以下では、新年を迎えたこのタイミングで、昨年のSpotifyの歩みを振り返っていきます。

市場とリスナーベースの拡大

昨年、リスナー数は過去最高を記録しました。2021年第3四半期決算で発表したとおり、2021年9月時点で、Spotifyの月間アクティブユーザー数および有料会員数は、2020年全体と比較して19%増加しました。また、今年は新たに92の市場に進出し、Spotifyを利用できる国の数は世界184カ国へと倍増。韓国、バングラデシュ、パキスタンをはじめ、アジア、アフリカ、カリブ海地域、ヨーロッパ、ラテンアメリカの多くの国々が新たにSpotifyネットワークに加わりました。このような継続的な拡大によって、世界中のリスナーがより多くの人々、場所、文化の音楽と声に耳を傾けられるようになりました。

FTR HEADER CARIBBEAN V2 1 2048x782 1

ポッドキャストをすべての人へ

Spotifyは、ポッドキャストがクリエイターにとって、世界中の人々にエンタテイメントや感動、情報を届ける重要な手段になると信じています。Edison Research社と私たちの内部データによると、Spotifyは最近、世界最大のポッドキャスト市場である米国でAppleとYouTubeを抜き、リスナーが最も利用していると答えたポッドキャストプラットフォームになりました。

日々高まりを見せるポッドキャストへのニーズに応えるため、Spotifyは320万*ものポッドキャスト番組を配信しています。これは、2020年と比較すると68%増(2021年9月現在)に値します。2021年11月までに、世界中で400以上のSpotifyオリジナル、独占配信番組を新たに開始したほか、年間を通じて多数のポッドキャスト番組と契約を締結し、Dax Shepardの「Armchair Expert」や、世界で人気ナンバーワンのポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」、「Bad Robot」といった世界有数のクリエイターやエンタテインメントブランドともパートナーシップを結びました。しかし、私たちのポッドキャストへの情熱は米国内にとどまりません。今年は、ロシア、エジプト、サウジアラビアなど、80以上の市場へもポッドキャストサービスを拡大しました。

Spotify Year Roundup Podcasts 1080x600

広告の新たな可能性

10月の決算発表の際、私たちは広告収入が前年比で75%増加したと発表しました。そして11月には、年間広告収入が初めて10億ユーロを突破しました。さらにSpotify Audience Networkのローンチによって、広告主は音楽やポッドキャストなどの幅広いコンテンツを楽しむリスナーと接点を持つことができるようになり、新たな機会が生まれました。今や広告主は、Spotifyのオリジナルポッドキャスト番組や独占配信番組に加え、Megaphoneに参加するパブリッシャーやAnchorのクリエイターが配信するサードパーティポッドキャスト番組のリスナーに対しリーチすることもできます。またセルフサービス型の広告プラットフォームSpotify Ad Studioでもポッドキャスト広告の販売を開始し、あらゆる規模の広告主がポッドキャストリスナーに簡単にアプローチできるようになりました。

ベテランから新人まで幅広いアーティストをサポート

3億8000万人以上のリスナーを抱えるSpotifyは、できるだけ多くの人に新作を聴いてもらいたいと考えるアーティストにとって最高の舞台と言えるでしょう。利用者の増加により、ドレイクやアデルなど、さまざまなジャンルのメジャーアーティストが年間を通じてSpotifyでの記録を更新しています。

また、Spotifyは新進気鋭のアーティストも継続的に支援しています。アーティストが自身のオリジナル曲とカバー曲を新たにレコーティングし、Spotifyで配信するプログラム「Spotify Singles」や、Spotify x Electric LadyのライブEPなど、独占配信コンテンツも拡充してきました。また音楽界の多様性を促進すべく、Fresh Finds(独立系アーティスト向け)、RADAR(新進アーティスト向け)、EQUAL(女性アーティスト向け)、Billions Club(10億回以上の再生数を誇るアーティスト向け)などのさまざまなレベルや属性のアーティストを支援するプログラムを実施しています。

アーティスト支援の取り組みはこれだけではありません。昨年、Spotifyは世界のストリーミング経済に関するデータを共有し、透明性の向上を図るイニシアティブLoud & Clearをスタートしたほか、チャート機能にアーティスト別、ジャンル別、地域別のチャートが新たに追加されました。これにより、アーティストとリスナーは音楽に関するデータをさらに深く掘り下げることができるようになりました。

Spotify Year Roundup Programs 1080x600

刺激と創造が生まれる場

最高のオーディオプラットフォームであるためには、リスナーに最高の体験とコンテンツを届けなければなりません。そのためには、クリエイターがファンとつながるための新機能や新しい機会を創出しなければならない、というのが私たちの考えです。そこで昨年は、Spotifyエコシステム初のライブオーディオサービスSpotify Greenroomを立ち上げ、あらゆるタイプのクリエイターがファンとより深く、有意義につながれる場を準備しました。11月には、オーディオブック業界でのプレゼンスを拡大するため、この分野において世界的なリーダーであるFindawayの買収を発表。またSpotify Open Accessのローンチによって、リスナーはSpotifyでサードパーティのコンテンツを楽しめるようになりました。さらに、PelotonNetflixDeltaなどの有名ブランドと提携し、特別な体験や専用プレイリストの提供を開始しました。

リスナーにもっと個人最適化された体験を

Spotifyの特徴のひとつは、リスナーひとりひとりに、他では得られないユニークな体験を提供している点です。昨年も私たちはOnly YouキャンペーンSpotify Mixes、そしてまったく新しいパーソナライズ機能のBlendなど、より個人に最適化されたリスニング体験の提供に向けて投資を続けてきました。2019年にローンチしたDaily Driveは、新たに11の市場でも展開できるようになり、選り抜きのニュース番組やトークショーをはじめとするオーディオコンテンツを世界中のさらに多くのユーザーにお届けできるようになりました。9月には、Spotifyプレミアムユーザー向けの新機能Enhanceを発表し、リスナーはパーソナライズされたオススメ曲を参考にしながら簡単に自身のプレイリストを作成・更新できるようになりました。また昨年末には、長年のユーザーからの要望に応え、Spotifyの膨大な楽曲ライブラリの大部分の歌詞をアプリ内で表示できるLyricsを既に実装されていた日本以外の国と地域でもリリースしました。そしてPodzの買収によって、コンテンツの新たな発見をさらに促すとともに、リスナーに適切なコンテンツを適切なタイミングで提案し、世界のポッドキャスト市場の成長を加速させるという私たちの取り組みをさらに加速させました。

Spotify Lyrics PRHeader resize full copy

クリエイターのための新しいフォーマットとツール

昨年は、クリエイターがリスナーとより深く関われるような新しいフォーマットやツールに投資することで、クリエイター支援をさらに強化しました。例えば、サービス提供地域を世界に拡大したMusic + Talkは、現在ではSpotify独自のコンテンツフォーマットとして人気を博し、数多くのSpotifyオリジナルコンテンツや、独立系クリエイター、アーティストによる革新的なコンテンツが配信されています。また、Q&Aや投票などの新機能によって、ポッドキャストにクリエイターとリスナーの双方向コミュニケーションが加わったほか、新たなフォーマットとしてビデオポッドキャストを配信できるようになりました。さらに2021年には、Promo Share CardsCanvasMarqueeDiscovery Mode新しいアナリティクスFan StudyShopifyとの提携など、Spotify for Artists上でクリエイター向けのツールを拡充しました。

Pr Header 1920x733 HUB 1 1

ほかにも、クリエイターが作品をマネタイズするための新たな方法を導入しました。Spotify Podcast Subscriptionsでは、Spotify上で初めてポッドキャストの有料購読が可能になりました。また、独立系ポッドキャストクリエーターへの広告サービスを刷新し、Spotify Audience Networkを活用できるAds by Anchorを導入しました。

Spotifyにとって2021年は、業界をけん引するオーディオプラットフォームになるという目標を追求する慌ただしい1年でした。パーソナライズされた体験から、独占コンテンツ、クリエイター向けの革新的な新しいツールやフォーマットまで、私たちは業界の革新に取り組み続けています。2022年には一体何が起きるのか、ぜひ楽しみにしていてください。

SpotifyがWhooshkaaの買収を通じて、Megaphoneの機能を強化へ

Illo 03b Hero 1 1440x1350 1

この2年間、Spotifyはデジタル音声広告の発展に注力し、クリエイターやパブリッシャーの成長を促進しながらも、広告主にさらなる付加価値を提供することを目指してきました。2020年11月にはMegaphoneを買収し、ポッドキャストパブリッシャーがコンテンツからより多くの収益を得られるよう、革新的なツールを提供できるようになりました。さらに2021年には、Streaming Ad Insertionへの機能追加や、Spotify Ad Studioでのポッドキャスト広告販売の開始、Spotify Audience Networkを導入しました。また、Spotify Audience Networkの導入以来、同プラットフォームに参加するMegaphone上のパブリッシャーのフィルレートとCPMは2桁成長を遂げました。

つまり、Spotifyはポッドキャストにおけるマネタイズの促進を通じて、ポッドキャストパブリッシャーのビジネスの成長に寄与してきたのです。今やSpotifyの広告主のおよそ5社に1社がSpotify Audience Networkに参加しています。

引き続きSpotifyは、世界中のパブリッシャーのポッドキャストビジネス成長に向けて、支援を行っていきます。その一環として、このたびオーストラリアを拠点とするポッドキャストテクノロジープラットフォームWhooshkaaを買収したことを発表します。このプラットフォームは、独立系クリエイター、パブリッシャー、放送局、ブランドを対象に、コスト効率の高いオンデマンドオーディオコンテンツのホスティング、配信、収益化、顧客追跡ツールをエンドツーエンドで提供しています。さらにWhooshkaaは、ラジオ放送局に対し、既存の音声コンテンツをオンデマンドなポッドキャストコンテンツに簡単に変換するための専門ツールを提供しています。Spotifyはこれらのテクノロジーを近日中にMegaphoneに統合する予定です。

以下では、Whooshkaaの買収によってパブリッシャーや広告主にどのようなメリットが生まれるかをご説明します。

パブリッシャー支援の強化

AdLarge Media、Wall Street Journal、Australian Radio Networkなどの大手パブリッシャーが利用するMegaphoneは、ポッドキャストビジネスの構築、収益化、測定ができる強力なツールを、Spotifyのきめ細かなカスタマーサービスとともに提供しています。WhooshkaaのBroadcast-to-Podcast技術がMegaphoneに統合されれば、ラジオ放送局は既存の音声コンテンツをより簡単かつ迅速にポッドキャストに変換し、Megaphoneの一連のツールやテクノロジーにアクセスできるようになります。

増え続けるオーディエンス

世界のデジタル音声市場は記録的なスピードで成長を遂げており、その勢いは一向に衰える様子がありません。そんな増加の一途をたどるオーディエンスに広告主がリーチするうえで、世界で最も人気のある音声プラットフォームSpotifyは最適の舞台と言えるでしょう。

Spotify Audience Networkに参加することで、広告主はSpotifyのオリジナル番組や独占配信番組だけでなく、MegaphoneおよびAnchor経由で配信されるサードパーティコンテンツを含む、Spotifyネットワーク全体のオーディエンスにリーチすることができます。Whooshkaaの革新的なBroadcast-to-Podcast技術の統合により、今後さらに多くのサードパーティコンテンツをSpotify Audience Networkで活用できるようになり、広告主はより多くのオーディエンスとつながれるようになります。

デジタルオーディオ市場の明るい未来

Spotifyは、デジタル音声業界が今後さらに加速度を上げて成長を続けると考えています。Whooshkaaの買収がラジオ放送局にとって何を意味するのか、詳しくはMegaphone.FMをご覧ください。

将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)
上記の一部の記述は、1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法第21E条が規定する「将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)」に該当します。「でしょう、いきます(will)」、「期待しています(expect)」などの表現は、将来予想に関する記述であることを示すためのものです。将来予想に関する記述の例としては、買収による潜在的な利益や買収完了の予想時期に関する記述などがありますが、これらに限定されるものではありません。このような将来予想に関する記述は、1995年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)に含まれる将来予想に関する記述のセーフハーバー条項の対象となることを意図しており、この記述はセーフハーバー条項を遵守する目的で記載されています。このような将来予想に関する記述には、米国証券取引委員会への提出書類に記載されたリスクを含む(ただし必ずしもこれらに限定されない)、過去の実績や現在の期待、予測と実際の結果が大きく異なる可能性のある重大なリスク、不確実性および仮定が含まれています。当社は、本資料の日付以降に発生する事象や状況を反映させるために、将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。

How I Podcast:ニッチでもファンが集まる!難しい学問を身近にする『ゆる言語学ラジオ』の戦い方

Spotify A01 1213

2021年1月にスタートした人気ポットキャスト『ゆる言語学ラジオ』は、その名の通り、ゆるく楽しく言語の話が楽しめる番組です。

そのホスト・聞き役を務めるのは堀元見さん、そして言語学の知識を駆使して見事に解説するのが水野太貴さん。一見とっつきにくそうな難しい日本語の文法や言い回し、語源なども、2人の手にかかると、いっぺんに身近で楽しい学びに様変わりします。

最近ではこうした時間を共有するリスナーや研究者が集まる「コミュニティ」も設立。彼らを巻き込んで、番組はさらに発展を見せています。2人の番組作りやこれからの展開について、お話を伺いました。

出会いはツイッター「すげー面白いやつ!」

▷番組を始めたきっかけは?

Z9L3 AXbClpr6Tj7 Bhn3GeUJ1a7DqSQetfv 2ON7m82kbxd3 8pgMbGtMhNKe o96Y2yuGvv6OkrTFsUDkAfkMvApUYct096TwAWem10BpnEpsVRd89JGzrX6Hr29YE4DWTgl5E

堀元:ひょんなことからですね、僕はツイッターとかでよく「だれかメシおごってくれ」みたいな募集をしてるんですけど、それに当時全然面識のなかった水野が連絡をくれて。それで一緒にメシを食ったら、「スゲー面白いやつが出てきた!」っていう衝撃を受けたんです。

「こんなに面白いやつが外野にいるなら、発掘してなにかコンテンツにしなきゃいけない」と思って、義務感に駆られて始めました。

水野:そんなこと思ってたの?

堀元:面白いものはちゃんと世に出さないといけないから。

水野:すごい、作家気質が強い(笑)。初めて会った当日に言語学の話をしたら、「そんな学問あるんだ」ぐらいの感じでしたよね。

堀元:まったくなにも知らないので、完全に素人として話を聞くつもりで、「ポッドキャストしよう」ってなりましたね。

水野:僕は大学生のころに言語学をやってましたし、そもそも小学校のときから難読漢字とか英単語とかことわざとか、そういうのが好きで、当時から暇なときに辞典を見たりしていました。

言語に関する興味はもう20年ぐらい、ずっと持ち続けてきたという感じですね。

▷言語学でここまでリスナーを惹きつけるのはすごいですよね。

7tzZClfSqweHu2RYeurtcphPsDSOHQNL vUIvXtDaLJPMQAhLULABXwMz1DkKClUY6MhQbiyvLwWY9T

水野:「言語学」っていうと、結構ガチで言葉を分析する学問になっちゃうので、もうちょっと手前の、例えば「こういう新しい言葉が出てきてるけど、面白い表現だよね」だとか、「習った英単語はこんな語源で、実はこれとつながってるよね」みたいに、かなり身近なトピックにするよう、極力気をつけています。

堀元:物の数え方を扱った「助数詞」の回は面白かったね。

水野:僕が助数詞が全部載っている辞典を読んだんですね。それでほかの書籍も読んでみると、「助数詞は物に対する日本人の認識を反映してるなあ」って1人でテンション上がっちゃって。

それを堀元さんに30分ぐらいでしゃべろうと思ったら、2時間ぐらいずっとしゃべっちゃうっていう回なんですけど。

堀元:1回の予定で上げようと思ってたのに、全5回になりました。たぶんものの数え方であんなにテンション上がる人、世界に1人しかいないんじゃないかと思います(笑)。

コミュニティでマネタイズも

▷ポッドキャストというメディアで発信することに決めた経緯は?

Spotify C02 1213

堀元:2年ぐらい前からポッドキャストを結構いっぱい聴いていたので、音声コンテンツが好きっていうところがベースとしてはあります。

とても影響を受けたのは、ずっとランキング上位の『コテンラジオ』さんなんですけど、それに勝ちうるものをやりたいなあと思って。完全に後追いだと絶対に抜けないので、まずは動画に注力してやろうと。

その発想で、ゆる言語学ラジオはテロップなどをかなり気合入れてつくっていて、どちらかというと動画のほうがメインという感じですが、「いいとこ取り」を上手にしながら、ポッドキャストと両方という形に落ち着きました。

▷音声と動画という2つのメディアでコンテンツを発信する中で気づいた、それぞれの魅力は?

堀元:水野がめっちゃ難しい用語を使うので、「なにその言葉?」って全然字が浮かばないケースが結構あるんですけど、動画ではテロップつきで観てもらえるところがいいですね。

動画を観たあとで、復習としてもう1回ポッドキャストで聴くっていう使い方をしている人が結構いっぱいいて。「あ、これが小難しいコンテンツの理想形なのかな」っていうのをすごく感じています。

音声だと皿洗いとかしながら聴く方が多いので、1時間でも2時間でも離脱しないで聴いてくれる。「YouTube」のユーザーってみんな1分でいなくなるので、そこはもう本当に、音声のすばらしいところだな、と思います。

水野:最近、ファンの「コミュニティ」を始めたのですが、やっぱりポッドキャストリスナーは「濃い人」が多いのが実感としてありますね。

研究者の先生にもコミュニティに入ってもらって、夜、ボイスチャンネルで研究者同士でお酒を飲みながら議論してもらったら、リスナーたちがチャットでメモをめっちゃ取っている、みたいなことが起きてましたし。

あとは、うんちくに関連するうんちくを次の人がいう、「うんちくしりとりパンクラチオン」っていう遊びを一度ポッドキャストでやったことがあるんですけど、コミュニティ内で勝手にずっとうんちくしりとりをしている人とかもいますね。変なコミュニティだな(笑)。

堀元:ハハハそうですね。でも、『ゆる言語学ラジオ』のリスナーが集まらないとできない遊びなので、孤独感の解消にもなって、割と意味のある場所なのかなと思っています。

▷コミュニティはマネタイズにもつながっていますか?

堀元:はい。月額でお金を払ってくれている方向けのサポーターコミュニティとして運営しているので、マネタイズになっていますね。そんなに大したものを提供してるわけではないんですけど、いつも楽しんでくださっている方は「お布施をしたい」と言ってくださって。

下限1000円で「あといくら上積みしてもいいですよ」というシステムにしたら、1万円出してくださる方もいらっしゃるんですね。

「投げ銭コミュニティ」みたいなのは、すごくポッドキャストと相性が良いと思います。

a495gF4H vAu9nLnM31Mb6TRKidDhytV LL4kE 09Yw8GjwQ zn7Vyq

公開収録もスタート

▷番組の企画アイデアにもコミュニティが関わったりするんでしょうか?

水野:企画はほとんど僕が話したいことを提案していますが、コミュニティでリスナーさんからいろんなエピソードを集めて台本に活かす、みたいなことも今後はできそうだなと思っていますね。

例えば今、「赤ちゃんがどうやって言語を習得していくか」ということについて、文献をいくつか読んでいるんですけど、「うちの子どもがこういう言い間違いをしていた」みたいな話とか、生の声がたくさんあったほうがポッドキャストでしゃべる分には面白いじゃないですか。

堀元:公開収録を今度はじめてやるんですよね。コミュニティの中で参加したい方を集めて、何人か観客席で聴いてもらいながらしゃべるっていう、初の試みです。

そこではうんちくを言ってもらったり、「こんなのあったらいいんじゃないか」っていう便利な用語を提案してもらったり。

僕ら2人だとやっぱり寂しいので、リスナーにもアイデアを持ってきてもらって一緒にしゃべるみたいな形も、リアルタイムでできるかなと思っています。

▷公開収録、いいですね。普段はどのように収録されているのですか?

堀元:僕の家でやってます。ある時点から音質に納得できなくなって、ちゃんとしたオーディオミキサーとダイナミックマイクを買いました。

収録後は「Adobe Premier」を使って編集して、「Anchor」で配信しています。もともとはレンタルサーバーを借りて、「WordPress」で配信していたんですけど、管理がすごく面倒くさいんですよね。

「Anchorだと楽らしい」という話を聞いて移行してみたら、本当に面倒なことは全部やってくれて。

インターフェースがシンプルで分かりやすいのも気に入ってます。最近はスタッフにお願いしてファイルのアップロードをしてもらうこともあるんですけど、初めての人でも迷わずサクサク使えるのがいいですね。

ouO7d4oNSCiPvxwSrER8a4sqg0 ycFzngzwblGk3RFSl3LRanU7mYyS0PTYo O6bzS8qzfLhIxfFXKhZDss6RmUoDRqVqJsCDfE 5WXfzlaK32 KuTYGn22Nr2 N5FYomMyVQmt

ニッチな話題と優秀な聞き手

▷番組を成長させる秘訣を教えてください。

堀元:ポッドキャストは、みんなかなりフランクにしゃべるもんだと思ってる節があるんですよ。つまり、「ノー準備で来て、思いつきをしゃべろう」みたいな。でも、素人のしゃべりって、どんなにうまくても芸人さんにはかなわない。

そういう中で『ゆる言語学ラジオ』は、めちゃめちゃ狭いところで話をして、「言葉に興味のある人、聴いてね」ってやったから成長したと思っています。

ポッドキャストの強みってすごいコアなところに特化できることだと思っているんですよ。

水野:自分もやってみて思ったのは、切り口って結構大事ということです。例えば、1冊の本とか1本の映画とかについてしゃべるのだと、やっぱプロの評論家の方には叶わない。

でも、全然違うジャンルの本を3冊読んできてしゃべるとかだったら、それだけで価値のあるものになるな、と。もしかしたら、それはまだ競争の少ない “ブルーオーシャン” なのかなって思いました。

▷今後、この番組をどう発展させたいと考えていますか?

Spotify B02 1213

堀元:この間、番外編で「ゆるコンピューター科学ラジオ」をやったんですね。僕は大学でコンピューターサイエンスをやっていたので、いつもと立場を変えて水野が聞き役になる形でやったら、結構好評でして。

「続編やってください」という声があったので、それも別番組としてやろうっていうのを今、考えています。

なんだったらその2つだけじゃなくて、任意の学問でやれるな、と思ってまして。「ゆる任意の学問ラジオ」をやりたいですね。全学問で同じスタイルでオモロイ話が聴けると、みんながいろんなことを勉強するきっかけづくりになるかな、と思っています。

水野:僕はもう本当に完全に言語のことばっかり考えているので、この「ゆる言語学ラジオ」について言うと、研究者の方を呼びたいなあ、というのが1つあります。

実際すでに仲の良い先生をお呼びして、お話を聞いたんですけど、録ってみて思ったのが、聞き手が素人でちゃんと的確に質問やまとめができるのであれば、多少難しい話でもある程度聴けるというか。クセの強い食材にやさしいドレッシングかけたらおいしいじゃん、みたいな手応えがありまして。

その意味では、研究者の話をカジュアルに聞けるようなチャンネルがあれば、例えば、高校生や専攻を決めてない大学生とかが聴いて、学問に興味を持つみたいなことも起きそうだな、と思っています。

堀元:研究者と一般の人の橋渡しということですね。

▷最後に、これからポッドキャストを始めようと考えている方々に向けて、アドバイスをお願いします。

L2mqpnvQzejcw3IWp6yx G2WQenulLPO7vp5Qw9E imRmYdIS EGnePdN4hPNDhhg4aaPDLykCsQA6ZM1VrCxeoJZW PVoYrVtEAMa8iIz3qO

堀元:やっぱりあれだな、ヘラヘラしないほうがいい。「新番組始めました」っていうときの初回、みんなヘラヘラしがちだから(苦笑)。

「始まりましたね。へへへ」「ほんとに始まったよ。フッフッフ」みたいなの、照れがすごい伝わってきて聴き苦しいので、やるんだったらもう最初から熟練のラジオパーソナリティのつもりでやると、品質はグッと良くなるのかな、と思います。

水野:僕のほうからは極めて再現性の低いアドバイスになるんですけど、優秀なプロデューサーを見つけてくること。

今の世の中、しゃべりたいことがある人は結構いるのかな、と思うんですね。でも、聞き手不足なんだろうな、と。

ポッドキャストの1人語りだったら別だと思いますけど、ラジオみたいな形にするとしたら、優秀な聞き手とか、企画を考えてくれる人とかが1人いると、すごい楽ですね。

堀元:いつもそれを言ってくれてる(笑)。

水野:堀元さんの場合は、僕が思ってない角度の球を投げてくる。突然すごく核心を突いた例えを出してきたりとか、あるいは僕が考えていないけど、言われてみたら「あーそうかも」って思えるような観点を言ってきたりだとか。

そういうのがあると、番組が持続可能になるというか、モチベーションが湧きますね。収録してみてその場で、「こんなふうに考えているんだ」という驚きがあるので、しゃべる側としては「あの番組を続けよう」とか、「しんどかったけどまたやりたい」っていう気持ちになりますね。

ポッドキャストを始めたいけど、今自分がしゃべりたいことがないんだったら、「いい聞き手になる」というのでもいいと思いますね。

今、いい聞き手になる訓練をしている人はそんなに多くないと思うので、今後ポッドキャストを始める上で、もしかしたらこれも “ブルーオーシャン” なのかもしれません。

Spotify B 1215

Anchorは簡単にポッドキャストが配信できます。あなたの番組を始めてみませんか? Anchorの紹介ページはこちらです:https://podcast101.byspotify.com/anchor/

Anchorの公式Twitterアカウントをフォローして最新情報やtipsをチェック。AnchorのTwitterアカウントはこちらです:https://twitter.com/AnchorJP