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2025年版:Spotifyで新たな音楽との出会いを広げる4つのヒント

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 Spotifyでは、毎日何百万ものリスナーが新しい音楽と出会っています。1日に“約20億”もの楽曲が発見されるのです。Spotifyは、こうした体験を、さらに手軽で楽しいものにするべく、進化し続けています。

 新しい音楽との出会い方は人それぞれ。ユーザーがよく聴くアーティストやジャンル、あるいはSpotifyのプレイリストや機能の使い方によっても異なります。アルゴリズムによってユーザー専用にカスタマイズされたプレイリストから、キュレーターによって厳選されたプレイリスト、あるいはその両方を兼ね備えたものまで、あらゆる気分やシーンに合う選択肢を用意しています。

 本記事では、新たなアーティストや楽曲と出会うための厳選されたヒントをご紹介します。

日々の気分に寄り添う「daylist」と「Spotify Mixes」

 お気に入りの曲と新しいサウンドをシームレスに楽しみたいなら、「Made for You」へアクセスして、「daylist」や「Spotify Mixes」などのパーソナライズプレイリストを試してみましょう。daylistは、世界中の無料・プレミアムユーザーともに利用可能で、あなたの一日にぴったり寄り添うサウンドトラックを提供します。リスニング習慣に応じて進化するdaylistは、一日を通して頻繁に更新され、新しいアーティストとの出会いを広げてくれます。

毎週30曲と新たに出会えるプレイリスト「Discover Weekly」

 新しい音楽と出会いたければ、「Discover Weekly」を試してみましょう。毎週月曜日に更新されるこのプレイリストでは、最近のリスニング傾向に合わせたぴったりの30曲をお届け。最新リリースだけでなく、これまで聴き逃していたかもしれない名曲もおすすめしてくれます。「Discover Weekly」は、最近よく聴いている音楽と近いアーティストやジャンルの楽曲たちと出会うのにぴったりのプレイリストです。

最新の音楽トレンドを知りたいなら、Spotifyのエディターが厳選したプレイリストを

 Spotifyでは、世界中のエディターがキュレートした公式プレイリストを多数公開しています。「New Music Friday」や「Fresh Finds」といったプレイリストは、注目の新人アーティストや多彩なジャンルに出会うきっかけになります。これらのプレイリストを活用すれば、最新の音楽トレンドをキャッチし、次にくるアーティストをいち早く発見できます。さらに、新たに見つけたお気に入りのアーティストの最新リリースをチェックするなら、アルゴリズムプレイリスト「Release Radar」を試してみましょう。

おすすめ機能をフル活用しよう

 より自分にぴったりの音楽を見つけたいのであれば、Spotifyを積極的に使うとよいでしょう。楽曲に「いいね!」をしたり、アーティストをフォローしたり、プレイリストに曲を追加したりすることで、Spotifyがあなたの音楽の好みをより深く理解し、おすすめの精度がさらに向上。新しい楽曲やポッドキャストとの出会いも広がるでしょう。ジャンルハブやアーティストページ、エキスパートが厳選したプレイリストもチェックして、あなたの音楽の世界をさらに広げ、深めてみましょう。

 今年は、さらに音楽の楽しみ方を探求してみませんか? あなたの次のお気に入りアーティストは、ほんのワンタップ先にいるかもしれません。

デジタル音声広告のクリエイティブアワードが日本初開催 「Spotify Hits」レポート

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 Spotifyは10月15日、青山のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAにて、広告事業者および広告会社向けのイベント『Spotify Sessions: Hits Edition』を開催しました。

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 開演前の会場では、Spotifyのプレイリスト「daylist」のカラーリングに合わせた世界各国のお菓子や淹れたてのコーヒーが参加者に振る舞われたほか、さまざまなクリエイターが自分にとってのSpotify(My Spotify)について語る映像なども上映されていました。

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 イベントは、Spotify グローバル広告営業とパートナーシップ最高責任者のブライアン・バーナーによるスピーチからスタート。「クリエイティビティはSpotifyブランドの中核をなすもの。私たちは、Spotify上でユニークなインサイトや体験を実現するために、ブランドとの提携を続けています」と語り、グローバルで成功した事例として、米国のセブンイレブンと提携した「Slurpee Song of the Summer」を挙げました。このキャンペーンは、セブン-イレブンとSpotifyがすでにZ世代やミレニアル世代と築いている強いつながりを活かし、セブン-イレブン店舗への来店促進を狙ったもの。Maiya The Don, 2Rare & Kari Fauxによるブランド・ソング「Anything Flows」や、店舗で買い物をするとミュージックビデオに出演できるチャンスを作ることで多くの集客を行ったほか、楽曲も数百万回の再生を記録し、Spotifyの主要プレイリスト「RapCaviar」にも収録。Spotifyのユーザーインサイトを活用し、消費者のエンゲージメントと店頭販売を促進すると同時に、ブランドとカルチャーとのつながりを示す素晴らしい例となりました。

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 バーナーはほかにも、Spotifyが日本でのマーケットシェアを拡大し続けていること、消費者が1日に2時間近く利用するプラットフォームであり、絶え間ないニュースフィードに邪魔されることなく、エンゲージされたオーディエンスにブランドストーリーを伝えることのできる場所だと語りました。今年からは「ミュージックビデオ」「ビデオポッドキャスト」などの新機能を導入することで、視覚と聴覚の両方でより楽しめるプラットフォームとしてイノベーションを起こし続けることを約束しました。

 続いての「Award Ceremony (授賞式)」には、Spotify Japan 執行役員 営業本部長の田村 千秋、アワード審査員の株式会社 博報堂 執行役員 嶋浩一郎さん、株式会社 電通 CXCC局 クリエイティブディレクター 田中寿さん、Spotify Japan広告事業部統括 立石 ジョーが登壇し、受賞作品を表彰しました。なお、審査には3名のほかに、Spotify Japan プロデューサーの殿村 博、コンシューマーマーケティング統括の川崎 愛、Spotify アジア太平洋地域 クリエイティブストラテジー統括のヴァネッサ・ゴーも名を連ねています。

 アワードは「グランプリ (Spotify Mic Drop) 」に加え、音声広告を活用し革新的な方法で効果的にブランドのメッセージを届けた「ベストオーディオキャンペーン (Future Sounds)」、そこに動画など複数の広告フォーマットを組み合わせ、Spotifyならではのアプローチで高い成果をもたらした「ベストマルチフォーマットキャンペーン (Sound &Story)」の2部門が設置され、最終審査に残ったのは30作品となりました。

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 「ベストオーディオキャンペーン (Future Sounds)」では、CHOCOLATE Inc.の企画・制作による、アース製薬株式会社の「アースノーマット 小島よしお音声広告」が受賞しました。アース製薬株式会社 コミュニケーションデザイン部 部長の小泉ユミさんは「使用者がやや高齢化しているなかで、若い世代に蚊の不安から家族を護ってくれる製品だということを強く訴えたいと思い、小島さんを軸に様々なタッチポイントを想定した。媒体選定の背景としては ”ながら聴取” できるメディアであること、立体的な音の効果を最大限引き出せることが鍵だった」としたうえで「蚊が飛び回っている音も効果的に表現していただき、数値的な成果においても通常のキャンペーンよりコスト効率が高かった」とし、関係者への感謝を伝えました。

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 また、「ベストマルチフォーマットキャンペーン (Sound &And Story)」の受賞作品は、株式会社電通デジタルと株式会社電通が共同で企画・制作したエスエス製薬株式会社「ドリエル20周年 世界の子守歌キャンペーン」に。作品を手がけた株式会社 電通 CXクリエーティブ・センター クリエーティブ・ディレクターの川田琢磨さんは「ドリエルという睡眠改善薬が2024年で発売20年を迎えるということで、普段と違ったアプローチができないかということで始まったもの。少し前にSpotifyのみなさんに協力いただいて、電通デジタルでワークショップを開催し、クライアントの皆様と音声広告を企画したのですが、さまざまな企画案のうちの一つに”子守唄”企画があり、それがきっかけになりました」と話したあと「子守唄って世界中にあるよねと気づいたこと、どの国でも子守唄に込められたメッセージは「あなたがよく眠れますように」という内容で、世界共通であること、それはドリエルに込められた願いと同じだと気づき、この方法で発信することにしました」と背景を語りました。

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 グランプリの「Spotify Mic Drop」は、株式会社博報堂の企画・制作による日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の「知られざる定番「和カツバーガー」リローンチキャンペーン『Yes! 和カツ食いに行く』」が受賞。企画を担当した株式会社博報堂 関西支社統合プラニング局の原田真由さんは「ケンタッキーに和風チキンカツバーガーという定番商品があるが『好きな人はすごく好きだが知らない人もいる』という状態で『和カツ』と略してリローンチするタイミングでした。知られざる定番をみんなの定番にしたいということで『和カツ』と『高須』で韻が踏める、さらに「クリニック」と「食いに行く」で韻が踏めると思い、そのままキャンペーンワードとして使おうと高須クリニックさんに相談しに行ったところ快諾いただいた。さらに楽曲を作ったアーティストさんにも相談しに行ったら、ぜひやりたいということで活動休止中にも関わらず制作してくださったし、揚げる音を使用して映像のない状態でおいしさを想起させることもできた。Xでも『高須かと思ったら和カツかい!』といったような投稿も散見され、プラットフォームを超えた効果を感じることができた」と喜びを明かした。

 その後、Spotify Japanの田村と審査員の嶋さん、田中さん、そして各受賞作品代表、原田さん、CHOCOLATE Inc. クリエイティブディレクターの市川晴華さん、川田さんの6名によるパネルディスカッションへ。まずは日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の「知られざる定番「和カツバーガー」リローンチキャンペーン『Yes! 和カツ食いに行く』」がグランプリを受賞したことについて、嶋さんは「これ、相当口ずさんじゃいますよね。Spotifyということで音楽を使った広告が多かったけど、これは原曲が全く違う会社のCMソングなのに、リスペクトを払いつつ全く違う世界観で蘇らせたのが大きい。細かく聴いても、ディティールまですごく研究されていた」、田中さんは「一番頭から離れなくて、お風呂の中でも浮かんでくる感じ。プラットフォームとして音楽を大事にしているSpotifyのなかで最高のドアノック。音楽をコンテンツに昇華した感じがすごくフィットしている。これを実現したスタッフさんの各所への交渉をはじめとしたチームワークも含め、羨ましいと思った」とコメント。企画を手掛けた原田さんは「交渉するなかで、アーティストの方は原曲の良さを活かしつつ、Spotifyで流れた時にリスナーに嫌がられないようアレンジしてくださった。原曲が『beautiful smile』という曲なのですが、最初はWeb動画用にアレンジしていたものを、さらに音声用に歌詞を変え、より媒体にマッチするようにしました」と明かしました。

 続いて「ベストオーディオキャンペーン (Future Sounds)」を受賞したアース製薬株式会社の「アースノーマット 小島よしお音声広告」について、嶋さんは「Spotifyのユーザーは8割がイヤホンで聴いているというのを意識して作られた蚊の羽音のインパクトがすごい。サウンドエフェクトと声の組み合わせ方も含め、パッケージングの作り方がすごいなと思った。メロディと言葉の相性なども考え尽くされていた」、田中さんは「広告に留まるか、音楽になっているかの差は大きい。先ほどのケンタッキーのクリエイティブがそうだったように、韻まで計算していているか。それらの足し算がうまくいって絶妙なバランスになっているんだなと思った」とコメント。市川さんは「こんな会場で流していただいて嬉しい。改めて効果的な演出だなと思った。最初はもっとラジオCM的なアプローチ、ストーリーがあるものを考えていたが、アース製薬さんに相談したときに小泉さんから『もっと音楽的なアプローチがあった方がいい』とリクエストいただいてこの形になった。蚊の音はSpotifyの殿村さんが実際に蚊を採取してその音を録音したものを使っている」と裏側を語りました。

 最後に「ベストマルチフォーマットキャンペーン (Sound &And Story)」受賞作品のエスエス製薬株式会社「ドリエル20周年 世界の子守歌キャンペーン」について、嶋さんは「寝落ちしそうになるくらい優しい。この部門の作品って、体験設計に近い。このシチュエーションでどう聞いてどう体験するのかというのが考えられているし、商品広告の枠を超えてブランド広告として出来上がっている。ある意味エスエス製薬のオウンドメディアとしても機能している気がする」と語ると、田中さんは「ドリエルって睡眠導入剤で、それって困っている人が飲むもの。困っている人が求めるものって優しさとかそういうものだと思うし、そこから外れていない感じがいい。デザインも長さもいいし、クライアントが持っている良さをちゃんと落とし込めている」とコメント。川田さんは「この企画をいいねと言ってくださったクライアントの皆様の選球眼がすごいなと思いましたし、最初は音声広告の提案から始まって、スペシャルサイトを作るパッケージがSpotifyにあるというところから、プレイリストとの連動、動画の制作まで行って、施策を広げていくことができた。それに協力してくれたクライアントの皆様とSpotifyのみなさんのおかげで作り上げることができたと思う」と喜びを伝えました。

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 その後、審査員のお二人から受賞者のみなさんへの質問タイムを挟み、再び田村・嶋さん・田中さんの3人で受賞作品以外で印象に残った作品を、Spotify広告において重要な3つのキーワード「ファンダム」「リズム」「パーソナライゼーション」に沿って紹介していきました。

 まずは「ファンダム」の文脈で印象に残っているキャンペーンについて、嶋さんはアサヒビール株式会社の“マルエフ”こと『アサヒ生ビール』の施策であるSpotifyのプレイリストシリーズ「RADER:Early Noise」とタイアップしたキャンペーンを紹介。「Spotifyの世界観とミュージシャンの世界観、ブランドの世界観が三方良しで合致しつつ、うまく消費者のツボを押さえている広告だと思います」と評価しました。

 続いて、「リズム」の文脈で印象に残っているキャンペーンについて、田中さんはサントリーホールディングス株式会社の『金麦』の広告を挙げ、「1日のリズムのなかでもコンパクトなところに当たるように設計されている。タイミングが設計された広告はもはやシズル広告になっているし、それがピタッとハマるとすごく飲みたくなる」とコメント。田村が「通勤の帰り道の時間帯をジャックするように、月曜から日曜まで毎日違うクリエイティブが出るようにしていて、個人的にも刺さった」と補足した。

 続いて「パーソナライゼーション」の文脈で印象に残っているキャンペーンについて、嶋さんは「アニソンもヒップホップも好きな人がいるなかで、三井住友カード株式会社さんのナンバーレスカードを広める音声広告施策が面白いと思った。それぞれのジャンルのファンを狙って、アニメ好きの人には声優さんの声が、ヒップホップ好きの人にはラップの音声が流れるようにしたというのもすごいなと」と、セグメントをしっかりと絞ってそれに対するクリエイティブを作った事例を評価していただきました。

 最後に、今回のアワードを通して考える「音声広告の価値」について、嶋さんは「音声広告は“ながら”でも聴けるところがすばらしい。そのうえでSpotifyはユーザーが能動的に聴く気満々な感じもあるので、ポジティブなリスナーに対してリーチできる。ただ、アーティストやミュージシャンの世界にお邪魔する形なので、そこをうまく汲み取ることが重要」と語ると、田中さんは「音声広告の良さって“余白”だなと思います。『初恋の人を思い浮かべてください』というとそれぞれが別の方を思い浮かべるように、余白を残していることが究極のパーソナライゼーションになる。それが聞き手のクリエイティビティを発動させる」とそれぞれの音声広告論について述べ、トークが終了しました。

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 広告に関するセッションの後には、Michael Kanekoによるライブパフォーマンスも。「Daydreams」や「Strangers In The Night」などの 人気楽曲で会場を盛り上げました。また、イベントの最後にはネットワーキングの時間も設け、広告主とSpotifyメンバーとで交流を深めたのち、この日のイベントは終了しました。

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Spotify、デジタル音声広告のクリエイティブアワード「Spotify Hits」を日本で初開催し、グランプリと2部門の受賞作品を発表

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グランプリには、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社「和風チキンカツバーガー」のデジタル音声広告作品が選出

 Spotifyは、Spotify広告の特性を活かしたクリエイティブなアプローチで人々の心を動かし、ビジネスの成長に貢献した企業やブランドのキャンペーンを表彰するクリエイティブアワード「Spotify Hits」を日本で初めて開催し、2024年10月15日に第一回目の受賞作品を発表いたしました。

 ストリーミングサービスを利用して音楽や音声コンテンツを楽しむオーディエンスが世界的に広がる中、Spotifyで1日を通して気分やシーンにあった自分好みの音楽やポッドキャストを楽しむリスナーにメッセージを届け、ブランドに対する好意やエンゲージメントを形成したいという企業のニーズは高まっています。デジタル音声広告市場の成長を牽引するSpotifyは、革新的で効果的なクリエイティブ溢れるキャンペーンを表彰するとともに、事例を通じてナレッジを共有し、さらなる市場の活性化を促す目的で2023年に「Spotify Hits」をスタートしました。

 日本で初めての開催となる本アワードでは、グランプリ(Spotify Mic Drop)に加え、ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)とSpotify上で音声や動画といったフォーマットを複合的に活用し成果を収めたキャンペーンを選出するベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)の2つの部門賞を設置し、審査員に株式会社 博報堂 執行役員の嶋 浩一郎氏、株式会社 電通 CXCC局 CXクリエーティブ推進部 クリエーティブディレクターの田中 寿氏をお迎えして実施しました。

 受賞作品に関する詳細は、以下の通りです。

【グランプリ(Spotify Mic Drop )】

 和風チキンカツバーガー、通称「和カツ」の認知とトライアル促進を目的に、Spotifyの音声広告を展開。「和カツ食いに行く」と「高須クリニック」で韻を踏めるという発見から、誰もが聞いたことのある高須クリニックCMソングの替え歌を通じて、TVなど他メディアでは捉えることが難しい外出時・移動中等などオフスクリーン時のユーザーへ耳からアプローチすることで、「和カツ」の愛称と商品のユニークネスを印象的に記憶に残しました。

広告主:日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
キャンペーン名:知られざる定番「和カツバーガー」 リローンチキャンペーン 『Yes! 和カツ食いに行く』
企画・制作:株式会社 博報堂、株式会社 博報堂プロダクツ、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、えるマネージメント、株式会社ミューズ、メロディー・パンチ

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【ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)】

 「蚊の不安から家族を守ってくれる信頼できる蚊取りブランド」というブランドパーセプションをより強固なものにするため、アースノーマットの製品機能を生活者の記憶に強く印象付けるプロモーションを実施。小島よしおさんを起用した音声広告を制作し、立体的な蚊の羽音と小島さんの持ちネタである「そんなの関係ねぇ」や「ダイジョブダイジョブ」のフレーズで、アースノーマットがあれば蚊がいても関係ない(=大丈夫である)ことを直感的に表現しました。

広告主:アース製薬株式会社
キャンペーン名:アースノーマット 小島よしお音声広告
企画・制作:CHOCOLATE Inc.

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【ベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)】

 ブランドの認知獲得を目的に、Spotifyが多く利用される就寝時や自宅でのリラックスタイムといった「睡眠」につながるモーメントを捉え、「世界中の子守歌を聞いて楽しめる」キャンペーンを行いました。Spotifyにおける音声広告と静止画広告を活用し、SpotifyとAPI連携した世界の子守歌100曲を解説付きで楽しめる特設サイトへ遷移させ、幅広くかつインタラクティブな方法で認知獲得を目指しました。

広告主:エスエス製薬株式会社
キャンペーン名:ドリエル20周年 世界の子守歌キャンペーン
企画・制作:株式会社電通、株式会社電通デジタル、サムワンズガーデン、株式会社エムアイティギャザリング、ベルベットオフィス

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株式会社博報堂 執行役員 嶋 浩一郎氏からのコメント

「多くの人がイヤホンで音楽を楽しむようになったことで、これまで以上にコンテンツに対して前のめりな姿勢になっている。Spotifyにおける広告表現は効果があり、音楽というファンダムの中での情報提供は特に大きな可能性を秘めている。

音楽に乗せることで、強くなる言葉がある。Spotifyの音声広告の可能性を感じた。
同時に、コピーを書くことと、それを音楽に乗せることはまた別の仕事なのだということに気づく。歌詞にするという技術を探求しなければならない。」

株式会社電通 CXCC局 CXクリエーティブ推進部 クリエーティブディレクター 田中 寿氏からのコメント

「昔からの広告のサウンドジングルを聴くだけで鮮明にポジティブにその時の状況が脳内再生される。うまくいけば、その時の思い出も添えて。これは、まさに広告接触というより、“追体験” だ。

 時に、広告の限られた尺の中でクライアントの物語やカルチャーは語りきれないことがある。追体験は、そんな現代の尺という時間概念を超え、バックキャストして記憶を呼び出す。これはMROIとして計測するメモリを振り切った効果があると思う。

今回のアワードを振り返り、接触から体験の領域まで設計出来ている作品がいくつかあった。今でも審査中の音が頭の中で再生され、ある意味自分勝手に変換して楽しんでいる。」

スポティファイジャパン株式会社 上級執行役員 広告事業部統括 立石ジョーからのコメント

「日本国内でも多様な業種の広告主の間でデジタル音声広告の積極的な活用が広がる中で、今回Spotify Hitsを日本で初開催できたことを心から嬉しく思っています。

1日の平均利用時間が2時間に及び、95%の日本のSpotifyユーザーが「Spotifyを使うのが日課になっている」と回答していることからも分かるように、Spotifyはスクリーンを見ていない時間も含めたあらゆるシーンでユーザーと繋がれるプラットフォームです。また、音声だけでなく、動画・静止画など幅広いフォーマットを一つのプラットフォーム上で組み合わせて活用できることも大きな特徴です。本アワードを通じて、ユーザーやプラットフォームの特性を活かした広告クリエイティブの事例を紹介し、デジタル音声広告の力を広告主の皆様に実感していただけることを期待しています。」

青葉市子が築いたグローバルなファンベース ストリーミング時代におけるリスナーとの深いつながり

青葉市子

​​ 青葉市子さんは、独自の音楽スタイルで国内外のリスナーを魅了する音楽家です。2014年、フランス・パリでの舞台音楽制作がきっかけで海外活動を開始し、その後台湾や香港、韓国などアジア各国でのライブを経て、ヨーロッパやアメリカでもツアーを成功させました。

 Spotifyの月間リスナー(2024年7月時点)は150万人に達する勢いで、その9割以上が海外リスナーという国際的な人気を誇ります。特にUSのリスナーが多く、35歳以下のリスナーが約9割を占める中でも、10~20代がメインのリスナー層。彼女の音楽は、言語の壁を越え、感情や風景と結びつくことで、世界中のリスナーに深い共感を呼んでいます。

 このインタビューでは、青葉さんの海外活動のきっかけやエピソード、ストリーミング時代におけるリスナーとの新しいつながりについて詳しくお話を伺いました。彼女の音楽がどのようにして国境を越え、グローバルなファンベースを築いていったのか、その背景に迫ります。

言語ではないところでつながる楽しさ

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──青葉さんが、海外で活動を始めたのはいつ頃のことでしたか?

青葉:2014年に舞台音楽の制作のため、フランスのパリに行ったのが始まりだったと思います。その後何度かパリとロンドンを行き来するようになり、教会でチャリティライブをしたりしていました。

──同じ頃、台湾や香港でも公演を行われていましたね。

青葉:はい。南青山にあるライブハウスでお仕事されていた方が、台湾に姉妹店を当時オープンされレーベル運営などもなさっていたんですけど、そのタイミングで台湾だけでなく香港や韓国を回るツアーを組んでくださったり、現地のシンガーの方との対バンライブをブッキングしてくださったりして。それで少しずつ、海外でライブをする機会が増えていったという感じですね。海外に行きたいという思いがそこまで強くあったわけではなかったのですが、ご縁が重なって毎回新鮮な気持ちで取り組んでいました。そして何度か行っているうちに、言語ではないところでつながる楽しさを、どんどん覚えていったというか。歌詞は基本的に日本語で書いているので、その意味が現地の人たちに伝わらなかったとしても、これだけの人と同じ時間に同じ場所で気持ちを共有することができるのは、貴重なことだなと思うようになり、さらに積み重ねていきました。

──アジア各国を訪れた際のエピソードを教えてください。

青葉:2013年にタイで行われた『JAPANESE INVENTION』では、Japanese Invention curated by Corneliusとして、Cornelius、Cornelius、Buffalo Daughter、Salyu×Salyuとご一緒させていただいたのですが、漫画家のタムくん(ウィスット・ポンニミット)が遊びに来てくれたりして、みんなでわいわい楽しかったですね。会場はきらびやかでとても賑やかなのに、ちょっと奥へ行くと自然が多かったりするギャップも印象的でした。マレーシアでは、茶畑とイチゴの畑が広がっているような山奥でフェスが開催されていたのですが、現地の食生活や気候を直に感じられてとても面白かったです。シンガポールからマレーシアまでバスで入国したのも貴重な体験でした。

──Spotifyのようなストリーミングサービスで楽曲が聴かれるようになったことで、体感として変わったことや実感することはありますか。

青葉:やっぱり「探して聴かれる」ようになったことではないでしょうか。みんながスマートフォンを持つ時代になり、自分の好きな音楽を手元にコレクションできるというか、手に届きやすくなってからは、とても速い速度、近い距離で楽曲に触れていただけるなと感じています。届くべき人のところにちゃんと届いているなと。特にコロナ禍でそれはより強く感じましたね。当時、コンサートを開くのが難しくなったミュージシャンたちは、ライブ配信やSNSの投稿などを通じてみんなとより深くつながることができたと思います。

──確かにそうですね。

青葉:世界中の人々が一斉に等しく経験したものだからこそ、みんなの団結力も強まっていったのかなと思っていて。海外のリスナーも私の音楽をより求めてくださったし、こちらからも積極的に発信するようになったし、双方からぎゅっと合致できた部分がありました。一方で私はこの時期、海外ツアーを積極的に行っており、それも相まって配信での聴かれ方が広がっていったのかなと思っています。

──Spotifyでの再生数を調べてみると、青葉さんの場合は30代以下の海外リスナーがとても多く、中でも10代、20代がメインです。

青葉:不思議ですよね。2021年にヨーロッパツアーを行い、その翌年には初のUSツアーがあったんですけど、その時は「初めまして」ということもあって、終演後にお客さんと触れ合うためフロアに出て行ったんです。サイン会を開いたり、みんなとお話ししたりする時間を作って、その時に「なんで私のこと知ってくれたの?」と集まってくれたミュージックキッズたちに聞いたら、「クラスで友達が作ったプレイリストで知った」とか「学校で、お昼の放送の時に流れていて好きになった」とか、そういう人が多かったんですよね。ライブを「ALL AGES(全年齢向け / ファミリー向け)」にしたのもあって、クラスメイトと誘い合って観にきてくれたり、親同伴で来てくれたり、ついでにおじいちゃんやおばあちゃんも一緒だったり、家族でどっさり来てくれたのは本当に嬉しかったし刺激的でしたね。

“風景”とともに広がっていった楽曲たち

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──曲ごとに見ていくと、最も聴かれているのは2021年リリースの「Asleep Among Endives(アンディーヴと眠って)」で、再生数が急上昇したのが2023年11月頃でした。

青葉:おそらくTikTokで拡散されたのもその時期なんですよね。マネージャーチームから「使われてるよ」と聞いて知りました。例えばたい焼き屋さんやおにぎり屋さんのような、日本の古くからある商店街の、のどかな風景と組み合わせて動画を作っている人が多くて面白かったですね。「みんな、こういう風景に合うと思いながら聞いているんだ」という気づきがあって。

 かと思えば、去年の春に自分の歌詞をまとめた『ICHIKO AOBA LYRIC BOOK』という本を出版して、それは英訳も併記してあるんですけど、アメリカやヨーロッパのツアーでは、それをライブ会場でカバンから出して、演奏中にまるで教科書みたいに読みながら歌を聴いてくれているのもすごく嬉しくて。ステージからその様子が見えて、とても感動しました。

──再生数が2位の「Dawn in the Adan」、3位の「Parfum d’étoiles」はいずれも2020年にリリースされた、通算7枚目のアルバム『Windswept Adan(アダンの風)』収録曲です。

青葉:『アダンの風』を作っていた時は、コロナ禍の真っただ中というのもありましたし、自分が本当に今生きているのか死んでいるのか、死にゆくのかその途中なのかという、曖昧でちょっと体が浮いているような感じで生きていました。黄泉の国へ渡る橋の上で書いたような楽曲たちです。「Dawn in the Adan」など歌詞の内容は割とヘビーなんですけど、メロディがキャッチーなので、言語がわからない人でもサウンドそのものにアクセスしやすかったのかもしれないですね。

──その前のアルバム『qp』に収録された、「月の丘」は再生回数6位です。今年3月くらいからTikTokでも頻繁に使用されている楽曲です。全体的に「お気に入り」率も高く、特に「ラジオ」機能で知ってお気に入りに入れてから繰り返し聴くというパターンが見られました。そして、7位は「いきのこり●ぼくら」(2013年)です。

青葉:早回しにしたバージョンがTikTokでものすごく流行っていた時期があったらしく。それを見た人たちが「この曲はなんだ?」「どの曲がオリジナルだろう」といった感じで楽曲にたどり着いてくださり、そのまま定着して聴いてくださっているようです。

──例えば海外でライブをするときなど、ストリーミングにおける海外での再生数などをセットリストに反映させることはありますか?

青葉:海外のマネージャーはそのような提案をしてくれますが、私はあんまり言うことを聞いていないですね(笑)。その時に自分がやりたい曲を演奏しています。とはいえ、「自分たちが本当に聴いてもらいたいもの」と「みんなが選んでくれたもの」が重なっている良い時期だと思っています。

──ストリーミングのデータを元に海外公演の地域を決めることは?

青葉:それもマネージャーをはじめ、チームが考えてくれています。まず主軸となる都市を決め、その間に「景色が綺麗ならここも行こう」とか、「この国でよく聴かれているし行ってみようか」とか。そうやってバランスを取りつつも、全くデータがないところにも夢を持って、新鮮で新たな試みに取り組むようにしていますね。予定調和ではないことの方が、クリエイティブな発想につながるので、そこはこれからもこだわっていきたいです。

カンヌライオンズ2024: Spotifyの獲得アワードやSpotify Beachでのセッション・アーティストパフォーマンスをレポート

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 Spotifyは2024年6月17日から6月21日に南フランスで開催されたクリエイティブの祭典「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル 2024」に参加しました。

 本祭典は、マーケティングおよび広告の分野における優れた業績を称えるものです。世界規模のブランド、最も旬なクリエイターなど、有名な顔ぶれが一堂に会する毎年恒例のこのイベントは、Spotifyのプラットフォームがどのように人々のクリエイティビティ、つながり、そしてイノベーションを促進しているかを知っていただく絶好の機会です。

 今年、広告部門のSpotify Advertisingが、最新のB2Bマーケティングキャンペーン「Spreadbeats」で9つの賞を受賞しました。このキャンペーンは、メディアプランナーへの提案につかっているスプレッドシートで完全に作成および配信された初のミュージックビデオです。キャンペーンは、グランプリライオン1つ、ゴールドライオン2つ、シルバーライオン3つ、ブロンズライオン3つをデジタルクラフト、クリエイティブB2B、クリエイティブデータなどの複数のカテゴリーで受賞しただけでなくカンヌライオンズのすべての応募作品の中で、最も多くの最終選考入りを果たしました。さらに、Spotifyのまとめ機能を使用した「2023 Wrapped On-Platform experience」は、クリエイティブ効果部門で銅賞を獲得しました。

 これらの受賞は、Spotifyにとってカンヌでの充実した一週間の素晴らしい締めくくりとなりました。今年が10回目の参加ということもあり、Spotifyはこれまで以上に良い体験を提供したいと考えていました。Spotify Beachでは様々な催しを展開しました。日中にはインスピレーションに満ちたトークが、夜は見逃せない音楽パフォーマンスがそれぞれ繰り広げられました。その様子は各日の写真をご覧ください。

・6月17日(月)

 1日目はシンガーソングライターのShaboozeyとPepsiCo International Beveragesの最高マーケティング責任者であるマーク・カークハム氏との興味深いトークセッションでイベントがスタート。ブランドパートナーシップとクリエイティブコンテンツについて触れ、特に音楽、スポーツ、カルチャーとの関係にフォーカスが当たりました。

 その後、コメディアン・コンテンツクリエーターのジェイク・シェーン氏が、コカ・コーラ社のグローバルスポーツ及びエンターテイメントマーケティング&パートナーシップ担当VPのブラッド・ロス氏と、Spotifyでのコミュニティ構築とブランドの定義をテーマに対談。会話の締めくくりとして、常に変化するプレイリスト機能であるdaylistを、世界中のさらに多くの言語でさらに多くのファンに提供するというエキサイティングな発表がありました。ジェイクは「私はSpotifyを使って自分の人生を記録するのが好きです。日記のように曲を追加しています。daylistでは、火曜日の午後や日曜日の朝に感じる気持ちを捉えたプレイリストをもらうのが本当に楽しいです」と語りました。

 最後に、最もホットなスターたちを丘の上のヴィラに招き、毎年恒例のSpotify Soiréeを開催しました。この夜には、ジョン・レジェンドによるアコースティックパフォーマンスや、ティネア・テイラーとパール・スシによるDJパフォーマンスが行われました。ジェシカ・アルバ、ジョー・バロウ、ベアトリス・オブ・ヨーク王女、アリックス・アール、ソフィア・ブッシュらもゲストとして参加していました

・6月18日(火)

 2日目は、ジョン・レジェンドとの対談やライブのカスタムSpotifyゲームショーや、マーティン・ギャリックスによるサプライズDJパフォーマンスなどを展開。日の出から日没までアクティビティが目白押しでした。

 最初に、EGOT受賞者・起業家であり、SpotifyのBillions Clubのメンバーであるジョン・レジェンドが、Spotifyの最高広報責任者ダスティ・ジェンキンスと対談。『The Voice』での印象的なアーティスト指導や、妻のクリッシー・テイゲンとのブランド構築、そしてAIを活用したアーティストの創造プロセスについて話し合いました。

 次に、クリエイターのロビン・デルモンテ(別名:GirlBossTown)が司会を務め、ポッドキャスト「U Up?」と「The Colin and Samir Show」の共同司会者が登場するゲームショーを通じて、ポッドキャストのトレンドを深掘りしました。

 最後に、ダスティはガーナ系アメリカ人シンガーソングライターのAmaaraeと対談。自身のアイデンティティを受け入れること、Z世代へのアプローチ、そして人々、音楽、文化のインターセクショナリティ(交差性) について話し合いました。

 その夜のSpotify Beachは、ベンソン・ブーン、Tyla、Shaboozey、そしてマーティン・ギャリックスのセットパフォーマンスをフィーチャーしたパーティーを開催。クイーン・ラティファ、ボノ、ジャレッド・レト、ジャネール・モネイ、ケイトラナダらがゲストとして参加しました。

・6月19日(水)

 3日目は、Spotifyの広告部門グローバルクリエイティブラボの責任者であるケイ・スーが、Adobeの最高ブランド責任者であるヘザー・フリーランド氏と共に、クリエイティビティの未来について語り合うセッションで幕を開けました。その後、デジタルデザインおよびコミュニケーションエージェンシーのAKQAとともに、学生向けクリエイティブコンペ「Future Lions 2024」で最も革新的なアイデアを表彰しました。

 次に、Spotifyのグローバル音楽パートナーシップおよびオーディエンス責任者であるジョー・ハドリーと、SpotifyのAI DJの声をつとめるザビエル “X” ジャーニガンが、グラミー賞ノミネートアーティストであるジャネール・モネイと共に、AIの時代におけるクリエイティビティと本物らしさについて話し合いました。

 夜のSpotify Beachは、JusticeとArcade Fireのパフォーマンス、そしてパール・スシとARTYのDJセットとともに、大盛況のうちに幕を閉じました。Diplo、カーリー・クロス、ティナーシェらのスターが集まり、音楽を楽しみながら、カンヌでの最後の夜を祝いました。

「StudyInネイティブ英会話」が語る、ユーザー&クリエイター視点の“Spotifyの活用法”

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 Spotifyは、世界中の1億曲以上の音楽や600万番組を超えるポッドキャストなどを、いつでも多様なデバイスで無料でも楽しめる世界最大のオーディオプラットフォームです。

 Spotifyのエディターが季節や気分、生活場面など様々なテーマに沿って編成する多様な公式プレイリストや、AIがユーザーの好みや聴取行動を解析し、お勧めの曲を提案するアルゴリズムプレイリストなどを通じて、毎日の中で自然に自分好みの音楽や新たなお気に入りのアーティストに出会える個人最適化されたリスニング体験は、Spotifyの醍醐味ともいえます。

 今回は、明日から使えるネイティブ英語を配信するYouTube&ポッドキャスト「StudyInネイティブ英会話」を運営する株式会社ブルードのメンバー・アンジーさんとせいけさんにSpotifyの楽しみ方やポッドキャスト制作ツールの『Spotify for Podcasters』の活用法をお聞きました。

せいけさん&アンジーさんそれぞれのお気に入り機能

――おふたりはいつからSpotifyを使われているのでしょうか? また、お気に入りの機能はありますか?

せいけ:大学生のときからずっと有料プランでSpotifyを使っていますが、プレイリストを作るのに便利な様々な機能はとても気に入っていますね。たとえば、僕が好きなR&Bの曲を開くと下の方に関連アーティストが表示されます。これが僕の好きそうなアーティストばかり。ここで出会った海外の楽曲を国ごとにプレイリストにしています。今は韓国、中国、タイなど、4カ国くらい国別の音楽のプレイリストを作っています。

――Spotifyならではの出会いですね。

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せいけさん

せいけ:タイや韓国の楽曲はその国の言語を知らないと検索できないので、普通はなかなか出会うことがありません。でも、Spotifyなら言葉がわからない国の最新の曲を関連アーティストとして表示してくれる。ここ一年くらいで「ホームフィード」をスワイプして動画や音楽が試聴できるようになり、さらに新たなアーティストを発見しやすくなりました。僕のなかではイノベーションでしたね。

アンジー:私も大学生の頃から使用しています。当時は学生だったこともあり、無課金でどこまでいけるか挑戦してました。ただ、最終的には他のサービスと比較した上で、Spotifyの有料プランに変更することを決めました。

 また、歌詞を表示させられる機能が特に気に入っています。あわせて、カラオケができる機能(シンガロング機能)もお気に入り。普段は洋楽やK-POPのアーティストをよく聴くのですが、やっぱり日本語よりも言葉が入ってきづらいところがありますね。だから歌詞が表示されると曲への理解が深まるんです。アーティストの気持ちや楽曲のバックグラウンドが歌詞から読み取れることで、より曲に没入できて楽しいです。カラオケ機能はストレス発散に使っています。

――歌詞の表示機能はより深くアーティストを知るきっかけになりますよね。

せいけ:アーティストを知るといえば、僕はSpotify経由でチケットを購入してライブに行ったことがあるんですよ。いつものようにお気に入りのアーティストさんの曲を聴いていたら、ライブ情報が表示されて。そこからチケットを購入してライブに行きました!  Spotifyにライブ情報があるとは知らなかったので驚きましたね。

――おふたりは、普段どんなシチュエーションで音楽を聴いていますか?

アンジー:通勤時はマストで聴いて、あとは休憩の時も聴きます。私はプレイリストでその日の自分の気分をコントロールしていますね。例えば雨の日には気分を上げたいので、朝一で「Happy Mix」を。ちょっと気分が落ち込んでいる日は自分の一番好きなアーティストの歌しか流れてこないプレイリストをかけて、帰宅時にはリラックスしたいのでチルなムードのプレイリストを聴いています。

せいけ:僕も通勤とか移動時間に聴いていますね。あとは仕事中にも。僕は結構ディグるタイプなので、毎回聴きながら良い海外アーティストさんを探して、そこで良かったものを自分のプレイリストに入れる作業をしています。

ポッドキャストなら動画よりも深い情報が見つかることも

――Spotifyでは音楽以外に、ポッドキャストなども聴きますか?

せいけ:僕たちは、毎朝ビジネス関連のポッドキャストを聴くようにしていて。歴史系も好きなので『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』や『「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史』なども。ほかにも『シノブとナルミの毒舌アメリカンライフ』とか『マユリカのうなげろりん!!』も聴きます。

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アンジーさん

アンジー:私はアニメ、海外の番組、ビジネス関連のものを聴いています。海外セレブリティの動画付きのインタビューがSpotifyのポッドキャストに出ていたのがきっかけで聴き始めました。普通なら動画媒体では聞けないような話を赤裸々に話す女子トークのような番組で、動画付きで聴けてとても嬉しかったです。なかなか素の雰囲気って見れませんし、私たちは“裏側の話”が聴きたいものなのでこうした女子トークが動画付きで見れることがすごく嬉しかったです。

――Spotifyで新たなポッドキャストの番組に出会うことは?

せいけ:ありますよ。『大人の近代史』は『コテンラジオ』さんを聴いていたときにおすすめ機能で表示されて、「こんなのがあるんだ」という形で出会いました。

アンジー:私はアニメが好きで、『呪術廻戦』(TBS)の声優さんが出演されているポッドキャスト番組『呪術廻戦 じゅじゅとーく + オーディオコメンタリー』を聴いていたら、今度は音楽のレコメンドで今期アニメの主題歌が集められた『Anime Now』というプレイリストが出てきました。これが、最高のプレイリストで。ポッドキャスト経由で音楽にも嬉しい出会いがありましたね。

――お二人もポッドキャストを配信されていますが、ポッドキャストならではの魅力についてお聞かせいただけますか。

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せいけ:ポッドキャストは動画と比べると、ビジネスの深い情報が流れていることが多いなと感じます。ビジネスの第一線の方も動画コンテンツだけでなくポッドキャストを選んで発信しているように思います。僕は会社でマネジメントの立場なので、事業課題にぶつかるときにどう解決するかということをポッドキャストで情報収集しているのですが、こういう情報はあまり動画には出てこないんですよ。おそらく動画では、初心者向けでポップな内容がバズりやすい傾向にあるからだと思うのですが。

アンジー:情報解像度が高いコンテンツが多いですよね。いろんな“生の声”が聴けるというのも魅力だと思います。それが逆に情報の信頼性の高さになっていますよね。海外のZ世代のYouTuberは、動画コンテンツではポップなわかりやすい企画を発信し、ポッドキャストではメンタルヘルスなど、より内面的なことを発信している印象を受けます。

『Spotify for Podcasters』はクリエイターの強い味方

――おふたりはポッドキャスト番組も配信する際に、ポッドキャスト制作ツールの『Spotify for Podcasters』を使用しているとお聞きしました。お気に入りの機能はありますか?

せいけ:アナリティクスが特に気に入っていますね。シンプルだからこそ、めちゃくちゃデータ活用しやすくて、本当に役立ってくれています。

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アンジー: Q&A機能は嬉しい機能ですね。ユーザーさんの声を元に番組を企画することも多いので、ポッドキャストに最適化された生の声をいただけるのはすごくありがたいです。

せいけ:細かいことなのですが、コメントが来てすぐに一般公開されるのではなく、「未公開」と「公開済み」に分かれるところが気に入っています。たまに変なコメントがくることもあるのですが、一度クリエイターが見た上で公開するものを選べるので多くの人が不快になるようなコメントは非表示にできる。メンタルケアの点でクリエイターにとっても視聴者にとっても良い取り組みですよね。

アンジー:ポッドキャストは他に比べてより密度が濃くてエンゲージメントが深い。素を出すという面白さがある媒体である分、リスナーとの距離感も難しいんですよね。だから、ちゃんとクリエイターに寄り添ってもらえていると感じられるのが嬉しいです。

 あと、投票機能も重宝しています。コンテンツの方向性を決めるために試験的に1エピソード出した時、それが良かったのかどうかの指標にしています。もちろん聴取回数が出るとはいえ、ユーザーがシンプルにいいと思ったかどうかも非常に重要なので。「続編が聴きたいか イエスorノー」という投票機能をつけて確認しています。

 そうすると、InstagramなどほかのSNSの方でとったアンケートの数値とポッドキャスト上でとったアンケートで結果が変わるんですよ。普段からポッドキャストにどっぷり浸かっていらっしゃるユーザーさんの純粋な意見を汲み取れることは嬉しいです。媒体が違えば求められることも変わると思っているので、“ポッドキャストのユーザー”の意見を聴いてコンテンツを変えたりもしました。今度も良いコンテンツを作成できるように、試行錯誤していきたいと思います。

(撮影=林直幸)

Spotifyで聴く、日常に寄り添う公式プレイリスト【通勤・新生活編】

通勤・新生活にピッタリなプレイリスト

 心ときめく春がやってきました。陽気も暖かく身も心も弾みます。しかし新しい生活や環境がスタートし、日々戸惑うことも少なくないかもしれません。素敵な1日を送るためにも、まずはSpotifyのプレイリストとともに快適な朝の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。今回は「通勤・新生活にピッタリなプレイリスト」をご紹介します。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2024年4月時点のものです)

ポジティブな1日の始まりに

 まずは『ストロボ』というプレイリスト。ポジティブな1日を始めるに相応しい、エモーショナルなJ-POPが勢揃いしています。4月時点でカバーアートを担当するVaundyの「不可幸力」を始め、米津玄師「さよーならまたいつか!」やimase「Happy Order?」といった軽やかなナンバーを楽しむことができます。またTOMOO「あわいに」や離婚伝説「あらわれないで」といった注目アーティストの楽曲も網羅されています。

 『Pop Rock Run』は洋楽プレイリストで、ロックテイストの激しい楽曲が気分を高めてくれます。オリヴィア・ロドリゴ「bad idea right?」や、今年の『SUMMER SONIC』でヘッドライナーを務めるマネスキンの「Supermodel」などを収録。また洋楽プレイリスト『Morning Motivation』はややスタイリッシュな印象。トロイ・シヴァン「Rush」やラウヴ「Changes」などが、クールに朝を彩ってくれます。

 また『元気が出るポップ』は往年のスターアーティストたちによるヒットナンバーに加え、サブリナ・カーペンター「Feather」やデュア・リパ「Dance The Night(From Barbie The Album)」といった最新ヒット曲も収録され、つい踊り出したくなってしまうようなプレイリストです。邦楽では『元気Booster』がその役割を担います。星野源「生命体」やCreepy Nuts「Bring-Bang-Bang-Born」、また音田雅則「fake face dance music」やChilli Beans.「Welcome」といった様々なジャンルのアッパーな楽曲が心を賑わせます。

穏やかな気持ちで集中力アップ

 また、Spotifyには暮らしに馴染むプレイリストも充実しています。『Happy Stroll -音楽と散歩-』はその名の通り、日々の散歩を豊かなものにしてくれる楽曲が並びます。HYBS x SIRUP「I’m Blessed」やCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN「空とぶ東京」、Last Dinner Party「The Feminine Urge」やJUNG KOOK & Latto「Seven」といった国もテンポも様々な楽曲がそのステップを軽やかにしていくことでしょう。

 『Mid Tempo Magic』も新生活にはぴったりです。学業や仕事で慌ただしい日々を送る人も多い季節。平日の朝をリラックスして過ごすお供に聴くのはもちろん、休日に部屋でゆったりと過ごす時間に聴くのもおすすめです。Bialystocks「幸せのまわり道」やえんぷてい「あなたの全て」といった温かな楽曲や、グソクムズ「君の隣」や野田洋次郎「なみしぐさ」などの柔らかなバラードが穏やかな気分をくれることでしょう。

 そのほか、『Morning Commute』というプレイリストにはビヨンセ「BLACKBIIRD」やケイシー・マスグレイヴス「The Architect」など朝の通勤ラッシュを乗り切るためのタフなポップソングが大集結。そして『Morning Classical』にラインナップされたショパンやバッハといったクラシックナンバーが心地よく気持ちを晴らしてくれることでしょう。

Spotify「歌占い」が期間限定で楽しめる! 日常生活の運試しや気分転換にも 

歌占い

 Spotifyは、3月31日までの期間限定で楽しむことができる「歌占い」を展開しています。アメリカでは「Song Psychic」のネーミングでローンチされた「歌占い」は、ユーザーが聞きたい、または知りたいさまざまな質問を“歌”で解決してくれるSpotifyユーザー限定の体験です。本記事では、実際に「歌占い」を試してみた結果をご紹介します。

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 ユーザーはまず、「学校」「友達や家族」「恋愛」「キャリア」「人生最大の謎」「わたしの未来」「自分自身」「スタイル」「ランチ」といった9つのカテゴリの中からひとつを選択します。

 その後、あらかじめ用意された質問の中から自ら選択するか、ランダムに質問を選ぶかを選ぶことができます。質問を選択すると、その回答になるようなタイトルの楽曲が表示される仕組みです。たとえば、「スタイル」というカテゴリの中から「ショートヘアにするべき?」という質問を選択してみます。すると、岡崎体育の楽曲「Yes」がサジェストされました。

 他にも、「ランチは何を食べたらいい?」「セーターを着ていくべき?」といった日常生活に関する質問から、「片思いの相手も、わたしを好きになる?」「親友とずっと友達でいられる?」といった普段なかなか人に尋ねにくい質問や、「他の惑星に生命は存在する?」といった遊び心ある質問までラインナップされています。

 ユーザーは表示された回答(楽曲)をSNSで共有することができます。友人と同じ質問をして、回答を比べてみるのもよいかもしれません。何度も新しい質問ができるので、毎日のちょっとした運試しや気分転換に「歌占い」を活用するのもおすすめです。Spotifyの「歌占い」で、日々の音楽をお楽しみください。

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【冬編】

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【冬編】

 春の兆しも見えてきましたが、まだまだ寒さも油断ならない冬の終わり。冷たい空気を身に受けながら、もしくは温かな部屋で過ごしながら、音楽を聴くのも一興です。そんな季節にもSpotifyのプレイリストがきっと役立つことでしょう。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2024年3月時点のものです)

 まずは『Winter is Here #真冬のサウンドトラック』。沢山の冬ソングを収録したプレイリストです。槇原敬之「冬がはじまるよ」やレミオロメン「粉雪」といった長年愛されてきた冬うたから、4s4ki「winter again」やSouth Penguin「kani」といった個性的な最新ウィンターソングまで、幅広く網羅しているのが特徴です。back number「冬と春」やチョーキューメイ「snowspring」といった、春待つ季節にもぴったり合う、決定版のような選曲になっています。

 また『I’m cold』はBTS、ハリー・スタイルズといった面々の中でAimer「cold rain」、ego apartment「Wrong with u」といった邦楽曲も存在感を示すグローバルなラインナップ。ザ・ビーチ・ボーイズ「God Only Knows」やフランク・シナトラ「Moonlight In Vermont」といった往年の名曲を収めた『Snow globe』は煌びやかなムードに。また『Ice Time』はカナダのホッケーシーズンをイメージしたもので、ブラー「Song 2」やフォール・アウト・ボーイ「Dance,Dance」といったアッパーな楽曲が揃い、気分昂る冬を演出してくれます。

 Spotifyは1年を通して、その瞬間にぴったり合うプレイリストを用意しています。音楽とともに厳しい寒さを乗り越えていきましょう。

『Spotify Music Seminar』レポート 日本の音楽を世界へ届ける最良のパートナーとして

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 Spotifyは11月27日、渋谷の TRUNK(HOTEL)にて『Spotify Music Seminar』を開催。当日はレーベルやマネジメントなど音楽業界関係者約100名を招待し、Spotifyの経営陣によるプレゼンテーションやスペシャルゲストを招いた対談などを実施いたしました。

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スポティファイジャパン 代表取締役 トニー・エリソン

 まずはスポティファイジャパン 代表取締役のトニー・エリソンが今回の『Spotify Music Seminar』開催の意図を説明し、「グローバルストリーミングプラットフォームの中でも、音楽業界のパートナーとして創設したのはSpotifyだけ。真面目なネーミングにしちゃいましたが、仲間・友人の集まりのようなものだと思ってください」と語り、セッションがスタート。

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 そのまま“Spotifyからの日本の音楽業界関係者への提案”として「目の前に広がる世界輸出のチャンスを掴もう」「国内市場もまだまだ成長」「Spotifyは海外のみならず日本でもベストパートナー」と3つのキーワードを掲げました。

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 トニーは「日本ではここ数年、フィジカルの売り上げが減少しており、その分をまだストリーミングだけでは補填できてはいないが、今後ストリーミングによって必ずやV字回復できると考えています。それには海外での需要創出と国内でのさらなる需要拡大が鍵を握っていると思います。ストリーミングの普及によって、いつでもどこでも、好きな音楽を繰り返し楽しむことができるようになり、リスナーが音楽を聴く時間も、聴かれる音楽の多様性も爆発的に広がりました。音楽業界にとって良いことです。ストリーミングによってボーダーレスになった今の音楽市場は、まるで数百年前の大航海時代のよう。関係者は新しい文化や貿易に対応しないといけませんが、同時にそれは新たなビジネスチャンスといえます。Spotifyは皆さんがそのチャンスを掴むお手伝いをさせていただきます」と熱く語りました。

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 特に「海外進出」を強く推奨しており、その理由の一つとして「日本文化が世界で愛されていること」を挙げたトニー。「一見関係ないように思えますが、文化と音楽は切り離せない。『世界で一番行きたい場所』として日本が挙げられることも多く、『一番食べたい食』として和食という声が挙がることも多い。かつては日本人がメジャーリーグで成功するなんて誰も思っていなかっただろうし、サッカーでスペインやドイツに勝つなんて思ってもいなかったが、いずれも現実に起きた。外国人が生の魚を食べるなんて考えられなかったし、アニメだってニッチなエンターテインメントだったのに、いまや世界に受け入れられている。音楽だけが違うはずがなく他のもの以上にグローバリゼーションは簡単なはず。日本の音楽を世界に広げるまで、Spotify Japanのチームは決して満足しません」と語った。

 続いて世界におけるJ-POPとK-POPの再生回数を比較したグラフを示し、「日本にはBTSのようなスケールで世界的に成功したアーティストはまだいないと思いますが、それでもすでにJ-POPはK-POPの半分近くにまで来ている。これは決してサプライズではなくて、事業戦略に基づく順当な成長なんです」とコメント。独自の発展を遂げた日本のユニークな音楽カルチャーを世界のリスナーに紹介する目的で今年立ち上げたプレイリスト「Gacha Pop」をはじめ、日本のアーティストが海外でリスナーを広げるサポートを様々な形で展開していることを強調しました。

 次に「国内需要の拡大」については、ライフステージや生活環境の変化から少し音楽から距離が離れていたかつての音楽ファンたちに、プレイリストなどを通じて音楽の楽しさを呼び覚まし、懐かしさや情熱をかき立てるような様々な活動を行っていることも紹介しました。1976年から2019年までの各年を彩った楽曲の数々を当時の文化風俗や世相とともに振り返るプレイリストシリーズ「スローバックTHURSDAY」もその一例です。

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 最後にトニーは、新進アーティストがリスナーを広げ、キャリアを軌道に乗せられるようにプレイリストからライブイベントまで立体的に支援してきた『RADAR:Early Noise』に続くプログラムとして、女性アーティストの活躍を後押しする「EQUAL」と、LGBTQ+コミュニティのアーティストやクリエイターに脚光を当てる「GLOW」を紹介し、来年以降より多様なアーティストやクリエイターがリスナーとつながり、ファンを広げられるように注力していくことを宣言しました。またTikTokとアプリ上や「Buzz Tracker」を通じて連動し、楽曲のバズをいち早くキャッチしてストリーミング上でヒットに繋げる取り組みを行っていることや、アーティストとファンが結びつきを強化できるようにオンラインとオフラインで多様なプログラムを展開していること、さらにアニメファンに音楽の楽しさを感じてもらえるように話題のアニメ作品とコラボレーションしていることなどを紹介し、業界関係者がパートナーとしてSpotifyをより積極的に活用することを呼びかけました。

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 続いて、Spotifyでグローバル市場におけるビジネスとサブスクリプション事業を統括するGustav Gyllenhammerと、音楽部門のグローバルヘッドを務める Jeremy Erlichが登場し、ストリーミング時代における世界の音楽ビジネスの状況とSpotifyの影響についてトニーとともにパネルディスカッションを行いました。

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 ジェレミーはまず「CEOのダニエル・エクはサービスを開始した15年前から『数百万人のアーティストが音楽によって経済的に自立できるようになり、10億人の音楽ファンがその作品を楽しめる世界を創る』ことをミッションに掲げ、一貫して取り組んできた」と振り返り、「いまやこれは達成可能な数字だと感じているし、この数字を超える道筋も見えてきた」と宣言。Gustavは「世界においてストリーミングが市場を牽引している国が増えてきた。もっとも大きいのは北米で、続いてラテンアメリカが挙げられるが、アジア太平洋地域も急速に伸びつつある」とデータを交えて解説しました。

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Jeremy Erlich

 また、英語圏の音楽だけでなく、様々な言語の音楽がグローバルチャートを賑わしていることについて、グスタフは「2017年にルイス・フォンシの『Despacito』が世界的にヒットしたことを皮切りにラテン・ミュージックが世界中で広く聴かれるようになり、2020年から2022年の3年間はバッド・バニーがSpotifyでも世界で一番聴かれたアーティストであった」とラテン音楽の世界的な躍進について触れると、続けてジェレミーは「最近ではアフリカ発のアフロビーツも盛り上がってきている。アフリカの音楽は長い間さまざまな音楽に影響を与えてきたが、つい先月にはレマの『Calm Down (with Selena Gomez)』が10億回再生を突破するなど、より影響力の大きなジャンルとなっている」とコメント。

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Gustav Gyllenhammer

 では、アジア圏の音楽はどうでしょう。グスタフはK-POPを例に挙げ「2023年にリリースされたK-POP関連楽曲の合計再生数は500億回だった」と明かし、今後も「韓国の音楽レーベルや事務所と密に連携してさらなる世界展開を後押しをする」と語った。

 続いてトニーから海外でリスナーを増やすための方法について聞かれたジェレミーは、「アーティストごとに様々な魅力があるのだから、全てに当てはまる定型はないものの」と前置きしたうえで「成功の鍵はまずは何よりも質の高い作品を作ること」とコメント。日本の音楽についても、「ストリーミングの普及と共にこれまで以上に世界に広がっている」と語り、「死ぬのがいいわ」が昨年世界で人気となった藤井風を最近の成功例として挙げました。

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 藤井風の躍進については、「Spotifyでは2020年から『RADAR: Early Noise』プログラムを通じてサポートしてきた。日本でリスナー基盤を広げた後、まずは動画投稿やソーシャルメディアなどをきっかけに東南アジアでバズが起き、楽曲がストリーミングで聴かれるようになったことで世界中に広がっていった。『死ぬのがいいわ』が世界で4億以上の再生回数を記録し、日本のアーティストとしては初めて月間リスナーが1000万人を突破した」と紹介。また他の事例として、「世界中で5億回再生を突破したYOASOBIや、韓国でのバズからバイラルヒットになったimase、アニメをきっかけに世界にリスナーを広げたAdoなど、様々な成功事例が散見されるようになってきた」と語り、「大事なのはまずは本国で基盤を作ること。そこから最初は近隣諸国でリスナーを広げ、ヨーロッパやアメリカなどより大きなマーケットにリーチしていく。まずはぜひ日本のSpotifyチームと協力して国内で楽曲をヒットさせた後、私たちと一緒に世界へ進出しましょう」と、日本のアーティストへのグローバル規模でのサポートに助力を惜しまないことを宣言し、セッションが終了しました。

 続いて、スペシャルゲストとしてYOASOBIのプロデューサーを務めるソニー・ミュージックエンタテインメントの屋代陽平さんと山本秀哉さんが登場し、スポティファイジャパン 音楽企画推進統括の芦澤紀子と対談を繰り広げました。

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スポティファイジャパン 音楽企画推進統括 芦澤紀子

 芦澤はまず「2023年はYOASOBIの『アイドル』が多くの話題を作った。2023年6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”でJ-POPとして史上初めての1位を獲得。再生数も国内アーティストでは最速で1億回を、さらに9月には2億回を突破し、国内アーティストとして2組目となる月間1000万フォロワーを突破しましたね」と多くの快挙を成した今年のYOASOBIの活躍を振り返ると、屋代氏は「観たことのない景色を『アイドル』に見せてもらっている。この曲によって海外展開を考えるいいきっかけになりました」と語り、山本氏は「昨年12月にインドネシアとフィリピンのライブに出演し、海外のファンの熱量をダイレクトに体感する機会があった。J-POPにはどのような良さがあり、どうすればそれが海外のオーディエンスに伝わるかを考えてきた結果ではないか」と語り、セッションがスタート。

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 続けて芦澤が「バズのきっかけとなった『歌ってみた・踊ってみた』的なUGC動画が爆発的に投稿されたのは意図的ですか?」と質問をすると、屋代氏は「あくまでも結果論ですね。リリース前にはインフルエンサーを仕込むことなども模索しましたが、結果的には実施せず、アニメ『推しの子』とのコラボレーションに絞ってプロモーションを展開したほうが、アニメの引力も引き出せると思いました」と語りました。

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ソニー・ミュージックエンタテインメント 屋代陽平さん

 また、芦澤は「世界に広がった曲の多くはバイラルチャートをきっかけに注目を集めたヒットになっている。そもそもバイラルチャートを普段から意識しているのでしょうか?」と立て続けに問いかけると、屋代氏は「YOASOBIとして最初にトップを取ったチャートがSpotifyのバイラルチャートなんです。2020年の冬に美容室で髪を切っていたら『夜に駆ける』が国内バイラルチャートの首位になったLINEが届いて、初めてその存在を知って以来、YOASOBIはバイラルチャートとともにあると思っています。」とバイラルチャートの重要性を再確認。ソーシャルメディアでの広がりを促進するために、「実際にUGC動画を作った方の投稿を見て、引用ポストなどもしているんです」と公式アカウントの運用方法についても語ってもらいました。

 Spotifyは楽曲を配信しているアーティストやその関係者向けに様々なリスニングデータを分析できるツール「Spotify for Artists」を提供していますが、芦澤は「Spotify上でYOASOBIがどの国で聴かれているかをデータで見ていくと、アメリカ、メキシコ、インドネシアが上位などとわかります。こうしたデータは活用されることはあるのでしょうか?」と質問。屋代氏は「日々拝見していて活用しています。今週末からフェスへの参加とワンマンで海外にいくのですが、『この国はこの曲が聴かれているからセットリストに入れよう』とか、訪問する都市をどこにするかなど、アクションを立てる際の参考にしています」と、様々な活動に活かされていることをを明かしてくれました。

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ソニー・ミュージックエンタテインメント 屋代陽平さん(写真左)と山本秀哉さん(写真右)

 最後に「日本のアーティストや楽曲がこれまで以上に世界で勝っていくには?」と質問された山本氏は「日本の良さや日本独自のものをわざわざ変えるよりは、それらを世界にちゃんと発信していくことが大事だとわかりました。また、日本人の特性かもしれませんが、自分たちが積極的に世界に発信していくというよりは、海外の人に見つけてもらってピックアップされることが多い。でも、欧米では自分たちがしっかりと主体的に発信しており、目的意識を持って発信していくことの大事さを改めて感じています」と実体験をもとにした意見を述べ、セッションは幕を閉じました。

 最後にスポティファイジャパン音楽部門の統括責任者・大西響太が登壇。イベントの締めくくりとして「日本の音楽市場の未来について我々の考えをシェアできたことがうれしい」と述べたあと、業界関係者に向けた具体的な提案として「Spotfy For Artistの活用」、「Playlist Ecosystemの理解とカタログ作品の充実」、「Spotify MasterClassの利用」などを呼びかけ、イベントは終了しました。

 Spotify Japanはこれからも、日本のアーティストたちの良きパートナーとして国内市場を盛り上げ、海外進出を支援したいと考えています。

(写真=林直幸)

Lampの音楽はなぜ海外で支持されたのか ストリーミングが広げた新たなリスナーとの出会い

Lamp

 2000年に結成された3人組バンド、Lamp。2003年にインディーレーベルMotel Bleuより1stアルバム『そよ風アパートメント201』をリリースし、ボサノバを基軸としながらフォークやサイケ、AORなどの要素を散りばめたそのサウンドがコアな音楽ファンの間で密かに話題になりました。

 大掛かりなプロモーションやツアーなどは積極的に行わず、ひたすらマイペースに作品をリリースし続けてきた彼らでしたが、ストリーミングサービスにて楽曲配信を開始した2018年頃から主に海外で着実に再生回数を伸ばし、現在Spotifyの月間リスナー数が200万人を超えるほどの存在となりました。

 前作『彼女の時計』からおよそ5年ぶりの新作『一夜のペーソス』(2023年10月リリース)も順調にリスナー数を増やし続けているLamp。なぜ彼らの作品が海外の若い世代に受け入れられてきたのでしょうか。海外リスナーへのアプローチはどのような経緯で始まったのか、メンバーの永井祐介さん(Vo)、榊原香保里さん(Vo)、染谷大陽さん(Gt)に話を聞きました。

楽曲配信「以前/ 以後」で変化した海外リスナーからの反響

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──Lampは現在、Spotifyの月間リスナー数が200万人を超えています。この状況について率直にどう思われますか?

染谷: 僕たちの音楽を聴いてくれている人が増えたことは嬉しいですし、海外の方々がこんなに聴いてくれていることに驚いています。ただ、こういった数字は音楽の本質的な部分とはほとんど関係ないので、気にしないようにしたいなとも思っています。

榊原:実をいうと、私自身はそういった数字は興味がなくて。周りに言われても「ふうん」という感じでずっと過ごしてきました。今はこうやって取材を受けることもあるので、状況は把握しているつもりですが、それでもあまり意識したことはないですね。これまでの活動の中で、取り立てて注目を集めたこともあまりなかったですし。ただ、こうやっていろんな人たちに聴いてもらえたことについては、それなりにやってきたという自負もあるので、「不思議だけど、不思議じゃない」みたいな(笑)。そんな感覚が続いています。

永井:これまでずっと、「売れる/ 売れない」というところで活動してこなかったというか。バンドを始めたばかりの頃は、音楽だけで食べていくことを想像していたんです。でもインディーズで1枚、2枚と作品を発表してみて、現実的に「あぁ、これは無理だな(笑)」と思ったんですよね。そこからは、音楽を仕事にするということをほぼ諦めていたし、商業的なことをあまり期待もしていなかったんです。なので、自分たちがこういう状況になったのはきっと時代の流れにうまく乗れた運もあっただろうし、商業的な成功とは無縁の世界で純粋に自分たちが良いと思える音楽を本気で作りつづけてきたからなのかなと。こうやって見つけてもらい、聴いてもらっていることに関しては「運が良かった」という気持ちと、「まわりを気にせず本気で作ってきて良かったな」という気持ちの両方がありますね。

──海外リスナーへのアプローチが始まったのは、2016年~2018年にアジアライブを行ったことがきっかけだったそうですね。

染谷:2003年に6曲入りの1stアルバム『そよ風アパートメント201』を出したのですが、その直後くらいから韓国のレーベルから「音源をリリースしたい」「ライブをやってほしい」というコンタクトがありました。00年代後半には、Myspaceという音楽を軸としたSNSサービスが流行っていて、それを通じてアメリカ等海外のレーベルから連絡をもらうこともあったんです。僕らは基本的にレコーディングなど創作活動が主体で、ライブに関しては「新規ファンを獲得するため」というよりはむしろ普段から僕らの音源を聴いてくれている人たちに対する「お礼」みたいな気持ちでずっとやってきました。なので、僕らから海外リスナーに対して「アプローチ」をしたわけではなくて。オファーがあったので「楽しそうだし、じゃあ行こうか」という感じでした。

──Lampの楽曲が配信される「以前/ 以後」で、海外リスナーからの反響はどう変化しましたか?

染谷:先ほどのMyspace以降で言うと、「A都市の秋」という楽曲がSoundcloudのリンクが貼られる形でRedditというアメリカの掲示板サイトで広まったというのは認識しています。それがおそらく2015年くらいだったと思います。そういった感じで配信前から徐々に海外に広まっていった感覚はありますが、やはりストリーミングサービスで配信を開始し、SpotifyがYouTubeやInstagram等他のプラットフォームと連動するような形になったのか、僕らに目を向けてくれる海外の方が一気に増えました。僕らにとってそれが大きな変化だったのは間違いありません。

自分たちの楽曲は新しい生活様式との相性が良かったのかもしれない

──2021年には、ユーザーのTikTok投稿に使用された「ゆめうつつ」という楽曲がバズを生み出します。現在Spotifyでもこの曲の再生数が、Lampのレパートリーの中で最も多く、同曲を収録したアルバム『ランプ幻想』(2008年)の楽曲も多く聴かれています。

染谷:この曲は、たとえばドノヴァンの『The Hurdy Gurdy Man』収録の「Peregrine」や「Teas」、ビートルズの「Blue Jay Way」、スタックリッジ「32 West Mall」とかマイケル・ゲイトリー「The Way Your Love Is Going」なんかを意識しながら作りました。自分たちとしては良くできた曲だしめちゃくちゃ気に入っているんですけど、まさかこんなに多くの人に気に入ってもらえるとは思ってもいなくて(笑)。TikTokで流行る音楽はビートが強かったりキャッチーなフレーズがあったりするものが多いと思うのですが、コロナ禍で1人で家にいる時に音楽を聴く人が増え、そういう状況で聴いてもしっくり来るものを探すようになったのかなと勝手に予想してます。自分たちの楽曲がコロナ禍の新しい生活様式と相性が良かったのかもしれない。

──「ゆめうつつ」はアメリカ・カナダ・イギリスの順に再生回数が多いそうです。

染谷:どこの国が特別ということはないですが、強いて言うなら、僕自身、10代の頃から特に60年代のアメリカやイギリスの音楽に対しての憧れがありました。バンド結成の頃から海外の人にいずれは聴かれるだろうということを常に意識しながら楽曲を制作していたし、世代は違っても自分たちの音楽をこういう形で届けることができたのは嬉しいですね。

──昨年は『恋人へ』のアルバムジャケットを真似したTikTok投稿が、ファンアートミーム化する出来事がありました。

榊原:あれもすごく不思議な現象でしたね(笑)。

染谷:そもそもあの写真は、カメラマンとメンバーと4人で海へ行き、ジャケットのための撮影をしているときに偶然撮れたものなんです。しかもカメラマンじゃなくて僕が(笑)。その頃持っていた安いデジタルカメラのファインダーを覗き込んだときに「あ、この感じ!」と思う瞬間があって、それで撮った写真がとても気に入ったので有無を言わさずジャケットに使用しました。当時、つげ義春の「海辺の叙景」の雰囲気、陽気な海ではなく少し淋しさを感じる海の景色に憧れを抱いてました。そういう雰囲気になったかなと。撮った瞬間に僕が感じた「良さ」が海外の人の感覚に響き、真似されるようになったのだとしたら嬉しいですね。

これからも純粋に音楽のことだけを考えて制作していく

Lamp

──Lampが断続的な活動で23年も続けてこられたのはなぜだと思いますか?

染谷:僕から見ると2人はあまり前に出たがらないタイプだし、自分から「こういうことがやりたい」とも言ってこないんですよね。その上、僕が考えた企画とかあらゆるオファーをまあほぼ嫌がるので(笑)、とにかく「無理強いをしない」ということは気をつけています。一方、僕は結構思い込んだら通したいタイプなので「どうしてもこれはやる!」と思ったことは2人を引っ張ってでも実現しちゃいます。それでなんとかアルバムを完成まで持っていったりツアーをやったりしているんです。2人はそういうところは僕を理解して歩調を合わせてくれてますね(笑)。

榊原:大陽のおかげでLampは続いていると言ってもいいかもしれない。まあ、バランスがいいんだと思いますね。彼のようなアグレッシブなタイプと、なんとなくついていく永井と私、みたいな。

──いい塩梅で引っ張ってくれているというか。

榊原:そうですね。そこは結構、考えてくれているんだと思います。

──2000年代の作品がストリーミングサービスなどを通じて今の若い世界中のリスナーに聴かれるようになり、それで新作を出すとなったときに音楽の作り方、届け方が変わったところはありますか?

染谷:バンドをやり始めた時から「売れた/売れなかった」で音楽を作るスタンスや信念みたいな部分は変わったらダメだなと思っていました。もちろんリスナーが増えることも、再生数が上がることも良いことです。ただ、音楽を作るときにそういうことは全く考えません。結果的にたくさん聴かれている僕らの楽曲も、ヒットさせるとか再生数だとかを一切気にせず純粋に音楽のことだけを考えて作ったわけですし、今回も同じように音楽と真摯に向き合いながら作りました。届け方に関してもそうですね。特にプロモーション活動などやってこなくてもこれだけ広まった経験があったので、今回も別にやらなくていいと思ったんです。新作に関しても今後少しずつでも広まっていけばそれで良いと思っています。

Spotifyのリニューアルされたホーム画面を使いこなそう プレビュー機能で「好き」がすぐ見つかる

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 Spotifyは、今年4月にホーム画面をリニューアルし、新たなお気に入りの音楽やポッドキャストをこれまで以上に簡単に見つけられるようになりました。本記事では、新ホームフィードの特徴をいくつかご紹介いたします。

プレイリストや楽曲のプレビュー再生で、新たな音楽との出会いを促進

 Spotifyのホーム画面では、音楽とポッドキャストそれぞれのフィードに切り替え可能で、2つを混在することなく、簡単にお気に入りのコンテンツを見つけられます。音楽のフィードをスクロールすると、おすすめのプレイリストが縦長のショート動画と共に自動的にプレビュー再生されます。再生中の楽曲のミュージックビデオやイメージ映像などが表示され、視覚からも楽曲やプレイリストの世界観を感じることができ、より自分好みな音楽に出会いやすくなりました。

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 プレビュー画面には、アーティストや楽曲の概要が記載されているので、聴いたことのないアーティストの情報もホームフィード上で簡単にご確認いただけます。プレイリストのプレビュー再生では、収録されている曲のダイジェストが再生されるので、試聴するような感覚で気軽に全体像を掴むことができるのも特徴のひとつです。

字幕が表示されるポッドキャスト番組のプレビュー再生

ポッドキャストのフィードでは、ユーザーの聴取履歴をもとに、おすすめの番組のエピソードが表示されており、音楽同様にフィード上でプレビュー再生できます。音声をオフにしていても、番組の字幕がテロップで表示され、文字を読みながら聴くことで、内容がより理解しやすくなるように感じます。

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また気になる番組を見つけたら、ワンタップで、聴取開始、または該当エピソードの概要ページに移動でき、さらにプラスボタンをタップすると“保存”、矢印のボタンをタップすると“ダウンロード”可能です。

新しいホーム画面をご活用いただき、Spotifyで新しい音楽やポッドキャストとの出会いをお楽しみください。