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Spotifyが米国でCar Thingの一般販売を開始

2021年4月、Spotifyは自動車の中で音楽をシームレスに流すことのできる車載スマートプレーヤー「Car Thing」を発表し、同年10月には「Spotify Premium」ユーザー向けに米国限定で販売を開始しました。そして、今回、実証実験での成功を受け、89.99ドルで米国での一般販売が開始したことをお伝えいたします。

あなたのドライブをデザインします

自動車の年式やモデルに関わらず、車内でもパーソナライズされたオーディオ体験を楽しみたいというユーザーのニーズに応えることがCar Thingの目的です。Car Thingがあることにより、これまで以上に多くのオーディオファンが、ドライブ中も、Spotifyの音楽やポッドキャストに簡単にアクセスできるようになります。

具体的に、ユーザーはCar Thingを使ってどのようなことが可能になるのでしょうか。例えばコントローラーを簡単なタップやスワイプで操作したり、「Hey Spotify」と声を発したりするだけで、車を止めることなくお気に入りの音楽やポッドキャストを再生することができます。もちろん、気分次第で、何か他の音楽やポッドキャストへの切り替えも簡単にできます。

車内でもシームレスなオーディオ体験を

Spotifyはテストを通じて、ユーザーは、どのように車の中で音楽を聞いているのか、そして、Car Thingがその体験をどのように向上させているのかなど、多くの発見がありましたが、その中でも特に次の2つのことを学びました。1つは、ユーザーが以前にも増して車内でSpotifyを聴くようになったという点。そしてもう1つは、Car Thingによって、ユーザーが希望するコンテンツを再生しやすくなったという点です。これらを実現できた背景には、既存の車載メディアを越えたオーディオ体験を実現するCar Thingのインターフェースと、「Hey Spotify」と囁くだけで聴きたいことを容易に操作するというオーディオ体験がベースにあります。

わたしたちは、Car Thingのアップデートにつながるさらなるご意見もドライバーの方々からいただきました。夜間において画面の明るさを下げる「ナイトモード」、声でお気に入りの音楽やポッドキャストを一列に並べる「キューに追加する」といったコマンドは、実際にユーザーであるドライバーの方々からの要望を受けて生まれたものです。今回の開発およびイノベーションは、車内や自宅、さらにはユーザーが赴くところならどこでもシームレスな体験を構築するうえでの継続的な取り組みのスタートに過ぎません。

音声コマンドと物理的なタッチ操作のどちらでも、Car Thingは対応します。これまでは、米国で一部のユーザーのみに提供していましたが、今回、米国での一般販売開始し、より多くのユーザーに使っていただけることにワクワクしています。

Car ThingはSpotifyプレミアムプランを利用し、モバイルデータ通信可能な電話をお持ちであれば、89.99ドルで購入できます。

Car Thingに関する詳細は、こちらからご確認ください。

*Car Thingの使用に際しては、Spotify Premiumアカウントを新規登録する必要があります。