Spotify は本日より、お気に入りのプレイリスト、アルバム、ポッドキャストを Apple Watch 本体にダウンロードできる機能を提供します。これまでもすべてのユーザーはApple Watchにて、楽曲、アルバム、プレイリスト、ポッドキャストをストリーミング再生できましたが、それに加えて、Premium ユーザーは、お好きなオーディオコンテンツを Apple Watch にダウンロードし、完全にオフラインで、iPhone なしで再生できるようになります。もちろん、Connect & Control や Siri での操作など、これまで Apple Watch の Spotify アプリで使えた機能は引き続きご利用になれます。
Apple Watch を活用して、音楽とポッドキャストを楽しむ 3 つの方法をご紹介します。
家でも外出先でも再生を手元でコントロール 無料ユーザーでも Premium ユーザーでも、楽曲やポッドキャストの再生、一時停止、スキップを Apple Watch でシームレスに操作できます。さらに、Spotify Connect を利用すれば、ワイヤレススピーカー、テレビ、ゲーム機など、あらゆる対応デバイスでの再生や停止を Apple Watch 上でコントロールできます。
プレイリストをダウンロードし、iPhone なしで再生 Premium プランのユーザーは、本日より、プレイリストやポッドキャストを Apple Watch 本体にダウンロードして、オフラインで再生できるようになります。そのための手順は次のとおりです。
Apple Watch 上で、ダウンロードしたいプレイリスト、アルバム、ポッドキャストを見つけます。
Apple Watch でのストリーミング再生*機能に加え、ダウンロードが可能になったことで、iPhone を常に携帯する必要がなくなりました。これで、ランニングに出かけるときや、料理中で両手がふさがっているときも安心です。iPhone を持たなくても、お気に入りの音楽やポッドキャストを持ち歩くことができます。
Siri で再生をコントロール Apple Watch の Siri を使って、Spotify を音声コマンドで操作できます。「Hey, Siri (ヘイシリ)、Spotify で○○○を再生して」というように、再生したい曲、アーティスト、アルバム、プレイリスト、ポッドキャストの名前を伝えてください。「Spotify で」というサービス名を付けるのをお忘れなく。たとえば「Hey, Siri (ヘイシリ)、Spotify で Discover Weekly を再生して」といった形です。このほか、音楽をお気に入りに追加する、再生中の曲のタイトルを尋ねる、音量調整をする、曲をスキップ、再生、一時停止するといった操作も音声で行えます。
新機能を搭載した Apple Watch 用 Spotify アプリは、全世界のユーザーへ順次リリースされます (地域や状況により、数週間お待ちいただく場合もあります)。Apple Watch を最新バージョンに更新するか、App Store で Spotify アプリをダウンロードしてください。
* Apple Watch Series 3 以降で使用できます。watchOS 6.0 以降 (7.1 以降を推奨)、モバイルデータ通信または Wi-Fi 接続、Spotify Premium アカウントが必要です。iPhone の Spotify アプリも最新バージョンをお使いください。
Spotifyは、国際女性デーの3月8日、オーディオ分野における女性の地位向上を推進し、女性の世界的な貢献を称える取り組みとして、新キャンペーン「EQUAL」の開始を発表し、女性アーティストや女性クリエイターの作品をさらに楽しめる「EQUAL」コーナーを新設しました。しかし、Spotifyが女性を称える期間は、国際女性デーのその日、また3月の女性史月間(Women’s History Month)だけに留まりません。
音楽におけるジェンダーの公平性を促進するためのグローバルな取り組みとして、本日新たに「EQUAL Music Program」を開始します。「EQUAL」ブランドのもと、あらゆるジャンルの女性クリエイターをサポートしていきます。
「EQUAL Music Program」では、世界中の女性アーティストの作品を集めた「EQUAL」のグローバル旗艦プレイリストはもちろん、50を超える国と地域で35のローカルプレイリストが展開されます。また、各ローカルプレイリストではそれぞれマンスリーアーティストを選出し、カバー画像に起用します。
日本でもローカルプレイリスト「EQUAL Japan」が公開されます。初回のマンスリーアーティストには、「NEO – ニュー・エキサイト・オンナバンド」を自称し、「NEOかわいい」を提唱するCHAIを選出しました。CHAIは、Spotifyがその後の躍進に期待する国内の新進気鋭アーティストをプレイリストなどでサポートするプログラムの「Early Noise」にも2018年に選出されており、最近ではアメリカのインディ・レーベル SUB POPとの契約を発表するなど、ワールドワイドな活躍を加速させています。
「社会全体としてジェンダーギャップが大きな問題とされている日本を、まずは音楽業界から、音楽の力で変えていきたいと思っています。」とSpotify Japan コンテンツ統括責任者の芦澤紀子は話します。マンスリーアーティストCHAIの選出理由については次のように述べています。「CHAIは、海外でも認知されている日本語「かわいい」を「NEOかわいい」とし、女性はみんな生まれた時からかわいくて、”かわいくない人なんていない”と再定義しています。コンプレックスは個性でアート、とポジティブなメッセージを一貫して発信しており、女性の持つパワーや可能性を最大限に引き出していく本プログラムに最適なアーティストです。」
次なる取り組みとして、Spotifyは映像メディアと音声メディアの連携による新たなストーリーテリングの可能性に挑戦するために、株式会社テレビ東京コミュニケーションズと協業し、地上波テレビ放送局であるテレビ東京が社内に設立した音声コンテンツレーベル「ウラトウ」が制作するポッドキャスト番組を国内外のSpotifyのリスナーに向けて配信する取り組みをスタートしました。第一弾として「ウラトウ」が初めて制作する音声ヒューマンドキュメンタリー『ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision』を、4月28日からSpotifyで独占配信します。
テレビ番組として高い人気を誇る『ハイパーハードボイルドグルメリポート』は、「食べる=生きる」をコンセプトに、世界各地のあまり知られていない場所で生活する人物のもとへディレクターが赴き、彼らの食事を通してその生き方や人生観に触れる内容です。その音声版となる『ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision』は舞台を国内に移し、カメラを持っては入れない知られざる世界にマイクのみで潜入し、顔を出さない音声だからこそ可能な密着取材によって、そこで生きる人々の本音や日常に臨場感溢れる構成で迫ります。
またNPR(米国の非営利・公共ラジオネットワーク)と協業し、NPRが配信する番組の一部を有料サブスクリプション向けにスポンサーフリーで提供することになりました。5月4日より、「How I Built This with Guy Raz」、「Short Wave」、「It’s Been a Minute with Sam Sanders」、「Code Switch」、「Planet Money」の5つの番組で、スポンサー広告の入らないものが有料サブスクリプション向けに配信されます。NPRの番組で「Plus」と表示されているもの(例:Planet Money Plus)を探して、NPRのスポンサーフリーのコンテンツをサブスクリプションし、お気に入りの番組をサポートしてください。
『奇奇怪怪明解事典』 ロックバンド・MONO NO AWAREの玉置周啓とヒップホップユニット・Dos MonosのTaiTanがアーティストの視点から漫画、詩歌、演劇、小説、歌詞等で遭遇した言葉の驚異を深掘りすることでポッドキャスト発の”事典化”を目指す番組。国内のSpotifyで人気ジャンルのカルチャートークをアーティストであるホスト二人が自由に展開し、リスナーの聴取時間も長い点に着目しました。
「Spotify NEXT クリエイター賞」について、スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括の西ちえこは、以下のように述べています。「多くの才能あるクリエイターが作品への対価を得、また多くのファンがその作品を楽しみ、インスピレーションを受けることで、人間のクリエイティビティを解き放つことこそがSpotifyのミッションです。音楽で取り組んできたように、ポッドキャストでもこの実現を目指しています。今回受賞されたクリエイターの皆さんが次のステージへステップアップできるよう、今後もサポートしていきたいと思います。」
Spotify に動画配信サービスを手がける可能性があったことをご存じですか?Spotify のプロダクト戦略と開発の舞台裏をお伝えするポッドキャストシリーズ「Spotify: A Product Story」では、Spotify の共同創業者で CEO の Daniel Ek をはじめとする関係者が、これまで語られてこなかったエピソードの数々を公開しています。番組の進行役は、Spotify の研究開発部門の最高責任者 Gustav Söderström が務めます。
Daniel はこう話しています。「この判断の正しさを示す兆候はたくさんありました。そして、ポッドキャストと音楽を融合させ、オーディオ市場での存在感を高めれば、戦略的に優位に立てると考えました。(中略) このチャンスを追求している企業は世界のどこにもなく、きわめて大きな可能性があることは明らかでした」
また、コンテンツ部門の最高責任者の Dawn Ostroff は、独自コンテンツの制作でオーディオの分野をリードすることや、その過程でポッドキャスト市場の成長を後押しすることについて語っています。「ポッドキャスト業界を全面的にバックアップすることで、市場全体をリードする存在になれるのではないかというアイデアに皆が賛同しました。当時は業界が大きく分断されていて、Spotify が乗り出す前は、クリエイティブ、ビジネス、広告のいずれの観点からも、事業として成立させようとする試みは一切ありませんでした」
「Spotifty Mixes」は、無料プランやプレミアムプランを問わず世界中のユーザーに提供されます。「アーティスト別」、「ジャンル別」、「年代別」に生成される各プレイリストは、「メイド・フォー・ユー」コーナー内でご利用いただけます。なお、機械学習についての詳細は「Spotify: A Product Story」の最新エピソードをお聴きください。