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SEVENTEENをSpotifyで楽しもう!『Spotify x SEVENTEEN ‘FML’ THE POP-UP EXPERIENCE』をレポート

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■『FML』の世界が凝縮された空間に

 Spotifyでは、韓国の13人組グループ・SEVENTEENの10thミニアルバム『FML』リリースを記念して、参加無料の『Spotify x SEVENTEEN ‘FML’ THE POP-UP EXPERIENCE』を開催。5月25日から31日までの期間、渋谷 MAGNET by SHIBUYA109で実施中のミニポップアップの模様をお伝えします。

 会場は、3色・3種類で展開されている『FML』パッケージ盤のカラーイメージを踏襲した3つのセクションに分かれています。

淡いピンクの壁で区切られた1つ目のセクションは、整理券制の「FATED MONO LIFE」です。受付で整理券を受け取ると、「メンバーの直筆メッセージ」「4CUTフォトブース」や「FMLロゴ」での記念撮影などを楽しむことができます。その場で印刷してプレゼントされる4CUTフォト下にプリントされているコードをSpotifyで読み込むと、「SEVENTEEN Album Experience – playlist by Spotify」収録のJEONGHANからのメッセージを聴くことができます。また、本ブース内にはメッセージの日本語訳も展示されています。

 グレーの壁面いっぱいに飾られているのは、CARAT(SEVENTEENファン)からメンバーへ向けた愛のこもったメッセージの数々です。受付で渡される正方形の用紙にメッセージを書くと、期間中会場内に展示されます。会場では、一生懸命韓国語を調べながら真剣にメッセージをしたためるCARATのみなさんの姿も見られました。このメッセージウォールにはメンバー13人のソロ写真も展示されており、お気に入りのメンバーの近くにメッセージを掲示することもできます。

 そしてもう一つのセクションは、アイスグリーンの巨大ブックレット。アルバムのトラックリストやSpotifyコードが書かれた面と、曲名やアルバム名が印字された円形ミラーが設置された面があり、どちらもフォトスポットとしても最適です。

 来場者全員にポストカードのプレゼントも行われ、アルバムの世界が凝縮された空間となりました。

■Spotifyで楽しむSEVENTEENのコンテンツ

 Spotifyではこのポップアップ開催を記念し、SEVENTEENメンバーが一緒に聴いてもらいたい楽曲をセレクトした「SEVENTEEN Album Experience – playlist by Spotify」を公開中です。自らの楽曲に加え、J-POPからK-POP、グローバルポップまで幅広い選曲のプレイリストをお楽しみください。

 SEVENTEENのアルバム『FML』は、4月24日に配信リリース。4月25日には、収録曲「Super」が、Spotifyの日本のデイリーソングチャート31位にランクイン。また、K-POPアルバム歴代初動販売量最高記録を打ち立てた彼らの勢いが感じられる1枚です。ダブルタイトル曲の「F*ck My Life」と「Super」をはじめ、それぞれのユニット曲である「Fire」(HIPHOP TEAM)、「I Don’t Understand But I Luv U」(PERFOMANCE TEAM)、「Dust」(VOCAL TEAM)とグループ曲「April shower」の計6曲を収録しています。

連載「Chat with Spotify」 Spotify日本法人代表 トニー・エリソン×東宝株式会社 林原祥一対談 パートナーシップの鍵は“良いコンテンツをユーザーに届けたい”という想い

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 スポティファイジャパン株式会社 代表取締役を務めるトニー・エリソンが、ライフスタイルやカルチャー、ビジネスにおいて音楽や音声が果たす役割や可能性について各界のキーパーソンと語り合う対談連載「Chat with Spotify」。

 第二回のゲストとしてお招きしたのは、東宝株式会社 宣伝プロデューサー 林原祥一さん。映画『すずめの戸締まり』の公開にあわせて展開した小説版の朗読コンテンツ『聴く小説・すずめの戸締まり』やプレイリスト『新海誠 音楽の扉 -Songs from Makoto Shinkai’s Movies-』、SpotifyのブランドCMでのコラボレーションなど、多面的な連携が実現した経緯やここから生まれたシナジー、両社の今後の可能性などについて、じっくり話し合いました。

▷まずは両社がコラボレーションを開始したきっかけや経緯について教えてください。

林原:2021年公開の映画『竜とそばかすの姫』でSpotifyさんとスタジオ地図のコラボレーションがあり、その際、私が映画の宣伝プロデューサーを担当させていただきました。音楽が作品の重要な要素になっていることもあり、Spotifyさんとのコラボレーションがすごく良いものになったな、という記憶が残っていて。それがひとつのきっかけですね。

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東宝株式会社 宣伝部 宣伝プロデューサー 林原祥一さん

 その後、2022年公開の映画『すずめの戸締まり』の担当になったんですが、僕はそのとき初めて新海誠監督の作品を受け持ったんです。『天気の子』や『君の名は。』が記録的なヒットしたあとに新参者として『すずめの戸締まり』の担当をすることになったので、「このタイミングだからこそ、なにか新しいことを仕掛けよう」という思いがありました。新海監督の映画は映像だけでなく音楽もすごく重要で、それならと『竜とそばかすの姫』でのSpotifyさんとのコラボレーションを思い出し、お声掛けをさせていただきました。

トニー:こちら側のバックグラウンドもお話させていただくと、僕が入社して現在のポジションに就任したのが2021年2月で、Spotifyの日本法人が立ち上がってから5年目にあたる年なんです。それまでの5年は、日本でのSpotifyの普及に向けて、まずはとにかくSpotifyというブランドの基盤を作る期間だったんです。僕が就任した頃には日本においても熱心な音楽ファンの間では信頼や支持を得ることができてきていたので、さらに拡大していくにはどのようにしたら良いだろうと考えました。音楽は主軸として変わらず大切にしつつ、少しずつユーザーの幅を広げていかないといけないと思ったんです。

 私は音楽はほとんど誰もが好きだと思いますが、30歳位を過ぎると生活の変化などもあり徐々に音楽離れする人も増えてくる。そんな方々に対し、どうすればかつての“音楽愛”を思い出してもらうことができるのか考えていました。Spotifyが再び“音楽愛“を実感する瞬間やきっかけを創り、そのハブになることで、Spotify自体もより認知され、さらに普及していくのではないかという発想がありました。

 僕は前職でスタジオ地図さんとご縁をいただいた経緯もあり、まずは音楽が中心的な役割を担った映画『竜とそばかすの姫』でコラボレーションをさせていただきました。これはSpotifyとして、「音楽とアニメって、ひょっとしたら相性がいいかもしれない」という仮説のもとで行った、新しい挑戦でもあったんです。そして実際にスタジオ地図さんと東宝さんとSpotifyの3社でパートナーシップを組んで展開してみたところ、予想以上の反響があったんです。東宝さんやスタジオ地図さんにも喜んでいただき、次もやりたいということになって。ただSpotifyはアニメの専門ではありませんので、次にどのような作品が来て、どのような段階や方法で関与していけばいいのかが分からなかった。そう思っているうちに、林原さんの方からお話をいただいたので、すごくありがたかったんです。

林原:いいタイミングでしたね。

一口に「ストリーミングサービス」と言っても、映像ストリーミングサービスは映画会社と密接な繋がりがあるかと思いますが、音声・音楽のストリーミングサービスとは距離があるようにも感じます。コラボレーションする前の時点で、林原さんから音楽・音声ストリーミングサービス、とりわけSpotifyはどう見えていたのでしょうか。

林原:まず、個人的にSpotifyさんのいちファンなので、いつもありがとうございますと感謝を申し上げたいです。印象に関してはトニーさんが以前の対談でおっしゃっていた、「生活のサントラである」という言葉にすごく感銘を受けたんですよね。生活の中に音楽が溶け込んでいるってすごく素晴らしいことだなと思って。生活に溶け込むのも音楽だし、現実から離してくれるのも音楽。「音楽って多様な楽しみ方があるんだ」というのをSpotifyさんに教えてもらいました。

反対に、トニーさん側の印象として東宝さんはどう見えていたのでしょうか?

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スポティファイジャパン株式会社 代表取締役 トニー・エリソン

トニー:それを聞かれると、もうファンとしての気持ちしか出てこないです(笑)。ビジネスの視点から語ると当然、日本最大手の映画会社ですよね。でもそれだけでは語りきれない。自分は子供の頃から黒澤映画のファンだし、ゴジラのファンだし。初めて東宝さんの本社にお邪魔したとき、ゴジラが立っていてドキドキしましたよ。東宝さんとお仕事ができるなんて、本当に幸せです。

林原:映画会社というと、ゴジラをはじめ様々な映画を作っているという風に見られがちなのですが、個人的な立場で言うと宣伝プロデューサーという役割なので、実際に自分が映画を作るわけではないんです。Spotifyさんは「いかなる形で音楽をお客様に届けるか」ということを追及される会社さんだと思っているので、そこに関してとても共感するものがあります。僕らも映画の届け方というか、どう届けたらもっといろんな人に映画を楽しんでもらえるかということを常日頃考えているので、シンパシーを感じる部分がありました。

トニー:お互いに会社として何を成し遂げたいかという部分でも、すごく共感でき、呼吸が合ったんだと思います。良いパートナーシップを実らせるためには目指す着地点が共通していることが大切だと思います。Spotifyのミッションはアーティストやコンテンツ(作品)と、ファンを繋ぐこと。1人でも多くの人が大好きなコンテンツを発見するきっかけになるということはプラットフォームの使命じゃないですか。なので素晴らしいコンテンツが東宝さんにあり、それを音楽や音声を通じて1人でも多くの方に見つけていただくきっかけを創れるのであれば、Spotifyとしてもパートナーシップに良い形で価値を生み出せるのではないかと思います。

▷互いの取り組んでいる内容だけでなく、新しくやりたいことやそのタイミングも合ったからこそのパートナーシップですよね。

林原:そうですね。日本の企業はあまりパートナーシップという言葉を使わないと思うんです。僕らもよくタイアップとかコラボレーションという言い方をするんですが、今回は特にパートナーシップという表現が適しているなと思っています。

トニー:今回は点と点が線に繋がっていったので、これぞ良いパートナーシップという気がします。これまでの蓄積を活かせる場面もたくさんありましたし、前回の取り組みを越えようといった思いも双方にありましたから、ワンチームになって取り組めたかと思います。

良きパートナーとの出会いが呼び込んだ“幸せな偶然”

『竜とそばかすの姫』で得た知見を踏まえた上で実施した『すずめの戸締まり』のコラボレーションでは新しいチャレンジもされていました。改めて今回の『すずめの戸締まり』に関する施策で目指したあり方やそれぞれの狙い、どういった戦略を立てて取り組んでいったのかをお伺いできればと思います。

林原:前提として、『すずめの戸締まり』という映画を『君の名は。』や『天気の子』よりも多くの方に届けたいという思いがありました。新海監督作品を観たことがある人だけでなく、観たことがない人も映画館に足を運んでもらえるようにしなければいけない。そうなったときに、音楽が非常に重要な要素のひとつになるのではないか、という風に考えていたんです。

 なので今回「新海誠 音楽の扉」というプレイリストを作ることによって、音楽をひとつの切り口にしていろんな方にまさに「扉」から入ってきていただくという取り組みをしました。『君の名は。』以前の『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』、『星を追う子ども』など、多彩な楽曲をひとつのプレイリストにまとめさせていただいて「新海作品の映像の素晴らしさは知っていたけど、音楽もこんなにいいものなんだ」ということを知っていただくことがひとつ、大きな狙いだったかなと思います。

 そこから派生して非常にキャッチーな取り組みができたなと思うのは、プレイスメントです。劇中の後半で、芹澤というキャラクターがドライブ中にある意図を持って音楽をかけるシーンがあるんですが、そこで芹澤はSpotifyを使って音楽を流すんです。音楽が必要なシーンでSpotifyを使うというのは観ている方にとっても自然な流れで、生活や映画に溶け込んでいる印象を与えられたかなと思います。そのシーンで流れる楽曲はいわゆる懐メロと言われるもので、荒井由実さんの「ルージュの伝言」、松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」、河合奈保子さんの「けんかをやめて」、井上陽水さんの「夢の中へ」などなど。そこはトニーさんも非常に気に入ってくださいましたよね。

トニー:そうですね。僕はまさにその世代ですから。Spotifyから見れば、アニメ作品とパートナーシップを組むことは、一日中音楽のことしか考えていないような熱心な音楽ファン以外の、もう少しカジュアルな音楽リスナーの人たちとの接点を作るための取り組みでもあったんです。映画を観て本当に感動しているときに懐メロが流れてきて、しかもそれがSpotifyから流れているというのは、Spotifyを知らなかった人や自分にとって音楽配信はあまり関係ないと思っていた人にとっても印象に残ったと思います。映画が終わってから「もう一度あの瞬間を体験したい」と思われる方はたくさんいたかと思いますが、Spotifyにアクセスすれば実際にその楽曲を聴いて、映画のシーンを追体験することができる。そういった循環を作ることはお互いに意味があるのではという考えがありました。

 そして今回の施策にあたってSpotifyとしては、まずは新海監督作品を知っている人や『すずめの戸締まり』を既に観に行った人など、まずは内側にいる人にアピールをして、その方たちをより深く満足させたいと考えました。そこで、『すずめの戸締まり』を観たいと思っている人たちや、『すずめの戸締まり』を観て感動の余韻に浸っている人たちに向けて、「聴く小説」という朗読コンテンツを配信しました。

林原:新海監督が執筆された『すずめの戸締まり』の小説がありまして、それが非常に素晴らしく、映画に描かれていない部分の心情や風景も描写されていたのが面白かったんです。すずめ役を演じられた原菜乃華さんの声もとても素敵だったので、それを掛け合わせることができないかと思って「聴く小説・すずめの戸締まり」をご提案しました。個人的にも映画の楽しみ方が増えたなと感じましたね。

▷一度映画を観たあと、その体験を覚えておきたい、増幅させたいと思ったときにもう一度観に行く以外の選択肢があるのは、映画というコンテンツの楽しみ方を広げるという意味でも重要なのかなと感じました。

林原:最近はIMAX上映や4D上画、応援上映などもあるじゃないですか。スクリーンの中のコンテンツは増えているのですが、スクリーン外のコンテンツも増やさないといけないと思っていて。そういう意味では「聴く小説」などの施策は今後もチャンスがあるのかなと思っています。

トニー:スクリーン外の体験やコンテンツを増やすことでリピーターが増えるという効果も見込めますね。

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確かに、「聴く小説」を聴いた後、もう一度映画を観に行きたいと思いましたし、実際に観に行きました。林原さんがおっしゃったように、小説では情景描写が映画とは全然違うので、小説をさらってから見直してみると新しい気付きもありました。

林原:あれは映画を作りながら小説を書くという、新海監督の恐ろしさが詰まった一冊でもあるんですよね(笑)。

トニー:『竜とそばかすの姫』を展開した後、ここまで音楽が中心テーマとなり、さらに大ヒットするような映画はなかなかないし、こういう取り組みは今回が最初で最後だろう、と社内で話していたんですよ。しかも偶然に、我々は映画に関連するアーティストの選定に全然関わっていないのに、Spotifyが「RADAR: Early Noiseプログラム」で積極的にサポートし続けてきたアーティストたちが声優やサントラの中心となり、うちがブッキングしたのではないかというくらいでした。稀なことがたくさんあったので、本当に二度とないと思っていましたそして『すずめの戸締まり』も、Spotify上でも国内外で大変フォロワーの多いRADWIMPSが音楽の柱となっているという相性の良さもあり、制作会社、配給会社、プラットフォームのそれぞれが皆同じ方向を見ているように感じられましたね。

 そしてSpotifyのアプリが実際の映画の中で登場したシーンで流れた音楽が懐メロだったじゃないですか。実はちょうどその頃から社内的には、大人になって少し音楽から遠ざかってしまったけど若い頃に音楽が大好きで熱心に聞いていた世代の人たちにSpotifyを試していただくにはどうしたら良いかなどと話し合っていたんです。そんなときにこのコラボレーションがあり、蓋を開けてみたらSpotifyの登場シーンで懐メロが選曲されていたという素敵な偶然もありました。

林原:良いパートナーシップができると運もついてくるというか、良い偶然がたくさん起きるじゃないですか。すごく幸せな関係性ですよね。

▷『すずめの戸締まり』も『竜とそばかすの姫』も日本のコンテンツではあるものの海外のファンに広く認知されています。海外に向けた施策もかなり行われたとは思いますが、その中でもSpotifyと連携して良かったポイントというと?

林原:先程お話しした、「聴く小説」が海外でかなり聴かれているんです。朗読は日本語なので不思議なのですが、それがすごく嬉しかったですね。成績的なところで言うと、『すずめの戸締まり』は海外での興行収入が日本映画史上No.1という世界的なメガヒットになりました。もちろんそれは新海監督がこれまでずっと積み重ねていらっしゃったことが最も大きな理由ですが、今回Spotifyさんとご一緒させていただいたことも、よりグローバルにキャッチしてもらえた要素なのかなとは思います。今回、音楽にはRADWIMPSさんだけでなく、陣内一真さんというハリウッドでも活躍される映画音楽作曲家の方が入ったんです。より多様な音楽制作体制になっていたので、そういったことも含めて新海監督がより世界に広まった『すずめの戸締まり』での体験は非常に貴重でした。

海外でも「聴く小説」が聞かれているのは面白い現象ですね。

林原:日本語で喋っているので、内容を分からない方もいるはずなんですけどね。作品が好きだからというのもあると思いますし、アニメーションを見ながら日本語を勉強したという話もよくあるじゃないですか。そのきっかけになっているのだとしたら、そういう意味でもいい仕事になったのではと思いますね。

トニー:意外なところにファンがいることが可視化されてくると、次の作品を作るときにクリエイターが意識するかもしれないですよね。アーティストの場合はツアーで訪れる場所として選ぶかもしれないですし、映画であれば、その地域で公開するという判断にも繋がるかもしれない。じつは、今回の「聴く小説」はインドで多くの方々から聴かれているんです。関連楽曲も映画のおかげですごく再生されています。また『すずめの戸締まり』は韓国でもヒットしたので、韓国でのRADWIMPSの再生回数が増えたりとか、映画をきっかけに韓国の方達がSpotifyの存在を知るようになったりとか、そういったことも起きています。なので、お互いにグローバル規模で成果を感じられていると思います。

「聴く小説」がインドで聴かれているなどの反響があった上で、東宝さん側としてはプロモーション、マーケティング的に次以降の作品に活かせる発見もありましたか?

林原:映画の楽しみ方×音楽って、いろんなことができるんだという気付きがありました。「聴く小説」もそうですし、プレイリストもそうですし。たとえば僕らは映画を初めてお客さんに見せる完成披露試写会をやりますけど、極端に言えば「試写」じゃなくて完成披露“試聴”会のようなアクションも面白いのかもしれません。あ。映画の楽しみ方も千差万別で、音楽という側面をどうアレンジしていくのかといった発想の仕方はたくさんあると思うので、そこは是非Spotifyさんの力を借りながら色々と練っていきたいなと思っています。

▷両社は現在公開中の劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』でもコラボレーションしていますが、『すずめの戸締まり』の経験も活かされている部分もありますか?

林原:『名探偵コナン』に関しても同様にプレイリストを作らせていただいたり、Spotifyのオリジナルポッドキャスト番組の「ANIZONE」で声優さんの対談をやらせていただいたり。改めて「名探偵コナン」という作品の魅力を、「音」の力をお借りしてお届けできたのではと思います。

トニー:『名探偵コナン』は、もはや日本のカルチャーの象徴となっている作品ですよね。そんな日本のカルチャーを象徴する『名探偵コナン』と、Spotifyがタッグを組めるのは光栄です。そして、今回の『名探偵コナン』の主題歌は僕が大好きなスピッツが歌っているんですよ! もちろんスピッツは国民的な人気を誇るレジェンドグループですが、CDが最も売れていた時代からヒット曲がたくさんあったので、あまり音楽配信のイメージはなかったように思います。ですが、映画の主題歌となった最新曲はSpotifyの再生回数ランキングでも上位を維持し続けているんですよ。Official髭男dism、YOASOBIといった若い世代の人気アーティストに並んでスピッツがチャートインする。曲と『名探偵コナン』の掛け算があった上で、従来のスピッツファンはもちろん、新たにスピッツを能動的に聴き始める若い人たちも増え、アーティスト側にも良い形になったのかなと思っています。

今後、ここまでの取り組みを踏まえて新たにやってみたいことがあれば教えてください。

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林原:今はパートナーシップを組ませていただいてマーケティングやプロモーションの域でやっていますが、ゆくゆくは一緒に、それこそ映画のようなプロジェクトを作ったりすることもできるかもしれないですよね。

トニー:僕個人としてはそれはすごくやりたいですね。『竜とそばかすの姫』のパートナーシップから始まり、『すずめの戸締まり』に膨らみ、こちらからすると東宝さんの出すもの全てに協力していきたいというくらいの思いがあります。さらにいえば、林原さんがおっしゃっていたようにより深い関係を築きたい思いもありますよ。マーケティングの次はクリエイティブなのか、Spotifyと東宝さんでどのような新しいことを生み出せるのかなど、妄想はいくらでも膨らみますね。

(撮影=はぎひさこ)

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【春編】

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 春は出会いと別れの季節であり、不安と期待が織り交ざった様々な変化が訪れます。そんな春を心地よく過ごすにはやはり音楽の力は欠かせないでしょう。Spotifyではそんな季節にぴったりの楽曲を楽しむことのできるプレイリストを多数用意しており、シチュエーションやその日の気分に応じてバリエーション豊かに音楽を楽しむことができます。

 本記事では、春をテーマにした、Spotifyの人気プレイリストをご紹介いたします。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2023年4月20日時点のものです)

■切なくも愛おしい卒業のサウンドトラック

 学生たちにとって3月は卒業のシーズン。プレイリスト『卒業のサントラ -Your Generation-』には、レミオロメン「3月9日」やKiroro「Best Friend」など定番の卒業ソングのほか、恋慕を1人で噛み締めるにしな「春一番」や友と別れ歩んできた日々に想いを馳せるDURDN「何年後も」など新たな楽曲も多く収録されています。また洋楽による同コンセプトのプレイリスト『Graduation Songs』はABBA「Dancing Queen」やジョン・デンバー「Take Me Home,Country Road」などエバーグリーンな名曲たちを中心としており、様々な世代に切なくも愛おしい3月の空気感を運んでくれるでしょう。

 また『Grad Party』ではArctic Monkeys「Fluorescent Adolescent」やThe Beatles「Strawberry Fields Forever」など青春を感じさせるロックバンドの名曲たちから、Snail Mail「Pristine」やDua Lipa「New Rules」といった気鋭のダンスチューンも数多くラインナップ。仲間と歌って盛り上がるのもよし、1人で思い出に浸るのもよし。

 懐かしの定番曲から、新曲まで、卒業をテーマにジャンルを超えて選曲したプレイリストをぜひ、お楽しみください。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWSRMIm8fJ5L7?si=250e86588e254369

■新たな始まりの季節を盛り上げる

 4月は新たな始まりの季節でもあります。そんなワクワクした気分を盛り上げるのにうってつけのプレイリストが『元気booster』です。煌びやかな高揚感たっぷりのYOASOBI「アドベンチャー」、心地よく駆け抜けるズーカラデル「シアン」など、いま人気の曲も充実。また、攻撃的なテンションで気持ちを鼓舞する春ねむり「Old Fashioned feat.PIZZALI & SiNNER MOON & Peatle」など、ひと味違うナンバーもセレクトしています。

 プレイリスト『春のうた』は柔らかく心をほどくHomecomings「i care」や、温かなラブソングであるCody・Lee(李)「世田谷代田」は転職や新生活のタイミングの不安な気持ちにも寄り添ってくれるはず。また名曲として愛されてきたくるり「春風」や松たか子「明、春が来たら」などのナンバーも、春の陽気によく馴染みます。

 洋楽プレイリスト『Spring In Your Step』はアコースティックギターの音色が印象的なヴァンス・ジョイ「Riptide」や、ジャック・ジョンソン「Better Together」などがセレクトされています。コンセプト通り、歩くテンポに近い曲調が散歩の時間を楽しくさせてくれるはずです。また、One Direction「Steal My Girl」やケイト・ナッシュ「Foundations」といったピアノとビートが効いた楽曲も多く、軽やかな気分をもたらしてくれるでしょう。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX2ODK19jfgNd?si=c78995d5d5fc476f

 ドライブミュージックにぴったりなのはプレイリスト『spring Fling』。MGMT「Electric Feel」やSpacey Jane「Lots of Nothing」などの軽快なポップソングから、フランク・オーシャン「Lost」やソランジュ「Losing You」など心地よいビートが感じられるナンバーまでが揃っています。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWWmb7Ur0aIYk?si=f11e42cc744b4779

 お花見のBGMとして最適なプレイリストは、『Sakura Drops』。佐藤千亜妃「花曇り」やtonun「青い春に」などの最新楽曲と、クリープハイプ「栞」やYUI「CHE.R.RY」といった人気曲が織り交ざり、特別な時間を演出してくれるはずです。

 春に聴きたいクラシックソングやインストゥルメンタルを集めた『Spring Classical Japan』は日々の生活にさらに自然に溶け込むことでしょう。坂本龍一「leta」、Ayatake Ezaki「touten No.4」など、美しいメロディラインを味わえる楽曲ばかりです。

 自分ではなかなか見つけることのできないナンバーや懐かしい名曲たちを、季節の空気感とともに楽しめるSpotifyの公式プレイリスト。皆さんも是非楽しんでみてください。

2年ぶり開催の「Stream On」でダニエル・エクが語る、クリエイターの活動を後押しするSpotifyの取り組み

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Spotifyは、2年ぶり2度目となるグローバルイベント「Stream On」を3月8日に米国ロサンゼルスにて開催し、アーティストやクリエイターのオーディエンス拡大やキャリア形成をサポートする新たな機能やツール、デザインを一新した新しいユーザーインターフェースなどを発表しました。

オープニングには創業者兼CEOのダニエル・エクが登場し、次のように語りました。

「Stream Onは、Spotifyがキャリアのあらゆる段階にあるクリエイターのビジネスに対して開かれていることをお伝えする場です。私たちは、クリエイターがキャリアを築き、成功を収め、成長することができ、また世界中の人々が彼らのクリエイティビティから刺激を受けることができる最良の場を創ることに注力しています。これこそが私たちが17年間にわたって取り組んできたことであり、クリエイターのニーズに応えられるようにプラットフォームを構築・改善・再構築し、成功への新たな道筋を作るサポートをし続けてきました。そして今後はこの目標を新たなフォーマットの上でより多くのクリエイターに対して実現できるであろうことを嬉しく思います。最良のリソースやサポート、双方向性を提供することで、これまで以上に優れたクリエイティビティ、発見、パーソナライゼーションを実現できるものと思います」

ダニエル・エクのオープニングスピーチ動画を日本語字幕付きでぜひご覧ください。なお、SpotifyのYouTubeチャンネルでは「Stream On」の全容をご覧いただけます。

For The Recordでもご紹介した発表した各発表内容も下記よりご覧ください。

Spotifyが「Stream On」にてクリエイターがアクセスできるさらなるチャンスや機能を紹介
新しくなったSpotify for Podcastersで全てのクリエイターに最高の体験を

ryuchellにかぐや様は告らせたい……この春聴きたいSpotifyのポッドキャスト番組

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Spotifyでは、アニメやお笑い、トーク、オーディオドラマ、ニュースなど、あらゆるジャンルのオリジナルポッドキャストを展開しており、リスナーは、興味や気分によって様々な番組をお楽しみいただけます。

本記事ではこの春おすすめしたいSpotifyオリジナル&独占配信ポッドキャスト番組を5つご紹介します。

(1)『Spotify ANIZONE – アニゾーン』

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『Spotify ANIZONE – アニゾーン』はアニメ作品を毎月1つ特集するアニメ特化型トーク番組です。各作品に出演した声優が月替りでパーソナリティを務め、ゲストである声優仲間や制作関係者と作品を掘り下げています。

例えば、『チェンソーマン』#4では、主人公のデンジ役の戸谷菊之介さんと早川アキ役の坂田将吾さんが登場。公安対魔特異4課の先輩・後輩かつ同居人でもあるという役柄に負けない、息の合った掛け合いを披露しました。「デンジとアキにプレゼントをあげるならどんなもの?」という質問に対して、貧しいデンジには「七面鳥を食べさせてあげたい」、デンジやパワーの父親のような側面を持つアキには「調理家電とか食洗機かな」と返答するなど、演じたキャラクターへの理解度の高さが垣間見えます。

各作品の人気キャラクターを務める声優陣や制作者が、作品の魅力や舞台裏をお伝えする同番組。自身のお気に入りのアニメ作品から聴き始めてみても良いかもしれません。

(2)『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ スペシャルドラマ』

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Spotifyでは、人気TVアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』シリーズの未映像化エピソードをスペシャルドラマとしてポッドキャストで配信しています。

将来を嘱望された秀才達の集う名門校・秀知院学園の生徒会を舞台に、巨大財閥『四宮グループ』の令嬢かつ才色兼備な副会長の四宮かぐやと、生徒会長で学年1位の成績を誇る会長の白銀御行の二人の天才の恋愛を描いています。お互いに高すぎるプライドが邪魔をし、素直になれない二人は、自分から告白することを「負け」と捉え、どう相手に告白させるかを勝負するのが本作の魅力です。EP01「ババ抜きをさせたい」では、「勝者は敗者になんでも一つお願いごとができる」というルールを設けた勝負が開幕。シンプルなゲームにも関わらず、お互いのブラフやマーキングが炸裂したことにより、高度な心理戦が展開されています。

10分程度の短尺かつギャグ要素が豊富なため、隙間時間でもお楽しみいただけます。

https://open.spotify.com/episode/3v1j9fCTk5lHjQEKgm9f1f?si=83a99093546e42cd

(3)『ryuchellの眠れぬオトナの寝かしつけ』

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『ryuchellの眠れぬオトナの寝かしつけ』は、リスナーから届くお悩み相談に対して、ryuchellさんが夜の隙間を埋めるように答えていく番組です。

10代から業界の厳しい環境に身を投じ、長期的に活躍し続ける、ryuchellさんの織りなす言葉にも注目。まるで自分に語りかけてくれているかのようなポッドキャストならではの距離の近さにも注目ください。

(4)『奇奇怪怪明解事典』

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『奇奇怪怪明解事典』は、ラッパーのTaiTanさんと音楽家の玉置周啓さんが、日々を薄く支配する言葉の謎やカルチャー、社会現象を強引に面白がる番組です。

アメリカのレーベルと契約するなど話題の尽きない音楽ユニット「Dos Monos」のMC担当であるTaiTanさんの才能が垣間見える同番組。雑談ベースではあるものの、論理立てて会話を展開し、突飛な結論に着地する様はさながら創作活動のようです。馴染みの深いモノ・コトに関する話題も多く展開されており、幅広いリスナーにもお楽しみいただける番組となっています。

(5)『真夜中のテレフォン』

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『真夜中のテレフォン』では出演した芸人が、親友や昔の恋人、バイト先の店長など、「今話したい人」に電話をかけるところから始まる番組です。他愛もない話から伝えられなかったあの時の気持ちまで、普段聴くことのできないプライベートな会話に耳を傾けられます。

番組では絶妙な距離感の人に連絡することで普段と異なる表情が垣間見えます。令和ロマンの髙比良くるまは、高校時代のラグビー部の顧問の先生に連絡。常にひょうひょうとしている彼が、腰を低くして先生と話す姿などファンも知らない新たな一面を知ることができます。

新生活の季節、新しいお気に入りのポッドキャスト番組と一緒に毎日の生活を自分らしく、楽しく過ごしてください。

音楽やトーク番組で毎日の生活に彩りを!無料でもこれだけ楽しめるSpotifyの使い方

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Spotifyは、1億曲以上の音楽や500万以上のポッドキャストを好きな時に、多様なデバイスで楽しめるオーディオストリーミングサービスです。ユーザーは、再生中に時折広告が流れるものの無料ですべての楽曲をフル尺で楽しめる無料プラン「Spotify Free」と、より付加価値の高いリスニング体験(広告なし、オンデマンド再生、ダウンロード可能、高音質など)を月額980円(税込)で利用できる定額制プラン「Spotify Premium」をニーズに応じていつでも選択いただけます。「Spotify Premium」も家族やパートナーと一緒に利用するプランや学生向けプランなど、ライフステージに応じた料金体系をご用意しています。

本記事では、無料でも楽しめるSpotifyを活用して、毎日を自分らしく過ごすためのヒントをご紹介します。

(1)レコメンド機能を活用し次なるお気に入りに出会う

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Spotifyではユーザーの音楽聴取行動や好みをAIが学習し、次に好きになりそうな曲やアーティストをそのユーザーのためだけにアルゴリズムで生成されたプレイリストなどを通じて提案してくれます。使えば使うほどこのレコメンデーションの精度は高まり、これぞという新たな発見や出会いが次々生まれていくのが醍醐味の一つといえるかもしれません。

例えば、ユーザーがSpotify上では一度も再生したことはないものの、好きになりそうな曲を30曲集めて毎週届けてくれる「Discover Weekly」や、ユーザーがフォローしているアーティストの新着曲や好みに合いそうなニューシングルを毎週金曜にまとめて作成してくれる「Release Radar」などはその代表的なプレイリストです。これらは無料か有料かにかかわらず全てのユーザーにお楽しみいただけます。またユーザーが聴いているアーティストや曲、アルバム、プレイリストなどをベースにして、好きそうな音楽を次々と流してくれる「Radio」機能もおすすめです。

(2)バックグラウンド再生により仕事や家事の作業効率をアップ

バックグラウンド再生により、スマホやPCで別の作業をしながら、あるいはPlayStation ©などでゲームを楽しみながら音楽を聴くことができます。リモートワークの浸透などにより音楽を聴きながら仕事をする機会が増えた人も多いのではないでしょうか。仕事の合間の気分転換だけでなく、作業効率を高めるBGMとしてもバックグラウンド再生を活用してみてください。

(3)気分やシチュエーションにあったプレイリストを作成してみる

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ワークアウト中や料理中などシチュエーションごとに聴きたい曲が異なる人も多いのではないでしょうか。聴きたい曲を事前にセレクトしたプレイリストを作っておくことで、その場で音楽を探す手間が省け、趣味や運動、仕事に集中することができます。

また作成したプレイリストは、Spotify上で公開したり、SNSなどでシェアしたりすることも可能です。こうして公開・共有したプレイリストは、知人や友人からだけでなく、世界のリスナーからフォローされることもあります。自分が作成したプレイリストをたくさんの音楽ファンに楽しんでもらえるのは、ちょっとしたDJ気分を味わえるかもしれません。もちろん自分だけで楽しみたい場合には非公開にしておけば大丈夫。

(4)PCやタブレット、PlayStationなどのゲーム機では、無料プランでもいつでも好きな曲順で音楽を楽しめる

こだわって作成したプレイリストを聴く場合などには曲順にもこだわりたいかもしれません。「Spotify Free」でもPCやタブレット、PlayStationなどのゲーム機で音楽を楽しむ際には、時間の制限なくオンデマンドで好きな曲を好きな順で聴くことができます。モバイルの場合はシャッフル再生になりますが、1時間に6回まで曲をスキップすることが可能です。

(5)マルチデバイス、かつシームレスに楽しめる

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Spotifyは様々なデバイスで楽しむことができ、シームレスに再生デバイスを切り替えることができます。PCやタブレット、スマートフォンはもちろん、スマートスピーカーやカーステレオ、ゲーム機など、移動や生活場面にあわせてデバイスを切り替えながら、好きな音楽やポッドキャストを一日中楽しむことができます。Spotifyを日々の生活のお供に、人生を彩るサウンドトラックとしてご活用ください。

映画『すずめの戸締まり』とのタッグで実現 作品の新たな楽しみ方を提案するSpotifyの取り組み

新海誠 音楽の扉

Spotifyでは、オーディオストリーミングサービスとしての強みを活かしたオリジナルコンテンツを通じて、お気に入りのアーティストやエンターテインメント作品をより深く様々な角度からお楽しみいただける体験をユーザーに提案しています。今回は、大ヒット上映中の映画『すずめの戸締まり』と、Spotifyのコラボレーションについてご紹介します。

プレイリストで鮮明に蘇る劇中の名シーン

 アニメーション映画『すずめの戸締まり』は、『天気の子』や『君の名は。』などのヒットで知られる、新海誠監督の最新作。主人公の岩戸鈴芽(演:原菜乃華)が、「閉じ師」の青年である宗像草太(演:松村北斗)と出会い、日本各地の廃墟に点在する災いの出口「扉」を閉じていく物語です。2022年11月の公開以降、累計動員939万8000人、興収124億8800万円を突破するロングヒットを記録しています。

 映画『すずめの戸締まり』とSpotifyによるコラボレーションブランドCMでは、Spotify上でRADWIMPSが手がけた映画主題歌「カナタハルカ」を聴き、映画の余韻に浸る少年の様子が表現されています。少年がスマートフォンでSpotifyを開き同曲が流れると、目の前のドアが『すずめの戸締まり』に出てくるドアに変わり……ユーモアたっぷりのオチも楽しい本CM。CMには実際の映画のシーンも使用されており、登場人物がSpotifyで音楽を流すシーンも登場します。

 また、映画の公開を記念したマルチエンタメプレイリスト『新海誠 音楽の扉 -Songs from Makoto Shinkai’s Movie-』も公開中です。RADWIMPSが手がける主題歌「カナタハルカ」と「すずめ feat.十明」、さらに劇中で草太の友人・芹澤朋也(演:神木隆之介)が乗る赤いオープンカーの車内で流れる荒井由実の「ルージュの伝言」、河合奈保子の「けんかをやめて」、松田聖子の「SWEET MEMORIES」といった、Z世代の間でも人気の昭和ポップス・80年代アイドルの名曲を収録しています。「カナタハルカ」と「すずめ feat.十明」の2曲は、再生中の画面に8秒のループ動画が表示される「Canvas」が実装されており、映画のシーンとともに音楽を楽しむことができます。

 主題歌はもちろん劇中で使用されたBGMまで、プレイリストを通して聴くことで映画の印象的なシーンの数々が鮮明に蘇ります。

『すずめの戸締まり』から広げる新海誠作品の音楽の魅力

 プレイリスト『新海誠 音楽の扉 -Songs from Makoto Shinkai’s Movie-』には、『すずめの戸締まり』関連曲以外にも、新海監督がこれまで世に送り出してきた数々の名作アニメーションから、作品を彩った全67曲が収録されています。例えばRADWIMPSが手がけた「前前前世」や「愛にできることはまだあるかい」など、『天気の子』と『君の名は。』の主題歌やサウンドトラック。さらに『秒速5センチメートル』の主題歌、山崎まさよしの「One more time, One more chance」や、『言の葉の庭』主題歌で秦 基博が歌った「Rain」、熊木杏里が歌う『星を追う子ども』主題歌「Hello Goodbye & Hello」と、そのサウンドトラックなど、長く愛される作品の楽曲も多数収録しています。これまでも新海監督作品を親しんできた人はもちろん、『すずめの戸締まり』をきっかけに初めて触れた人たちも、音楽を通して新海監督作品の独自の世界観に触れることができるでしょう。

“観る”から“聴く”でどう変わる? 新たな楽しみ方を提案する朗読コンテンツ

 同じく『新海誠 音楽の扉 -Songs from Makoto Shinkai’s Movie-』には、音声朗読コンテンツ「聴く小説・すずめの戸締まり」全30話も収録しており、小説版を音声で楽しむことができるのも大きな特徴の一つです。朗読の読み手を務めているのは、岩戸鈴芽を演じた原菜乃華さん。主人公を演じた彼女だからこその表現力と臨場感で送る朗読は、映画とは違う魅力を持った“もう一つの『すずめの戸締まり』”を描きだします。映画は“観るもの”という固定概念にとらわれない、“聴く映画”という新たなエンターテインメントの形はすでに多くのユーザーからの支持を集めており、Spotifyが2022年年末に公開した「国内で最も人気のMusic+Talkコンテンツ」では5位にランクインを果たしました。

 映画を彩る音楽はもちろん朗読まで、様々な“音声エンターテインメント”を全てスマホ一つで楽しめる、Spotifyならではのコンテンツです。

https://open.spotify.com/show/5nlDsmpul9enHhSHgkfPD5?si=29f486d783d1441b

プレイリストがSpotifyを飛び出し店舗に登場

 映画『すずめの戸締まり』では、Spotify以外にも様々なコラボレーション企画が展開されました。ユニクロではTシャツなどオリジナルグッズの販売のほか、原宿店には期間限定でプレイリスト『新海誠 音楽の扉 -Songs from Makoto Shinkai’s Movie-』の視聴ブースが設置され好評を得ました。通常プレイリストはスマホの中で出会うことがほとんどですが、CDショップの試聴コーナーのような手軽さで、リアルの場で出会えるという新しい試みです。Tシャツを手に取り、プレイリストを視聴するユーザーの姿が数多く見受けられました。

 『すずめの戸締まり』を耳で体感するコンテンツが満載のSpotify。すでに映画を観たというユーザーはもちろん、これから観ようというユーザーも、プレイリスト『新海誠 音楽の扉 -Songs from Makoto Shinkai’s Movie-』を通じて、新たな『すずめの戸締まり』を体験することができるでしょう。

■プレイリスト「新海誠 音楽の扉」https://spotify.link/ongakunotobira

■Music+Talk 「聴く小説・すずめの戸締まり」https://spotify.link/suzume_tojimari

テレビ局とポッドキャストのタッグによって生まれる「新たな化学反応」。バラエティやドキュメンタリー、ドラマなどから派生した音声番組を紹介

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 Spotifyでは、テレビ局と連動し、音声だからこそ表現でき、さまざまな人が楽しめるポッドキャスト番組の制作・独占配信を行っております。今回はその中から、特徴的な取り組みの一部をご紹介していきます。

テレビ東京の音声レーベル「ウラトウ」とのコラボレーション

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 「食べることは生きること」をコンセプトに、食事を通して人々の生き方や人生観を知る地上波の人気ドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の音声版として、上出遼平プロデューサーとともに新たに立ち上げた『ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision』は、カメラを持っては入れない世界にマイクのみで潜入し、顔を出さない音声だからこそ可能な密着取材によって、そこで生きる人の日常や本音に臨場感を持って迫るヒューマンドキュメンタリーです。

 この取り組みを一緒におこなったテレビ東京コミュニケーションズのコンテンツレーベル「ウラトウ」からは、ほかにも、漫才師の新ネタができるまでの様子を日記形式の音声で届ける『ウラモノ漫才ダイアリー』や、芸人扮する化け物がゲストとして登場する架空のラジオ番組を舞台にしたコント『化け物RADIO』もSpotify独占配信を行なっています。

NHKの人気番組のスピンオフとなるポッドキャストをSpotifyで独占配信

 ドキュメンタリーからエンターテインメントまでNHKの多彩な番組を数多く手がけてきた株式会社NHKエンタープライズと、Eテレの教育、教養、実用番組を中心に制作を行う株式会社NHKエデュケーショナルが新たに制作するオリジナルのポッドキャスト5番組の独占配信もスタートしています。

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 人気ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げた、各分野のプロフェッショナルたちのその後を追った『その後のプロフェッショナル 仕事の流儀』、ひとつの場所を3日間定点観測し、行き交う人たちの人生模様を描く「ドキュメント72時間」の制作スタッフや番組ファンを公言する著名人・ナレーションを担当した俳優などが「神回」について語り尽くす『聴くドキュメント72時間』、未就学児向けの包括的な性教育をテーマにしたアニメーション番組「アイラブみー」を満島ひかりの声のみで届けるとともに、番組プロデューサーが性教育や自己肯定感、子育ての悩みなどについて専門家にたずねる『おとなのためのアイラブみー』、世界の「びじゅつ」を歌とアニメで紹介する「びじゅチューン!」の楽曲制作エピソードを紹介する『井上涼のびじゅチューン!アワー』、「ねほりんぱほりん」の制作スタッフが、番組内での山里亮太さんとYOUさんのトークを振り返りながら番組制作にかける思いを語る『ねほりんぱほりん を ねほりはほり』が配信され、話題を呼んでいます。

ドラマと連動したオリジナルポッドキャスト

 テレビドラマとの連動においても、ポッドキャストは相性の良さを発揮します。

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 Spotifyがポッドキャストを通して地上波ドラマと初めて連動したのは、2021年夏に放送されたテレビ東京のドラマ『お耳に合いましたら。』とでした。同番組では、伊藤万理華さん演じる高村美園がポッドキャスト番組のパーソナリティとしての成長する姿を描いていますが、その美園がドラマ内で愛聴しているのが氷川きよしさんがパーソナリティを務めるポッドキャスト番組『kiiのおかえりごはん』。Spotifyでは実際に同番組を制作・配信し、ドラマのなかのコンテンツを現実のものとして提供しました。『kiiのおかえりごはん』はASMRなども取り入れながら、料理好きで知られる氷川きよしさんのくつろいだおしゃべりと料理をつくる様子を楽しめる料理トーク番組で、そのコンセプトの新しさや、まるで氷川きよしさんの自宅に招かれたようなアットホームな雰囲気で、番組自体も話題になりました。

また昨年秋に放送されたドラマ『真相は耳の中』(毎週金曜深夜 0時52分~1時23分)と連動したミステリーポッドキャスト『真相は耳の中』もSpotifyで独占配信しています。

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  本番組は、ドラマの主人公となる伊原剛志さん演じる“捜査能力ゼロ”の崖っぷち刑事の娘として登場する、筒井あやめさん演じる推理オタクな女子高校生「芽依」が、ミステリーの面白さや謎解きの醍醐味を、ミステリー小説などでよく見られるトリックや鍵となるアイテムなどを題材に、気ままにかつマニアックに語るトーク番組となっています。若くしてアニメ「名探偵コナン」の脚本家になったことで知られる能塚裕喜さんが脚本を手掛け、本格的なミステリー好きにも聴き応えのある内容に仕上がりました。

 ドラマでは、刑事である主人公が娘がパーソナリティを務めていることに気づかずに、このポッドキャストを頼りに難事件を解決していく様子が描かれたり、ポッドキャストではドラマの登場人物だけでなく、ドラマでは描かれなかったリスナーからのお便りが紹介されるなどのアナザーストーリーが存在し、フィクションであるドラマと実在するポッドキャストの連動から生まれる新しいエンタテインメント体験を楽しむことができます。

 Spotifyはこれからもテレビ局をはじめ様々なパートナーと共に、音声ならではのユニークなエンタテインメント体験をお届けする取り組みを行っていきますので、お楽しみにしてください。

『その後のプロフェッショナル 仕事の流儀』など、NHKエンタープライズとSpotifyの取り組みから考える“音声コンテンツの可能性” 末次徹×住吉美紀×西ちえこ鼎談

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 Spotifyは9月21日、ドキュメンタリーからエンターテインメントまでNHKの多彩な番組を数多く手がけてきた株式会社NHKエンタープライズと、Eテレの教育・教養・実用番組を中心に制作を行う株式会社NHKエデュケーショナルが新たに制作するオリジナルのポッドキャスト5番組の独占配信を開始しました。

 今回はその5番組から、人気ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げた、各分野のプロフェッショナルたちのその後を追った『その後のプロフェッショナル 仕事の流儀』にフォーカスを当て、パーソナリティを務めるフリーアナウンサーの住吉美紀さん、番組を手掛けるNHKエンタープライズ シニア・プロデューサーの末次徹さんと、スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括の西ちえこにインタビュー。この大きな取り組みが生まれた経緯や、番組の反響などについて聞いていきました。

教育系コンテンツのトップランナーがポッドキャストに展開

ーー今回のプロジェクトが始動した経緯を教えてください。

Spotify 西ちえこ(以下、西):今年の春先ぐらいにNHKさんの方から、「なにかコラボできませんか?」とお声がけいただいたところから始まりました。Spotifyとコラボしてくださるなんて、と光栄だった一方で、番組作りのハードルが高そうだなとも思いました。でもNHKさんは、最初から明確に「テレビだけではリーチできないオーディエンスへリーチすること」をビジョンに掲げられていたので、こちらも提案がしやすくて、プロジェクトはスムーズに楽しく進行できました。

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スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括 西ちえこ

ーーNHKさんとの取り組みには、どのような狙いがありますか?

西:ポッドキャストは、学習系・教育系コンテンツと相性がいいので、Spotifyとしても同ジャンルを強化していきたいと考えていたところ、NHKさん(NHKエデュケーショナルさん、NHKエンタープライズさん)にお声がけいただいたので、心強いパートナーが現れたなと思いました。さらに、Spotify用の番組を企画してくださるのかと思っていたら、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(以下、『プロフェッショナル』)というすでに多くの支持を得ている番組をポッドキャストで展開したいと提案してくださったので驚きましたし、うれしかったですね。既存の『プロフェッショナル』ファンの方はもちろん、まだ番組を見たことがない方にもポッドキャストを聞いていただき、テレビ番組の『プロフェッショナル』にも興味をもっていただくといったサイクルを作れたらと思います。

ーーこの提案には、末次さんも携わられていたのでしょうか?

NHKエンタープライズ 末次徹(以下、末次):僕は途中からこのプロジェクトに加わった形で、今年の夏まではテレビ版『プロフェッショナル』のプロデューサーをしていたんです。そんなときにたまたまこのプロジェクトの担当プロデューサーから、『プロフェッショナル』のスピンオフをポッドキャスト番組として制作できないか、と相談を受けました。テレビだけではリーチできない層もいますし、今後は様々なメディアを駆使してコンテンツを発信していくべきだと考えていたので、ぜひやりましょう、と返事をしました。

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NHKエンタープライズ 末次徹さん

ーー住吉さんは、この話を受けたとき、どう思いましたか?

住吉美紀(以下、住吉):企画アイデアについて聞いてすぐ、私が30代、40代でやってきたことの総決算だ、と運命を感じましたね。『プロフェッショナル』は私の人生を変えた大事な番組ですし、スタッフとも家族のように付き合っていました。私はNHKを離れていましたが、今一度大好きな人たちとこうして別の形で仕事をするチャンスが巡ってくるなんて、と鳥肌が立つような思いでした。しかも、この10年ラジオとガッツリ向き合ってきて、音声メディアやポッドキャストの強みや可能性をヒシヒシと感じていました。なので、このプロジェクトに「興味ありますか?」と声をかけられたとき、「めちゃくちゃある!!」と飛びつきました。

 実際に番組を制作するにあたっては、私が今まで培ってきた人間関係と、この10年間でラジオ番組から得た知見を大いに活かすことができました。より良い番組にするためゼロから議論しながら作ったので、無事に配信ができたときは個人的にも本当に感慨深かったです。多くの方にぜひ聞いていただきたいです。

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住吉美紀さん

ーー西さんは、実際に完成した番組を聞いてみて、どう感じましたか?

西:住吉さんの熱量がとても感じられて、なにかすごいものが出来上がったぞ、とワクワクしました。ゲストの方と住吉さんとの信頼関係や親密さが、声を通して感じられるんですよ。冒頭を少し聞いてみただけでも、とてもいい番組になったという手応えがありました。

ときに映像以上の力をもつ、音声コンテンツの可能性

ーーこれまで映像メディアに携わってきた末次さんは、音声プラットフォームであるSpotifyさんにどのような印象を抱いていましたか?

末次:ニュースや新聞でSpotifyさんの名前を目にする機会が多いですし、音声コンテンツのトッププラットフォーマーというイメージでした。スウェーデン発のサービスであることも知っていたので、生き方が上手でかっこいい北欧の人たちが作った、優秀なプラットフォームなのだろうなと。実際に利用してみても、使いやすくてユーザーフレンドリーで、よくできていると感じました。

 ただ正直に言うと、今回のプロジェクトに参加する前までは、音声コンテンツにはあまり詳しくありませんでした。僕はテレビ局の人間なので、どうしても「コンテンツ=映像」の認識が強くて。でもプロジェクトを進めるうちに、音声コンテンツの奥深さや柔軟性に気づいて、興味をもつようになりました。視覚的情報がないからこそ、話し手の言葉が耳に入ってきやすいですし、自分の脳内で映像を思い浮かべて楽しむこともできます。あとは映像コンテンツだと、ストーリーはおもしろくてもそれに使える映像がないと成り立たないですが、音声であればストーリーだけでよくて、映像の縛りがないのもいいなと思います。

ーー住吉さんはいかがでしょうか?

住吉:前にSpotifyさんが制作されているポッドキャスト番組にゲスト出演させていただいたり、プレイリスト作りに参加したりしたこともありまして、すごく柔軟なサービスだという印象がありますね。私はラジオを長くやっていたので親近感がありますし、今どんなコンテンツが流行っているのかを知るのに参考にさせてもらっています。ただ音楽サービスの印象が強かったので、ここまでポッドキャストに力を入れていることは、今回のプロジェクトを進めるうえでの新たな発見でした。

ーー住吉さんは、映像・音声メディアの両方で活躍されていますが、両者の違いをどのように感じられていますか?

住吉:音声と映像だと、ずいぶんと役割や得意としていることが違います。テレビは映像ありきで物事が進みますし、画の強さがありますね。百聞は一見に如かずと言うように、一瞬で理解ができるし、一瞬で心惹かれて釘付けになることもあります。対して音声は、目に見えないものに訴求する力がとても強いです。気持ち、言葉、声など、目に見えないけれども私たちにとって価値があるものや、大切なものにリーチすることができます。使い方によっては映像以上の力を持って届くと感じているので、このパワーを活かすべきだと、番組の制作チームにお伝えしました。

 それに音声だけだと、本音かどうか、どういう気持ちやテンションで発言しているかが、意外にも映像よりもつぶさに伝わるんですよ。もし上辺だけで話をしていればそれはリスナーにバレるので、出演者はすべてを晒す覚悟で臨まないとダメですね。でもその覚悟さえできれば、リスナーと深く繋がれるし、信頼関係がはぐくめます。

ーー今回、ポッドキャストの『その後のプロフェッショナル』を聞いてみて、音声にはこんなに説得力があるのかと改めて実感しました。

住吉:収録スタイルにも大きな違いがあるんですよ。テレビの『プロフェッショナル』のスタジオは、まるで宇宙の中心に私たちだけ、というような非日常的な雰囲気でして、現場は良い意味で緊張感に包まれていました。一方でポッドキャストの方はもっとシンプルで、カメラや照明はなく目の前にマイクがあるのみ。ちょっと話が盛り上がってくると、収録だと忘れるくらいに素が出るんです。素の状態で話してもらうことで、人柄がにじみ出て、ここだけの話が飛び出たり、説得力が増したり。それは音声メディアの強みだと思います。

末次:『プロフェッショナル』のスタジオ収録はスイッチオンの状態でしたが、ポッドキャストでは完全にオフのままで進行しています。「スイッチを入れすぎないでください」とお願いするくらいに。その気張らないスタンスは、今の時代に合っているとも思いますね。

激動の時代だからこそ、リスナーの心に寄り添う番組作りを意識

ーー15年の時を経て、コロナ禍を含めさまざまな困難を乗り越えたプロフェッショナルたちの話は、とても興味深かったです。

住吉:15年という期間は、本当に絶妙だと思ってます。5年だとあまり変わっていないこともあるし、20年を超えると引退される方も出てきますから。15年の間にそれぞれいろんな人生の変化や事件があったり、いろんなことを経験されたりしていて、その話を聞いてるだけでもおもしろいのは、さすが『プロフェッショナル』の皆さんですね。その期間にはもちろんコロナ禍という、人類みんなが体験した困難も含まれているので、プロフェッショナルの方々はそこをどう過ごして何を考えたか、興味深いです。今この時期に番組が実現したのは、素晴らしいタイミングだと思います。

 今回ゲストの皆さんと再会するにあたって、当時の映像を見直したのですが、昔の自分は見た目だけでなく中身も若くて衝撃的でした。私も少しは成長できているなと感じましたね。あのとき聞きたかったことと、今聞きたいことが違っていたりするんです。それに当時は聞き手に徹していましたが、今は私も相手に伝えたいことがあるので、「自分はこう思うけど、あなたはどう思いますか?」という聞き方に変わりました。リスナーの皆さんには、自分もその場にいて会話を聞いている感覚を味わってほしいので、一方的なインタビューではなく、対談形式となるよう心がけています。

ーー音声コンテンツとしては、ゲストの方が一方的に話されるよりも、対談形式の方が聞き心地がいい気がしますね。番組への反響はいかがですか?

西:視聴時間が長いことが『プロフェッショナル』の特徴ですね。コンテンツが最初から最後まで聞かれた割合を意味する「聴取完了率」というものがあって、私たちはこれを「コンテンツクオリティ」と呼んでいます。クオリティが高いコンテンツは、離脱率が低いですね。多くの番組では、この数字をどう改善するかを議論することが多い中、『プロフェッショナル』の場合は最初から高いんです。良質なコンテンツとはこういうことなんだと示す良い例となりました。

 ビジネス面で言えば、テレビ局さんからのお問い合わせが増えました。まだ本格的に音声コンテンツに乗り出せていない番組さんや、ニュースの配信のみとなっている番組さんなど、悩まれている方たちから多くのメールをいただいています。

住吉:すごい、嬉しい!

末次:嬉しいですね。僕の方もいろんな番組の知り合いから、「自分たちの番組でもSpotifyさんとポッドキャストをやりたい」と相談されることが増えました。僕が今すぐどうにかできることではないので、あとで相談させてください(笑)

ーー住吉さんは、番組への反響を感じられることはありますか?

住吉:私もSNSなどで、すごく熱量の高い感想をいただくことがあります。「ちょうど同じことで悩んでいたので参考になりました」、「働く元気が出ました」とかって言っていただけてありがたいです。ただ本当は、もう少し反響がほしいところです。今の時代にはたくさんのコンテンツがありますから、その中で埋もれないよう、認知を拡大していかないといけないと感じています。聞いていただければ、おもしろいと思っていただける自信はあるんですけどね。

末次:僕も同じように、聞いてくださった方からの評判はすごくいいと感じています。その中で印象的なことが2つありました。1つは、「ながら視聴」がポッドキャスト・音声コンテンツの大きな強みだということ。ランニングや家事をしながらでも聞くことができるのは、映像コンテンツにはない良さですね。

 もう1つは、仕事や人生にフォーカスしたコンテンツへの興味が、皆さんの中で強まっていると感じたことです。コロナ禍などもあって先行き不透明な世の中において、どう働くべきか、どう生きていくべきかといった価値観がゆらいでいるんですよね。従来のモデルがなくなってきている中で、プロフェッショナルな方たちが十数年で体験してきた変化や苦労の話は、リスナーにとってすごく価値があるようです。多くの人が生き方についてより真剣に考えている現代だからこそ、この番組を制作する意義があると思っています。

住吉:15年の間にどん底を経験してる方もたくさんいました。そこから地道にコツコツ努力を重ねて、別の道を切り開いたなんて方も。一見完璧に見える方でも実は大変な目にあっていて、それでもなんとか生きているとわかると、少しほっとするんじゃないかな。『その後のプロフェッショナル』は、向上心の強い方向けの番組という印象があるかもしれませんが、そんなことはなく、いろんな人生があっていいと思える要素もたくさんありますので、どなたでもお気軽に聞いていただけたらうれしいです。

ーーテレビ番組の『プロフェッショナル』は、超一流の生き様をかっこよく見せて、視聴者のモチベーションを高めるような番組作りでしたが、ポッドキャストでは優しく背中を押すような構成になっていますね。

住吉:作っている私たちの意識も変化していますからね。「人生100年時代」とも言われる今の時代には、1つの仕事を死ぬまで続ける人は少ないですし、90歳まで働くようになるかもしれないなど、仕事観の変化はつねに頭にあります。ゲストとお話をする際も、リスナーにとって何かしらヒントや学びとなる話が引き出せるよう意識していますから、その点でテレビ番組との違いが出てきますね。

末次:タイトルには「仕事の流儀」と入っていますが、仕事だけではなく、人生の方にも触れるように意識していますね。人生の紆余曲折や、挫折エピソードなどが聞けるといいなと。

住吉:そうすると「実はこの仕事嫌いだったんだよね」といった本音が、本当にたくさん出てくるんですよ。プロフェッショナルの皆さんも、かっこいい時間ばかりではないんです。みんなもがきながらも、少しでも幸せに近づけるように生きていると感じていただけると思います。

ストリーミングで出会った新進アーティストとリスナーをリアルにつなぐ 『Spotify Early Noise Night』2年半ぶりに開催

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 ライブイベント『Spotify Early Noise Night #14』が、11月25日に東京・Spotify O-EASTにて開催される。2020年に開催を予定していた前回イベントは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となり、今回は約2年半ぶりの開催を迎える。期待が高まる中、いま改めて本イベントについて振り返りつつ、最新回のアーティストについても紹介したい。

ネクストブレイクアーティストをいち早くプレイリスト&イベントでフックアップ

 Spotifyの『Early Noise』は、毎年飛躍を期待する注目の国内アーティストを10組選出する企画として、2017年より日本でスタートした。5年目の2021年からは世界各地の多様な新進アーティストをピックアップするグローバルプログラム「RADAR」と連携し、名称を『RADAR: Early Noise』へと変更。これにより、国内アーティストを日本のみならず海外のリスナーにも発信する目的が強化された。

 ネクストブレイクアーティストの萌芽を素早くキャッチすることで、徐々に話題性を高めてきたこの企画は、これまでにOfficial髭男dismやKing Gnuといった現在第一線で活躍しているアーティストをブレイク前夜よりサポートしてきた。

 その一環として行われているのが、『Spotify Early Noise Night』である。これまでに13回開催されているライブイベントで、第1〜5回は代官山SPACE ODD、その後は大阪・心斎橋Music club JANUSやHotalunaでの船上ライブなど、様々なロケーションを含め展開されている。

 なにより本イベントで特筆すべきはそのラインナップだ。例えば、2017年の第3回はあいみょんとCHAIをいち早くブッキング。当時のあいみょんはまだ「マリーゴールド」を発表する前で、「君はロックを聴かない」リリース直後のタイミングだった。また、第5回では現在快進撃が続いている羊文学とカネコアヤノを迎えるなど、今振り返っても音楽好きならばおさえておきたい面々が顔を揃えている。コロナ禍であえなく中止となった2020年の第13回は、まだ1stアルバム発売前の藤井風とVaundyの出演が決定していた。もし予定どおり開催されていたとしたら、奇跡の一夜と呼ばれていたかもしれない。

Spotifyが生み出した、新たな音楽との交流の場

 このように、今の音楽シーンを牽引する存在のアーティストたちが、かつて出演していたイベントとしても業界関係者や音楽ファンの間で認知度を高めている『Spotify Early Noise Night』だが、音楽を楽しむ手段として一般的となったストリーミングサービスが、リアルの場と繋がることにこそ大きな意義がある。

 スポティファイジャパン株式会社 音楽事業部門統括 大西響太は、本イベントについて「オーディオストリーミングサービスを中心に注目度を高めつつあるアーティストたちに、リアルにパフォーマンスをする場を提供すると共に、ファンに新たな音楽との出会いを提供することを目的に立ち上げられたもの」だと説明する。

 さらに、「一つのライブの中でさまざまなタイプのアーティストの音楽を楽しめることも特徴的」と語る。『RADAR: Early Noise』では、音楽ジャンルにとらわれない多様なアーティストを選出し、新たな音楽との出会いの機会をオーディオストリーミングサービス上で創出している。幅広い音楽性を楽しめるという点はイベントの出演陣においても同様であり、イベントというリアルな場を提供することで、アーティストとリスナーがより強く繋がれる仕組みを生み出している。リスナーにとってはアーティストの成功物語に早いうちから参加できる入り口としても捉えることができるかもしれない。アーティストが飛躍していく時期をリアルタイムで体験するワクワクは何にも替え難いものだ。『Spotify Early Noise Night』は、大きく飛躍を遂げる直前の、未来のスターたちのパフォーマンスを体感できるまたとない場所になりつつある。

新時代をリードするジャンルの垣根を越えた4組が集結

 最新回の第14回には、(sic)boy、tonun、ao、Teleといった新進気鋭の4組が出演する。

 (sic)boyは、ロックとヒップホップを融合させた存在として注目を集める1998年生まれのラッパー。憧れの存在にL’Arc〜en〜CielのHYDEを挙げ、サウンドにおいては90年代のラウドなロックや近年のオルタナティブなヒップホップからの影響が色濃い。

 tonunは、メロウなグルーヴと甘く柔らかなボーカルを特徴とするシンガーソングライター。その都会的な意匠と洗練された音作りは、早くも耳の肥えた音楽ファンから支持されている。

 aoは、2006年生まれのシンガーソングライター。声にはハスキーさがありながらも、高い音で美しく伸びる透明感のある歌声は唯一無二。今年発表した「チェンジ」はiriやSIRUP、藤井風などの作品に参加しているYaffleによるプロデュースとあって、俄然注目が集まっている。

 Teleは、谷口喜多朗のソロプロジェクト。フォーキーかつポップなサウンドに、文学的な歌詞と繊細な歌声とが絶妙なバランスで溶け合った楽曲で現在話題沸騰中。今後の飛躍が期待されている。

 こうしたジャンルの垣根を越えた幅広い音楽を一挙に楽しむことができるチャンス。アーティストにとっても感度の高いリスナーにアピールできる絶好の機会となるのではないだろうか。そしてきっと何年後かにこの日を振り返った時、誰もが重要な一夜だったと思い返すはずだ。

■イベント情報

『Spotify Early Noise Night #14』

https://spotify-earlynoise.jp/

日時:2022年11月25日(金)開場17:30 / 開演 18:30

会場:Spotify O-EAST(東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8)

出演:(sic)boy, tonun, ao, Tele

料金:前売券 ¥2,000-(税込 / スタンディング / 整理番号付き/1ドリンク別)/当日券 ¥2,500-(税込 / スタンディング / 整理番号付き/1ドリンク別)

※入場料の他に別途1ドリンク代が必要

※Spotify Premiumユーザーは1ドリンクサービス

チケット販売: イープラス https://eplus.jp/enn14/

Early Noise Night #14 プレイリスト

https://spotify.link/EarlyNoiseNight

■開催実績

・Spotify Early Noise Night #1

2017/5/10(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:WONK / RIRI / JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB

・Spotify Early Noise Night #2

2017/7/5(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:向井太一 / 大比良瑞希 / chelmico / DJ: YonYon

・Spotify Early Noise Night #3

2017/9/27(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:CHAI / Tokyo Health Club / あいみょん

・Spotify Early Noise Night #4

2017/12/20(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:STUTS / JJJ / CHICO CARLITO / MIYACHl / DJ: YonYon MC: 鈴木真海子(chelmico)

・Spotify Early Noise Night #5

2018/5/16(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:羊文学 / カネコアヤノ(BAND SET) / SPiCYSOL / ドミコ

・Spotify Early Noise Night #6 OSAKA 

2018/6/15(金)大阪・心斎橋 Music club JANUS

出演者:あっこゴリラ / Attractions / SIRUP / 向井太一 / AFRICA / The engy / DJ DAWA(FLAKE RECORDS)

・Spotify Early Noise Night #7

2018/7/18(水)代官山SPACE ODD

出演者:TENDOUJI / SUSHIBOYS / Newspeak / THREE1989

・Spotify Early Noise Night #8 Osaka

2018/10/7(日)大阪・心斎橋Music club JANUS

出演者:ドミコ / THREE1989 / WOMAN / tricot / The ManRay / Ryu Matsuyama

・Spotify Early Noise Night #9

2018/11/14(水) 代官山SPACE ODD

出演者:SIRUP / CIRRRCLE / Taeyoung Boy(TAEYO) / eill

・Spotify Early Noise Night #10

2018/6/5(火) 代官山SPACE ODD

出演者:SASUKE / Mega Shinnosuke / 竹内アンナ / ghost like girlfriend

・Spotify Early Noise Night #11

2018/7/5(金) Hotaluna(ホタルナ)

出演者:Yo-Sea / 3House / DJ CHARI / Gottz / DJ KANJI

・Early Noise Night #12 Osaka

2018/9/13日(金) 大阪・心斎橋Music club JANUS

出演者:秋山黄色 / Omoinotake / kiki vivi lily / Kitri / THE CHARM PARK / Maica_n

・Spotify Early Noise Night TYO ※開催中止

2020/3/10(火) 恵比寿 LIQUIDROOM

出演者:藤井 風 / Vaundy / JP THE WAVY / Mom (Spincoaster opening act)

連載「Chat with Spotify」 Spotify日本法人代表 トニー・エリソン×ソニー株式会社 伊藤 博史氏対談 プロダクトとサービスによる“新たな価値の創造”

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 スポティファイジャパン株式会社 代表取締役を務めるトニー・エリソンが、ライフスタイルやカルチャー、ビジネスにおいて音楽や音声が果たす役割や可能性について各界のキーパーソンと語り合う対談連載「Chat with Spotify」。

 第一回のゲストとしてお招きしたのは、ソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部 モバイル商品企画部 統括部長の伊藤 博史さん。Spotifyとの連携機能も搭載している、画期的な“穴あき”イヤホン「LinkBuds」の開発秘話やSpotify連携機能のねらい、両社が描くビジョンやライフスタイルの変化を踏まえた“新たな価値の創造”への取り組みや、オーディオの可能性について、じっくり語り合ってもらいました。

始発駅・終点駅であるソニーと、それらを繋ぐ列車としての“Spotify”

▷まずはじめに、どのような経緯で両社の連携が実現したのか、教えてください。

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ソニー株式会社 ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部 モバイル商品企画部 統括部長 伊藤博史さん

伊藤:ソニーの「LinkBuds(リンクバッズ)」とSpotifyさんとの連携は、我々からの熱烈なラブコールから始まりました。「LinkBuds」のコンセプトは音との関わり方が大きく変化している若者・Z世代のニーズに応えるヘッドホンを作ろうという所から始まっています。Z世代を対象にしたグローバルの調査で、1日5時間以上もヘッドホンを利用している人が40%もいたことから、長時間装着でき、且つヘッドホンの穴を通して外の音が自然に聞こえる新しいコンセプトのヘッドホンを作りました。また、ヘッドホンを作って終わりではなく、音声サービスを展開している企業さんと連携して新しい音の体験を作ろうということになり、そこで名前が挙がったのが、若者のユーザーが多く、多様なコンテンツをお持ちのSpotifyさんでした。「LinkBuds」と一緒に新しい音の体験を作って一緒に訴求しませんか、とラブコールを送らせていただきました。

▷最初にオファーを受けたとき、トニーさんはどう感じましたか?

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スポティファイジャパン株式会社 代表取締役 トニー・エリソン

トニー:ソニーさんと一緒に仕事ができるなんて、と感動しましたね。僕にとって憧れのトップブランドですから。そしてなにか革新的なものができるんだろうとワクワクしました。

 「LinkBuds」は、周囲の音と再生しているコンテンツの音が両立する商品だと聞いて、さすがだなと感じました。ニーズを的確に捉えていますね。僕には10代の子どもが2人いるのですが、彼らがヘッドホンをしているときに話しかけても、こちらの声が届かないなんてことがよくありますから。「LinkBuds」を実際に利用してみるとそれはもうまったく新しい体験で、「これは小さな革命だね」とお伝えしました。

伊藤:その言葉を聞いたときはすごくうれしかったです。Spotifyさんと「LinkBuds」は主に2つの機能で連携しています。1つは「Spotify Tap」で、ヘッドホンをタップするとすぐにSpotifyでコンテンツを再生できるものです。もう一度タップすると、今度は好きなプレイリストに切り替わります。スマホを操作しなくてもすぐに音楽が聴けるので、若者に人気の機能ですね。もう1つは先ほど「小さな革命」とおっしゃっていただいた、「Auto Play」です。これはまだベータ版ですが、耳にヘッドホンを装着する、歩き出す、オンラインミーティングが終わるといったアクションを検知して、音楽を再生できる機能です。人々の日々の生活の中に、自然に自動で音楽が流れるような体験を目指しています。

トニー:「LinkBuds S」だと、自分が話し出すとノイズキャンセルがオフになり外の音が聞こえる機能もありますよね。すごいことです。

▷お互いの会社にどんな印象をもっていますか?

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伊藤:最初にSpotifyさんのサービスと出会ったとき、サウンドを楽しむ“究極の形”だと思いましたね。このサービスにログインすれば、どんなコンテンツでも聞くことができますから。コンテンツやプレイリストの数がとても多く、音楽に接する人の気持ちに寄り添っていると感じます。音楽の聞き方を自由にしたという意味で、とにかくかっこいいですね。

 また、Spotifyさんとソニーは、テクノロジーやクリエイティビティの力で新しい価値を創出するという点で、価値観が共通していると感じます。また、クリエイター・アーティストとリスナーをより良く結びつけようとしているところも似ていますね。我々のヘッドホンはユーザーの耳に1番近いですし、Spotifyさんはコンテンツとユーザーの接点に1番近いですから、両社が連携すれば新しい価値が生み出せると考えました。

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トニー:僕も同じ考えで、両社は目指してる世界が一緒です。そして面白いことに、お互いがやっていない事業を手がけているんですよね。ソニーさんは、クリエイターとユーザーにハードを提供する会社で、例えるなら始発と終点の位置にいるわけです。対してSpotifyは、クリエイターが作ったコンテンツをプラットフォームに載せてユーザーまで届ける、始発と終点を結ぶ列車の役割を果たしています。この関係性って、すごく相性が良いと思うんですよ。

▷目指しているところが根っこの部分で共通しているんですね。両社の連携によって、オーディオの可能性はどのように広がると思いますか?

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伊藤:両社の連携で、これまで以上に、人と音楽、人と人を、音の力で繋ぐことができるようになると思います。「LinkBuds」の「Link」という名前にも、色々な繋がりから新しい音の体験を作り届けたいという思いが込められています。ヘッドホンは常時装着出来るようになり、ヘッドホンのセンサーからさまざまな事が検知出来るようになってゆきます。一方Spotifyさんのコンテンツも音楽・ポッドキャスト始め、より多種多様になってゆきます。この2つがより自然に繋がる事により、ユーザーのあらゆる生活の中でより沢山の価値提供ができるようになると思います。

トニー:オーディオの可能性といえば、僕はよく「Spotifyは生活のサントラだ」と表現しています。朝起きたときや通勤・通学中、そして良いことや悪いことがあったときなど、皆さんさまざまなシチュエーションで音声コンテンツを聞いていて、生活にサントラがついているような日々を送っています。Spotifyとしてもコンテンツをどんどん拡大して、ユーザーの皆さんに楽しんでもらいたいですし、特に日本において、まだまだ眠っている可能性がたくさんあると考えているので、それらが発掘されるのが楽しみです。たとえばTwitterの人気を見てもわかるように、日本ではつぶやき文化が発達していますよね。今後ひょっとしたら、テキストではなく実際に声でつぶやく音声コミュニケーションが出てくるかもしれません。可能性は無限大です。

若者はすでにボーダーレス みんなで価値を創出する時代に?

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▷価値を提供する相手として想定しているユーザーと、彼らに対してどのようなアプローチをとっているかを詳しく教えてください。

伊藤:誰に届けたいかで言えば、やはり若い世代です。新しい楽しみ方や聞き方は、若い世代から生み出されますからね。それに僕らが若者だったころに比べると、今の若い世代は大変な環境に置かれていると感じるんです。ネットやSNSでできることが広がったと同時に、こなさないといけない課題も増えているように感じます。そういった中で、オーディオで毎日がより楽しくなるような、新しい提案をしていきたいです。

 アプローチの方法としては、ユーザー含め、色々な人と共創することだと思います。これからの時代はボーダーレスにいろんな人と協力して新たな価値を生み出したいですね。一緒にライブで盛り上がり、一緒に音楽の話をして、一緒にお酒を飲んで、次はなにを作ろうかと話し合うような場を作れたら楽しいですね。そこには音のクリエイターやインフルエンサー、そして私みたいにヘッドホンを作っている者もいて、トニーさんみたいにそれらを繋ぐ人もいる。そうやってみんなが一堂に会して新しいものを話し合って作ってゆくイメージです。若者世代は、どこの会社だとか、どこの国だとかをあまり気にしないんです。彼らはすでにボーダーレスなんだと感じる事がよくあります。

トニー:Spotifyのユーザーに対しては、新しいライフスタイルの提案をしていきたいです。そのためには、当然ユーザーに寄り添い、そのニーズを理解していないといけない。伊藤さんがおっしゃったように、みんなでお酒を飲み、音楽を聞きながら話し合うことは、いいアイデアですね。

 クリエイターに対して言えば、彼らが本当に伝えたいことを発信できるよう、応援することです。これまでは「UGC(ユーザー生成コンテンツ)=映像」というイメージが強かったのですが、最近では顔を見せないタレントさんやアーティストもたくさんいますよね。顔を出したくない人の中にも、発信したい人は多くいて、彼らにとってオーディオコンテンツは最適な手段だと思うんです。クリエイターのニーズもオーディオで満たせるはずです。

▷ポスト・コロナの時代において、どんな価値を届けていきたいですか?

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トニー:これからまた外に出ることも増えて、あらゆる状況でオーディオを楽しむライフスタイルが復活すると思います。そのニーズに合うコンテンツや体験を拡大していきます。パーソナライゼーション(個人への最適化)の精度を上げて、より良いコンテンツを届けることで、クリエイターが報われ、ユーザーがよろこぶようなサイクルを作るのがSpotifyの役割ですね。

伊藤:リアルとオンラインの双方ををより快適にしてゆく為に、ヘッドホンで人の耳の力を更に拡張出来たらと思っています。たとえば、外の音を遮音したり開放したり、聴きたい音楽をすぐに聴けたり、話したい人とすぐに話せたり、人との会話を覚えておけたりって、人の耳の力の拡張であり進化ですよね。そういった新しい音の体験を「LinkBuds」で、そしてSpotifyさんと一緒に実現してゆけたらと思います。

Z世代はどのようにオーディオを活用しているのか?

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 文化や消費において、Z世代の影響力が急速に高まっていることは疑いようのない事実で、最新のSNSトレンドや、注目のアーティストもZ世代によって生み出されています。Spotifyでは、毎年「Culture Next」レポートを発表しており、Z世代のオーディオストリーミングとの関わり方や文化トレンド、そしてそれがSpotifyの広告主にとってどのような意味を持つのかを紹介しています。

 2022年度のレポートでは、世界中のZ世代の若者に対しインタビューを行い、注目すべき世界的なオーディオトレンドをいくつかのトピックにまとめました。本レポートを通じて、Z世代は、創造と消費の境界線を曖昧にしているのがお分かりになるかと思います。

※フルレポートはこちら

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創造の境界線を再定義する

 この傾向は、特にクリエイターとファンの関係性に大きく関わっています。かつては一方向からのコンテンツの配信で成立していた関係性ですが、今では双方向のインタラクティブなやりとりに変化しています。

 例えば、AnchorでSpotifyに配信されるポッドキャストでは、新たに投票やQAを行うことができるようになり、クリエイターとリスナーがインタラクティブにコミュニケーションを図ることができるようになりました。また、DiscordやTwitch、TikTokといったプラットフォームの出現により、Z世代のクリエイターは、ファンに語りかけるだけではなく、ファンからの話も聞けるようになりました。 実際にZ世代の47%が、特定のクリエイターのサブレディット(Reddit内のフォーラム)やDiscordなどのデジタル・コミュニティに参加したことがあると回答しています。

 Z世代がこうしたデジタルスペースを利用しているのは、自分たちのお気に入りのスターの最新情報を得るためだけではありません。特に新進気鋭のスターのファンコミュニティにおいては、他のファンやクリエイター本人と交流するためにこうしたプラットフォームを利用しています。

 この傾向について、21歳のシンガーソングライター、Dreamer Isiomaは「私たちはみんな仲間なんです」と述べています。

 日本でも、日本に住むZ世代の約3分の1 (29%) が、特定のクリエイターのファンが集うデジタルコミュニティに参加したことがあると回答しています。

 東京に住む18歳のSAKAIもクリエイターとリスナーの関係について以下のように語っています。「SNSが台頭する前は、クリエイターに関して得られる情報は限られていました。 私たちが見聞きするものは、メディアに管理されていたのです。今では誰もが好きなコンテンツを拡散できるため、アーティストやクリエイターについても以前より多様な情報をチェックすることができます。これによって、クリエイターとの関係も近くなったんです」

心の支えとなるポッドキャスト

 ファンと親密な関係を築いているのは、Z世代のミュージシャンだけではありません。ポッドキャストの世界では、有名人がホストを務め、熱心なファンを中心としたコミュニティが形成されています。このようなインタラクティブ性は、クリエイターが視聴者に効果的にアプローチする方法だけでなく、リスナーが消費するコンテンツとの関わり方を根本的に変えているのです。2022年第1四半期を前年と比較すると、Spotify上のZ世代におけるポッドキャストのリスナー数は平均して40%ほど増加しています。

 また、日本に住むZ世代のSpotifyでのポッドキャストの平均リスナー数も、2022年第1四半期と前年の比較で91%増加しており、現在、日本に住む18〜24歳の3分の1以上 (37%) が少なくとも毎週ポッドキャストを再生しています (15〜17歳では28%)。 

 ポッドキャストはZ世代にとって単なるエンタテインメントではなく、Z世代が生活の中で直面する複雑化した問題に取り組む際に、視点や理解を得るためのコンテンツとなっています。

 Z世代のクリエイターは、ポッドキャストを「自分たちをサポートしてくれるもの」と認識しており、コンテンツを利用する熱心なファンたちに囲まれていると感じています。なお、Z世代が最も聴いているポッドキャストジャンルであるメンタルヘルスは、2022年第1四半期には世界のZ世代における再生回数が前年比で約62%増加しました。

 メンタルヘルス関連のポッドキャストの再生回数は、日本のZ世代の間でも、2022年第1四半期に前年比400%も増加しました。ポッドキャスト番組「ゆとりっ娘たちのたわごと」のホストを務めるゆとたわは、ポッドキャストはリスナーにとって、自分のなかのリアルな感情と向き合う​​ための大きな支えになっていると指摘しています。

「リスナーによると、私のポッドキャストは『友達と話している感覚』なんだそうです。専門知識やトーク力がなくても、皆が何となく思っていることを言葉にすることで、『あ、わかる!』と共感してもらえるんだと思います」 

自分自身であれ

 For the Recordでは、Z世代が議論を呼ぶ(あるいはタブーとされる)可能性のあるアイデアや話題について取り上げる際に、ポッドキャストが魅力的な媒体であるという理由を深く理解するために、人気ポッドキャスト番組『Teenager Therapy』の共同ホストを務めるKayla Suarezにインタビューを実施しました。Z世代リスナーの間で長期的なコミュニティを構築する際に、誠実さや信頼性、傷つきやすさといったものが果たす役割について、彼女の意見を伺いました。

ーーZ世代のコンテンツ制作者の特徴の1つは、以前の世代に比べて、コミュニティとの対話が多いことだと思います。このような傾向は、どのような理由から生まれたのでしょうか?

Kayla Suarez:Z世代は、特にオンライン上において強いコミュニティ意識を持っていると思います。その理由は、同じような興味を持つ人たちのグループやポッドキャスト、あるいはブランドを見つけることができるからです。『Teenager Therapy』では、心の健康を提唱するとともに、私たち自身が偽りなく自分らしく、そして傷つきやすいことも伝えています。それゆえに、視聴者に対して正直であり、信頼と誠実さの基盤を確立できるのです。つまり、視聴者のことを知ると共に、リスナーにも私たちを信用してもらい、私たちが専門家でもセラピストでもなく、視聴者と同じ経験をしていることを知ってもらいたいんです。

 Z世代は、そういう姿勢をとても大切にしています。なぜなら現代は、ブランドが見せかけだけのことをしているのか、それとも本当に正直なのかを簡単に見分けることができるからです。だからこそブランドや企業が透明性をもって取り組むことが、とても有効になると思います。

ーー『Teenager Therapy』は、Anchorで制作されているそうですね。Anchorの魅力や、Anchorを使ったファンとの関わり方について教えてください。

Kayla Suarez:元々Anchorを使うというのは共同ホストのGaelのアイデアです。彼がポッドキャストを配信するのにAnchorが最も効率的な方法だと言っていたのを覚えています。それとコストがかからないこともAnchorを使う大きな理由でした。あと最近Anchor経由でSpotifyに配信する番組では、最後にリスナーに質問をしたり、投票してもらうことができるようになったので、その機能を利用しています。例えば、前回は恋愛における浮気について話していたのですが、その時にこう質問しました。「これは浮気だと思いますか、それとも浮気ではないと思いますか?」こんな感じのちょっとした工夫でリスナーを惹きつけることができるんです。

ーーポッドキャストがこうした会話を率直に展開できるのはなぜだと思いますか?

Kayla Suarez:私たちのリスナーは、とてもオープンマインドだから、仮に不快な話題であっても、議論すべき話題を話すために快適な空間を作り上げることができます。私たちは常に、見解が違っても互いに敬意を払うことを提唱しています。誰もが正しいわけではないことを認め、オープンマインドになることを奨励することが、大きな役割を担っていると思います。

 また、ポッドキャストは、ファンにとって非常に居心地がいいものだと思っています。司会者が耳元にいて、安全な環境で一緒に会話をしているような感覚を覚えます。こうした側面がZ世代に響く理由は、私たちの多くは孤独やストレスを感じることがあり、そのようなときにも誰か特定の人に相談できるとは限らないからです。

ーーZ世代のクリエイターがコミュニティとどのように関係を築いているかという話に戻りますが、お気に入りのリスナーとの交流方法はありますか?

Kayla Suarez:InstagramやDiscordといったプラットフォームを使って、リスナーに質問をしています。それとSpotify Liveは、リスナーを一つの場所に集めることができるので、個人的に気に入っている交流方法の一つです。とても親密で、基本的に何でも言える雰囲気があります。ステージに上がって悩みを打ち明けてくれるのは、いつも聴いてくれているリスナーたちです。リスナーの名前を呼んで、声をかけられるのは、本当にうれしいことですね。

ーーこれまでの『Teenager Therapy』で、特に印象的だったエピソードや瞬間はありますか?

Kayla Suarez:覚えている中で最も印象的だった出来事の一つは、私が大学に入学しようとしていたときでした。私自身は、特に日系移民一世の家系であることから、家を出ることに罪悪感を感じていたことを話していました。その時点ではこの気持ちを分かち合える仲間をまだ見つけていなかったので、みんながどう反応するかわからなかったんです。でも、ポッドキャストを通じて同じような思いをしている人たちがたくさんいたことで、大学への進学に悩んでいるのは自分だけではないことがわかり気持ちが楽になりました。アドバイスをしてくれる人もいたし、私にとっては本当にインパクトのある出来事でしたね。というのも、私はそのことについて、長い間悩んできたし、未だに少し悩んでいるからです。

より深く掘り下げる

 クリエイターと消費者の境界線の進化は、Z世代に関する注目すべきテーマであることは間違いありませんが、これはCulture Next 2022レポートの一部分に過ぎません。

 レポートでは、どのようにZ世代がオーディオストリーミングを利用して、アイデンティティを形成しているか、ノスタルジアを独自の方法で受け入れているか、Spotifyを利用して自分を表現しているか、といった洞察や調査結果も掘り起こしています。

 このレポートは広告主を念頭に置いて作成されましたが、Spotifyはこれらのトレンドから誰もが学びを得ることができると考えています。

 この新しい世代がどのように文化を変革しているのか、その全貌を知りたい方は、ぜひCulture Nextの全レポートをご覧ください。