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Spotifyにビデオポッドキャストが登場。お気に入りのクリエイターを聴くだけでなく観られるように

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Spotifyでお気に入りのポッドキャストを聴くときに、より深くコンテンツの世界に触れられる、アクティブなリスニング体験があればいいのに……と感じることはありませんか? これまでにもSpotifyはクリエイターとリスナーが交流できる場として、投票機能やQ&A機能を導入してきました。さらに、ユーザーがお気に入りのポッドキャストクリエイターをもっと簡単に見つけられるように、そしてポッドキャストクリエイターがファンとつながりを深められるように、音声ポッドキャストに加えてビデオポッドキャストを導入しました。

この新たなフォーマットについては、まずはSpotifyオリジナルのポッドキャスト番組でテストを行ったところ、ユーザーは、場所やシチュエーション、聴いている番組に応じて、音声と動画を簡単に切り替えられるオプションを求めていることなどもわかりました。こうした結果も反映して、本日よりポッドキャストクリエイターに対して、この新しいフォーマットの利用を促進してまいります。今後クリエイターは、Spotifyのポッドキャストの制作・配信ツールAnchorの専用ツールを利用すれば、動画コンテンツをシームレスにアップロード、配信できるようになります。

このツールは一部のトップクリエイターを皮切りに、ポッドキャストに動画コンテンツを追加したいと考えている既存のポッドキャストクリエイターや、Spotifyのリスナーに向けてコンテンツを配信したいと考えている動画クリエイターを対象に、順次提供を開始していきます。すでにPhilip DeFrancoThe GaryVee Audio ExperienceJasmine ChiswellThe WAN ShowJuicy Scoop with Heather McDonaldMark MansonTap In w/ Harry Jowseyなどがビデオポッドキャストを配信しており、今後も番組の数は増え続けていきます。これらの番組はThe Joe Rogan Experienceや、スポーツ&ポップカルチャーメディアThe RingerによるHigher Learning with Van Lathan and Rachel Lindsayをはじめとする、Spotifyオリジナルのポッドキャスト番組や独占番組と共に配信されます。今後も続々と登場するSpotifyオリジナルのビデオポッドキャストをお楽しみに。

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ビデオポッドキャストの探し方は以下のとおりです。

  1. Spotifyのモバイルアプリを開きます
  2. 気になる番組を選び、エピソードページに移動します
  3. 視聴したいエピソードの再生ボタンを押します
  4. 画面下の再生バーをタップすると、動画がフルスクリーンで表示されます
  5. 音声だけを聴きたい場合には簡単に切り替えられます

Spotifyでは今後、さらにビデオポッドキャストを拡充していく予定です。ビデオポッドキャストが気になるポッドキャストクリエイターの方は、こちらのAnchorのブログもご覧ください。

「Spotify Audience Network」が広告主とAnchorを利用するクリエイターのためにさらにパワーアップ

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今年2月に開催されたイベントStream Onにて、Spotifyは革新的な広告プラットフォーム「Spotify Audience Network」を発表しました。同プラットフォームは、音楽やポッドキャストなど幅広いオーディオコンテンツを楽しむリスナーと広告主とを結ぶ、世界初のオーディオ広告マーケットプレイスとなります。

以来、米国、英国、オーストラリア、カナダでサービスの提供を開始し、Spotifyオリジナル&独占のポッドキャストだけでなく、The Wall Street JournalやViacomCBSをはじめとする、Megaphoneで配信されているサードパーティのポッドキャストにも広告を配信できるようになりました。

サービス開始から、Spotifyネットワーク内のポッドキャスト番組の数は50%以上増加しており、その数は今後も増え続ける見込みです。

Spotify Audience Networkはまだ始まったばかりですが、このリスナー中心の新しい広告モデルがもたらすインパクトを私たち自身も感じています。

実際にこれまでの結果、同プラットフォームの誕生をきっかけに、広告主によるリスナーへのリーチと、Megaphoneで配信されているポッドキャスト番組の収益、その両方が拡大したことがわかっています。

AnchorがSpotify Audience Networkに参加

Spotify Audience Networkの現状に満足することなく、私たちはポッドキャストクリエイターの新たなマネタイズ方法を模索し続けています。これまでに、Anchorのサブスクリプション機能の開発などにも取り組んできました。

そして本日、テスト期間を経て、Spotify Audience NetworkをAnchorを利用する米国のクリエイターに正式に公開することになりました

昨今ポッドキャストに対する広告主の関心が急速に高まっていることから、今回のSpotify Audience Networkの拡大により、Anchorのトップクリエイターたちは新たなマネタイズの手段を手に入れられることになります。

そして広告主は「Alyssa Milano: Sorry Not Sorry」「How Long Gone」「Office Hours live with Tim Heidecker」などの急速に人気を増すポッドキャスト番組に広告を配信し、より多くのリスナーとつながりを持つことができるようになります。Spotify上のポッドキャストの70%がAnchorから配信されていることを踏まえると、広告主のリーチは今後より一層広がっていくでしょう。

「AnchorのクリエイターとしてSpotify Audience Networkの一員になれることをとても嬉しく思います」とrSlashのクリエイターは語っています。「Anchorというすばらしいプラットフォームのおかげで、私はここまで番組を成長させることができました。AnchorとSpotifyからこれまでに受けた恩恵を考えると、この新しいマネタイズモデルが、私のようなクリエイターのビジネスをさらに拡大するのに役立つと確信しています」。

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すべての人にポッドキャスト広告を

お知らせはこれだけではありません。

これまで大小さまざまな広告主が、我先にとポッドキャスト番組への広告出稿を試みてきましたが、その実現は一筋縄ではいきませんでした。従来、Spotifyのポッドキャスト番組に広告を出稿するには、Spotifyチームとの直接的なやり取りや多額の予算が必要だったからです。

しかし、私たちは現在、ポッドキャスト広告への参入障壁を打ち破るべく、さまざまな取り組みを進めています。近い将来、大学やインディペンデントなアーティスト、アプリ開発者など、あらゆるタイプの広告主がポッドキャスト広告の価値を実感できるようになるでしょう。

その取り組みの一環として、これから数週間のうちに、セルフサービス型のSpotify Ad Studioで、ポッドキャスト広告枠を手軽に購入できるようになります。まずは米国からのスタートとなりますが、将来的にはより多くの市場に導入していきます。

ブランドを守る環境を維持し、広告主に安心とコントロールを提供

さらに本日、SpotifyはGlobal Alliance of Responsible Media (GARM)にオーディオプラットフォームとして初めて加盟することを発表しました。GARMのメンバーとして、すでに確立されたガイドラインに準拠しながら、オーディオコンテンツにおけるブランドセーフティの基準を業界に先駆けて設定していきます。

「今年、Spotifyは消費者から最も信頼される広告プラットフォームであることがわかりました」と、グローバル広告ビジネスを統括し、バイスプレジデントを務めるリー・ブラウン(Lee Brown)は言います。

「リスナーと広告パートナーの双方からの信頼を維持することは、私たちにとって最重要事項です。すでにSpotifyは、コンテンツとブランドの安全性を確保するために、人とテクノロジーの力を組み合わせて適切なコンテンツを選定していますが、やるべきことはまだまだあります。GARMへの加盟は、業界のガイドラインを遵守することへの私たちのコミットメントの表れです」。

また、近日中にはセンシティブなトピックを除外する機能の導入も予定しています。これにより、広告主は安心して自分たちのメッセージを託すコンテンツを選べるようになるでしょう。

さらに、コンテクストターゲティングツールを強化することで、広告主はサービスや製品に関連するポッドキャストのトピックを選択できるようにもなります(例:ペット関連の番組を楽しんでいるリスナーにアニマルシェルターを提供する広告主がリーチする)。上記のサービスや広告運用に関する詳細は、Ads.Spotify.comをご覧ください。また、Spotify Audience Networkや一連のマネタイズ機能についての詳細は、Anchorのブログをご参照ください。

Anchorの「Music + Talk」機能を使った音声コンテンツ制作のヒント

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2020年10月、Spotifyは新たなオーディオ体験「Music + Talk」を一部の国と地域でリリースしました。このユニークなフォーマットでは、音楽とトークをひとつの番組として楽しむことができます。

このフォーマットは、ポッドキャストをはじめとする音声コンテンツの配信プラットフォームAnchorにて制作できるもので、このたび、日本中のクリエイターとリスナーがこの新しいフォーマットを利用できるようになりました。

そこで本記事では、Music + Talkを使って初めて音声コンテンツを作るクリエイター向けに、制作に活かせるヒントをご紹介します。

Music + Talkを聴いてみる

Music + Talkの特徴や操作性を確認するために、まずはリスナーとしてその機能を活用したコンテンツを聴いてみましょう。

SpotifyのMusic + Talkコーナーでは、小泉今日子さんとYOUさんがK-POPの魅力について語る「小泉今日子とYOUのK-POP PARTY」、kemioさんが最近気になっているアーティストやお気に入りの楽曲を紹介する「kemio’s selection!っていうか、いい曲すぎて耳たりなくね?」、そして、三原勇希さん、あっこゴリラさん、長井優希乃さんの3人が、小中高時代を振り返り、当時のヒット曲を流しながらトークする「令和GALSの平成ポップ鬼語り」など、16のコンテンツが公開されています。

人気ポッドキャスト番組「奇奇怪怪明解事典」や「Off Topic」でも、Music + Talkを使って作られたエピソードが配信されています。気になるものからチェックしてみてはいかがでしょうか。

コンテンツの構成を決める

Music + Talkを使えば、音声コンテンツの表現の幅が大きく広がります。

例えば、自分だけの音楽ラジオ番組を作りたいなら、楽曲の合間にトークを加える形式はいかがでしょう? 特定の曲やアーティスト、ジャンルなどについて深く語り尽くしたいなら、逆にトークの時間を長めに設定し、要所に音楽をはさみ込む構成でもいいかもしれません。

また、ゆったりとした曲とあなたの声を組み合わせた瞑想ガイドや、音楽をタイマーに見立てた料理番組、ランニングやワークアウトのお供にぴったり番組を作る、といった手も。

Spotifyオリジナル番組「Music + Talk: Unlocked」では、聴いた人を深い集中状態へと導き、仕事の生産性を高めるガイドや、ドライブのお供にぴったりな音楽トリビアクイズなど、クリエイティブな音声コンテンツの数々をご紹介しているので、アイデアに困ったらチェックしてみてください。

Anchorのブログでもテーマやトピックスの選び方に関する記事を公開しているので、こちらもぜひご参考に。

AnchorでMusic + Talkを使ってコンテンツを作る

自分が作りたいものが決まったら、さっそくAnchorでアイデアを実際に形にしてみましょう。必要なものは、お手持ちのスマートフォンとAnchorのアプリだけです。

1. Anchorで番組を作る

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Anchorのスマートフォンアプリ、もしくはWebアプリで音声を録音するか、ほかのデバイスやプラットフォームで録音した音声をAnchorにアップロードして、トーク部分を作成します。

Anchorを初めて使う方は、ポッドキャストの始め方を紹介したこちらの記事をご参照ください。

2. 曲を探して挿入する

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スマートフォンアプリの「Music + Talk」ページ、もしくはWebアプリの「Music」ボタンを押すと、音楽検索画面に移動します。そこで曲名やアーティスト名を入れると候補が表示され、選んだ曲が制作中のエピソードに挿入されます。

3. 全体の流れを確認して公開

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トークと音楽が正しい順序で並んでいるかを確認できたら、あとは通常のポッドキャストを制作するときと同じように、タイトルやエピソード情報を埋めるだけ。

トークの合間に挿入された曲は、Spotifyプレミアムプランのユーザーであればフル再生、無料プランのユーザーは30秒まで聴くことができます。

なお、Music + Talk対応番組はスマートフォンもしくはデスクトップアプリから再生が可能で、ブラウザでの再生はできませんのでご注意ください。

このように、Anchorを使えばだれでも簡単かつ無料で、7000万曲以上の音楽を自由に活用した音声コンテンツを作ることができます。
さあ、早速Anchorのスマートフォンアプリ(iOSAndroid)をインストールして、あなただけのオリジナルコンテンツを作ってみましょう!

SpotifyのフラッグシップK-POPプレイリスト「K-POP Daebak」の7年間を振り返る

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2014年9月12日、Spotifyは初めてK-POP専門の公式プレイリスト「K-POP Daebak」を公開しました。それ以来、同プレイリストはSpotifyにおけるK-POPのホームグラウンドとなり、全世界の音楽ファンに7万曲以上のK-POPソングを紹介し、総再生時間は53億分、再生回数は17億回に到達しました。誕生から7年が経ち、今や世界で310万人以上のフォロワーを擁するプレイリストに成長し、K-POPの最新動向をキャッチできる要チェックなハブとして、世界中のリスナーに愛されています。

K-POP Daebakの7周年を記念し、今回はこのプレイリストやリスナーに関連するデータをご紹介します。

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過去7年間で、K-POP Daebakはおよそ53億分間(約8,800万時間)再生されました。これは年数に換算すると、1万年以上に相当します。

K-Pop Daebakを最もよく聴いているのはZ世代の若者たちで、総再生時間の半分以上が18〜24歳(51%)のユーザーによるものでした。次いで25〜29歳(20%)、17歳以下(13%)が同プレイリストのメインリスナーでした。さらに国や地域別のリスナー数トップ10は、アメリカ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、シンガポール、タイ、カナダ、ブラジル、オーストラリアの順でした。

「Spotifyは、韓国のアーティストとその作品を世界中のリスナーに紹介することで、音楽が国境を越えて楽しまれるようになることを目指しています。これまでも、そしてこれからも、韓国における私たちの使命が変わることはありません。Spotifyが、K-POPや韓国のアーティストと世界をつなぐ架け橋の役割を担っていることを光栄に思います」とアジア市場でSpotifyの音楽統括を務めるコッシー・ンー(Kossy Ng)は述べています。

今年2月に韓国でサービスを開始して以来、Spotifyは地元のレーベルやアーティストへのサポートを強化してきました。「Spotify for Artists」のマスタークラスでは、アーティストがより多くの世界のリスナーとつながれるようにSpotify上のデータの分析方法やツールの使い方などをサポートしてきました。

またSpotify上にK-POPのコーナーを設け、K-POP Daebak以外にも幅広いプレイリストや音楽、アーティストを紹介してきました。プレイリストには、新進気鋭の韓国アーティストをいち早く紹介する「RADAR Korea」や「Fresh Finds Korea」、R&Bやヒップホップに特化した「TrenChill K-R&B」や「K-Hip Hop +82」、インディーズ音楽ファン向けの「In The K-Indie」などがあります。K-POPコーナーには、さまざまなテーマや、その時の気分やシーンで選べる定期更新の公式プレイリストも多数公開されています。初めてのリスナーから熱心なファンまで、多面的で奥深いK-POPの魅力を探究いただけます。

さっそく、K-Pop Daebakを聴いてみましょう!

拡張機能であなたのプレイリストにぴったりな曲を見つけよう

プレイリスト作りに熱心なユーザーなら、何の苦労もなくできあがるプレイリストもあれば、選曲に時間がかかるものもあることはおわかりでしょう。テーマや気分に合った曲を見つけたり、刺激を与えてくれるような新たな曲やアーティストを追加したりするのは、簡単なようで難しいもの。そこで、プレイリストに曲を追加する際に何かしらの手助けがほしいと考えているユーザーのために拡張機能を新たに導入しました。

本日よりSpotifyのプレミアムユーザーは、この新機能を利用することで、パーソナライズされたおすすめ曲を簡単にプレイリストに追加できるようになります。 

あなたの好みとSpotifyのテクノロジーを融合させたこの新機能は、ユーザーごとにぴったりな曲を提案し、プレイリスト作りを簡単にしてくれるものです。ワンタップで機能をオン/オフ切り替えることができ、「拡張」ボタンをオンにすると、プレイリストにすでにある曲とマッチするであろうオススメの曲が表示されます。

どの曲を追加するかはあなた次第。使い方は以下のとおりです。

  1. 各プレイリストの上部に表示されている「拡張」ボタンをタップします
  2. すでにプレイリストに含まれている楽曲2曲ごとに、1つのオススメ曲(最大30曲)が表示されます
  3. 気に入った曲があれば、横にある「+」アイコンを押すと、プレイリストにその曲が追加されます
  4. もともとプレイリストにあった曲が置き換えられることはありません。また、「拡張」ボタンを再度タップすればこの機能を簡単にオフにも切り替えられます

来月以降、対象地域*のすべてのプレミアムユーザーが、この機能を利用できるようになります(Android、iOSの両プラットフォームに対応)。今後数カ月のうちに、さらに多くの地域に同機能が展開される予定です。

この拡張機能は、今後も進化していきますので、さらなるアップデートにご期待ください。

*対象地域は次のとおり。アンドラ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、メキシコ、モナコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、米国。

​​*2021年10月20日更新:拡張機能は現在日本を含む130以上の市場でご利用いただけます。

Spotifyのパーソナライズプレイリスト「Release Radar」が5周年、再生回数は160億回に到達

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5年前、Spotifyが「Release Radar」を公開してから、金曜日が以前よりも楽しくなったと感じる音楽ファンも多いのではないでしょうか? 

このパーソナライズプレイリストは、ユーザーが気に入ったアーティストの新曲を毎週金曜日にお届けするもので、リリースから瞬く間に人気を博しました。2016年の公開以来、世界中のSpotifyユーザーがこのプレイリストを再生した数は160億回を超えています。

さらに、Release RadarはSpotifyが世界中で公開しているパーソナライズプレイリストのトップ3に位置し、18〜29歳の若者がリスナーの50%以上を占めています。

そんなRelease Radarの5周年を記念して、以下ではリスナーの注目を集めた曲やアーティストをご紹介します。

※Release Radarには「メイド・フォー・ユー」コーナーの「あなたのNew Music」からアクセスできます。

人気曲

  • Over Now」by カルヴィン・ハリスザ・ウィークエンド
  • Your Power」by ビリー・アイリッシュ
  • Floating Through Space」by デヴィット・ゲッタシーア
  • Afterglow」by エド・シーラン
  • Spicy」 by タイ・ダラー・サインポスト・マローン

人気アーティスト

また、Release Radarは「Discover Weekly」と「On Repeat」に次いで、広告スポンサーのサポートのもとで運営されるプレイリストになりました。つまり、今後企業は、イノベーションと文化の交差点に位置するこのプレイリストをプロモーションの場として活用できるようになります。

Release Radarは直近6日間の聴取傾向をもとに毎週更新されるため、ユーザーは好みのアーティストの新曲をチェックすることができ、一方、広告主は同プレイリストを通じて自社の商品やサービス、考えを訴求することができます。

この新しい広告プラットフォームを最初に活用することになったのは、Disney+です。同社はRelease Radarを活用し、9月3日からビリー・アイリッシュのライブ映画『Happier Than Ever: A Love Letter To Los Angeles』のプロモーションを開始しました。広告掲載の詳細についてはAds.Spotify.comをご覧ください。

メイド・フォー・ユー」コーナーのRelease Radarをチェックして、あなたの好みの最新の音楽にアクセスしましょう。次の金曜日には(そして来週、再来週の金曜日にも)また新たに、厳選された新曲が追加されるので、定期的なチェックをお忘れなく。

米国のポッドキャストクリエイター向けに有料サブスクリプション機能の提供を開始

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Spotifyは設立当初から、クリエイターが作品を収益化するためには、より多くの選択肢があるべきだと考えています。Spotifyでコンテンツを配信するクリエイターが増えるにつれ、広告モデルの改善や、リスナーから直接サポートを受けられる仕組みの整備など、収益化ツールの拡充を進めてきました。

今年4月には、ポッドキャストを配信するクリエイターが、Spotifyやそのほかのプラットフォームで有料サブスクリプションリスナー限定のコンテンツを提供できるよう、ポッドキャスト制作プラットフォームAnchorを通じて「Podcast Subscriptions」の試験運用を開始しました。期間中は100以上のポッドキャスト番組に同ツールを提供し、ジャンルや形式を問わず、さまざまな番組に大きな可能性があるとわかりました。

そして試験運用を経て、本日よりPodcast Subscriptionsを米国のすべてのポッドキャストクリエイターに対して提供する運びとなりました。これによってクリエイターは、Anchor上で対象エピソードを有料購読者限定コンテンツとして設定し、Spotifyをはじめとするさまざまプラットフォームで配信できるようになりました。

今回米国で正式に導入されたPodcast Subscriptionsの特徴は次の通りです。

  • 選択できる価格設定を20種類に拡大し、柔軟性を高めました。
  • 購読者の連絡先リストをダウンロードできるようになりました。これによりクリエイターはファンとより深く交流できるうえ、さらなる価値を提供できるようになります。

またクリエイターの収益を最大化し、購読者限定コンテンツの普及を促進するために、Spotifyは以下のような具体的な施策を実施しています。

まず、Sporifyではポッドキャスターが購読料から受け取る収入の割合を、業界最高水準に設定しています。クリエイターは2023年までは購読料を100%(決済手数料を除く)得ることができます。2023年以降は、購読料の5%をSpotifyの手数料として徴収する予定です。

さらに、先述した私たちの考えを収益化ツール自体にも反映させ、購読者限定コンテンツをSpotify以外のプラットフォームでも配信できるようにしました。Anchorで購読者限定コンテンツを配信すると、Spotifyに公開されるだけでなく、プライベートなRSSフィードが生成されるので、他のプラットフォームを利用しているリスナーにも限定コンテンツを届けることができます。また、SpotifyはiOSやAndroidだけでなく、さまざまなデバイス(スマートスピーカー、ゲーム機、自動車など)でも利用できるため、Podcast Subscriptionsを利用するクリエイターは、どのような聴き方をするリスナーにもリーチすることができます。

Podcast Subscriptionsは今後も日々進化していきます。米国外のリスナーも9月15日から購読者限定コンテンツにアクセスできるようになり、また世界のクリエイターがこのツールを利用できるようになる予定です。(日本での導入は未定です)

詳しくはこちらのAnchorのブログ(英語)をご覧ください。

Spotifyが2021年夏を彩ったトップソング&ポッドキャストを発表

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今年もあっという間に夏が過ぎ去ろうとしています。この夏もビーチや公園、プール、ロードトリップでのひとときを彩る名曲や人気番組が数多く生まれました。今回は、この夏世界のリスナーに最も聴かれたサマーアンセムとポッドキャストのランキングをご紹介します。

この夏のヒット曲

5月29日から8月22日の間にSpotifyで6億回以上再生された、今年のサマーアンセム第1位は、「drivers license」でブレイクしたOlivia Rodrigoの「good 4 u」でした。

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「good 4 u」は、米国、オーストラリア、カナダ、アイルランド、シンガポール、英国、南アフリカ、アラブ首長国連邦などの国と地域で再生回数ナンバーワンに輝きました。5月14日のリリース以来、「good 4 u」は1800万以上のプレイリストにピックアップされ、「Like a damn sociopath」(同名のプレイリストは1500以上)や「Happy and Healthy」(同700以上)など、その歌詞の一節をタイトルに冠したユーザープレイリストも32万5000以上生まれました。

トップ5のうち、残りの4曲は米国以外のアーティストの作品です。第2位は、今年のユーロビジョンで優勝したMåneskinの「Beggin’」でした。また第3位はRauw Alejandroの「Todo De Ti(あなたのすべて)」でした。

第4位の「MONTERO (Call Me By Your Name)」を手がけたリル・ナズ・Xもこの夏の主役と呼ぶにふさわしい存在。そして第5位にランクインしたのは、ドージャ・キャットとSZAのコラボ作「Kiss Me More」でした。

人気ポッドキャスト

The Joe Rogan Experience」は、Spotifyでの独占配信が始まってから1年足らずで、この夏の再生数トップに輝きました。世界のリスナーに愛されたその他の人気ポッドキャストは以下のとおりです。

  • 犯罪ドキュメンタリーならこれ:ミステリー好きにはたまらない「Crime Junkie」は、この夏のポッドキャストランキング第2位でした。
  • 今日からあなたも”ダディーギャング”:Spotify限定で配信されているAlex Cooperの「Call Her Daddy」は、第3位にランクインしました。
  • 今おさえるべきニュースのヘッドラインを網羅:この夏のポッドキャストランキング第4位は、最新ニュースや時事問題をハイライトする「The Daily」。
  • 他人の失敗から学ぼう:第5位にランクインした「Armchair Expert with Dax Shepard」は、私たちがみな人間であることを再認識させてくれます。

ランキングの詳細は以下のとおりです。本ランキングに基づき作成されたプレイリスト「Songs of Summer」で去りゆく2021年の夏に思いを馳せてみましょう。

*注:すべてのデータは2021年5月29日から8月22日に集計されたものです。

この夏のトップ20:音楽編(2021年5月29日から8月22日までのデータを基に集計)

  1. good 4 u」 by Olivia Rodrigo
  2. Beggin’」 by Måneskin
  3. Todo De Ti」 by Rauw Alejandro
  4. MONTERO (Call Me By Your Name)」 by リル・ナズ・X
  5. Kiss Me More (feat. SZA)」 by ドージャ・キャット
  6. STAY (with Justin Bieber)」 by The Kid LAROI
  7. Yonaguni」 by バッド・バニー
  8. Bad Habits」 by エド・シーラン
  9. Butter」 by BTS
  10. Levitating (feat. DaBaby)」 by デュア・リパ
  11. deja vu」 by Olivia Rodrigo
  12. I WANNA BE YOUR SLAVE」 by Måneskin
  13. Peaches (feat. Daniel Caesar & Giveon)」 by ジャスティン・ビーバー
  14. traitor」 by Olivia Rodrigo
  15. Qué Más Pues?」 by J.バルヴィン、Maria Becerra
  16. Save Your Tears (with Ariana Grande) (Remix)」 by ザ・ウィークエンド
  17. drivers licence」 by Olivia Rodrigo
  18. happier」 by Olivia Rodrigo
  19. Leave The Door Open」 by ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク、Silk Sonic
  20. Astronaut In The Ocean」 by Masked Wolf


この夏のトップ10:ポッドキャスト編((2021年5月29日から8月22日までのデータを基に集計)

  1. The Joe Rogan Experience
  2. Crime Junkie
  3. Call Her Daddy
  4. The Daily
  5. Armchair Expert with Dax Shepard
  6. Gemischtes Hack
  7. TED Talks Daily
  8. Anything Goes with Emma Chamberlain
  9. Audience Wellness Services
  10. NPR News Now

音楽とトークで新たなリスニング体験をお届けする「Music + Talk」を日本を含む15の国と地域でスタート

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昨年10月、Spotifyは音楽と音声(トーク)を組み合わせた一つの番組を楽しめる新たなオーディオコンテンツ「Music + Talk」を米国やカナダなどで提供開始いたしました。また対象国のクリエイターは、Anchorを利用すれば誰でも簡単にこの新しい音声フォーマットの番組を作成できるようになりました。

そして本日より、より多くのクリエイターやリスナーにこの新たな体験をお届けすべく、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアの15の国と地域でMusic + Talkを導入しました。

Music + Talkを利用できる国と地域

本日より新たに、日本、インド、フィリピン、インドネシア、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、スウェーデン、メキシコ、ブラジル、チリ、アルゼンチン、コロンビアで、この新しいオーディオ体験にアクセスできるようになりました。

これらの対象地域のクリエイターは、Anchorを使えばSpotify上で配信されている7,000万以上の楽曲をどれでも自分の音声番組に利用できるようになります。一方、リスナーはプレイリストを再生したときと同じように、Music + Talkの番組に含まれる曲に「いいね!」をしたり、保存や共有をすることができます。

配信されたMusic + Talkの番組は、無料プランかプレミアムプランにかかわらず、すべてのユーザーが楽しむことができます。プレミアムプランのユーザーは、すべての曲を始めから終わりまで聴くことができ、無料プランのユーザーは各曲を30秒まで聴くことができます。Music + Talkを活用した番組は、Spotifyが利用可能な国や地域であれば、世界中どこでも聴取できます。

クリエイターにインスピレーションを

今回の対象市場の拡大に伴い、Music + Talkに興味があるクリエイターが必要な情報や企画のヒントを得られるよう、Spotifyは今後さまざまなリソースを提供していきます。

Spotify上のMusic + Talkコーナーでは、この機能を活用した多様な番組を見つけることができます。日本では、小泉今日子とYOUが、K-POPの魅力について語る「小泉今日子とYOUのK-POP PARTY」や、kemioが最近気になっているアーティストやお気に入りの楽曲を紹介する「kemio’s selection!っていうか、いい曲すぎて耳たりなくね?」、三原勇希、あっこゴリラ、長井優希乃の3人が、小中高時代を振り返り、当時のヒット曲とともにトークする「令和GALSの平成ポップ鬼語り」など、16のコンテンツが公開されています。

多くのクリエイターがこの機能を活用することで、より革新的でクリエイティブなストーリーテリングが世界中で生まれることを楽しみにしています。Anchorのブログ記事クリエイター向けページでもMusic + Talkの使い方をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

新機能「What’s New」でお気に入りのアーティストやポッドキャストのリリース情報を一目でチェックできるように

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Spotifyでは、あなたのお気に入りはもちろんのこと、毎週更新されるプレイリスト「Discover Weekly」に追加された新人アーティストの曲や、聴取傾向に基づいたおすすめのポッドキャストなどに自然に出会うチャンスが毎日訪れます。

Spotifyには合計5万時間以上ものコンテンツが毎日アップロードされています(※)。そのためお気に入りのクリエイターのリリース情報を見逃してしまうことも珍しくありません。

そこで、Spotify上でフォローしているアーティストやポッドキャスト番組のリリース情報をまとめて確認できる新機能「What’s New」を公開しました。

「What’s New」を使えば、フォローしているアーティストのニューリリースやポッドキャスト番組の最新エピソードを簡単に見つけられるようになります。フィードはリアルタイムで更新されるので、配信されたばかりのコンテンツをすぐに聴くことが可能です。

そんな「What’s New」には、Spotifyモバイルアプリの「ホーム」画面の上部に新しく加わったベルアイコン(🔔)をタップするとアクセスできます。また、ベルアイコンの左上に青い点が表示されているかを確認すれば、前回のアクセス以降、新しい曲やエピソードが公開されたかどうかが一目でわかります。さらに「What’s New」は、「音楽」と「ポッドキャストや番組」のタイプ別にもフィルターできるので、お目当てのコンテンツをすばやく見つけられます。

「What’s New」に対象コンテンツを追加したい場合は、お気に入りのアーティストやポッドキャスト番組のページにアクセスし、「フォローする」をタップするだけ。すると、フォロー中のアーティストや番組に関連する新しいコンテンツが「What’s New」のフィードに順次表示されるようになります。

「What’s New」を利用して最新リリースをチェックしてみましょう。

※出典:Spotify Stream On

GIPHYとSpotifyのコラボ機能を使ってGIFをさらに楽しもう

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GIF(ジフ)は究極の視覚的メタファーとして様々な場面で活用されています。無数のGIFやステッカーを収録したオンラインデータベースGIPHYで、自分の感情を完璧に表現できるGIFを検索し、それをグループチャットで共有すれば、友達はあなたの気持ちやリアクションを言葉を介さずに感じとれるでしょう。

今回、そんなGIPHYとSpotifyのパートナーシップを通じて、Spotifyとリンクした新しいアーティストGIFが誕生し、音楽がGIFと融合することになりました。ユーザーは認証アーティストのGIPHYページに掲載されたアーティストGIFをクリックすると、そのアーティストのSpotifyのページに直接移動し、音楽を聴けるようになります。

すでにドージャ・キャットザ・ウィークエンドポスト・マローンニッキー・ミナージュThe Kid LAROIConan GrayがGIPHY内にアーティストページを開設しており、今後そのほかのアーティストも続々と参加予定です。

GIPHYの認証アーティストページに実装されたこの新機能には、お住まいの国や地域に関係なく、GIPHYのウェブ版とモバイル版どちらからでも以下の手順でアクセスできます。

  1. GIPHY.comまたはGIPHYのモバイルアプリから、アーティストの公式GIPHYチャンネルでGIFを探す
  2. アーティストの公式GIPHYチャンネルで、気に入ったGIFをクリック(タップ)する
  3. GIFの下に表示された「Listen on Spotify」ボタンをクリック(タップ)する
  4. アーティストのSpotifyのページに直接移動するので、そこで好きなアーティストの音楽を聴いたり、新しい曲を見つけたりする

まずはドージャ・キャットザ・ウィークエンドポスト・マローンニッキー・ミナージュThe Kid LAROIConan Grayの公式GIPHYページで、新機能をお試しください。

How I Podcast:畑で生まれた人気ポッドキャスト、非農家ファン急増の理由と秘訣。『ノウカノタネ』鶴 竣之祐さんに聞く

How I Podcast:畑で生まれた人気ポッドキャスト、非農家ファン急増の理由と秘訣。『ノウカノタネ』鶴田祐一郎さんに聞く

広い畑で1人ぼっち。農作業をしながらラジオを聴いていた鶴 竣之祐さんは、あるときこう思いました。

「日本中でポツンとラジオを聴いている人がいるんだろうな。だったら、みんなでつながれたら面白いだろうな」――。

そこから生まれたのがポッドキャスト『ノウカノタネ』。「つるちゃん」こと鶴さん、「コッティ」こと久保田夕夏さん、「テツ兄」こと毛利哲也さんの若手農家3人が繰り広げる博多弁のゆるい本音トークは、楽しくも深い味わいがあり、農家のみならず多くの非農家ファンを惹きつけています。

この3月には「Spotify NEXT クリエイター賞」を受賞、そして6月にはSpotifyオリジナル番組『ベジフル大百科 The CROPS』も配信を開始し、リスナーの幅はますます広がっています。全国の農家をつなぎ、ポッドキャストを盛り上げる鶴田さんに、番組の発展や制作の秘訣を伺いました。

非農家向けコンテンツで「1500人の壁」を突破

▷2014年から『ノウカノタネ』を配信されているんですね。

鶴:はい、2014年7月からですね。農家はラジオを聴く文化が昔からあって、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんも野良作業をしながら聴いています。僕は福岡県福岡市で父から独立して農業をしていて、野菜や果物を作っているんですけど、スマホをポケットに入れて畑でポッドキャストを聴いています。

ポッドキャストを始めた当時は、今ほど手軽に配信できるものではなかったんですけど、聴く選択肢を増やしたいと思ったし、すでに農家で配信している人もいたので、自然とやってみようと思ったんです。 

メンバーの2人とは農業関係の若手団体で出会いました。「ラジオごっこしない?」と言ったら、「面白そう」って乗ってくれたのが始まりです。

基本的にずっと週に1回配信しています。全員結婚して子どもが生まれて、一時期は月1回にしたことがあったんですけど、リスナーからのリクエストで週1に戻した経緯があります。 

▷もともとは農家向けの番組だったんですか?

鶴:農家同士でつながれたらいいな、と思って始めていたので、コンテンツも農家向けのものばかりでしたし、実際聴いている人も9割くらい農家だったと思います。

 3~4年はそんな感じでやっていて、最初は10人くらいしか聴いていなかったのが、50人、100人、1000人となっていって。だけど、たぶん日本のポッドキャスターに “あるある” だと思うんですけど、1500人ぐらいで1回伸びが止まる、”1500人の壁” っていうのがあるんです。

別にリスナー数を目標にしているわけではないんですが、せっかくやるならもっと多くの人に聴いてほしいなと思ったときに、農家向け “ではない” ところも意識しました。

それに、農家ってわりと職人肌の人が多いので、どうしても視野がせまくなっていってしまうんです。農家がやり取りをするSNSとかもあるんですけど、職人同士だけで話してばかり、という状況になりがちなんですね。

自分自身も農家として、そういうせまい世界でしか語られないコンテンツにあまり未来はないな、と感じていたんです。

そのうちに、リスナーからも少しずつ「農家じゃないけど聴いています」とか、そういうメッセージが来るようになっていきました。

▷例えば、どんなエピソードが人気ですか?

鶴:最近のものでは、「炭水化物の世界」シリーズがよく聴かれました。

炭水化物についてひたすら調べるというものなんですが、それこそ初期にこれをやったとしたら、「CとHとO」みたいな化学的な話が中心になって、「植物生理学的に炭水化物の貯蔵量をより増やすためにどうすればいいか」みたいな話になっていたと思うんですよ。

そういう技術的な話も楽しいんですけど、もっと広く炭水化物について捉えようとして、「人類と炭水化物の歴史」みたいな内容になりました(笑)。中でも「炭水化物とはエネルギーであって、今自分たちが利用している化石燃料も炭水化物だよね」みたいな話をした回は、再生数が一番多いです。

▷話題が農業だけでなくて、社会、科学、歴史、哲学などにもおよんでいるし、英会話とか「大喜利」なんかもやっていて本当に幅広いですよね。

鶴:企画はだいたい思いつきです(笑)。たぶん話すテーマはなんでもいいんですけど、そのテーマの中であまりみんなが考えていないような、普通ではない着地点を1個思い浮かべられたら面白い話になる、と思っているんです。

“農家のポッドキャスター” の強みは、農業という根源的な労働を常日ごろ一生懸命やっていること。ほかと同じことをしゃべっても、どこかに根源的な仕事をやっているからこそ出てくる言葉が1個乗っかればいいな、と。なので、話す内容は農業に特化しなくてもいいな、と今は思っていますね。

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台本なしで自然体、10分の沈黙も編集でカバー

▷どういう環境で収録されていますか?

鶴:もう6年間ぐらいずっと、3人そろって畑の近くの事務所に集まって収録しています。全員独身のときは毎週集まっていたんですけど、結婚してからは月1回集まって2〜3回分「ため撮り」しています。

最初は1本のマイクを真ん中にポンと立てて、パソコンに直接つないで収録していたんが、音質に関してリスナーからの苦情が多かったので、ダイナミックマイクとオーディオインターフェースを買いました。

コロナを契機にオンライン収録も増えましたが、そのときは「Zoom」を使って中継して、それぞれが自分のマイクとパソコンで録音したものを送ってもらって編集しています。

▷企画、収録、編集、配信は3人で分担しているんですか?

鶴:全部僕ですね。企画の内容は自分たちが毎日考えていることなので、7年間途切れることはありませんでした。

「今日はこんなことを話そうと思うんだけど」というのを2人に話して、「いいんじゃない? じゃあやろう」っていう感じで、台本なしで話し始めます。テーマによりますが、だいたいは話し出すと長くなって、1回の収録で3回分あわせて4時間ぐらいかかります。

録音と編集は「Cubase」というソフトを使ってやっています。僕はめちゃくちゃ編集するタイプです。2人には自然に会話してもらうので、10分間ぐらい沈黙することもあるんですよ。結構難しい政治的な話で、「ちょっとこれ、ちゃんと調べんと」みたいなところが出てきたら、3人で一斉に調べ出したりとか(笑)。

そういうのは積極的に容認していて、あとは編集でなんとかします。僕は寝る時間を削って何時間編集作業をやってもあまり苦痛に思わないタイプ。収録のあと家に帰るまでの間も、収録した会話をずっと聴いて、「ここ切って、こう切って」と考えながら帰るのもすごい楽しいんです。

▷配信や宣伝で工夫していることはありますか?

鶴:配信は昔、「Seesaaブログ」というのを使ったり、「WordPress」でサーバーを借りてやったり……いろいろ変遷はあるんですけど、今は圧倒的に「Anchor」です。

ポッドキャスターに特化したサービスだし、今はもう様々なプラットフォームに上げられるようになったので、なにひとつデメリットがない感じ。

宣伝については、すごく考えてランキングアルゴリズムを計算していたこともあるんですが(笑)。すごく不思議なんですけど、結局面白いエピソードを配信したら、再生回数って伸びるんですよね。ほかのポッドキャスターさんと話しても、みんな納得するんですけど。

「嫌われる発言」も耳のメディアだからこそ

▷「YouTube」でも番組を展開されていますが、媒体の使い分けはどうしていますか?

鶴:ポッドキャストに人を呼び込むためにはYouTubeが一番いい、と思って始めました。ポッドキャストとYouTubeではオーディエンスの質が全然違うように感じるので、まったくの別物として運営しています。

YouTubeを観ている人は時間をつぶせるコンテンツを求めているんですよね。一方で、ポッドキャストを聴いている人はその時間の価値を高めたいというか、時間を有効にしたいと思っている人が聴いている。

それはポッドキャストは “ながら聴き” ができるからということなんでしょうけど。ただお皿を洗う時間じゃなくて、その時間を学びの時間に変えたいとか、そういう違いがあるんだと思います。

YouTubeは絵があるので、コンテンツは “ハウツー”。ポッドキャストはもっと頭の中を切り開いて見せているという感じです。

▷耳のメディアだともっとディープになるんですね。

鶴:ポッドキャストは ”絵がない” ところが魅力だと思っていて。情報は制限すれば制限するほど、受け取り側の想像の範囲って広くなるじゃないですか。映画よりも小説のほうが受ける側の想像の幅が広がるのと同じで。

そういった点で、耳のメディアでは映像で観るよりもリスナーが自然と能動的にコンテンツに関わってくれるようになる。だからリスナーとパーソナリティの距離というか、密着度が高くなっているのを感じますね。

リスナーとの距離が近いから、”嫌われること” も言えるんです。たぶん “いい子” にしていたら、あまり熱量のあるコミュニティにはならないだろうなあ、とも思います。

半分にはすごく嫌われるけど、半分にはすごく好かれるようなこと……それこそ農協の青年部とかでは絶対に言わないけど、半分の人が確実に思っていることを言ってしまう、みたいな。リスナーと密着度の高いやり取りをしてきたからこそ言える内容なんです。

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楽しければ、成功

▷今年「Spotify NEXTクリエイター賞」を受賞されましたが、そのあとなにか変化はありましたか?

鶴:これまでは農業に強い興味を持っている人だけが聴いていた番組ですが、アワードを獲ってからはそうじゃない人が聴き始めてくれて。

日本の人口の7割って本来、家系的には農家なんですよ。でも都会に飛び出したり、海外に行ったりしている人が多くて。

そういう人たちが番組を聴いて、「いままで農家のことを勘違いしてた」とか、「ちょっと田舎のじいちゃん、ばあちゃんのところに帰ってみようかな」とか、メッセージをくれたので、メンバーと一緒に「やっててよかった」となりましたね。

ポッドキャストをやっていなかったら、僕は “ただの農家” だったと思います。

それが、いろんなメディアや企業、農家の人が “ノウカノタネのつるちゃん” として僕のことを知ってくれたり、ファンだったりしてくれて、それを通じて農業関連の記事執筆や動画制作の案件が来たり。

正直ポッドキャストをやっていなかったら、たぶん収入も半分やったかな、というぐらいのインパクトはありますね。

▷ポッドキャストが農業界に与えているインパクトはいかがでしょう? “農系ポッドキャスト” も増えているようです。

鶴:ここ1~2年ぐらいずっと「みんなポッドキャストをしよう!」と発信していたんですが、それもあって「自分も始めました!」という人は結構多いと思います。

農家ってすごく昭和的なガチガチの組合社会なんですが、これに違和感を持っている若い農家ってたくさんいて。昭和的な ”~団” とか “~族” とかガチガチのコミュニティじゃなくて、”~系” とか平成以降のゆるいコミュニティが心地いい世代は、もっとゆるいつながりがほしいと思っているんですよね。

そこで ”農系ポッドキャスト” というすごくゆるい括りでなにかインパクトを与えられないかな……と模索しているところです。

▷ポッドキャストの “成功” をご自身の中ではどう定義されてますか? それを踏まえた目標や展望は?

鶴:ポッドキャストは始めた瞬間に成功したと思っています。第1回目で3人が集まったときに、「最終目標は楽しむこと。それ以外の目標はないです」って言ったんです。2人は忘れているみたいですけど(笑)。僕の中ではずっと楽しいので、番組はずっと成功しています。

そんなことよりも、ポッドキャストというものが日本でめちゃくちゃ盛り上がったら、それが僕はいちばん嬉しいなって思うんですよね。それは20代のころ、1人でポツンと畑でラジオを聴いていて励まされたことが大きいのかもしれません。

ポッドキャストが今よりさらに盛り上がって、みんながポッドキャストをどんどん配信して、いろんな番組ができて、聴くものがいっぱいあるという状況になればすごく幸せな未来だな、と思います。ぜひ、そうなってほしいですね。

▷これからポッドキャスト始める方へのアドバイスがありましたら。

鶴:ポッドキャストとかバンド活動とか、恋人と付き合うときとかも全部そうですけど、言い出したほう、惚れたほうが頑張らないと続かないものなので、誘ったメンバーを楽しませてあげることがいちばん大事だと思います。

「一緒にポッドキャストやろうよ」と言って、「面白そうやん!」って思ってくれた人って、「面白そうやん!」って番組を聴いてくれる人とたぶん同じなんですよね。だから、目の前にいるメンバーが楽しそうじゃなかったら、たぶん聴いている人も楽しくないんだろうな、と。

だから、一緒にやっているメンバーたちを魅了し続けていれば、ファンもたくさんついてくるっていうイメージがあって。これはすごく重要だと思います。

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