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今、人気雑誌が読者を惹きつける新しいメディアとしてポッドキャストに注目する理由

#聴くマガジン

Spotifyでは、”Z世代のオピニオンリーダー”のkemioや、現役女子高生モデル/女優として同世代の女性に支持される莉子、テレビや舞台でも活躍するお笑い芸人ロバートや、人気テレビアニメ番組『呪術廻戦』など、さまざまなクリエイターやコンテンツホルダーとコラボレーションによるオリジナル・ポッドキャスト番組を通じて、音声の魅力や可能性を追求してきました。

次なる試みとしてSpotifyは、専門領域での深い知見と編集力を持つ雑誌メディアに着目。長年それぞれの分野の愛好家から高い支持と信頼を集める、3つの人気雑誌とともに、雑誌というフォーマットではお届けできないストーリーやコンテンツを音声を通じて提供する新しいオリジナル・ポッドキャストシリーズ「#聴くマガジン」をスタートしました。

本シリーズには、UFOから古代文明、超能力まで世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジンとして読者から強く支持され続ける『ムー』、日本を代表する美術専門誌としてアートの最前線を紹介する『美術手帖』、世界や日本の美しい風景や文化を“旅”というフィルターを通して紹介するトラベルカルチャーマガジン『TRANSIT』の3誌が参加。各雑誌の編集長や編集者がパーソナリティとなり、毎回それぞれの雑誌ならではの着眼点のもとセレクトされたテーマについて個性的なゲストを交えながら深く語り合います。

それぞれの番組の特徴と各雑誌がポッドキャストに注目する理由を見ていきましょう。

『ムー公式超日常ポッドキャスト』

超常現象や怪談、占いなど各ジャンルの専門家に自由に語ってもらう”公開打合せ”を番組の裏テーマに据えた『ムー公式超日常ポッドキャスト』では、多彩な超日常のミステリーを扱う雑誌ゆえに、ロジカルな誌面の行間に消えてしまうニュアンスや編集部の『実は原稿にこれも入れたかった』部分を音声で楽しむことができます。時事的な話題など日常の話題を起点として、今のオカルト的な観点から話を広げていく。そんな番組について「誌名やイメージは知られているので、改めてムーのコンテンツを知るきっかけとなるメディアとなることを期待しています。既存読者には特集記事の裏情報として楽しんでもらいたいです」と『ムー』編集部の望月哲史氏は述べています。

『instocial by 美術手帖』

「アートと社会」というテーマのもと、多彩な分野のゲストを招き、アートを様々な視点から語る『instocial by 美術手帖』では、近年、地域活性や街づくりをはじめ、福祉、教育など、社会の様々な場面で求められる機会が増えているアートについて、「なぜいま、アートが注目されているのか?」を多角的に読み解いていきます。アートの専門的な解説や作品自体の話だけでなく、アートを取り込んだ事例なども取り上げながら、視覚がなくても想像できるように、背景のストーリートークを重視する番組について『美術手帖』ウェブ版編集長の橋爪勇介氏は、「すでに美術手帖に親しんでいただいているユーザーのみならず、アートに少しでも興味がある方にアプローチできることを期待しています」と述べています。

『TRANSIT VOICE ~旅するポッドキャスト~』

世界を旅する中、旅をつうじて得た体験や、疑問についてその道のプロと語り合いながら、”私たちにはなぜ旅が必要なのか?”を問う『TRANSIT VOICE ~旅するポッドキャスト~』では、世界の人びとや出来事を身近に感じ、日々を健やかに生きるための栄養と教養が少しずつたまっていくような時間をお届けします。「自由に旅することができない今、世界について知ることの大切さ・旅の魅力を伝えつづけたいと考え、新たなタッチポイントを模索してきました。美しい風景を写真で見ずとも、声・言葉をとおして旅の物語を入れることで旅や世界への関心がより深く、パーソナルなものになると考えています」と語るのは、『TRANSIT』副編集長の菅原信子氏。月に2回配信される番組では、毎回、普遍性のあるテーマについて、横断的に語られるほか、最新号の特集裏話なども。あわせて菅原氏は「Spotifyというグローバルなプラットフォームで、TRANSITをご存知なかった方々にも知ってもらい、雑誌媒体にも興味をもっていただきたいです」と述べています。

各雑誌の世界観はそのままに、音声コンテンツであるポッドキャストならではのストーリーテリングによって、リスナーの想像力を喚起することで、新しい興味を掘り起こしていく。「#聴くマガジン」では、そんな体験を新しい表現方法を通じてリスナーのみなさまにお届けします。

日本でもAmazon Alexaで声によるポッドキャストの再生・操作が可能に

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日本でも2月5日から、Amazon Alexaで声によるポッドキャストの再生・操作が可能になりました。

この機能はこれまで、2019年12月からアメリカ合衆国、2020年12月からは11の国と地域(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、メキシコ、カナダ、ブラジル、インド、オーストリア、アイルランド)で利用可能でしたが、この度いよいよ日本とオーストラリア、ニュージーランドでも、声だけでポッドキャストを再生・操作することが可能になりました。

エンタテイメントから役立つ情報、インスピレーションを与えてくれるものまで、世界中でたくさんのポッドキャスト番組が配信されており、Spotifyではすべてのリスナーがこれらを無料でお楽しみいただけます。

Amazon Alexaが搭載されたデバイスを使用すれば、声だけでSpotifyを操作し、バリエーション豊かな様々な番組の中から、お気に入りを選択し、再生することができます。

設定は簡単で、わずか数分で終わります。

1 Amazon Alexaのアプリを起動します。
2 メニューを開き、[設定]、[ミュージック・ポッドキャスト] の順に開きます。
3 Spotifyが接続されていない場合は、[新しいサービスをリンク]をタップしてSpotifyを選択します。
4 SpotifyアカウントをAmazon Alexaのアカウントにリンクします。
5 「アレクサ、Spotifyで [お好きなポッドキャスト番組名] のポッドキャストをかけて」と言ってご視聴ください。

どの番組から聴こうか迷っていますか? 例えば、Z世代のオピニオンリーダーとして若者に支持されるkemioによる初めてのポッドキャスト番組『kemioの耳そうじクラブ』をかけるよう、Alexaに頼んでみましょう。

「アレクサ、Spotifyで『kemioの耳そうじクラブ』をかけて」

その他、日本で人気のポッドキャストは、こちらのポッドキャストチャートをご覧ください。

Alexaでポッドキャストを操作・再生する方法の詳細は、Amazon Alexa Spotify Everywhereのページにアクセスしてください。

ニューヨーク大学がSpotifyと共同でポッドキャストによるジャーナリズムの講座を開講

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写真提供: Jorge Corona / ニューヨーク大学

ニューヨーク大学の学生の多くは、年間履修計画を早々に固め、冬期と夏期の講座もずいぶん前から決めています。しかし、同大学のジャーナリズム大学院が昨年12月に、Spotifyとの提携による新しい短期講座「Podcasting and Audio Storytelling」を1月から開講すると発表したところ、またたく間に200人から履修申込が殺到しました。

この講座が関心を集めたのには大きな理由があります。ポッドキャストの聴取が2014年から2019年の間に3倍に増え、特にジャーナリズム系のポッドキャストが伸びていたことです。

ポッドキャストはすでにジャーナリズムに変革をもたらしていますが、ジャーナリスト志望者がポッドキャストの構成や制作を学ぶ機会はまだ限られています。Spotifyのコンテンツ部門最高責任者であるドーン・オストロフと、ニューヨーク大学のアーツ&サイエンス学部のアントニオ・メルロ学部長が話をするなかでも、その点が話題に上りました。

メルロ氏は、こう語っています。「ポッドキャストは急速な拡大と変化を遂げ、人材ニーズや雇用機会が劇的に増えていますが、この魅力的な分野で仕事をするための専門的な訓練を受けた学生の供給が追いついていません。この課題について意見交換をするなかで、Spotifyの根底にある革新、起業家精神、先見性という気質は、高等教育機関のトップを走るニューヨーク大学のDNAと共通するものだと感じました。Spotifyとニューヨーク大学が提携してポッドキャストの講座を開設するというアイデアは、双方にとってまたとない機会でした」

この講座ではニューヨークの公共ラジオ局WNYCの元記者であるオードリー・クイン氏と、Voxのポッドキャスト『Go for Broke』の司会を務めるジュリア・ファーマン氏が講師となって、15人の受講生を相手に4週間の集中講座を開催しました。さらに、前述のドーン・オストロフのほか、Spotifyスタジオのグローバル責任者であるコートニー・ホルト、Spotify傘下のプロダクションであるGimletの共同創業者であるアレックス・ブランバーグとマット・リーバー、GimletのマネージングディレクターでHuffPostの元編集長であるリディア・ポルグリーンといったポッドキャストに精通するSpotifyの幹部らが、ゲスト講師として参加しました。

「それぞれの分野の第一人者である各講師の洞察と視点は、本講座の寄って立つところを明らかにするとともに、ポッドキャストに関するいくつかの重要な問いについて考えるきっかけになったと思います。アイデアを広げ、市場を分析し、番組として形にするにはどうすればいいのか?閃いたアイデアをもとに制作し、配信するにはどうすればいいのか?どのようなフォーマットやジャンルが人気があるのか?マネタイズを実現するにはどうすれば良いのか?こういった点を様々なゲスト講師と日々考えることで、学生たち自身で答えを導き出せるようになっていきました」

メルロ氏は、この講座がジャーナリズム大学院のプログラムでありながら、ニューヨーク大学の学生であれば専攻を問わず受け入れたという点についても強調しました。マネタイズ、制作、サウンドデザインについて考えるのは、エンジニアリングや経営を学ぶ学生も興味を持つはずです。講座の定員は15人でしたが、募集の段階では、専攻、バックグラウンド、ポッドキャストへの関心の有無にとらわれず、多種多様な学生からの申込を受け付けました。

学生は履修申込の際に提出したポッドキャストの企画案を講座のなかで練り上げていき、最終週には、Spotifyのエンジニアの力を借りながら、短い番組紹介や予告編を制作しました。これをSpotifyのクリエイティブ部門の幹部や講師にプレゼンし、フィードバックを得て修了となりました。「体験学習は大学教育で非常に重要な要素のひとつです。いかなる講座も、学生が情報を自分のものにできなくてはなりません」とメルロ氏は言います。

また、今回の講座が学生に好評を博したことから、次は複数のセッションを実施することを考えていると話すメルロ氏。今後はニューヨーク大学とSpotifyのチームで、個別対応が可能な少人数の講座と、ニーズに応えられる規模のセッションを実施する計画があるほか、同氏としては、ポッドキャストの講座を年間3つから5つほど追加する予定で、学部生や院生向けにポッドキャスト認定プログラムを設けるなど、より幅広く大学の授業に取り入れたいと考えています。

ニューヨーク大学のような教育機関が、ニュースメディアの変化に対して迅速な対応を見せるのは、これが初めてではありません。メルロ氏は言います。「ジャーナリズムの世界でこの25年間に生じた変化を数えていけば、グーテンベルクが活版印刷技術を発明してからの100年間で生じた変化と同じくらいの数になると思います。ニュースとして認められるための要件、ジャーナリストとして認められるための要件、ニュースの流通手段など、これまでのジャーナリズムで一般に当たり前だと思っていたことが、今や当たり前ではなくなっています。ここで指摘しておきたいのは、ジャーナリズムは今、ポッドキャストをただの配信手段ではなく、あらゆる報道トピックにそれぞれ最適な形で取り入れ可能な表現形式と見なすようになったということです」

ポッドキャストは、世界中のクリエイターとリスナーにインパクトを与え続けており、この手法が取り入れられる分野はますます増えています。そして、ジャーナリズムはそのひとつにすぎません。ニューヨーク大学の今回の講座は初の試みとなりましたが、これで終わりというわけではありません。

最後にメルロ氏はこう言います。「学位とは何か、教育の意味とは何かを問うという重責は確かにあります。ただ、こうした呪縛にとらわれすぎず、よりダイナミックかつ、クリエイティブな方法で、何かを作り出す新たな機会を学生に届けていきたいと考えています。これからが本当に楽しみです。」

原文はこちら

「2021年まとめ」を充実させる4つのヒント

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Spotifyでは毎年12月に、それぞれのユーザーがその年に最も聴いた楽曲やポッドキャストをリスニングデータを元に振り返り、まとめリストをお届けしています。

多くのリスナーは、このまとめリストの公開を1年を通して楽しみにしていますが、ときには思わぬ結果が出ることがあります。たとえば、「あなたの2020年まとめ」に、子供が大好きな「アナ雪」の曲ばかり上位を占めていたり、就寝中にずっとヒーリング音楽を流していたせいで名前すら知らない楽曲が並んでいたりした方もいるのではないでしょうか? 

もしそうならば、今年の「まとめ」にはあなたの本当の好みを正しく反映させるために、これから紹介する4つのことを実践してください。今年も残り11か月を切りましたので、すぐに取り組むことをおすすめします。

1. 寝るときはプライベートセッションに切り替え、聴取データを非公開にする

音楽を流しながら眠りにつく習慣がある場合は、本来の音楽の嗜好やリスニング傾向を正確に反映しなくなることがあります。そんなときにおすすめなのが、Spotifyのプライベートセッションです。

プライベートセッションにしておくと、何を聴いているかほかの人に知られることはなく、友達のアクティビティにも表示されません。同じく『Discover Weekly』や 『Release Radar』といったパーソナライズされたレコメンド機能にも、年間の「まとめ」にも聴取データは反映されません。 

スマホでプライベートセッションに切り替えるのは簡単です。[Home] をタップしてから [設定] に移動し、[ソーシャル] にある [プライベートセッション] をオンにします。プライベートセッションを終了するときも手順は同じです。 

2. 子供には子供用の Spotify Kids を使わせ、リスニング体験を切り分ける

去年の「まとめ」にディズニーの新曲や童謡が並んでいた方は、お子さんがいるのかもしれません。そんな方に役立つのが、Spotify Premium Familyプランの契約者が利用できるSpotify Kidsアプリです。
子供はこのアプリを使い、親が利用するSpotifyアプリとは独立した「音楽の遊び場」で好きな曲を楽しむことができます。Spotify Kidsは子供専用のアプリで、エディターチームが子ども向けに厳選した曲の中からお好きな音楽やポッドキャストをお楽しみいただけます。Premium Family プランを契約し、Spotify Kids アプリをダウンロードするだけで、子供たちは自分たちだけの音楽体験を楽しむことができ、これらはあなたのリスニング体験に影響を与えることがなくなります。

3. 新しいアーティストやポッドキャスト、ジャンルに触れる

Spotifyでは、ありとあらゆる種類のオーディオコンテンツを楽しめます。新しいサウンドを見つけたいときは、検索バーからトライしましょう。Spotifyがまとめたプレイリストやユーザーが作成したプレイリストの中から、様々なアクティビティや気分(英語)にぴったりの、新しいオーディオコンテンツを見つけることができます。今のあなたのシチュエーションに合ったプレイリストが音楽のレパートリーを広げてくれるでしょう。

来年の「Spotifyまとめ」では、好きなアーティストだけでなく、好きなジャンルにも変化が現れ、たとえば「インディーロック」や「ポップ」の代わりに、「パーマネントウェーブ」、「エスケープルーム」のようなユニークなジャンルが上位に食い込んでくるかもしれません。音楽以外のオーディオコンテンツがお好きな場合には、[ポッドキャスト] をタップして、ジャンル別 (トゥルークライム、スポーツなど) に番組を探すか、ポッドキャストチャートから探してみましょう。

4. 1年を通じて「まとめ」を利用する

「まとめ」のお届けは年1回だけですが、翌年1月に消えてしまうわけではありません。一年中いつでも、アプリの [検索] セクションで [メイド・フォー・ユー] を開いてスクロールすれば、[2020年まとめ] が見つかります。ここでは「あなたの2020年まとめ」を再生できるだけでなく、あなたのために用意された「Your Top Songs 2020」や「Missed Hits」などのプレイリストを楽しんだり、去年のトップソングやアーティスト、ポッドキャストを見つけたりすることが可能です。

「2020年まとめ」の舞台裏に興味のある方は、ポッドキャスト 「Spotify: For the Record」 をご視聴ください

https://open.spotify.com/episode/2x0w1UD5Xhk74uhUmCPLoH?si=GK8w-StcSC2e5E2LgOezyA

サセックス公爵と公爵夫人が新しいポッドキャスト『Holiday Special』でゲストと2020年を振り返り、2021年の展望を語る

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2020年は、多くの人にとって新しい現実への適応を強いられた厳しい年となりましたが、変化の中でどのように成長し、自分自身と深く向き合うべきかが明らかになった年でもありました。

本日、Archewell Audio(アーチウェル・オーディオ)とGimlet(ギムレット)が制作を手掛ける新しいポッドキャスト『Holiday Special』で、サセックス公爵と公爵夫人が、あらゆることが変わったこの1年を振り返ります。Spotifyリスナーだけが無料で楽しめるこのエピソードでは、さまざまなゲストがそれぞれ学んだこと、今年の振り返り、新年に望むことを語ります。

サセックス公爵ヘンリー王子は、エピソードの冒頭で次のように語っています。「私たちは1年が終わりを迎えるこの時期に、未来を見据え、お互いを思いやることがいかに重要か、そして、物理的に人とつながることが難しい場合でもそのつながりがいかに大きな意味を持つのかという学びを改めて考える必要があります。」

これに続いて、サセックス公爵夫人メーガン妃は、「そこで、私たちをインスパイアしてくれる、尊敬する方々をお招きし、2020年に学んだことを語っていただけたらと考えました」と語っています。

『Holiday Special』は、サセックス公爵と公爵夫人が世界中から招いたゲストによってひらめきや内省の機会、視座を得る特別な番組です。

ゲストには、ステイシー・エイブラムス、クリスティーナ・アダン、ホセ・アンドレス、ブレネー・ブラウン、レイチェル・カーグル、ディーパック・チョプラ、ジェームズ・コーデン、マット・ヘイグ、エルトン・ジョン、フセイン・マナワー、大坂なおみ、タイラー・ペリー、ジョージ・ザ・ポエット(その他、サプライズゲストなど)などを迎える予定です。

多彩なゲストとともに1年を振り返りながら、新しい年をお迎えください。

Spotifyリスナー限定でお楽しみいただけるサセックス公爵と公爵夫人のポッドキャストは、こちらからご利用ください。

原文はこちら

本格的なコントを音声でお届けする“聴くコント番組”にSpotifyとロバートが取り組む理由とは?

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Spotifyは、今年10月より人気お笑いトリオのロバートがホストを務める、Spotifyにとって国内で初めての本格的なコメディ分野のオリジナル・ポッドキャスト番組となる『ロバートpresents聴くコント番組~秋山第一ビルヂング~』の配信を開始しました。

昨今映像番組ではトークバラエティが主流となり、芸人たちが本格的なコントに挑戦できる機会が少なくなる中、リスナーが日常生活の中で気軽に無料で本格的なコメディを楽しむことができ、また次世代を担う芸人や実力派コント師たちが自由にクリエイティビティを発揮し、その魅力が広く発見される新しい舞台を音声だけで創り出すという考えで共鳴したSpoifyとロバートがお届けするこの番組は、開始以来好評を博しています。

番組のホストを務めるロバートに、ポッドキャストでお笑い番組を始めたきっかけについて話をお聞きしました。

番組を作る上で意識したのは、ラジオ番組に似たようなものではない。このコンセプトについて、「ゲストの芸人に自由度の高いシチュエーションを提供することを考え、“雑居ビルの一室に聞き耳を立てる”という設定になりました」と彼らは種明かしします。

メンバーの秋山は、「ポッドキャストだと音声のみで映像もないため、顔芸や衣装、舞台装置に頼ることができないため、必然的に風貌ありきの表現があまり通用せず、それよりも掛け合いのおもしろさが大事になり、顔が使えない分、言葉のしつこさでキャラクターを打ち出していくことが重要」と語ります。一方、“聴くコント”というコンセプトについて、「落語をCDなどの音だけで楽しむという方がいますが、音だけの方がいろんな想像を膨らませることができて、ひとりひとりのキャラクターの表情も浮かんでくるんです」と山本。馬場は「キャラクターや表情を想像しながら聴いてもらうと、何倍にも楽しめます」と語ります。

“聴くコント”の魅力について、彼らが挙げたのは、テレビや舞台と違い、音声であればお金をかけずに化け物にも巨人にもなれるなど、芸人たちの表情やシチュエーションについて、聴き手の想像力を掻き立てることができるという点です。

また、ポッドキャストはテレビやラジオとも違い、ネタの尺やセット、衣装にも制約がないので、より自由に思いっきり笑いを追求できることから、「ゲストにもこの番組を実験の場としても使ってもらいたい。例えば、舞台ではできないような、ボソボソとした喋りや咀嚼音だけとか(笑)。コント好きなゲストをたくさん呼べたらいいですね」といいます。

ゲストが持ち込むコントに対して、「ゲストにもこれまで舞台でうまく処理できなかった、ネタにまで昇華できなかったアイデアがあると思います。そういうものがこのフォーマットにカチッとハマる可能性はある」と語る秋山。芸人がコントをやりやすい環境を追及した番組について、「世界観は掴みやすい」と自信を覗かせます。

『ロバートpresents聴くコント番組~秋山第一ビルヂング~』では、これまでにシソンヌ、ニューヨーク、かまいたち、空気階段など「キング・オブ・コント」の優勝者や上位入賞者などの人気芸人が続々ゲスト出演しており、音声だけの舞台で新しい魅力を発揮しています。耳と想像力で楽しむ”聴くコント番組”は、毎週月曜日0時に最新エピソードが更新されます。ぜひ、お好きなデバイスでお好きな時間に聞き耳を立ててお楽しみください!

“Z世代のオピニオンリーダー”kemioは今なぜ、ポッドキャストに注目しているのか? その理由を語る

kemio Spotify Japan

Z世代のオピニオンリーダーとして知られ、動画投稿サイトやSNSなどを中心に多くの新しいトレンドや「あげみざわ」、「ないたー」などのユニークな“けみお語”を生み出してきた日本を代表するインフルエンサー、kemio。そんな彼が今年6月からSpotifyオリジナルのポッドキャスト番組『kemioの耳そうじクラブ』を開始しました。

“新鮮な情報で耳がクリーンになれば”という意味をタイトルに込めた番組は開始以来、週1回のペースで配信され、若い世代のリスナーを中心に高い人気を獲得。Spotifyのポッドキャストランキングでは常に上位をキープしています。現在ニューヨークを拠点に活動するkemioが、ポッドキャストに興味を持ったきっかけや番組への想いについて伺います。

「Spotifyで『kemioの耳そうじクラブ』を始めて5ヶ月が経ち、SNSのフォロワーだけでなく、仕事で会うクリエイターや著名人からも番組を聴いていると言われるようになりました」と語るkemio。

毎回、いま一番会いたい人や興味がある分野の第一線で活躍する方をゲストに招き、好奇心の赴くままになんでも語り合うトークショー形式の番組では、kemioは、ホストとしてゲストの話を引き出すために聴き手に回ります。その時の動画で見せるような視聴者の“鼓膜を破られる”ような話し方とはまた違った”鼓膜を撫でられる”ような話し方に驚くファンも少なくないそうです。

ポッドキャストについては、「以前からラジオやポッドキャストをやりたい」とは考えていたものの、現在の拠点が日本でないことからラジオとなると週に1回の収録も難しく、自分がやっているSNSの活動自体が、その日にあったことを上げたりすることもあるため、撮り溜めたものだと新鮮味がなくなることなど、放送までの時間やフォーマットの面で現実的ではないと思っていたというkemio。そこでSpotifyでのポッドキャストを考え、マネージャーに相談してみたといいます。

最初にSpotifyでポッドキャストを始めようと思った理由について、kemioは「どこでポッドキャストを聴くかといえば、僕にとってはSpotifyでした。ポッドキャストは何かをしながら楽しめる手軽さと興味があることを探究できるところが魅力で、機内などの移動中にも楽しめます。そして、Spotifyではひとつのアプリでポッドキャストと音楽を切り替えらながら聴くこともできるので、音楽と行ったり来たりする上でとても便利です」と語ります。

また、「ニューヨークにいる僕の周りの人はみんなポッドキャストを聴いています。彼らは自分のお気に入りのポッドキャスト番組を持っていて、毎週新しいエピソードを欠かさずチェックするほど。僕がポッドキャストを聴くようになったのは、友人の車の中で『Call Her Daddy』のポッドキャストを耳にしたのがきっかけです」と語るように今、若い世代の間でポッドキャストは生活の一部になりつつあります。

現在、生活の拠点とするニューヨークでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出が難しくなった時期も。そんな時、「闇に落ちるコース」になったものの、誰かの声に落ち着いた気がしたといい、「リスナーは時に映像よりも音声を通して得られるものを身近に感じる傾向があり、感情的になることもある」ことがわかったといいます。

最後に番組の目標について、「しあわせを共有できる場にしていきたい」と語ったkemio。これまでに番組ではHIKAKINや青山テルマらをゲストに招いてきましたが今後も、様々な分野の専門家をゲストに招く予定で、「いつか、マライア・キャリーのような歌姫ともトークしたい」と将来的な展望も口にしました。

“鼓膜を破る系ではなく、逆に鼓膜を癒やしてあげるタイプの番組”を通して、kemioの新たな一面も垣間みれる『kemioの耳そうじクラブ』。kemioによる”しあわせを共有できる場”はこれからも拡がりを見せていきます。

オーディオライフをもっと楽しくするSpotifyの活用方法

Spotify オーディオライフ

現在、Spotifyは、ユーザーの音楽の好みや聴取履歴からパーソナライズされたオーディオ体験を通じて、無料・プレミアムユーザーともに6億曲以上、190万本以上のポッドキャスト番組を楽しむことができるオーディオストリーミングサービスとして、日本の音楽リスナーの間でも広く知られるようになってきました。しかし、まだまだユーザーの中には馴染みのない機能も多いはずです。この記事では、オーディオライフを満喫するために、Spotifyをうまく活用する方法をご紹介します。

1. アーティスト名、リリース年、音楽ジャンルなどで一歩進んだ検索してみよう!

スポティファイ 検索機能

聴きたい楽曲を探すとき、曲名やアーティスト名だけでなく、さらに詳細を絞り込んだ高度な検索をしてみましょう。特定の音楽ジャンル、リリース年、レーベル名などから自分が聴きたい曲やアーティストの検索を行えます。やり方は検索窓に「year:」、「genre:」、「label:」を入力するのみでとても簡単。たとえば、「2020年にリリースされた曲のみを検索したい場合は「year:2020」、ロックの楽曲のみを検索したい場合は「genre:rock」と入力することで、検索したい条件を絞り込むことができます。

「アドバンスド・サーチ」の詳細はこちら

2. お気に入りの曲がつまったオリジナルプレイリストを作ってみよう!

Spotifyでは音楽のエキスパートである世界中のエディターが選曲した公式プレイリストを楽しむだけでなく、好きな楽曲やポッドキャストの好きなエピソードを集めて自分だけの「プレイリスト」を作成することができます。お気に入りがつまったあなただけのプレイリストを作ってみましょう。

プレイリスト作成方法はこちら

3. 友だちを誘ってコラボプレイリストを一緒に作ってみよう!

スポティファイ コラボプレイリスト

Spotifyでは、友だちを誘って一緒に「コラボプレイリスト」を作成することも可能です。コラボプレイリストでは、プレイリストをシェアされた人も曲の追加や削除、再生順の変更ができるようになります。友だちを誘ってコラボプレイリストを作り、お気に入りの音楽を一緒に楽しみましょう。

コラボプレイリスト作成方法はこちら

4. SNSでお気に入りの曲やポッドキャストを共有しよう!

Spotify Share on SNS

今、聴いている曲やポッドキャストのエピソードを自分だけで楽しむのはもったいない。そんなとき、SpotifyではFacebook、Twitter、LINEなどのSNSを通じてあなたのお気に入りをシェアすることができます。また、Instagramではお気に入りの楽曲やアルバムをいつでも簡単に「Instagramダイレクト」機能を通じて直接友人に送ったり、「Instagram Stories」に投稿することもできます。さらに、編集ツールを使用してスタンプとして表示されるカバーアートをキャプションや絵文字で装飾することができたり、再生画面にループ映像 “Canvas”が表示されている楽曲をシェアできるなど、楽しい機能が多数用意されています。

SNSでのシェア方法はこちら

5. Spotifyコードでお気に入りの楽曲やアルバムを写真を撮るように簡単に検索・再生、シェアしよう!

スポティファイ コード

お気に入りの楽曲やアルバム、プレイリスト、ポッドキャストを友人とシェアしたい場合、スマートフォンのSpotifyアプリでは、各コンテンツのカバーアートの下部に表示される「Spotifyコード」を撮影し、SNSに投稿するだけでそれらのコンテンツを簡単に友人とシェアすることができます。また、この機能ではシェアされたSpotifyコードをSpotifyアプリ内の「カメラ」マークをタップしてスキャンするだけでコンテンツを再生することも可能です。

「Spotifyコード」の詳細はこちら

6. お気に入りの楽曲の歌詞を表示できる歌詞機能を使ってみよう!

Spotifyでは、再生中の楽曲の歌詞を表示する「歌詞機能」も用意されています。この機能では、お気に入りの楽曲の歌詞が歌(ラップでもシャウトでも)に合わせて表示されます。使い方はスマートフォンやタブレットの場合、楽曲の再生ビューを開き、画面下の歌詞をタップするだけ。もう一度タップすると全画面表示にもなります。デスクトップの場合だと、画面右下のマイクボタンをクリックすると歌詞が表示されます。歌詞機能を使って、表示される歌詞を見ながら、よりアーティストが楽曲に込めた意味を感じ取ってみてください。


「歌詞機能」の詳細はこちら

7. シンガロングを使って、歌詞を見ながら好きなアーティストと一緒に歌ってみよう!

スポティファイ シンガロング機能

スマートフォンのSpotifyアプリでは、ボーカル音量を調整し、楽曲にあわせて歌詞を見ながら歌うことができる「シンガロング」機能を使うことができます。この機能では歌詞表示の左下にあるマイクのアイコンをタップして再生中の楽曲のボーカル音量を上げ下げすることができ、実際の楽曲にあわせてお気に入りのアーティストと一緒に歌うことができます。また、楽曲によっては曲の進行とともに音節ごとに歌詞を表示することも可能です。さらに幅広いジャンルからシンガロング対応楽曲の人気曲をピックアップしたプレイリスト「歌うシリーズ」や簡単な質問に答えるだけであなたにぴったりなシンガロングプレイリストを作成するサイトも用意しています。

8. 好きなアーティストのコンサート情報やチケットをゲットしよう!

Spotifyではチケット予約・購入・販売サイトの「イープラス」との連携により、アプリ上で好きなアーティストのコンサート情報を確認できるだけでなく、気になるコンサートがあればすぐにチケット購入サイトへ移動することができます。おすすめのコンサート情報はユーザーの聴取履歴や音楽嗜好に基づいて表示され、Spotifyでお気に入りのアーティストをフォローしておけば、表示されるコンサート情報のラインナップはさらに充実したものに。また、フォローしたアーティストのライブ情報は、メールでも通知されるようになるため、お気に入りのアーティストの情報を見落とすこともありません。コンサート情報は、現在地の近くでこれから開催予定の情報も表示されますが、場所は任意で変更することもできます。

コンサート情報やチケット購入サイトとの連携についてはこちら

9. デスクトップやスマートフォンに保存しているローカルファイルを再生してみよう!

Spotify ローカルファイル再生機能

ストリーミングで配信されていない楽曲もSpotifyアプリで管理して聴いてみたい。そんなときは、デバイスに保存された「ローカルファイル(音楽ファイル)」をインポートしてみましょう。デスクトップでは、「mp3」、「m4p (動画を含まないもの)」、「mp4 (デスクトップにQuickTimeがインストールされている場合)」、スマートフォン、タブレットでは「mp3」がサポートされ、各デバイスにインポートして再生することができます。

「ローカルファイル」の再生方法の詳細はこちら

*タブレットでのインポートはプレミアムユーザーのみ対象
*違法コンテンツを保存またはダウンロードすることは禁止されています。

10. 離れた場所にいてもリアルタイムで一緒に音楽を楽しめるグループセッションを使ってみよう!

Spotify グループセッション機能

プレミアムユーザーは、スマートフォンまたはタブレットで離れた場所にいてもリアルタイムで一緒に音楽を楽しめる「グループセッション」機能を使うことができます。グループセッションでは、一緒に楽曲を聴きたい相手を招待することで、全員が同じ楽曲を再生、スキップなどの操作を行えます。招待の方法はSNSやメッセージアプリでのシェアのほか、リンクをコピーしてメールで送信したり、Spotifyコードをスマートフォンのカメラで読み取ってもらうなどの方法があります。お好きな方法でグループセッションを開始して、お気に入りの音楽を仲間と一緒に楽しんでみてください。

「グループセッション」の詳細はこちら

*グループセッションはベータ版でテスト中の機能のため、今後変更される可能性があります。

いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介した10の方法を活用することで、これまでよりも充実したSpotifyでのオーディオライフが満喫できるはずです。

Megaphone買収によるSpotifyのポッドキャスト広告への投資強化策とは

megaphone header

2年足らず前、Spotifyは、音楽の枠を超えてオーディオが当社の未来になると発表しました。

Spotifyは、音楽やポッドキャストを含むオーディオストリーミングが、リスナー、クリエイター、そして広告主に大きな可能性をもたらす次なる領域になると信じています。

このような理由から、本日、当社が世界有数のポッドキャスト広告およびパブリッシング・プラットフォームであるMegaphoneを買収するとお知らせできることを大変うれしく思います。

パーソナルで、スクリーンを必要としないポッドキャストというメディアの可能性を広げるSpotifyにとって、Megaphoneの買収は新たな一歩となります。今年の初め、SpotifyはStreaming Ad Insertionを発表しました。これは、従来のパーソナルで良質なポッドキャスト広告に、現代的なデジタルマーケティングの正確性と透明性を与えた革新的なポッドキャスト広告技術です。Streaming Ad Insertionは大きな成果を見せており、ポッドキャスト広告の可能性に対するSpotifyのコミットメントを示すものとなりました。

では、ポッドキャスト業界の成長において、今回のSpotify+Megaphoneは何を意味するのでしょうか。

ポッドキャストに出稿する広告主にスケールを提供する

広告主がポッドキャストの可能性を最大限に享受するための準備は整いました。SpotifyとMegaphoneがひとつになることで、広告主はMegaphone Targeted Marketplaceを通じてリーチを拡大しながら、Spotifyのオリジナルおよび独占配信ポッドキャスト全体にわたって広告を起動することが可能になります。

ポッドキャスト・パブリッシャー向けの付加価値を生み出す

SpotifyとMegaphoneはひとつになり、収益増大に貢献する革新的なツールをポッドキャスト・パブリッシャーにお届けします。これは、増加する広告主からの需要といつもコンテンツを聴いているリスナーをマッチさせ、オプトインによってコンテンツを収益化する機会を提供するものです。

両社の統合が完了し次第、現在Megaphoneを利用しているパブリッシャーも、近日中にStreaming Ad Insertionをご利用いただけるようにしていきます。この技術は、今回初めて第三者に提供されるものであり、このようなお知らせができることを大変うれしく思います。これにより、パブリッシャーは、インプレッション(実際に視聴された広告)に基づいて、エンゲージメントの高いオーディエンスを広告主とつなぐことが可能になります。

私たちのオーディオに対する投資は、すでに実を結び始めており、Spotifyの第3四半期決算では、月間アクティブユーザーのうち22%がポッドキャストを視聴しているとともに、ポッドキャストからの広告収入が前年同期約100%増となったことを発表しました。これは、クリエイターが音楽とトークを組み合わせてコンテンツを制作できる、今までに例をみないフォーマット(英語)や、『Your Daily Drive』(英語)をはじめとするミックスメディアのプレイリスト機能などのイノベーションの成果によるものです。

Spotifyで楽しめるポッドキャストの番組数は、現在190万本以上にのぼり、世界中の多様な表現者が語るストーリーテリングや、スポーツ、教育、ウェルネスなどの番組をお届けしています。また、ミシェル・オバマやブレネー・ブラウンからアディソン・レイやDCコミックスまで、世界のトップクリエイターたちがSpotifyを通じて既存のファンにストーリーを届けるだけでなく、新しいファンと出会っています。

時代を牽引する人物の声から必聴のニュースや情報まで、幅広いコンテンツをお届けするポッドキャストは、現代における最も刺激的なメディアのひとつです。私たちは、Megaphoneと一緒にこのビジネスをいっそう推進できることを楽しみにしています。

なお、本取引は規制当局による慣習的な審査の対象であり、買収手続き完了までは通常の事業運営となります。

本件の詳細は、SpotifyのVP兼アドバタイジング・ビジネス部門グローバル主任であるジェイ・リッチマンと、MegaphoneのCEO、ブレンダン・モナハンによるQ&Aを掲載したSpotify Advertisingブログ(英語)の記事をご参照ください。

原文はこちら

※ 日本におけるポッドキャスト広告の提供時期については現在のところ未定です。決まり次第ご案内します。

Higher GroundとSpotify、『The Michelle Obama Podcast』の配信を7月29日から開始

The Michelle Obama Podcast

昨夏、Spotifyのプラットフォームに独占配信するポッドキャストを制作するために当社とパートナーシップ契約を結んだことを発表していたバラク・オバマ元大統領とミシェル・オバマ氏の制作会社であるHigher Ground(ハイヤー・グラウンド)が、この度、パートナーシップによる初の番組『The Michelle Obama Podcast』の配信を開始することになりました。

ミシェル・オバマ氏がホストを務めるこの番組は、前大統領夫人が率直かつ人間味あふれる個人的な談話を通して、自身の弱さをさらけ出すことで何が可能になるのかをリスナーに伝えます。

世界3億人以上のSpotifyユーザーがお楽しみ頂ける番組の独占配信は2020年7月29日より開始されます。

オバマ夫妻は、娯楽性や情報に富み、ひらめきを与えるパワフルなストーリーを制作することで、エンタテインメント業界における新しい多様な声に力を与えるために、Higher Groundを設立しました。ミシェル・オバマ氏が初めて登場するこの番組でもその意気込みをはっきりと感じることができるでしょう。

ミシェル・オバマ氏は番組の配信にあたり、次のように述べています。

「このポッドキャストがリスナーの皆さんと重要なテーマについて共に考えたり、私たちが日常生活の中で抱いている多くの疑問を解決する場になることを願っています。また、たとえ難しいテーマであっても、これがきっかけとなり、リスナーの間で対話が生まれることを願うだけでなく、その対話こそがお互いをより理解・共感しあえる方法だと思っています」。

各エピソードでは、医師のシャロン・マローン、ミシェル・オバマ氏の兄のクレイグ・ロビンソンバレリー・ジャレットコナン・オブライエンミシェル・ノリスなど多岐に渡るゲストを招き、兄弟姉妹親族との関係や子育て、女友達、女性の健康、メンターシップ、結婚など幅広いテーマについてミシェル・オバマ氏と語り合います。

Spotifyのコンテンツおよび広告事業の最高責任者であるドーン・オストロフは次のように述べています。

「Spotifyは、世界中から本質的かつ心を掴む声を見つけ出し、リスナーに紹介したいと思っています。ファーストレディーだったミシェル・オバマ氏とゲストが交わす、率直で人間味あふれる個人的な談話は、世界中のオーディエンスにインスピレーションを与えると確信しています」。

ファーストシーズンは、セールスフォース、およびプロクター・アンド・ギャンブルのブランドであるDawnとTideの提供でお送りいたします。

『The Michelle Obama Podcast』に関する詳細は、Spotify上のHigher Groundのページをご覧ください。

Spotifyのポッドキャスト『Sandra』がグローバルに! そして、ローカライズ版がフランス、ドイツ、メキシコ、ブラジルでデビュー

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2018年4月、Gimlet(ギムレット;現在はSpotify傘下)は、人工知能とはとても思えないAIアシスタントが登場する世界を描いた、7話からなるフィクションドラマ『Sandra(サンドラ)』を発表しました。
アリア・ショウカット(ヘレン)、クリステン・ウィグ(サンドラ)、イーサン・ホーク(ダスティン)など、ビッグネーム(と声)が並ぶ同作品は、公開後に評論家から絶賛されましたが、Spotifyは、テクノロジーやセキュリティ、自己実現といった私たちに関連性の高いテーマを扱うこの作品について、世界中のリスナーに伝える価値のある物語だと考えました。

そして、7月7日火曜日にSpotifyとGimletは、フランス、ドイツ、ブラジル、メキシコ4か国のマーケットで、各国向けにローカライズされた独占配信ポッドキャスト『Sandra』をプレミア公開します。

この作品は言語の翻訳だけでなく、それぞれの文化にちなんだ名前(フランスでは『Sara(サラ)』、ドイツでは『Susi(スージ)』、メキシコでは『Sonia(ソニア)』、ブラジルでは『Sofia(ソフィア)』や、カスタマイズされたストーリー展開など、特別な脚色が加えられています。

翻訳されたポッドキャストはほかにもありますが今回の各国版『Sandra』は、ポッドキャストのフィクションシリーズのヒット作品としては、まさに各国にあわせて脚色した初のローカライズ作品となります。

フランス、ドイツ、ブラジル、メキシコのSpotify Studiosチームは、現地の監督と共同でスクリプトを脚色し、現地の著名人をキャスティングしたほか、現地の文化や言語、ニュアンスを考慮しながら作品を再考して制作しました。

このポッドキャストでは、各マーケットで活躍するデジタルクリエイターやインフルエンサーと、テレビや映画で活躍するベテラン俳優が勢ぞろいし、豪華キャストが実現します。

各国版で使われた名前たちと共に、このストーリーを自分たちの国に向けローカライズするために、各国のクリエイターたちが取り入れた独自の工夫を見ていきましょう。

フランス—『Sara』

  • サラ(サンドラ)役をヴィルジニー・エフィラが、ヘレン役をナトゥが、ダスティン役をステファン・ドゥ・グルートが演じています。
  • 『Sara』最大の変更点:「物語の地理的な設定に最も頭を悩まされました。ヘレンの地元である将来の展望もワクワクすることもほとんどない小さな町に相当する場所をフランスの中から探さなければなりませんでした。
    さらにそこは現実的な形で、ストーリーの展開にふさわしい場所でなくてはなりませんでした。「ヘレンが夫に会いに行くシーンに出てくる刑務所に日帰りで行ける町は、フランスのどの都市が近いのか?」を念頭に考えた結果、フランスのシャラント県にあるリュフェックが、フランス版のガイモンになりました。」―Spotify Studiosフランス&ベネルクス責任者、クレール・アザン
  • 『Sara』最大の挑戦:「言語を変える際には、オリジナル版のリズムやシーンの躍動感を残すことが一筋縄ではいかないことがあります。単語が長くなったり短くなったりすることで文の印象やシーン全体の尺、さらにはストーリーのペースまで変わってしまいます。
    今回は、このような問題に対して非常に具体的かつクリエイティブな解決策を開発した制作スタジオと協力しました。この会社が作ったツールは、オリジナルの英語音声の波形とフランス語の単語を同期させることができます。役者が演技にふさわしいトーンやリズムをつかむのにとても役立ちました」―Spotify Studiosフランス&ベネルクス責任者、クレール・アザン

ドイツ―『Susi』

  • スージ(サンドラ)役をマルティナ・ヒルが、サラ(ヘレン)役をアルミラ・バグリアチックが、イェンス(ダスティン)役をバスティアン・パステフカが演じています。
  • 『Susi』最大の変更点:「ドイツのオーディエンスにとって本物らしく聴こえるようあらゆる細かい部分にまでこだわりました。大きく変更した例は、ストーリーの舞台とその背景で聴こえるものです。あるシーンの背景で聴こえるテレビ番組の音に注意してみてください」―Spotify Studiosドイツ責任者、サロール・クラウゼイェンチ
  • 『Susi』最大の挑戦:「小さな役にまでかなり有名な出演者をキャスティングすることになり、そのせいでスケジュール調整や録音が大変なこともありました。でも、仕上がりを聴いたら、それもすべて報われました」―Spotify Studiosドイツ責任者、サロール・クラウゼイェンチ

メキシコ―『Sonia』

  • ソニア(サンドラ)役をアイスリン・デルベスが、エレナ(ヘレン)役をブリアンダ・デヤナラが、ダニ(ダスティン)役をリカルド・レイノーが演じています。

ブラジルーソフィア

  • ソフィア(サンドラ)役をクリス・ビアナが、ヘレナ(ヘレン)役をモニカ・イオージが、カルロス(ダスティン)役をオタヴィアーノ・コスタが演じています。
  • 『Sonia』と『Sofia』最大の変更点:「この作品は、Spotifyでグローバルに展開する初のポッドキャスト・プロジェクトです。メキシコの『Sonia』とブラジルの『Sofia』には高い期待を寄せています」―Spotify Studiosラテンアメリカおよび米国ラテンアメリカ系オーディエンス責任者、ハビエル・ピニョール
  • 『Sonia』と『Sofia』最大の挑戦:「グローバルプロジェクトを脚色する際の大きな挑戦は、現地語のトーンやニュアンスを常に取り入れられるわけではないということです。しかし、『Sandra』をグローバル展開すると決めた時に私たちはひとつの共通の目標を決めました。それは各国の文化に合わせて脚色することです。今回はまさにその通りに制作やキャスティングを現地で行いました。結果的にこれ以上ないほどうまくいきました。」―Spotify Studiosラテンアメリカおよび米国ラテンアメリカ系オーディエンス責任者、ハビエル・ピニョール

『Sandra』各国版の脚色は、世界中で制作されているポッドキャストにとって、画期的な出来事となりました。

SpotifyのStudios & Video部門のグローバル責任者であるコートニー・ホルトは次のように述べています。
「Spotifyは独自の立場でポッドキャスティングをグローバルに成長させていますが、同時に私たちのお客様が本物の自国向け作品を望んでいることもわかっています。『Sandra』各国版の脚色はこの素晴らしい例です。現地で考え、編成し、そして各国の現場で私たちのクリエイティブチームを活用することで、単なる翻訳ではない、本当にドイツらしい、あるいはフランスらしい、メキシコらしい、ブラジルらしいポッドキャストを制作することができます。2018年に発表された『Sandra』は、当時のGimletが制作した初のポッドキャストのフィクション作品でもありました。ポッドキャスティング、特に『Sandra』が、各マーケットで一流スターを惹きつけたのも、グローバル規模で成長するこのメディアへの力強い支持の表れといえるでしょう」。

オリジナル版を聴き逃した方へ。 下記でストリーミング配信されている『Sandra』をお聴きください。

Spotify の次世代クリエイター向けポッドキャスト制作支援プログラム「Sound Up」が米国、英国、アイルランド、ドイツ、オーストラリア、スウェーデン、ブラジルで開始

Spotify Sound Up カバー画像

自分のポッドキャスト番組を作ってみたいと思ったことがある方に朗報です。今年で 3 回目を迎える Spotify のプログラム「Sound Up」は、ポッドキャストで多様な声を届けるために、次世代クリエイター向けにポッドキャスト制作の研修、ワークショップの機会を提供し、支援します。米国では Sound Up 2020 の申し込みがすでに始まっており、他の国でも間もなく受付が始まります。

Sound Up は、自身のポッドキャスト番組を企画・制作するためのノウハウをワークショップ形式で詳しく学べるプログラムとして、過去 3 年間で2万を超える申し込みがありました。最終的に、英国オーストラリア米国ドイツを合わせて 60 人がプログラムを修了し、うち 10 人が自らのポッドキャスト番組を立ち上げ、3 人が Spotify で Spotify オリジナルのポッドキャストを配信しています。修了生の番組を応援するまとめページもあります。

2020 年の Sound Up は、新型コロナの影響で例年どおりの開催が難しいことから、少し形を変え、2 段階に分けて実施します。第 1 段階は今年後半に行われる4 週間のオンライン講座で、すべての受講者に平等なテクノロジー環境を提供するために、Spotify からコンピューター、Wi-Fi 、録音機材を支給します。第 2 段階では、優れたポッドキャスト企画を提出した受講者を選抜し、各自のアイデアを形にするための対面式トレーニングを開催します。

また今年は、より多くの方々に参加していただくために、ブラジルとスウェーデンでも新たに Sound Up を開催します。スウェーデンでは、女性およびノンバイナリーで、肌の色、文化、言語、宗教、民族による差別を経験しうる方々が対象となります。ブラジルでは、ペリフェリア (大都市周辺部の低所得者層地域) に住む有色人種の若者が対象となります。

それぞれの国で受講者を 20 人ずつ選出し、4 週間のオンラインプログラムを通じて、トークのスキル、ポッドキャストの企画、オーディオの編集、事業運営など、ポッドキャストの制作と配信に必要な知識と技術を学びます。プログラム修了までに、番組の予告編を作成できる技能が身につきます。

今年の米国のセッションでファシリテーターを務めるのは、Sound Up ではお馴染みの Rekha Murthy 氏です。また、共同ファシリテーターとして、制作会社 Pizza Shark の Maria Murriel 氏も参加します。

興味はあるけど、まったくの初心者だから心配……という方も、どうぞご安心ください。Sound Up に参加するのに、ポッドキャスト制作の経験は一切必要ありません。自分の言葉で伝えたいこととがあり、それをポッドキャストで伝えたいという気持ちがあれば十分です。(各国でのプログラムに申し込めるのは、その国にお住まいで、対象者となるコミュニティに属すると自認している方に限ります。)

米国にお住まいの方は、今年の Sound Up へのお申し込みをこちらで受け付けています。スウェーデン、ドイツ、ブラジルにお住まいの方は、今月中に受付を開始します。英国とアイルランドにお住まいの方は、8 月から受付を開始します。プログラムの対象者は国ごとに異なります。米国、英国、アイルランド、スウェーデンでは、女性とノンバイナリーの有色人種の方。ブラジルでは、ペリフェリアに住む有色人種の若者。ドイツでは、LGBQTI コミュニティに属する方です。どのような成果が生まれるのか、今から楽しみです。

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