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Spotifyが「クリエイター・サポート・プログラム」に総額1億円を追加投資。次世代を担う国内音声コンテンツクリエイターの支援を強化

Creator Support Program KV
Creator Support Program KV 1

Spotifyは「音声」の力や可能性を信じており、世界中でクリエイター支援を継続的に展開し、世の中の多様な声やストーリーをお届けできるよう取り組んでいます。

2019年にはポッドキャスト番組の制作・配信が簡単にできるプラットフォームAnchorを買収。クリエイターがリスナーとの関係を強化できるような新たな機能を順次追加しながら、誰もが利用できるツールとして日本を含む世界で提供しています。

またオーディオ広告のマーケットプレイスとして立ち上げたSpotify Audience Networkや、Spotify Ad Studioなどを通じて、米国を中心に音声コンテンツの収益化に向けた基盤作りも始まっています。

そしてこの度日本でも、個人、法人を問わず、幅広い音声コンテンツクリエイターへの支援をより強化するために、総額1億円を新たに拠出し2021年にスタートした「クリエイター・サポート・プログラム」を拡充することが決まりました。

クリエイター・サポート・プログラム

「クリエイター・サポート・プログラム」は、国内の音声コンテンツクリエイターが魅力的な作品を制作し、リスナーを広げ、音声分野でのキャリアを確立することを後押しする目的で、「発掘」「共有」「育成」の3つの軸でその活動を支援するSpotifyのプログラムです。

今回の追加投資によって、創作活動を継続するために支援を必要とするクリエイターに対し、以下のサポートを提供していきます。

  1. 再生回数やフォロワー数をはじめとするSpotify上でのデータに応じて、対象クリエイターの番組に月額3万円から100万円までの制作支援金を提供
  2. 番組の収録を目的とした「Spotify Studios Tokyo」(東京・渋谷)の優先利用権の提供
  3. ノウハウやナレッジの共有を目的としたオンラインセミナーの実施
  4. クリエイター同士が集う交流イベントの定期的な開催
  5. リスナーとのコミュニティ形成を目的にしたイベントの運営サポート

サポート対象となるのは、ポッドキャスト分野で国内初のアワードとなる「Japan Podcast Awards」内に設立された「Spotify NEXT クリエイター賞」の受賞者や、Spotifyが展開するポッドキャストクリエイター養成プログラム「Sound Up」の受講経験者、さらにはAnchorで番組を配信する個人・法人クリエイターになります。Anchorクリエイターについては公募を募り、Spotify内での選考を経て対象者を決定いたします。

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2021年のSpotify Next クリエイター賞受賞者

スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括  西ちえこのコメント

「Spotifyは2019年より本格的に音声事業に取り組んでおります。日本でも『クリエイター・サポート・プログラム』などのクリエイター支援を通じ、コンテンツの多様性を推し進め、ポッドキャストに興味をもっていただくきっかけをリスナーに提案してきました。今回の拡充によってより包括的で充実した支援を提供することで、彼らが新たな創作に挑み、これまでにない革新的なコンテンツを生み出す一助になれましたら幸いです」

応募概要

2022年度  個人クリエイター向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: Spotifyが提供する音声配信プラットフォーム「Anchor」で番組を配信し、5,000人以上のリスナーを持つ、またはソーシャルメディアで5,000人以上のフォロワーを持つクリエイター

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

2022年度 法人企業向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: 新しい番組のアイデアを保有し、Spotifyが提供する音声コンテンツ配信プラットフォームのAnchorで番組の配信を検討している法人利用者

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

Spotifyプラットフォームに関する規則

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Spotifyのミッションは、人間のクリエイティビティを最大限に引き出すこと。そのために、Spotifyでは多くのクリエイターやアーティストに、彼らが自身の作品から収益を得る機会を提供するとともに、たくさんのファンがその作品を楽しんでインスピレーションを得られる場を用意しています。私たちは、Spotifyのプラットフォームでこのミッションを達成するには、さまざまな形の芸術表現やアイデア、視点、意見を歓迎する必要があると考えています。そのため、Spotifyのプラットフォーム上にあるコンテンツのなかには、各個人の好みに合わないものや、Spotifyが推奨するコンテンツとは異なるものが含まれる場合があります。

しかし、だからといって何でもありというわけではありません。これらの規則は、お客様がSpotifyのサービスを利用する際に同意した利用規約に加えて、すべての人がSpotifyを安全に楽しく利用できるようにするために設けられています。

規則の内容

ミュージシャンであってもポッドキャスターであっても、その他のコンテンツ提供者であっても、Spotifyのプラットフォームで許容されていないコンテンツについて把握することが大切です。以下のセクションに記載されているのは例であり、すべての事項を網羅するものではありません。

▷危険なコンテンツ

Spotifyには、何かを創作し、自分を表現し、聴き、シェアし、学び、そしてインスピレーションを得る人々のさまざまなコミュニティが存在します。暴力を助長したり、憎悪をあおったり、嫌がらせをしたりしないでください。また、人を深刻な身体的危害や死の危険にさらすようないかなる行為もしないでください。避けるべき事項:

個人または集団に対する深刻な身体的危害を与えることを促すまたは称賛するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 自殺や自傷行為を奨励、助長、または称賛すること (あなたやあなたの知り合いが自傷行為に悩んだり、自傷行為について考えたりしている場合は、こちらからサポートを得る方法を参照してください)
  • 特定の標的や特定のグループに対する深刻な身体的危害や暴力をあおったり、脅迫をすること
  • 暴力的な過激派組織を宣伝または支持するコンテンツ

個人または特定可能な集団を、嫌がらせや悪意のある関連行為の標的とするコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 特定の人に対して性的な誘いを繰り返しかけること
  • クレジットカードや銀行の口座情報、国民識別番号などの個人情報を共有したり、共有すると脅したり、共有するように他人に勧めたりすること

人種、宗教、性自認または性表現、性別、民族、国籍、性的指向、従軍経験、年齢、障害、または組織的な差別や疎外につながり得るその他の特性に基づいて、個人または集団に対する暴力や憎悪をあおるコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 上記の特性に基づいて、個人または集団に対する暴力を称賛、支持、あるいは呼びかけること
  • 上記の保護されるべき特性に基づいた、個人または集団に関する非人間的な発言
  • ヘイトグループやそれに関連する画像やシンボルを宣伝したり、称賛したりすること

オフラインで害を及ぼす可能性がある、または公衆衛生に対する直接的な脅威となる、医療に関する危険な虚偽情報または危険な詐欺的情報を宣伝するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • エイズ、新型コロナウイルス感染症、がん、または生命を脅かすその他の深刻な病気がデマである、または実在しないと主張すること
  • 漂白剤を使った病気の治療を勧めること
  • 地域の保健当局により承認されたワクチンが死を引き起こすように作られていると宣伝または示唆すること 
  • 新型コロナウイルス感染症への免疫をつけるために、わざと感染するよう勧めること (例:いわゆる「コロナウイルスパーティー」の宣伝や開催)

規制された商品または違法な商品の販売を不正に助長するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 違法な銃器や銃器部品を販売すること
  • 違法薬物を販売すること
  • 絶滅危惧種またはそれに由来する製品を販売すること

児童の性的虐待または性的搾取を助長、要求、または促進するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 性行為をしている未成年者の視覚的な描写、または未成年者の裸体の淫らな描写
  • 金銭授受が発生する児童への性的虐待行為を助長すること
  • 大人が未成年者に性的魅力を感じることを奨励または助長すること
  • チャイルドグルーミングを助長、常態化、または称賛すること

▷詐欺的なコンテンツ

Spotifyで上質な体験を提供するには、利用者になりすましがいないこと、詐欺にあう心配がないこと、そしてSpotifyのプラットフォームを不正に利用しようとする人がいないことを確信できる環境が必要です。他人をだますような悪質な行為はしないでください。避けるべき事項:

人をだますために他人になりすましたコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 既存のクリエイターと同じ名前、画像、説明を複製すること
  • 誤解を招くような方法で、他の人物、ブランド、または組織を装うこと

危害を加える可能性のある方法で、不正に操作されたメディアや合成メディアを本物として宣伝するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 実在する正当な情報源から得た音声や映像の記録を、元のメディアの意味や文脈を変えるような方法で改変し、それを真実であるかのように見せかけることで、話し手やその他の個人に危害が及ぶ危険性があるもの
  • テクノロジーを用いて人工的に作成された音声メディアまたは映像メディアで、真実であるかのように見せかけたもの (デジタルに作成された性的な音声コンテンツや映像コンテンツ、誰かが犯罪を犯したように偽装したコンテンツなど)

選挙関連の手続きを不正に操作または妨害しようとするコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 市民参加型の手続きについて、市民の参加意欲をそいだり、参加を妨害するような偽りの伝え方をすること
  • 選挙への参加について有権者を威圧したり、参加を抑制したりすることを目的とした、誤解を招くようなコンテンツ

Spotifyのコミュニティを不正に利用しようとするコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません

  • パソコン、ネットワーク、システム、またはその他のテクノロジーに危害を加えたり、不正にアクセスしたりしようとするマルウェアの実装や、悪質な関連行為に関する指示を投稿、シェア、または提供すること
  • フィッシング、またはそれと同様に人をだまして機密情報を要求したり収集したりしようとすること
  • 一攫千金をうたう商法やマルチ商法などの投資詐欺や金融詐欺を助長したり、虚偽の情報によって金銭を手放すよう勧めたりすること

▷デリケートなコンテンツ

Spotifyにはすばらしいコンテンツがあふれています。とはいえ、Spotifyのプラットフォームでは許可されていないものがあります。過度に暴力的なコンテンツや残酷な描写のコンテンツ、また性的に露骨なコンテンツは投稿しないでください。避けるべき事項:

暴力、流血、またはその他のショッキングな光景のむやみな描写や、生々しい描写を助長するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • ひどく損傷された体やバラバラになった体 
  • 動物虐待や動物を痛めつける行為を助長すること 

露骨な性描写を含むコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 性的欲求を満たす目的で使われるポルノ、または性器や裸体の視覚的な描写
  • レイプ、近親相姦、または獣姦に関連する性的な話題を擁護または美化するもの

▷違法なコンテンツ

法律には必ず従わなくてはなりません。誰であろうと、関連する法律や規制を遵守する責任は私たち全員にあります。避けるべき事項:

関連する法律に違反するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 関連する制裁措置や輸出規制に準拠していないコンテンツ
  • あらゆる種類の違法行為を助長する、またはそれらの行為に関わることを意図したコンテンツ

他人の知的財産権を侵害するコンテンツ。これには以下が含まれますが、これらに限定されません。

  • 必要な許可なくSpotifyに提供されたコンテンツ
  • 第三者の著作権や商標を侵害するコンテンツ

▷規則に違反した場合はどうなりますか?

Spotifyでは真摯に判断を行い、背後の事情を考慮の上、決定します。規則を破ると、違反したコンテンツがSpotifyから削除されることがあります。違反が繰り返された場合は、アカウントの一時停止または閉鎖につながる場合があります。

▷他に知っておくべき情報はありますか?

これらのプラットフォーム規則は、Spotifyをこれからもすべての人にとってオープンで安全なプラットフォームにするためのものです。今後も、必要に応じてこの情報を精査および更新していきますので、定期的に情報をご確認ください。お使いのSpotifyの製品や機能によっては、追加の要件が適用される場合があります。その場合はそちらにも準拠してください。

▷問題を報告するにはどうすればよいですか?

Spotifyのコンテンツで問題が見つかった場合は、ちらからSpotifyにご報告ください。

次世代を担う注目アーティスト「RADAR: Early Noise 2022」が決定。国内外にリスナーを広げ多面的に魅力を発信できるようプログラムのサポートを拡充

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Spotifyは、リスナーとアーティストが出会い、つながりを深めることができるように一貫して取り組んできました。毎年年初に注目の新進気鋭のアーティストを発表し、その年を通じてプレイリストなどで耳の早い音楽ファンにその魅力を紹介しているのも、その一環です。

2022年も、今年飛躍が期待される注目の国内新進アーティスト10組を「RADAR: Early Noise 2022」として選出しました。2017年に国内新進アーティストのサポートプログラムとしてスタートした「RADAR: Early Noise」からは、これまでにあいみょん、Official髭男dism、King Gnu、藤井 風、Vaundyほか様々なアーティストがこのプログラムを通じて多くのリスナーを獲得し、国民的なアーティストとして羽ばたいていきました。

昨年も、Spotifyが国際女性デーに立ち上げたプレイリスト「EQUAL Japan」のマンスリーアーティストとしてDoulが、日本のヒップホップカルチャーを発信するプレイリスト「+81 Connect」のアンバサダーとして(sic)boyLEXが選出されたほか、Spotifyとテレビ東京が制作した駆け出しのポッドキャスト・クリエイターを主人公にしたドラマ「お耳に合いましたら。」のエンディングテーマに、にしなの「東京マーブル」が起用されるなど、選出アーティストの魅力を様々な形で紹介してきました。

6年目を迎える今年は、アーティストがさらに多くの音楽ファンに作品を届け、そのクリエイティブな魅力を知っていただけるよう、従来のプレイリストやイベントなどでのサポートに加え、新たな取り組みを実施します。

海外へ向けた発信の強化
Spotifyが世界で展開する新進アーティストサポートプログラム「RADAR」と連携を強化し、グローバルプレイリストやマーケティングキャンペーンなどを通じて選出アーティストを海外へも紹介します。また海外アーティストとのコラボレーション機会も模索し、国を越えたリスナーの獲得を後押ししていきます。

アーティストの魅力を多面的に伝える
アーティストの魅力や世界観を紹介するパフォーマンス映像やドキュメンタリー映像を制作し、Spotifyのオウンドチャネルなどで発信していきます。プレイリストでアーティストに出会ったリスナーとつながりを深められるようにサポートします。

「RADAR: Early Noise 2022」の選出アーティスト

「RADAR:Early Noise 2022」選出アーティストは以下の通りです。アーティスト名をクリックすると、各アーティストからのコメントが見られます。

SpotifyのTwitterアカウントでは、各アーティストから寄せられたコメントを公開しています。

それぞれのアーティストの楽曲はプレイリストやMusic+Talkでもお楽しみいただけます。

Spotifyが”クリックできる音声広告” Call-to-Actionカードをローンチ

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音声業界の次なるフロンティアとは一体何なのか?
この問いに対するSpotifyの答えは、”インタラクティブ性”です。昨年、私たちはビデオポッドキャストQ&Aや投票機能など、クリエイターがオーディエンスとよりダイレクトに交流するための新しいツールを導入しました。また、リスナーが自分と友達の好みをひとつの共有プレイリストとして統合できるBlendや、Spotify内で音声による操作が可能になる「Hey Spotify」をローンチしました。

そして今、私たちは音声広告体験にインタラクティブ性を取り入れようとしています。

朝のランニング中にパーソナライズされたOn Repeatで心と身体を鼓舞したり、夕食を作りながらHigher Learningでその週のポップカルチャーニュースをチェックしたり、渋滞中にArmchair ExpertMonicaDaxが人間の苦悩について語るのを聴いたりと、音楽とトークは常にあなたの傍にいることでしょう。

しかし、そんな時に、Ultaのホリデーセールや、Athletic Greensの月額コース25%オフの情報を耳にしたらどうでしょう。これまでの音声広告では、スマホやパソコンで広告情報をチェックするために、プロモコードやURLなどのキャンペーン情報を覚えておかなければならず、その体験はシームレスとは到底呼べないものでした。そこで私たちは、Call-to-Action(CTA)カードと呼ばれる新しい広告体験をポッドキャストに導入いたしました。

CTAカードは、ポッドキャスト広告の再生開始と同時にアプリ内に表示され、その後、Spotifyアプリの操作中にも再び表示されるため、広告に出てきたブランドや製品、サービスを簡単に確認できるようになります。もうプロモコードやURLを頭の中で何度も繰り返す必要はありません。

CTAカードの導入により、Spotifyはポッドキャスト広告を初めてインタラクティブなものにし、音声広告を聴くだけのものから、見て、さらにはクリックすることもできる体験へと昇華させました。

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マルチタスクに適しているというデジタル音声の特徴もあり、聴取者の数は増加の一途をたどっています。eMarketerによると、米国では、モバイルデバイス上で音声コンテンツに費やす時間は、SNSや動画視聴、ゲームに費やす時間を上回っています。CTAカードは、インタラクティブかつマルチウェイな体験としての音声の未来に向けた、Spotifyのさらなる一歩と言えます。

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CTAカードは、本日より米国内の一部のSpotifyオリジナル、独占配信ポッドキャスト番組で配信が開始されます。私たちのテストでは、クリックできないポッドキャスト広告と比較して、CTAカードではサイト訪問数が2倍になることが示されており、特に広告主のみなさまには魅力的な機能になるでしょう。詳しくはAds.Spotify.comをご覧ください。

SpotifyがWhooshkaaの買収を通じて、Megaphoneの機能を強化へ

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この2年間、Spotifyはデジタル音声広告の発展に注力し、クリエイターやパブリッシャーの成長を促進しながらも、広告主にさらなる付加価値を提供することを目指してきました。2020年11月にはMegaphoneを買収し、ポッドキャストパブリッシャーがコンテンツからより多くの収益を得られるよう、革新的なツールを提供できるようになりました。さらに2021年には、Streaming Ad Insertionへの機能追加や、Spotify Ad Studioでのポッドキャスト広告販売の開始、Spotify Audience Networkを導入しました。また、Spotify Audience Networkの導入以来、同プラットフォームに参加するMegaphone上のパブリッシャーのフィルレートとCPMは2桁成長を遂げました。

つまり、Spotifyはポッドキャストにおけるマネタイズの促進を通じて、ポッドキャストパブリッシャーのビジネスの成長に寄与してきたのです。今やSpotifyの広告主のおよそ5社に1社がSpotify Audience Networkに参加しています。

引き続きSpotifyは、世界中のパブリッシャーのポッドキャストビジネス成長に向けて、支援を行っていきます。その一環として、このたびオーストラリアを拠点とするポッドキャストテクノロジープラットフォームWhooshkaaを買収したことを発表します。このプラットフォームは、独立系クリエイター、パブリッシャー、放送局、ブランドを対象に、コスト効率の高いオンデマンドオーディオコンテンツのホスティング、配信、収益化、顧客追跡ツールをエンドツーエンドで提供しています。さらにWhooshkaaは、ラジオ放送局に対し、既存の音声コンテンツをオンデマンドなポッドキャストコンテンツに簡単に変換するための専門ツールを提供しています。Spotifyはこれらのテクノロジーを近日中にMegaphoneに統合する予定です。

以下では、Whooshkaaの買収によってパブリッシャーや広告主にどのようなメリットが生まれるかをご説明します。

パブリッシャー支援の強化

AdLarge Media、Wall Street Journal、Australian Radio Networkなどの大手パブリッシャーが利用するMegaphoneは、ポッドキャストビジネスの構築、収益化、測定ができる強力なツールを、Spotifyのきめ細かなカスタマーサービスとともに提供しています。WhooshkaaのBroadcast-to-Podcast技術がMegaphoneに統合されれば、ラジオ放送局は既存の音声コンテンツをより簡単かつ迅速にポッドキャストに変換し、Megaphoneの一連のツールやテクノロジーにアクセスできるようになります。

増え続けるオーディエンス

世界のデジタル音声市場は記録的なスピードで成長を遂げており、その勢いは一向に衰える様子がありません。そんな増加の一途をたどるオーディエンスに広告主がリーチするうえで、世界で最も人気のある音声プラットフォームSpotifyは最適の舞台と言えるでしょう。

Spotify Audience Networkに参加することで、広告主はSpotifyのオリジナル番組や独占配信番組だけでなく、MegaphoneおよびAnchor経由で配信されるサードパーティコンテンツを含む、Spotifyネットワーク全体のオーディエンスにリーチすることができます。Whooshkaaの革新的なBroadcast-to-Podcast技術の統合により、今後さらに多くのサードパーティコンテンツをSpotify Audience Networkで活用できるようになり、広告主はより多くのオーディエンスとつながれるようになります。

デジタルオーディオ市場の明るい未来

Spotifyは、デジタル音声業界が今後さらに加速度を上げて成長を続けると考えています。Whooshkaaの買収がラジオ放送局にとって何を意味するのか、詳しくはMegaphone.FMをご覧ください。

将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)
上記の一部の記述は、1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引所法第21E条が規定する「将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)」に該当します。「でしょう、いきます(will)」、「期待しています(expect)」などの表現は、将来予想に関する記述であることを示すためのものです。将来予想に関する記述の例としては、買収による潜在的な利益や買収完了の予想時期に関する記述などがありますが、これらに限定されるものではありません。このような将来予想に関する記述は、1995年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)に含まれる将来予想に関する記述のセーフハーバー条項の対象となることを意図しており、この記述はセーフハーバー条項を遵守する目的で記載されています。このような将来予想に関する記述には、米国証券取引委員会への提出書類に記載されたリスクを含む(ただし必ずしもこれらに限定されない)、過去の実績や現在の期待、予測と実際の結果が大きく異なる可能性のある重大なリスク、不確実性および仮定が含まれています。当社は、本資料の日付以降に発生する事象や状況を反映させるために、将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。

How I Podcast:ニッチでもファンが集まる!難しい学問を身近にする『ゆる言語学ラジオ』の戦い方

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2021年1月にスタートした人気ポットキャスト『ゆる言語学ラジオ』は、その名の通り、ゆるく楽しく言語の話が楽しめる番組です。

そのホスト・聞き役を務めるのは堀元見さん、そして言語学の知識を駆使して見事に解説するのが水野太貴さん。一見とっつきにくそうな難しい日本語の文法や言い回し、語源なども、2人の手にかかると、いっぺんに身近で楽しい学びに様変わりします。

最近ではこうした時間を共有するリスナーや研究者が集まる「コミュニティ」も設立。彼らを巻き込んで、番組はさらに発展を見せています。2人の番組作りやこれからの展開について、お話を伺いました。

出会いはツイッター「すげー面白いやつ!」

▷番組を始めたきっかけは?

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堀元:ひょんなことからですね、僕はツイッターとかでよく「だれかメシおごってくれ」みたいな募集をしてるんですけど、それに当時全然面識のなかった水野が連絡をくれて。それで一緒にメシを食ったら、「スゲー面白いやつが出てきた!」っていう衝撃を受けたんです。

「こんなに面白いやつが外野にいるなら、発掘してなにかコンテンツにしなきゃいけない」と思って、義務感に駆られて始めました。

水野:そんなこと思ってたの?

堀元:面白いものはちゃんと世に出さないといけないから。

水野:すごい、作家気質が強い(笑)。初めて会った当日に言語学の話をしたら、「そんな学問あるんだ」ぐらいの感じでしたよね。

堀元:まったくなにも知らないので、完全に素人として話を聞くつもりで、「ポッドキャストしよう」ってなりましたね。

水野:僕は大学生のころに言語学をやってましたし、そもそも小学校のときから難読漢字とか英単語とかことわざとか、そういうのが好きで、当時から暇なときに辞典を見たりしていました。

言語に関する興味はもう20年ぐらい、ずっと持ち続けてきたという感じですね。

▷言語学でここまでリスナーを惹きつけるのはすごいですよね。

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水野:「言語学」っていうと、結構ガチで言葉を分析する学問になっちゃうので、もうちょっと手前の、例えば「こういう新しい言葉が出てきてるけど、面白い表現だよね」だとか、「習った英単語はこんな語源で、実はこれとつながってるよね」みたいに、かなり身近なトピックにするよう、極力気をつけています。

堀元:物の数え方を扱った「助数詞」の回は面白かったね。

水野:僕が助数詞が全部載っている辞典を読んだんですね。それでほかの書籍も読んでみると、「助数詞は物に対する日本人の認識を反映してるなあ」って1人でテンション上がっちゃって。

それを堀元さんに30分ぐらいでしゃべろうと思ったら、2時間ぐらいずっとしゃべっちゃうっていう回なんですけど。

堀元:1回の予定で上げようと思ってたのに、全5回になりました。たぶんものの数え方であんなにテンション上がる人、世界に1人しかいないんじゃないかと思います(笑)。

コミュニティでマネタイズも

▷ポッドキャストというメディアで発信することに決めた経緯は?

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堀元:2年ぐらい前からポッドキャストを結構いっぱい聴いていたので、音声コンテンツが好きっていうところがベースとしてはあります。

とても影響を受けたのは、ずっとランキング上位の『コテンラジオ』さんなんですけど、それに勝ちうるものをやりたいなあと思って。完全に後追いだと絶対に抜けないので、まずは動画に注力してやろうと。

その発想で、ゆる言語学ラジオはテロップなどをかなり気合入れてつくっていて、どちらかというと動画のほうがメインという感じですが、「いいとこ取り」を上手にしながら、ポッドキャストと両方という形に落ち着きました。

▷音声と動画という2つのメディアでコンテンツを発信する中で気づいた、それぞれの魅力は?

堀元:水野がめっちゃ難しい用語を使うので、「なにその言葉?」って全然字が浮かばないケースが結構あるんですけど、動画ではテロップつきで観てもらえるところがいいですね。

動画を観たあとで、復習としてもう1回ポッドキャストで聴くっていう使い方をしている人が結構いっぱいいて。「あ、これが小難しいコンテンツの理想形なのかな」っていうのをすごく感じています。

音声だと皿洗いとかしながら聴く方が多いので、1時間でも2時間でも離脱しないで聴いてくれる。「YouTube」のユーザーってみんな1分でいなくなるので、そこはもう本当に、音声のすばらしいところだな、と思います。

水野:最近、ファンの「コミュニティ」を始めたのですが、やっぱりポッドキャストリスナーは「濃い人」が多いのが実感としてありますね。

研究者の先生にもコミュニティに入ってもらって、夜、ボイスチャンネルで研究者同士でお酒を飲みながら議論してもらったら、リスナーたちがチャットでメモをめっちゃ取っている、みたいなことが起きてましたし。

あとは、うんちくに関連するうんちくを次の人がいう、「うんちくしりとりパンクラチオン」っていう遊びを一度ポッドキャストでやったことがあるんですけど、コミュニティ内で勝手にずっとうんちくしりとりをしている人とかもいますね。変なコミュニティだな(笑)。

堀元:ハハハそうですね。でも、『ゆる言語学ラジオ』のリスナーが集まらないとできない遊びなので、孤独感の解消にもなって、割と意味のある場所なのかなと思っています。

▷コミュニティはマネタイズにもつながっていますか?

堀元:はい。月額でお金を払ってくれている方向けのサポーターコミュニティとして運営しているので、マネタイズになっていますね。そんなに大したものを提供してるわけではないんですけど、いつも楽しんでくださっている方は「お布施をしたい」と言ってくださって。

下限1000円で「あといくら上積みしてもいいですよ」というシステムにしたら、1万円出してくださる方もいらっしゃるんですね。

「投げ銭コミュニティ」みたいなのは、すごくポッドキャストと相性が良いと思います。

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公開収録もスタート

▷番組の企画アイデアにもコミュニティが関わったりするんでしょうか?

水野:企画はほとんど僕が話したいことを提案していますが、コミュニティでリスナーさんからいろんなエピソードを集めて台本に活かす、みたいなことも今後はできそうだなと思っていますね。

例えば今、「赤ちゃんがどうやって言語を習得していくか」ということについて、文献をいくつか読んでいるんですけど、「うちの子どもがこういう言い間違いをしていた」みたいな話とか、生の声がたくさんあったほうがポッドキャストでしゃべる分には面白いじゃないですか。

堀元:公開収録を今度はじめてやるんですよね。コミュニティの中で参加したい方を集めて、何人か観客席で聴いてもらいながらしゃべるっていう、初の試みです。

そこではうんちくを言ってもらったり、「こんなのあったらいいんじゃないか」っていう便利な用語を提案してもらったり。

僕ら2人だとやっぱり寂しいので、リスナーにもアイデアを持ってきてもらって一緒にしゃべるみたいな形も、リアルタイムでできるかなと思っています。

▷公開収録、いいですね。普段はどのように収録されているのですか?

堀元:僕の家でやってます。ある時点から音質に納得できなくなって、ちゃんとしたオーディオミキサーとダイナミックマイクを買いました。

収録後は「Adobe Premier」を使って編集して、「Anchor」で配信しています。もともとはレンタルサーバーを借りて、「WordPress」で配信していたんですけど、管理がすごく面倒くさいんですよね。

「Anchorだと楽らしい」という話を聞いて移行してみたら、本当に面倒なことは全部やってくれて。

インターフェースがシンプルで分かりやすいのも気に入ってます。最近はスタッフにお願いしてファイルのアップロードをしてもらうこともあるんですけど、初めての人でも迷わずサクサク使えるのがいいですね。

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ニッチな話題と優秀な聞き手

▷番組を成長させる秘訣を教えてください。

堀元:ポッドキャストは、みんなかなりフランクにしゃべるもんだと思ってる節があるんですよ。つまり、「ノー準備で来て、思いつきをしゃべろう」みたいな。でも、素人のしゃべりって、どんなにうまくても芸人さんにはかなわない。

そういう中で『ゆる言語学ラジオ』は、めちゃめちゃ狭いところで話をして、「言葉に興味のある人、聴いてね」ってやったから成長したと思っています。

ポッドキャストの強みってすごいコアなところに特化できることだと思っているんですよ。

水野:自分もやってみて思ったのは、切り口って結構大事ということです。例えば、1冊の本とか1本の映画とかについてしゃべるのだと、やっぱプロの評論家の方には叶わない。

でも、全然違うジャンルの本を3冊読んできてしゃべるとかだったら、それだけで価値のあるものになるな、と。もしかしたら、それはまだ競争の少ない “ブルーオーシャン” なのかなって思いました。

▷今後、この番組をどう発展させたいと考えていますか?

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堀元:この間、番外編で「ゆるコンピューター科学ラジオ」をやったんですね。僕は大学でコンピューターサイエンスをやっていたので、いつもと立場を変えて水野が聞き役になる形でやったら、結構好評でして。

「続編やってください」という声があったので、それも別番組としてやろうっていうのを今、考えています。

なんだったらその2つだけじゃなくて、任意の学問でやれるな、と思ってまして。「ゆる任意の学問ラジオ」をやりたいですね。全学問で同じスタイルでオモロイ話が聴けると、みんながいろんなことを勉強するきっかけづくりになるかな、と思っています。

水野:僕はもう本当に完全に言語のことばっかり考えているので、この「ゆる言語学ラジオ」について言うと、研究者の方を呼びたいなあ、というのが1つあります。

実際すでに仲の良い先生をお呼びして、お話を聞いたんですけど、録ってみて思ったのが、聞き手が素人でちゃんと的確に質問やまとめができるのであれば、多少難しい話でもある程度聴けるというか。クセの強い食材にやさしいドレッシングかけたらおいしいじゃん、みたいな手応えがありまして。

その意味では、研究者の話をカジュアルに聞けるようなチャンネルがあれば、例えば、高校生や専攻を決めてない大学生とかが聴いて、学問に興味を持つみたいなことも起きそうだな、と思っています。

堀元:研究者と一般の人の橋渡しということですね。

▷最後に、これからポッドキャストを始めようと考えている方々に向けて、アドバイスをお願いします。

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堀元:やっぱりあれだな、ヘラヘラしないほうがいい。「新番組始めました」っていうときの初回、みんなヘラヘラしがちだから(苦笑)。

「始まりましたね。へへへ」「ほんとに始まったよ。フッフッフ」みたいなの、照れがすごい伝わってきて聴き苦しいので、やるんだったらもう最初から熟練のラジオパーソナリティのつもりでやると、品質はグッと良くなるのかな、と思います。

水野:僕のほうからは極めて再現性の低いアドバイスになるんですけど、優秀なプロデューサーを見つけてくること。

今の世の中、しゃべりたいことがある人は結構いるのかな、と思うんですね。でも、聞き手不足なんだろうな、と。

ポッドキャストの1人語りだったら別だと思いますけど、ラジオみたいな形にするとしたら、優秀な聞き手とか、企画を考えてくれる人とかが1人いると、すごい楽ですね。

堀元:いつもそれを言ってくれてる(笑)。

水野:堀元さんの場合は、僕が思ってない角度の球を投げてくる。突然すごく核心を突いた例えを出してきたりとか、あるいは僕が考えていないけど、言われてみたら「あーそうかも」って思えるような観点を言ってきたりだとか。

そういうのがあると、番組が持続可能になるというか、モチベーションが湧きますね。収録してみてその場で、「こんなふうに考えているんだ」という驚きがあるので、しゃべる側としては「あの番組を続けよう」とか、「しんどかったけどまたやりたい」っていう気持ちになりますね。

ポッドキャストを始めたいけど、今自分がしゃべりたいことがないんだったら、「いい聞き手になる」というのでもいいと思いますね。

今、いい聞き手になる訓練をしている人はそんなに多くないと思うので、今後ポッドキャストを始める上で、もしかしたらこれも “ブルーオーシャン” なのかもしれません。

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Spotifyで今シーズン話題のクリスマス・ヒット曲

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クリスマス気分を盛り上げるには、クリスマスソングを聴くのが一番です。陽気なクラシックから明るいポップヒッツまで、この季節に人々が口ずさんでいる曲を調べるべく、サンタのそりを覗いてみたところ、Spotifyで人気の曲がわかりました。

Spotifyリスナーはクリスマスソングを早くから楽しんでいるようです。12月以外でクリスマス音楽が最も多く再生されたのは、11月28日(日)でした。マライア・キャリーの1994年のヒット曲「All I Want for Christmas Is You」は、Spotifyでの再生数が10億回を突破し、今もなお愛され続けています。Brenda Leeの「Rockin’ Around the Christmas Tree」も再生回数を伸ばしており、今年12月の第1週に最も再生されたクリスマスソングとして、米国で1位を獲得しました。

2021年11月1日〜12月9日の全世界のリスニング状況を見ると、おなじみの5曲がクリスマスツリーの頂点を飾っていることがわかりました。当然ながら、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」がSpotifyで最も再生されたクリスマスソングです。2位はワム!の 「Last Christmas」、3位はマイケル・ブーブレの 「It’s Beginning to Look a Lot Like Christmas 」です。続いて上位を占めるのは、ボビー・ヘルムズの 「Jingle Bell Rock」 とBrenda Leeの 「Rockin’ Around the Christmas Tree」です。このうち4曲は、Spotifyで最も再生されたクリスマスソングとしてもトップ5にランクインしており、今回のラインナップもうなずけます。

最近のクリスマスソングをプレイリストに追加したいリスナーのために、過去5年以内にリリースされた、クリスマスソングのトップ5もご紹介します。シーアの「Snowman」、Amy Grantの「White Christmas」、シーアの「Santa’s Coming for Us」、ペンタトニックスの「Hallelujah」、そしてエド・シーランエルトン・ジョンの「Merry Christmas」です。

また、リスナーがどんなクリスマスソングを個人のプレイリストに追加しているかも調査したところ、前述の曲以外で人気があるのは、ジャスティン・ビーバーの 「Mistletoe」、フランク・シナトラの「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! (with The B. Swanson Quartet)」、バンド・エイドの 「Do They Know It’s Christmas? 」でした。

クリスマス気分を味わいたいときには、これらのクリスマスヒットをぜひ聞いてみてください。もっと探求したいあなたには、プレイリスト『Spotify Singles: Holiday Collection』をおすすめします。

How I Podcast:等身大の自分を発信しよう!人気番組『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast』の2人が語る、ポッドキャスト配信を楽しむコツ

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アメリカ生まれ、アメリカ育ちのKevinさんと、英語勉強中の山ちゃん。2人が配信するポッドキャスト『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast(以下、Kevin’s English Room)』では、毎日約10分、何気ない日常の会話が英語で繰り広げられています。思わず引き込まれる爆笑トークに、リスナー数も急上昇中。その制作風景や番組作りで心掛けていることについて、お話を伺いました。

文法メチャクチャでも伝わればよし!

▷『Kevin’s English Room』の番組らしさはどこにあると思われますか?

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Kevin:「こういうメッセージを伝えよう」とかはないんですよ。お互いが感じたことをその場で言うみたいな。スクリプトもなくて、なるべく最初から固めないようにしています。

なので、例えば収録中に配達の人が来てもカットしないし、そのときに自然に出てくる英語もそのまま入っているし。そういうハプニングも番組の一部になっちゃうっていうラフさ、ルーズさが、われわれらしいかなと思います。

山ちゃん:僕は英語を勉強中で、Kevinとたくさんエピソードを上げる中でちょっとずつ英語が上手くなってきているかもな、と思っていて(笑)。

Kevin:リスナーさんからも、「一番最初のエピソードの山ちゃんと今の山ちゃんを比較したら、今のほうが全然うまくなってる!」っていうコメントもいただきましたね。

▷リスナーさんが山ちゃんの英語上達を追体験できるんですね。

Kevin:もう一つ、僕たちの番組で特徴的なのは、文法とかめちゃめちゃ間違っているんですよ(笑)。でも「伝わればいいよね」っていう前提で番組を作っているので、それは気にしないでやっています。

ほかの英語系のポッドキャストの方たちは、文法の正確性が非常に高いと思いますが、われわれはもうめちゃくちゃ低いです。だから文法を学ぼうと思ったら、われわれの番組は向いていないかもしれない(苦笑)。

山ちゃん:ハハハ、そうね。僕もゆくゆくは文法的にもきちんとした英語を喋れるようにはなりたいんですけど、それよりも先に、「とりあえず喋るのがまずは大事だよ」というのを伝えたい。みんな「こんなもんでいいんだ」みたいに、僕の英語を聞いて思ってくれれば一番いいし。

Kevin:英語は文法ベースじゃなくて、あくまでコミュニケーションツールなんだよっていうところが、われわれの大きなテーマですね。

気軽な音声配信でナマの姿を

▷「TikTok」や「YouTube」でもコンテンツを配信されていますね。

Kevin:最初に始めたのはTikTokで、それからYouTube、その次がポッドキャストですね。

それぞれ関わっているメンバーが違っていて、YouTubeは僕たち2人にもう1人のメンバー「かけちゃん」を加えた3人で、TikTokは私とかけちゃんの2人で、ポッドキャストは私と山ちゃんの2人でやっています。

山ちゃん:かけちゃんは日本生まれ日本育ちで「日本人の目線をしっかり持っている人」という位置づけ。Kevinは「英語のネイティブ」、僕は海外に何回か行っているので「半々」ということで、ちょっとずつ狙っている層が違う、というのはあるかもしれません。

Kevin:内容的には、TikTokはショートムービーなので、面白いと思える要素を短時間でスパッと提供しないといけないですね。笑いポイントが「来るよ!」と分かる構成にするとか、要点がすぐにわかるような工夫は必要です。

ただ、TikTokの難しいところは、人間味を出しづらいこと。それをうまく補えるのがYouTubeやポッドキャストなんですね。

▷その中でポッドキャストの位置づけや良さは?

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山ちゃん:ポッドキャストは音声だけですが、人の性格がいろんなところに表れるのがすごくいいなあ、と思っています。あと、僕たちにとっては一番ラフな、自分たちの普段のゆるいおしゃべりをそのままお届けできるっていうのが、メリットです。

あまり編集とかもしないですし、本当に「ナマのこんな人たちなんだ」というのがわかってもらえるのは、より深くコミュニケーションが取れるような感じがして、僕は好きですね。

Kevin:映像がないがゆえに気軽にやりやすい。始めやすい。サクッと録って、サクッと上げやすいのがいいですね。

また、ポッドキャストは音声のみなので、圧倒的なメリットは“ながら聴き”ができること。リスナーさんの多くも「運転しながら聴いてます」とか、「ジムでワークアウトしながら聴いてます」みたいな方がすごく多いですね。

リスナーのメッセージを番組に反映

▷収録はどのように行っていますか?

山ちゃん:今は10日に1回ぐらいKevinがうちに来て、「iPhone」を真ん中に置いて、1300円のマイクを使って、2人で「おはよう」というところから喋って……という感じですね。1回で10分のエピソードを10回分ぐらい「ため録り」しています。

特別な機材とかはなくて、スマホ1個で録音しています。「Anchor」のアプリを使ってコンテンツをアップすれば、そこから自動的にいろんなプラットフォームに配信されるので、本当に「Anchorさえあれば」っていう感じなんだよね。

Kevin:うんうん、もうAnchorだけでいいっていう。

山ちゃん:Anchorでオススメの機能は、短い効果音です。自分で効果音素材を用意しなくても、たくさんある中からワンタップで選べるので、それがめちゃめちゃ楽しくて。最近僕はそれにハマってます。

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▷リスナーとのやり取りはどのようにしていますか?

Kevin:いつもSNSで「トピックリクエスト」を募集していますね。

山ちゃん:ポッドキャスト上で「Instagramでお便りを募集しています」と言って、ダイレクトメッセージやハガキをいただいたりしています。それで面白いメッセージを冒頭で紹介して、それについて2人で喋るという形です。

Kevin:お便りじゃない場合もあるよね。Anchorを使って声のメッセージを送れる機能があって、リスナーの声を僕らが聴けるっていう。

山ちゃん:ああ、それを聴いたときは嬉しかったなあ。

Kevin:音声であるがゆえに伝わってくるものがあるよね。ちょっと緊張してたりね(笑)。

山ちゃん:そうそう。リスナーさんのメッセージはとにかくありがたくって、ポッドキャストをやっててよかったと思う瞬間ですね。

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長期戦を前提に、「真の自分」で

今後、番組をどのように発展させていこうと考えていますか?

Kevin:個人的には「お互いに楽しめる」っていうスタンスは崩さないでいきたいな、と思いますね。

SNSでいろいろコンテンツを上げていると、やっぱり100%自由じゃないところがあるんですよ。どうしてもウケるコンテンツをメインにやっていこうとなってしまって……。

でも、ポッドキャストでは例えば、山ちゃんの英語が上達したり、お互いがメリットを感じるスタンスを大切にしたいです。それをベースに、今後はもっとリスナーさんたちとインタラクティブに、なにかの形で関われたらいいな、と思っています。

山ちゃん:ありがたいことにすごくたくさんの方に聴いていただいて、それはすごく嬉しいし、びっくりしているんですけど、あんまりそこを狙いにいかないというか。

僕らの中では「最近どうなの?」みたいなことを本当にシンプルに話すっていう、その感じはやっぱりなくしたくないし、そのフィーリングでずっとやっていきたいな、と思っていますね。

▷これからポッドキャストを始めたいと思っている人にアドバイスをお願いします。

山ちゃん:まずは、Anchorをダウンロードすることから、ですね。

Kevin:ハハハ(笑)。

山ちゃん:だってそれさえあれば、配信できるので。僕らは本当に、構成を練って作っているわけじゃないですから。

普通の会社とかだったらボツにされる企画ばっかり、僕らは喋っているので。そういう制約がないのは、インターネット時代のありがたいところだな、と思います。

「ビッグになりたい」とか「儲けたい」とか、そういうことよりも、本当に好きなこと、しゃべりたいことを熱く語るみたいな、そういうスピリットが大事なのかなあ、と思いますね。

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Kevin:僕はとりあえず、「始めようとしているなら、もう上げちゃいなよ!」と思います。

知り合いにどう思われるとか、アンチコメントが来たらどうしようかとか、ウケなかったらどうしよう、っていう不安でエピソードを上げなかったり、「この機材買わなきゃ」とか考えたりしてしまうのは、正直、“逃げ”に入っていると思うので。

スマホがあるなら、その録音機能で録音して、一回上げてみることですね。上げてみて、もし思い通りにいかなかったら、めげずに改善して、もう1回チャレンジして、それを繰り返してやってみればいいだけです。

▷まずは行動を起こすことですね。そのあと番組を成長させる上で大事なことはなんだと思いますか?

山ちゃん:やっぱり、続けるっていうことがシンプルに必要なのかなあ、と思いますね。

Kevin:僕は「Authenticity(真実性)」ですね。自分を大きく見せようとしないで、「真の自分」でいるって大事だと思うんです。

僕はSNS上で広く「英語の人」「ネイティブ」「英語めちゃめちゃできる」って思われている。だけど、ポッドキャストで話していると、わからない単語がかなりあるし、文法も結構間違えているし、それが実際の僕なんですよ。

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知らないのに「これ知ってる」とか、できないのに「これできるよ」とか、実績がないのに「こんなことやったことがある」と言い始めると、それをベースに今後も活動しなくちゃいけなくなる。

それが長い目で見ると足かせになって、自分も楽しくなくなってくる。聴いている側にもなんとなく伝わっちゃうし、それってよくないやり方だと思うんです。

始めたばかりの人ってフォロワーやリスナー数が少ないから、ついそれをやっちゃいがちだけど、最初から長期戦を前提に、自分自身でいることが大事だと思います。

山ちゃん:うん、すごく同意します。本当のことじゃないと、同じ楽しさ、同じ純粋さで、ずっとモノを作り続けていくのは難しくなっていくので、クリエイターとしてはとても大事なこと。

聴いている側にも「この人は本当のことを言っているんだな」と、伝わるものだと思うので、その信頼が一番大事というか。ウソを言って、使ってもいないドライヤーとか売っても、「なんやねん!」という話になるわけで(笑)。

インターネットって、「クリックひとつでバズります」みたいに捉えられていることが多いような気がするんですけど、絶対にそんなことはない。基本的には長期戦で、しかも意外と地道です。誠実なコミュニケーションをいかに続けていくかが、一番大事なんじゃないかな、と思います。

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Spotifyを友達と楽しむ5つの方法

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先週、Spotifyは年末恒例の「Spotifyまとめ2021」を公開しました。これはリスナーが1年間の聴取傾向をSpotifyでのリスニングデータから振り返るためのものです。SNSなどでも簡単に共有できるようになっているので、今年よく聴いた音楽やトーク番組を友達や家族と一緒に楽しんだり、それぞれの傾向を比べたりもできます。

まとめ以外にも、Spotifyには音楽を通じてリスナー同士を結びつける機能やサービスが備わっています。ソーシャル機能を使えば、遠くに住む友達や家族、そしてファンとつながることができ、すでに多くのリスナーがグループセッションコラボレーションプレイリストなどの機能を活用して、音楽ライフを楽しんでいます。

しかし、音楽やトーク番組を通じて人々とつながる方法は、これだけではありません。以下では、あなたが聴いているコンテンツを、身近な人に共有したり、公開するための5つの方法をご紹介します。

1. あなたのアンセムを公開する

選曲センスをアピールしたいという音楽好きなあなたにおすすめなのが、「友達のアクティビティ」です。「友達のアクティビティ」はデスクトップ版アプリの右側に表示され、あなたがフォローしている人のリスニングアクティビティを確認できます。「友達のアクティビティ」を表示するには、「設定」から「ディスプレイ」セクションの「友達が聴いている曲をチェックしよう」をオンにしてください。また「設定」内「ソーシャル」セクションの「Spotifyで視聴状況を共有する」をオンにすると、あなたのリスニング行動がフォロワーに対し公開されます。

Spotifyのデスクトップ版アプリを初めて開いたときは「友達のアクティビティ」が空の状態ですが、友達をフォローするとその人たちのリスニング行動が表示されるようになります。また「友達のアクティビティ」の右上にある「友達を追加」ボタンをクリックし、Facebookアカウントと連携すると、Spotify上の友達を見つけることができます。なお、この機能はいつでも設定からオフにできます。

2. SNSでお気に入りのコンテンツを共有する

Spotifyユーザーの多くが、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSでその年のまとめを共有しています。そして今年は新たに、TikTokにまとめを共有する機能が追加されました。

まとめのみならず、Spotifyでは、楽曲やアルバム、アーティスト、プレイリスト、ポッドキャストへのリンクを、ほとんどのSNSやメッセージアプリへ、シームレスかつ簡単に送信できます。

モバイル版、デスクトップ版いずれのアプリでも、まずは3つのドットからなるメニュー「・・・」をクリックまたはタップし、「シェアする」オプションまでスクロールします。するとFacebook、Instagram、Snapchat、SMSなど、あなたのデバイスにあるSNSアプリのいずれかで共有するよう促されます。それ以外の方法でシェアする場合は「リンクをコピー」を選びます。

ほかにはCanvasの動画をInstagramやSnapchatで共有したり、ポッドキャストのタイムスタンプを利用したりすることもできます。詳しくはこちらから。

3. 見た目にも美しいSpotifyコードを作成する

今オンラインで聴いている曲を「リアルなオフライン世界」で共有したい、または寮や職場、クラブなどで仲間と共有プレイリストを作っていて、それを広めたいと思っているあなたには、Spotifyコードがおすすめです。SpotifyコードはQRコードのようなもので、モバイル端末のカメラで読み込むと、アーティストプロフィールやプレイリスト、アルバム、楽曲といったSpotify上のコンテンツに即座にアクセスできます。

Spotifyコードを作成するには、Spotify URIが必要です。Spotify URIを取得するには、デスクトップ版アプリで共有したいコンテンツを右クリックして、Macの場合はOptionキーを、Windowsの場合はAltキーを押しながら「シェアする」下の「Spotify URIをコピー」をクリックします。そして、コピーしたURIはこちらのサイト上のボックス内に貼り付けて、色やデザインを選んで保存すれば、どこでも使えるSpotifyコードが生成されます。

注:Spotifyコードは、権利者の許可なく販売目的の物理的な商品に貼付することはできません。

4. コラボプレイリストを作る

コラボプレイリストは、おすすめのポッドキャストの情報を交換したり、最近見つけた音楽を共有したり、最高のプレイリストを誰かと一緒に作ったりするのに最適な機能です。ぜひ家族や友達を招待して、誰がどの曲やポッドキャストを追加したかを確認したりしながらコラボプレイリストを楽しみましょう。

コラボプレイリストを作成するには、まず共有したいプレイリストを選び、ヘッダーにある「共同制作者を招待する」のアイコン(人のマークに+が吐いたもの)、または3つのドットからなるメニュー「・・・」をタップして、共同で選曲ができる状態にします。あとはそのプレイリストのリンクをSNSやメッセージアプリで共有するだけで、これを受け取ったコラボレーターが曲やポッドキャストのエピソードを追加できるようになります。コラボプレイリストの詳細は、こちらをご覧ください。

注:コラボプレイリストからユーザーをブロックしたり、あなたのリスニング行動を他者が閲覧できないようにするオプションもあります。詳しくはサポートページをご覧ください。

5. グループセッションに参加する

音楽やポッドキャストは、友達や大切な人たちと一緒に楽しむことでその魅力が一層増すもの。Spotifyのグループセッション機能では、世界中のプレミアムユーザーが同じプレイリストやポッドキャストを同時に一緒に聴くことができます。どれだけ離れた場所にいる人とでも、それぞれのデバイスで同じコンテンツを同時に楽しめ、さらにグループセッションに参加しているユーザーであれば誰でも再生中の音楽を操作できます。

使い方はメッセージアプリやSNSを通じてリンクを共有するだけ。この機能の詳細と使い方のヒントについてはこちらをご覧ください。

Spotifyは、リスナーのニーズに沿ってSpotifyでの体験を常に進化させ、世界中のリスナーに最高のオーディオ体験を提供できるよう努めています。ぜひ上記のような機能を使って、あなたの最新のお気に入り曲やポッドキャストを友達や家族、SNSのフォロワーに共有してみてください。

音楽のセンスの良い友達に学びたいという人は、Blendプレイリストを作ってふたりの音楽の趣味をひとつにまとめ、共有プレイリストを作るのもおすすめです。詳しくはこちらから。

「あなたらしさ」が反映されたコンテンツの提案:パーソナライゼーション担当バイスプレジデント、オスカー・ストールがその仕組みを解説

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Spotifyのユーザーの中でも、新しいアーティストの開拓に熱心な音楽ファンなら、月曜日と金曜日を毎週待ち望んでいるのではないでしょうか。月曜日は、過去の聴取傾向に基づいて、ユーザーの趣向に合いそうな曲を提案するプレイリストDiscover Weeklyの更新日。そして金曜日には、ユーザーのお気に入りアーティストの新曲をまとめたRelease Radarが更新されます。さらにSpotifyのエディターが編成したプレイリストや、ユーザーが作成したプレイリストにも、日々パーソナライゼーションの要素が加えられています。

実は、Spotifyのアプリをダウンロードしてサインアップした直後から、パーソナライゼーションは始まっています。サインアップを終えた新規ユーザーは、ホームページでお気に入りのアーティストをいくつか選択するよう促されます。その瞬間から、Spotifyはそのユーザーが気に入りそうなアーティストの情報を学習し始めるのです。「しかし、これはSpotifyの聴取体験をより個人に最適化する仕組みのごく一部に過ぎません」とパーソナライゼーション担当バイスプレジデントのオスカー・ストール(Oskar Stål)はいいます。

パーソナライゼーション機能の誕生

​​パーソナライゼーションとは、その名のとおり、Spotify上でユーザーが受け取るコンテンツを、その人の好みに合わせてカスタマイズ(=パーソナライズ)することです。パーソナライゼーションは、今やSpotifyでの体験の鍵を握るものと考えられていますが、私たちは当初からこの要素に注力していたわけではありません。15年前のローンチ時、Spotifyはユーザーが知っている、かつ興味のある曲を再生できる図書館のようなプラットフォームを目指していました。しかしオスカーいわく、時間が経つにつれ、エンジニアたちは「もしもSpotifyで新しい音楽を発見できるようになれば、ユーザーの楽しみが増すだろうし、ほとんどの人は忙し過ぎて能動的に音楽を探す時間さえないだろう」と気づきました。

「3人の子供がいて、自分で音楽を見つける時間がない46歳の父親とかね」と自分を指さしながら、冗談めかして語るオスカー。「インスピレーションを求めている学生も同様です。人々が欲しているのは、自分の好きなものと好きそうなものが混ざっていると確信できるようなコンテンツの提案です。それが実現できれば、ユーザーのエンゲージメントレベルの向上が期待できます」。

オスカーによれば、パーソナライゼーション機能の導入によって、ディナーパーティーやロードトリップのたびにプレイリストを作る時間も知識もないリスナーを応援できるようになり、熱心な音楽ファンでなくとも、毎年数多くの新たなお気に入りのアーティストを発見できるようになりました。そして最も重要なことは、パーソナライゼーションによって、ユーザーがより多くの時間過ごしたくなるような(その一方で中毒にはならないような)アプリ体験を作りあげられたこと。Spotifyのアプローチを一言で表現するならば、リスナーが「満足感を味わえるコンテンツ体験を提供すること」です。

「もしもユーザーの滞在時間をあと3分延ばしたければ、それぞれのユーザーがすでに気に入っている曲を20曲ほどループさせればいいのです。しかしそれでは新しい音楽には出会えませんし、最終的にユーザーは飽きてしまいます」とオスカー。

Spotifyは、Discover WeeklyやRelease RadarといったAIが作成してくれる定番のプレイリスト以外にも、リスナーが楽しめるようなパーソナライゼーション機能の拡充に努めています。今年に入ってから、リスナーが好きな、もしくはきっと気に入るであろう音楽を、ジャンル、アーティスト、年代別に分類したプレイリストSpotify Mixを公開しました。さらに先月実装したBlendでは、2人のユーザーの好みを組み合わせ、それぞれの趣向が反映されたプレイリストの作成、共有ができます。そして直近では、ユーザーが作ったプレイリストに合いそうな曲を提案してくれる「拡張」機能を導入しました(ユーザーは自分でオン、オフを切り替え可能)。

これらの機能に加えて、「アルゴトリアル」プレイリストと呼ばれるものがあります。アルゴリズムとエディトリアルからなる造語を冠したこれらのプレイリストには、Spotifyのエディターが特定のムードや瞬間を呼び起こすために選んだ(エディトリアル)曲に加えて、個々のユーザーの好みに合わせてAIが絞り込んだ(アルゴリズム)曲が収録されています。人気プレイリストの「Songs to Sing in the Car」はパーソナライズされていないように見えるかもしれませんが、実はされています」とオスカー。「テーマに則って選曲された『車の中で歌いたくなるような曲』と、ユーザーの好みに基づいてAIが提案する曲がこのプレイリストの中に収録されています。Spotifyにおけるリスニング体験は決して画一的なものではなく、ユーザーひとりひとりのニーズやウォンツに沿って、深くパーソナライズされた3億6500万以上の異なる体験がそこにはあるのです」。

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パーソナライゼーションはどのような仕組みなのか?

その答えは機械学習にあります。複雑なコードベースのシステムが何千という情報を組み合わせ、一瞬のうちにひとつの曲を提案する、というのが大まかな流れですが、詳しくはオスカーに説明してもらいましょう。

「音楽の好みが似たふたりがいて、お気に入りのアーティストトップ5のうち、4位までは同じ、5位だけが違うとしましょう。私たちはふたりの意見が合わなかった5位のアーティストに注目し、『うーん、もしかしたらそれぞれが相手の5位のアーティストを好きになるかもしれない』と考え、提案するわけです。実際にはこのプロセスをスケールアップし、1対1ではなく、何千、何百万という数のユーザーの好みを瞬時に解析して、常に情報を更新しています。Spotifyでは、検索、聴取、『いいね!』などのアクションが毎日5億件近く発生しており、これが機械学習システムを動かし、導いているのです」。

機械学習技術は、Spotifyの成長とともに急速に進歩し、かつては夢にも思わなかったようなことを実現できるようになりつつあります。その結果、パーソナライゼーションの方向性や、リスナーに提供できるサービスも進化しています。「機械学習の飛躍的な進歩により、ユーザーが新しいコンテンツを発見するための方法を深く考慮できるようになりました。従来の機械学習技術では、『この曲が好きなんですね。それなら似たような曲をおすすめしますよ』という即時的なソリューションに焦点を当てたユースケースが大半でしたが、今ではコンテンツや、リスナーとクリエイターの関係性をより深く理解した上で提案するようになりました」。

Spotifyにおけるパーソナライゼーションの未来

音声コンテンツの中でも、ポッドキャストは特に大きな可能性を秘めています。その理由のひとつは、ユーザーからのインプットです。音楽の場合、多くの人が20秒ほどで好き嫌いを判断する一方、あるポッドキャスト番組やエピソードが好きかどうかを判断するには、もっと時間がかかります。しかし、Spotifyはポッドキャスト発掘の領域でも素晴らしいスタートを切っているとオスカーはいいます。「私たちはポッドキャスターとリスナーを結びつける、世界最高のレコメンデーションアルゴリズムの開発に向けて、多大な投資を行っています。10年以上にわたって積み上げてきた音楽のレコメンデーションに関する知見のおかげで、私たちのシステムはすでにかなり洗練されています。しかも音楽の好みに基づいて、リスナーがどんなポッドキャストを気に入るかさえ予測できることもわかっています」。

パーソナライゼーションの影響と可能性は、これだけにとどまりません。リスナーにとって便利で楽しいものであると同時に、パーソナライゼーションはファンを増やしたいと考えるクリエイターにとっても不可欠な存在です。Spotifyの機械学習技術は、アーティストやジャンル、さらには国といった垣根を越えて、クリエイターとリスナーをマッチできるように設計されています。

「パーソナライゼーションは、まさに双方向型の技術です。私たちがこれまでに得てきたインサイトによって、フィンランドのアーティストの曲がラテンアメリカでヒットするかもしれない、といったことがわかるようになりました。そしてSpotifyは、パーソナライゼーション機能を通じて、その音楽をラテンアメリカのリスナーに届けることができるのです。するとアーティストは縁もゆかりもない地域のオーディエンスにも、自らの存在をアピールできるようになります」。

現在では当たり前のように感じられるパーソナライゼーション機能が、ローンチ時のSpotifyには備わっていなかったことからもわかるとおり、パーソナライゼーションには私たちの予想をはるかに上回る可能性が秘められています。「パーソナライゼーションは聴取体験に不可欠です。私たちが目指しているのは、リスナーを総合的に理解し、短期的なクリック数ではなく長期的な満足度の向上に向けて、より充実したコンテンツ体験を提供することです。リスナーはいわば発見の旅をしているのですから、Spotifyにある何百万ものコンテンツを発見する際には、最高の体験をしてもらいたいのです」。

Spotifyにビデオポッドキャストが登場。お気に入りのクリエイターを聴くだけでなく観られるように

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Spotifyでお気に入りのポッドキャストを聴くときに、より深くコンテンツの世界に触れられる、アクティブなリスニング体験があればいいのに……と感じることはありませんか? これまでにもSpotifyはクリエイターとリスナーが交流できる場として、投票機能やQ&A機能を導入してきました。さらに、ユーザーがお気に入りのポッドキャストクリエイターをもっと簡単に見つけられるように、そしてポッドキャストクリエイターがファンとつながりを深められるように、音声ポッドキャストに加えてビデオポッドキャストを導入しました。

この新たなフォーマットについては、まずはSpotifyオリジナルのポッドキャスト番組でテストを行ったところ、ユーザーは、場所やシチュエーション、聴いている番組に応じて、音声と動画を簡単に切り替えられるオプションを求めていることなどもわかりました。こうした結果も反映して、本日よりポッドキャストクリエイターに対して、この新しいフォーマットの利用を促進してまいります。今後クリエイターは、Spotifyのポッドキャストの制作・配信ツールAnchorの専用ツールを利用すれば、動画コンテンツをシームレスにアップロード、配信できるようになります。

このツールは一部のトップクリエイターを皮切りに、ポッドキャストに動画コンテンツを追加したいと考えている既存のポッドキャストクリエイターや、Spotifyのリスナーに向けてコンテンツを配信したいと考えている動画クリエイターを対象に、順次提供を開始していきます。すでにPhilip DeFrancoThe GaryVee Audio ExperienceJasmine ChiswellThe WAN ShowJuicy Scoop with Heather McDonaldMark MansonTap In w/ Harry Jowseyなどがビデオポッドキャストを配信しており、今後も番組の数は増え続けていきます。これらの番組はThe Joe Rogan Experienceや、スポーツ&ポップカルチャーメディアThe RingerによるHigher Learning with Van Lathan and Rachel Lindsayをはじめとする、Spotifyオリジナルのポッドキャスト番組や独占番組と共に配信されます。今後も続々と登場するSpotifyオリジナルのビデオポッドキャストをお楽しみに。

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ビデオポッドキャストの探し方は以下のとおりです。

  1. Spotifyのモバイルアプリを開きます
  2. 気になる番組を選び、エピソードページに移動します
  3. 視聴したいエピソードの再生ボタンを押します
  4. 画面下の再生バーをタップすると、動画がフルスクリーンで表示されます
  5. 音声だけを聴きたい場合には簡単に切り替えられます

Spotifyでは今後、さらにビデオポッドキャストを拡充していく予定です。ビデオポッドキャストが気になるポッドキャストクリエイターの方は、こちらのAnchorのブログもご覧ください。

「Spotify Audience Network」が広告主とAnchorを利用するクリエイターのためにさらにパワーアップ

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今年2月に開催されたイベントStream Onにて、Spotifyは革新的な広告プラットフォーム「Spotify Audience Network」を発表しました。同プラットフォームは、音楽やポッドキャストなど幅広いオーディオコンテンツを楽しむリスナーと広告主とを結ぶ、世界初のオーディオ広告マーケットプレイスとなります。

以来、米国、英国、オーストラリア、カナダでサービスの提供を開始し、Spotifyオリジナル&独占のポッドキャストだけでなく、The Wall Street JournalやViacomCBSをはじめとする、Megaphoneで配信されているサードパーティのポッドキャストにも広告を配信できるようになりました。

サービス開始から、Spotifyネットワーク内のポッドキャスト番組の数は50%以上増加しており、その数は今後も増え続ける見込みです。

Spotify Audience Networkはまだ始まったばかりですが、このリスナー中心の新しい広告モデルがもたらすインパクトを私たち自身も感じています。

実際にこれまでの結果、同プラットフォームの誕生をきっかけに、広告主によるリスナーへのリーチと、Megaphoneで配信されているポッドキャスト番組の収益、その両方が拡大したことがわかっています。

AnchorがSpotify Audience Networkに参加

Spotify Audience Networkの現状に満足することなく、私たちはポッドキャストクリエイターの新たなマネタイズ方法を模索し続けています。これまでに、Anchorのサブスクリプション機能の開発などにも取り組んできました。

そして本日、テスト期間を経て、Spotify Audience NetworkをAnchorを利用する米国のクリエイターに正式に公開することになりました

昨今ポッドキャストに対する広告主の関心が急速に高まっていることから、今回のSpotify Audience Networkの拡大により、Anchorのトップクリエイターたちは新たなマネタイズの手段を手に入れられることになります。

そして広告主は「Alyssa Milano: Sorry Not Sorry」「How Long Gone」「Office Hours live with Tim Heidecker」などの急速に人気を増すポッドキャスト番組に広告を配信し、より多くのリスナーとつながりを持つことができるようになります。Spotify上のポッドキャストの70%がAnchorから配信されていることを踏まえると、広告主のリーチは今後より一層広がっていくでしょう。

「AnchorのクリエイターとしてSpotify Audience Networkの一員になれることをとても嬉しく思います」とrSlashのクリエイターは語っています。「Anchorというすばらしいプラットフォームのおかげで、私はここまで番組を成長させることができました。AnchorとSpotifyからこれまでに受けた恩恵を考えると、この新しいマネタイズモデルが、私のようなクリエイターのビジネスをさらに拡大するのに役立つと確信しています」。

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すべての人にポッドキャスト広告を

お知らせはこれだけではありません。

これまで大小さまざまな広告主が、我先にとポッドキャスト番組への広告出稿を試みてきましたが、その実現は一筋縄ではいきませんでした。従来、Spotifyのポッドキャスト番組に広告を出稿するには、Spotifyチームとの直接的なやり取りや多額の予算が必要だったからです。

しかし、私たちは現在、ポッドキャスト広告への参入障壁を打ち破るべく、さまざまな取り組みを進めています。近い将来、大学やインディペンデントなアーティスト、アプリ開発者など、あらゆるタイプの広告主がポッドキャスト広告の価値を実感できるようになるでしょう。

その取り組みの一環として、これから数週間のうちに、セルフサービス型のSpotify Ad Studioで、ポッドキャスト広告枠を手軽に購入できるようになります。まずは米国からのスタートとなりますが、将来的にはより多くの市場に導入していきます。

ブランドを守る環境を維持し、広告主に安心とコントロールを提供

さらに本日、SpotifyはGlobal Alliance of Responsible Media (GARM)にオーディオプラットフォームとして初めて加盟することを発表しました。GARMのメンバーとして、すでに確立されたガイドラインに準拠しながら、オーディオコンテンツにおけるブランドセーフティの基準を業界に先駆けて設定していきます。

「今年、Spotifyは消費者から最も信頼される広告プラットフォームであることがわかりました」と、グローバル広告ビジネスを統括し、バイスプレジデントを務めるリー・ブラウン(Lee Brown)は言います。

「リスナーと広告パートナーの双方からの信頼を維持することは、私たちにとって最重要事項です。すでにSpotifyは、コンテンツとブランドの安全性を確保するために、人とテクノロジーの力を組み合わせて適切なコンテンツを選定していますが、やるべきことはまだまだあります。GARMへの加盟は、業界のガイドラインを遵守することへの私たちのコミットメントの表れです」。

また、近日中にはセンシティブなトピックを除外する機能の導入も予定しています。これにより、広告主は安心して自分たちのメッセージを託すコンテンツを選べるようになるでしょう。

さらに、コンテクストターゲティングツールを強化することで、広告主はサービスや製品に関連するポッドキャストのトピックを選択できるようにもなります(例:ペット関連の番組を楽しんでいるリスナーにアニマルシェルターを提供する広告主がリーチする)。上記のサービスや広告運用に関する詳細は、Ads.Spotify.comをご覧ください。また、Spotify Audience Networkや一連のマネタイズ機能についての詳細は、Anchorのブログをご参照ください。