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SpotifyとSUMMER SONICがプロデュースするコラボステージ、2025年『Spotify Stage』DAY2レポート

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 オーディオストリーミングサービス Spotifyは、日本最大級の都市型音楽フェスティバル『SUMMER SONIC(以下、サマソニ)』と今年もタッグを組み、3年連続となるコラボステージをプロデュースしました。今年からはステージ名称を「Spotify Stage」にリニューアルし、Spotifyの2つの人気プレイリスト:「RADAR: Early Noise」、「+81 Connect」の世界観を体現したステージをお届けする形となりました。

 本ステージは、8月16日・17日に幕張メッセで開催されたサマソニ東京にて展開し、Spotifyが注目する次世代アーティストが一堂に集結しました。これまでの「RADAR: Early Noise」選出アーティストからはMega Shinnosuke、レトロリロン、ブランデー戦記、reina <reina (w.a.u BAND Set) x TRIPPYHOUSINGとしての出演>、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、PAS TASTA、Lavt、AKASAKI、Billyrrom、ziproomが出演。さらに、本プレイリストでもピックアップしリスナーベースを大きく伸ばしているKaneee、 Chilli Beans.、muqueが登場。計13組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げました。

 また、17日の終盤には、J-Hip Hopカルチャーの最前線を牽引する人気プレイリスト「+81 Connect」が、昨年に続きステージをジャック。これからのシーンを切り拓くswetty、Elle Teresa、JP THE WAVYの3組によるマイクリレーでラストの“81分”を飾りました。

 本稿では、8月17日に行われたziproom、Billyrrom、AKASAKI、muque、Mega Shinnosuke、Kaneeeの6組によるライブと「+81 Connect Live」の模様をレポートします。

ziproom

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撮影=石原汰一、瀬能啓太


 2日目のSpotify Stage、トップバッターはArichとShimonによるヒップホップコレクティブ、ziproom。2人は静かにステージに登場すると、「nuzip」でライブをスタート。「神戸から来ましたziproomです!」と高らかに挨拶し、「TUKI NO USAGI」では曲名にちなんで「ジャンプ!」と煽りながら会場を盛り上げました。ミニマムなビートに乗せて繰り広げられる2人の軽快なラップは、「Renton」、「MINT」、「Sakura」、「bloom in the dark」と熱を帯びていきます。「次、みんなが知ってる曲をやるんで一緒に盛り上がっていきましょう!」と、日本を含めた世界9カ国でバイラルチャート入りを果たした「Dive」がドロップされると、フロアのボルテージは最高潮に。8月13日にリリースされたばかりのEP『2CITIES』より「Sound Body」を経て、「Electronica」、「Dance With Me」と続けると、2024年リリースにされたEP『nuzip』のラストを飾る「Zero Island Point」でステージを終えました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.nuzip/02.TUKI NO USAGI/03.Renton/04.MINT/05.Sakura/06.bloom in the dark/07.Dive/08.Sound Body/09.Electronica/10.Dance With Me/11.Zero Island Point

Billyrrom

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 2番手は、“トーキョー・トランジション・ソウル”を掲げ、次世代ポップミュージックを創出する町田市出身の6人組バンド、Billyrrom。Mol(Vo)、Rin(Gt)、Taiseiwatabiki(Ba)、Shunsuke(Dr)、Leno(Key/Syn)、Yuta Hara(DJ/MPC)がステージに揃うと、「来てくれたなら絶対後悔させません!」とMolが呼びかけ、心地よいファンクロックがフロアを揺らす「Defunk」をドロップ。日本、台湾、ベトナムでのバイラルチャート入りや、アジア9カ国でプレイリストインを果たした「Once Upon a Night」では、観客を積極的に巻き込んだライブを展開しました。その後も、この日のステージへの想いが込められたRinのフリースタイルラップから「CALL, CALL」へと続け、懐かしさを感じさせるメロディとMolの甘い歌声が心地よい最新サマーチューン「Funky Lovely Girl」では、シンガロングが発生。ラストの「Magnet」に至るまで、力強く洗練されたサウンドが終始響きわたる圧巻のパフォーマンスでした。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.Defunk/02.Once Upon a Night/03.CALL, CALL/04.Funky Lovely Girl/05.Magnet

AKASAKI

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 登場を待ち侘びる大勢の観客に迎えられたのは、注目の19歳シンガーソングライター・AKASAKI。ライブは、彼がTikTokに初めて投稿した楽曲「今夜は君と」からスタート。バンドメンバーと一緒にサイドステップを踏みながら、心地よいサウンドに乗せて真っ直ぐな歌声を届けました。そこから、Spotify Japanのトップソングチャートで首位を獲得した「Bunny Girl」が披露されると、フロアからはクラップも発生して一気に大盛り上がり。CMソングとしても人気を集めた「ルーツ」の後は、「波まかせ」、「夏実」と2つのサマーチューンを届けて会場を爽やかな雰囲気に包みました。「徘徊」の四つ打ちのビートで踊らせると、中毒性のあるメロディと早口でまくし立てるようなボーカルが印象的な「爆速論理ness」でフィニッシュ。最後の曲の披露前、「紛れもない、トップになりたいです!」と放っていた言葉が現実になることを予感させる、アグレッシブなステージでした。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.今夜は君と/02.Bunny Girl/03.ルーツ/04.波まかせ/05.夏実/06.徘徊/07.爆速論理ness

muque

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 4番手は、Lenon(Ba)、takachi(Track make/Dr)、Asakura(Vo/Gt)、Kenichi(Gt)から成る福岡発の4人組バンド、muque。2022年の結成以降、わずか3年の間でドラマやアニメのタイアップも手がけるなど話題を集めています。「Ghost」でライブをスタートさせると、夢へ向かっていく決意を歌った「456」を力強く披露。疾走感のある「feelin’」では、Asakuraがステージを駆け回りながら観客の近くで歌いかけ、会場の熱気を高めました。「Spotifyを通じて海を越えて楽曲を聴いてもらえている」とLenonが語り、このステージに立てることへの喜びを伝えました。その後、バンドの名前が広く知れわたるきっかけとなった『素晴らしき哉、先生!』の挿入歌「nevermind」へ。そこからベース、ギター、ドラムと鮮やかにソロを繋いだ後に披露された「Bite you」は、ダークな一面も垣間見える一曲。TVアニメ『ONE PIECE』のエンディング主題歌「The 1」でラストスパートをかけ、「カーニバル」で華やかにステージを締めくくりました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.Ghost/02.456/03.feelin’/04.nevermind/05.Inter(Solo)~Bite you/06.The 1/07.カーニバル

Mega Shinnosuke

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 数々のアーティストへの楽曲提供でも注目を集める2000年生まれのアーティスト、Mega Shinnosukeのステージは、メロウなバンドサウンドに乗せて「あの子とダンス」に登場するフレーズ〈へいがーる〉のコール&レスポンスで幕開け。そのまま楽曲に繋げた後は、力強いビートが高揚感を誘う「iPhone」を歌い上げました。「Thinking Boyz!!!」を経て、自らもギターをかき鳴らして披露したのは7月にリリースされた「ナードと天使」。夏らしい爽快なロックサウンドが会場に響きわたりました。2017年に活動を開始してから「不安な時期もあった」と振り返りつつも、「自分のことを信じて自分の好きなことをやっていたら、このステージに立てました!」と喜びを見せたMega Shinnosuke。後半は「人生を変えたような2曲」として「桃源郷とタクシー」、そしてTikTokをきっかけにバイラルチャート入りを果たした「愛とU」を披露し、会場を大きな熱気で包みながらステージを後にしました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.あの子とダンス/02.iPhone/03.Thinking Boyz!!!/04.ナードと天使/05.桃源郷とタクシー/06.愛とU

Kaneee

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 6番手は新進気鋭のラッパー、Kaneee。ヒップホップフェスティバル『POP YOURS 2023』にてSTUTSとの共作「Canvas」を披露しデビュー、その後も精力的な楽曲リリースに加え、多数のアーティストの作品に参加しています。まずは爽快な一曲「SHIBUYA」で勢いよくライブをスタートさせると、客演として参加したDJ CHARI & DJ TATSUKIの楽曲「Oh! Yeah!」へ。「Need More」の後、「音楽を始めた頃からこのステージに立つことが夢でした」と思いを告げて、「Factor」「Blessed」を歌い上げると、メロウな「P.M. Sunsett」では会場が一気に夏のムードに包まれました。「みんなで歌おうぜ!」と始まったのは、1stフルアルバム『Remember Me?』収録のバイラルヒット曲「Life is Romance」。STUTSと再びタッグを組んだ楽曲「SPACE」ではジャージークラブのリズムに合わせて観客をジャンプさせ、最後は迷いながらも上を目指し続けることを歌った最新曲「Super Shine」で観客に温かくエールを届けました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.SHIBUYA/02.Oh! Yeah!/03.Need More/04.Factor/05.Blessed/06.P.M. Sunset/07. Life is Romance/08. SPACE/09. Super Shine

swetty

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 Spotify Stageの最後の一枠は、人気プレイリスト『+81 Connect』がジャックするステージ。プレイリスト名にちなんで、3組のアーティストによる“81分間”のマイクリレーが行われました。トップバッターは、大阪を拠点に活動する若手アーティスト、swetty。「disconnect」でライブを始めると、「韓国から友達を連れてきていて」とYeilを呼び込み、「oh, baby say my h」を賑やかにパフォーマンス。「IJNL」の四つ打ちのビートで観客のテンションを上げた後は、lil soft tennisを迎えて「夜をぬけて」へ。入れ替わるようにKamuiが登場した「Run Now」では、〈何度でも舞い上がる〉という決意のメッセージを届けました。「cuz u just memories」、「gloom」の後、イントロから歓声があがったのは、Taka(ONE OK ROCK)のレコメンドをきっかけに人気が広がり、Spotify Japanバイラルチャート首位を獲得した「junkie」。ラストは「i don’t care anymore but how about you?」で、エモーショナルな歌声をステージに響かせました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.disconnect/02.oh, baby say my h (feat. Yeil)/03.IJNL/04.夜をぬけて (feat. lil soft tennis)/05.Run Now (feat. Kamui)/06.cuz u just memories/07.gloom/08.junkie/09.i don’t care anymore but how about you?

Elle Teresa

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 続いて登場したのは、Hip Hopで新たな“カワイイ”を体現する新世代のフィメールラッパー、Elle Teresa。多数の固有名詞を織り交ぜた刺激的なリリックが印象的な「ラブ・デラックス」でライブをスタートさせると、「Bikini Freestyle (Remix)」で一気にフロアを沸かせました。「Organic Thing」の後、ポップチューン「Bubble」の透明感ある歌声とセクシーな身のこなしで観客を熱狂させた後、重低音が自然と体を揺らすキラーチューン「GOKU VIBES (Remix)」で会場の盛り上がりはさらに上昇。続いてNENEをステージに迎え、2人で「バナナボート」をパフォーマンス。入れ替わりで登場したのは、先ほどステージを終えたswetty。4月にリリースしたコラボ曲「I JUST」で、葛藤や悩みを抱えながら自らを肯定して生きていくメッセージを届けました。O-Zone「恋のマイアヒ~Dragostea Din Tei~」をサンプリングしたユニークな一曲「野良猫」の後、「ここからはリラックスして楽しんでください」と披露したのは「Tsukema」。最後に「LOVE (Remix)」を届け、大きな歓声に包まれながらJP THE WAVYへとバトンを繋ぎました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.ラブ・デラックス/02.Bikini Freestyle (Remix)/03.Organic Thing/04.Bubble/05.GOKU VIBES (Remix)/06.バナナボート (feat. NENE)/07.I JUST (feat. swetty)/08.野良猫/09.Tsukema/10.LOVE (Remix)

JP THE WAVY

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 ラストを飾ったのは、いまや日本を代表するラッパーの一人となったJP THE WAVY。重々しいトラックに高速のラップが乗る「EYES」の後、イントロから大歓声が起きたのは、彼を一躍スターダムに押し上げたバイラルヒット曲「Cho Wavy De Gomenne」。「みんな歌えますか?」と呼びかけると、フロアからキャッチーなフックの大合唱が起きました。「Friends」、「GO GO GO」、「GILA GILA」に続き、ダンサーを呼び込んで「Okay」を届けた後、「新曲だけど、とりあえずサビになったらジャンプしてほしい」「これ跳びはねたら絶対いいことあるんで!」と含みを持たせて始まった「READY OR NOT」では、フィーチャリングで参加しているLEXが登場。そのまま2人でヒット曲「WAVEBODY」を歌い、ステージ上で熱く握手を交わしました。「BIG BANDS」、「Neo Gal Wop」を経て、Issei Uno Fifthを迎えて「GOOD LIFE」、Kaneeeとともに「ROLLING DICE」を届け、最後は「Miss Luxury」「What’s Poppin」で大団円。多彩なゲストを交えた豪華なステージを繰り広げました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.EYES/02.Cho Wavy De Gomenne/03.Friends /04.GO GO GO/05.GILA GILA/06.Okay/07.READY OR NOT (feat. LEX)/08.WAVEBODY (feat. LEX)/09.BIG BANDS/10.Neo Gal Wop/11.GOOD LIFE (feat. Issei Uno Fifth)/12.ROLLING DICE (feat. Kaneee)/13.Miss Luxury/14.What’s Poppin

2日間にわたり、個性豊かなアーティストによる熱いステージが繰り広げられたSpotify Stage。なお、出演アーティストのセットリストは、Spotify公式プレイリスト「Spotify Stage in SUMMER SONIC 2025」にて終演後もお楽しみいただけます。

SpotifyとSUMMER SONICがプロデュースするコラボステージ、2025年『Spotify Stage』DAY1レポート

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 オーディオストリーミングサービス Spotifyは、日本最大級の都市型音楽フェスティバル『SUMMER SONIC(以下、サマソニ)』と今年もタッグを組み、3年連続となるコラボステージをプロデュースしました。今年からはステージ名称を「Spotify Stage」にリニューアルし、Spotifyの2つの人気プレイリスト:「RADAR: Early Noise」、「+81 Connect」の世界観を体現したステージをお届けする形となりました。

 本ステージは、8月16日・17日に幕張メッセで開催されたサマソニ東京にて展開し、Spotifyが注目する次世代アーティストが一堂に集結しました。これまでの「RADAR: Early Noise」選出アーティストからはMega Shinnosuke、レトロリロン、ブランデー戦記、reina <reina (w.a.u BAND Set) x TRIPPYHOUSINGとしての出演>、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、PAS TASTA、Lavt、AKASAKI、Billyrrom、ziproomが出演。さらに、本プレイリストでも選出されリスナーベースを大きく伸ばしているKaneee、 Chilli Beans.、muqueが登場。計13組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げました。

 また、17日の終盤には、J-Hip Hopカルチャーの最前線を牽引する人気プレイリスト「+81 Connect」が、昨年に続きステージをジャック。これからのシーンを切り拓くElle Teresa、JP THE WAVY、swettyの3組によるマイクリレーでラストの“81分”を飾りました。

 本稿では、8月16日に行われたLavt、PAS TASTA、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、reina、ブランデー戦記、レトロリロン、Chilli Beans.の7組によるライブの模様をレポートします。

Lavt

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 今年のSpotify Stageのトップバッターを務めたのは、2002年生まれのシンガーソングライター、Lavt。作詞・作曲・編曲を一人で手がける、大阪出身の注目アーティストです。「皆さん、跳ぶ準備できていますか?」と観客に呼びかけると、自らもステージを軽やかに跳び回りながら「有象無象」でライブをスタート。「アルコール」を経て、台湾のSpotifyバイラルチャート入りも果たした「L4DY」では観客のクラップも加わり、会場の熱気はいっそう高まりました。バンドメンバーの紹介を兼ねたセッションからシームレスに「モルト」に繋げ、ギターを手にして「デイジー」、先月リリースされたばかりのサマーアンセム「涙のスイマー」へ。「HOLD ME」「JOOOOKE」の後、ラストは昨年5月にリリースし、バイラルチャートをにぎわせた代表曲「オレンジ」を披露。「自分も音楽を始める前から知っている大きなフェスに出させていただいて、本当に光栄です!」と、ステージを締めくくりました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.有象無象/02.アルコール/03.L4DY/04.モルト/05.デイジー/06.涙のスイマー/07.HOLD ME/08.JOOOOKE/09.オレンジ

PAS TASTA

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 続いて登場したのは、ウ山あまね、Kabanagu、hirihiri、phritz、quoree、yuigotといった音楽プロデューサー/シンガーソングライター/ボカロPの6人から成るJ-POPプロジェクト、PAS TASTA。2022年のデビュー以降、感度の高いリスナーを中心に人気を拡大している彼らは、2ndアルバム『GRAND POP』の冒頭を飾る2曲をマッシュアップした「GRAND POP!!!!!! & BULLDOZER+」でライブをスタート。爽やかなダンスチューン「sunameri smoke」では、繰り返される〈もう二度と戻らない〉のフレーズが今日の特別な時間と重なり、切なさを漂わせました。「byun G」の四つ打ちビートでフロアを踊らせると、「B.B.M. (REMIX)」「peanut phenomenon」で強靭なサウンドを届け、「会場全部使って楽しんでいってください!」と新曲を披露。最後は『GRAND POP』のラストに収録された「THE CAR」を力強く演奏してステージを終えました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.GRAND POP!!!!!! & BULLDOZER+/02.sunameri smoke/03.byun G/04.B.B.M. (REMIX)/05.peanut phenomenon/06.(新曲)/07.THE CAR

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 3組目に登場したのは、東京発の3人組バンド、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。メンバーは作曲と映像を手がけるDaido、ベースのYuta、サウンドエンジニア/DJのSo。キューバ民謡の基本的なリズムパターンをバンド名に冠する彼らは、世界各地の民族音楽と電子音楽をミックスした独特のサウンドで話題を集めています。まずは「秩父」でその独創的な世界観に誘い込むと、「空とぶ東京」ではパーカッションを軸に多数の楽器を織り交ぜながら濃厚なセッションを繰り広げました。軽やかなリズムを刻む「ワタツミ」に続き、「花様年華」ではシンセの響きも相まって会場は神秘的な雰囲気に包まれます。「アートマン」を経て、「tradition」は繰り返されるフレーズとともに演奏が徐々に熱を帯びていき、呼応するようにフロアの盛り上がりも最高潮に。2023年リリースの1stアルバム『tradition』からの楽曲で、異国情緒あふれるライブを展開しました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.秩父/02.空とぶ東京/03.ワタツミ/04.花様年華/05.アートマン/06.tradition

reina (w.a.u Band Set) x TRIPPYHOUSING

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 クリエイティブレーベル・w.a.uのR&Bシンガー、reinaは、Skaai、yuya saito (yonawo)、Alex Stevensによる音楽ユニット、TRIPPYHOUSINGを迎えた特別編成 reina (w.a.u BAND Set) x TRIPPYHOUSINGとしてSpotify Stageに登場。まずはTRIPPYHOUSINGの楽曲「Pussy Girl」「Broken, yes we can」「For a long time」が立て続けに披露され、Skaaiが繊細な歌声を響かせました。フロアの熱気が高まったところで、いよいよreinaがステージへ。Skaaiとともに「Youth」を歌い上げ、伸びやかな歌声で会場を包みました。「Swim」の後、「Risk Your」はBonberoを迎えてのパフォーマンス。reina、Bonbero、Skaaiの鋭いラップが絡み合った「SCENE!」を経て、「まだまだ踊れますか?」と呼びかけたreinaは、2023年にリリースされた1stアルバム『You Were Wrong』よりキラーチューン「Do the Thing」で会場を盛り上げます。さらに、さらさと「Close my eyes」を披露し、ラストを飾ったのは「A Million More」。多彩なコラボレーションを交えて、この日限りの特別なステージを繰り広げました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.Pussy Girl/02.Broken, yes we can/03.For a long time/04.Youth/05.Swim/06.Risk Your (feat. Bonbero)/07.SCENE! (feat. Bonbero)/08.Do the Thing/09.Close my eyes (feat. さらさ)/10.A Million More

ブランデー戦記

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撮影=Edo Sota

 5番手は、蓮月(Vo/G)、みのり(Ba/Cho)、ボリ(Dr)から成る大阪発の3ピースバンド、ブランデー戦記。2022年に結成した彼女たちは、「RADAR: Early Noise 2025」への選出のほか、12月には韓国にて初の海外ワンマンライブが控えるなど、結成からわずか3年で大きな飛躍を遂げています。ステージ上で拳を突き合わせた3人は、「ストックホルムの箱」でライブをスタート。蓮月の力強いボーカルが、1曲目からフロアに熱気を誘いました。疾走感のあるロックチューン「Kids」を鳴らした後は、一度クールダウンするように「The End of the F***ing World」を軽やかにパフォーマンス。コンガのサウンドが特徴的なクリスマスソング「27:00」を経て、「Coming-of-age Story」で浮遊感のあるサウンドを届けると、自ら撮影・編集を手がけたMVがわずか1カ月で100万回再生を突破し、バンドの名前を広く知らしめた「Musica」を披露。最後は「ラストライブ」で華やかにステージを締めくくりました。

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撮影=Edo Sota
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撮影=Edo Sota
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撮影=Edo Sota

■セットリスト

01.ストックホルムの箱/02.Kids/03.The End of the F***ing World/04.27:00/05.Coming-of-age story/06.Musica/07.ラストライブ

レトロリロン

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 涼音(Vo/Ag)、miri(Key)、飯沼一暁(Ba)、永山タイキ(Dr)によるポップスバンド、レトロリロンのライブは、8月6日にリリースされたばかりの新曲「ラストハンチ」で幕を開けました。「やっと来れたよ!」と告げ、ステージ前面まで歩み寄って歌を届ける涼音。「ワンタイムエピローグ」では、彼が曲中で頭上高くマイクを掲げると観客のシンガロングも響きわたりました。涼音のソウルフルな歌声、4人が紡ぐカラフルなバンドアンサンブルがレトロリロンの魅力。「カテゴライズ」では飯沼がお立ち台に登ってベースを弾き倒し、miriの軽やかなピアノソロも会場を盛り上げます。コールアンドレスポンスから「ヘッドライナー」に繋げた後、ラストはSpotifyバイラルチャート入りを果たした人気曲「アンバランスブレンド」。「1番でかいステージに立つまでやめないんで!」という言葉とともに、今後の躍進を期待させるステージでした。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.ラストハンチ/02.ワンタイムエピローグ/03.カテゴライズ/04.ヘッドライナー/05.アンバランスブレンド

Chilli Beans.

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撮影=石原汰一、瀬能啓太

 8月16日のSpotify Stageは、Moto(Vo)、Maika(Ba/Vo)、Lily(Gt/Vo)による3ピースバンド、Chilli Beans.がトリを飾りました。大勢の歓声に迎えられた彼女たちは、TVアニメ『ONE PIECE』のエンディングテーマとして人気を集めた「Raise」でライブをスタート。3人の美しいハーモニーが響いた「just try it」、カラフルな照明も相まってポップな世界観を作り上げた「シェキララ」の後、サマーチューン「pineapple!」ではフロアとの一体感を楽しみながら持ち前の自由なライブパフォーマンスを発揮。さらに、Spotifyバイラルチャートでデイリー1位を獲得した「lemonade」が奏でられると、サビではフロアからのシンガロングも起きて大きな盛り上がりを見せました。「tragedy」、「pain」と5th EP『the outside wind』からの楽曲を立て続けに披露した後は、7月にリリースされた最新曲「ひまわり」をパフォーマンス。夏の夕暮れを感じさせる楽曲が、ライブを終えた後も余韻を残していました。

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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太
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撮影=石原汰一、瀬能啓太

■セットリスト

01.Raise/02.just try it/03.シェキララ/04.pineapple!/05.lemonade/06.tragedy/07.pain/08.ひまわり

 Spotify Stage 1日目は、新進気鋭のアーティストが集結し、各々の個性が光るステージが繰り広げられました。なお、出演アーティストのセットリストは、Spotify公式プレイリストにて終演後もお楽しみいただけます。

Spotify Japan Open Officeを開催 トークセッションやライブ披露

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 スポティファイジャパンは、この春に新オフィスへと移転し、4月10日にメディアの皆様をお招きし「Spotify Japan Open Office」を開催しました。

「体は魂を表す」新オフィスをお披露目 リーダー陣によるトークセッションも

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 イベントは、スポティファイジャパン代表トニー・エリソンによる「ご挨拶・プレゼンテーション」からスタート。トニーは、リスニングルームやポッドキャストスタジオを備えた新オフィスのことを、「名は体を表す」になぞらえて「体は魂を表す」という言葉で表現。また、「仏を作って魂入れず」という言葉を引用し、「オフィスを作っただけで満足するのではなく、渋谷から新たなカルチャーを発信していきたい」とコメント。さらに「アーティスト、ファン、Spotifyの“三方よし”ではなく、そこに社会も加えた“四方よし”にしていきたい」と、慣用句を交えながら、新オフィスを新たな文化の発信拠点にしたいとする考えを示しました。

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 「Spotifyリーダー陣によるトークセッション」では、まず日本でサービスを開始した2016年秋からの音楽業界の変化についてトニーが解説。音楽配信の価値に対する理解を得ることが難しかった期間を経て、ストリーミングサービスはここ数年でようやく定着しつつあるとする一方、現在もCD文化が根強い日本において、ストリーミングユーザーは人口の約3割前後であることに言及。35歳前後のセグメントはストリーミングサービスの先進国の水準に近いており、さらなる発展のためには「35歳以上のセグメントを開拓すること」が喫緊の課題であると口火を切りました。続いて音楽事業部門統括・大西響太は、Spotifyが「ファンと繫がれるプラットフォーム」であることを説明。その“繫がり”を加速させるべく、MVの表示機能、ライブチケットやグッズ販売との連携などに加え、アーティストがファンといっしょに楽曲を聴きながらチャットで交流できる「リスニングパーティー機能」を追加することを紹介しました。

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 音声事業統括・渡海佑介はポッドキャスト事業について、月間リスナー数が前年比で+20%、聴取時間が+30%であることを示し、世界のポッドキャストクリエイターを称えるグローバル表彰プログラム「Creator Milestone Award」で、『霜降り明星のオールナイトニッポン』がブロンズカテゴリー(Spotifyでの累計ストリーミング数  日本においては5,000万回以上)に選出されたことを報告。この結果はグローバル基準に日本の番組が追いついた証拠であるとし、「全体にいいシグナルが出ている。アーティスト/クリエイターとファンの新たな関係を作れるメディアだと確信している」とポッドキャストならではの可能性を語りました。

 広告事業部統括・立石ジョーは、広告アワード「Spotify Hits 2024」でグランプリを受賞したケンタッキー・フライド・チキン社の「和風チキンカツバーガー」のCMを紹介した後、近年ナショナルブランドとの取り組みが増えていること、アーティストも巻き込んだ音声広告キャンペーンの例なども紹介。また、海外のSpotifyではAIで広告素材を生成するツールがローンチされていることにも触れ、Spotify広告の注目度の高さについてコメントしました。

イノベーションを促進する開放的なオフィスを紹介

 続いて開催されたのは、新オフィスを実際に見て回る「オフィスツアー」です。

 トンネル型の「エントランス」は、昼は木の温もりが感じられ、夜は幻想的なゲーミングカラーに光り輝きます。そこから連なる「ラウンジ」は、バーカウンターやエスプレッソマシンを備え、社員が自由に利用することが可能。前述のトークセッションが行われた「ステージ」も併設され、さまざまなイベント開催にも対応しています。奥には開放的なテラス席があり、ソファでくつろぎながら上層階からの眺望を楽しむことができます。

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 また、世界中のSpotifyで4番目となる「ポッドキャストスタジオ」の新設は、動画収録にも対応可能な広めのブースが特徴。「リスニングルーム」では、最新のヒットソングを高音質のオーディオでゆったりと試聴することが可能です。

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 畳の部屋は2部屋あり、11階の部屋は掘りごたつ様式。10階の部屋には膨大なマンガがコレクションされ、足を伸ばしてマンガを読みながら休息を取ることができます。オフィス内の各部屋には「YOSAKU」「HEART AND SOUL」など邦楽・洋楽の名曲のタイトル、「Early Noise」などのプレイリスト名が冠されているのも本オフィスのこだわりです。また、「Parent/Nap Room」にはベッドも備えられ、子供連れの社員がオムツ替えや授乳に利用できるほか、夜は仮眠室にも利用でき、社員の多様性にも配慮がなされています。

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 デスクはフリーアドレス制で社長室もない開放的な作りは、「ヒエラルキーをなくし、部署を越えて社員が交流・情報交換することで、イノベーションが生まれることに期待している」とトニーは説明しました。

『RADAR: Early Noise 2025』7coのライブパフォーマンス

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(撮影=Kana Tarumi)
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(撮影=Kana Tarumi)

 レセプションパーティの最後を飾ったのは、Spotifyが躍進を期待する次世代アーティストを選出する『RADAR: Early Noise 2025』に選ばれた7coのライブです。独特のリアリティ感を持った恋愛の歌詞と、チルとポップが交錯するクラブサウンドで人気を集めている彼女。この日はポップなビートと中毒性のあるサビが印象的な「0.0000%」をはじめ、レイドバックしたグルーヴが心地よい「恋愛後遺症」など全5曲を披露しました。MCでは「すごくイケてる!」と新オフィスの印象をコメント。「お仕事の息抜きに、手拍子してくださったら嬉しいです」と呼びかけ、会場に手拍子が広がる場面もありました。ラストには心地よいビート感が印象的な「stay tune」を披露し、浮遊感あふれるラップを繰り出してライブを締めくくりました。

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(撮影=Kana Tarumi)
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(撮影=Kana Tarumi)

 日本では2016年からサービスを開始したSpotify。アーティスト/音楽への愛とこだわりが詰め込まれた新オフィスについて、「新たな働き方、新たな文化、新たな社会を作っていこうとするSpotifyの姿勢を、この新オフィスから感じてもらえたら嬉しい」とトニーは語ります。ここからどんな新たなムーブメントが巻き起こっていくのか、ぜひご期待ください。

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

 2025年3月19日、Spotify O-EASTにて行われた『Spotify Early Noise Night #17』。次の時代の足音をいち早く聴くこのイベントのステージを飾ったのは、reina、Billyrrom、AKASAKI、ブランデー戦記、レトロリロン。この1〜2年で頭角を現してきた、異なる出自と音楽性を持つ新鋭5組である。昨年出演したFurui Rihoやjo0jiをはじめ、過去にはあいみょんやSTUTS、Omoinotakeや羊文学などが登場するなど、2017年の立ち上げ以降積極的に若い才能をフックアップしてきたSpotify主催のイベントだ。

reina

『Spotify Early Noise Night #17』レポート


 この日のトップバッターとして登場したのは、気鋭のクリエイティブレーベル/コレクティブ・w.a.u所属のR&Bシンガー・reinaだ。ひんやりとした音色が心地良いラップ調の「Dogs」から始まり、ベースの存在感がグッと高まるグルーヴィな「Good to me」へと繋がっていく。繊細ながら腹の底に響くような低音が素晴らしく、体の内側から熱が込み上げてくるのを感じる。技術と品格を兼ね備えたアンサンブルだ。バンドメンバーはreinaと同じくw.a.uからGai Seki(Per)、Koki Furukawa(Key)、Kota Matsukawa(Ba)、Kazuho Otsuka(Gt)、Reo Anzai(Manipulator)、Ryuju Tanoue(Dr)の6人が参加。黒で統一された衣装がシックなイメージを印象付ける。

 短いMCを挟んで歌われたのは、reinaが「初めて書いた曲」だという「my apologiesss」。優しく身体を解きほぐすようなネオソウル風の曲調で、音の波に揺られながらゆったりと踊らせてくれる。それから「Do The Thing」を挟み、この日がバンド演奏での初披露だという新曲「Burn」へ。細やかなタッチのドラムと強烈にうねりを上げるベース、多彩なパーカッションが音楽の厚みを生み出していた。

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

 ここでライブの雰囲気は一変。タイトなドラムと全体的にソリッドな演奏で、「RADAR: Early Noise 2023」にも選出されたヒップホップアーティストのSkaaiを客演に迎えた「Youth」をプレイ。中盤に差し込まれるアフロ風のパーカッションも印象的で、このステージのハイライトと言える演奏だったのではないだろうか。最後は「A Million More」を歌い終演。「今年は曲もアルバムも沢山リリース予定」とのことで、2025年も引き続き注目していきたい。

Billyrrom

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

 2番手は東京・町田出身、2020年に友人同士で結成された6人組・Billyrrom。先日にはZepp Shinjukuで行われたツアーファイナルを盛況で終えるなど、まさに加熱する勢いを感じている最中だろう。

 ダイナミックなドラムと強いアンサンブルが広い舞台を想起させるロックナンバー「DUNE」からスタート。早くも火がついたフロアに一層炎を投げ込むように、Mol(Vo)の「自由に踊れー!」という叫びから「Once Upon a Night」へと接続。ファンキーなギターカッティングと挑発的なベースが腰を揺らす中、Yuta Hara(DJ / VJ)が差し込むスクラッチが一層気分を上げていく。

 「Soulbloom」では、空間を活かした抑制の効いた演奏とサイケデリックな映像演出が融合し、没入感のある世界観を展開。「Apollo」ではステージLEDに銀河を駆け抜けていくような映像が映し出され、加速していくドラムとベースが聴き手の身体を軽くしていく。フロアから巻き起こるクラップが一層この曲のスピード感を引き立てる中、ボーカルと共に主役を張るようなRinのギターも爽快に響きわたり、その勢いに身を任せるように歌われる《このスピードに乗って》のフレーズが印象的に響いた。タフなライブバンドへと成長を遂げてきた、今のBillyrromを象徴するような演奏である。

 最後は「Time is Over」をプレイ。Billyrromらしいカッティングギターとアグレッシブなベースが牽引する中、どことなくジャズからの影響を感じる鍵盤も良いアクセントを生み出していたように思う。なんとも開放的なムードを演出し、ステージを去っていった。

AKASAKI

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

「最高の夜にしようね」――AKASAKIのステージはハツラツとしていた。
1曲目は《真面目ぶった音楽に嫌気が差してんだ》というフレーズが強烈なデビュー曲「弾きこもり」。
ざらついた声質はこの曲にピッタリで、クールな気分のまま踊らせるビートが気持ちいい。
そこから「踊れ渋谷!」という叫びと共に「ルーツ」へ突入。
ネオンライトの華やかな光を想起させる鍵盤が、ノスタルジーを刺激していく。

 MCでは先日、高校を卒業したAKASAKIにフロアから「卒業おめでとう!」という声が上がり、
「留年を回避して卒業しました〜!」と返す微笑ましい一幕も。とにかく飾らないステージングが印象的だ。

続いてこの日リリースされたばかりの「爆速論理ness」を披露。
タイトル通り速いテンポのドラムに、歪な音色のギターとベースが覆い被さっていく。
吐き捨てるような声色で歌うボーカルもバッチリはまっており、フロアの熱気も一層高まっていった。

「Spotifyに人生を変えてもらったと言っても過言ではないので、この場で歌うことができて嬉しい」というMCを挟み、ラストスパートは80’sを彷彿とさせるアニメーション映像と共に演奏された「夏実」、そして自身の存在を世に知らしめた「Bunny Girl」だ。
前者は甘酸っぱいメロディとほろ苦い歌詞のコントラストが秀逸な1曲で、後半に進むにつれて豪快さを増していくドラムが気持ちいい。

そのテンションを倍にしてフィナーレへと突き進んでいくのが後者である。
《夜の始まりさ》という冒頭のフレーズが歌われた瞬間にフロアが沸き立ち、軽快なドラミングがフロアをダンスホールに変えていく。
「毎月新曲を出す」という彼はこの自然体な姿のまま2025年も飛んでいくのだろう。

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

ブランデー戦記

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

 4組目はヒリヒリと肌を焼き付けるようなロックサウンドを聴かせるブランデー戦記である。

 浮遊感のあるサウンドの「悪夢のような」でライブは始まり、気怠そうな発声で歌う《悪夢のような1週間だったわ》というフレーズがいつまでも頭の中を漂っていく。蓮月(Gt/Vo)のボーカルはスッと染み渡るような透明感があり、この声で歌われることでリリックが一層鼓膜の奥へと突き刺さっていく。

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

 2曲目はバンドを一躍シーンの注目株へと引き上げた「Musica」。歌謡曲の「憂い」とオルタナティブロックの「激しさ」が同居したようなサウンドには抗い難い魅力があり、ここからライブは鋭さを増していく。軽やかに疾駆していくボリ(Dr)のビートと、重力を無視して暴れ回るようなみのり(Ba/Cho)のベースが爽快な「coming-of-age story」から、短いMCを挟んでリリース直後の「The End of the F***ing World」へ。ファンクロック的なニュアンスを感じる新曲で、どことなくメランコリックなメロディと無愛想なカッティング、そして存在感抜群のうねるベースに惹きつけられる。

 スリーピースらしい引き締まったアンサンブルはもちろん魅力的で、MCも最小限。演出や映像もないステージは潔く、どこまでも力強い。最後は「ラストライブ」を歌い、そして重厚なビートで疾走していく「ストックホルムの箱」を披露して終演。フロアから上がる拳やクラップが爽快で、バンドのさらなる飛躍を予感せずにはいられない。

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

レトロリロン

『Spotify Early Noise Night #17』レポート

 ポップでカラフルな音楽がフロアを眩しくさせる。四者四様のステージを見せた『Spotify Early Noise Night #17』の最後を締めくくるのは、レトロリロンのライブである。2020年に音楽大学の同級生たちで結成、高らかと歌い上げるようなボーカルと、確かな演奏力が魅力的な彼らのステージは清々しいくらい晴れやかだ。楽曲のドラマチックな側面を引き立てる鍵盤、華やかな上音の下からブイブイと腰を揺らしてくるベース、何よりも活力のあるドラムはライブが終わってからもずっと心に残るようなインパクトがある。また、「ヘッドライナー」から「ワンタイムエピローグ」へ移る際に告げた「自由に、好きなように、ありのままの自分で楽しんで帰ってください」というメッセージは、彼らの創作に通底するテーマであるように思う。涼音(Vo/Ag)のボーカルは楽曲に込めた想いを力強く投げかけるように情熱的だ。

 ファンクやソウルミュージックからの影響を感じる洒脱な「DND」、エネルギッシュなドラムに引っ張られていく「カテゴライズ」と爽快なステージが続いていく。パッと花が咲くようなサビのメロディと、鍵盤の踊るようなフレーズが気持ちいいカテゴライズはとりわけ耳に残る演奏で、フロアからも大きなコーラスが聴こえてきた「アンバランスブレンド」へと繋がっていく。「アンバランスブレンド」はリズミカルだが切なさを含んだ歌で胸を締めつけてくる、ドラマチックな展開など、このバンドの魅力が詰まった楽曲だった。

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 アンコールも沸き起こり、涼音が「楽しくやって終わりましょうか」と告げて「TOMODACHI」を披露。のっけから起こるクラップやコーラスがバンドの支持の高さを感じさせる。なんともポジティブな余韻を抱かせるライブだった。

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 この日出演した5組の新鋭は、いずれも今後の音楽シーンを大いに彩っていくのだろう。次代の担い手が生まれることを期待しながら、それぞれの活躍を見守りたい。

「RADAR: Early Noise」ポップアップイベントを初開催!Spotify Tap™体験コーナー、Spotifyユーザーなら誰でも参加できるキャンペーンも

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 Spotifyが例年、その年の飛躍が期待される注目の新進国内アーティスト10組を選出している「RADAR: Early Noise 2025」。今年は初の試みとして、選出アーティストの世界観を体感いただける「RADAR: Early Noise」ポップアップイベントを2月14日(金)〜16日(日)、OPENBASE SHIBUYA(東京・渋谷区)にて開催中です。

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 イベントスペースでは、AKASAKI、ziproom、7co、乃紫、PAS TASTA、Billyrrom、ブランデー戦記、Lavt、reina、レトロリロンといった選出アーティストの紹介パネルと、実際に10組の楽曲を試聴できるコーナーが設置されています。

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 また、「RADAR: Early Noise」アーティストと同じデザインフレームでポラロイド写真を撮影できる無料のフォトブースも用意。Spotifyならではのポップなフォトプロップスを使って記念の1枚をお楽しみください。

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 さらに、ポップアップでは、Spotify Tap™ に対応したソニーのLinkBudsシリーズでの楽曲試聴もご体験いただけます。Spotify Tap™ とは、Spotifyアプリで音楽を今すぐ聴きたい時、スマホを取り出すことなく本体をタップするだけで、おすすめの音楽を再生したり、プレイリストを切り替えられる機能です。2月14日から3月7日までの期間、Spotifyユーザーなら誰でも参加できる抽選キャンペーンとして、Spotifyコラボアクセサリーが付属したLinkBuds Fit、LinkBuds Speakerが当たるプレゼントキャンペーンも実施中。ぜひこの機会にSpotifyに登録してレアなアイテムをゲットしましょう。

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 なお、3月19日には、Spotify O-EASTにてライブイベント『Spotify Early Noise Night #17』も開催予定です。選出アーティストからAKASAKI、Billyrrom、ブランデー戦記、レトロリロンの出演が決定しています。注目アーティストのステージをいち早く体験できるチャンスをお見逃しなく。

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■「RADAR: Early Noise」ポップアップイベント

日時:2025年2月14日(金)~16日(日)

会場:OPENBASE SHIBUYA 1F(〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町14-13 宇田川町ビルディング1F)

■ソニーLinkBudsシリーズとSpotifyコラボアクセサリーが当たるキャンペーン

Spotifyコラボアクセサリーをつけて、ソニーLinkBudsシリーズで音楽を聴こう!

対象:Spotifyユーザー限定(Freeプラン/PremiumプランどちらでもOK)

期間:2月14日(金)〜3月7日(金)

詳細:collaborated-accessories-campaign.com

■『Spotify Early Noise Night #17』

日時:2025年  3月 19日(水) 開場17:30/開演 18:30

会場:Spotify O-EAST(東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8)

出演:(50音順)AKASAKI / Billyrrom / ブランデー戦記 / レトロリロン  / and more!

料金:前売券 ¥3,000-(税込 / スタンディング / 整理番号付)※入場料の他に別途1ドリンク代が必要

チケット販売: イープラス https://eplus.jp/enn/

イベントサイト:https://spotify-earlynoise.jp/

「RADAR: Early Noise 2025」:http://spoti.fi/EarlyNoiseHub

「RADAR: Early Noise 2025」:https://spoti.fi/EarlyNoiseJapan

「Early Noise Night #17」プレイリスト:https://spotify.link/EarlyNoiseNight

Spotifyが2025年に躍進を期待する次世代アーティスト&ポッドキャストクリエイターをサポート「RADAR: Early Noise 2025」「RADAR: Podcasters 2025」を発表

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 Spotifyは、今年飛躍が期待される注目の新進国内アーティスト10組を「RADAR: Early Noise 2025」として選出しました。今回選出した10組をプレイリストやライブイベント、さらにはアーティストの魅力を紹介する様々なコンテンツやコラボレーション企画などを通じて、国内外の音楽ファンに積極的に紹介してまいります。

 また、今年より、次世代のポッドキャストカルチャーを担う新進気鋭のクリエイター5組を「RADAR: Podcasters 2025」として選出。5組のクリエイターには、収録スタジオの提供や、番組イベントの開催支援、コラボレーション企画などを通じて、積極的にSpotify内外のリスナーに届けてまいります。

■「RADAR: Early Noise 2025」

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 今年で9年目となる「Early Noise」は、プレイリストや様々な機能を通じて次の時代を担う新進アーティストの音楽と魅力を音楽ファンにいち早く紹介し、彼らがリスナー基盤を広げるサポートを行う目的で、2017年に日本でスタートしました。2020年春には、各国の注目アーティストを世界の音楽ファンに紹介するグローバルプログラム「RADAR」と連携し、「RADAR: Early Noise」へと進化。本プログラムを通じて、あいみょん、King Gnu、ずっと真夜中でいいのに。、Vaundy、藤井 風など様々なアーティストが多くの新たなリスナーを獲得し、国民的なアーティストへとステップアップしてきました。

 2024年に選出されたtuki.は、1億再生を突破した「晩餐歌」が2024年国内で最も再生された楽曲5位にランクインしたほか、2024年世界で最も発見された国内アーティスト1位にも輝き、年間を通して国内外で大きな活躍を見せました。また、昨年8月に開催された『SUMMER SONIC 2024』では、Spotifyとサマソニのコラボレーションによる「RADAR: Early Noiseステージ」が2年連続で実現し、TOMOO、なとり、Yo-Seaなど過去選出アーティストに加え、サバシスター、JUMADIBA、離婚伝説など2024年の選出アーティストも多数出演して話題となりました。

 この度発表された「RADAR: Early Noise 2025」には、ストリーミングやSNSの普及に伴う音楽トレンドも反映し、バンド、シンガーソングライター、ヒップホップなど多様な分野から、従来の枠組みを超えて活動し、個性的な作品を発信している10組を選出しています。

<RADAR: Early Noise 2025 選出アーティスト>※50音順

● AKASAKI

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● ziproom

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● 7co

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● 乃紫

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● PAS TASTA

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● Billyrrom

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● ブランデー戦記

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● Lavt

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● reina

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● レトロリロン

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■「RADAR: Podcasters 2025」

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 Spotifyは、これまでも音声の可能性を信じ、オリジナル番組制作や、世の中の音声コンテンツの多様化を促進する次世代音声クリエイター育成プログラム「Sound Up」、国内音声コンテンツクリエイターを支援する「クリエイター·サポート·プログラム」など、ポッドキャスト需要の創出とクリエイター支援に継続して取り組んでまいりました。Spotify上の国内クリエイターによるポッドキャスト番組の数は、2021年1月から2025年1月にかけて約600%増加しており、Spotify上の国内クリエイターによるポッドキャスト番組の30日間の聴取時間は同期間で約1,000%伸長しています。

 今年度より新たに発表された「RADAR: Podcasters」では、ポッドキャスト需要の創出とクリエイター支援を強化し、日本においてポッドキャスト発の新たな文化を創出するために、次世代のポッドキャストカルチャーを担う新進気鋭のクリエイターを紹介し、彼らのリスナー基盤を広げるための番組制作サポートなどの支援を実施いたします。今年度の「RADAR: Podcasters 2025」では、新しい表現メディアとしてポッドキャストの力を信じ、新しい価値観を発信する、ジャンル·世代の異なる個性的な5組のクリエイターを選出しています。本プログラムを通じて、ポッドキャストの魅力を積極的にSpotify内外のリスナーに届けてまいります。

<RADAR: Podcasters 2025 選出番組 / クリエイター> ※50音順

● AfterParty/倉田佳子 長畑宏明 平岩壮悟

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● UNDERDOG in Tokyo/長谷川ミラ 田中順也

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● 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」/上坂あゆ美 鵜飼ヨシキ

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● GOLDNRUSH PODCAST/Isaac Y. Takeu(アイザック・ワイ・タクー)

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● ラジオ知らねえ単語/園凜(その・りん) 金井球(かない・きゅう)

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「RADAR: Podcasters 2025」プレイリスト:https://spotify.link/PodcastersJapan

 Spotifyでは、公式プレイリスト「RADAR: Early Noise 2025」と共に、選出アーティストやその音楽の魅力について音楽コンシェルジュ・ふくりゅうとSpotifyの音楽事業部門担当者が語るポッドキャストコンテンツを「New Music Wednesday [Podcast Edition]」最新エピソードとして公開中。

 また2月14日(金)〜16日(日)には、OPENBASE SHIBUYA(東京・渋谷区)にて、選出アーティストの世界観を体感いただける「RADAR: Early Noise」ポップアップイベントを開催予定です。Spotify Tap™ に対応したソニーのLinkBudsシリーズでの楽曲試聴やアーティスト紹介パネルなどをお楽しみいただけます。今回のために用意したSpotifyコラボアクセサリーもご覧いただけます。

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 さらに3月19日(水)には、今年初となる「Spotify Early Noise Night #17」をSpotify O-EAST(東京・渋谷区)で開催します。AKASAKI、Billyrrom、ブランデー戦記、レトロリロンの4組の他、出演アーティストは今後も追加されていく予定です。ライブの前売り券はイープラスで販売中。イベントに連動するプレイリスト「Early Noise Night #17」では、出演アーティストの楽曲をライブに先駆けてお楽しみいただけます。

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<イベント情報>

『Spotify Early Noise Night #17』

日時:2025年 3月 19日(水)開場17:30/開演 18:30

会場:Spotify O-EAST(東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8)

出演:(50音順)AKASAKI / Billyrrom / ブランデー戦記 / レトロリロン / and more!

料金:前売券 ¥3,000-(税込 / スタンディング / 整理番号付)

※入場料の他に別途1ドリンク代が必要

チケット販売:イープラス https://eplus.jp/enn/

注意事項:出演者のキャンセル・変更によるチケットの払い戻しはいたしません。未就学児童の入場は出来ません。

お問い合わせ先:クリエイティブマンプロダクション 03-3499-6669

「RADAR: Early Noise 2025」コーナー:http://spoti.fi/EarlyNoiseHub

「RADAR: Early Noise 2025」プレイリスト:https://spoti.fi/EarlyNoiseJapan

「Early Noise Night #17」プレイリスト:https://spotify.link/EarlyNoiseNight

SpotifyとSUMMER SONICがプロデュースするスペシャルステージ「Spotify RADAR: Early Noise Stage」DAY1レポート 「+81 Connect」特別企画も 

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  Spotifyは、日本最大級の都市型音楽フェスティバル『SUMMER SONIC(以下、サマソニ)』とのコラボレーションにより、毎年期待の新進アーティストを選出していち早くリスナーに紹介するSpotifyのプログラムおよび人気プレイリストブランド「RADAR: Early Noise」を体現するスペシャルステージ『Spotify RADAR: Early Noise Stage』を昨年に続きプロデュースしました。

 本ステージは、8月17日・18日に幕張メッセで開催されたサマソニ東京にて展開し、Spotifyが注目する次世代アーティストが一堂に集結しました。今年の「RADAR: Early Noise」選出アーティストからはMFS、サバシスター、JUMADIBA、jo0ji、離婚伝説の5組に加え、a子、乃紫といった「RADAR: Early Noise」プレイリストでも支持を集めるフレッシュなアーティスト、さらにはこれまでに「RADAR: Early Noise」への選出や関連イベントへの出演などを経て飛躍を遂げたアーティストとして、Omoinotake、Tele、TOMOO、なとり、Yo-Seaが出演。計12組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げました。

 17日のステージ終了後には、日本のヒップホップカルチャーを発信するプレイリスト「+81 Connect」から派生した特別企画「+81 Connect Live: after hours」を初の試みとして実施。kZm、LEX、JJJの3組が約90分にわたって「+81 Connect」を体現するステージを展開しました。

 本稿では、8月17日に行われたYo-Sea、離婚伝説、JUMADIBA、MFS、a子の5組によるライブと「+81 Connect Live: after hours」の模様をレポートします。

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撮影=shima
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撮影=shima

 今年の『Spotify RADAR: Early Noise Stage』のトップバッターを務めたのは、a子。今年2月にポニーキャニオン/IRORI Recordsからメジャーデビューを果たし、7月に1stフルアルバム『GENE』をリリースしたばかりの彼女。序盤は「miss u」「あたしの全部を愛せない」でa子の特徴でもある繊細なウィスパーボイスを会場に響かせました。パフォーマンス後のMCでは、「『SUMMER SONIC 2024』、楽しんでいってください! ありがとうございます」と柔らかく呼びかけます。中盤からは「ベージュと桃色」「LAZY」とアップテンポなナンバーで盛り上げ、人気曲「天使」からシームレスに「racy」へ繋げると、間奏ではフロアが大きくジャンプ。その光景を見て、a子も嬉しそうな表情を浮かべます。最後はギターを置き、スタンドマイクで「samurai」をプレイ。クールさとポップさを兼ね備える彼女の魅力を存分に発揮したステージを創り上げました。

■セットリスト

1.miss u/2.あたしの全部を愛せない/3.ベージュと桃色/4.LAZY/5.天使(Short Ver)/6.racy/7.samurai

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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一

 2組目のアクトは、東京都出身、大阪を拠点に活動するヒップホップコレクティブ・Tha JointzのメンバーでもあるMFS。1曲目を飾ったのは、今年4月にリリースした1stアルバム『COMBO』収録の「BINBO」。ダンサーを従えた華やかなステージを繰り広げました。MCでは、「今日はこの日しかないから、楽しんでいきましょう!」と集まった観客に語りかけ、期待感と熱を高めていきます。「IMPACT」「SAICO」に続いて披露されたのは、Spotifyバイラルチャート(グローバル)で日本発アーティスト史上初の1位という快挙を成し遂げた楽曲「BOW」のSubmerse Remix。スピーディーで力強いラップを披露してフロアを圧倒すると、「Drink」を挟み、「今日38℃あるらしいよ。知ってる? でも、ここからもっとアツくしていきます!」と宣言。「Moonlight」「Please me」(パソコン音楽クラブ最新アルバムへのコラボ参加曲)「Chase Remix」と繋げると、最後は再びダンサーとともに「Don’t」「Combo」を披露。曲ごとに視覚的な変化もつけたステージで、会場を盛り上げました。

■セットリスト

1.BINBO/2.IMPACT/3.SAICO/4.BOW (​​Submerse Remix)/5.Drink /6.Moonlight/7.Please me/8.Chase Remix/9.Don’t/10.Combo

JUMADIBA

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撮影=shima
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撮影=shima
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撮影=shima

 3組目は、東京都杉並区を拠点に活動するラッパー・JUMADIBA。登場するやいなや「いくぞサマソニ!」と告げ、哀愁漂うメロディが印象的な「Asian」からスタート。「調子どうですか?」と観客を気遣いながら「UP」を届け、「Assaji」のイントロが流れるとフロアからはたちまち大歓声があがりました。「俺はいつでもフレッシュだよって曲です」と紹介した「超Fresh」、「知っている人いたら歌って!」と呼びかけた「静かに叫び」と、1曲ごとに言葉を交わしながらステージを創り上げていくのが彼のスタイル。6月にリリースした「BABE」でリズミカルなラップを披露した後、ralphを迎えた「Kick Up」ではふたりで躍動感のあるパフォーマンスを届けました。途中にはralphがステージを降りて観客にマイクを向ける一幕も。ラストの「Spike!」では、JUMADIBA自らフロアへダイブ。大盛り上がりの観客と揉みくちゃになりながら「楽しめた?」「ありがとう!」と笑顔を見せ、ステージを後にしました。

■セットリスト

1.Asian/2.UP/3.Assaji/4.てかまいこ/5.超Fresh/6.静かに叫び /7.Medi/8.BABE/9.Naiya/10.Kick Up feat. ralph/11.Sakasama/12.Spike!

離婚伝説

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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一

 続いて登場したのは、2022年結成された松田歩(Vo)と別府純(Gt)による2人組バンドの離婚伝説。多くの観客が見守るなか、1曲目に披露されたのは「あらわれないで」。別府の心地よいカッティングが観客を揺らし、そこから8月21日に配信リリースする新曲「まるで天使さ」を爽やかに届けると、TVアニメ『ラーメン赤猫』のEDテーマに起用された「本日のおすすめ」へ。バンドメンバーとの濃厚なセッションを経て、先日「THE FIRST TAKE」に初登場した際に披露された代表曲「愛が一層メロウ」に繋げると、フロアでは手を挙げる人が続出しました。沸き起こる〈愛が一層メロウ〉のシンガロングに、嬉しそうに耳を傾けるふたり。一度クールダウンするようにバラードナンバー「萌」をしっとりと届けると、「眩しい、眩しすぎる」では松田が透明感のある歌声を響かせ、「メルヘンを捨てないで」は別府の熱いギターソロでフィニッシュ。彼らの多彩な音楽がしっかりと届けられた密度の濃いステージでした。

■セットリスト

1.あらわれないで/2.まるで天使さ/3.本日のおすすめ/4.愛が一層メロウ/5.萌/6.眩しい、眩しすぎる/7.メルヘンを捨てないで

Yo-Sea

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撮影=shima
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撮影=shima
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撮影=shima

 沖縄出身のシンガーソングライター・Yo-Seaは、2019年「RADAR: Early Noise」選出アーティストからの登場。2023年8月には1stアルバム『Sea of Love』をリリース、今年は東京・大阪Billboardでのワンマンライブの開催、藤井 風のバンドメンバーとして『tiny desk concerts JAPAN』に出演するなど精力的な活動を見せています。まずはバイラルヒットナンバー「Without You」「Nana」を2曲続けて披露。「Body & Soul」ではGottzが登場し、フロアは大きな盛り上がりを見せます。続けてGottzと披露した「SUNSET」では、海に沈んでいく夕陽がスクリーンに映し出され、チルなムードに包まれました。スタンドマイクで歌った「Tokyo」「Night Ship」、「Flower」ではサウンドプロデュースを手掛けたSTUTSを迎えてのプレイ。バンドメンバーのソロ演奏も繰り広げられた「Rendezvous」の後、ラストは星空が浮かぶなかで「Moonlight」を届け、「頑張って生きていこう! 僕も頑張ります」と、爽やかなステージを笑顔で締めくくりました。

■セットリスト

1.Without You/2.Nana /3.Body & Soul (feat. Gottz)/4.SUNSET (feat. Gottz)/5.Tokyo/6.Night Ship/7.Flower (feat. STUTS)/8.Rendezvous/9.Moonlight

kZm

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撮影=shima
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撮影=shima

 今年初の試みとなる『+81 Connect Live: after hours』ステージのオープニングを飾ったのは、ヒップホップクルー・YENTOWNのメンバーでもあるkZm。「Aquarius Heaven」の疾走感のあるラップで一気に会場のギアを上げると、『DIMENSION』『DISTORTION』に続く3部作であり、6年半かけて制作したというアルバム『DISTORTION』を紹介。そんな3日前にリリースされたばかりの新作から披露された「初号機」ではCampanellaが、「ROKUDENASHI」では途中からステージにAwichが登場。なんと2分前に会場に到着したばかりだというAwichとのコラボパフォーマンスに、フロアからは大きな歓声が上がりました。さらに、「もう1曲やってほしい? 足りないよね?」と披露された「不幸中の幸い」では、Awichを含めたYENTOWNメンバーが集合。これだけでは終わらず、「DOSHABURI」ではJUMADIBA、「TRAUMA」ではralphをステージに呼び込んで会場を大いに沸かせたkZm。多数のゲストと創り上げたにぎやかなステージで、次のLEXへバトンを繋ぎました。

■セットリスト

1.INTRO/2.Aquarius Heaven/3.初号機 (feat. Campanella)/4.ROKUDENASHI (feat. Awich)/5.不幸中の幸い w/YENTOWN /6.DOSHABURI (feat. JUMADIBA)/7.Forever Young/8.Yuki Nakajo Remix/9.Dream Chaser Remix/10.TRAUMA (feat. ralph)

LEX

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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一

 登場するやいなやステージから降り立ち、フロア最前の柵に登りながら観客の目の前で7月にリリースしたばかりのアルバム『Logic 2』から「力をくれ」を歌い上げたLEX。〈もっと行きたい 上〉のフレーズが印象的な「GOLD」ではフロアへ時折マイクを向けながら、人差し指を頭上高く突き上げて熱唱。「STRANGER」「Romeo & Juliet」「大金持ちのあなたと貧乏な私」とバラエティに富んだメロディアスなナンバーを畳み掛けると、終盤はフロアの一人ひとりと目を合わせながら「Rico」「もう一度キスをして」「Control」を披露。このステージに立てたことへの感謝を告げながら、ラストはバイラルヒットを記録したJP THE WAVYとのコラボ曲「なんでも言っちゃって」を単独でプレイし、ステージを去る前にもう一度「力をくれ」のフレーズでコール&レスポンス。次々に繰り出されるエモーショナルな歌声とパフォーマンスに、多くの観客が釘付けになっていました。

■セットリスト

1.力をくれ /2.GOLD/3.STRANGER/4.Romeo & Juliet/5.大金持ちのあなたと貧乏な私/6.Rico/7.もう一度キスをして /8.Control/9.なんでも言っちゃって 

JJJ

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 『+81 Connect Live: after hours』ステージの最終アクトは、トラックメイカー/プロデューサー、ラッパー、DJと幅広い活躍でシーンに存在感を放つJJJ。「幕張、調子どうよ?」とフロアへ呼びかけると、「YW」「Eye Splice」「Cyberpunk」とノンストップで畳みかけ、高いラップスキルと魂のこもった歌声で観客を圧倒。心地よいビートとトラックに乗せた「July」「STRAND」を経て1月に配信リリースされた「Kids Return」を披露した後は、ゲストを招いた熱いライブを展開。MFSと「Mirror」、KM、Campanellaと「Filter」で掛け合いを繰り広げ、最後には「スペシャルな日だから」とSTUTSを呼び込んで「Changes」をあたたかくパフォーマンス。まさに〈二度と戻らない今日 刻み込む〉ようなスペシャルなライブで、『+81 Connect Live: after hours』ステージを華やかに締めくくりました。

■セットリスト

1.YW/2.Eye Splice/3.Cyberpunk/4.July /5.STRAND /6.Kids Return/7.Mirror feat.MFS/8.Filter feat.Campanella, KM/9.Changes feat. STUTS

 今後飛躍が期待されるアーティストが集い、個性の光るパフォーマンスが繰り広げられた初日。なお、「Spotify RADAR: Early Noise Stage」出演アーティストの楽曲は、Spotify公式プレイリスト「RADAR: Early Noise Stage in SUMMER SONIC 2024」でお楽しみいただけます。

SpotifyとSUMMER SONICがプロデュースするスペシャルステージ「Spotify RADAR: Early Noise Stage」DAY2レポート

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 オーディオストリーミングサービス Spotifyは、日本最大級の都市型音楽フェスティバル『SUMMER SONIC(以下、サマソニ)』とのコラボレーションにより、毎年期待の新進アーティストを選出していち早くリスナーに紹介するSpotifyのプログラムおよび人気プレイリストブランド「RADAR: Early Noise」を体現するスペシャルステージ「Spotify RADAR: Early Noise Stage」を昨年に続きプロデュースしました。

 本ステージは、8月17日・18日に幕張メッセで開催されたサマソニ東京にて展開し、Spotifyが注目する次世代アーティストが一堂に集結しました。今年の「RADAR: Early Noise」選出アーティストからはMFS、サバシスター、JUMADIBA、jo0ji、離婚伝説の5組に加え、a子、乃紫といった「RADAR: Early Noise」プレイリストでも支持を集めるフレッシュなアーティスト、さらにはこれまでに「RADAR: Early Noise」への選出や関連イベントへの出演などを経て飛躍を遂げたアーティストとして、Omoinotake、Tele、TOMOO、なとり、Yo-Seaが出演。計12組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げました。

 さらに、17日のステージ終了後には、日本のヒップホップカルチャーを発信するプレイリスト「+81 Connect」から派生した特別企画「+81 Connect Live: after hours」を初の試みとして実施。kZm、LEX、JJJの3組が約90分にわたって「+81 Connect」を体現するステージを展開しました。

 本稿では、8月18日に行われたなとり、Omoinotake、TOMOO、Tele、jo0ji、サバシスター、乃紫の7組によるライブの模様をレポートします。

乃紫

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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一

 『Spotify RADAR: Early Noise Stage』2日目のトップバッターを飾ったのは乃紫。2023年から本格的な音楽活動開始以降、TikTokに投稿した楽曲が軒並み話題を集めている、今注目のシンガーソングライターです。バンドメンバーがクラップを煽るなか、着物風の和テイストな衣装で登場した乃紫は「夏にぴったりな今年の最新曲から始めます!」と宣言し、7月にリリースしたロックチューン「ハニートラップ」でライブをスタート。「ヘントウタイ」でギターをかき鳴らし、再びハンドマイクで届けた「接吻の手引き」では曲中に学生、社会人などと分けたコール&レスポンスを取り入れて盛り上げていきます。力強いラップも光る「初恋キラー」に続き、「先輩」「A8番出口」を熱量たっぷりのバンドサウンドとともに届けると、『TikTok上半期トレンド大賞2024』でミュージック部門賞を受賞した「全方向美少女」へ。終始アップテンポなナンバーと力強いボーカルで、フロアのテンションを高めたアクトとなりました。

■セットリスト

1.ハニートラップ/2.ヘントウタイ/3.接吻の手引き/4.初恋キラー/5.先輩/6.A8番出口/7.全方向美少女

サバシスター

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撮影=shima

 2番手は、PIZZA OF DEATH所属、今年1月にメジャーデビューを果たしたスリーピースバンド・サバシスター。彼女たちの代表曲「ジャージ」からライブをスタートさせて勢いをつけると、「リバーサイドナイト」のサビでは観客が大きくジャンプ。四つ打ちのビートが高揚感を誘うロックナンバー「覚悟を決めろ!」、なち(Vo/Gt)が感情豊かな歌声を響かせた「タイムセール逃してくれ」から、来月リリースの2nd EP『あの夜のはなし』からの先行配信曲「ハイエースナンバー」へ。その後も「ミュージック・プリズナー」「ナイスなガール」「サバシスター’s THEME」と軽快なロックンロールを響かせました。結成からわずか5カ月の2022年、オーディションを勝ち抜いてサマソニのステージに立った彼女たち。当時を振り返りながら、なちは「自分たちがやってきたことが報われたような気がします」とコメント。一回りも二回りも大きくなった姿で2年ぶりのサマソニのステージを飾りました。

■セットリスト

1.ジャージ/2.リバーサイドナイト/3.覚悟を決めろ!/4.タイムセール逃してくれ/5.ハイエースナンバー/6.ミュージック・プリズナー/7.ナイスなガール/8.サバシスター’s THEME

jo0ji

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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一

 3月に行われたイベント『Spotify Early Noise Night #16』にも出演した、鳥取県出身のシンガーソングライター・jo0ji。音楽活動と並行して漁港で働くという異色の経歴を持つ彼が、サマソニのステージに登場。キーボードの前に座るjo0jiにスポットライトが当たり、冒頭は弾き語り、途中からハンドマイクで新曲を歌い上げると、ギターを抱えて「明見」へ。8月7日にリリースされた新曲「Nukui」では、ピアノの音色や美しいコーラスワークが感動的なムードを誘うなか、「もっといけるね!」と煽るjo0jiにフロアからはクラップが送られました。「サマソニに出るの夢だったんですよ」と語りつつ、あたたかみのあるバンドサウンドが響いた「ランタン」、音楽活動を始めるきっかけとなった「不屈に花」を届け、ラストは「≒」でフェイクを織り交ぜた表情豊かな歌声を披露。11月に控える自身初のワンマンライブへの期待も高まる渾身のパフォーマンスを届けました。

■セットリスト

1.新曲/2.明見/3.Nukui/4.駄叉/5.ランタン/6.不屈に花/7.≒

Tele

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 6月に自身初の武道館ワンマンライブを成功させたことも記憶に新しい、谷口喜多朗によるソロプロジェクト・Tele。登場するとともに「遊ぼうぜ! サマーソニック東京!」と高らかに叫び、疾走感たっぷりな「ホムンクルス」でライブをスタート。ハンドマイクに切り替え、小気味いいビートの「ロックスター」でフロアを揺らした後は、再びギターを抱えて「金星」「私小説」といったロックナンバーを投下。会場のギアを一段と引き上げると、まくし立てるようなボーカルも特徴の「バースデイ」では「ジャンプ! ジャンプ!」とフロアを煽りながら、バンドメンバーのソロも織り交ぜて賑やかにパフォーマンス。さらに「歌わない?」と呼びかけて始まった「花瓶」では、観客のシンガロングが会場を包みました。ラストは「ことほぎ」で透明感のある歌声と爽快なサウンドを響かせたTele。観客を積極的に巻き込み、終始会場が一体となったステージを創り上げました。

■セットリスト

1.ホムンクルス/2.ロックスター/3.金星/4.私小説/5.バースデイ/6.花瓶/7.ことほぎ

TOMOO

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撮影=石原 汰一

 昨年1stアルバム『TWO MOON』をリリース、自身最大規模の全国ツアーを成功させるなど精力的な活動を続けるTOMOOは、2023年「RADAR:Early Noise」選出アーティストからの登場。メジャーデビュー曲「オセロ」でライブをスタートさせた後、軽やかなピアノの音色を奏でるとポップチューン「Ginger」へ。「会えて嬉しいです!」とオーディエンスに笑顔を向けながら楽しそうに歌を届けていきます。スタンドマイクで感情たっぷりに歌い上げた「Grapefruit Moon」、バラードナンバー「Cinderella」では、彼女の魅力である優しくも深みのあるボーカルが響きわたりました。MCでは「私人生初の夏フェスなんですよ」「自分が出られる日が来るというのは、嬉しいものですね」と語ると、その喜びを表すように、カラフルな照明と豊かなバンドサウンドが彩った「Present」を披露。ラストは「Super Ball」をパワフルに歌い上げ、幸福感に満ちたステージを終えました。

■セットリスト

1.オセロ/2.Ginger/3.Grapefruit Moon/4.Cinderella/5.Present/6.Super Ball

Omoinotake

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 続いて登場したのは、島根県出身の3人組バンド・Omoinotake。人気ドラマの主題歌を中心にここ数年でヒットナンバーを連発、9月からは自身初の海外公演を含むツアーが控えるなどキャリアのなかで今もっとも勢いに乗る彼ら。下積み時代の苦悩や未来への希望が込められたメジャーデビュー曲「EVERBLUE」では、疾走感のある演奏に加え、青色から虹色に変化する照明が曲への没入感を高めました。「2年前にBEACHステージに立たせてもらって、2年ぶり2度目」と、出演の喜びを語った藤井怜央/レオ(Vo/Key)。その後は「蕾」「One Day」「渦幕」と、重厚なバンドアンサンブルで観客を圧倒させました。「僕たちにとっても大切な曲だし、みんなにとっても大切な曲になりますように」と告げ、ロングヒットを記録中の「幾億光年」で会場をあたたかく包むと、ラストを飾ったのはブラックミュージックのルーツを感じさせる「トニカ」。集まった多くの人たちの胸を打つ音を響かせました。

■セットリスト

1.EVERBLUE/2.蕾/3.One Day/4.渦幕/5.幾億光年/6.トニカ

なとり

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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一
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撮影=石原 汰一

 2日間にわたった『Spotify RADAR: Early Noise Stage』、最終アクトは音楽クリエイターのなとり。夜の街並みを思わせる映像をバックに、SpotifyのブランドTVCMに起用された「フライデー・ナイト」でライブを始めると、「今日は全員踊らせて帰りたいと思います!」と強く宣言。攻撃的なバンドサウンドに乗せて「Catherine」を歌い上げた後は、「金木犀」で低音ボーカルを響かせました。「いけるよね、サマソニ?」と呼びかけ、会場をダンスフロアへと変えたのは、Spotifyのバイラルチャート5カ国で1位を獲得した「Overdose」。四つ打ちのビートに体を揺らす観客たちに「いいね、サマソニ!」とうなずき、自身も大きく跳びはねながらシャウト。一転、9月公開の映画『傲慢と善良』の主題歌に決定している「糸電話」で優しいファルセットを聴かせると、ラストは「全部燃やし尽くして帰るぞ!」と歌詞にちなんで煽り、「絶対零度」のアグレッシブな演奏でステージを締めくくりました。

■セットリスト

1.フライデー・ナイト/2.Sleepwalk/3.Catherine/4.金木犀/5.ラブソング/6.Overdose/7.糸電話/8.絶対零度

 2日間あわせて計12組のパフォーマンスが繰り広げられた『Spotify RADAR: Early Noise Stage』。なお、「Spotify RADAR: Early Noise Stage」出演アーティストの楽曲は、Spotify公式プレイリスト「RADAR: Early Noise Stage in SUMMER SONIC 2024」でお楽しみいただけます。

離婚伝説×First Love is Never Returned、『RADAR: Early Noise 2024』選出の2組に共通するものとは

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 3月15日、東京・Spotify O-EASTにて行われたライブイベント『Spotify Early Noise Night #16』に出演した離婚伝説とFirst Love is Never Returned。Spotifyが次世代のアーティストをサポートするプログラム『RADAR: Early Noise 2024』選出の2組でもある彼らに、イベント前にインタビューを行いました。

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松田歩、別府純(離婚伝説)

――『RADAR: Early Noise 2024』に選出された感想を聞かせてください。まずは離婚伝説のお二人から。

別府純(離婚伝説):嬉しいです。 どのアーティストが選ばれるのか毎年チェックしていたし、「選ばれるといいね」と話していたので、「おお、選ばれたぞー!」って感じで。

松田歩(離婚伝説):おかげさまで、Spotifyでもたくさん聴いていただけています(笑)。ありがとうございます!

――First Love is Never Returned(以下、FLiNR)のお二人はいかがでしょう?

Kazuki Ishida(FLiNR):僕らは札幌の小さいライブハウスでずっと活動を続けてきたので……メンバー誰も選ばれると思ってなかったんじゃないんですかね?

Yuji(FLiNR):本当にローカルな活動しかしてこなかったんですけど、『RADAR: Early Noise 2024』に選ばれたことで、今までにないくらいの再生数になってて。

松田:分かります。びっくりしますよね。

Ishida:はい。今もまだ実感が追いついていないくらいなんですけど、すごく嬉しかったです。

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Yuji、Kazuki Ishida(First Love is Never Returned)

――音楽活動をする上で、Spotifyをはじめとしたストリーミング配信サービスの存在にはやはり助けられていますか?

別府:とっても助かってます。

Ishida:僕自身Spotifyユーザーで、リスナーとしてもずっと楽しませていただいているんですけど、今は自分たちのアーティストページがあったり、曲をプレイリストに入れてもらうことがあるので、不思議な感覚で。

Yuji:「This Is First Love is Never Returned」ができたりね。

Ishida:そうそう。

松田:俺たちまだできてないんですよ。もしかして曲が足りないのかな?

別府:そうかも。「This Is 離婚伝説」ができるくらい、たくさんリリースをしていきたいですね。

――Spotify O-EASTで開催のライブイベント『Spotify Early Noise Night #16』の本番前に集まっていただきましたが、離婚伝説とFirst Love is Never Returnedは初対面だそうですね。お互いに対して、どのような印象を持っていますか?

松田:制作期間中に(First Love is Never Returnedの曲を)2人で聴いたんですよ。ノスタルジックな音楽をやっている方だなと思って。

別府:うん、キラキラしてるよね。楽器の音色にすごくこだわりながら制作してるんだろうなという印象を受けました。

Ishida:僕は、離婚伝説さんのことがずっと気になっていたんですよ。というのも、Spotifyの関連アーティストの欄にずっと出てきていたので。

松田:こいつら、なんだよって(笑)?

Ishida:いやいや(笑)。「眩しい、眩しすぎる」という曲が出た時に初めて聴いたんですけど、いい曲だなと思ってお気に入りボタンを押しました。そこから今でも聴いてますし、スタジオに向かう時の車内とかでもかけてます。新譜もめちゃくちゃよかったです。

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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST
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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST
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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST

別府:多分、お互いのルーツを辿っていけば似たところも出てくるのかなと思います。もちろん生きていく上で違うエッセンスもそれぞれ取り入れていると思うので、そこが音楽性の違いとして出てきているんだと思うんですけど。

Ishida:離婚伝説というお名前は、マーヴィン・ゲイの『Here My Dear』の邦題から取っているんでしたよね? 最初は「気になるバンド名だな」「どうしてこういうバンド名をつけたんだろう?」と思っていたんですけど、マーヴィン・ゲイの作品からだと聞いて、シンパシーを感じました。僕だけじゃなく、他のメンバーもそう言ってました。

松田:マーヴィン・ゲイ、いいですよね。きっと、みんな通りますよね。

別府:こういう音楽をやってると、もはや通るとかじゃないよね。義務教育の一環みたいなもの(笑)。

Ishida:離婚伝説さんはどうやって今の音楽性に行き着いたんですか?

別府:いやー、実はあんまり考えないようにしていますね。俺たちは、自分たちの好きなようにやって、いい曲であればなんでもいいぐらいの気持ちで。こだわりがあるようでないんです。

別府:その上で、前に生演奏で歌えるカラオケ屋さんでアルバイトで演奏していた経験はけっこうデカいのかなと思ってます。

松田:お客さんの年齢層が比較的高かったので、歌謡曲とかを耳にすることが多かったんですよ。

別府:そういう曲を毎日聴きながら働いていたので、「やっぱりみんなが歌える音楽が残っていくのかな」というふうに思うようになりました。

Yuji:僕らも、長く愛される音楽っていいなと思っていて。

別府:そうですよね。

Yuji:そういうところを目指しながら活動しているんですけど、まだ変化している途中というか。「これだ」と思える道をまだ見つけている最中のバンドなのかなと、自分たち自身感じています。だから「こだわりがあるようでない」というのもすごく共感できる。

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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST
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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST
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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST

――今後の活動についても聞かせてください。実現させたい目標や描いているビジョンなどはありますか?

別府:こういう質問、いっつも困っちゃうんですよ(笑)。

松田:ビジョン、明確にはまだ持てていないですからね(笑)。いい曲を作り続けられれば、それでいいかなと思います。

Ishida:その気持ちは僕らも同じです。

別府:そうですよね。

Yuji:はい。今こうして『RADAR: Early Noise 2024』に選出していただいて、キラキラのジャケットを着させてもらっているような状況だと思うんですよ。なので、今後も継続して、いい音楽をSpotifyやストリーミング配信サービスを通じて届けられたらいいなと思ってます。

Ishida:そうですね。初めて楽曲を配信した頃と比べて、今はすごくたくさんの方に聴いていただいてるのがすごく嬉しいです。これからは、もっといろいろな人に聴いていただけるような曲を1曲でも多く作っていきたいです。

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『RADAR: Early Noise 2024』選出アーティスト、jo0jiインタビュー 漁港で働く青年が特異な表現者になるまで

jo0ji

 今年1月発表の『RADAR: Early Noise 2024』選出アーティストの一人であるjo0jiは、漁師の父親のもとに育ち、地元・鳥取の漁港で働きながら音楽活動を行うシンガーソングライターです。2023年以降、音源発表を中心に活動を行っており、3月15日に開催した『Early Noise Night #16』出演の際には、独特な存在感を放つパフォーマンスで多くの観客を魅了していました。jo0jiとはどのようなアーティストなのか、音楽活動を始めたきっかけや制作で心がけていることなどお話を聞きました。


映画音楽や歌謡曲からの影響

――『RADAR: Early Noise 2024』に選ばれた感想を教えてください。

jo0ji:目標に掲げていました。2023年にEP『475』を出して、2024年度の『RADAR: Early Noise』に選ばれたら万々歳、という話をまわりの人たちとしていて。なので選んでもらえたときには本当に嬉しかったです。

――幼少期や学生時代はどのように過ごしていましたか?

jo0ji:これといって熱中したものがなければ、一生懸命に取り組んだこともなかったんです。音楽はずっと好きで聴いていたんですけど、かといって作るところまではのめり込めず。夢もないし、「何がしたいんだろうな」って漠然と生きていました。家の前の海で特になにもしゃべらず、友達とぼーっとする放課後を過ごしていました。楽しいというより、気持ちいいみたいな感じでしたね。

――ピアノは小さい頃から弾いていた?

jo0ji:小学2年生の頃、母親が昔使っていたピアノを家に持ってきて、「もったいないから」と弾くのを勧められて。「ピアノが家に来たから習ってみるか」くらいの気持ちで、近所のピアノ教室に通いました。小学5年生くらいでやめちゃったんですけど、楽譜が読めないので、その後も弾きたい曲があったら先生のところへ行って教わって。久石譲の「Summer」やボカロ曲の「千本桜」とか、目の前で弾いてもらって覚えました。ピアノを弾くのが面白かったんです。

――家族が聴いていた音楽からの影響は?

jo0ji:漁師は海に出る時期と出ない時期があるんですけど、海に出ない時期は、夕方の5時くらいから暇なので家でお酒を飲むんですよ。両親はずっとレコードをかけていて、中島みゆきさんや吉田拓郎さん、柳ジョージさん、RCサクセションが家で流れていました。自分が今シンパシーを感じるアーティストも忌野清志郎さん、中島みゆきさん。みゆきさんや清志郎さんの音楽を古いと感じたことがないんです。たまに聴き返すと、大人になってから気づくこともめちゃめちゃあります。あとは、音楽好きな3つ年上のいとこがおすすめの音楽を教えてくれるんです。毎回センスが良いからハズレがなくて。自分で新しい音楽を見つけるより先に、彼が見つけた音楽を聴いています。

――意識的に好きな音楽を聴くようになったのは?

jo0ji:気に入った音楽を自分で聴くようになったのは、小学校4、5年生くらい。『glee/グリー』などの海外ドラマや『天使にラブ・ソングを…』などの映画を観ることも好きだったのですが、『グーニーズ』でシンディ・ローパーを知って、ベスト盤を買ったりもしました。

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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST(撮影=石原汰一、shima
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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST(撮影=石原汰一、shima
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3月15日『Spotify Early Noise Night #16』@Spotify O-EAST(撮影=石原汰一、shima

――jo0jiさんが音楽活動を始めたきっかけは?

jo0ji:ラップを始めた友達に「ピアノが弾けるならトラックを作ってみてよ」と言われて。それで、ラップ向きなループするトラックを作るだけじゃ面白くなかったので、Aメロ、Bメロ、サビがあるトラックを作りました。でも、彼はラッパーなので聴かせる前に「ないよな」と思ってボツにしました。でも、せっかくトラックを作ったし「あいつができるなら俺もできるかも」と歌ってみたのがきっかけです。

――最初に作った曲は?

jo0ji:「不屈に花」です。曲を作ってみようと思ったタイミングに元気のない友達がいて。その友達に向けて名言っぽいものをいれた応援歌を作ろうと思いました。最初はネタのつもりだったんです。だって、友達が曲を作る時点で、おもろいじゃないですか。だから、かしこまって真面目に作ったわけではなかったんですけど、作った曲を友達に送ったら「いいこと言うな、お前」と受けがよくて。そのときは1番までしかなかったので、その先を真面目に作って今の形になりました。

――歌詞はどのようにして生まれるのでしょうか?

jo0ji:「こういうものを作ろう」と決めてから作り始めるので、テーマが決まってしまえば歌詞が書ける感じです。逆にいうと、テーマとなる出来事がないと作れないんです。なので、日常生活からテーマを見つけているときが、歌詞が生まれる瞬間かもしれないですね。

――歌詞を綴るうえで、大事にしていることは?

jo0ji:「ジジィになっても歌えるもん」が、ひとつの軸ですね。年を重ねても似合うような曲というか。あとは、自分のひねくれているところを出すようにしています。人って深く考えれば考えるほど、結果的にある程度同じところへ辿りつく気がしていて。言うこととか考えることって、みんなそんなに違わないと思うんですよ。でも、その答えを導きだすまでの過程って、人によってそれぞれじゃないですか。僕はだいぶひねくれて結果に辿りつくので、その過程が見えるような言い方をするようにしています。曲がった言い方にしたほうが、自分らしい気がして。

生活に近い曲を作れたら

――海の傍で育ち、漁港で働いている経験が創作活動に影響を与えていると思いますか。

jo0ji:どうなんですかね。イマイチわからないんですけど……おおらかな性格にはなったと思います。一緒に働いているおじちゃんやおばちゃんがすごく甘やかしてくれて。みんなに甘やかされてなんでも許してもらってきているから、人のことも許せるというか。余裕のある年上の人たちに囲まれているおかげで人間関係を客観的にみれるところはあるかもしれません。

――リスナーには、どのように自身の音楽を楽しんでほしいですか。

jo0ji:困ったときとか、どうしようもねえなってときに、何かしら救いの手を差し伸べるつもりで曲を作っているので、もしかしたら救いを求めて聴いてもらってもいいのかもしれないですね。基本的に、僕は「大丈夫だよ」って言われるのが好きなんです。周りにそう言われて育ってきたので。だから、自分の曲も「大丈夫だよ」って言われてるように感じてもらえたらいいな。

――今後どのような表現者を目指していきたいですか。

jo0ji:カリスマみたいな人間っていうよりは、身近なやつが頑張ってるみたいに思ってもらいたいんです。スーパースターがカッコイイことを歌ってるというよりも、「一般人みたいなやつが、いいこと言っとんな」みたいに思ってもらえるほうがいいなって。そんな存在でありたいし、それくらい生活に近い曲を作れたらなって思っています。曲を作り始めたときと同じように今も友達は大切だし、活動していくなかで音楽の友達も増えました。ずっと「この曲はあいつが好きだろうな」とか「この曲はあいつのお気に入りになるな」って思いながら作っている気がしていますね。

SpotifyとSUMMER SONICがプロデュースするスペシャルステージ「Spotify RADAR: Early Noise Stage」に注目の新進アーティストが集結

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 Spotifyは、日本最大級の都市型音楽フェスティバル『SUMMER SONIC(以下、サマソニ)』とのコラボレーションにより、国内の新進気鋭のアーティストをサポートするプログラム「RADAR: Early Noise」を体現する特別なステージ『Spotify RADAR: Early Noise Stage』を8月19日(土)と20日(日)の2日間にわたり幕張メッセ内で開催しました。

 Spotifyは、「RADAR: Early Noise」の一環となるライブイベント『Early Noise Night』を2017年5月より定期的に開催しており、これまであいみょんやSIRUPなど、多数のアーティストがブレイク前に出演を果たしてきました。今年3月にはTOMOO、ヤングスキニーら5組を迎えた第15回をSpotify O-EASTにて開催。オンラインとオフラインをつなぐイベントを通して、「RADAR: Early Noise」選出アーティストをサポートしています。

 その流れも汲んだ本公演では、春ねむり、chilldspot、Skaai(yonawo x 鈴木真海子 x Skaai名義によるコラボステージ)、Daichi Yamamoto、Bialystocks、DURDN、CHAI、LANA、tonun、ao、新しい学校のリーダーズ、imaseの計12組がパフォーマンスを行いました。ここでは2日間のライブの模様を振り返っていきます。

■8月19日(土)

chilldspot
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 初日のトップバッターを飾ったのは、全員2002年生まれの4人組バンド・chilldspot。比喩根(Vo、Gt)は「去年に続いてサマソニ2回目、嬉しい!」と喜びを爆発させ、「素敵なアーティストしか出ない中、ここに来てくれてありがとうございます。次はみんなに知ってもらうきっかけになった曲を」と告げて「ネオンを消して」を演奏。Honda VEZEL e:HEV CMソングでお馴染みのロックチューン「BYE BYE」、アッパーな「Like?」ではナイスな煽りを受けてジャンプする人が続出。ラストのアンセミックな「Don’t lose sight」まで、高い熱量の30分を走り抜けました。

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<セットリスト>
1. supermarket
2. full count
3. ネオンを消して
4. Groovynight
5. BYE BYE
6. Like?
7. Don’t lose sigh

Bialystocks
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 甫木元空(Vo)、菊池剛(Key)からなる音楽ユニット・Bialystocksがサポートメンバーとともに登場。力強いドラムが地響きを起こしたかと思えば、いきなり甫木元のトップノートで始まる「雨宿り」でスタートしました。高い歌唱力と演奏スキルで圧倒したあとは軽快な「Upon You」「差し色」で和ませます。「サマーソニック、初出演でこんなに集まっていただいてありがとうございます! 一日、楽しんでいきましょう」と甫木元が笑顔で呼びかけると、菊池の柔らかなエレピの響きで「Over Now」へ。スリリングな「I Don’t’ Have a Pen」の披露など、初見のオーディエンスも含め大いに魅了しました。

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<セットリスト>
1. 雨宿り
2. Upon You
3. 差し色
4. 灯台
5. Over Now
6. I Don’t Have a Pen
7. Nevermore

DURDN
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 シンガーのBaku、トラックメイカーのSHINTAとトップライナーのyaccoによるプロデュースデュオ・tee teaによるプロジェクト、DURDN。ベース、ドラム、キーボードを従えたバンドスタイルで、ダンサブルなR&Bナンバー「TOKIDOKI」や「WARUNORI」、「Vacation」をテンポよく披露していきます。強いグルーヴとワードを持つ新曲「Runner’s High」では、自由に体を動かし踊るオーディエンスの姿も。キャッチーなナンバーをスピーディに演奏し続け、フロアをロックした彼らのラストはフェスにぴったりな「Drink!」。夕方に向かう時間を楽しく彩りました。

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<セットリスト>
1. TOKIDOKI
2. WARUNORI
3. Vacation
4. Apart
5. Runner’s High
6. All of You (Remix)
7. Drink!

yonawo×鈴木真海子×Skaai
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 今回、唯一のコラボレーションであるyonawo×鈴木真海子×Skaai。yonawoの「矜羯羅がる」の曲中で鈴木真海子とSkaaiを招き入れます。それぞれの曲をyonawoのバンドサウンドで披露することが最大の見どころであるこのスタイル。特にフロアが沸いたのはSkaaiの「FLOOR IS MINE」でした。鈴木真海子の「じゃむ」の歌い出しでは、荒谷翔大(Vo)とのデュエットでグッとオーディエンスの心を掴みます。意表を突いたのは「夏の終わりのハーモニー」カバーでのSkaaiの熱唱。そして、この3組ならではの一曲「tokyo」をラストにドロップ。笑顔が絶えない貴重なコラボステージとなりました。

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<セットリスト>
1. 矜羯羅がる
2. FLOOR IS MINE
3. じゃむ
4. 夏の終わりのハーモニー(カバー)
5. tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai

Daichi Yamamoto
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 Daichi Yamamotoがサポートメンバーとともにステージに登場すると、観客からは大きな拍手が巻き起こりました。冒頭はノリのいいヒップホップナンバー「Let it be」「One Way」、コーラスのソウルフルなアカペラが響き渡るターンを挟み、リリックがこの場所にしっくりハマる「Paradise」などを披露。ステージが進むごとに、Daichiのバックボーンが窺えるナンバーがオーディエンスを深いところへ誘います。約30分のセットリストでも物語性を感じさせるステージは「EVERYDAY PEOPLE」、自分の内面を見つける「ATHENS」と続き、Daichi Yamamotoと仲間が一つの旅のような体験を残してくれました。

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<セットリスト>
1. Let it be
2. One Way
3. interlude
4. Paradise
5. MYPPL
6. Blueberry
7. Wanna Ride
8. Power
9. EVERYDAY PEOPLE
10. Athens

春ねむり
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 初日の大トリは海外フェスでも常に注目を浴びるシンガーソングライター/ポエトリーラッパーの春ねむり。バンド形態で臨む1曲目「Kick In the World」から、春のスクリームとバンドの生音が入った瞬間の凄まじい音像に圧倒されます。「Riot」や「森が燃えているのは」に続いて投下されたのは、SiNNER MOONとPeatleが参加した「Old Fashioned」。終盤はギリギリの精神状態を思わせる「あなたを離さないで」、現在の春ねむりを代表する「春火燎原」を体の中の全てを吐き出すように歌い切る絶唱を見せ、初日のステージを終了しました。

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<セットリスト>
1. Kick in the World(déconstructed)
2. Riot
3. 森が燃えているのは
4. Old Fashioned feat. SiNNER MOON & Peatle
5. あなたを離さないで
6. 春火燎原

■8月20日

ao
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 2日目の一番手には17歳の高校生アーティスト・aoが登場。MCでは「現役高校生なので夏休みフェス」といって笑いを生んだり、自分を知っていてステージを見に来てくれた人の数の多さにテンションが上がるなど、aoの素直なキャラクターにふれてオーディエンスも笑顔に。ラテンテイストのR&Bナンバー「余所見」や10代のリアルな心情を聴かせる「幻想」など、気がつけば会場はすっかり彼女の世界観に染まりました。新曲の「ENCORE」、ハーゲンダッツCMに起用された「月の光」を経て、aoの声と曲の良さが広く知られるきっかけになった「you too」で締めくくりました。

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<セットリスト>
1. チェンジ
2. リップル
3. 余所見
4. 幻想
5. ENCORE
6. 月の光
7. 4ever
8. you too

tonun
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 昼下がりの幕張メッセを宵のムードに塗り替えたのはtonun。腕ききのメンバーがセッションする中で登場し「東京cruisin’」からスタート。「Sweet My Lady」ではtonunもギターを奏でます。ダンサブルな「d.s.m」はオーディエンスの腰を揺らすグルーヴが心地よく、サビでは多くの手が上がりました。曲の認知度の高さを実感した「Sugar Magic」での歓声、「Friday Night」では思い思いに踊る人たちでフロアが華やぎます。最後は残りの夏を愛おしむようなニュアンスの「琥珀色の素肌」で幕を閉じました。

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<セットリスト>
1. 東京cruisin’
2. Sweet My Lady
3. d.s.m
4. Sugar Magic
5. Friday Night
6. 琥珀色の素肌

LANA
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 場内が暗転しただけで壊れんばかりの歓声が起き、ステージに現れたLANA。ほとんどビートのみで、その圧倒的なラップの力を証明していくナンバーが続きます。ブロンドの三つ編みツインテールもビキニトップスのワイルドな衣装も、全てが彼女流で堂々とした佇まいがカッコかわいい。ダンサーとのパフォーマンスはセクシーかつパワフル。ほとんどのナンバーをショートアレンジにして、次々と間髪入れずに披露していきます。“うちら令和のBad bitches!”と強めのヴァースをキックする「Huh?」など、曲のおいしいところを惜しげもなく畳み掛け、令和ギャルズのリアルなアンセム「L7 Blues」では最高の盛り上がりを見せました。

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<セットリスト>
1. FLAME
2. Twerk Jersey Remix
3. PULL UP
4. Huh?(Solo)
5. HATE ME
6. Somebody to you
7. Makuhari
8. TURN IT UP(Solo)
9. What’s Poppin(Solo)
10. BASH BASH
11. L7 Blues

imase
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 幅広い年齢層のオーディエンスで溢れかえったimaseのステージ。まずは「みなさん、imaseです! サマソニは去年初めて見せてもらっていつか出たいなと思ってたら、翌年出させていただいて、ありがとうございます」と挨拶。短期間のうちに飛躍を遂げたimaseの自然と音に乗るようなパフォーマンスの魅力に、オーディエンスは一気に引き込まれていきます。歌い出しから大歓声があがった代表曲「NIGHT DANCER」では、柔らかな声がいきるファルセット、思わず口ずさみたくなるサビメロでフロアは一体に。鳥山明の名作アニメ化で話題の『SAND LAND』への書き下ろし曲「ユートピア」でフェスらしい祝祭的な空間が広がりました。

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<セットリスト>
1. Nagisa
2. 僕らだ
3. Pale Rain
4. Have a nice day
5. NIGHT DANCER
6. ユートピア

CHAI
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 この日初となるバンドは、タフな海外ツアーも重ね、さらに進化したパフォーマンスが期待されるCHAI。マナ(Vo、Key)とカナ(Gt、Vo)のマイクパフォーマンスで魅せる「END」や、彼女たちのキャッチフレーズを冠し、サウンドをグッとアップデートした「NEO KAWAII, K?」などを披露。マナもユウキ(Ba、Cho)もサンプリングパッドを叩き、ゲームミュージックのようなトラックをプレイした「PING PONG! feat. YMCK」では、会場が一気にダンスフロアに。パワフルな音圧でオーディエンスを大いに沸かせた「クールクールビジョン」は、圧倒的なヒューマンパワーでフロアをロック。よりいっそうスケールの大きなバンドになったCHAIの魅力を存分に堪能できるステージでした。

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<セットリスト>
1. END
2. NEO KAWAII, K?
3. N.E.O.
4. PING PONG! feat. YMCK
5. クールクールビジョン
6. PARA PARA

新しい学校のリーダーズ
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 暑く熱い2日間もいよいよ大詰め。トリには海外フェスでも大きな反響を呼んでいる新しい学校のリーダーズが登場。チャイムが鳴ると騎馬でステージに登場し、全力という言葉が生ぬるいほど強烈なダンスで「青春を切り裂く波動」を投下。「最終人類」はキレの良いフォーメーションに圧倒されます。背中に“青春日本代表”の刺繍を施した長ラン姿で臨んだのはハードコアトランスな「Pineapple Kryptonite(Yohji Igarashi Remix)」。汗だくの長ランを脱いだあとは大ヒット曲「オトナブルー」が続きます。誰にも似ていないオリジナルなパフォーマンスに満場のオーディエンスは興奮気味に会場を後にしたのでした。

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<セットリスト>
1. 青春を切り裂く波動
2. 最終人類
3. Free Your Mind
4. マ人間
5. Pineapple Kryptonite(Yohji Igarashi Remix)
6. オトナブルー
7. NAINAINAI
8. 迷えば尊し

    国内のみならず海外でも注目を集める12組が、それぞれ唯一無二の個性や圧倒的な才能を惜しみなく見せつけた2日間のステージ。Spotifyはさらなる躍進の可能性に満ちた彼らをこれからも引き続きサポートしていきます。出演アーティストの演奏曲は、プレイリスト「RADAR:Early Noise Stage in SUMMER SONIC 2023」にてお楽しみいただけます。

ストリーミングで出会った新進アーティストとリスナーをリアルにつなぐ 『Spotify Early Noise Night』2年半ぶりに開催

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 ライブイベント『Spotify Early Noise Night #14』が、11月25日に東京・Spotify O-EASTにて開催される。2020年に開催を予定していた前回イベントは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となり、今回は約2年半ぶりの開催を迎える。期待が高まる中、いま改めて本イベントについて振り返りつつ、最新回のアーティストについても紹介したい。

ネクストブレイクアーティストをいち早くプレイリスト&イベントでフックアップ

 Spotifyの『Early Noise』は、毎年飛躍を期待する注目の国内アーティストを10組選出する企画として、2017年より日本でスタートした。5年目の2021年からは世界各地の多様な新進アーティストをピックアップするグローバルプログラム「RADAR」と連携し、名称を『RADAR: Early Noise』へと変更。これにより、国内アーティストを日本のみならず海外のリスナーにも発信する目的が強化された。

 ネクストブレイクアーティストの萌芽を素早くキャッチすることで、徐々に話題性を高めてきたこの企画は、これまでにOfficial髭男dismやKing Gnuといった現在第一線で活躍しているアーティストをブレイク前夜よりサポートしてきた。

 その一環として行われているのが、『Spotify Early Noise Night』である。これまでに13回開催されているライブイベントで、第1〜5回は代官山SPACE ODD、その後は大阪・心斎橋Music club JANUSやHotalunaでの船上ライブなど、様々なロケーションを含め展開されている。

 なにより本イベントで特筆すべきはそのラインナップだ。例えば、2017年の第3回はあいみょんとCHAIをいち早くブッキング。当時のあいみょんはまだ「マリーゴールド」を発表する前で、「君はロックを聴かない」リリース直後のタイミングだった。また、第5回では現在快進撃が続いている羊文学とカネコアヤノを迎えるなど、今振り返っても音楽好きならばおさえておきたい面々が顔を揃えている。コロナ禍であえなく中止となった2020年の第13回は、まだ1stアルバム発売前の藤井風とVaundyの出演が決定していた。もし予定どおり開催されていたとしたら、奇跡の一夜と呼ばれていたかもしれない。

Spotifyが生み出した、新たな音楽との交流の場

 このように、今の音楽シーンを牽引する存在のアーティストたちが、かつて出演していたイベントとしても業界関係者や音楽ファンの間で認知度を高めている『Spotify Early Noise Night』だが、音楽を楽しむ手段として一般的となったストリーミングサービスが、リアルの場と繋がることにこそ大きな意義がある。

 スポティファイジャパン株式会社 音楽事業部門統括 大西響太は、本イベントについて「オーディオストリーミングサービスを中心に注目度を高めつつあるアーティストたちに、リアルにパフォーマンスをする場を提供すると共に、ファンに新たな音楽との出会いを提供することを目的に立ち上げられたもの」だと説明する。

 さらに、「一つのライブの中でさまざまなタイプのアーティストの音楽を楽しめることも特徴的」と語る。『RADAR: Early Noise』では、音楽ジャンルにとらわれない多様なアーティストを選出し、新たな音楽との出会いの機会をオーディオストリーミングサービス上で創出している。幅広い音楽性を楽しめるという点はイベントの出演陣においても同様であり、イベントというリアルな場を提供することで、アーティストとリスナーがより強く繋がれる仕組みを生み出している。リスナーにとってはアーティストの成功物語に早いうちから参加できる入り口としても捉えることができるかもしれない。アーティストが飛躍していく時期をリアルタイムで体験するワクワクは何にも替え難いものだ。『Spotify Early Noise Night』は、大きく飛躍を遂げる直前の、未来のスターたちのパフォーマンスを体感できるまたとない場所になりつつある。

新時代をリードするジャンルの垣根を越えた4組が集結

 最新回の第14回には、(sic)boy、tonun、ao、Teleといった新進気鋭の4組が出演する。

 (sic)boyは、ロックとヒップホップを融合させた存在として注目を集める1998年生まれのラッパー。憧れの存在にL’Arc〜en〜CielのHYDEを挙げ、サウンドにおいては90年代のラウドなロックや近年のオルタナティブなヒップホップからの影響が色濃い。

 tonunは、メロウなグルーヴと甘く柔らかなボーカルを特徴とするシンガーソングライター。その都会的な意匠と洗練された音作りは、早くも耳の肥えた音楽ファンから支持されている。

 aoは、2006年生まれのシンガーソングライター。声にはハスキーさがありながらも、高い音で美しく伸びる透明感のある歌声は唯一無二。今年発表した「チェンジ」はiriやSIRUP、藤井風などの作品に参加しているYaffleによるプロデュースとあって、俄然注目が集まっている。

 Teleは、谷口喜多朗のソロプロジェクト。フォーキーかつポップなサウンドに、文学的な歌詞と繊細な歌声とが絶妙なバランスで溶け合った楽曲で現在話題沸騰中。今後の飛躍が期待されている。

 こうしたジャンルの垣根を越えた幅広い音楽を一挙に楽しむことができるチャンス。アーティストにとっても感度の高いリスナーにアピールできる絶好の機会となるのではないだろうか。そしてきっと何年後かにこの日を振り返った時、誰もが重要な一夜だったと思い返すはずだ。

■イベント情報

『Spotify Early Noise Night #14』

https://spotify-earlynoise.jp/

日時:2022年11月25日(金)開場17:30 / 開演 18:30

会場:Spotify O-EAST(東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8)

出演:(sic)boy, tonun, ao, Tele

料金:前売券 ¥2,000-(税込 / スタンディング / 整理番号付き/1ドリンク別)/当日券 ¥2,500-(税込 / スタンディング / 整理番号付き/1ドリンク別)

※入場料の他に別途1ドリンク代が必要

※Spotify Premiumユーザーは1ドリンクサービス

チケット販売: イープラス https://eplus.jp/enn14/

Early Noise Night #14 プレイリスト

https://spotify.link/EarlyNoiseNight

■開催実績

・Spotify Early Noise Night #1

2017/5/10(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:WONK / RIRI / JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB

・Spotify Early Noise Night #2

2017/7/5(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:向井太一 / 大比良瑞希 / chelmico / DJ: YonYon

・Spotify Early Noise Night #3

2017/9/27(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:CHAI / Tokyo Health Club / あいみょん

・Spotify Early Noise Night #4

2017/12/20(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:STUTS / JJJ / CHICO CARLITO / MIYACHl / DJ: YonYon MC: 鈴木真海子(chelmico)

・Spotify Early Noise Night #5

2018/5/16(水) 渋谷/代官山SPACE ODD

出演者:羊文学 / カネコアヤノ(BAND SET) / SPiCYSOL / ドミコ

・Spotify Early Noise Night #6 OSAKA 

2018/6/15(金)大阪・心斎橋 Music club JANUS

出演者:あっこゴリラ / Attractions / SIRUP / 向井太一 / AFRICA / The engy / DJ DAWA(FLAKE RECORDS)

・Spotify Early Noise Night #7

2018/7/18(水)代官山SPACE ODD

出演者:TENDOUJI / SUSHIBOYS / Newspeak / THREE1989

・Spotify Early Noise Night #8 Osaka

2018/10/7(日)大阪・心斎橋Music club JANUS

出演者:ドミコ / THREE1989 / WOMAN / tricot / The ManRay / Ryu Matsuyama

・Spotify Early Noise Night #9

2018/11/14(水) 代官山SPACE ODD

出演者:SIRUP / CIRRRCLE / Taeyoung Boy(TAEYO) / eill

・Spotify Early Noise Night #10

2018/6/5(火) 代官山SPACE ODD

出演者:SASUKE / Mega Shinnosuke / 竹内アンナ / ghost like girlfriend

・Spotify Early Noise Night #11

2018/7/5(金) Hotaluna(ホタルナ)

出演者:Yo-Sea / 3House / DJ CHARI / Gottz / DJ KANJI

・Early Noise Night #12 Osaka

2018/9/13日(金) 大阪・心斎橋Music club JANUS

出演者:秋山黄色 / Omoinotake / kiki vivi lily / Kitri / THE CHARM PARK / Maica_n

・Spotify Early Noise Night TYO ※開催中止

2020/3/10(火) 恵比寿 LIQUIDROOM

出演者:藤井 風 / Vaundy / JP THE WAVY / Mom (Spincoaster opening act)