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Stream Onで発表したSpotifyとオーディオの未来

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Spotifyは2月22日(米国東部時間)にグローバル バーチャルイベント「Stream On」を開催し、オーディオの持つ力や創造の旅、そして世界中の大勢のクリエイターやファンの前に広がる無限のチャンスについて深掘りしました。オープニングには創業者兼CEOのダニエル・エクが登場し、創業以来変わらぬミッションのもと歩んできたSpotifyの過去、現在、未来について語りました。

「この15年に私たちが目の当たりにし、また推進してきたのが、オーディオ・ルネサンスです。」とエクは語ります。「ストリーミングはオーディオのエコシステムを根本から変えました。ストリーミングは参入障壁を引き下げ、世界中のリスナーが簡単にオーディオへアクセスできるようになりました。かつてないほど多くのクリエイターが創作活動を行い、成功を収めています。」

3年前、Spotifyには300万人のクリエイターが参加していました。その数は2020年末には800万人に達しました。エクは、2025年には、Spotifyのプラットフォームに5000万人のクリエイターが登録し、世界中で10億人のユーザーがその作品を楽しむようになっていると考えています。

「これからオーディオ・クリエイターの数が増えるにつれ、Spotifyはその中でも最良の人々、すなわち大きな情熱と優れた才能を持ち、ファンの共感を得られるクリエイターが、Spotify上でオーディエンスを増やし、キャリアを構築できるようにしていきます。」とダニエル・エクは説明しています。

Spotifyは、オーディオの持つ無限の力に全力で取り組み続けています。この分野で唯一のオーディオファースト企業として道を切り開き、比類のないデータ、洞察力、強力なプラットフォームを使って世界中のクリエイターに力を与え続けています。そして何よりも、クリエイター、オーディエンス、そしてサウンドの未来に注力し続けます。

ダニエル・エクは次のように結びます「何年か後には、いまのこの瞬間がどのような意味を持っていたのかについて分かる日が来るでしょう。これは始まりにすぎません。オーディオの新たな黄金時代の輝かしい幕開けです。クリエイターにとっても、リスナーにとっても、Spotifyにとっても、オーディオにとっても、最良の時代はこれから始まるのです。」

ダニエル・エクのスピーチ動画を、日本語字幕付きでぜひご覧ください。

SpotifyのYouTubeチャンネルでは、オープニングスピーチを含む「Stream On」の全容がご確認いただけます(英語)。

For the Record日本版でもご紹介した「Stream On」での発表内容も、あわせてご覧ください。

Spotifyのテクノロジーを語る新ポッドキャストシリーズ「Spotify: A Product Story」

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オーディオの未来を想像し、これを実現すること――Spotify はこの 10 年間、それを目標に走り続けてきました。その道のりには、個性的なメンバーや、プロダクトの課題や成功、身をもって学んだ教訓など、これまで語られてこなかった数々のエピソードがあります。新たなポッドキャストシリーズ「Spotify: A Product Story」では、最高研究開発責任者であるGustav Söderström(グスタフ・ソーデルストロム) が、Spotify のプロダクトの戦略と開発の舞台裏を、それを作り上げた人々の声を交えてお伝えします。

Gustav は予告編で、「このポッドキャストでは、これまで明かされていなかった Spotify のプロダクトジャーニーのいくつかのエピソードを初公開します」と語っています。「Spotify の立ち上げと、ストックホルムの小さなアパートで開発されたデスクトップアプリから、現在のまったく新しいオーディオフォーマットへの転換、そしてその舞台裏の物語や戦略についてお話しします」

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同シリーズでは、Lars Ulrich 氏、Mary Meeker 氏、Matthew Ball 氏、Sean Parker 氏など、音楽、ビジネス、テクノロジーの各分野からスペシャルゲストを迎え、プロダクトの戦略と開発に関する理論と技術を深掘りしていきます。さらに、Daniel EkDawn OstroffSten GarmarkOskar Stål など、Spotify の発展に深くかかわった元あるいは現役の Spotifier(Spotify社員)へのインタビューもお届けします。こうしたトークから、問題解決やユーザー体験の向上に対する積極的な取り組みなど、Spotifyの社内の様子を感じていただけると思います。

Spotify: A Product Story」の予告編「The most epic battle in the music history」は、Spotify で本日公開されます。初回エピソード「How do you steal from a pirate?」も近日中に公開されますので、どうぞお楽しみに。

原文はこちら

Spotifyがモバイル向けに36言語を追加

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先月のグローバルイベント Stream On で、Spotify は、80 以上の新たな国と地域でのサービス開始を計画していると発表しました。それだけではありません。近く、新たに 36 言語に対応し、合計 62 言語でサービスを提供することも発表しました。これによって世界各地のより多くのリスナーが Spotify を簡単に利用できるようになり、真にボーダーレスなオーディオエコシステムを構築するという Spotify の目標に向けて、大きく前進することになりました。

新たな言語は、Web版では既に提供開始されており、モバイルアプリでは本日から利用可能となります。新たに追加されたのは、アフリカーンス語、アムハラ語、アゼルバイジャン語、ベンガル語、ボジュプリー語、ブルガリア語、簡体字中国語、クロアチア語、デンマーク語、エストニア語、フィリピン語、グジャラート語、ヒンディー語、アイスランド語、カンナダ語、ラトビア語、リトアニア語、マラヤーラム語、マラーティー語、ネパール語、ノルウェー語、オディア語、ペルシア語、ポルトガル語 (ポルトガル)、東パンジャブ語、西パンジャブ語、ルーマニア語、セルビア語、スロバキア語、スロベニア語、スワヒリ語、タミール語、テルグ語、ウクライナ語、ウルドゥ語、ズールー語です。

新しいマーケットと言語への対応は、これまで以上に多くの地域と言語での数百万の新たなクリエイターのキャリア形成を後押しし、また既にSpotify上で作品を配信していたクリエイターにとっても新たなリスナーとつながる可能性が大きく広がります。

原文はこちら

国際女性デーを記念する新しいキャンペーン「EQUAL」

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Spotify は、女性のクリエイターを支援し、コンテンツを世界発信する場の提供に常に力を注いでいます。国際女性デーの 3 月 8 日、Spotify は、オーディオ分野における女性の地位向上を推進し、女性の世界的な貢献を称える取り組みとして、新たなキャンペーン「EQUAL」を開始すると発表しました。このキャンペーンでは、様々な団体とのパートナーシップや、オーディオ分野における女性の地位向上支援活動の強化を実施するほか、「EQUAL」コーナー新設や関連するプレイリストなど新しいコンテンツ体験を提供します。これらのキャンペーンは、各地域にローカライズされたものから、地域に関わらず全世界を対象にしたものまで様々な規模で実施され、また、Spotifyのプラットフォーム内外に関わらず、広範囲で行われます。将来的には、国際女性デー当日だけでなく、日々のリスニング体験においてより多くの女性クリエイターの作品を楽しむようになってもらいたいと考えています。

プラットフォームでのサポート

Spotifyは女性アーティストやポッドキャストクリエイターの作品を集めた「EQUAL」コーナーを新たに設けます。また、「Today’s Top Hits」、「Viva Latino」、「Modus Mio」など 200 以上の人気プレイリストのカバーアートで女性を取り上げます。さらに、Girls Make Beats、She’s The Music、Sound Girls、GLAAD、Color of Change、Women in Music、Women’s Audio Mission などの非営利パートナーと協力して、音楽の未来を形作るアーティストを紹介するスペシャルプレイリストを制作します。

新しいコンテンツ体験

音楽 + トークの新番組「WOMN」では、国際女性デーに関するスペシャルエピソードを公開します。さまざまなクリエイター、インフルエンサー、文化人が、女性を中心とするトピックについて語り合い、影響を受けた音楽について振り返るとともに、女性による作品をおすすめする内容になっています。ゲストとして登場するのは、レコードプロデューサーで DJ でもある TOKiMONSTA、俳優でコンテンツクリエイターでもある Jenny Lorenzo、Spotifyのポッドキャスト「Dope Labs」でホストを務める Titi ShodiyaZakiya Whatley、モデルでインフルエンサーでもある Jazzmyne Robbins などです。

プラットフォーム以外でのプログラム

プラットフォームの外でも取り組みを始めています。世界の 15 の団体で構成される招待制の評議会、EQUAL Board を新たに設立し、オーディオ業界の男女不均衡を解消する具体的な方法を見つけることを目的に、各団体に 1 回限りの助成金を提供します。

また、ソーシャルメディアやそれ以外の場所でも、クリエイターを応援します。その一環として、世界中のトップレベルのストリーミング数を誇る女性アーティストや人気のあるポッドキャストクリエイターを大々的に取り上げます。楽曲のストリーミング数では、テイラー・スウィフトが 23 億回以上でトップを走り、次いでアリアナ・グランデ、さらにデュア・リパが続きます。他にも、ホールジーKAROL GBLACKPINK などの楽曲がよく再生されています。ポッドキャストでは、AshleyFlowersBritPrawat による「Crime Junkie」が、女性クリエイターによるポッドキャストのなかで世界一の人気を得ています。続く第 2 位は、AlexCooper による「Call Her Daddy」です。その他の人気女性クリエイターとしては、「TED Talks Daily」の EliseHu や、「My Favorite Murder」の KarenKilgariffGeorgiaHardstark などが挙げられます。

3 月は女性史月間(Women’s History Month)ですが、Spotify は年間を通して女性の声にスポットライトを当てています。Spotify の「EQUAL」キャンペーンは、3 月以降も続きます。4 月には、世界 50 か国の女性の地位向上推進に焦点を当てた EQUAL 音楽プログラムを開始する予定です。また、Sound UpEQL など、オーディオ業界の女性に新たなチャンスを与える既存のプログラムについても、これまでの成果をもとに、今後さらに発展させていきます。

オーディオ業界の女性に関する Spotify の取り組みについて詳しくは、以下の動画をご覧ください。

音楽で記事に彩りを! 記者や編集者が知っておきたい「Spotify Play Button」と「Spotify コード」活用術

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Spotifyでは、リスナーが音楽を独自にセレクトし、オリジナルのプレイリストを作成することが可能です。そして、プレイリストは、ウェブメディアや雑誌の記者や編集者が特集に合わせて独自に作成することで、より記事を充実させ、表現の幅を広げることにも役立ちます。

では、どのようにして記事や特集の内容にあった楽曲をセレクトしたオリジナルプレイリストを読者と共有することができるのでしょうか? 答えはSpotifyが提供するプレイリストを活用するためのメディア向け支援ツール「Spotify Play Button」と「Spotify コード」にあります。

実際にプレイリストを活用した記事制作を「Spotify Play Button」を使って実施する方法を見ていきましょう。

Spotify Play Buttonでできること

「Spotify Play Button」を利用してオンライン記事内にSpotify上の楽曲やアルバム、またはプレイリストを埋め込むことができます。埋め込まれた音楽は記事ページから外部に飛ぶ必要はなく、記事内でテキストを読みながら、または写真を眺めながら、BGMとしてお楽しみいただけます。Spotifyユーザーならフル尺で、登録ユーザーでなくても各曲30秒までの再生が可能です。

基本的な利用手順は以下のとおり。

■Spotify Play Button 利用手順 ベーシック編
Step1:埋め込みたいプレイリストの[…]をクリック。
Step2:「シェアする」にカーソルを合わせる
Step3:「埋め込みコードをコピー」を選択し、記事中の希望箇所に貼り付け

また、「Spotify Play Button」には、応用編としてSpotify Developerサイトを活用した利用方法もあります。応用編の利用手順は以下のとおり。

■Spotify Play Button 利用手順 応用編
Step1:プレイリストの[…]をクリックし、「プレイリストのリンクをコピー」にカーソルを合わせる
Step2:Spotify Developerサイトにアクセスし、「Embed」ページを開いた後に[Paste the link or URI in the field below:]の枠内にURIを貼り付け
Step3:プレイリストのサイズをお好みで選択
Step4:[Copy the code below and paste it on your website:]に表示されるコードを記事中の希望箇所に貼り付け

Spotifyコードでできること

Spotifyではウェブメディアだけでなく、紙媒体の雑誌でも簡単にオリジナルプレイリストを誌面などに印刷し、シェアできる「Spotifyコード」を用意しています。「Spotifyコード」は、スマートフォン(AndroidならびにiPhone) に対応しており、フリープランのユーザーにも、プレミアムプランのユーザーにもご利用いただけます。

■Spotifyコード 発行手順
Step1:Spotifyを立ち上げ、楽曲やアルバム、プレイリストの右側に表示されている[…]をクリック
Step2:カバーアートの下部に「Spotifyコード」が表示
Step3:「写真に保存する」をタップ
Step4: 撮影した画像をEメールなどで送信する

印刷用で使用する高解像度なバーコードは、「Spotifyコード」サイト(英語)より作成ください。指定箇所に希望するプレイリストのURLを入力するだけで簡単に作成されます。

■Spotifyコード 読み込み方法
Step1:Spotifyを立ち上げ、検索ページの右上に表示されるカメラのアイコンをタップ
Step2:Spotifyコードにスマートフォンのカメラを向ける、または「画像から選択する」をタップし聴きたい音楽のSpotifyコード画像を選ぶ
Step3:音楽を再生

プレイリストを記事で使う場合

プレイリストを記事で使いたい場合、Spotifyが作成したプレイリストを使う方法とメディアが独自のプレイリストを作成して使うふたつの方法があります。いずれも報道・編集記事であれば記事内にプレイリストを埋め込んでいただくことが可能です。

■Spotifyが作成したプレイリストを使う場合
Spotifyが作成した公式のプレイリストを活用する場合、許諾や料金などは必要ありません。「提供 Spotify」またはこれに準ずるクレジットを記載ください。

■メディアが独自のプレイリストを作りたい場合
①公式アカウントの取得
表示を希望するユーザーネーム(媒体社名や媒体名など)でSpotifyアカウントを取得し、Spotifyにご連絡くださいSpotifyが認証マークを付与します。

②プレイリストの作成・公開
プレイリストを無料で作成・公開できます。作成したプレイリストの[…]をクリックするだけで公開設定が可能です。

記事のテーマに沿って、オリジナルプレイリストを作成し、音楽と記事と連動させることは、記事本来のメッセージ性を高めることにもつながります。編集者の方は、この機会にぜひ、「Spotify Play Button」と「Spotifyコード」を活用した特集などをご検討ください。

オーディオがDCコミックスの世界にもたらす新次元

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2020年、Spotifyはワーナー・ブラザースおよびDCコミックスと複数年にわたる契約を締結し、人気のスーパーヒーローやダークヒーローのストーリーを収録したポッドキャストを開始することを発表しました。最初のプロジェクトとなる『Batman Unburied』は今年後半に配信を予定しています。この新しいオリジナルシリーズは、エグゼクティブプロデューサーに『ダークナイト ライジング』を手掛けたデヴィッド・S・ゴイヤーを迎えて現在制作中です。

本日の「Stream On」では、デヴィッド・S・ゴイヤーが、DCのチーフクリエイティブオフィサーであるジム・リーとともに、DCのキャラクターやストーリーの世界に、オーディオがどのような新しい側面をもたらすかについて掘り下げてお話しします。2人は新しいバットマンシリーズの展望を、オーディオ化を模索するSuperman、Lois Lane、Wonder Woman、Joker、Catwoman、Katana、The Riddler、Batgirl、Harley Quinnなどの他のキャラクターの話も交えながら語ります。

こちらからトーク本編をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=7xj3MsbDaTI&feature=emb_logo

SpotifyのAnchorでのイノベーションがもたらすオーディオの未来

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ここ数年、SpotifyのAnchorチームは、プレイリストやポッドキャストなどの標準的なフォーマットを超え、さらに高度なリスニング体験を実現する機能をいくつか発表してきました。Your Daily DriveThe Get Upといった、リスナーそれぞれの1日に合わせて音楽と音声コンテンツをダイナミックに融合させる機能がその例です。しかし、新しいリスニング体験のエコシステムをしっかりと形作るためには、新しいオーディオフォーマットを創り出す必要があります。こうした考えのもと昨年秋にMusic+Talkの番組形式のテストを開始した際には、新しいリスニング体験とともに、誰もが自分自身で選んだ楽曲を音声コンテンツに直接取り入れられるというコンテンツ作成機能も導入しました。

ポッドキャストの作成は、AnchorやSpotify for Podcastersのようなプラットフォームによって簡単に行えるようになりました。実際に2020年にSpotifyに追加された新しいポッドキャスト番組はAnchorで作成されたものが8割を占め、新番組の数は100万を超えました。オーディオの未来をしっかりと形作るため、私たちは誰もが創造性を発揮できるような機能を提供したいと考えています。それにより、ポッドキャストの既成概念を超越した、これまでにないオーディオ体験を実現することができるはずです。私たちはその可能性こそを「オーディオの未来のスタイル」と考え、誰もがコンテンツ制作を行えるようにすることこそが、オーディオコンテンツのエコシステムを創り出す最善の道であると確信しています。

こうした一連の取り組みの第一歩としてMusic+Talkの番組展開を開始し、これに対応する制作ツールをAnchorで提供しています。そして、これは始まりにすぎません。本日、Stream Onではオーディオの未来の創り出すためのいくつかの新機能や、今後追加予定の機能について発表しました。詳細を以下ご紹介します。

AnchorWordPressの連携を活用し、テキストをさらに広く届ける

本日発表されたAnchorとWordPressとのパートナーシップ締結により、コンテンツクリエイターはオーディオの力を使って作品を進化させ、新しいオーディエンスにリーチする機会を拡大できるようになりました。この新しいツールを使えば、たった数クリックで、ブロガーは執筆したコンテンツをポッドキャストとして配信し、ポッドキャスターは自身のポッドキャスト番組のためのウェブサイトを簡単に作成できるようになりました。これまで文章を書くことでメッセージを伝えてきたクリエイターはこのツールにより、そのメッセージをSpotifyでオーディオとして発信し、まったく新しいリスナーにリーチすることが可能になります。詳しくはAnchorおよびWordPressのブログをご覧ください。

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リスナーと直接つながることができる新たなインタラクティブ機能

従来のポッドキャストは一方通行で、クリエイターからリスナーへの発信しかできず、直接反応を得る機会が限られていました。ところが、SpotifyとAnchorの連携により、制作と視聴のテクノロジーが同じエコシステムに一体化され、シームレスなやり取りが可能になったことで、投票やQ&Aといったインタラクティブな機能を構築することができました。すでに小規模なクリエイターグループの協力のもとで、ベータ版のテストが進められています。グループの規模は今後数ヶ月間で拡大する予定です。インタラクティブ機能に興味をお持ちで、今後のユーザーテストへの参加を希望するクリエイターの皆様は、こちらからご登録いただけます。

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動画ポッドキャストにより音声と映像を組み合わせたストーリーテリングを実現

今後数ヶ月のうちに、Anchorを使ってクリエイターが公開するポッドキャストに、動画を追加する機能をテストする予定です。これにより、視覚情報を使ってオーディオコンテンツを補完することができるようになります。Spotifyの動画ポッドキャストは昨年7月に最初のテストを開始し、それから継続的に改良を行っています。今年後半には、テストの規模を拡大する予定で、より多くのクリエイターにこの機能を使っていただけるようになります。

Spotifyで作品を収益化するための新モデル

新たな収益源を模索するクリエイター向けの機能についても今後テストを予定しています。この機能は、有料のサブスクリプションによりリスナーがクリエイターを応援するというものです。一部のクリエイターは、すでに有料のサブスクリプションを行っているリスナーに限定版のボーナスコンテンツを提供し、収益の獲得を始めています。Spotifyでも間もなく同様のことが可能になります。この機能に関心を持つクリエイターの皆様は、こちらからご登録いただき、詳細をご確認ください。

バラク・オバマ元米国大統領とブルース・スプリングスティーンによる新しいポッドキャスト『Renegades: Born in the USA』が始動

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バラク・オバマ元米国大統領とブルース・スプリングスティーンが初めて顔を合わせたのは2008年のことでした。以来2人はまったく異なる背景や経歴を持ちながらも、深い交友関係を築きました。本日から始まる新しいポッドキャスト番組『Renegades: Born in the USA』で、気の置けない2人の個人的な会話をこっそり聴いてみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=BAeIskxCnSc&feature=emb_logo

本日開催したStream Onイベントでは、8つのエピソードで構成されるシリーズが発表されました。このポッドキャストは、オバマ元大統領とミシェル・オバマ夫人が設立したプロダクションHigher Groundとの提携のもとでSpotifyが配信する、2作目のポッドキャスト番組です。シーズンを通じて、オバマ元大統領とスプリングスティーンが人種、父親の役割、結婚、アメリカの未来といったトピックについて語り合います。

なおアメリカでは、Dollar Shave ClubとComcastが第1シーズンのスポンサーを務めます。

長年の友人である2人が、故郷やロールモデルについて意見を交わし、新しい時代に求められる男性の役割を模索します。また、痛ましいまでに分断された今日の米国の状況に向き合い、皆で手を取り合って前進するためのビジョンを提案します。 

バラク・オバマ元大統領は、ポッドキャストの最初のエピソードでこう尋ねます。「どうしてこうなってしまったんだ?どうすれば一致団結したアメリカに戻れるだろう?」

その後、こう続けます。「去年の私の会話は、ほとんどがこのトピックだった。ミシェルとも、娘たちとも、友達ともね。そしてその友達の1人が、たまたまブルース・スプリングスティーンだったというわけだ。表面的にはブルースと私にはあまり共通点はないよね。でも年月を重ねるにつれ、私たちには共有する感性があることが分かったんだ。仕事について、家族について、アメリカについて感じること。やり方は違っていても、ブルースも私も、自分たちにたくさんのものを与えてくれたこの国についてもっと理解しようとしてきた。そこに住む人たちの物語を記録しようとしてきた。そして、己の意義や真実、コミュニティを探すなかで、それをもっと大きなアメリカのストーリーに結び付けられないかと模索してきたんだ。」

現在、最初の2つのエピソードを無料プランならびにプレミアムプランを利用している世界中のすべてのSpotifyユーザーに独占配信しています。ぜひお聴きください。

Spotifyが、社会変動に焦点を当てたAva DuVernayの新作ポッドキャストを発表

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今年はじめ、Spotifyは数々の受賞歴を誇る映画監督、Ava DuVernayとの複数年にわたるパートナーシップ締結を発表しました。同氏はパワフルな映画やテレビ番組の監督として知られ、代表作には「Selma」や「Queen Sugar」などが挙げられます。SpotifyとDuVernayは、Spotify専用の独自のオーディオプログラミングを制作します。配給はアートやソーシャルインパクトを通じて社会の視点の変革を目指す、DuVernay設立のマルチプラットフォーム企業、ARRAYが手掛けます。ARRAYは多数のポッドキャスト制作を、SpotifyのGimletスタジオと連携して進めていきます。

本日のStream Onイベントでは、このコラボレーションにより実現する最初のプロジェクトである、脚本のないポッドキャストについて詳しくお伝えしました。

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Photo credit: ARRAY

このポッドキャストは、George Floydが勤務中の警察官によって殺害された事件を受けて始動した、ARRAY’S Law Enforcement Accountability Projectに基づくものです。殺人を犯した警察官に関する記録を集める調査シリーズとなっており、引き金を引いた組織内の人間をかばう “警察の沈黙の壁” について、その実態を暴きます。このシリーズでは毎週新しい事件を取り上げ、重大な不祥事を犯しながらもその影響と責任から逃れようとする警察の姿に迫ります。

ムスリムの声を世間に届けるHigher Groundのポッドキャスト『Tell Them, I Am』

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本日、Spotifyとの提携のもと、バラク・オバマ元米国大統領とミシェル・オバマ夫人の制作会社である「Higher Ground」がお届けする第3作目のポッドキャスト番組『Tell Them, I Am』が発表されました。

Stream Onイベントで発表されたこのシリーズの最新シーズンでは、活動家、アーティスト、俳優、パフォーマー、アスリートを招き、ムスリムの声を伝える心に響く談話集となります。各エピソードを通じて、人間の本質を伝える、示唆に富んだストーリーをお届けします。
パキスタン系アメリカ人一世、Misha Eucephがホストを務め、畏怖の念を呼び起こすような番組を作るというミッションのもと、オーディオ配信の新たな領域を開拓してまいります。新シーズンはラマダンの初日より、Spotify限定で公開します。それまでは下記のシーズン1のエピソードをお楽しみください。

ポッドキャスト広告の新時代

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昨年Spotifyは、オーディオ広告の革新に向けた大きな取り組みを進めました。Streaming Ad Insertionの提供開始から、セルフサービスの広告プラットフォームであるAd Studioの拡充、さらにMegaphoneの買収に至るまで、この業界の可能性を最大化できるよう全力で取り組んでいます。

本日Spotifyは、オーディオ広告に関するさらなる新機能を発表いたします。これは、スポンサーに提供する価値を高めると同時に、クリエイターが作品を通じて得られる収益を増やす道筋を作るものです。

デジタルオーディオは、世界中の消費者の日常生活に欠かせない重要な要素となってきています。eMarketerによると、米国ではモバイルでオーディオコンテンツの再生に費やされる時間がソーシャルメディア、動画、ゲームに費やされる時間を上回っています。

ポッドキャストはオーディオコンテンツの消費拡大に重要な役割を果たしてきました。個人の嗜好性に寄り添うポッドキャストは、学びや発見、エンターテイメントを求める熱心なリスナーとつながりたいスポンサーにとって理想的なメディアとなりました。ここではオーディオ広告のエコシステム全体に次世代のイノベーションをもたらすSpotifyの取り組みについてご紹介します。

Spotify Audience Networkのご紹介

Spotify Audience Networkは、これまでにないタイプのオーディオ広告のマーケットプレイスです。このネットワークにより、あらゆる規模のスポンサーが、さまざまなコンテンツを消費するリスナーとつながることができるようになります。これらのコンテンツには、SpotifyのOriginals(オリジナル番組) & Exclusives(独占配信番組)、MegaphoneおよびAnchor経由のポッドキャスト、広告が時折挿入される無料プランの音楽リスニングなどが含まれます。広告主は、提供するメディアを選択するテクノロジーを活用することで、数億人のリスナーにSpotify内外で大規模にリーチすることができるようになります。現在、このサービスは開発の初期段階にありますが、今後数ヶ月のうちに発表される追加情報にご期待ください。

Streaming Ad Insertionに導入される新機能 

2020年の初め、SpotifyはStreaming Ad Insertion (SAI) を発表しました。これは、最新のデジタルマーケティングに求められる精度と透明性を確保しながら、リスナーに寄り添う高品質なポッドキャスト広告を配信する機能です。SAIでは、プランニング、レポート作成、測定の各種ソリューションが揃ったデジタルスイートをはじめ、まったく新しいデータセットに基づくインサイトをポッドキャスト広告に提供するものです。SAIは現在米国、カナダ、ドイツ、英国で提供されており、その他の市場でも年内に提供が開始される予定です。

昨年Spotifyは、Originals & Exclusiveコンテンツを対象にSAIに関する機能改良を行い、イノベーションを大きく進める準備を整えました。オーディエンスに基づく広告の買い付け、ネイティブ広告のプレースメント、クリエイティブのパフォーマンスレポートといった重要な機能がSpotify Audience Networkにさらに導入されます。この機能は今年後半、MegaphoneのポッドキャストパブリッシャーやAnchorのトップクリエイターを対象に提供が開始される予定です。

Spotify Ad Studioでポッドキャスト広告の利用を簡単に

Spotify Advertisingの利用を始める広告主に最も適した方法は、セルフサービスのプラットフォームであるSpotify Ad Studioを活用することです。Spotify Ad Studioでは、Fortune 500にも選出されたトップブランドから、アーティスト、地域のコーヒーショップまで、あらゆる規模の広告主がストリーミングオーディオ広告を利用することができます。Spotify Ad Studioを使うことで、広告主は世界数億人のSpotifyリスナーにリーチでき、ストリーミングインテリジェンスを活用して最適なタイミングで最適なリスナーにメッセージを届けることが可能です。

本日より、Spotify Ad Studioを利用したポッドキャスト広告買い付けのベータ版テストを米国で開始いたします。Spotify Ad Studioへのポッドキャスト広告の導入により広告主は、お気に入りのポッドキャストを楽しんでいるリスナーや、新しいプレイリストを探しているリスナーなど、Spotifyを熱心に利用するユーザーと、簡単にそして大規模につながることができます。

今回ご紹介したSpotify Audience Network、Streaming Ad Insertion、およびSpotify Ad Studioを利用したポッドキャスト広告の買い付けは、今後何年にもわたりクリエイター、スポンサー、リスナーの皆様にメリットを提供することでしょう。

日本の音声コンテンツ市場の活性化を目指して、次世代音声コンテンツクリエイターを支援する「クリエイター・サポート・プログラム」がスタート

クリエイター・サポート・プログラム

Spotifyでは音声・オーディオの可能性を確信し、2019年より音楽とともにポッドキャストの市場を拡大すべく世界的にコンテンツの拡充やユーザー体験の向上、クリエイターの支援に本格的に投資・注力しています。現在ではSpotify上で220万番組に及ぶポッドキャストを楽しむことができ、音楽同様に個人最適化された提案やリスニング体験を通じて、音声コンテンツクリエイターとリスナーの出会いを国境を越えて生み出しています。

現在、日本でも音声やポッドキャストへの注目が急速に高まり、リスナーが増えてきたことで、自身で音声コンテンツを制作・配信するクリエイターも増えてきていますが、こうしたクリエイターたちが魅力的な音声コンテンツを制作し、Spotify上で多くのリスナーに発見されることをサポートするために、Spotifyは2021年1月に「クリエイター・サポート・プログラム」を国内で立ち上げました。

このプログラムは才能ある音声コンテンツクリエイターの発掘に加えて、彼らに有益なデータやナレッジ、プロモーション機会を提供することによって、音声コンテンツクリエイターとしてのキャリア基盤を確立できるようにサポートしていくものです。プログラムは、「発掘(Discovery)」、「共有(Community)」、「育成(Incubation)」の3つを軸に据えています。「発掘」では、アワードやイベントへの協賛・協力などを通じ、質の高い音声コンテンツを既に制作・配信している個人クリエイターをいち早く発掘し、彼らがより多くのリスナーに発見されるように協力します。次に「共有」ではクリエイター向けの専用サイトやSNSでの発信、イベントやウェビナーの定期開催などを通じてデータや情報、ノウハウを共有し、日々の創作活動を支援。加えてクリエイターへコラボレーションの機会を提供します。そして、「育成」では、制作経験の少ない一般の方が音声コンテンツの配信を始めるきっかけやツールを提供し、その才能を発揮できるよう育んでいきます。

まずは「クリエイター・サポート・プログラム」の第一弾として、日本初のポッドキャストアワードとして昨年スタートした「JAPAN PODCAST AWARDS」受賞作品である『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』をはじめ、昨年日本のSpotify上で最も再生されたポッドキャスト番組である英会話学習音声コンテンツ『Hapa英会話 Podcast』、さらに『墓場のラジオ』といった個人のクリエイターが制作・運営する3つの人気ポッドキャストのスピンオフや新シリーズをSpotify独占番組として1月より配信しています。それぞれの番組の特徴は次の通りです。

コテンラジオ Spotifyオリジナル

株式会社COTEN 代表取締役 深井龍之介と楊睿之ことヤンヤンの歴史GEEK2人と、逆に圧倒的な歴史弱者を自認する株式会社BOOK代表取締役 樋口聖典の3人がホストを務める人気歴史キュレーションプログラム「コテンラジオ」のSpotifyスピンオフ番組。本編では語りきれなかった偉人の知る人ぞ知るエピソードや、本編では扱えなかったテーマを本編よりもライトに語り、歴史というレンズを通して「人間とは何か」「私たち現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていきます。

Hapa英会話 presents ENGLISH MINDSET

実際に海外で働きながら英語力を獲得した人や、ネイティブでは無いけれど努力で英語力をアップさせた方などにインタビューを行い、英語を学習するためのモチベーションの保ち方や、思考ロジック“MINDSET”を学んでいく英会話学習音声コンテンツ。これから英語を学びたい人は必聴です。

墓場のラジオ – Forest Stories –

音声コンテンツの可能性と面白さをテーマに様々なポッドキャストの制作を行ってきたTOCINMASHが活動休止の沈黙を破り、代表作として人気を博したポッドキャスト番組「墓場のラジオ」をSpotify独占配信コンテンツとして復活させました。TOCINMASHによる誰にも言えない怒りや悲しみ、ひとり抱えた疑問や発見、そしてそれらを供養するかのようなヒソヒソ話が聴ける番組は、1話完結型で全108夜に亘って展開します。これをきかっけに「墓場のラジオ」の魅力に触れたリスナーは、Spotifyで独占配信中の墓場のラジオSeason1、Season2の厳選エピソード集もあわせてお楽しみください。

さらなる盛り上がりが期待される日本の音声コンテンツ。Spotifyは「クリエイター・サポート・プログラム」を通じて、国内ポッドキャスト市場の活性化を推進していきます。