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Z世代はどのようにオーディオを活用しているのか?

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 文化や消費において、Z世代の影響力が急速に高まっていることは疑いようのない事実で、最新のSNSトレンドや、注目のアーティストもZ世代によって生み出されています。Spotifyでは、毎年「Culture Next」レポートを発表しており、Z世代のオーディオストリーミングとの関わり方や文化トレンド、そしてそれがSpotifyの広告主にとってどのような意味を持つのかを紹介しています。

 2022年度のレポートでは、世界中のZ世代の若者に対しインタビューを行い、注目すべき世界的なオーディオトレンドをいくつかのトピックにまとめました。本レポートを通じて、Z世代は、創造と消費の境界線を曖昧にしているのがお分かりになるかと思います。

※フルレポートはこちら

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創造の境界線を再定義する

 この傾向は、特にクリエイターとファンの関係性に大きく関わっています。かつては一方向からのコンテンツの配信で成立していた関係性ですが、今では双方向のインタラクティブなやりとりに変化しています。

 例えば、AnchorでSpotifyに配信されるポッドキャストでは、新たに投票やQAを行うことができるようになり、クリエイターとリスナーがインタラクティブにコミュニケーションを図ることができるようになりました。また、DiscordやTwitch、TikTokといったプラットフォームの出現により、Z世代のクリエイターは、ファンに語りかけるだけではなく、ファンからの話も聞けるようになりました。 実際にZ世代の47%が、特定のクリエイターのサブレディット(Reddit内のフォーラム)やDiscordなどのデジタル・コミュニティに参加したことがあると回答しています。

 Z世代がこうしたデジタルスペースを利用しているのは、自分たちのお気に入りのスターの最新情報を得るためだけではありません。特に新進気鋭のスターのファンコミュニティにおいては、他のファンやクリエイター本人と交流するためにこうしたプラットフォームを利用しています。

 この傾向について、21歳のシンガーソングライター、Dreamer Isiomaは「私たちはみんな仲間なんです」と述べています。

 日本でも、日本に住むZ世代の約3分の1 (29%) が、特定のクリエイターのファンが集うデジタルコミュニティに参加したことがあると回答しています。

 東京に住む18歳のSAKAIもクリエイターとリスナーの関係について以下のように語っています。「SNSが台頭する前は、クリエイターに関して得られる情報は限られていました。 私たちが見聞きするものは、メディアに管理されていたのです。今では誰もが好きなコンテンツを拡散できるため、アーティストやクリエイターについても以前より多様な情報をチェックすることができます。これによって、クリエイターとの関係も近くなったんです」

心の支えとなるポッドキャスト

 ファンと親密な関係を築いているのは、Z世代のミュージシャンだけではありません。ポッドキャストの世界では、有名人がホストを務め、熱心なファンを中心としたコミュニティが形成されています。このようなインタラクティブ性は、クリエイターが視聴者に効果的にアプローチする方法だけでなく、リスナーが消費するコンテンツとの関わり方を根本的に変えているのです。2022年第1四半期を前年と比較すると、Spotify上のZ世代におけるポッドキャストのリスナー数は平均して40%ほど増加しています。

 また、日本に住むZ世代のSpotifyでのポッドキャストの平均リスナー数も、2022年第1四半期と前年の比較で91%増加しており、現在、日本に住む18〜24歳の3分の1以上 (37%) が少なくとも毎週ポッドキャストを再生しています (15〜17歳では28%)。 

 ポッドキャストはZ世代にとって単なるエンタテインメントではなく、Z世代が生活の中で直面する複雑化した問題に取り組む際に、視点や理解を得るためのコンテンツとなっています。

 Z世代のクリエイターは、ポッドキャストを「自分たちをサポートしてくれるもの」と認識しており、コンテンツを利用する熱心なファンたちに囲まれていると感じています。なお、Z世代が最も聴いているポッドキャストジャンルであるメンタルヘルスは、2022年第1四半期には世界のZ世代における再生回数が前年比で約62%増加しました。

 メンタルヘルス関連のポッドキャストの再生回数は、日本のZ世代の間でも、2022年第1四半期に前年比400%も増加しました。ポッドキャスト番組「ゆとりっ娘たちのたわごと」のホストを務めるゆとたわは、ポッドキャストはリスナーにとって、自分のなかのリアルな感情と向き合う​​ための大きな支えになっていると指摘しています。

「リスナーによると、私のポッドキャストは『友達と話している感覚』なんだそうです。専門知識やトーク力がなくても、皆が何となく思っていることを言葉にすることで、『あ、わかる!』と共感してもらえるんだと思います」 

自分自身であれ

 For the Recordでは、Z世代が議論を呼ぶ(あるいはタブーとされる)可能性のあるアイデアや話題について取り上げる際に、ポッドキャストが魅力的な媒体であるという理由を深く理解するために、人気ポッドキャスト番組『Teenager Therapy』の共同ホストを務めるKayla Suarezにインタビューを実施しました。Z世代リスナーの間で長期的なコミュニティを構築する際に、誠実さや信頼性、傷つきやすさといったものが果たす役割について、彼女の意見を伺いました。

ーーZ世代のコンテンツ制作者の特徴の1つは、以前の世代に比べて、コミュニティとの対話が多いことだと思います。このような傾向は、どのような理由から生まれたのでしょうか?

Kayla Suarez:Z世代は、特にオンライン上において強いコミュニティ意識を持っていると思います。その理由は、同じような興味を持つ人たちのグループやポッドキャスト、あるいはブランドを見つけることができるからです。『Teenager Therapy』では、心の健康を提唱するとともに、私たち自身が偽りなく自分らしく、そして傷つきやすいことも伝えています。それゆえに、視聴者に対して正直であり、信頼と誠実さの基盤を確立できるのです。つまり、視聴者のことを知ると共に、リスナーにも私たちを信用してもらい、私たちが専門家でもセラピストでもなく、視聴者と同じ経験をしていることを知ってもらいたいんです。

 Z世代は、そういう姿勢をとても大切にしています。なぜなら現代は、ブランドが見せかけだけのことをしているのか、それとも本当に正直なのかを簡単に見分けることができるからです。だからこそブランドや企業が透明性をもって取り組むことが、とても有効になると思います。

ーー『Teenager Therapy』は、Anchorで制作されているそうですね。Anchorの魅力や、Anchorを使ったファンとの関わり方について教えてください。

Kayla Suarez:元々Anchorを使うというのは共同ホストのGaelのアイデアです。彼がポッドキャストを配信するのにAnchorが最も効率的な方法だと言っていたのを覚えています。それとコストがかからないこともAnchorを使う大きな理由でした。あと最近Anchor経由でSpotifyに配信する番組では、最後にリスナーに質問をしたり、投票してもらうことができるようになったので、その機能を利用しています。例えば、前回は恋愛における浮気について話していたのですが、その時にこう質問しました。「これは浮気だと思いますか、それとも浮気ではないと思いますか?」こんな感じのちょっとした工夫でリスナーを惹きつけることができるんです。

ーーポッドキャストがこうした会話を率直に展開できるのはなぜだと思いますか?

Kayla Suarez:私たちのリスナーは、とてもオープンマインドだから、仮に不快な話題であっても、議論すべき話題を話すために快適な空間を作り上げることができます。私たちは常に、見解が違っても互いに敬意を払うことを提唱しています。誰もが正しいわけではないことを認め、オープンマインドになることを奨励することが、大きな役割を担っていると思います。

 また、ポッドキャストは、ファンにとって非常に居心地がいいものだと思っています。司会者が耳元にいて、安全な環境で一緒に会話をしているような感覚を覚えます。こうした側面がZ世代に響く理由は、私たちの多くは孤独やストレスを感じることがあり、そのようなときにも誰か特定の人に相談できるとは限らないからです。

ーーZ世代のクリエイターがコミュニティとどのように関係を築いているかという話に戻りますが、お気に入りのリスナーとの交流方法はありますか?

Kayla Suarez:InstagramやDiscordといったプラットフォームを使って、リスナーに質問をしています。それとSpotify Liveは、リスナーを一つの場所に集めることができるので、個人的に気に入っている交流方法の一つです。とても親密で、基本的に何でも言える雰囲気があります。ステージに上がって悩みを打ち明けてくれるのは、いつも聴いてくれているリスナーたちです。リスナーの名前を呼んで、声をかけられるのは、本当にうれしいことですね。

ーーこれまでの『Teenager Therapy』で、特に印象的だったエピソードや瞬間はありますか?

Kayla Suarez:覚えている中で最も印象的だった出来事の一つは、私が大学に入学しようとしていたときでした。私自身は、特に日系移民一世の家系であることから、家を出ることに罪悪感を感じていたことを話していました。その時点ではこの気持ちを分かち合える仲間をまだ見つけていなかったので、みんながどう反応するかわからなかったんです。でも、ポッドキャストを通じて同じような思いをしている人たちがたくさんいたことで、大学への進学に悩んでいるのは自分だけではないことがわかり気持ちが楽になりました。アドバイスをしてくれる人もいたし、私にとっては本当にインパクトのある出来事でしたね。というのも、私はそのことについて、長い間悩んできたし、未だに少し悩んでいるからです。

より深く掘り下げる

 クリエイターと消費者の境界線の進化は、Z世代に関する注目すべきテーマであることは間違いありませんが、これはCulture Next 2022レポートの一部分に過ぎません。

 レポートでは、どのようにZ世代がオーディオストリーミングを利用して、アイデンティティを形成しているか、ノスタルジアを独自の方法で受け入れているか、Spotifyを利用して自分を表現しているか、といった洞察や調査結果も掘り起こしています。

 このレポートは広告主を念頭に置いて作成されましたが、Spotifyはこれらのトレンドから誰もが学びを得ることができると考えています。

 この新しい世代がどのように文化を変革しているのか、その全貌を知りたい方は、ぜひCulture Nextの全レポートをご覧ください。

連載「Chat with Spotify」 Spotify日本法人代表トニー・エリソンが語る、オーディオストリーミングのこれまでとこれから

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 スポティファイジャパン株式会社 代表取締役を務めるトニー・エリソンが、ライフスタイルやカルチャー、ビジネスにおいて音楽や音声が果たす役割や可能性について各界のキーパーソンと語り合う対談連載「Chat with Spotify」がこの度スタートします。

 まずは連載スタートに先駆け、これまでMTVや任天堂、YouTube、ディズニーなどの様々なグローバル企業において次の時代のエンタテイントを追求・提案してきたトニーに対し、キャリアを通じて得た知見やビジョン、Spotifyやオーディオの可能性に対する考えを聞きました。

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次のエンタテインメントは何?を追い求めてきたキャリア

▷はじめに、これまでの経歴や、各社で取り組んできたことについて聞かせてください。

トニー:これまで取り組んできたことは、大きくわけてふたつあります。一つは、日本と欧米の懸け橋としての役割です。私は、生まれた時から、日本とアメリカを行き来する生活を送ってきました。そういった背景から、両国の言葉や文化が身についており、それが仕事でも役立っています。日系企業ではアメリカで、欧米企業では日本で勤務していましたので、グローバルとローカルの双方の視点から複眼で市場を見ることを積み重ねてきたと自負していますし、それが現在のSpotifyでの仕事につながっています。

 もうひとつは、次世代のエンタテインメントビジネスの在り方を考える仕事です。子どもの頃からずっとメディアが好きで、インターネットやスマホがない時代ーーカセットテープやケーブルテレビが出てきたころから、日米両国のメディアの違いに興味があり、次のエンタテインメントはどんな形になるのかを常に考えてきたんです。ファーストキャリアは経営コンサルティング会社からはじまったのですが、入社後に配属されたのは通信関連の部署でした。1990年代の通信は非常に面白く、インターネットが初めて出てきた時代ですから、次のエンタテインメントはどのようなものになるかを勉強する絶好のチャンスでした。

 その後、アメリカの音楽&エンタテインメント専門チャンネルであるMTVに転職し、日本での事業展開やインターネットを活用した事業展開を担当しました。その後入社した任天堂では、日本のみならず、アメリカのシアトル本社やニューヨーク支社など、さまざまな場所で働きました。任天堂では、ゲーム機のハードウェアへの映像配信などに取り組んでいました。いまでこそ当たり前ですが、僕が任天堂にいた15年前は、そういったアイディアはまだ形になっていなかったのですが、そんななか、「ゲーム機はテレビとインターネットを繋ぐ媒介になるかも」と考えていました。

 YouTubeに動画を投稿するクリエイターが任天堂のIPを使用するにあたり、権利関係をクリアにした形で繋ぐプロジェクト「Nintendo Creators Program」での経験を経て、YouTubeに転職後は、アジアでのミュージックパートナーシップを担当していました。当時、音楽業界では、「Youtubeは違法動画である」と認識されることが多かったのですが、「YouTubeはアーティストをブレイクさせるための最高の手段で、敵ではなくて友達」という認識変化を起こすべく、業界関係者との関係構築や啓蒙に励みました。そして、ディズニーでは、ディズニーの保有するレガシーメディアを束ねて「Disney+」に移管するタイミングという大きな転換期を経験し、昨年Spotify Japanに入社しました。これまでのキャリアを振り返った時に、一貫しているのは、やはり「次はどうなるのか」「日米のギャップをどう埋めるのか」に関わる仕事をしてきたということですね。

▷Spotifyに可能性を感じた理由や、音声業界が面白いと思ったポイントを教えてください。

トニー:まず、僕はSpotifyという会社にすごく惹かれたんです。会う人がみんないい人だと感じたのと、「クリエイターとアーティストをファンと繋ぐ」という会社としてのミッションに全員が賛同しているのが伝わってきたんです。また、先ほどお話した“次のエンターテインメント”について考えたときに、これまで僕がやってきた映像の分野も盛り上がってはいるものの、オーディオに強い可能性を感じたのです。ビジネス的に市場が拡大する余地もまだまだ大きく、人々の生活を豊かにする新しい価値が提供できる分野だとも思いました。語りは人間の最も根本的なコミュニケーション手段でもあり、音声コンテンツには必然性があると感じました。

▷Spotifyの一員として、Spotifyの強みというのはどういうところだと思いますか?

トニー:たくさんある中のいくつかを挙げると、先ほどもお伝えしたように全員が会社のミッションに賛同していることです。戦国武将みたいな言い方かもしれませんが、みんなで心を一つにしているのは、組織としての大きな強みだと思うんですね。チームの創造力・創作力が素晴らしく、新しいことを日々試していて、常に果敢に新たな実験に取り組んでいます。また、Spotify自体が非常に大きなグローバルコミュニティを持っていることも大きな強みです。アクティブユーザー数は世界で4億を超えていますし、様々なアーティスト・クリエイターの国境を越えたファン作りにも成功しています。ファンとクリエイターの繋がりをプラットフォーム上での発見を通じて創り出せるだけでなく、様々なツールや方法によって関係性を深め、長期的なファンダムに繋げていくことができる。

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Spotifyをユーザーの生活において必要な存在に

▷日本における音声ストリーミングサービスの現状をどう思っていますか。またさらに大きく成長する上での課題についてはどう考えていますか。

トニー:5年くらい前は「いつになったら日本の音楽業界はフィジカル中心でなくなるんだろう」と思っていたのですが、現在は世界に比べると少し後発ではあるものの、日本国内でもストリーミングの利用が高まってきていて、エンタテインメント業界のなかでも主流になってきたという感覚はあります。それは市場統計だけではなく、一般的なバラエティ番組やニュース番組でも音楽配信サービスが紹介され、メインストリームカルチャーにどんどん取り入れられているからです。宇宙人ジョーンズが主人公のサントリーコーヒー「クラフトボス」の最新版CMではSpotifyがフィーチャーされているんです(※1)。クラフトボスのラベルに印刷されたQRコードをスキャンすると、Spotifyのプレイリストにアクセスできるというキャンペーンです。素晴らしいのは、このキャンペーンは、我々から仕掛けたものではなく、企業側からお声がけいただいたものなんです。そういったところで、Spotifyがメインストリームになってきているということが言えるのではないかなと思います。

※1:https://mobile.suntory.co.jp/cpn/softdrink/craftboss/song-and-craftboss/info.html

▷そういった裏話があったんですね。

トニー:そうなんです。さらに嬉しいことに、そのプレイリスト自体もしっかり聴かれているんですよ。一方で、音声配信はさらなる成長を続けていくとも思っています。メインストリームになりつつあると言いながらも、広げていく余地はまだまだあり、今後は今までのユーザー層とは異なる方たちにも音声配信サービスの魅力に気付いていただき、使い始めるきっかけを提示していく必要があると思っています。また若い世代だけでなく、生活環境の変化から青春時代にすごく大好きだった音楽と距離が離れてしまっていた40代以上の方々にも、音楽やトーク番組のある生活の楽しさを再発見、再認識してもらうための工夫も必要だと考えています。

▷たしかにそうですね。人の生活様式も変わっていくなかで、ストリーミングが当たり前になった世界において、次になにをするのかが大事になってくる。

トニー:これまでは主に音楽、最近はポッドキャストといったコンテンツに力を入れて、Spotifyは成長を続けてきました。ただ、これからは生活密着型というか、ひとりひとりの生活に役立ち、ライフスタイルを彩るような存在になっていく必要があると思っています。例えばSpotifyを利用してもらうのに、「音楽を聴けます」ではなく「リラクゼーションできます」という言い換えをしてみる。音楽のことを気にしていない人に、「このアーティストの音楽を聴けますよ」と言っても興味を持ってもらえないですが、その人に「実は最近夜眠れないんだよ」といった悩みがあったとすると、例えばヒーリング系の音楽や快眠のためのノウハウを紹介するポッドキャストを提案することで、自分ごととして捉え、興味を持ってもらえるかもしれない。または、料理をしながら英会話講座を聴いたり、走りながらテンポにあった音楽を聴いたりと、目的な生活シーンに応じた接点やアプローチを作ることもできる。ただそれは、Spotifyの力だけでは難しい。Spotifyはフィットネスや料理のエキスパートではないので、Spotifyが自ら「子どものお弁当を作っているときにこの音楽がいいよ」と言っても誰も振り向かないんですよ。だから、よりユーザーに関心を持ってもらうためにもSpotifyと相性のいいパートナーと一緒になって取り組むことが不可欠ですし、みなさんの力を借りることで、Spotifyはユーザーの生活において必要な存在になっていくことができると思っています。

▷今後、開拓していきたいと思っている領域は?

トニー:これまでにも実施し、今後もどんどん力を入れていきたいと思っている分野のひとつは「映画とアニメ」。映画を見る人が必ずしも音楽ファンというわけではないですが、映画での感動体験には、音楽が大きな役割を果たしていることも多いんです。映画を見終わって「あの感動をもう一度味わいたい」となったとき、感動をよみがえらせるには音楽が効果的なんです。しかもそれで映画のファンが増えれば双方にとって望ましいですか。そういう意味でアニメや映画とのタイアップには力を入れていきたいです。社内の会議でも、常にそういった話をしているんですよ。ターゲットユーザーの1日の生活はどういうもので、朝起きて最初に何をするのか、車に乗るのか電車に乗るのか、食事中は何を見たり聴いたりしているのかとか。そういうことを想像していくうちに、こういうところとパートナーシップを組めたらいいのか、というのが見えてくるんです。

▷その視点でいろんなものを捉えていけばイメージがしやすいというか、ビジョンが見えやすいですね。

トニー:はい。先ほど紹介した「クラフトボス」のようにブランドや企業がユーザーとコミュニケーションするときに、音楽やオーディオを媒介として使う事例は実際増えてきていますからね。いまやSNSは、社会インフラじゃないですか。テレビ番組も商店街のお店も、みんなTwitterかInstagramかYouTubeか、そのうち少なくともひとつはやっている。Spotifyの本質的な価値が理解され、本当に拡大していくと、それらのインフラに比肩しうると思うんですね。ただ、すごく守りたいのは「ただのインフラではなくて、愛されるインフラ」であること。無機質なものではなく、Spotifyのロゴを見て、ユーザーとクリエイターにときめきを感じてもらえるようになってほしい。

▷そんななか中で、Spotifyというプラットフォームをどういった存在にしていきたいか、そのためになにをしていかなければならないと感じますか。

トニー:シンプルに言うと、アーティストとクリエイターとユーザー全員に一番愛されるプラットフォームになりたいです。いろんな要素があって愛されるものになると思うのですが、結局大事なものは「信頼」だと思っています。Spotifyにコンテンツを提供すると確実にファンにリーチできるし、Spotifyは約束を守る、そういったプラットフォームでありたいです。その環境を作るにあたって、アーティストとの繋がりや、そこからさらなる横の繋がりを強化していくことによって、アーティストやクリエイターからも「Spotifyは間違いないよね」と感じてもらえるのかなと。ユーザーも、自分の大好きなコンテンツが簡単に見つかり、大好きなクリエイターやアーティストと繋がることでより深い経験ができるという世界が実現すると、どんどんSpotifyのことを好きになってもらえるのではないかと思いますね。

 その夢を実現するにあたって、まだまだやるべきことはたくさんあります。中南米のアーティストがヨーロッパでブレイクしたり、K-POPをグローバルブレイクさせているのにSpotifyが大きく貢献しているんだというニュースもおかげさまでいろんなところに掲載されたりしていますが、日本でもそういった成功例をたくさん作りたいです。日本国内でSpotifyを大きくすることはもちろんですが、日本のエンタテインメント業界が一番望んでいるのは「日本のアーティストをSpotifyの力で世界に発信していくこと」だと思うので、これに向けて一丸となって頑張っていきたいです。

Spotify、次世代ポッドキャストクリエイター育成プログラム「Sound Up Japan」を修了した国内女性クリエイター10名による番組の配信を開始

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Spotifyはこの度、国内で初めて実施した次世代ポッドキャストクリエイター育成プログラム「Sound Up」を修了した女性クリエイター10名の制作によるポッドキャスト番組を公開いたしましたのでお知らせいたします。

様々な課題に直面するコミュニティや少数派の人々の声をポッドキャストによって世界へ届け、多様性のある社会の実現を目指す目的で2018年にスタートした「Sound Up」は、クリエイターが音声で自身のユニークな考えや発想、ストーリーを世の中に発信できるよう、ポッドキャスト番組の企画・制作・配信に関するトレーニングやサポートを提供する次世代クリエイター育成プログラムです。先行してスタートした海外では、アワード受賞者や、人気ポッドキャスターを輩出してきました。

日本では、世界経済フォーラムが発表した2022年度版ジェンダー・ギャップの国別ランキングにおいて116位 という結果になるなど、男女格差が社会課題視されています。また女性パーソナリティを中心に展開されているポッドキャスト番組も国内ではまだまだ少ないといった状況を踏まえて、女性クリエイターが多様な考えや価値観を紹介する独創的な番組を増やすことを目的に第一期「Sound Up Japan」を2021年6月に開始しました。

 多くの応募者の中から選考を経て選出された10名が、半年以上にわたる様々なトレーニングを経て、今回ついにプログラムの成果となる各番組が公開となりました。プログラムには、 主婦や60歳で新たにポッドキャストに挑戦する方、作家やフリーアナウンサー、ライターなど、様々な経歴を持った方や幅広い年齢層の方が参加され、カリキュラムを率いるファシリテーターを、2021年3月に「JAPAN PODCAST AWARDS」で大賞を受賞した『味な副音声 〜voice of food〜』と、2020年に大賞を受賞した『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』でそれぞれパーソナリティを務める、フード・エッセイストの平野紗季子と株式会社BOOK代表取締役の樋口聖典が務めました。また数々の人気ポッドキャスト番組を制作する株式会社FUBIが制作サポートを行いました。

今回発表された番組のテーマは、LGBTQ+、現代アートや民俗学、環境問題など、バリエーションに富んでいますが、いずれもライフワークや興味・関心をきっかけに、いずれも「女性」に現代社会を生きるヒントを提供するようなに番組になりました。 

同プログラムでファシリテーターを務めたフードエッセイストの平野紗季子氏は「世の中に多様な声が上がるということは、すごく価値と意義がある」「勇気を持って集まってくれている方達の思いが折られることがあってはならないと思いながら伴走させて頂きました」と、Sound Upの意義について語っています。

また、同じくファシリテーターを務めた株式会社BOOK代表取締役・樋口聖典氏からは、「企画書や予告編だけですでにワクワクがとまらず、皆さんの番組に対する熱い想いが伝わってきた」「ここから皆さんの番組がどう育っていくのか、とても楽しみです」というコメントが寄せられました。

今回発表となる、第一期対象クリエイター10組は下記の通りです。

  • 職業、主婦です!(PIU)
  • Not Straight!(Mari&Yuri)
  • 悩みを握る寿司屋(岸田 奈美)
  • シルバーガールの楽しいトーク Ocean berry(オーシャンベリー) (てんちゃん)
  • 聞く保健の教科書「キクキク性教育」(Remi) 
  • 小学生男子と考えるなぜなぜ(MAYU)
  • やさしい民俗学(岸澤 美希)
  • 你你好好(石井 由紀子)
  • 濃ゆいまちに恋してる(有賀 沙樹) 
  • CURATOR’S NOTE(メイシー)

スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括  西ちえこ コメント

「自分自身の考えや価値観を発信したい、という強い想いを持つ多様な10名の女性たちに第一期Sound Up Japanに参加いただけたことを本当に嬉しく思っています。コロナ禍にありながら、半年以上にわたって10名全員に継続してプログラムを受講いただき、それぞれのストーリーを紡ぐその過程にSpotifyが立ち会うことができたのは、まさに夢のような時間でした。社会や家庭・職場で女性に期待される役割や固定観念を軽やかに乗り越え、”自分らしい”生き方を模索する様々な女性たちのリアルな声を是非お聞きください」

 各番組のクリエイターからのコメントは次の通りです。

■職業主婦です (PIU)

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番組ジャンル:主婦

番組内容:主婦であるパーソナリティが、小学校事情や習いごと、中学受験にPTA、日々のモヤモヤ…主婦ならではの悩みや本音、日常から見えてくる社会のカタチなど、リアルな主婦の目線でトークを繰り広げます。

私が「声」を発信する理由:主婦って実は、社会を支えるクリエイティブでチャレンジングな職業!ですが、発信の場が少なく意外と知られていません。ドタバタな毎日をご紹介することで、同じ立場の方のほか、育児や家事を任せきりというパートナーの方にもヒントになればと思います。

■Not Straight! (Mari&Yuri

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番組ジャンル:LGBTQ+ 

番組内容:レズビアンのMariとバイセクシャルのYuriがクィアとしての自分らしい人生の歩み方を探求するポッドキャスト。

私が「声」を発信する理由:クィア女性として生きていくには、まだまだ日常には落とし穴だらけです。

日々の報道や周りの方からの悪気のない言動・行動に凹むこともあります。

そんな少し落ち込んだ日にちょっとしたたわいもない井戸端会議を聞いて

少しでも気分が楽になれるような、共感できるような、そんな番組を作りたいと思ったからです。

■悩みを握る寿司屋 (岸田 奈美

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番組ジャンル:お悩み相談

番組内容:作家・岸田奈美と漫画家・山本さほが、日常の重大だったり些末だったりする悩みをネタとして仕入れ、すべてを優しくつつみこむ白米のようなトークで握っていく番組。悩みに悩んだら、握らにゃソンです。ヘイ、らっしゃい!

私が「声」を発信する理由:つらいことを一人で抱え込みすぎて、眠れない人がいます。わたしも家族の病気やトラブルで一番落ち込んだのは夜でした。他の家族が寝ているから、映像や灯をつけて本を読んだりすることができない中、ラジオやpodcastをつければイヤフォンから誰かがいつもどおりに笑っている声が聞こえてくるのが救いだったからです。

■シルバーガールの楽しいトーク Ocean berry(オーシャンベリー) (てんちゃん

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番組ジャンル:シニア

番組内容:60代でこれまで様々な経験をしてきたパーソナリティが、ポッドキャストに挑戦。これまでの既成概念を捨て、好奇心とチャレンジ精神を持って過ごす日常を自然体で語ります。

私が「声」を発信する理由:自己表現したいからだと思います。聴いてくださる方の気持ちを考えながら、自分自身の思考を整理し、自然体の自分の考えをマイクに向かって発することで、私にとって自己表現の喜びに満ちた行為です。

■聞く保健の教科書「キクキク性教育」 (Remi 

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番組ジャンル:フェミニズム・性教育

番組内容:「現代の聞く保健の教科書」として、リスナーからのお便りや、話題になったニュースに関連して特集するトピック を決定。体に関することや、妊娠、出産などの話から、恋愛、ジェンダー、家族、友達関係についてまで、現代を生きる私たちに関係のあること全てを扱います。

私が「声」を発信する理由:性にまつわることで苦しむ人、傷つく人を、クリエイティブなアプローチで減らすためです。日本では性を正しく学ぶ機会がほとんどなく、一番必要なタイミングで保健の教科書も手元になく、ネット上にも誤った性の情報が溢れるなど、性教育後進国であることが日頃指摘されています。正しい性の知識を友達から聞くようなフランクなトンマナで幅広い人々にお届けし、このPodcastから日本の性教育を変えていく気持ちで、エピソード制作に取り組みたいです。

■小学生男子と考えるなぜなぜ (MAYU

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番組ジャンル:育児・子供、環境

番組内容:​​大人と子供の中間地点にいるハーフ成人を迎えた小学生の息子と「それってなんで?」という日々起きることへの素直な疑問をテーマに、対話していくポッドキャストです。大人になるにつれて当たり前だと思って通り過ぎてしまうことも、子供の視点からの純粋な問いをなげかけられることによりハッとしたり、無意識に持ってしまっている枠に気づいたりします。それらをひとつひとつ丁寧に話していくと、これまでの親子の関係が変化したり、人生パートナーとして未来を共に創ることができるのだと信じています。

私が「声」を発信する理由:きっかけは息子とお散歩しながら日々話すことが自分にとって心地よく、親子の関係もよい方向に変化していると気づきました。私のようにコロナを経て新たなフェーズに変容していく社会全体や教育に対して、自分の子供をどう育てるのが良いのかを悩まれている親御さんが、対話を経て親子で未来を作っていくという感覚をラジオを通じて一緒に体験いただけると嬉しいなと思いました。 

■やさしい民俗学 (岸澤 美希

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番組ジャンル:民俗学

番組内容:暮らしに身近な物事から「民俗学」をやさしく紹介します。民俗学は“私たちはどう暮らしてきたのか?“を知る歴史学です。過去を知ることは、現在と未来を考える第一歩。当たり前の日常の中にある歴史と暮らしの知恵を、一緒に発見していきましょう。

私が「声」を発信する理由:​​私が好きな民俗学を、よりやさしく・広く伝えたいからです。あまりなじみのない学問でしょうが、民俗学が対象とするのは暮らしそのもの。だから、誰しもに関係するのです。これまで私たち一般の人々の暮らしは記録には残りづらく、また、日本には地域ごとに多様な暮らし方があります。その実際の暮らしの情報(民俗資料)を集めることで、新しい歴史が見えてきます。ぜひ、皆さんの地域の情報も寄せてくださいね。

■你你好好(石井 由紀子)

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番組ジャンル:台湾カルチャー 

番組内容:ブームが広がる台湾。食や文化を、台湾在住経験のある人や、日台交流を行う人、台湾カルチャーが大好きな人などから話を伺い、その魅力についてインタビュー形式でお届けする、台湾カルチャー深掘り番組です。

私が「声」を発信する理由:ポッドキャストは、時間の制約がなく、ひとつのことに対して深くじっくりと話が出来るから。また、聴き手の好きなタイミングで、視聴期限などの制約なく楽しんでもらいたいからです。 

■濃ゆいまちに恋してる (有賀 沙樹 

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番組ジャンル:地方創生

番組内容:全国に潜むまちづくりプレイヤーたち。地方に魅了された彼らはまるで青春を謳歌するかのように、日夜地域での活動を心から楽しんでいます。そんな、まちに恋するように活動する全国の濃ゆ~いプレイヤーと共に、日本の「まち(地域)」って濃くて面白い!と語り合う地方応援番組です。

私が「声」を発信する理由:映像でも文章でもなく、嘘が付けないその瞬間を切り取る「温度」が感じられる「声」。まちづくり最前線にいて、2拠点生活をしながら各地に飛び回っているいまだからこそ様々なまちの生の声を届けたいと思い、配信をはじめました。「地方創生」や「関係人口創出」の事例を紹介したいわけではなく、心躍ることをひたすら形にしている濃ゆい仲間のエネルギーが乗った「声」を届けることで、ちょっとでも新しい風を届けられたらいいな、という想いを込めて創っています。地方で真剣にアオハルする、濃ゆいまちに恋する声をお楽しみください。 

■CURATOR’S NOTE (メイシー

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番組ジャンル:アート

番組内容:女性キュレーターの視点から、現代アートが扱うフェミニズムや政治など多種多様なテーマをフックに、現代アートの面白さだけでなく、社会問題に切り込むための手がかりを提供します。

私が「声」を発信する理由:女性が安心して話せる空間の少なさは由々しき問題だと考えてきたので、私のポッドキャストがリスナーの方にとってのシェルターになったらと思いました。また、自分の身体=声を使って発信したいという気持ちも強く、そして何よりも小さい頃からラジオに親しんできたので、私もポッドキャストで発信する側になりたいと常日頃から思ってきました。

Spotifyが次世代を担う国内音声コンテンツクリエイターを支援する「クリエイター・サポート・プログラム」、2022年にサポートする第二弾クリエイター11組が決定

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Spotifyは次世代を担う音声クリエイターの創作活動を後押しし、国内の音声コンテンツ市場をさらに活性化する目的で実施している「クリエイター・サポート・プログラム」の一環として、2022年度にサポートを行う個人および法人クリエイターの第二弾ラインナップを発表しました。

これまで、Spotifyは音声の可能性を信じ、世界中でクリエイター支援を積極的に展開してきました。国内でもポッドキャスト番組の制作・配信が誰でも簡単にできるツールとしてAnchorの提供を開始したり、音声コンテンツの多様化を促すことを目的とした音声クリエイター育成プログラム「Sound Up」を昨年スタートするなど、「クリエイターが自身の考えやストーリーを音声で発信し、リスナーを増やし、関係を深めることをサポートするような新たな機能やプログラムを順次導入してきました。

今年は年初に国内でのクリエイター支援をよりいっそう強化するために総額1億円を新たに拠出することを発表するとともに、制作活動への支援を行う個人・法人クリエイターの募集を開始しました。

半年の間に音声以外の分野で活躍しているクリエイターから「新たにチャレンジをしてみたい」という方まで、幅広い応募をいただき、この度審査を経て、第二弾対象クリエイター11組を下記の通り決定いたしました。

・マンガ760
・きえはる心理学ラジオ
・三重おもろい食堂
・山あり谷あり放送室 
・ジロンラジオ
・Namy & TALK〜暮らしと洋楽〜 
・レッツゴーキャンプ
・GLAY白黒歌合戦
・ポケット・ストーリーズ
・Re:mind 80’s – 黄金の6年間 1978-1983
・a scope 〜資本主義の未来編〜

作品の選考基準や応募傾向についてスポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括 西ちえこは次のように語っています。

「音声分野で長期的なキャリア形成や事業展開を目指されている方や、この春に開催された『JAPAN PODCAST AWARDS』で話題になっていた番組など、幅広いクリエイターの作品を選出しました。

今回の第2弾の選考にあたっては、他の音声プラットフォームやソーシャルメディア、動画サイトなどを目的別に使いこなして活動しているクリエイターの方たちが、新たな挑戦を始める場としてSpotifyを選び、応募されるケースも多かったように感じました。

2022年度のクリエイター・サポート・プログラムへの応募は9月末まで可能となっています。Spotifyは今後も社会に新たな価値を提供できるよう、一人でも多くのクリエイターを積極的にサポートしていきたいと考えていますので、発信したいストーリーをお持ちの方は、この機会にぜひご参加ください」

各番組のトレーラーとクリエイターからのコメントは次の通りです。

マンガ760  

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「マンガ760」は、関西出身の佐島とにわが色んなマンガの魅力をワイワイ語る番組です。ポッドキャストの発展に本気なSpotifyにサポートを受けて番組を配信できるようになり、私たちの第二の青春が始まりました。Spotifyを通じてさらに多くのマンガ好きの人たちと繋がりつつ、「マンガ760」の軌跡をマンガ作品にしてもらえるくらい活躍したいと思います!新しいマンガに出会える、懐かしいマンガをまた読みたくなる。そんな番組を目指して駆け抜けます!

きえはる心理学ラジオ

心理学を知れば、ちょっと日常に役立つよ!と伝えていきたいと思っています。心理学は誰もが思っているけど、あまり人とは共有しないことを突き詰めていったり、当たり前だと思っていることの仕組みを解明していったり、面白いし、見方が広がります。いろいろな場面でリスナーさんの選択肢のバリエーションが広がったらいいなと思います。このプログラムをきっかけにSpotifyを通じて、音楽を聞いている層にもアプローチしていきたいと思います。また、うまくいっている番組のコツ(サムネイルや長さなど)を教えてくれて、自分たちの番組に活かすことができありがたいです。新規に番組Twitterを始めたり、アイコンを作成しなおしたりしたのも、アドバイスから考察した結果です。今後も番組の発展を楽しみにお聴きください!

三重おもろい食堂  

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Spotifyさんと一緒に番組を作ることができるなんて!とてもワクワクしています。三重おもろい食堂は「食」というキーワードで繋がった三人が生み出す空気で、三重県をめっちゃおもろくするポッドキャストです。今回Spotifyさんに協力いただくことで世界に向けた発信力をあえて地方に集約し、三重を起点に新しいポッドキャスト文化を作りたいです。老若男女に愛される、三重県で最も聞かれる音声コンテンツを目指します!

山あり谷あり放送室 

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このプログラムに採択いただき、大変光栄です!アメリカと日本の異文化で暮らす僕らが「何気ない日常」をテーマに語るこの番組ですが、Spotifyさんとの共創で起こる、これまでにない「日常」に、夢を膨らませております。リスナーの皆さんの「日常」にいられるような番組制作を続けながら、リスナーの皆さんそしてSpotifyさんと一緒に番組を育てていきたいです。この先どんな風にこの番組が育っていくのか、正直僕らも全く分かりませんが、この番組自体の「山や谷」を一緒に面白がっていただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!

■ジロンラジオ

ジロンラジオは、芸人・向清太朗と構成作家・原田英尚が、それぞれの「持論」を持ち寄り、芸能界の荒波に揉まれてきた中年業界人ならではの見解を話すトーク番組です。音楽業界、音声メディアを変革させ続けているSpotifyによる、強力なサポートを背景に、より一層、ぶんぶんと持論を振りかざして参ります。ご笑納くださいませ。(8月独占配信開始)

Namy & TALK〜暮らしと洋楽〜

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この度「Namy & TALK 暮らしと洋楽」がSpotifyからサポートいただき番組をスタートすることが叶いました。「暮らしと洋楽」をテーマに、タイムリーな音楽シーンとプレイリストをゲストと共に語りあう番組です。これまで、音楽を通して世界が繋がってる感覚を肌で感じてましたが、2020年コロナウィルスが世界中で広がり海外ミュージシャンの来日公演STOPがあり、海外の音楽が聴かれる事が日本でとても少なくなったのではと感じてました。Spotifyを使えば、リアルタイムに海外の最新の曲も昔の曲もリアルタイムに感じられます。この番組を通して、番組MCを一緒してくれる23歳の花山瑞貴さんや若い世代にも、これまで知らなかった海外の楽曲やミュージシャンに自然と出会い、日々の暮らしが少しでも豊かになってくれたらと願っています。

■レッツゴーキャンプ 

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キャンジョ初の音声番組を、Spotifyと一緒に展開をスタートでき、大変嬉しく思います。この番組は【聞くだけでキャンパーになれる!】をテーマに、キャンプのイロハを懇切丁寧にレクチャーしていく番組です。キャンプ女子株式会社(通称キャンジョ)のキャンプ歴6年のカレンとガッキーが、自身のキャンプ経験をもとにキャンプを語り尽くす番組となっております。BGMには日本中のキャンプ場の自然音を使っています。SNSでキャンパーさんに募集をかけ、キャンパーさんより録音いただいた自然音です。キャンプ場にいる気分で、キャンプのことを考える・・・キャンプ尽くしの番組となっています。また、私たちは【キャンジョバンド】という名前で、キャンプの歌を歌うアーティストとしても活動しています。Spotifyではオリジナルキャンププレイリストも更新中です!みんなで、#レッツゴーキャンプ!

GLAY白黒歌合戦

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GLAYをこよなく愛するがあまり歪んだ感情として生まれた、彼らの楽曲を「白よりのGLAYか?」「黒よりのGLAYか?」をただただ独断と偏見でジャッジする番組です。GLAYを灰色と見立ててあくまでもその濃度をファン目線で語りつくすただそれだけの番組ですが、こんな失礼な内容にもかかわらずスタート時にはGLAYのTERUさんからリツイートをいただくなど、勝手にGLAY公認番組?などと話しながら毎週配信しております。2人のパーソナリティ、ワタナベフラワーのクマガイタツロウとラジオ関西アナウンサー春名優輝も鼻息荒く、「GLAYのメンバーとともに白よりか?黒よりか?」をジャッジする日を目指してこれからもより良いものをお送りしていきたいと考えております。クリエイター・サポート・プログラムを通して多くの方にGLAYの良さを、そして音楽とトークの楽しさを感じていただければと思います。

ポケット・ストーリーズ

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まずは、Spotifyがポッドキャスト普及のためにこのようなプログラムを用意してくれたことに敬意を表します!そしてその一つとして選んでくれたことを光栄に思います。この番組は「ラジオドラマ」です。これまでのラジオドラマは、決まった時間にラジオのチューニングを合わせて聴く必要がありましたが、ポッドキャストならスマホで好きな時に好きな場所で、例えば毎日の通勤通学で、寝る前に、お風呂の中で・・・手軽にリラックスしながら聴くことができます。月曜日から木曜日までバラエティ豊かなストーリーを毎日配信するので、聴くことが習慣になって継続して楽しんでくれると嬉しいです。「ラジオドラマ」が、ポッドキャストというプラットフォームで、いろいろな方面のプロモーションやブランドイメージの形成などに役立つような、新たな展開につながるといいなぁと、勝手に夢見ています!

Re:mind 80’s – 黄金の6年間 1978-1983

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80年代の音楽エンタメを “イマ” に発信するサイト「Re:minder – リマインダー」の人気コンテンツが Spotify でポッドキャスト化! 原作:指南役の「黄金の6年間」シリーズに、ボイスマスター:東 哲一郎のリーディングが新たな息吹を注ぎます。さらに、月替わりでお呼びするスペシャルゲストの深掘りトークも聞き逃せません!(2022年7月スタート)

a scope 〜資本主義の未来編〜

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COTEN代表の深井龍之介さんがメインMCを務めたPodcast「a scope 〜リベラルアーツで世界を視る目が変わる〜」の続編です。本作では「資本主義」にフォーカスし、資本主義とはいったいどのような仕組みなのか、これから先、どこに向かっていくのかを、ゲストの皆さんとの対話を通じて考えていきます。聴き終わった後に、皆さんの資本主義に関するイメージが変わることを目指します。ぜひお聴きいただければ嬉しいです。(2022年7月スタート)

応募概要

2022年度  個人クリエイター向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: Spotifyが提供する音声配信プラットフォーム「Anchor」で番組を配信し、5,000人以上のリスナーを持つ、またはソーシャルメディアで5,000人以上のフォロワーを持つクリエイター

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

2022年度 法人企業向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: 新しい番組のアイデアを保有し、Spotifyが提供する音声コンテンツ配信プラットフォームのAnchorで番組の配信を検討している法人利用者

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

2022年「クリエイター・サポート・プログラム」の第一弾対象となるクリエイター11組が決定

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 Spotifyは音声コンテンツクリエイターへの「クリエイター・サポート・プログラム」の一環として、2022年度に支援を行う個人クリエイターと法人クリエイターの第一弾ラインナップを発表しました。

 これまで、Spotifyは「音声」の力や可能性を信じ、世界中でクリエイター支援を積極的に展開してきました。国内でもポッドキャスト番組の制作・配信が誰でも簡単にできるツールとしてAnchorの提供を開始したり、世の中の音声コンテンツの多様化を促進する目的とした次世代音声クリエイター育成プログラム「Sound Up」を昨年スタートするなど、「クリエイターが自身の声やストーリーを発信し、リスナーとの関係をより強めることができるような新たな機能を順次追加しながら、音声市場のさらなる活性化に取り組んできました。

 2022年初頭には個人、法人を問わず、幅広い音声コンテンツクリエイターへの支援をより強化するために、総額1億円を新たに拠出することを発表し、対象者の募集を開始しました。

 音声以外の分野で活躍しているクリエイターから「新たなチャレンジをしてみたい」という方まで、個人・法人問わず3ヶ月の間に多くの応募をいただきましたが、この度審査を経て、まずは第一弾の対象となるクリエイター11組を下記の通り決定いたしました。

・中村橋之助のカルチャー幕見席
・83 Lightning Catapult
・イミコワ 意味がわかると怖い話
・梶裕貴×SCRAP 梶裕貴の耳が幸せになる謎
・佐々木亮の宇宙ばなし
・すごい進化ラジオ
・結婚したい乙女たちのアダルトーク
・週刊Nobbyタイムズ
・Over30の談話室
・NOAH VOICE -浅草六区SHOW
・SHINKUKAN

 作品の選考基準や応募傾向についてスポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括 西ちえこは次のように語っています。

「今回選出したクリエイターについては、音声分野で長期的なキャリアや事業形成を目指している方や、Spotifyオリジナル番組でこれまで手掛けてこなかったジャンルを得意とする方、昨年スタートした『Sound Up』と同様に今後活躍を期待したい女性クリエイターなど幅広いクリエイターの作品を選出しました。また先日開催された2021ポッドキャストアワードで発表した、Spotify NEXTクリエイター賞の受賞作品の中からも複数の番組がサポート対象になっています。いずれもコンテンツ・ファーストで選考しており、テーマ設定や視点・切り口が面白かったり、新たな分野を音声で開拓する社会的意義のあったりするものを選ばせて頂きました。

 およそ1年に渡り展開してきたクリエイター・サポート・プログラムから得られた学びを活かし、今回サポートの対象となった番組はSpotifyの保有となる『Spotifyオリジナル』ではなく、クリエイターが番組に関連する権利を保持し続けながら一定期間Spotifyだけで配信しその間必要な支援を受けることができる『独占配信』という形をとっています。番組の制作や宣伝に関連するサポートを提供するとともに、同じプログラムに参加するクリエイターたちとの横の繋がりを作っていただくことも施策の一環としており、クリエイターのさらなる飛躍を実現し、より創作活動を持続可能なものにしていくことを目的としています。

 今後もSpotifyは音声コンテンツを通じて、新たな表現方法や驚きのアイデアを社会に提案するクリエイターを積極的にサポートしていきます。2022年度のクリエイター・サポート・プログラムへの応募は9月末まで可能となっているので、発信したいストーリーをお持ちの方は、ぜひご参加ください」

 各番組のトレーラーならびにクリエイターからのコメントは次の通りです。

■中村橋之助のカルチャー幕見席

カルチャー幕見席
CSPを活用して「中村橋之助のカルチャー幕見席」という番組を制作しております。
Spotifyはバラエティに富んだコンテンツを揃えており、ニッチなコンテンツをも受け入れる豊かな文化的土壌が出来上がっている唯一無二のオーディオストリーミングサービスだと思います。今回サポートして頂いている番組では、これからも広く浅く受け入れられるものではなく、より狭くより深く楽しめるコンテンツを目指していきたいと思っております。
(2022年3月スタート)

■83 Lightning Catapult

相田周二 酒井健太
これまでインディーズだったのが、
この4月からSpotify独占配信ということで
メジャーデビューしました。ただやることは何も変わりません。
インディーズのほうが良かったなと言われないように、
何にも影響されずに普段通りの配信を続けていきたいです。
これまで以上にまわしてください。
(2022年4月スタート)

■イミコワ 意味がわかると怖い話

FUBI
今回のプログラムに採択いただき、大変感謝いたします。弊社は音声コンテンツスタジオとして、音声コンテンツに特化したサウンドデザインとストーリーテリングの開発に力を入れております。この度Spotifyという強力なパートナーを得て、本番組をより一層”意味がわかると怖い”体験を提供できるものへ進化させ、日本の音声コンテンツの普及に貢献していきたいです。
(2022年4月スタート)

■梶裕貴×SCRAP 梶裕貴の耳が幸せになる謎

SCRAP
リアル脱出ゲーム”は世界中で820万人以上を動員する体験型エンターテインメントです。今回Spotifyからのサポートで素敵な番組ができたので、梶裕貴さんという番組ホストとともに謎解きや脱出ゲームといったものにいままで触れてこなかった方にも、謎解きの魅力はもちろん、ポッドキャストならではの音を使った謎など、新たな体験をお届けできればと思います。番組をきっかけに新たな趣味の扉を開いていただければ幸いです。
(2022年4月スタート)

■佐々木亮の宇宙ばなし

佐々木亮
第3回Japan Podcast AwardsでSpotify NEXTクリエイター賞を受賞させていただき、これからSpotifyとPodcastを一緒に発展させていけることにワクワクしています。僕の番組は、「宇宙」に特化している分、すごく好きな人には興味を持ってもらえるが、それ以外の人にはなかなか刺さりづらい一面もあります。そこをSpotifyと一緒に切り崩していき、みんながワクワクする宇宙を届けられたら嬉しいなと思っています。家のリビングで、細々一人で収録して公開してきたチャンネルなので、Spotifyが仲間に加わってくれたような感じがして、少し孤独感からも開放されています(笑)人類が月や火星に行き、民間企業が宇宙への扉をこじ開けている今こそ、この素晴らしい時代を一人でも多くの方に知ってもらえるよう、これからも毎日皆さんの生活のお供になる宇宙ラジオ「佐々木亮の宇宙ばなし」をお届けしていこうと思います。
(2022年5月スタート)

■すごい進化ラジオ

鈴木 紀之(昆虫生態学者)
この度「すごい進化ラジオ」がSpotifyから全面的なバックアップを受け、継続的に配信できる体制が整ったことを嬉しく思います。進化・生態学・生物多様性といった専門的かつニッチな話題について、自然や生き物が好きな方、科学の教養を学びたい方にエピソードを届けていきます。今回のプログラムを通じてより多くのリスナーにリーチすることで、ポッドキャストがユニークな学びのプラットフォームになることを願っています。
(2022年5月スタート)

■結婚したい乙女たちのアダルトーク

結婚したい乙女たちのアダルトーク
この度、Spotifyさんとパートナーを組むことになり嬉しい気持ちでいっぱいです!「人には話せないけど気になるトピックス」をこれからも発信していくので、一人で楽しむのはもちろん、大人数でシェアできる派生型Podcastを目指してこれからも活動したいと思っています!Podcastの市場はまだまだ伸びしろがあると感じているので、Spotifyさんと協力してPodcast新時代を創り出していきたいです!
(2022年5月スタート)

■週刊Nobbyタイムズ

DJ Nobby / MUSIC BIRD
全国のFM局でオンエアされている経済情報バラエティ「週刊Nobbyタイムズ」。ラジオでのオンエアにとどまらず、時代の先端を行くPodcastリスナーのみなさまにもぜひ分かりやすい経済ニュースをお届けしたいと思い、クリエイターサポートプログラムに応募いたしました。ラジオのコンテンツを隅々まで届けてくれる力強いパートナーとしてSpotifyさんと共にたくさんのリスナーさんにリーチしたいと思っています。
(2022年3月スタート)

■Over30の談話室

ピーチフル
苦み走るには早すぎる。ひたむきさのみでは生きていけぬ。30歳を越えそこそこマチュアな私たちが、今目の前にあるトピックについて語り合うゲスト・リスナー参加型のコミュニティ番組です。時節柄新しい出会いが少なくなっているなか、ゆるやかに繋がる「オンライン談話室」のような番組を目指しています。毎月テーマを決めて、さまざまなゲストをお迎えする予定です。おしゃべりするような気持ちで聞いてください!
(2022年4月スタート)

■NOAH VOICE -浅草六区SHOW

ナシゴレン NOAH
59歳からのポッドキャスター。ラジオリスナーから、仕事が忙しくて聞き逃した!録音に失敗した!寝過ごして聴けなかった!などの声が届く。今回Spotifyでポッドキャストをはじめようと思ったきっかけは、そんな声からだ。今から人生をもっと楽しみたい人へ、大人が本気で音を楽しむ。音楽を通じて時代を語る時間を沢山のリスナーと一緒に過ごし、いつでもどこでもあの昭和から今まで、そしてこれからを、皆さんの夢と共にSpotifyのプレイリストを添えてポッドキャストにて語ります。
(2022年3月スタート)

■SHINKUKAN

ウェルカムマン
音楽プロデューサー&音楽アワード研究家のウェルカムマンです。この度4月から番組をリニューアルし、SHINKUKANとして配信いたします。SHINKUKAN Podcastは、世界の音楽アワードや世界の音楽ビジネスニュースをピックアップしながら様々な音楽カルチャー、アーティスト、楽曲を紹介していく番組です。世界と日本を音楽で繋ぐHUBになっていくことが最大の目的で音楽コアファン、アーティスト、ミュージシャン、クリエイター、音楽ビジネス関係者の情報源となりコミュニティを作っていきたいです。ダニエルエクさんの音楽的な発想や思想に非常に共感しており、そのサービスが反映されているプラットフォームをリスペクトしております。大阪ローカルから世界へ向けて発信していきます!よろしくお願いします!
(2022年4月スタート)

応募概要

2022年度  個人クリエイター向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: Spotifyが提供する音声配信プラットフォーム「Anchor」で番組を配信し、5,000人以上のリスナーを持つ、またはソーシャルメディアで5,000人以上のフォロワーを持つクリエイター

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

2022年度 法人企業向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: 新しい番組のアイデアを保有し、Spotifyが提供する音声コンテンツ配信プラットフォームのAnchorで番組の配信を検討している法人利用者

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

Spotifyが「クリエイター・サポート・プログラム」に総額1億円を追加投資。次世代を担う国内音声コンテンツクリエイターの支援を強化

Creator Support Program KV
Creator Support Program KV 1

Spotifyは「音声」の力や可能性を信じており、世界中でクリエイター支援を継続的に展開し、世の中の多様な声やストーリーをお届けできるよう取り組んでいます。

2019年にはポッドキャスト番組の制作・配信が簡単にできるプラットフォームAnchorを買収。クリエイターがリスナーとの関係を強化できるような新たな機能を順次追加しながら、誰もが利用できるツールとして日本を含む世界で提供しています。

またオーディオ広告のマーケットプレイスとして立ち上げたSpotify Audience Networkや、Spotify Ad Studioなどを通じて、米国を中心に音声コンテンツの収益化に向けた基盤作りも始まっています。

そしてこの度日本でも、個人、法人を問わず、幅広い音声コンテンツクリエイターへの支援をより強化するために、総額1億円を新たに拠出し2021年にスタートした「クリエイター・サポート・プログラム」を拡充することが決まりました。

クリエイター・サポート・プログラム

「クリエイター・サポート・プログラム」は、国内の音声コンテンツクリエイターが魅力的な作品を制作し、リスナーを広げ、音声分野でのキャリアを確立することを後押しする目的で、「発掘」「共有」「育成」の3つの軸でその活動を支援するSpotifyのプログラムです。

今回の追加投資によって、創作活動を継続するために支援を必要とするクリエイターに対し、以下のサポートを提供していきます。

  1. 再生回数やフォロワー数をはじめとするSpotify上でのデータに応じて、対象クリエイターの番組に月額3万円から100万円までの制作支援金を提供
  2. 番組の収録を目的とした「Spotify Studios Tokyo」(東京・渋谷)の優先利用権の提供
  3. ノウハウやナレッジの共有を目的としたオンラインセミナーの実施
  4. クリエイター同士が集う交流イベントの定期的な開催
  5. リスナーとのコミュニティ形成を目的にしたイベントの運営サポート

サポート対象となるのは、ポッドキャスト分野で国内初のアワードとなる「Japan Podcast Awards」内に設立された「Spotify NEXT クリエイター賞」の受賞者や、Spotifyが展開するポッドキャストクリエイター養成プログラム「Sound Up」の受講経験者、さらにはAnchorで番組を配信する個人・法人クリエイターになります。Anchorクリエイターについては公募を募り、Spotify内での選考を経て対象者を決定いたします。

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2021年のSpotify Next クリエイター賞受賞者

スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括  西ちえこのコメント

「Spotifyは2019年より本格的に音声事業に取り組んでおります。日本でも『クリエイター・サポート・プログラム』などのクリエイター支援を通じ、コンテンツの多様性を推し進め、ポッドキャストに興味をもっていただくきっかけをリスナーに提案してきました。今回の拡充によってより包括的で充実した支援を提供することで、彼らが新たな創作に挑み、これまでにない革新的なコンテンツを生み出す一助になれましたら幸いです」

応募概要

2022年度  個人クリエイター向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: Spotifyが提供する音声配信プラットフォーム「Anchor」で番組を配信し、5,000人以上のリスナーを持つ、またはソーシャルメディアで5,000人以上のフォロワーを持つクリエイター

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

2022年度 法人企業向け応募概要

◆ 受付期間: 2022年1月27日〜2022年9月末

◆ 募集対象: 新しい番組のアイデアを保有し、Spotifyが提供する音声コンテンツ配信プラットフォームのAnchorで番組の配信を検討している法人利用者

◆ 応募方法: 指定フォームより応募

How I Podcast:ニッチでもファンが集まる!難しい学問を身近にする『ゆる言語学ラジオ』の戦い方

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2021年1月にスタートした人気ポットキャスト『ゆる言語学ラジオ』は、その名の通り、ゆるく楽しく言語の話が楽しめる番組です。

そのホスト・聞き役を務めるのは堀元見さん、そして言語学の知識を駆使して見事に解説するのが水野太貴さん。一見とっつきにくそうな難しい日本語の文法や言い回し、語源なども、2人の手にかかると、いっぺんに身近で楽しい学びに様変わりします。

最近ではこうした時間を共有するリスナーや研究者が集まる「コミュニティ」も設立。彼らを巻き込んで、番組はさらに発展を見せています。2人の番組作りやこれからの展開について、お話を伺いました。

出会いはツイッター「すげー面白いやつ!」

▷番組を始めたきっかけは?

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堀元:ひょんなことからですね、僕はツイッターとかでよく「だれかメシおごってくれ」みたいな募集をしてるんですけど、それに当時全然面識のなかった水野が連絡をくれて。それで一緒にメシを食ったら、「スゲー面白いやつが出てきた!」っていう衝撃を受けたんです。

「こんなに面白いやつが外野にいるなら、発掘してなにかコンテンツにしなきゃいけない」と思って、義務感に駆られて始めました。

水野:そんなこと思ってたの?

堀元:面白いものはちゃんと世に出さないといけないから。

水野:すごい、作家気質が強い(笑)。初めて会った当日に言語学の話をしたら、「そんな学問あるんだ」ぐらいの感じでしたよね。

堀元:まったくなにも知らないので、完全に素人として話を聞くつもりで、「ポッドキャストしよう」ってなりましたね。

水野:僕は大学生のころに言語学をやってましたし、そもそも小学校のときから難読漢字とか英単語とかことわざとか、そういうのが好きで、当時から暇なときに辞典を見たりしていました。

言語に関する興味はもう20年ぐらい、ずっと持ち続けてきたという感じですね。

▷言語学でここまでリスナーを惹きつけるのはすごいですよね。

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水野:「言語学」っていうと、結構ガチで言葉を分析する学問になっちゃうので、もうちょっと手前の、例えば「こういう新しい言葉が出てきてるけど、面白い表現だよね」だとか、「習った英単語はこんな語源で、実はこれとつながってるよね」みたいに、かなり身近なトピックにするよう、極力気をつけています。

堀元:物の数え方を扱った「助数詞」の回は面白かったね。

水野:僕が助数詞が全部載っている辞典を読んだんですね。それでほかの書籍も読んでみると、「助数詞は物に対する日本人の認識を反映してるなあ」って1人でテンション上がっちゃって。

それを堀元さんに30分ぐらいでしゃべろうと思ったら、2時間ぐらいずっとしゃべっちゃうっていう回なんですけど。

堀元:1回の予定で上げようと思ってたのに、全5回になりました。たぶんものの数え方であんなにテンション上がる人、世界に1人しかいないんじゃないかと思います(笑)。

コミュニティでマネタイズも

▷ポッドキャストというメディアで発信することに決めた経緯は?

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堀元:2年ぐらい前からポッドキャストを結構いっぱい聴いていたので、音声コンテンツが好きっていうところがベースとしてはあります。

とても影響を受けたのは、ずっとランキング上位の『コテンラジオ』さんなんですけど、それに勝ちうるものをやりたいなあと思って。完全に後追いだと絶対に抜けないので、まずは動画に注力してやろうと。

その発想で、ゆる言語学ラジオはテロップなどをかなり気合入れてつくっていて、どちらかというと動画のほうがメインという感じですが、「いいとこ取り」を上手にしながら、ポッドキャストと両方という形に落ち着きました。

▷音声と動画という2つのメディアでコンテンツを発信する中で気づいた、それぞれの魅力は?

堀元:水野がめっちゃ難しい用語を使うので、「なにその言葉?」って全然字が浮かばないケースが結構あるんですけど、動画ではテロップつきで観てもらえるところがいいですね。

動画を観たあとで、復習としてもう1回ポッドキャストで聴くっていう使い方をしている人が結構いっぱいいて。「あ、これが小難しいコンテンツの理想形なのかな」っていうのをすごく感じています。

音声だと皿洗いとかしながら聴く方が多いので、1時間でも2時間でも離脱しないで聴いてくれる。「YouTube」のユーザーってみんな1分でいなくなるので、そこはもう本当に、音声のすばらしいところだな、と思います。

水野:最近、ファンの「コミュニティ」を始めたのですが、やっぱりポッドキャストリスナーは「濃い人」が多いのが実感としてありますね。

研究者の先生にもコミュニティに入ってもらって、夜、ボイスチャンネルで研究者同士でお酒を飲みながら議論してもらったら、リスナーたちがチャットでメモをめっちゃ取っている、みたいなことが起きてましたし。

あとは、うんちくに関連するうんちくを次の人がいう、「うんちくしりとりパンクラチオン」っていう遊びを一度ポッドキャストでやったことがあるんですけど、コミュニティ内で勝手にずっとうんちくしりとりをしている人とかもいますね。変なコミュニティだな(笑)。

堀元:ハハハそうですね。でも、『ゆる言語学ラジオ』のリスナーが集まらないとできない遊びなので、孤独感の解消にもなって、割と意味のある場所なのかなと思っています。

▷コミュニティはマネタイズにもつながっていますか?

堀元:はい。月額でお金を払ってくれている方向けのサポーターコミュニティとして運営しているので、マネタイズになっていますね。そんなに大したものを提供してるわけではないんですけど、いつも楽しんでくださっている方は「お布施をしたい」と言ってくださって。

下限1000円で「あといくら上積みしてもいいですよ」というシステムにしたら、1万円出してくださる方もいらっしゃるんですね。

「投げ銭コミュニティ」みたいなのは、すごくポッドキャストと相性が良いと思います。

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公開収録もスタート

▷番組の企画アイデアにもコミュニティが関わったりするんでしょうか?

水野:企画はほとんど僕が話したいことを提案していますが、コミュニティでリスナーさんからいろんなエピソードを集めて台本に活かす、みたいなことも今後はできそうだなと思っていますね。

例えば今、「赤ちゃんがどうやって言語を習得していくか」ということについて、文献をいくつか読んでいるんですけど、「うちの子どもがこういう言い間違いをしていた」みたいな話とか、生の声がたくさんあったほうがポッドキャストでしゃべる分には面白いじゃないですか。

堀元:公開収録を今度はじめてやるんですよね。コミュニティの中で参加したい方を集めて、何人か観客席で聴いてもらいながらしゃべるっていう、初の試みです。

そこではうんちくを言ってもらったり、「こんなのあったらいいんじゃないか」っていう便利な用語を提案してもらったり。

僕ら2人だとやっぱり寂しいので、リスナーにもアイデアを持ってきてもらって一緒にしゃべるみたいな形も、リアルタイムでできるかなと思っています。

▷公開収録、いいですね。普段はどのように収録されているのですか?

堀元:僕の家でやってます。ある時点から音質に納得できなくなって、ちゃんとしたオーディオミキサーとダイナミックマイクを買いました。

収録後は「Adobe Premier」を使って編集して、「Anchor」で配信しています。もともとはレンタルサーバーを借りて、「WordPress」で配信していたんですけど、管理がすごく面倒くさいんですよね。

「Anchorだと楽らしい」という話を聞いて移行してみたら、本当に面倒なことは全部やってくれて。

インターフェースがシンプルで分かりやすいのも気に入ってます。最近はスタッフにお願いしてファイルのアップロードをしてもらうこともあるんですけど、初めての人でも迷わずサクサク使えるのがいいですね。

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ニッチな話題と優秀な聞き手

▷番組を成長させる秘訣を教えてください。

堀元:ポッドキャストは、みんなかなりフランクにしゃべるもんだと思ってる節があるんですよ。つまり、「ノー準備で来て、思いつきをしゃべろう」みたいな。でも、素人のしゃべりって、どんなにうまくても芸人さんにはかなわない。

そういう中で『ゆる言語学ラジオ』は、めちゃめちゃ狭いところで話をして、「言葉に興味のある人、聴いてね」ってやったから成長したと思っています。

ポッドキャストの強みってすごいコアなところに特化できることだと思っているんですよ。

水野:自分もやってみて思ったのは、切り口って結構大事ということです。例えば、1冊の本とか1本の映画とかについてしゃべるのだと、やっぱプロの評論家の方には叶わない。

でも、全然違うジャンルの本を3冊読んできてしゃべるとかだったら、それだけで価値のあるものになるな、と。もしかしたら、それはまだ競争の少ない “ブルーオーシャン” なのかなって思いました。

▷今後、この番組をどう発展させたいと考えていますか?

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堀元:この間、番外編で「ゆるコンピューター科学ラジオ」をやったんですね。僕は大学でコンピューターサイエンスをやっていたので、いつもと立場を変えて水野が聞き役になる形でやったら、結構好評でして。

「続編やってください」という声があったので、それも別番組としてやろうっていうのを今、考えています。

なんだったらその2つだけじゃなくて、任意の学問でやれるな、と思ってまして。「ゆる任意の学問ラジオ」をやりたいですね。全学問で同じスタイルでオモロイ話が聴けると、みんながいろんなことを勉強するきっかけづくりになるかな、と思っています。

水野:僕はもう本当に完全に言語のことばっかり考えているので、この「ゆる言語学ラジオ」について言うと、研究者の方を呼びたいなあ、というのが1つあります。

実際すでに仲の良い先生をお呼びして、お話を聞いたんですけど、録ってみて思ったのが、聞き手が素人でちゃんと的確に質問やまとめができるのであれば、多少難しい話でもある程度聴けるというか。クセの強い食材にやさしいドレッシングかけたらおいしいじゃん、みたいな手応えがありまして。

その意味では、研究者の話をカジュアルに聞けるようなチャンネルがあれば、例えば、高校生や専攻を決めてない大学生とかが聴いて、学問に興味を持つみたいなことも起きそうだな、と思っています。

堀元:研究者と一般の人の橋渡しということですね。

▷最後に、これからポッドキャストを始めようと考えている方々に向けて、アドバイスをお願いします。

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堀元:やっぱりあれだな、ヘラヘラしないほうがいい。「新番組始めました」っていうときの初回、みんなヘラヘラしがちだから(苦笑)。

「始まりましたね。へへへ」「ほんとに始まったよ。フッフッフ」みたいなの、照れがすごい伝わってきて聴き苦しいので、やるんだったらもう最初から熟練のラジオパーソナリティのつもりでやると、品質はグッと良くなるのかな、と思います。

水野:僕のほうからは極めて再現性の低いアドバイスになるんですけど、優秀なプロデューサーを見つけてくること。

今の世の中、しゃべりたいことがある人は結構いるのかな、と思うんですね。でも、聞き手不足なんだろうな、と。

ポッドキャストの1人語りだったら別だと思いますけど、ラジオみたいな形にするとしたら、優秀な聞き手とか、企画を考えてくれる人とかが1人いると、すごい楽ですね。

堀元:いつもそれを言ってくれてる(笑)。

水野:堀元さんの場合は、僕が思ってない角度の球を投げてくる。突然すごく核心を突いた例えを出してきたりとか、あるいは僕が考えていないけど、言われてみたら「あーそうかも」って思えるような観点を言ってきたりだとか。

そういうのがあると、番組が持続可能になるというか、モチベーションが湧きますね。収録してみてその場で、「こんなふうに考えているんだ」という驚きがあるので、しゃべる側としては「あの番組を続けよう」とか、「しんどかったけどまたやりたい」っていう気持ちになりますね。

ポッドキャストを始めたいけど、今自分がしゃべりたいことがないんだったら、「いい聞き手になる」というのでもいいと思いますね。

今、いい聞き手になる訓練をしている人はそんなに多くないと思うので、今後ポッドキャストを始める上で、もしかしたらこれも “ブルーオーシャン” なのかもしれません。

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How I Podcast:等身大の自分を発信しよう!人気番組『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast』の2人が語る、ポッドキャスト配信を楽しむコツ

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アメリカ生まれ、アメリカ育ちのKevinさんと、英語勉強中の山ちゃん。2人が配信するポッドキャスト『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast(以下、Kevin’s English Room)』では、毎日約10分、何気ない日常の会話が英語で繰り広げられています。思わず引き込まれる爆笑トークに、リスナー数も急上昇中。その制作風景や番組作りで心掛けていることについて、お話を伺いました。

文法メチャクチャでも伝わればよし!

▷『Kevin’s English Room』の番組らしさはどこにあると思われますか?

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Kevin:「こういうメッセージを伝えよう」とかはないんですよ。お互いが感じたことをその場で言うみたいな。スクリプトもなくて、なるべく最初から固めないようにしています。

なので、例えば収録中に配達の人が来てもカットしないし、そのときに自然に出てくる英語もそのまま入っているし。そういうハプニングも番組の一部になっちゃうっていうラフさ、ルーズさが、われわれらしいかなと思います。

山ちゃん:僕は英語を勉強中で、Kevinとたくさんエピソードを上げる中でちょっとずつ英語が上手くなってきているかもな、と思っていて(笑)。

Kevin:リスナーさんからも、「一番最初のエピソードの山ちゃんと今の山ちゃんを比較したら、今のほうが全然うまくなってる!」っていうコメントもいただきましたね。

▷リスナーさんが山ちゃんの英語上達を追体験できるんですね。

Kevin:もう一つ、僕たちの番組で特徴的なのは、文法とかめちゃめちゃ間違っているんですよ(笑)。でも「伝わればいいよね」っていう前提で番組を作っているので、それは気にしないでやっています。

ほかの英語系のポッドキャストの方たちは、文法の正確性が非常に高いと思いますが、われわれはもうめちゃくちゃ低いです。だから文法を学ぼうと思ったら、われわれの番組は向いていないかもしれない(苦笑)。

山ちゃん:ハハハ、そうね。僕もゆくゆくは文法的にもきちんとした英語を喋れるようにはなりたいんですけど、それよりも先に、「とりあえず喋るのがまずは大事だよ」というのを伝えたい。みんな「こんなもんでいいんだ」みたいに、僕の英語を聞いて思ってくれれば一番いいし。

Kevin:英語は文法ベースじゃなくて、あくまでコミュニケーションツールなんだよっていうところが、われわれの大きなテーマですね。

気軽な音声配信でナマの姿を

▷「TikTok」や「YouTube」でもコンテンツを配信されていますね。

Kevin:最初に始めたのはTikTokで、それからYouTube、その次がポッドキャストですね。

それぞれ関わっているメンバーが違っていて、YouTubeは僕たち2人にもう1人のメンバー「かけちゃん」を加えた3人で、TikTokは私とかけちゃんの2人で、ポッドキャストは私と山ちゃんの2人でやっています。

山ちゃん:かけちゃんは日本生まれ日本育ちで「日本人の目線をしっかり持っている人」という位置づけ。Kevinは「英語のネイティブ」、僕は海外に何回か行っているので「半々」ということで、ちょっとずつ狙っている層が違う、というのはあるかもしれません。

Kevin:内容的には、TikTokはショートムービーなので、面白いと思える要素を短時間でスパッと提供しないといけないですね。笑いポイントが「来るよ!」と分かる構成にするとか、要点がすぐにわかるような工夫は必要です。

ただ、TikTokの難しいところは、人間味を出しづらいこと。それをうまく補えるのがYouTubeやポッドキャストなんですね。

▷その中でポッドキャストの位置づけや良さは?

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山ちゃん:ポッドキャストは音声だけですが、人の性格がいろんなところに表れるのがすごくいいなあ、と思っています。あと、僕たちにとっては一番ラフな、自分たちの普段のゆるいおしゃべりをそのままお届けできるっていうのが、メリットです。

あまり編集とかもしないですし、本当に「ナマのこんな人たちなんだ」というのがわかってもらえるのは、より深くコミュニケーションが取れるような感じがして、僕は好きですね。

Kevin:映像がないがゆえに気軽にやりやすい。始めやすい。サクッと録って、サクッと上げやすいのがいいですね。

また、ポッドキャストは音声のみなので、圧倒的なメリットは“ながら聴き”ができること。リスナーさんの多くも「運転しながら聴いてます」とか、「ジムでワークアウトしながら聴いてます」みたいな方がすごく多いですね。

リスナーのメッセージを番組に反映

▷収録はどのように行っていますか?

山ちゃん:今は10日に1回ぐらいKevinがうちに来て、「iPhone」を真ん中に置いて、1300円のマイクを使って、2人で「おはよう」というところから喋って……という感じですね。1回で10分のエピソードを10回分ぐらい「ため録り」しています。

特別な機材とかはなくて、スマホ1個で録音しています。「Anchor」のアプリを使ってコンテンツをアップすれば、そこから自動的にいろんなプラットフォームに配信されるので、本当に「Anchorさえあれば」っていう感じなんだよね。

Kevin:うんうん、もうAnchorだけでいいっていう。

山ちゃん:Anchorでオススメの機能は、短い効果音です。自分で効果音素材を用意しなくても、たくさんある中からワンタップで選べるので、それがめちゃめちゃ楽しくて。最近僕はそれにハマってます。

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▷リスナーとのやり取りはどのようにしていますか?

Kevin:いつもSNSで「トピックリクエスト」を募集していますね。

山ちゃん:ポッドキャスト上で「Instagramでお便りを募集しています」と言って、ダイレクトメッセージやハガキをいただいたりしています。それで面白いメッセージを冒頭で紹介して、それについて2人で喋るという形です。

Kevin:お便りじゃない場合もあるよね。Anchorを使って声のメッセージを送れる機能があって、リスナーの声を僕らが聴けるっていう。

山ちゃん:ああ、それを聴いたときは嬉しかったなあ。

Kevin:音声であるがゆえに伝わってくるものがあるよね。ちょっと緊張してたりね(笑)。

山ちゃん:そうそう。リスナーさんのメッセージはとにかくありがたくって、ポッドキャストをやっててよかったと思う瞬間ですね。

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長期戦を前提に、「真の自分」で

今後、番組をどのように発展させていこうと考えていますか?

Kevin:個人的には「お互いに楽しめる」っていうスタンスは崩さないでいきたいな、と思いますね。

SNSでいろいろコンテンツを上げていると、やっぱり100%自由じゃないところがあるんですよ。どうしてもウケるコンテンツをメインにやっていこうとなってしまって……。

でも、ポッドキャストでは例えば、山ちゃんの英語が上達したり、お互いがメリットを感じるスタンスを大切にしたいです。それをベースに、今後はもっとリスナーさんたちとインタラクティブに、なにかの形で関われたらいいな、と思っています。

山ちゃん:ありがたいことにすごくたくさんの方に聴いていただいて、それはすごく嬉しいし、びっくりしているんですけど、あんまりそこを狙いにいかないというか。

僕らの中では「最近どうなの?」みたいなことを本当にシンプルに話すっていう、その感じはやっぱりなくしたくないし、そのフィーリングでずっとやっていきたいな、と思っていますね。

▷これからポッドキャストを始めたいと思っている人にアドバイスをお願いします。

山ちゃん:まずは、Anchorをダウンロードすることから、ですね。

Kevin:ハハハ(笑)。

山ちゃん:だってそれさえあれば、配信できるので。僕らは本当に、構成を練って作っているわけじゃないですから。

普通の会社とかだったらボツにされる企画ばっかり、僕らは喋っているので。そういう制約がないのは、インターネット時代のありがたいところだな、と思います。

「ビッグになりたい」とか「儲けたい」とか、そういうことよりも、本当に好きなこと、しゃべりたいことを熱く語るみたいな、そういうスピリットが大事なのかなあ、と思いますね。

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Kevin:僕はとりあえず、「始めようとしているなら、もう上げちゃいなよ!」と思います。

知り合いにどう思われるとか、アンチコメントが来たらどうしようかとか、ウケなかったらどうしよう、っていう不安でエピソードを上げなかったり、「この機材買わなきゃ」とか考えたりしてしまうのは、正直、“逃げ”に入っていると思うので。

スマホがあるなら、その録音機能で録音して、一回上げてみることですね。上げてみて、もし思い通りにいかなかったら、めげずに改善して、もう1回チャレンジして、それを繰り返してやってみればいいだけです。

▷まずは行動を起こすことですね。そのあと番組を成長させる上で大事なことはなんだと思いますか?

山ちゃん:やっぱり、続けるっていうことがシンプルに必要なのかなあ、と思いますね。

Kevin:僕は「Authenticity(真実性)」ですね。自分を大きく見せようとしないで、「真の自分」でいるって大事だと思うんです。

僕はSNS上で広く「英語の人」「ネイティブ」「英語めちゃめちゃできる」って思われている。だけど、ポッドキャストで話していると、わからない単語がかなりあるし、文法も結構間違えているし、それが実際の僕なんですよ。

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知らないのに「これ知ってる」とか、できないのに「これできるよ」とか、実績がないのに「こんなことやったことがある」と言い始めると、それをベースに今後も活動しなくちゃいけなくなる。

それが長い目で見ると足かせになって、自分も楽しくなくなってくる。聴いている側にもなんとなく伝わっちゃうし、それってよくないやり方だと思うんです。

始めたばかりの人ってフォロワーやリスナー数が少ないから、ついそれをやっちゃいがちだけど、最初から長期戦を前提に、自分自身でいることが大事だと思います。

山ちゃん:うん、すごく同意します。本当のことじゃないと、同じ楽しさ、同じ純粋さで、ずっとモノを作り続けていくのは難しくなっていくので、クリエイターとしてはとても大事なこと。

聴いている側にも「この人は本当のことを言っているんだな」と、伝わるものだと思うので、その信頼が一番大事というか。ウソを言って、使ってもいないドライヤーとか売っても、「なんやねん!」という話になるわけで(笑)。

インターネットって、「クリックひとつでバズります」みたいに捉えられていることが多いような気がするんですけど、絶対にそんなことはない。基本的には長期戦で、しかも意外と地道です。誠実なコミュニケーションをいかに続けていくかが、一番大事なんじゃないかな、と思います。

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Spotifyにビデオポッドキャストが登場。お気に入りのクリエイターを聴くだけでなく観られるように

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Spotifyでお気に入りのポッドキャストを聴くときに、より深くコンテンツの世界に触れられる、アクティブなリスニング体験があればいいのに……と感じることはありませんか? これまでにもSpotifyはクリエイターとリスナーが交流できる場として、投票機能やQ&A機能を導入してきました。さらに、ユーザーがお気に入りのポッドキャストクリエイターをもっと簡単に見つけられるように、そしてポッドキャストクリエイターがファンとつながりを深められるように、音声ポッドキャストに加えてビデオポッドキャストを導入しました。

この新たなフォーマットについては、まずはSpotifyオリジナルのポッドキャスト番組でテストを行ったところ、ユーザーは、場所やシチュエーション、聴いている番組に応じて、音声と動画を簡単に切り替えられるオプションを求めていることなどもわかりました。こうした結果も反映して、本日よりポッドキャストクリエイターに対して、この新しいフォーマットの利用を促進してまいります。今後クリエイターは、Spotifyのポッドキャストの制作・配信ツールAnchorの専用ツールを利用すれば、動画コンテンツをシームレスにアップロード、配信できるようになります。

このツールは一部のトップクリエイターを皮切りに、ポッドキャストに動画コンテンツを追加したいと考えている既存のポッドキャストクリエイターや、Spotifyのリスナーに向けてコンテンツを配信したいと考えている動画クリエイターを対象に、順次提供を開始していきます。すでにPhilip DeFrancoThe GaryVee Audio ExperienceJasmine ChiswellThe WAN ShowJuicy Scoop with Heather McDonaldMark MansonTap In w/ Harry Jowseyなどがビデオポッドキャストを配信しており、今後も番組の数は増え続けていきます。これらの番組はThe Joe Rogan Experienceや、スポーツ&ポップカルチャーメディアThe RingerによるHigher Learning with Van Lathan and Rachel Lindsayをはじめとする、Spotifyオリジナルのポッドキャスト番組や独占番組と共に配信されます。今後も続々と登場するSpotifyオリジナルのビデオポッドキャストをお楽しみに。

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ビデオポッドキャストの探し方は以下のとおりです。

  1. Spotifyのモバイルアプリを開きます
  2. 気になる番組を選び、エピソードページに移動します
  3. 視聴したいエピソードの再生ボタンを押します
  4. 画面下の再生バーをタップすると、動画がフルスクリーンで表示されます
  5. 音声だけを聴きたい場合には簡単に切り替えられます

Spotifyでは今後、さらにビデオポッドキャストを拡充していく予定です。ビデオポッドキャストが気になるポッドキャストクリエイターの方は、こちらのAnchorのブログもご覧ください。

「Spotify Audience Network」が広告主とAnchorを利用するクリエイターのためにさらにパワーアップ

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今年2月に開催されたイベントStream Onにて、Spotifyは革新的な広告プラットフォーム「Spotify Audience Network」を発表しました。同プラットフォームは、音楽やポッドキャストなど幅広いオーディオコンテンツを楽しむリスナーと広告主とを結ぶ、世界初のオーディオ広告マーケットプレイスとなります。

以来、米国、英国、オーストラリア、カナダでサービスの提供を開始し、Spotifyオリジナル&独占のポッドキャストだけでなく、The Wall Street JournalやViacomCBSをはじめとする、Megaphoneで配信されているサードパーティのポッドキャストにも広告を配信できるようになりました。

サービス開始から、Spotifyネットワーク内のポッドキャスト番組の数は50%以上増加しており、その数は今後も増え続ける見込みです。

Spotify Audience Networkはまだ始まったばかりですが、このリスナー中心の新しい広告モデルがもたらすインパクトを私たち自身も感じています。

実際にこれまでの結果、同プラットフォームの誕生をきっかけに、広告主によるリスナーへのリーチと、Megaphoneで配信されているポッドキャスト番組の収益、その両方が拡大したことがわかっています。

AnchorがSpotify Audience Networkに参加

Spotify Audience Networkの現状に満足することなく、私たちはポッドキャストクリエイターの新たなマネタイズ方法を模索し続けています。これまでに、Anchorのサブスクリプション機能の開発などにも取り組んできました。

そして本日、テスト期間を経て、Spotify Audience NetworkをAnchorを利用する米国のクリエイターに正式に公開することになりました

昨今ポッドキャストに対する広告主の関心が急速に高まっていることから、今回のSpotify Audience Networkの拡大により、Anchorのトップクリエイターたちは新たなマネタイズの手段を手に入れられることになります。

そして広告主は「Alyssa Milano: Sorry Not Sorry」「How Long Gone」「Office Hours live with Tim Heidecker」などの急速に人気を増すポッドキャスト番組に広告を配信し、より多くのリスナーとつながりを持つことができるようになります。Spotify上のポッドキャストの70%がAnchorから配信されていることを踏まえると、広告主のリーチは今後より一層広がっていくでしょう。

「AnchorのクリエイターとしてSpotify Audience Networkの一員になれることをとても嬉しく思います」とrSlashのクリエイターは語っています。「Anchorというすばらしいプラットフォームのおかげで、私はここまで番組を成長させることができました。AnchorとSpotifyからこれまでに受けた恩恵を考えると、この新しいマネタイズモデルが、私のようなクリエイターのビジネスをさらに拡大するのに役立つと確信しています」。

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すべての人にポッドキャスト広告を

お知らせはこれだけではありません。

これまで大小さまざまな広告主が、我先にとポッドキャスト番組への広告出稿を試みてきましたが、その実現は一筋縄ではいきませんでした。従来、Spotifyのポッドキャスト番組に広告を出稿するには、Spotifyチームとの直接的なやり取りや多額の予算が必要だったからです。

しかし、私たちは現在、ポッドキャスト広告への参入障壁を打ち破るべく、さまざまな取り組みを進めています。近い将来、大学やインディペンデントなアーティスト、アプリ開発者など、あらゆるタイプの広告主がポッドキャスト広告の価値を実感できるようになるでしょう。

その取り組みの一環として、これから数週間のうちに、セルフサービス型のSpotify Ad Studioで、ポッドキャスト広告枠を手軽に購入できるようになります。まずは米国からのスタートとなりますが、将来的にはより多くの市場に導入していきます。

ブランドを守る環境を維持し、広告主に安心とコントロールを提供

さらに本日、SpotifyはGlobal Alliance of Responsible Media (GARM)にオーディオプラットフォームとして初めて加盟することを発表しました。GARMのメンバーとして、すでに確立されたガイドラインに準拠しながら、オーディオコンテンツにおけるブランドセーフティの基準を業界に先駆けて設定していきます。

「今年、Spotifyは消費者から最も信頼される広告プラットフォームであることがわかりました」と、グローバル広告ビジネスを統括し、バイスプレジデントを務めるリー・ブラウン(Lee Brown)は言います。

「リスナーと広告パートナーの双方からの信頼を維持することは、私たちにとって最重要事項です。すでにSpotifyは、コンテンツとブランドの安全性を確保するために、人とテクノロジーの力を組み合わせて適切なコンテンツを選定していますが、やるべきことはまだまだあります。GARMへの加盟は、業界のガイドラインを遵守することへの私たちのコミットメントの表れです」。

また、近日中にはセンシティブなトピックを除外する機能の導入も予定しています。これにより、広告主は安心して自分たちのメッセージを託すコンテンツを選べるようになるでしょう。

さらに、コンテクストターゲティングツールを強化することで、広告主はサービスや製品に関連するポッドキャストのトピックを選択できるようにもなります(例:ペット関連の番組を楽しんでいるリスナーにアニマルシェルターを提供する広告主がリーチする)。上記のサービスや広告運用に関する詳細は、Ads.Spotify.comをご覧ください。また、Spotify Audience Networkや一連のマネタイズ機能についての詳細は、Anchorのブログをご参照ください。

米国のポッドキャストクリエイター向けに有料サブスクリプション機能の提供を開始

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Spotifyは設立当初から、クリエイターが作品を収益化するためには、より多くの選択肢があるべきだと考えています。Spotifyでコンテンツを配信するクリエイターが増えるにつれ、広告モデルの改善や、リスナーから直接サポートを受けられる仕組みの整備など、収益化ツールの拡充を進めてきました。

今年4月には、ポッドキャストを配信するクリエイターが、Spotifyやそのほかのプラットフォームで有料サブスクリプションリスナー限定のコンテンツを提供できるよう、ポッドキャスト制作プラットフォームAnchorを通じて「Podcast Subscriptions」の試験運用を開始しました。期間中は100以上のポッドキャスト番組に同ツールを提供し、ジャンルや形式を問わず、さまざまな番組に大きな可能性があるとわかりました。

そして試験運用を経て、本日よりPodcast Subscriptionsを米国のすべてのポッドキャストクリエイターに対して提供する運びとなりました。これによってクリエイターは、Anchor上で対象エピソードを有料購読者限定コンテンツとして設定し、Spotifyをはじめとするさまざまプラットフォームで配信できるようになりました。

今回米国で正式に導入されたPodcast Subscriptionsの特徴は次の通りです。

  • 選択できる価格設定を20種類に拡大し、柔軟性を高めました。
  • 購読者の連絡先リストをダウンロードできるようになりました。これによりクリエイターはファンとより深く交流できるうえ、さらなる価値を提供できるようになります。

またクリエイターの収益を最大化し、購読者限定コンテンツの普及を促進するために、Spotifyは以下のような具体的な施策を実施しています。

まず、Sporifyではポッドキャスターが購読料から受け取る収入の割合を、業界最高水準に設定しています。クリエイターは2023年までは購読料を100%(決済手数料を除く)得ることができます。2023年以降は、購読料の5%をSpotifyの手数料として徴収する予定です。

さらに、先述した私たちの考えを収益化ツール自体にも反映させ、購読者限定コンテンツをSpotify以外のプラットフォームでも配信できるようにしました。Anchorで購読者限定コンテンツを配信すると、Spotifyに公開されるだけでなく、プライベートなRSSフィードが生成されるので、他のプラットフォームを利用しているリスナーにも限定コンテンツを届けることができます。また、SpotifyはiOSやAndroidだけでなく、さまざまなデバイス(スマートスピーカー、ゲーム機、自動車など)でも利用できるため、Podcast Subscriptionsを利用するクリエイターは、どのような聴き方をするリスナーにもリーチすることができます。

Podcast Subscriptionsは今後も日々進化していきます。米国外のリスナーも9月15日から購読者限定コンテンツにアクセスできるようになり、また世界のクリエイターがこのツールを利用できるようになる予定です。(日本での導入は未定です)

詳しくはこちらのAnchorのブログ(英語)をご覧ください。

新機能「What’s New」でお気に入りのアーティストやポッドキャストのリリース情報を一目でチェックできるように

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Spotifyでは、あなたのお気に入りはもちろんのこと、毎週更新されるプレイリスト「Discover Weekly」に追加された新人アーティストの曲や、聴取傾向に基づいたおすすめのポッドキャストなどに自然に出会うチャンスが毎日訪れます。

Spotifyには合計5万時間以上ものコンテンツが毎日アップロードされています(※)。そのためお気に入りのクリエイターのリリース情報を見逃してしまうことも珍しくありません。

そこで、Spotify上でフォローしているアーティストやポッドキャスト番組のリリース情報をまとめて確認できる新機能「What’s New」を公開しました。

「What’s New」を使えば、フォローしているアーティストのニューリリースやポッドキャスト番組の最新エピソードを簡単に見つけられるようになります。フィードはリアルタイムで更新されるので、配信されたばかりのコンテンツをすぐに聴くことが可能です。

そんな「What’s New」には、Spotifyモバイルアプリの「ホーム」画面の上部に新しく加わったベルアイコン(🔔)をタップするとアクセスできます。また、ベルアイコンの左上に青い点が表示されているかを確認すれば、前回のアクセス以降、新しい曲やエピソードが公開されたかどうかが一目でわかります。さらに「What’s New」は、「音楽」と「ポッドキャストや番組」のタイプ別にもフィルターできるので、お目当てのコンテンツをすばやく見つけられます。

「What’s New」に対象コンテンツを追加したい場合は、お気に入りのアーティストやポッドキャスト番組のページにアクセスし、「フォローする」をタップするだけ。すると、フォロー中のアーティストや番組に関連する新しいコンテンツが「What’s New」のフィードに順次表示されるようになります。

「What’s New」を利用して最新リリースをチェックしてみましょう。

※出典:Spotify Stream On