Tag: プレイリスト

Spotify、オアシスの復活を祝して──伝説の音楽を愛するすべての世代のファンへ贈る特別体験

20250804 oasis 99 1024x391 1

 これは夢じゃないーーオアシスがついにツアーを再開し、実に16年以上ぶりとなるライブパフォーマンスが実現しました。待望のツアーは7月4日・5日にカーディフで幕を開け、代表曲を中心にしたセットリストで熱狂的な歓迎を受けました。その興奮を物語るように、初週末の公演後、Spotifyでのオアシスの再生数は世界中で約320%も急増しました。

 長年待ち望まれた再結成を祝し、そしてオアシスという伝説的な英国バンドへの熱い想いを再び呼び起こすために、Spotifyは、ずっと信じ続けてきたファンのための特別なキャンペーンと体験を展開しました。

ファンのために、そしてずっとこれからも──期待をかき立てるSpotifyの新キャンペーン

 Spotifyは、オアシスの多様で世代を超えたファンベースに光を当てるキャンペーンを開始しました。この伝説的バンドの変わらぬ存在感とレガシーを称える内容です。キャンペーンの中心には、ジョージ・マンシー監督によるショートフィルムが据えられ、さらに長年オアシスとタッグを組んできた写真家ケヴィン・カミンズによる、心を打つ親密なファンのポートレートも登場します。

 このキャンペーンでは、オアシスコミュニティの中から個性豊かなファンを取り上げ、様々なフォーマットを通じて展開されます。Spotifyは、この10年で最も象徴的なカルチャー的瞬間を彩ります。

キャンペーン映像はこちらから:

 英国の街頭ビルボードやSpotifyのSNSでも紹介されているポートレート写真もぜひチェックしてみてください。

オアシスセットリスト体験のご紹介

 オアシスのイギリス・アイルランドツアー開始に合わせてSpotify独占で提供されている機能は以下のとおりです。ノスタルジーを呼び起こしつつ、ファン自身を主役にする仕掛けが満載。

あなただけのセットリスト・ビルダー:

 あなたのSpotifyでの再生履歴に基づいて、Spotifyがあなた専用のオアシスのトップ曲セレクションを自動生成。自分だけの「夢のセットリスト」をビジュアル化できます。

SNSでシェアできるセットリストカード:

 生成されたセットリストは、Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなどにそのまま投稿できるソーシャル向け画像としてダウンロード可能。友達とのグループチャットで事前の盛り上がりをシェアするのにも最適。

究極のオアシスプレイリスト:

 Spotifyがあなたのためだけに作る特別なプレイリストも自動生成。あの頃の感動を、いつでも何度でも味わえます。

 この体験は現在、Spotify上で英国およびアイルランドの数百万人のオアシストップリスナーに提供中。今後、ツアーの開催に合わせて、アメリカ、メキシコ、ブラジル、日本、韓国、オーストラリアにも順次展開予定です。

 これは、長年オアシスへの愛を絶やさなかった“真のファン”たちへの感謝の気持ち。そして、バンドの歴史的な復活を前に、新たな形でその愛を世界に発信できる機能でもあります。

 さらに楽しみたい方は、Spotifyの「This Is Oasis」プレイリストでバンドの魅力を余すことなく堪能してください。『Oasis Live ’25』ツアーは、この夏から秋にかけて世界の主要都市を巡り、11月25日、ブラジル・サンパウロ公演でフィナーレを迎えます。

音で、カルチャーを、そしてビジネスを動かす。広告事業者向けイベント『Spotify Sparks 2025』イベントレポート

『Spotify Sparks 2025』

 Spotifyは2025年6月5日、東京・渋谷のTRUNK(HOTEL) CAT STREETにて、招待制ビジネスイベント『Spotify Sparks 2025』を開催。最新広告イノベーションと成功事例を通じて、Spotifyで効果的にファンとエンゲージするためのヒントを紹介しました。

 冒頭、Spotifyアジア太平洋地域広告事業統括のエリサ・ケルサルは、Spotifyが「今やオーディオだけでなく、マルチフォーマットのプラットフォーム」に進化したことを説明。さらに「動画広告と音声広告を組み合わせることで、ユーザーの好感度と購買意欲が2倍になる」と最新調査結果を発表し、Spotifyのマルチフォーマット化がもたらすマーケティング効果を示しました。

『Spotify Sparks 2025』
Spotifyアジア太平洋地域広告事業統括 エリサ・ケルサル

 最初のセッション「The Next Era of Spotify Advertising: Spotifyが実現するユーザーとの深いエンゲージメント」では、Spotify プロダクトマーケティングアジア太平洋地域統括・岡本純一が登壇。岡本はSpotifyの特性について「人々の生活のあらゆるモーメントで利用される数少ないプラットフォーム」と語り、日常に寄り添う特性こそが、Spotifyの広告価値の源泉であることを示しました。また今年5月にリリースされたSpotify広告マネージャーは、「キャンペーン目的別の最適化」「独自のユーザーデータを基にしたターゲティング」「音声・動画・ディスプレイのマルチフォーマット対応」、「ファーストパーティとサードパーティの計測ソリューション」という4つの大きな特徴を持つと説明。実際の企業の活用事例も紹介し、従来手法を大幅に上回る成果を実現したほか、ポッドキャスト再生数獲得目的で実施されたキャンペーンでは効率的な獲得単価を達成したことが報告されました。また、Spotify広告マネージャー内の無料音声クリエイティブ制作ツールで制作された実際の広告音声も紹介されました。

『Spotify Sparks 2025』
Spotify プロダクトマーケティングアジア太平洋地域統括 岡本純一
『Spotify Sparks 2025』

 続く「Why Attention Matters: 音声ストリーミングの高いアテンションがエンゲージメントを加速する理由」では、電通ジャパン・インターナショナルブランズのスティーブン・リョウ氏とスポティファイジャパン マーケティングサイエンスリードの原田桃子が共同調査による戦略的洞察を発表。インプレッションが溢れる現代において、その質を測る新指標「アテンション」の重要性と計測方法を解説しました。Spotifyユーザーの85%が「Spotifyの広告は押し付けがましくない」と回答しているため広告の受容度が高いとした上で、調査の結果、他のスキップ不可のメディアと比べても約2倍以上のアテンション秒数を達成したことを報告しました。このSpotify広告の高いアテンションは単にスキップできず強制的に広告を見聞きさせられるためではなく、Spotifyユーザーの広告へのポジティブな態度によってもたらされ、それがブランドリフトの向上にもつながると語りました。

『Spotify Sparks 2025』
電通ジャパン・インターナショナルブランズ スティーブン・リョウ氏
『Spotify Sparks 2025』
スポティファイジャパン マーケティングサイエンスリード 原田桃子
『Spotify Sparks 2025』

 「Add More to Your Mix: KDDIのクロスメディア活用」では、KDDIコミュニケーションデザイン部メディア企画グループグループリーダー・後舎満氏とスポティファイジャパン クライアントパートナー・澤田彬が登壇し、Spotify広告の実践的な活用戦略を共有しました。後舎氏は、KDDIがSpotifyを積極的に活用している背景として、若年層への強み、通勤中や作業中といった「ながら聴き」のモーメントでもオーディエンスと接点を持てること、過去に実施した調査から単体でのブランドリフト効果とクロスメディアでの相乗効果も確認できていることなどがあると説明。音声広告ならではの効果検証やクリエイティブのABテストなど、毎回テーマを持ってキャンペーンに取り組んでいると述べ、実際のキャンペーン事例とともに「キャンペーン実施2週間後のブランド認知リフト値の残存率がSpotifyの音声広告は動画広告の1.6倍高い」「動画プラットフォームの広告のみに接触した場合よりも、Spotifyと動画プラットフォームに重複接触した場合の方がブランドリフトスコアが最大1.4倍高い」といった調査結果を発表しました。また、今後チャレンジしてみたい領域として、リテールメディアやOOHとの連動を挙げ、音声メディアとショップやコンビニといったリアルな接点を組み合わせた“立体的なプランニング”にもチャレンジしていけたらと語りました。

『Spotify Sparks 2025』
KDDIコミュニケーションデザイン部メディア企画グループグループリーダー 後舎満氏
『Spotify Sparks 2025』
スポティファイジャパン クライアントパートナー 澤田彬
『Spotify Sparks 2025』

 「How to Make a HIT: Spotifyでヒットを生み出すための最新クリエイティブ戦略」では、スポティファイジャパン クリエイティブ戦略統括・橋本昇平がSpotifyを効果的に活用し、Spotifyユーザーの心をより効果的に動かすためのクリエイティブ戦略の3つのポイント、1) ファン目線で考える、2) クリエイターのように行動する、3) カルチャーとつながる を紹介。Spotify上で人気の新進気鋭アーティストが登場し、「移動」が夢を叶えるための可能性である事を自身のエピソードやおすすめ楽曲を通して伝えるトヨタ自動車のポッドキャスト番組『TOYOTA SOUND TRACK』など、さまざまな企業の実例を交えて、Spotifyだからこそ実現可能かつ効果的なクリエイティブを解説しました。

20250616 spotifysparks 12

 最後の「Connecting with Gen Z through Culture: 日本コカ•コーラが考えるカルチャー起点の若年層コミュニケーション戦略」では、日本コカ・コーラ メディアストラテジー統括・池田哲也氏とスポティファイジャパン 営業本部長・田村千秋が登壇。池田氏は、Z世代に向けた広告施策として行った過去のキャンペーンでは「押し付けすぎない適度な距離感を保ったコミュニケーション」を重視したと説明。Spotifyの「This is 」プレイリストの再生中にCMを流すという特定のアーティストのファンダム向けの施策や、J-POPやアニソンファンを対象に、楽曲視聴後に親和性の高い人気アーティストのボイスメッセージ広告を配信した施策を紹介しました。これによりターゲット層との強い繋がりが生まれ、ファンがSNSで自発的に投稿するなど大きな反響があったと言います。また、Spotifyでは音声、動画、プレイリストのタイアップやインタラクティブな体験を提供できるので、さまざまなメニューをうまく使いこなす事でより効果的な場になると述べ、他のメディアとの組み合わせも重要で、広告体験をマーケティング目的に合わせて設計することがキーであると語りました。その上でターゲット層のパッションポイントを重視することの大切さにも言及。「若い世代は広告然としたものを好まない傾向にあるので、自然と彼らの生活に溶け込むことが重要になる」と強調しました。

『Spotify Sparks 2025』
日本コカ・コーラ メディアストラテジー統括 池田哲也氏
『Spotify Sparks 2025』
スポティファイジャパン 営業本部長 田村千秋
『Spotify Sparks 2025』

 今回のイベントのコンテンツが示すように、Spotify広告はフルファネルでより高い効果をもたらすプラットフォームへと進化しています。カルチャーの最前線に立つSpotifyは、今後もブランドのマーケティング戦略をビジネスパートナーとして支えてまいります。

『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』


Spotify、国際女性デーに讃える女性アーティスト/クリエイターの活躍 ランキングの発表も

20250310 equal 99

 Spotifyでは、3月8日の国際女性デーを記念して、「Tokyo Super Hits」や「Hot Hits Japan」をはじめとするSpotifyの国内主要公式プレイリストのカバーを、あいみょんやAwichなど総勢27組の女性アーティスト/クリエイターたちが飾りました。また、女性アーティスト/クリエイターの活躍を讃えるランキングもあわせて発表しました。

Spotify、女性アーティストの活躍を後押しする取り組み

 Spotifyは、音楽やオーディオ分野における女性の機会均等を促進し、女性アーティストやクリエイターの活躍や貢献を称えるグローバルプログラム「EQUAL」を展開しており、プレイリストやポッドキャスト、マーケティング活動などを通じて彼女たちの作品を世界のリスナーに紹介しています。注目の女性アーティストの作品を紹介するグローバルフラッグシッププレイリストの「EQUAL」とともに、35の国と地域でそれぞれローカルプレイリストも展開しており、日本で展開する「EQUAL Japan」では、注目の女性アーティストをアンバサダーとしてピックアップし、カバー画像やキャンペーンにも起用しています。

 また、日本国内では、Billboard JAPANと連携し、国内音楽チャート「Billboard JAPAN Hot 100」から女性アーティストの楽曲のみを集めたプレイリスト「Top Japan Hits by Women」も展開し、女性アーティストのさらなる活躍を後押ししています。

Spotifyデータをもとに讃える、女性アーティスト/クリエイターの活躍

20250310 equal 01
20250310 equal 02

※アーティスト:集計期間は、2024年2月15日から2025年2月14日。男女混成グループは、メインボーカルを女性が務めるグループを対象にしています。

※クリエイター:集計期間は、2024年2月15日から2025年2月14日。男女混成パーソナリティのポッドキャスト番組は除外しています。

<Spotify Japan 音楽企画推進統括 芦澤紀子 コメント>

Spotifyは2021年より、音楽におけるジェンダーの公平性を促進するため、EQUALをはじめとするさまざまな取り組みを通じて、女性アーティストやクリエイターの支援を続けてきました。国内の年間アーティストチャートトップ100に占める女性アーティストの割合は、2023年から2024年にかけて4%増加し、同チャートに占める女性アーティスト全体の総再生数も27%の伸びを記録しています。今後も、年間を通じて女性アーティストやクリエイターの作品をより多くの人に届けられるよう、さらなる取り組みを進めていきます。

 Spotifyの「EQUAL」コーナーで、お気に入りの女性アーティストやクリエイターの作品を見つけてみましょう。

2025年版:Spotifyで新たな音楽との出会いを広げる4つのヒント

20250218 Discover 99

 Spotifyでは、毎日何百万ものリスナーが新しい音楽と出会っています。1日に“約20億”もの楽曲が発見されるのです。Spotifyは、こうした体験を、さらに手軽で楽しいものにするべく、進化し続けています。

 新しい音楽との出会い方は人それぞれ。ユーザーがよく聴くアーティストやジャンル、あるいはSpotifyのプレイリストや機能の使い方によっても異なります。アルゴリズムによってユーザー専用にカスタマイズされたプレイリストから、キュレーターによって厳選されたプレイリスト、あるいはその両方を兼ね備えたものまで、あらゆる気分やシーンに合う選択肢を用意しています。

 本記事では、新たなアーティストや楽曲と出会うための厳選されたヒントをご紹介します。

日々の気分に寄り添う「daylist」と「Spotify Mixes」

 お気に入りの曲と新しいサウンドをシームレスに楽しみたいなら、「Made for You」へアクセスして、「daylist」や「Spotify Mixes」などのパーソナライズプレイリストを試してみましょう。daylistは、世界中の無料・プレミアムユーザーともに利用可能で、あなたの一日にぴったり寄り添うサウンドトラックを提供します。リスニング習慣に応じて進化するdaylistは、一日を通して頻繁に更新され、新しいアーティストとの出会いを広げてくれます。

毎週30曲と新たに出会えるプレイリスト「Discover Weekly」

 新しい音楽と出会いたければ、「Discover Weekly」を試してみましょう。毎週月曜日に更新されるこのプレイリストでは、最近のリスニング傾向に合わせたぴったりの30曲をお届け。最新リリースだけでなく、これまで聴き逃していたかもしれない名曲もおすすめしてくれます。「Discover Weekly」は、最近よく聴いている音楽と近いアーティストやジャンルの楽曲たちと出会うのにぴったりのプレイリストです。

最新の音楽トレンドを知りたいなら、Spotifyのエディターが厳選したプレイリストを

 Spotifyでは、世界中のエディターがキュレートした公式プレイリストを多数公開しています。「New Music Friday」や「Fresh Finds」といったプレイリストは、注目の新人アーティストや多彩なジャンルに出会うきっかけになります。これらのプレイリストを活用すれば、最新の音楽トレンドをキャッチし、次にくるアーティストをいち早く発見できます。さらに、新たに見つけたお気に入りのアーティストの最新リリースをチェックするなら、アルゴリズムプレイリスト「Release Radar」を試してみましょう。

おすすめ機能をフル活用しよう

 より自分にぴったりの音楽を見つけたいのであれば、Spotifyを積極的に使うとよいでしょう。楽曲に「いいね!」をしたり、アーティストをフォローしたり、プレイリストに曲を追加したりすることで、Spotifyがあなたの音楽の好みをより深く理解し、おすすめの精度がさらに向上。新しい楽曲やポッドキャストとの出会いも広がるでしょう。ジャンルハブやアーティストページ、エキスパートが厳選したプレイリストもチェックして、あなたの音楽の世界をさらに広げ、深めてみましょう。

 今年は、さらに音楽の楽しみ方を探求してみませんか? あなたの次のお気に入りアーティストは、ほんのワンタップ先にいるかもしれません。

Spotifyがバレンタインシーズンに向けて、恋する&切ないラブソングランキングを発表 男女500名を対象にした“聴きたくなる楽曲”に関する調査も

恋する&切ないラブソング

 Spotifyでは、バレンタインシーズンに向けて『恋する&切ないラブソング』ランキングを発表いたしました。また、日常的に音楽を聴いている全国の20代〜60代の男女500名を対象に実施した「バレンタインデーシーズンに聴きたくなる楽曲に関する調査」の結果も併せてご紹介いたします。

『恋するラブソング』ランキング

※恋する気持ちに寄り添うラブソングを集め、Z世代から人気のSpotify公式プレイリスト『恋するプレイリスト』に2025年1月1日〜2025年1月31日にリストインした楽曲の中から、期間中に国内で最も再生された楽曲をランキング形式でご紹介

 1位を獲得したOmoinotakeの「幾億光年」は、昨年1月からオンエアされたTVドラマ『Eye Love You』主題歌としてロングヒットを記録。2024年に国内で最も再生された楽曲3位にも選ばれており、総再生数は1億を超えています。続く2位、3位にはMrs. GREEN APPLEが、4位から6位にはback numberといった数々のストリーミングヒットを持つアーティストの楽曲がランクインし、昨年の年間ランキングに続き、このカテゴリでも大きな存在感を示しました。トップ10のうち、半数が2020年以前にリリースされた楽曲で、ストリーミングの特性により過去の作品も多く聴かれ続けることを裏付ける中、Netflixシリーズ『さよならのつづき』の主題歌としても話題になった米津玄師「Azalea」が、昨年11月のリリースながら8位にランクインしました。

■「恋するプレイリスト」 ランキング

1.Omoinotake / 幾億光年

2.Mrs. GREEN APPLE / 青と夏

3.Mrs. GREEN APPLE / Soranji

4.back number / 高嶺の花子さん

5.back number / 花束

6.back number / HAPPY BIRTHDAY

7.Da-iCE / CITRUS

8.米津玄師 / Azalea

9.スピッツ / チェリー

10.マカロニえんぴつ / なんでもないよ、

『切ない片想いソング』ランキング

※ラブソングの中でも届かぬ切ない想いにフォーカスしてZ世代から人気のSpotify公式プレイリスト『時間が薬。失恋に効く薬曲』に2025年1月1日〜2025年1月31日にリストインした楽曲の中から、期間中に国内で最も再生された楽曲をランキング形式でご紹介

 1位に輝いたマカロニえんぴつの「然らば」は、人気TVアニメ『アオのハコ』第2クールオープニングテーマとして1月3日にリリースされたばかり。「恋するプレイリスト」トップ10にも代表曲「なんでもないよ、」を送り込んでいる彼らの最新曲です。2024年に世界で最も発見されたアーティストに選ばれたtuki.や、TikTokとSpotifyが共同でアーティストを応援するプログラム「Buzz Tracker」にも選出されたSaucy Dog、さとうもか、マルシィなど、トップ10にランクインした楽曲はZ世代に人気のアーティストの楽曲が多く、いずれも共感性の高い歌詞が支持を集めています。

■「時間が薬。失恋に効く薬曲」ランキング

1.マカロニえんぴつ / 然らば

2.Saucy Dog / 今更だって僕は言うかな

3.tuki. / 月面着陸計画

4.さとうもか / melt bitter

5.優里 / ドライフラワー

6.マルシィ / 願いごと

7.PEOPLE 1 / DALMATIAN

8.back number / スーパースターになったら

9.aiko / シネマ

10.reGretGirl / デイドリーム

日常的に音楽を聴いている全国の20代〜60代の男女500名に調査

■ハッピーなラブソング

 バレンタインデーシーズンのラブソング聴取傾向を調査するため、「バレンタインデーに近づくにつれてハッピーなラブソングを聴く頻度はどのように変わりますか?」と質問したところ、全体では22%と約5人に1人が聴く頻度が増えていると回答しました。年代別の回答では、20代男性は34%、30代女性は40%と平均よりも聴取頻度が上がると答えるなど、40代以下の世代はより、ハッピーなラブソングを求めている結果となりました。

 ハッピーなラブソングを聴きたくなる理由を掘り下げるため、「バレンタインデーに近づくにつれて、なぜハッピーなラブソングを聴きたくなるか教えて下さい」と質問したところ、「街がバレンタインモードになるから」と答えた人が31.2%と最も多い中、「明るいメロディやポジティブな歌詞で気分を高めたいから」と29.6%が回答し、気持ちを上げるものとしてハッピーなラブソングが求められていることが分かりました。

■切ないラブソング

 「バレンタインデーに近づくにつれて聴きたくなるのは『ハッピーなラブソング』、『切ないラブソング』のどちらですか?」と聞いたところ、「切ないラブソング」と回答した人が28%となり、約3割の人はバレンタイン期間に切ない曲を聴きたくなるという結果になりました。

 また、「バレンタインデーに近づくにつれて切ないラブソングを聴く頻度はどのように変わりますか?」と質問したところ、20代男性の42.9%、30代女性の33.3%がその傾向を示し、全回答者の同回答(約2割)を大きく上回りました。

 バレンタインは恋人たちの特別な日である一方で、思い出や感傷とともに過ごす人々にとっても大きな意味を持つことが明らかになりました。このように、Spotifyは、恋する瞬間と切ない想いを映し出し、新たなお気に入りの楽曲やアーティストとの出会いのきっかけとなります。Spotifyを通じて大切な人とのひとときや、一人の時間をさらに豊かに彩る音楽体験をお楽しみください。

Spotifyで聴く、日常に寄り添う公式プレイリスト【通勤・新生活編】

通勤・新生活にピッタリなプレイリスト

 心ときめく春がやってきました。陽気も暖かく身も心も弾みます。しかし新しい生活や環境がスタートし、日々戸惑うことも少なくないかもしれません。素敵な1日を送るためにも、まずはSpotifyのプレイリストとともに快適な朝の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。今回は「通勤・新生活にピッタリなプレイリスト」をご紹介します。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2024年4月時点のものです)

ポジティブな1日の始まりに

 まずは『ストロボ』というプレイリスト。ポジティブな1日を始めるに相応しい、エモーショナルなJ-POPが勢揃いしています。4月時点でカバーアートを担当するVaundyの「不可幸力」を始め、米津玄師「さよーならまたいつか!」やimase「Happy Order?」といった軽やかなナンバーを楽しむことができます。またTOMOO「あわいに」や離婚伝説「あらわれないで」といった注目アーティストの楽曲も網羅されています。

 『Pop Rock Run』は洋楽プレイリストで、ロックテイストの激しい楽曲が気分を高めてくれます。オリヴィア・ロドリゴ「bad idea right?」や、今年の『SUMMER SONIC』でヘッドライナーを務めるマネスキンの「Supermodel」などを収録。また洋楽プレイリスト『Morning Motivation』はややスタイリッシュな印象。トロイ・シヴァン「Rush」やラウヴ「Changes」などが、クールに朝を彩ってくれます。

 また『元気が出るポップ』は往年のスターアーティストたちによるヒットナンバーに加え、サブリナ・カーペンター「Feather」やデュア・リパ「Dance The Night(From Barbie The Album)」といった最新ヒット曲も収録され、つい踊り出したくなってしまうようなプレイリストです。邦楽では『元気Booster』がその役割を担います。星野源「生命体」やCreepy Nuts「Bring-Bang-Bang-Born」、また音田雅則「fake face dance music」やChilli Beans.「Welcome」といった様々なジャンルのアッパーな楽曲が心を賑わせます。

穏やかな気持ちで集中力アップ

 また、Spotifyには暮らしに馴染むプレイリストも充実しています。『Happy Stroll -音楽と散歩-』はその名の通り、日々の散歩を豊かなものにしてくれる楽曲が並びます。HYBS x SIRUP「I’m Blessed」やCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN「空とぶ東京」、Last Dinner Party「The Feminine Urge」やJUNG KOOK & Latto「Seven」といった国もテンポも様々な楽曲がそのステップを軽やかにしていくことでしょう。

 『Mid Tempo Magic』も新生活にはぴったりです。学業や仕事で慌ただしい日々を送る人も多い季節。平日の朝をリラックスして過ごすお供に聴くのはもちろん、休日に部屋でゆったりと過ごす時間に聴くのもおすすめです。Bialystocks「幸せのまわり道」やえんぷてい「あなたの全て」といった温かな楽曲や、グソクムズ「君の隣」や野田洋次郎「なみしぐさ」などの柔らかなバラードが穏やかな気分をくれることでしょう。

 そのほか、『Morning Commute』というプレイリストにはビヨンセ「BLACKBIIRD」やケイシー・マスグレイヴス「The Architect」など朝の通勤ラッシュを乗り切るためのタフなポップソングが大集結。そして『Morning Classical』にラインナップされたショパンやバッハといったクラシックナンバーが心地よく気持ちを晴らしてくれることでしょう。

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【冬編】

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【冬編】

 春の兆しも見えてきましたが、まだまだ寒さも油断ならない冬の終わり。冷たい空気を身に受けながら、もしくは温かな部屋で過ごしながら、音楽を聴くのも一興です。そんな季節にもSpotifyのプレイリストがきっと役立つことでしょう。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2024年3月時点のものです)

 まずは『Winter is Here #真冬のサウンドトラック』。沢山の冬ソングを収録したプレイリストです。槇原敬之「冬がはじまるよ」やレミオロメン「粉雪」といった長年愛されてきた冬うたから、4s4ki「winter again」やSouth Penguin「kani」といった個性的な最新ウィンターソングまで、幅広く網羅しているのが特徴です。back number「冬と春」やチョーキューメイ「snowspring」といった、春待つ季節にもぴったり合う、決定版のような選曲になっています。

 また『I’m cold』はBTS、ハリー・スタイルズといった面々の中でAimer「cold rain」、ego apartment「Wrong with u」といった邦楽曲も存在感を示すグローバルなラインナップ。ザ・ビーチ・ボーイズ「God Only Knows」やフランク・シナトラ「Moonlight In Vermont」といった往年の名曲を収めた『Snow globe』は煌びやかなムードに。また『Ice Time』はカナダのホッケーシーズンをイメージしたもので、ブラー「Song 2」やフォール・アウト・ボーイ「Dance,Dance」といったアッパーな楽曲が揃い、気分昂る冬を演出してくれます。

 Spotifyは1年を通して、その瞬間にぴったり合うプレイリストを用意しています。音楽とともに厳しい寒さを乗り越えていきましょう。

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【秋編】

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【秋編】

 かつてないほどの猛暑に見舞われた夏を越えてやってきた秋。穏やかな気候と今年が暮れ始める気配に少し寂しい気分にもなるこの季節。Spotifyのプレイリストを聴きながらゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2023年10月時点のものです)

秋の訪れから風物詩まで…テーマごとに楽しむ定番/最新曲

 まず外せないのは『秋の気配』。フジファブリック「赤黄色の金木犀」やスピッツ「楓」といった情感たっぷりの定番ナンバーから、“秋冬の帝王”ことスカート「オータムリーヴス」や現在世界中にリスナーを増やしているLampの「秋の手紙」や「A都市の秋」などを取り揃えています。また、金木犀の香りをモチーフにした、なとり「金木犀」、くじら「金木犀 (feat.Ado)」、オレンジスパイニクラブ「キンモクセイ」など、季節の匂いを感じさせるナンバーも収録されており、その名のとおり“秋の気配”を味わえるプレイリストです。

 また秋の風物詩であるお月見のBGMにもぴったりな『Fly Me To The Moon -月のサントラ-』というプレイリストも。エレファントカシマシ「今宵の月のように」やスガ シカオ「黄金の月」といった往年の名曲から、ROTH BART BARON「月に吠える feat.中村佳穂」やD.A.N.「No Moon」といったクールな楽曲、TOMOO「Grapefruit Moon」やKyrie「燃え尽きる月」などの話題曲も随時更新されています。アーティストごとに異なる“月”の描き方を堪能するのも面白いかもしれません。

 また『秋の旅立ち』というプレイリストは松任谷由実の楽曲のみで構成されています。「木枯らしのダイアリー」や「サファイアの9月の夕方」といった隠れたユーミンの名曲たちが1本の映画のように紡がれています。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX4vKjYqriWWo?si=075f430d8eb4419c

季節のシーンにピッタリな洋楽/ジャンル別プレイリスト

 洋楽プレイリスト『fall feels』では、Clairo「Amoeba」からBig Thief「Change」まで、より幅広い曲調で秋を演出してくれます。

 その他にもメロウなエレクトロやアンビエントナンバーがリラックスしたムードを誘う『Autumn Lounge』なども季節を彩ってくれます。また、秋の夜長の読書タイムには多種多様なピアノインストを揃えた『Autumn Piano』や、ムーディーでジャジーなナンバーが大人な時間を演出する『Jazz for Autumn』などが寄り添ってくれるはずです。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWTSPqolnbHgK?si=bab54bf3554f4af1

 秋の過ごしやすい気候は心をそっと和らげ、ゆったりとした時間を与えてくれます。そんな時間のお供としてSpotifyのプレイリストを活用してみてはいかがでしょうか。

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【夏編】

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【夏編】

 季節は夏に差し掛かりました。様々なイベントを予定している人たちも多いのではないでしょうか。Spotifyでは季節にぴったりの楽曲を楽しむことのできるプレイリストが充実しており、話題の夏うたから懐メロまで、夏のプレイリストは特にバリエーション豊かです。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2023年5月10日時点のものです)

■気分を高める定番/最新サマーソング

 「Summer Time – 夏のサウンドトラック」はこれを聴けば間違いなく夏の気分になれるど真ん中のプレイリスト。スピッツ「渚」やRIP SLYME「楽園ベイベー」といった定番の楽曲から藤井風「きらり」、DURDN「Drink! feat. YonYon」など近年のヒットソングも満載。「夏の日の花火」というプレイリストはその名の通り、花火をテーマにした様々な楽曲を網羅。aiko「花火」やフジファブリック「若者のすべて」といった定番曲に加え、くるり「花火」やBase Ball Bear「senkou_hanabi」といったマニアックな楽曲も勢揃い。花火大会を観ている時間、はたまた余韻に浸るひと時に活用してはいかがでしょうか。

 海岸沿いのツーリングや夜のドライブにぴったりなのは「City Pop:シティ・ポップの今」でしょう。Kidella「Pacific Line」やNelko「Loose」といった軽快なナンバーや、Tokimeki Records「そして僕は途方に暮れる(feat.黒川沙良)」、PAPER MOON PROJECT「フライディ・チャイナタウン feat.脇田もなり」といったカバー曲も充実。HipHopに特化した「JUICE」では、鈴木真海子「Come and Go」やちゃんみな「Never Grow Up」といったトレンドナンバーが、気分を高めてくれるはずです。


■充実のサマーソングをジャンル別プレイリストで

 夏フェスの季節に聴きたくなる、海外のロックバンドを押さえるにはリアム・ギャラガーやThe Strokesが名を連ねた「Summer Rock」やWeezerやThe Libertinesを収めた「Summer Rock Vibes」がオススメです。また世界のトレンドを席巻するK-POPで夏を彩る「Summer K-Pop Hits」では、BLACKPINKやRed Velvetのサマーチューンが楽しめます。

 本格的なレゲエナンバーが揃う「Sunshine Reggae」や、ラテンナンバーが詰まった「Summer Vibes」など、ビーチをさらに熱くさせるプレイリストも。また時には「Summer Chill」や「lofi summer haze」、「Summer Jazz」に収録されている軽やかで切ないインスト曲で、夏日を涼しげに演出するのも素敵ではないでしょうか。カントリー調の楽曲を集めた「Summer Cocktail」を聴けばノスタルジックな気分になること間違いなしで、「Hawaiian Dreams」は一気に南国へと誘います。

 ひとしきり遊んだ後は、「Sunny Beats」や「Summer House 2023」といったエレクトロ・ソングが蒸し暑い夜に寄り添ってくれるでしょう。まだまだ盛り上がり足りない人には、キャンプファイヤーに適した「Country Nights」というプレイリストもあります。



 気分やシーンに合わせたプレイリストがSpotifyには盛りだくさん。1日中、どんな時間にもぴったりな最高のサウンドトラックを提供してくれるはず。

日本のクールなポップカルチャーや音楽を新たなコンセプトで世界にプレゼンテーションするSpotify公式プレイリスト「Gacha Pop」誕生

Spotifyプレイリスト「Gacha Pop」

 Spotifyは2023年5月にSpotifyオリジナルプレイリスト「Gacha Pop」を公開しました。アニメやゲーム、ボカロ、VTuberなど独自に発展をとげた日本のポップカルチャーを象徴する多様でカラフルな日本の音楽の魅力を「Gacha Pop」というユニークなネーミングのもと編集し、世界のリスナーに紹介する目的で生まれたこのプレイリストは、SNSで早くも話題を呼び、国内外でフォロワーを増やしています。「Gacha Pop」立ち上げの経緯や本プレイリストが目指す役割について、Spotify Japan 音楽企画推進統括 芦澤紀子氏が語ります。

■プレイリスト「Gacha Pop」を立ち上げた経緯

 数年前からストリーミングが日本でも広く浸透し、国内アーティストのカタログも充実してくる中で、世界最大級のオーディオストリーミングサービスであるSpotifyの役割の一つとして、日本の音楽やポップカルチャーをボーダレスに海外リスナーに発信・紹介することが重要なのではと考えるようになりました。

 実際にここ数年、アニメやゲーム関連(および関連音楽)はもちろん、シティポップやLo-Fi HipHop、ボカロ、VTuberなど、日本のアーティストや音楽が海外で注目を集めたり、話題となるケースが増えてきたように感じます。それらは日本の視点から見るとそれぞれバラバラな事象に見えるものの、海外オーディエンスから見るといずれも「クールな日本のポップカルチャー」という同じ文脈の中で捉えられています。

 海外で注目を集める昨今の日本の音楽やポップカルチャーは非常に多様化していますが、これらに共通する感覚や魅力を世界のオーディエンスにとってわかりやすい形でコンセプチュアルに紹介することが大切だと思い企画しました。

■「Gacha Pop」という言葉を生み出した理由

 日本の伝統的な食文化である寿司が文化背景の異なる海外で愛されるようになった背景を考えると、日本のオーセンティックな寿司をそのまま海外に持って行ったのではなく、「カリフォルニアロール」のような日本にはなかった見せ方、プレゼンテーションで寿司の魅力を紹介できたことが考えられると思います。

 日本のポップカルチャーや音楽もそれと同様で、日本人が考える「こうであるべき」という固定概念にとらわれすぎることなく、海外で理解・受容されやすい形で発信するためにも、J-POPに変わる新しい言葉が必要だと考えました。

■「Gacha Pop」が意味するもの、プレイリストの選曲基準

 「Gacha Pop」は日本発のポップでカラフルなカプセルトイ(=ガチャガチャ)から着想を得ています。玩具箱をひっくり返したような、何が出るかわからない、ポップで雑多な楽しさを表現したワードです。プレイリストのディスクリプションには「What pops out!? Roll the gacha and find your Neo J-Pop treasure. (何が出るかな?ガチャを回して新しいJ-Popのお宝を見つけてね)」というリスナーへのメッセージを記しています。

 「Gacha Pop」は音楽ジャンルではないため、アニメ関連曲、ボカロ、ネットカルチャー、hyperpop、VTuberなどボーダレスに選曲していますが、データを見ながら海外比率の高い楽曲、海外バイラルチャートで反応のある楽曲などを常に優先的にプログラミングしています。特定のジャンルに固執するのではなく、その時々で日本のポップカルチャーを象徴するような楽曲を柔軟性を持って提示していきます。

 いずれの楽曲もコアな部分に共通性はあるものの、それぞれの表現方法は多様であり、こうしたカラフルな雑多さこそ日本的で楽しいと感じます。

■「Gacha Pop」が海外で聴かれることのメリット

 「Gacha Pop」のプレイリストに入ることで、新たなオーディエンス層に発見され広くリーチすることができる、という流れができることを期待しています。

 あらゆる楽曲が日本のポップカルチャー(アニメ、VTuber、ボカロ、ゲーム、シティポップ、 Lo-Fi HipHopなど)との関連性を持ってプレゼンテーションされることによって、リスナーとの出会いの機会や可能性を広げ、単体ではリーチできなかったかもしれない広いオーディエンスの興味を喚起することができるかもしれません。

■日本の音楽やポップカルチャーの海外進出の可能性

 「Gacha Pop」はリリースした直後から反響が大きく、実際に海外での再生回数やリスナー数も急増し、非常に手応えを感じています。新しい日本のポップカルチャーの捉え方として「Gacha Pop」という視点・概念が広がり、日本の音楽やカルチャーがより広く世界で人気やムーブメントを起こしていくことを願っています。

 これまで日本人の中には「日本のエンターテインメントやカルチャーは特異・特別であるため、海外ではウケないのではないか」という先入観や心理的なバイアスを持っていた方も少なからずいらっしゃったように思います。「Gacha Pop」やここで紹介される音楽が早くもこれだけ海外のリスナーたちに響き、話題になっていることから、アーティストやクリエイターの皆さんや業界関係の方々だけでなく、日本の私たち一人ひとりが自らの文化に自信や誇りを強く持って欲しいと感じています。

女性たちの活躍を継続的にサポートする『EQUAL』Music Programが果たす役割

EQUAL Japan 2023年6月カバー(あっこゴリラ)

 Spotifyの『EQUAL』Music Programは、音楽におけるジェンダーの公平性を促進するためのグローバルな取り組みです。2021年3月8日、国際女性デーであるこの日、オーディオ分野における女性の地位向上を推進するとともに、女性クリエイターの世界的な活躍を称える目的で立ち上がりました。

 Spotify Japan 音楽企画推進統括 芦澤紀子氏は、本プログラムの立ち上げ経緯と内容について以下のように説明します。

「アメリカの財団・アネンバーグの2020年調査結果によると、女性アーティストの数は男性アーティストの5分の1程度でしかありません。ストリーミングにもその状況は反映されており、チャートにランクインしたアーティストの中で女性の割合は5人に1人程度になります。Spotifyではオーディオ分野におけるジェンダー格差を是正するため、女性アーティストの作品をより多くの人に楽しんでもらえるように本プログラムをスタートしました」

 Spotify Japanでは、今年の国際女性デーにおいても女性クリエイターの活躍を称え、女性たちにインスピレーションをお届けするような施策を展開しました。

 グローバルプレイリスト「EQUAL」では、世界中で活躍する女性アーティストによる音楽をSpotifyがセレクトし、全世界で年間を通して発信しています。また、日本でも「EQUAL Japan」も展開しており、ヒップホップやR&Bなどを中心に自らの強い信念を歌で届ける国内アーティストを多数ピックアップ。女性ならではのパワーや可能性が感じられる豊富な楽曲を楽しむことができます。同プレイリストでは毎月『EQUAL』のメッセージ性を体現するアンバサダーアーティストを選出しており、カバーアートへの起用やSpotify JPのソーシャルメディアで展開するショート動画の制作なども行っています。3月には、Superorganism・Oronoをアンバサダーに選出しました。

 さらに国際女性デーの当日は、「Teen Culture」、「Japan Hot Hits」、「Women’s Voice」などSpotifyの主要プレイリストやポッドキャストのカバーを女性アーティストやクリエイターが一斉に飾りました。またその模様をSNSでも紹介し、リスナーたちと一緒にこの日を祝いました。

 また、ハイライトビデオには女性アーティスト9組が登場し、クリエイティブな活動を通じて女性として感じている課題感や、ジェンダーを超え個人が尊重される社会の実現に対する願いなどについてそれぞれが自らの言葉で語りました。最後に、力強い彼女たちの声を一部ご紹介します。

「女性のミュージシャンがどんどん多くなっていく中で、みんな自分の意思や『もっとこうしたい』『私はこうなんだ』というのを音楽で伝えやすくなっていると思うので、音楽は自分の意思や『社会を変えていこうぜ』っていう意思を表すための大きな一つの手段じゃないかと思っています。『みんな平等でありたいね』って私も思っているタイプ。『ピースでいこうぜ』っていうタイプなので、私が前に立つことで誰かの自信につながったり、どんな女の子たちもみんな『私たちって可愛いね』って一緒に言えるような、そんな生活を送れるように明日からも毎日一緒にがんばっていきましょう」(水曜日のカンパネラ・詩羽)

「私は女で良かったです。生まれ変わっても女がいいです。たくさんの女性アーティストに影響を受けて音楽がやれて幸せ」(Chara)

「音楽を再生するときの『再生』って『再び生まれる』って日本語で書くんですけど、今まで社会的に抑圧されてなかったことにされてきた声に力をもたらすことができる、命をもたらすことができるというところが、音楽の記録媒体としてのすごく良いところだと思うので、自分はそういう音楽をやっていきたいと思います」(春ねむり)

「私たちおとぼけビ〜バ〜は、ジェンダー関係なくみんなが幸せに尊重し合える社会を望んでいます」(おとぼけビ〜バ〜)

「そもそも私たちは、性別関係なくそれぞれ個人が輝ける時代になることを願っているので、この日がいつか意識されなくなることが本当のゴールなのかなと思っています。私たちはこれからも自分たちが面白いと思うことに挑戦して夢を叶えていきたいです」(Perfume)

Spotifyで聴く、季節に寄り添う公式プレイリスト【春編】

20230420 Spotify logo

 春は出会いと別れの季節であり、不安と期待が織り交ざった様々な変化が訪れます。そんな春を心地よく過ごすにはやはり音楽の力は欠かせないでしょう。Spotifyではそんな季節にぴったりの楽曲を楽しむことのできるプレイリストを多数用意しており、シチュエーションやその日の気分に応じてバリエーション豊かに音楽を楽しむことができます。

 本記事では、春をテーマにした、Spotifyの人気プレイリストをご紹介いたします。

(※公式プレイリスト内の曲は日々更新されます。取り上げた曲は、2023年4月20日時点のものです)

■切なくも愛おしい卒業のサウンドトラック

 学生たちにとって3月は卒業のシーズン。プレイリスト『卒業のサントラ -Your Generation-』には、レミオロメン「3月9日」やKiroro「Best Friend」など定番の卒業ソングのほか、恋慕を1人で噛み締めるにしな「春一番」や友と別れ歩んできた日々に想いを馳せるDURDN「何年後も」など新たな楽曲も多く収録されています。また洋楽による同コンセプトのプレイリスト『Graduation Songs』はABBA「Dancing Queen」やジョン・デンバー「Take Me Home,Country Road」などエバーグリーンな名曲たちを中心としており、様々な世代に切なくも愛おしい3月の空気感を運んでくれるでしょう。

 また『Grad Party』ではArctic Monkeys「Fluorescent Adolescent」やThe Beatles「Strawberry Fields Forever」など青春を感じさせるロックバンドの名曲たちから、Snail Mail「Pristine」やDua Lipa「New Rules」といった気鋭のダンスチューンも数多くラインナップ。仲間と歌って盛り上がるのもよし、1人で思い出に浸るのもよし。

 懐かしの定番曲から、新曲まで、卒業をテーマにジャンルを超えて選曲したプレイリストをぜひ、お楽しみください。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWSRMIm8fJ5L7?si=250e86588e254369

■新たな始まりの季節を盛り上げる

 4月は新たな始まりの季節でもあります。そんなワクワクした気分を盛り上げるのにうってつけのプレイリストが『元気booster』です。煌びやかな高揚感たっぷりのYOASOBI「アドベンチャー」、心地よく駆け抜けるズーカラデル「シアン」など、いま人気の曲も充実。また、攻撃的なテンションで気持ちを鼓舞する春ねむり「Old Fashioned feat.PIZZALI & SiNNER MOON & Peatle」など、ひと味違うナンバーもセレクトしています。

 プレイリスト『春のうた』は柔らかく心をほどくHomecomings「i care」や、温かなラブソングであるCody・Lee(李)「世田谷代田」は転職や新生活のタイミングの不安な気持ちにも寄り添ってくれるはず。また名曲として愛されてきたくるり「春風」や松たか子「明、春が来たら」などのナンバーも、春の陽気によく馴染みます。

 洋楽プレイリスト『Spring In Your Step』はアコースティックギターの音色が印象的なヴァンス・ジョイ「Riptide」や、ジャック・ジョンソン「Better Together」などがセレクトされています。コンセプト通り、歩くテンポに近い曲調が散歩の時間を楽しくさせてくれるはずです。また、One Direction「Steal My Girl」やケイト・ナッシュ「Foundations」といったピアノとビートが効いた楽曲も多く、軽やかな気分をもたらしてくれるでしょう。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX2ODK19jfgNd?si=c78995d5d5fc476f

 ドライブミュージックにぴったりなのはプレイリスト『spring Fling』。MGMT「Electric Feel」やSpacey Jane「Lots of Nothing」などの軽快なポップソングから、フランク・オーシャン「Lost」やソランジュ「Losing You」など心地よいビートが感じられるナンバーまでが揃っています。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWWmb7Ur0aIYk?si=f11e42cc744b4779

 お花見のBGMとして最適なプレイリストは、『Sakura Drops』。佐藤千亜妃「花曇り」やtonun「青い春に」などの最新楽曲と、クリープハイプ「栞」やYUI「CHE.R.RY」といった人気曲が織り交ざり、特別な時間を演出してくれるはずです。

 春に聴きたいクラシックソングやインストゥルメンタルを集めた『Spring Classical Japan』は日々の生活にさらに自然に溶け込むことでしょう。坂本龍一「leta」、Ayatake Ezaki「touten No.4」など、美しいメロディラインを味わえる楽曲ばかりです。

 自分ではなかなか見つけることのできないナンバーや懐かしい名曲たちを、季節の空気感とともに楽しめるSpotifyの公式プレイリスト。皆さんも是非楽しんでみてください。