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インタラクティブなライブオーディオサービス「Spotify Greenroom」の提供を開始

Spotify Greenroom

Spotifyでは、クリエイターとファンが新たな方法でつながることができるように、未来のオーディオフォーマットのあり方を常に考え、革新しています。3月には、ライブオーディオアプリ「Locker Room」を開発したBetty Labs社を買収し、Spotifyのエコシステムにライブオーディオサービスが加わりました。これにより、あらゆるタイプのクリエイターが、ファンとより深く、有意義につながるための新しい場を提供できるようになりました。

Locker Roomが仲間に加わり、私たちは、世界中のクリエイターやリスナーに喜んでもらえるようなライブオーディオ体験を目指し、機能拡充に努めてきました。同時に、3億5600万人のリスナーに愛されるSpotifyの一部となったLocker Roomに、Spotifyらしさを加えたいとも考えていました。これが、創業者兼CEOのDaniel Ek(ダニエル・エク)がポッドキャスト番組「Spotify: For the Record」で触れたとおり、このライブオーディオサービスの名称を「Spotify Greenroom」へと改めた理由です。

こうして新たな命を吹き込まれたSpotify Greenroomは本日(日本時間6月16日)から、世界135以上の国と地域において、iOSとAndroidで利用できるようになります。私たちは、Spotifyを支えているクリエイターやアーティストのことを考えながら、インタラクティブ性と、ライブルームの参加者間の深いつながりを最重要項目に掲げ、Spotify Greenroomの開発を続けています。本日リリースされたアプリの特徴は以下のとおりです。

  • 新しいサービス名(Spotify Greenroom)とユーザーインターフェースの全面刷新 
  • すべてのユーザーにライブルームの参加、主催権限を付与
  • Spotifyのログイン情報を使って、Spotify Greenroomを利用可能
  • ユーザーの関心をもとに展開される新しいオンボーディング体験
  • オーディオライブの様子をアーカイブとして配信するための録音機能
  • 最高の体験を提供するためのチャットコントロール機能

今後も、クリエイターやリスナーが求めるライブオーディオ体験について理解を深めながら、Spotify Greenroomを進化させていきます。またLocker Roomの強みであったスポーツコンテンツに加えて、音楽、カルチャー、エンターテインメントなどをテーマにしたエキサイティングな新番組をこれから提供していく予定です。

さらに、Spotify Greenroomをクリエイターにとって最高のライブオーディオプラットフォームにするため、ライブオーディオクリエイターの収益化を支援する取り組み「Spotify Creator Fund」を開始します。ご興味のある方はこちらからサインアップいただければ(現時点で米国在住のユーザー限定)、今夏のプロジェクト開始時に詳細情報をお届けします。

私たちは、ライブ配信の実現だけでなく、ライブオーディオコンテンツをより見つけやすく、より多くの人に届けられるようにし、ライブオーディオ業界全体の成長を加速させる力がSpotifyに秘められていると信じています。Spotify Greenroomは、Spotifyがライブオーディオの世界に参入するにあたり、魅力的なコンテンツや機能の土台となるでしょう。

この夏、Spotify Greenroomの新しいコンテンツや機能など、より詳細な情報をお届けしますので、どうぞご期待ください。

本記事に関する報道関係のお問い合わせは、こちらよりお願いいたします。

Spotify、「Locker Room」を買収し、新たなライブオーディオ体験の計画を発表

Spotify 広報サイト For the Record カバー画像

Spotify が初めて開催した先月の「Stream On」イベントでは、クリエイティブの旅やインタラクティブ性が約束するものや、オーディオの可能性をさらに引き出すための投資について詳しく説明しました。

本日、Spotify は、スポーツ関係者とファンの交流に革命をもたらしたライブオーディオアプリ「Locker Room」の開発元である Betty Labs を買収したことを発表いたします。この買収*は、「オーディオの未来のフォーマット」を構築するための戦略の一環であり、Spotify のライブオーディオ分野への参入を加速させます。

Spotify の最高研究開発責任者 Gustav Söderström (グスタフ・ソーデルストロム) は、以下のように述べています。

「Spotify でライブオーディオを配信してほしいと望むクリエイターやファンの声は以前からありましたが、今回の買収によってその実現が近づきました。まもなく、Spotify の数億のリスナーと数百万のクリエイターにライブオーディオをご提供することができます。すでに音楽やポッドキャストなどユニークなオーディオ体験を世界中でお楽しみいただいていますが、この新しいライブオーディオは、現在のオンデマンドの体験を向上・拡張するものとなります」

今後数か月で、Spotify は Locker Room を進化させ、より幅広いクリエイターとファンに楽しんでいただける高度なライブオーディオ体験をお届けします。

Spotify はこの新しいライブオーディオ体験を通して、スポーツや音楽、カルチャー番組、そしてクリエイターがリアルタイムでオーディエンスとつながるための豊富なインタラクティブ機能を提供してまいります。プロのスポーツ選手やライター、ミュージシャン、作曲家、ポッドキャストクリエイターなどグローバルに活躍する人々が議論し、語り、質疑応答する様々なセッションをリアルタイムでお届けします。

Betty Labs は、開発者やエンジニア、プロダクト設計者、スポーツファンが集まった先進的なチームとして、画期的なライブ体験を創造することに取り組んできました。

初期に Lightspeed Venture Partners から資金提供を受け、その後GV と Precursor Ventures から出資を受けた Betty Labs は、2020 年 10 月にスポーツファンをターゲットにした Locker Room をリリースしました。今後は、Spotify が Locker Roomが持つ 独自のデータや分析力といった強みを活かしながら、リスナー体験を強化するとともに、ライブとオンデマンド両方のコンテンツを世界のリスナーとクリエイターにお届けします。

Betty Labs の創業者で現 CEO の Howard Akumiah は、次のように述べています。

「Spotify と協力して、オーディオの未来を築くために貢献できることをうれしく思います。今後、我々はプロダクトへの投資を強化し、Spotify リスナーにライブオーディオの世界を紹介することでコンテンツを多様化させ、これまで築いてきたコミュニティをさらに拡大するために力を尽くしていきます。Spotify とともに、引き続きスポーツファンのみなさまに最高の『ホーム』を提供しつつ、これまでの学びを活かして、音楽やカルチャーの分野でもライブオーディオ体験を実現させるべく取り組んでまいります」

より詳しい情報については、今後こちらに掲載される最新ニュースと続報をご覧ください。

*買収額は非公開
*将来予測に関する記述については原文をご確認ください

原文はこちら