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広告パートナーとともに奏でる未来──日本発・グローバル初『Spotify Advertising Agency Awards 2025』レポート

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 Spotifyは2026年2月27日、渋谷 Spotify O-WESTにて、広告会社向けのイベント『Spotify Advertising Agency Awards 2025』を開催しました。

 このイベントは、Spotifyの広告ソリューションを深く理解し、クライアントのビジネス成長に貢献してくださった、Spotifyと共に新たな広告体験を切り拓くパートナーのみなさまへの感謝を形にするために誕生したイベントです。今回はアワード形式で「Agency of the Year」や「Hitmaker」「Multi-format Maestro」「Rising Star」「DIY Impact」「Amplifier」といった各賞を発表いたしました。本稿では会場を包み込んだ熱気と、各社代表の皆様から語られたエピソードの数々をレポートいたします。

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パートナーとの共奏がもたらしたSpotify広告の「進化」

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 ラジオパーソナリティ・ナレーターのサッシャ氏が司会を務めた今回のアワードは、表彰式に先立ち、Spotify JAPAC 広告事業部統括のエリサ・ケルサルより、本アワードの核となる4つの評価軸が語られました。それは、音という枠組みを超えてオーディエンスを動かす「Creative Excellence」、Spotify広告マネージャーをはじめとするソリューションを駆使する「Platform Mastery」、大胆な挑戦で市場に活気をもたらす「Growth Momentum」、そして卓越したビジネス成果を共奏する「Partnership Impact」です。

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 続いて、Spotify Japan 広告営業統括部長の磯田 敬太郎より、2025年のビジネスアップデートが共有されました。現在、日本のSpotifyユーザーは年々拡大しており、特に昨年秋に行われたフリープランの大幅アップデートが巨大な推進力となっていることを明かしました。

 会場の耳目を集めたのは、データによって裏付けられたSpotify広告の圧倒的なパフォーマンスです。電通ジャパン・インターナショナルブランズ様との「アテンション・エコノミー」の検証では、単に画面に広告が表示されているかだけでなく、「ちゃんと見られ、ちゃんと聴かれているか」という深いアテンション指標において、Spotify広告が非常に強いインパクトを持つことが実証されました。 さらに、動画プラットフォーム単体での出稿よりも、動画プラットフォームとSpotifyの音声広告を掛け合わせたクロスメディア展開の方が、ブランドリフト効果が著しく高いという結果も発表されました。

 また、電通様とのデータクリーンルームを用いた検証では、オフラインの店舗来店リフトにおいても高い貢献度が確認されており、Spotifyが単なる認知目的のメディアから、フルファネルでビジネスインパクトを生み出すメディアへと確実に進化していることが示されました。

受賞者たちが語る、Spotifyとともに歩んだ軌跡とその可能性

 続いて、Spotify Japanの広告事業クリエイティブ戦略統括である橋本 昇平が登壇し、表彰式がスタート。橋本は音声・動画・ディスプレイなど、Spotifyの幅広い広告フォーマットを巧みに使いこなし、革新的なキャンペーンを生み出した代理店に贈られるアワード「Multi-format Maestro」のプレゼンターを務めました。同賞を受賞したのはdentsu Japan。代表して、電通デジタル プラットフォーム部門 プラットフォーム4部の日比野みく氏が登壇しました。

 日比野氏は受賞スピーチにて「今朝、自分のSpotifyプレイリストを見たら『勇敢な朝(Brave Morning)』というタイトルが表示されていました。今日という日にふさわしく、ガチガチに緊張していた私の背中を押してくれたような気持ちになり、さすがSpotifyのユーザー分析だと驚きました」とコメント。続けて「私たちは広告会社として、ユーザーの生活動線に寄り添ったこのプラットフォームで、あらゆる広告フォーマットを活用しながらアプローチすることが一番の活用法だと信じてきましたので、今回”マエストロ”と名の付いた賞をいただけたことを大変光栄に思います」と力強く語りました。

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 Spotify Japan プロダクトマーケティング&パートナーシップマネージャーの河田 淳がプレゼンターを務めた「DIY Impact」は、Spotify広告マネージャーを使いこなし、DIY精神あふれるセルフサーブの取り組みで売上に貢献した代理店に贈られるアワードで、受賞したのはdentsu Japan。同社から電通デジタル プラットフォーム部門 プラットフォーム4部の遠藤ひなの氏が登壇し「DIYという名前の通り、自らSpotifyの広告マネージャーを触り、試し、学び、改善し続ける。その自走する力や挑戦する文化を評価していただけたことがチーム全体の誇りです」と述べました。

 3つ目の賞である「Amplifier」は、Spotify広告マネージャーの成長をリードし、導入の推進、フィードバック、教育、そして新たな取り組みに至るまで幅広く貢献した代理店担当者に贈られるアワード。プレゼンターであるSpotify Japan 執行役員 カスタマーサクセス本部長の林 大輔が電通デジタル プラットフォーム部門 プラットフォーム4部の小尾口 陽菜氏の受賞を発表すると、会場からは大きな歓声が起こりました。

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 自身の兄弟がポッドキャストに精通しているという小尾口氏は、受賞スピーチで「日常的に『Spotifyって体験としてすごくいいよね』と家族で話していた中でアサインを受け、運命を感じました。いざ運用を始めるとその奥深さに魅了され、プロダクトに専念するため社内で異動願いを出したほど熱中しました」とコメント。

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 続けて、小尾口氏が初期の広告マネージャーは機能が限られており、事例も少ない状況だったなかで「事例がないなら自分が一番最初に作ろう」と奮起したことを話すと、林は「Spotifyに対して英語で60ページにも及ぶ渾身のプロダクトフィードバックを提出してくれたことは、Spotifyチームにとってもひとつの“伝説”として語られており、その熱意がグローバルの開発チームを動かした」と明かしました。

 その後、小尾口氏は具体的な運用ノウハウについて「没入感の高いSpotifyでは、戦略的にフリークエンシーを高める方が記憶の定着や信頼感に直結します。耳への刷り込みを計算し、ボトムファネルにも寄与できるように設計することが重要です。また、テキストからボイスオーバーを生成できる機能により、ナレーションのトーンによるABテストのスピードが劇的に上がったことも大きな強みです」と、プロフェッショナルならではの視点で語りました。

 Spotify Japan・エージェンシーパートナーの峯苫 龍之介がプレゼンターを務めた「Rising Star」は、2025年に目覚ましい成長や大胆なイノベーション、そしてブレイクスルーとなる成果を生み出し、Spotifyの可能性を大きく広げた“ライジングスター”として輝きを放った代理店2社に贈られるアワード。受賞したオプトとワンメディアの2社からは、それぞれオプト プラットフォームサクセス本部 VPの山本 孝太郎氏とワンメディア 代表取締役CEOの明石 ガクト氏がスピーチを担当。山本氏は、「我々はダイレクトマーケティングのお客様が多い中、Spotifyというプラットフォームに大きなポテンシャルを感じました。営業全員を集めて勉強会を実施し、社内の認知を上げたことで、取扱高を前年比6倍にまで拡大することができました」と、組織を挙げた圧倒的な推進力の裏側を語りました。

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 続いて明石氏は、動画マーケティングを主戦場とするワンメディア社が音声に取り組む理由について「実は2年前から『これからは音声の時代に突入する』と信じて向き合ってきました。ビジュアル表現でできることも多いですが、音声だからこそできる深いコミュニケーション、心に残る新しい体験にものすごい可能性を感じています」と語り、この日の朝に自社で制作するポッドキャスト番組が、強豪ひしめくランキングの中で長年の壁であった超人気ラジオ番組を抜いて急上昇ランキングで1位に輝いたと報告。「時間をかけて育てれば必ず結果は出る。共にこのプラットフォームを盛り上げましょう」と熱く呼びかけ、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こりました。

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 Spotify Japan 執行役員 営業本部長の岸 昭がプレゼンターとして登壇した「Hitmaker」は、Spotifyにおいて数多くの「ヒット」を生み出し、目覚ましい成長を遂げた代理店に贈られるアワード。2025年、トップクラスの広告出稿実績を誇り、戦略的なパートナーシップを通じてオーディエンスの心を掴み続けた会社として受賞したのは博報堂・Hakuhodo DY ONE。代表して登壇した博報堂 プラットフォーマー戦略局の眞口 健司氏は「トップクラスの実績と高い成長を評価いただき光栄です。この賞は『2026年はさらにもう一段高いところを目指せ』というSpotifyからのメッセージだと受け止めています。グループで連携し、さらに上を目指していきたい」と、次なる飛躍への力強いコミットメントを示すスピーチを披露しました。

 最後に発表された「Agency of the Year」は、2025年にSpotifyとのパートナーシップにおいて最も卓越した成果を収めた代理店に贈られる、最高位のアワード。年間を通じて最大の広告出稿実績を記録し、市場を牽引する戦略的なアプローチでSpotifyのビジネスに最大級の貢献を果たした会社に選ばれたのはdentsu Japanだ。代表してスピーチを行ったのは電通デジタル プラットフォーム部門 部門長の荻島 裕樹氏。同氏は「Spotifyの皆さんのことを、我々は家族のように感じています。オフィスにお邪魔すると必ず置き手紙を用意してくださるなど、この賞はSpotifyの皆様の手厚いサポートがあってこそのものです」と、深い信頼関係を強調。続けて荻島氏は「競合他社の方々とカラオケに行くと必ず盛り上がるように、そこにはいつも『音』があります。Spotifyはセレンディピティのあるメディアであり、自分のステータスに合わせて曲を流し、知らない世界を見せてくれます。まさに『熱狂の渦中にあるメディア』です」とSpotifyの魅力を熱弁しました。

 そして最後に「実は今日、ぎっくり腰で立っているのも辛い状況なのですが、今朝Spotifyから流れてきたZARDの『負けないで』に励まされてこの場に立っています」というユーモアと愛に溢れたエピソードを披露し、会場は温かな笑いと万雷の拍手に包まれました。

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 その後、表彰式の興奮冷めやらぬ中でSpotify Japan 上級執行役員 広告事業部統括の香川 晴代による「Closing Remarks」が行われました。デジタル広告の黎明期から様々なグローバルプラットフォームを牽引してきた香川が「日本の音声広告市場の巨大なポテンシャルと、それを開花させるためのエージェンシーの皆様との強固なパートナーシップの重要性」を力説し、第一部が終了いたしました。

 その後のAfter Partyでは、参加者の皆様にSpotifyのブランドカルチャーを五感で楽しんでいただくための特別なエクスペリエンスが用意されました。 会場を彩るのは、Spotifyのネオンが煌めくスタイリッシュなバーカウンター。そこでは音楽ジャンルやプレイリストをモチーフにしたオリジナルカクテルや上質なフードが振る舞われ、グラスを傾けながら業界の垣根を越えた活発なネットワーキングが行われました。また、受賞の喜びや仲間との記念の瞬間を切り取る特設のフォトブースも設置され、会場は笑顔に包まれていました。

 そして、この熱狂の夜を音楽で祝福してくれたのが、Spotifyが選ぶ注目の新進気鋭アーティストをサポートするプログラム「RADAR: Early Noise 2021」にも選出された音楽プロジェクト、Tokimeki Recordsです。都会の夜を舞台に、80年代から90年代の洋楽・邦楽の名曲をノスタルジックなサウンドで奏でる彼らのスペシャルなライブパフォーマンスは、オーディエンスの心を優しく、そして力強く揺さぶりました。データやロジックが飛び交うビジネスアワードの最後に、純粋な「音楽の力」で参加者が一つになる瞬間。これこそが、他社のいかなるビジネスアワードとも異なる、Spotifyにしか生み出せない独自のカルチャーを表していたといえるでしょう。

 この日登壇した各社のスピーチの端々から感じられたのは、Spotifyというプラットフォームへの深い愛着と、音楽やカルチャーへの愛を広告につなげることへの飽くなき探求心。これからもSpotifyは、かけがえのないパートナーの皆様とともに、音を通じた新たな熱狂を世の中に届けてまいります。

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Spotify、日本発・グローバル初開催となる「Spotify Advertising Agency Awards 2025」を開催

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 Spotifyは2026年2月27日、Spotifyの広告ソリューションを最大限に活用し、クライアントの事業成長に貢献したパートナー企業を称えるアワード「Spotify Advertising Agency Awards 2025」を初開催し、各部門の受賞作品を発表しました。

 Spotifyにとって広告会社は、共に新たな広告体験を切り拓く重要なパートナーです。

 昨今、メディアの価値が再定義される中で、Spotifyは生活者の日常に深く入り込む独自の広告体験を提供してきました。本アワードは、Spotify独自の広告ソリューションへの深い理解と創造的な活用を通じて、クライアントの事業成長に貢献してきたパートナー企業への敬意と感謝を形にすることを目的に誕生した、日本発のプログラムです。記念すべき第1回となる今回、厳正なる審査を経て、次の6つの部門で受賞企業および受賞者を選出、発表いたしました。

各部門の受賞企業および受賞者紹介

  • Agency of the Year

 2025年、Spotifyとのパートナーシップにおいて特に優れた成果を収めた広告会社に贈られる、本アワードの最高位です。年間を通じて高い広告出稿実績を達成するとともに、市場を牽引する戦略的な取り組みを通じて、Spotifyの広告事業に大きく貢献しました。

受賞企業:dentsu Japan

  • Hitmaker

 Spotifyにおいて、数多くの「ヒット」を生み出し、継続的な成長を遂げた広告会社に贈られるアワードです。2025年に高水準の広告出稿実績を達成するとともに、、戦略的なパートナーシップを通じてSpotify上での広告活用を広げ、オーディエンスとの効果的な接点づくりに貢献しました。

受賞企業:株式会社 博報堂 / 株式会社Hakuhodo DY ONE

  • Multi-format Maestro

音声・動画・ディスプレイなど、Spotifyの幅広い広告フォーマットを効果的に組み合わせ、マルチフォーマット活用の「マエストロ」として高い評価を受けた広告会社に贈られるアワードです。各フォーマットの特性を生かした統合的な設計により、広告効果の最大化に貢献しました。

受賞企業:dentsu Japan

  • Rising Star

 2025年において、“ライジングスター”として注目を集めた広告会社2社に贈られるアワードです。新たな広告主層の開拓や、Spotifyならではの価値を生かしたキャンペーンの実現を通じて、Spotifyの広告事業の可能性を広げました。

受賞企業:株式会社オプト / ワンメディア株式会社

  • DIY Impact

 Spotify広告マネージャーを使いこなし、”DIY”型のセルフサーブ運用を通じて売上に貢献した広告会社に贈られるアワードです。独自の工夫を重ねながら、自社組織全体におけるSpotifyデジタル広告の活用を広げ、セルフサーブ広告運用における新たな可能性を切り拓きました。

受賞企業:dentsu Japan

  • Amplifier

Spotify広告マネージャーの導入・活用を推進し、フィードバックや教育、新たな取り組みまで幅広く貢献した広告会社担当者に贈られるアワードです。組織内においてSpotify広告の価値を高め、その存在感を拡張する「アンプ(Amplifier)」としての役割を果たし、Spotify広告の活用を力強く後押ししました。

受賞者:小尾口 陽菜 (株式会社電通デジタル)

 Spotifyは今後も、ブランドとオーディエンスを結ぶ最も親密で革新的なプラットフォームであり続けるために、パートナー企業の皆さまと共に、広告体験の未来を切り拓いてまいります。

音の力を信じ、クリエイティビティを解き放つ。『Spotify Hits Japan 2025』受賞作品発表

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 Spotifyは2025年11月10日、恵比寿のBLUE NOTE PLACEにて、広告事業者および広告会社向けのイベント『Spotify Hits Japan 2025』を開催しました。

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 このイベントは、日本では今年で2回目となるSpotify主催の広告賞『Spotify Hits』の授賞式として開催。昨年から規模を拡大し、3つの部門賞とグランプリである「Spotify Mic Drop」に加え、公募制の「Future Hitmakers」から3作の受賞作品が発表されました。

 会場には、合計100名を超える受賞者やファイナリスト、広告主・広告会社関係者が集まりました。

 開会の挨拶には、この日のためにニューヨークから来日したSpotify グローバル広告事業クリエイティブ戦略統括のケイ・スー(Kay Hsu)が登壇。クリエイター、ブランド、パートナーへの心からの感謝を述べ「みなさんのクリエイティビティ、そして音の力を信じるその情熱がこの機会を特別なものにしています」と語りました。『Spotify Hits』は、革新的な音声広告を称える場として始まりましたが、いまでは「クリエイター、マーケター、ストーリーテラーたちが音の可能性を広げるために集うコミュニティ」にまで進化していると強調。特に日本市場については「本当に素晴らしい」と絶賛し「ここから生まれる作品は、大胆で感情豊かで、そしてとても人間的です」と評価しました。

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 Spotify入社前のHsuはビジュアルメディアでブランドのストーリーテリングを手がけていたが、音声コンテンツと出会うことで「価値観が変わった」と告白。「音には人の心を動かす不思議な力があるし、目には見えないけれども心に残る」こと、その力がSpotifyを特別なプラットフォームにしているのだと述べました。最後にHsuは「みなさんはトレンドを追う側ではなく、トレンドを作る側です」と、会場に集まったクリエイターたちを鼓舞し、「想像力を祝い、チャレンジを称える」一日になることを期待し、授賞式が幕を開けました。

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 ここからは、実績のあるキャンペーンを対象とした3つの部門賞とグランプリの授賞式の模様を、プレゼンターによる選考コメントと受賞者の喜びの声に焦点を当ててご紹介します。

〈Ear Candy部門(ベストイマーシブオーディオキャンペーン)〉

受賞作品:『サラウンドコマーシャル「円陣」&「円陣(部活)」』
広告主:大塚製薬(ポカリスエット)
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社:ビッグフェイス / ステップ / 音響ハウス

 「3DオーディオやASMR、スクリプトの工夫など、音声ならではのテクニックを活用して最も没入感のある体験を実現したキャンペーン」を表彰する部門である〈Ear Candy部門(ベストイマーシブオーディオキャンペーン)〉のプレゼンターを務めたのは北原規稚子氏(MICHI inc. CEO / Brand Creator)。

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 北原氏は「Spotifyユーザーの8割以上がイヤホンを使用して聴いている」というデータを踏まえ、審査では「リスナーの体験を邪魔せずに楽しんでもらえる没入感ある体験を、いかに実現できているか」 という点を重視したと説明しました。受賞作である大塚製薬株式会社(ポカリスエット)の『サラウンドコマーシャル「円陣」&「円陣(部活)」』については、ブランド体験として「シンボリックに象徴される部活の円陣のシーンに一気に連れていかれるような世界観」 が作り込まれている点を評価。「Spotifyのテクノロジーや特性、聴いているターゲットの状況をよく理解された上で作られていた」と絶賛しました。

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 今回の受賞について、大塚製薬の受賞者は「他メディアでは映像中心の施策が多いなか、『音だけで感情を動かす新しいアプローチ』に挑戦した」と語り、バイノーラル録音で臨場感ある音を再現し、リスナーが円陣の中にいるような感覚を楽しめるよう徹底的に音にこだわった結果、「音で汗を感じる」没入感ある広告体験を実現できたと明かしました。

〈Seized the Moment部門(ベストモーメントキャンペーン)〉

受賞作品:『家路言』
広告主:サントリー(金麦)
広告会社:電通
制作会社:AOI Pro.

 「特定のモーメントを捉え、クリエイティブなアプローチでユーザーとエンゲージしたキャンペーン」 を表彰する〈Seized the Moment部門(ベストモーメントキャンペーン)〉のプレゼンターを務めたのは和佐 高志氏(Jukebox Dreams 代表取締役CEO)。

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 和佐氏は同部門について「Spotifyならでは、かつブランドと親和性の高いモーメントを的確に捉えている」 作品が多かったと振り返り「広告ではなく“モーメント”、重要なのはリアルタイムでありコンテンツ、という時代が来ています」 と広告の概念の変化について言及。受賞作の金麦『家路言』については、仕事帰りにオンからオフへ切り替わる「帰宅中」というモーメントの刈り取り方が「すごく妙でした」と評価。特に、電車やバスなどの「環境音」が入っており、リスナーが意識することなく「その世界に没入して自然に入っていく」 パワーが素晴らしかったと述べました。

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 受賞について、担当者は「従来の『帰れば金麦』というコミュニケーションに加え、これまで交通広告程度で手つかずだった『帰宅動線』をどう捉えるかをクリエイターと共に考えた」と種明かしをしてくれました。また、企画のインサイトとして、冒頭にゆったりした曲調にアレンジした「蛍の光」を流すことで「オンの状態からオフへのスイッチになった」という発見が、クリエイティブの価値を決定づけたと説明しました。結果として、ROIは約170%改善、広告認知も20〜40代で150%向上という成果を収めたと語りました。

〈For the Fans部門(ベストオーディエンスストラテジーキャンペーン)〉

受賞作品:『い・ろ・は・す 2025年コミュニケーション「きっとあしたも、いい感じ」』
広告主:日本コカ・コーラ(い・ろ・は・す)
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社:VML & Ogilvy Japan / WPP OpenX / プラチナム / アクセンチュア

 「Spotify上のアーティストやクリエイターのファンたちと効果的にエンゲージしたキャンペーン」 を表彰する部門である〈For the Fans部門(ベストオーディエンスストラテジーキャンペーン)〉では、Dos Monosのメンバーであり、クリエイティブディレクターとして活躍しながら、人気音声コンテンツを多数手掛けるTaiTan氏(ラッパー・クリエイティブディレクター)がプレゼンターとして登壇。

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  TaiTan氏はアニメ、声優、人気アーティストなど「性格が全然違う」 ファンダムを捉えた作品が並び「決め手をどこにするかで悩んだ」 と審査の難しさを語りました。その上で受賞作の『い・ろ・は・す 2025年コミュニケーション「きっとあしたも、いい感じ」』については「藤井風さんのような『大きなファンダムを持っているアーティスト』 にアプローチする際はコンフリクト(衝突)やハレーションが起こる可能性も極めて高いが、それを乗り越えていったことが決定打になった」と述べました。続けて「音声広告は『嫌われたら一瞬でおしまい』という世界のなかで”直球ど真ん中”を射抜いた」 重要なキャンペーンだと評価しました。

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 受賞者は「若年層との『より強い絆』 を求めてキャンペーンを始めた」と説明し、そのうえで「情報過多で疲れている若者に対して透明で邪魔にならない、気持ちいい存在として、『きっとあしたも、いい感じ』というポジティブな気持ちを提供したい」と考えたと語りました。その結果、非常にシンプルなキャンペーン設計ながら、ファンから非常に大きな反響を得ることに成功したと、喜びを語りました。

〈Spotify Mic Drop(グランプリ)〉

受賞作品:『#LoveYourMistake「Knock Turn」』
広告主:ヤマハ
広告会社:電通東日本
制作会社:ピラミッドフィルム / Massive Music

 全キャンペーンの中で最も優れていた作品に贈られる〈Spotify Mic Drop(グランプリ)〉について、プレゼンターとして登壇したのはSpotify Japan 広告事業クリエイティブ戦略統括の橋本 昇平。

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 橋本は、グランプリ作品について「満場一致で決まりました」 とヤマハ株式会社『#LoveYourMistake「Knock Turn」』の名前を発表。歴史あるヤマハというブランドがSpotifyというプラットフォームを新しい使い方で活用し、世界共通のインサイトを捉えてグローバルに展開している素晴らしいキャンペーンだと評価しました。

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 受賞者は、ショパンのノクターンという有名な楽曲を崩すことは「かなりギリギリの判断」 だったと認めつつ、メッセージを貫き通したチームに感謝を述べました。企画の背景には、楽器練習に取り組む時間の「8〜9割は苦しい時間である」 というユーザーインサイトがあったと言います。「このネガティブな時間をポジティブな時間に変え、ブランドとして寄り添うこと」がメッセージだったとし、そのうえで「ただ楽曲を崩すのではなく、練習データからユーザーが「ここで間違う、ここでストップしちゃう」という箇所を抽出し、あえてそのまま楽譜に起こして制作。曲名も「ノクターン(Nocturne)」ではなく「Knock Turn」というスペルにしたと説明しました。

 また、リスナーが思わずクスッと笑い、「あるある」と共感する心理設計が奏功。結果、高い聴取完了率(94.61%)と目標の約2.5倍の楽譜閲覧数を記録しました。

 続いて、30歳以下の若手クリエイターを対象に実施された公募部門「Future Hitmakers(ベストイノベーティブアイディア)」 では、3社から出された課題に対し、最も優れたキャンペーンアイデアが表彰されました。

ファミリーマート賞(テーマ:フードロス削減)

受賞作品:博報堂『フード・ロス市警からのミッション “ファミマの値引き商品を救出せよ”』
審査員:足立 光氏(ファミリーマート チーフ・クリエイティブ・オフィサー)
制作会社:西村亮平 / 清水将也(いずれも博報堂)

 足立氏は、トランシーバーの音から始まる「キャッチーさ」 や、「音声による行動喚起」 の観点でアイデアを高く評価。値引き商品を「助けよう」というコンセプトが、ファミリーマートの「いろんな可能性に一貫している」 と述べました。

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 受賞チーム代表の西村氏は、ファミリーマートの「涙目シール」という既存施策の上に、Spotifyのプラットフォームの強みを使って「体験を拡張させよう」 としたと説明。「無線通信風」のクリエイティブ表現も功を奏し、考えた世界観を「聴覚的に立体化する」 ことができた喜びが語られました。

味の素賞(テーマ:若年層向けコミュニケーション)

受賞作品:ワンメディア『猫舌クノール 〜聴き終えると、ちょうどいい温度になるプレイリスト〜』
審査員:向井 育子氏(味の素 食品事業本部マーケティングデザインセンター副センター長)
制作会社:小宮寛平(ワンメディア)

 向井氏は、「ブランドイメージとのマッチングが最終的な決め手」 とし、「猫舌」という切り口が、スープを熱い温度で溶かさなければならないが故にすぐ飲めない、というインサイトを捉えており、共感を呼ぶと評価。クノールの基本価値である「心と体を温める」という優しさと合致していた点を絶賛しました。

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 受賞者の小宮氏は、自身の猫舌の経験から、スープが「ちょうどいい温度になるまで待てばいい」 と考え、その待ち時間をSpotifyらしく「音楽をディグする時間」 に変えることを発想の出発点としたと明かしました。

KDDI賞(テーマ:UQ mobileがつなぐ、青春の瞬間)

受賞作品:電通デジタル『一生ものプレイリスト』
審査員:馬場 剛史氏(KDDI ブランド・コミュニケーション本部 本部長)
制作会社:髙屋敷日奈子 / 大川憧子 / 植木隆斗(いずれも電通デジタル)

 馬場氏は、審査は混戦だったが、受賞作は「UQ mobileらしさ」 から企画を立てており、同社の企業理念である「つなぐ」 が企画にしっかりと落とし込まれている点を評価。また、「ギガがいっぱい使える」 というUQ mobileの特徴ともコンセプトが合致していたと述べました。 

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 受賞チーム代表の高屋敷氏は企画について「『ずっと聴いている曲って高校生や中学生時代の曲ばかりではないか?』 という気づきから、それを示す研究結果のファクトに着目した」と説明。工夫した点について、学生にとって「いま聴いている曲は一生ものになる」と訴求し、親世代にも「この子がたくさん音楽を聴けるよう、ギガの多い会社にしよう」と思わせる共感設計にしたとし、さらに、Spotifyが毎年年末に行う「Spofiryまとめ」のようなまとめ機能を活用し、10代が今年一番聴いた曲が一生もののプレイリストになるというアイデアを提案しました。

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 授賞式の後には、Spotifyの橋本と博報堂の嶋浩一郎氏、電通の佐藤雄介氏によるパネルディスカッションや、19歳の大学生シンガーソングライターAKASAKIさんによるスペシャルライブパフォーマンスが行われ、受賞者やファイナリストたちを祝福しました。

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 閉会の挨拶を務めたのは、Spotify Japan 執行役員 営業本部長の田村 千秋。「昨年初めて開催してから1年間、その間にこんなに進化すると思わなかった」 と語り「みなさんと一緒にトレンドを作れていることをすごく光栄に思っています」 と、デジタル音声広告クリエイティブの急速な進化への驚きと喜びを表明しました。

 なお、授賞式終了後にはネットワーキングタイムが設けられ、来場者たちはSpotifyのロゴが入った限定フードやドリンクを楽しみながら、クリエイティビティへのインスピレーションを共有しました。

 Spotify広告の「音の可能性」がどこまで広がるのか、その未来への期待が高まるばかりです。

 Spotify、広告・音声表現を表彰する『Spotify Hits Japan 2025』を開催し、各部門の受賞作品を発表

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グランプリにはヤマハの#LoveYourMistake「Knock Turn」が選出

 世界で7億1300万人以上が利用するオーディオストリーミングサービス Spotify(会社名 Spotify AB / 本社 Stockholm、Sweden)は、2025年11月10日、音の力で人とブランドをつなぐ革新的な広告・クリエイティブを称えるアワード「Spotify Hits Japan 2025」を開催し、各部門の受賞作品を発表しました。

 「Spotify Hits」は、Spotifyのストリーミング体験と広告ソリューションを掛け合わせ、ユーザーの感情や行動を動かす“音のクリエイティブ”を広く発信・表彰することを目的に創設されました。日本では2回目の開催となる本年度は、実績あるキャンペーンを対象とする部門に加え、若手クリエイターによるアイデアを競う公募部門の両軸で展開されました。

受賞概要

 2025年の「Spotify Hits」では、ブランド課題に対して革新的な方法で音声を活用し、ユーザーとの新たな接点を生み出したキャンペーンが多数選出されました。 グランプリ「Mic Drop」部門を含む、全5部門で音の持つ可能性を最大限に生かしたクリエイティブが表彰されました。

各部門の受賞企業紹介

  • Spotify Mic Drop(グランプリ)部門

#LoveYourMistake「Knock Turn」

https://www.youtube.com/watch?v=DhUS0yzV3v0
広告主:ヤマハ
広告会社:電通東日本
制作会社:ピラミッドフィルム / Massive Music

 楽器練習中の“ミス”を前向きに捉え、「ミスを愛そう」というメッセージを音で届けたキャンペーン。クラシックを好むリスナーに向け、ショパン《ノクターン Op.9-2》をベースに42人の演奏データから「ミスあるある」を解析・着想し、新たな楽曲を制作。日本・イギリス・インドの演奏者が参加し、音声広告の新たな表現領域を切り拓きました。

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  • Ear Candy(ベスト・イマーシブ・オーディオ・キャンペーン)部門

サラウンドコマーシャル「円陣」&「円陣(部活)」
*権利の都合上、音声は掲載不可

広告主:大塚製薬(ポカリスエット)
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社:ビッグフェイス / ステップ / 音響ハウス

 バイノーラル録音を駆使し、リスナーが「円陣」の中にいるような没入体験を創出。音だけで感情を動かす新たなアプローチで、ポカリスエットブランドの好意度向上を実現しました。

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  • Seized the Moment(ベスト・モーメント・キャンペーン)部門

家路言
https://www.youtube.com/watch?v=zPwBkI8GQY4
広告主:サントリー(金麦)
広告会社:電通
制作会社:AOI Pro.

 “帰宅時間”というモーメントを捉え、金麦ブランドの「癒し」イメージを音で表現。ゆったりした「蛍の光」のアレンジと声の演出により、仕事のON/OFFを切り替える感情の瞬間を描きました。

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  • For the Fans(ベスト・オーディエンス・ストラテジー・キャンペーン)部門

い・ろ・は・す 2025年コミュニケーション「きっとあしたも、いい感じ」
https://www.youtube.com/watch?v=Lzp29MQwJ-s
広告主:日本コカ・コーラ(い・ろ・は・す)
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社:VML & Ogilvy Japan / WPP OpenX / プラチナム / アクセンチュア

 藤井風氏の楽曲「真っ白」と共に展開し、心地よいライフスタイルを提案。Spotifyを通じた音声・動画・プレイリストのマルチフォーマットでの音楽的世界観の共有で、ファンダムとブランドが共鳴する体験を創出しました。

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  • Future Hitmakers(ベスト・イノベーティブ・アイディア)部門

味の素賞:「猫舌クノール 〜聴き終えると、ちょうどいい温度になるプレイリスト〜」
ワンメディア / 小宮寛平

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KDDI賞:「一生ものプレイリスト」
電通デジタル / 髙屋敷日奈子 / 大川憧子 / 植木隆斗

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Family Mart賞:「フード・ロス市警からのミッション “ファミマの値引き商品を救出せよ”」
博報堂 / 西村亮平 / 清水将也

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 いずれもSpotifyの音声広告フォーマットを活用し、若者世代に響く創造的なアイデアが評価されました。

審査体制

 本年度の「Spotify Hits」では、広告業界および音声・メディア領域の第一線で活躍するプロフェッショナルが審査員として参加し、厳正な審査を実施しました。

 総合審査員として、MICHI inc. 代表取締役/Brand Creatorの北原規稚子氏、株式会社電通 クリエイティブディレクター/CMプランナーの佐藤雄介氏、株式会社博報堂 執行役員の嶋浩一郎氏、ラッパー/クリエイティブディレクターのTaiTan氏、Spotify Japan広告事業 クリエイティブ戦略統括の橋本昇平氏、Jukebox Dreams 代表取締役CEOの和佐高志氏が審査を担当しました。

 また、「Future Hitmakers」部門の企業代表審査員として、株式会社ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター CMO / マーケティング事業本部長 CCRO 兼 デジタル事業本部長の足立光氏、KDDI株式会社 ブランド・コミュニケーション本部 本部長の馬場剛史氏、味の素株式会社 食品事業本部 マーケティングデザインセンター副センター長 コミュニケーションデザイン部長の向井育子氏が参加しました。

 審査は一次審査、最終プレゼンテーション審査を経て行われ、創造性・オーディオ体験の深さ・ブランド課題との整合性・データ活用の先進性などを総合的に評価しました。

今後に向けて

 Spotifyは、今後も音が持つ可能性と広告のクリエイティビティを融合させ、ブランドとユーザーのより深い関係構築を支援していきます。

『Spotify Hits Japan 2025』ファイナリスト作品決定

『Spotify Hits Japan 2025』ファイナリスト作品決定

 今年で2回目の開催となる広告賞「Spotify Hits」。今年もたくさんの素晴らしい作品が集まりました。今年は3つの部門に加え、協力企業3社からの募集テーマに対するクリエイティブアイディアを評価するFuture Hitmakers部門も新設。厳正な審査の結果、全25作品がファイナリストに選出されました。グランプリと各部門の受賞作品は、11月10日(月)の授賞式で発表予定です。Spotify Hits Japan 2025の詳細はこちらをチェック。

『Spotify Hits Japan 2025』ファイナリスト作品決定

 音声ならではのテクニックや特殊効果を活用し、最も没入感のある体験を実現したオーディオキャンペーン。

サラウンドコマーシャル 「円陣」&「円陣(部活)」
広告主:大塚製薬
ブランド:ポカリスエット
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社・関連会社:ビッグフェイス / ステップ / 音響ハウス

「音声広告x立体音響」での没入感のある音での訴求 ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー
広告主:ネスレ日本
ブランド:ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー
広告会社:電通デジタル / 電通
制作会社・関連会社:BubbleWrap

Talisker 「一瞬で、大自然。」キャンペーン
広告主:MHD モエ ヘネシー ディアジオ
ブランド:Talisker
広告会社:TBWA HAKUHODO
制作会社・関連会社:ヒッツコーポレーション

#LoveYourMistake「Knock Turn」
広告主:ヤマハ
ブランド:企業広告
広告会社:電通東日本
制作会社・関連会社:ピラミッドフィルム / Massive Music

オリジナルAIを用いて、ブラックサンダーを食べたときのザクザク音を再現【織田信長のザクザク音】
広告主:有楽製菓
ブランド:ブラックサンダー
広告会社:博報堂
制作会社・関連会社:playknot / フォンテック

Seized the Moment ベストモーメントキャンペーン

 特定のモーメントを捉え、クリエイティブなアプローチでユーザーとエンゲージしたキャンペーン。

家路言
広告主:サントリー
ブランド:金麦
広告会社:電通
制作会社・関連会社:AOI Pro.

BAUMホリデーシーズン ブランドプレイリスト企画
広告主:資生堂ジャパン
ブランド:BAUM
広告会社:博報堂
制作会社・関連会社:博報堂ケトル / invisi / HEACON LABO / music studio db fukuoka

Sofy Tampon IMC
広告主:ユニ・チャーム
ブランド:ソフィ ソフトタンポン
広告会社:博報堂

Shu-Chew Beats
広告主:ロッテ
ブランド:ガム全体
広告会社:博報堂
制作会社・関連会社:VIXI

For the Fans ベストオーディエンスストラテジーキャンペーン

 Spotify上の特定のアーティストや楽曲、コンテンツジャンルなどのファンをターゲットにし、彼らと効果的にエンゲージしたキャンペーン。

YOASOBIの主題歌で彩る『ウィッチウォッチ』キャラクターたちがアニメの魅力をお届け
広告主:ウィッチウォッチ製作委員会
ブランド:TVアニメ「ウィッチウォッチ」
広告会社:ADKマーケティング・ソリューションズ

L・システィーン デビューシングル「晴れの自分はつくれる」
広告主:エスエス製薬
ブランド:ハイチオール
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社・関連会社:電通クリエイティブフォース / Aoi Pro. / OFFICE DOING / OFFICE HIGUCHI / Your Agent Tokyo

い・ろ・は・す 2025年コミュニケーション「きっとあしたも、いい感じ」
広告主:日本コカ•コーラ
ブランド:い・ろ・は・す
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社・関連会社:VML & Ogilvy Japan/ WPP OpenX / プラチナム / アクセンチュア

ぼくらの春曲キャンペーン
広告主:ユニバーサルミュージック
ブランド:#ぼくらの春曲キャンペーン
広告会社:電通 / 電通デジタル
制作会社・関連会社:TYO MONSTER

Future Hitmakers ベストイノベーティブアイディア #1 味の素賞

テーマ 「味の素(株) 商品ブランドと若者を音でつなぐコミュニケーション」 

うまシッソ!!
スタッフリスト:(所属会社名 / 氏名 / 肩書き)
電通 / 森 達哉 / プランナー
電通 / 山口 高幸 / プランナー

Cooking Beats!コリアぁ〜食べたい!
スタッフリスト:
Septeni Japan / 田中 良平/ クリエイティブプランナー
Septeni Japan / 古賀 陸生 / クリエイティブプランナー
Septeni Japan / 三木原 麻佳 / クリエイティブプランナー
Septeni Japan / 高橋 かれん / クリエイティブプランナー
Septeni Japan / 石田 陽子 / クリエイティブプランナー

猫⾆クノール 〜聴き終えると、ちょうどいい温度になるプレイリスト〜
スタッフリスト:
ワンメディア / 小宮寛平 / プランナー

PLAYLIST RECIPE
スタッフリスト:
電通 /海谷 拓実 / プランナー・UIUXデザイナー
電通 / イー スピン / アートディレクター・UIUXデザイナー
電通 / 齋藤 敬介 / コピーライター・プランナー
電通 / 古杉 佑太郎 / プランナー・コピーライター

Future Hitmakers ベストイノベーティブアイディア #2 KDDI賞

テーマ 「UQ mobileがつなぐ、青春の瞬間」

一生ものプレイリスト
スタッフリスト:
電通デジタル / 髙屋敷 日奈子 / コピーライター・プランナー
電通デジタル / 大川 憧子 / プランナー
電通デジタル / 植木 隆斗 / デザイナー

音の鳴るクラT
スタッフリスト:
ADKマーケティング・ソリューションズ / 泉 聡一朗 / CMプランナー
ADKマーケティング・ソリューションズ / 田中 里奈 / ビジネス・プロデューサー
ADKマーケティング・ソリューションズ / 山内 沙南 / ビジネス・プロデューサー
ADKマーケティング・ソリューションズ / 渡辺 尊 / クリエイティブ・プランナー

Spotify保健室
スタッフリスト:
電通 / 岡村 香穂 / プランナー
電通 / 池田 樹 / プランナー・アートディレクター

つながりが、青春を強くする。
スタッフリスト:
ビーコンコミュニケーションズ / 山﨑 菜々実 / グラフィックデザイナー

UQ 応援ソングミサンガ
スタッフリスト:
ケー・アンド・エル / 福原 弘志 / コピーライター
テテマーチ / 大隅 絢加 / プランナー
個人 / 世一 麻恵 / プランナー

Future Hitmakers ベストイノベーティブアイディア #3 Family Mart賞

テーマ 「日常の中のちょっといい選択を、ファミマと一緒に」

ファミマ寄ってください! キャンプフードの嘆き
スタッフリスト:
博報堂 / 池邊 航太 / Activation Planner・Strategic Creator
博報堂プロダクツ / 松村 ひかる / ディレクター・プランナー
博報堂 / 田嶋 千寛 / デザイナー

ファミマルのささやき
スタッフリスト:
ADKマーケティング・ソリューションズ / 草野 達哉 / ビジネスプロデューサー
ADKマーケティング・ソリューションズ / 萩原 陽菜 / ビジネスプロデューサー
ADKクリエイティブ・ワン / 渡邊 大己 / アクティベーションプランナー

フード・ロス市警からのミッション “ファミマの値引き商品を救出せよ”
スタッフリスト:
博報堂 / 西村 亮平 / クリエイティブ職
博報堂/ 清水 将也 / ビジネスデザイン職

Spotify Japan、福岡で初のCreator Milestone Awards授賞式を開催

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福岡発の人気ポッドキャスト「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」がブロンズ賞を受賞

 Spotify Japanは、9月27日(土)、福岡にて「Spotify TALK LAB in Fukuoka」を開催しました。本イベントのハイライトとして、日本で初めて「Creator Milestone Awards 授賞式」を実施。Spotify上で累計ストリーミング数5,000万回を突破したポッドキャスト番組「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」がブロンズ賞を受賞しました。

福岡ミュージックマンスとともに

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 毎年9月、福岡の街は「福岡ミュージックマンス」によって音楽一色に染まります。Spotifyもこの街をあげた音楽の祭典と連動し、プレイリストやポッドキャストの発信、屋外広告の展開を通じて盛り上げに参加しました。そうした活気にあふれるなか、多くのアーティストやクリエイター、業界関係者とともに、今回、ポッドキャストに特化したセミナー型イベント「Spotify TALK LAB in Fukuoka」を開催しました。

代表挨拶と授賞式の様子

 開会にあたり、Spotify Japan代表のトニー・エリソンは次のように挨拶しました。

「Spotify Japanとして初めてのCreator Milestone Awards授賞式を、ここ福岡で開催できることを心から嬉しく思います。福岡は数多くの才能あるアーティストやクリエイターを輩出してきた街です。その福岡で、日本初の授賞式を皆さまと共に迎えられることは、我々にとっても非常に大きな意味があります」

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(左から)株式会社BOOK 会長 樋口聖典、株式会社COTEN 楊睿之、Spotify Japan代表 トニー・エリソン(敬称略)

 会場では、「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」の樋口聖典氏、楊睿之(ヤンヤン)氏が登壇し、Spotify Japan代表のトニーからトロフィーが授与されました。株式会社COTEN CEOの深井龍之介氏からはビデオコメントも寄せられ、会場全体で受賞を祝いました。

 さらに、福岡市長の高島宗一郎氏からもメッセージが寄せられ、COTEN RADIOのこれまでの挑戦と国内外からの評価を称える言葉が紹介されました。

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(左から)株式会社BOOK 会長 樋口聖典、株式会社COTEN CEO 深井龍之介、株式会社COTEN 楊睿之 (敬称略)

TALK LAB

 授賞式に続いて行われた「Spotify TALK LAB」では、Spotify Podcastチームが配信に役立つ実践的なヒントを共有。「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」を交えたディスカッションやQ&Aも行われ、福岡のポッドキャスターや、クリエイター、業界関係者同士が交流を深める場となりました。

地域から世界へ

 Spotifyは、今後も地域に根ざした活動を広げながら、日本中、そして世界中のクリエイターの活躍を支えていきます。今回の福岡での授賞式は、その大きな第一歩となりました。

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■Spotify「Creator Milestone Awards」概要

Spotifyがポッドキャストクリエイターの功績を称えるため、2025年に開始したグローバル表彰プログラム。Spotify上で一定のストリーミング数を達成したポッドキャストクリエイターを表彰するもので、ポッドキャスト業界における新たな基準を打ち立てるとともに、進化し続けるクリエイターの活躍を称えることを目的に創設されました。本プログラムでは、累計ストリーミング数に応じてゴールド、シルバー、ブロンズの3つのカテゴリでクリエイターを表彰し、受賞者には、Spotify内の特設ハブでの紹介に加えてトロフィーを贈呈いたします。プログラムは四半期ごとに実施され、基準は以下の通りです。

ゴールド:Spotifyでの累計ストリーミング数 5億回以上

シルバー:Spotifyでの累計ストリーミング数 2.5億回以上

ブロンズ:Spotifyでの累計ストリーミング数  日本においては5,000万回以上

ブロンズ受賞番組公式プレイリスト:https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX2CKTlGIuFE9?si=619295f9d9774b27

■歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)番組概要

歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEK2人と圧倒的歴史弱者がお届けする歴史インターネットラジオ。学校の授業では中々学べない国内外の歴史の面白さを学び、「人間とは何か」「現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていく!?笑いあり、涙ありの新感覚・歴史キュレーションプログラム!

出演者は株式会社COTEN CEO 深井龍之介、株式会社COTEN 楊睿之、株式会社BOOK 会長 樋口聖典の3名

Spotify 配信URL:https://open.spotify.com/show/3qiAapMhh8UgWVfDWTSq2f
番組公式ページ:https://coten.co.jp/services/cotenradio/

Spotifyではスピンオフ番組「コテンラジオSpotifyオリジナル」も独占配信中
配信URL:https://open.spotify.com/show/4Vjj3kkElde5jmbMLDcMci

明石ガクト×野村高文対談 「若年層にポッドキャストが人気の理由と企業のポッドキャスト活用」

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 PHP研究所、ボストン・コンサルティング・グループ、ニューズピックスを経て、2022年にChronicleを設立し、現在は音声プロデューサー/編集者として活躍する野村高文氏と、ワンメディア株式会社の創業者・代表取締役社長であり『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』などを著書に持ちながら、現在は『Fashion Victim』を配信するなど、音声コンテンツに可能性を感じている明石ガクト氏。それぞれコンテンツ制作のプロフェッショナルである2人は、ポッドキャストが盛り上がっている現状をどのように考えているのでしょうか。

 今回はそんな両者に音声コンテンツ・音声広告の魅力について伺うインタビューを実施。Spotifyが独自に調査したポッドキャスト利用に関する調査結果なども交えながら、若年層のポッドキャスト利用の現状や、若者に向けた効果的な音声コンテンツ・ブランデッドポッドキャストの届け方などについて、じっくりと語りあっていただきました。

ーーSpotifyの調査によると、10代から30代の音声コンテンツサービス利用者のうち、元々若年層含有率の高いSpotifyを通して使っている方が半数近く、と最も多いようです。いま若年層にポッドキャストが広がっている背景には何があると思いますか?

明石:まずは、ワイヤレスイヤホンの普及はかなり大きいと考えています。今、電車の中や外を歩いていて、イヤホンをつけてない方の方が少ないくらいですよね。また、僕は「YouTubeとの役割の違いが明確になってきた」とも感じています。まず、ポッドキャストには画がないですよね。私自身、ワンメディアという会社を経営して動画制作をずっと行ってきたのですが、画がありきで考えるストーリーと、画がない前提で考えるストーリーというのは全く別物なんです。ポッドキャストは声だけで伝えるのが得意な人が活躍できるメディアであり、テレビに対するYouTubeのように、ラジオに対するポッドキャストという二項対立的な概念が、ここ数年で急激に定着してきたと感じます。

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明石:さらに、動画の世界では、アップロードする人が増えすぎて、コンテンツが飽和し、時間の奪い合いが極限に達しています。昔は100万再生が当たり前だった動画でも、今は厳しくなってきていますから。だからこそより細かい隙間時間や「ながら」の時間にフィットするメディアが求められており、その結果として「ショート動画の隆盛」と「ポッドキャスト人気」が生まれているのだと考えます。

ーー可処分時間の奪い合いにおける最後の砦が「ながら時間」であり、そこにハマったということですね。

明石:シェールガス採掘みたいですよね。これまで採取できなかったけど、テクノロジーの進化によって採れるようになった、みたいな(笑)。

ーーそうした行動変容の部分でいえば、コロナ禍の世の中を経た、という部分も大きかったりするのでしょうか。

野村:僕は元々日本にあった深夜ラジオカルチャーの流れが大きく影響していると考えています。テレビやYouTubeのような「顔出しで大勢の前で話す」場とは異なり、ラジオには「素顔をこっそり語る」という文化が長く存在していました。芸人の方がラジオ局の深夜枠で本音を語る番組が人気でしたが、ここ数年間は「親密に“素顔の話”をする場」がポッドキャストにも広がっています。

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野村:それは現在のお笑いブームや、様々な文脈で人気を得ている芸人さんたちが多いこと、さらにそのコアな話を聴ける場としてポッドキャストを選ぶ方が多いことが大きな要因だと考えています。ラジオ局の放送枠には限りがあって、起用されないと場を得られませんが、ポッドキャストは芸人さん自身が自由に場を持てますから。

ーーちなみにお二人はどのような隙間時間でポッドキャストを聴くことが多いですか?

明石:先ほどお話しした細かい移動時間もそうですが、飛行機移動のような長距離で特定の番組を一気聴きしたり、家事の合間に聴くことも多いですね。先日もカンヌとの往復でコテンラジオ(『歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)』)をまとめて聴きましたし、家事に関してはポッドキャストを聴くようになってから率先的にやるようになった気がします(笑)。

野村:私も実際に家事がはかどるようになりました(笑)。皿洗いや部屋の片付けなど、手が塞がっていても耳が空いている家事と相性が良いので、そっちを積極的に担当するようになったりして。退屈だった時間を有意義なエンタメの時間に変えることができている実感がありますね。

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ーーSpotifyの調査結果によると、移動中、仕事中、勉強中、家事中など、まさに「ながら聴き」で利用されており、学習に使えるイメージも持たれています。特に若年層は学習目的で利用を開始する傾向があるものの、最終的にはエンタメコンテンツを多く聴いているという結果も出ています。それらの点を踏まえて、若年層はポッドキャストを「どう使っている」と感じますか? 

野村: 彼らはトレンドセッターに近く、様々なジャンルに興味を持ち、新しいものへの抵抗が少ない傾向があります。単なる情報収集や暇つぶしだけでなく、生活の一部、習慣として組み込まれているという感覚が強いですね。弊社の制作している番組でも「休日の犬の散歩中に聴くのが日課になっている」などという声が多くあり、まさに人生のルーティンに組み込まれていると感じます。

明石:わかります。私が関わっているある番組でも、前に配信の曜日を変更していいかどうかをリスナーの方にアンケート形式で聞いてみたのですが、見事に「生活の中に組み込まれているから変えないでほしい」という意見が圧倒的多数でしたから。

ーーお二人の関わっている番組がいずれもそうだ、というのは貴重な情報ですね……。

野村:動画コンテンツは流行り廃りのサイクルが早く、ともすれば「使い捨て」になりがちな中で、ポッドキャストは一度好きになってもらえれば、その後もリスナーの人生に寄り添い続けられる特徴があります。これは、コンテンツが単なる消費ではなく、深い体験となっている証拠だと思います。あと、私はコンテンツクリエイターとして「情報は人生を変える」と思っていて。せっかく作るなら人々の人生に良い作用があるようなものを作りたいという気持ちで活動しているのですが、ショート動画では人生が変わらないなと。

ーーなるほど。そう思われた理由はなんでしょう?

野村:自分がこれまで人生を変えられてきたものって、書籍や映画、それに誰かとじっくり話した経験、つまりは“長い時間をかけて体験したこと”なんです。文芸評論家の三宅香帆さんも著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で、同様のことを指摘されていますが、「自分が知りたい情報を検索してすぐに答えが出てしまうことって、今の課題を解決するものの、これまでの自分の枠組みから外に出ないぶん、人生を変えることにはならない」なと。ただ、スクリーンに向き合い続けている私たちの人生において、集中して何かをみるのはだんだん難しくなってきている。だからこそ、スクリーンを見なくても受容できるポッドキャストは、今の時代において数少ない“長くても大丈夫なコンテンツ”なのだと思います。

ーーそれらを踏まえて、若年層が「熱心に聴いてくれる番組」と「スルーされる番組」の違いはなんだと考えますか?

野村: 若年層が熱心に聴いてくれる番組にはいくつかの特徴があると思います。コンテンツの種類としては、道具としての有用性を求める場合と、共感や安心感といった心理的な快楽を求める場合に分かれます。Spotifyの上位コンテンツにお笑いが多いのは、後者の価値が大きいと感じますね。番組が人気化するためには、まず「発信者が誰であるか」「何者であるか」がリスナーにある程度見えることが非常に重要です。その人がどういう課題を持ち、どんな視点に基づいて話をしているのか。音声コンテンツは聴けば聴くほど良さが分かりますが、その手前にある番組のコンセプトや発信者のキャリア、概要欄などで、自分が何者で何を語っているのかを開示・説明することは可能です。それが世間の課題を捉えていると、人気が出やすい印象があります。

明石:動画の世界でも「やらされてる人」はダメですからね。自ら「なぜマイクの前に・カメラの前に立っているのか」という意思が明確な人ほど強いんです。あとは、同性同士のトークが人気なことも面白いと思っていて。「盗み聴き感」のようなものが重要で、自分もそのインナーサークルに入りたいと思えるような番組が人気を集めている印象です。

ーー同性同士のトーク番組で人気のコンテンツはたしかに多いですね。

明石:昨年の流行語に「界隈(かいわい)」という言葉が入って一気に「界隈」という言葉が一般化しましたが、ポッドキャストはまさに「界隈」のメディアだと感じます。『コテンラジオ』は歴史界隈、『経営中毒 〜だれにも言えない社長の孤独〜』は経営者界隈のように、従来のマス媒体や動画ではメディア化しづらかったニッチなテーマ、ビジュアルで表現しにくい抽象的な話も、ポッドキャストならコンパクトに始められ、それが「私のための番組だ」と色んな人が思えるものが支持されている傾向にあると思います。

野村:まさに明石さんのおっしゃったように「関係性」にリスナーがつくという点がポッドキャストの大きな特徴です。発信している情報ももちろん大事ですが、パーソナリティ同士が楽しそうに話している、その関係性自体にリスナーが魅力を感じているということです。

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ーー若年層に対して「音声でのアプローチ」が広告として有効になってきているという感触はありますか?

野村: 若年層へ音声コンテンツでアプローチすることは非常に有効だと思います。特にポッドキャストでは、リスナーが広告を「番組をサポートしてくれるもの」として捉え、「ありがとう」という感謝の気持ちを抱きやすいというユニークな特徴があります。これは、広告がノイズになりがちな他の媒体とは大きく異なる点ですね。

ーーそれ以外に、映像やSNSに比べて音声広告にはどんな強み・差別化ポイントがあると考えますか。

野村:映像やSNSに比べた音声広告の強みは、リスナーとの深い信頼関係と、広告がコンテンツ体験にシームレスに溶け込める点にあります。ポッドキャストは、再生回数よりも「滞在時間の長さ」や「リピート率」といった体験の質が重視されます。最後まで聴かれる割合が高く、各エピソードの再生数が安定しているため、パーソナリティとリスナーが深く繋がっていることが数字にも表れています。これは、コンテンツが単なる消費ではなく、リスナーの人生の一部になる「体験」であるためです。

ーーでは、音声コンテンツ・音声広告のKPIについてはどのように考えますか?

明石:動画の世界は再生回数のようなわかりやすいKPIに注目が集まっていましたが、ポッドキャスターにおいて再生回数はあまり関係ないと思っています。

野村:そうですね。具体的な指標でいえば「滞在時間の長さ」と「リピート率」に注目すべきでしょう。弊社が作った番組も、音声を一度再生すると最後まで聴いてくれる率が高いんです。さらに、特定のエピソードに偏らず、各回の再生数がそこまで変わらないのも面白いですね。パーソナリティとリスナーの一人ひとりが素通りする関係性ではなくて、かなり深くつながっていることがよくわかるエピソードとデータだと思います。

明石:例えば『奇奇怪怪』は最近長尺化が止まらなくて、毎回2時間くらいの尺になっているのですが、これってもう毎週映画を見ているくらいの長さなわけですよね。これをひとつのIPが体験させようと思うと、なかなか難しいことだし、再生回数などでは計り知れないインパクトです。「習慣化」という言葉には収まりきらない強度があるというか…。

野村:たしかに「脳の回路が組み替えられてる」くらいの粘着性がありますよね。同じ1回の再生数でも、深さと強さが全く違うように感じます。

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ーーたしかにその感覚はよくわかります…。ちなみに、お二人が最近「これはうまくハマってるな」と感じた企業コラボやスポンサー付き番組があれば教えてください。

明石: 昨年の番組になるのですが、FUJI ROCK FESTIVALのポッドキャスト『READY FOR FUJI ROCK FESTIVAL’24 supported by iichiko』ですね。麦焼酎の「いいちこ」がスポンサードしている事例で、毎回出演アーティストをゲストに迎えてトークする番組なのですが、面白いのは冒頭に「いいちこ」で乾杯してから話を始めるものの、そこから「いいちこ」は全然出てこなくて。ただ、リスナーには好きなアーティストが「いいちこ」で乾杯し、楽しそうに話しているのがわかるので、ブランドネームのプレイスメントは冒頭の一瞬だけでも、その後の30分間はリスナーの頭の中に「いいちこ」が存在し続けるんです。見えないからこそ、シチュエーション自体にうまくブランドがプレイスメントされ、想像力を掻き立てるという構造が非常に優れていると感じました。

野村:なるほど。家具や空間、飲食物などの「ながら」で消費される商品や製品は、音声ならではの想像力を活かしたプレイスメントと非常に相性が良いかもしれませんね。

ーー野村さんはご自身が手掛ける番組のなかで、手応えを感じた瞬間などはありますか?

野村:数々の番組を配信する中で、企業がポッドキャストを発信することの意義がかなり見えてきました。一定のクラスタのリスナーに対して、深くメッセージを届けられるメディアのため、リスナーから従業員採用に結びついたり、顧客の獲得につながることは再現性のある効果として発生しています。また職業的専門性に基づき、体系的な発信をすることで、出演者がその業界の有識者として認知されることも、企業活動にとって計り知れない効果をもたらしていると感じます。

ーー明石さんは若年層をターゲットにしている企業に対して、Spotifyでのポッドキャスト施策をどう提案していますか?

明石:そもそも動画などの視覚コンテンツを見まくっている若者の心の深いところを撃ち抜くには、従来とは異なる手法、つまり音声でやらないと目立つことはできません。動画の得意な領域と、音声の得意領域は違うので、企業さんには「誰かの人生にとって大事なものになり、コミュニティになっていくようなところに対して、広告資金を投下していく必要があるのでは?」と話しています。映像化しづらいようなテーマや、極端にマニアックなもの、そういった従来のマスコミュニケーションでやりづらいものほど、ポッドキャストには向いていると考えます。そうやって作られるコミュニティは絶対的な数が多いわけではないが、その一人ひとりがエヴァンジェリストになってブランドを広めていってくれる味方になる。だからこそ企業はポッドキャストをやるべきなんです。

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ーー最後に、若年層に向けてポッドキャストでの発信を検討されている企業の皆さまへメッセージをお願いします。

野村: 若年層に響くコンテンツ作りにおいては、「企業が言いたいことを主にするのではない」という姿勢が非常に重要です。あくまで、企業が持つ知見や歴史など、リスナーが「面白い」と感じてくれるであろう情報やストーリーを提示することから始める「ギブファーストの精神」が大事です。それが面白いと感じてもらえてから、徐々に自社のメッセージを織り交ぜていく形が理想です。番組によってリスナーさんがどういう属性で何が好きかというのがはっきりしている・偏っているのがポッドキャストの特徴でもあるので、その番組の特性を把握しつつ、そこにマッチする企業と番組がともにコンテンツを作ることが、共感されるブランデッドポッドキャスト番組につながってくると思います。

明石:ポッドキャストのリスナー、特に「ながら聴き」で積極的にインプットしようとしている層は、「丁寧に生活をしている人」「人生に対してプロダクティブな人」という属性があると感じています。彼らは空き時間に家事をしたり、ウォーキングをしたりと、時間を有効に使おうとしている層です。そういった層に対しては、単なる商品紹介ではなく、彼らのライフスタイルに寄り添い、生活をより豊かにするような知見や体験を提供するテーマが向いています。例えば、ワイドショーのように「話が入ってきているのかいないのか分からない」ノイズではなく、ポッドキャストで「フランス革命についてこういうことだったんだ」と知るような、有益なインプットになる情報が好まれる傾向がありますね。

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野村:「深い情報」が重要とは意識しつつも、スクリーンに向き合っていると集中力が持続しにくいというのが、現代人に共通する課題だと思います。音声コンテンツは、スクリーンから解放されることで、長く滞在しても無理なく情報をインプットできる唯一のメディアです。企業が発信するコンテンツも、このような「人生を変えるような深い情報」や「具体的な課題解決に繋がる知見」を、「友人同士の会話」のような親密なトーンで提供することが、これからも求められ続けるでしょう。

若年層のポッドキャスト利用についてより詳しく知りたい方は、「Culture Next ポッドキャスト利用実態編」をチェックしてください。

(撮影=林直幸)

音で、カルチャーを、そしてビジネスを動かす。広告事業者向けイベント『Spotify Sparks 2025』イベントレポート

『Spotify Sparks 2025』

 Spotifyは2025年6月5日、東京・渋谷のTRUNK(HOTEL) CAT STREETにて、招待制ビジネスイベント『Spotify Sparks 2025』を開催。最新広告イノベーションと成功事例を通じて、Spotifyで効果的にファンとエンゲージするためのヒントを紹介しました。

 冒頭、Spotifyアジア太平洋地域広告事業統括のエリサ・ケルサルは、Spotifyが「今やオーディオだけでなく、マルチフォーマットのプラットフォーム」に進化したことを説明。さらに「動画広告と音声広告を組み合わせることで、ユーザーの好感度と購買意欲が2倍になる」と最新調査結果を発表し、Spotifyのマルチフォーマット化がもたらすマーケティング効果を示しました。

『Spotify Sparks 2025』
Spotifyアジア太平洋地域広告事業統括 エリサ・ケルサル

 最初のセッション「The Next Era of Spotify Advertising: Spotifyが実現するユーザーとの深いエンゲージメント」では、Spotify プロダクトマーケティングアジア太平洋地域統括・岡本純一が登壇。岡本はSpotifyの特性について「人々の生活のあらゆるモーメントで利用される数少ないプラットフォーム」と語り、日常に寄り添う特性こそが、Spotifyの広告価値の源泉であることを示しました。また今年5月にリリースされたSpotify広告マネージャーは、「キャンペーン目的別の最適化」「独自のユーザーデータを基にしたターゲティング」「音声・動画・ディスプレイのマルチフォーマット対応」、「ファーストパーティとサードパーティの計測ソリューション」という4つの大きな特徴を持つと説明。実際の企業の活用事例も紹介し、従来手法を大幅に上回る成果を実現したほか、ポッドキャスト再生数獲得目的で実施されたキャンペーンでは効率的な獲得単価を達成したことが報告されました。また、Spotify広告マネージャー内の無料音声クリエイティブ制作ツールで制作された実際の広告音声も紹介されました。

『Spotify Sparks 2025』
Spotify プロダクトマーケティングアジア太平洋地域統括 岡本純一
『Spotify Sparks 2025』

 続く「Why Attention Matters: 音声ストリーミングの高いアテンションがエンゲージメントを加速する理由」では、電通ジャパン・インターナショナルブランズのスティーブン・リョウ氏とスポティファイジャパン マーケティングサイエンスリードの原田桃子が共同調査による戦略的洞察を発表。インプレッションが溢れる現代において、その質を測る新指標「アテンション」の重要性と計測方法を解説しました。Spotifyユーザーの85%が「Spotifyの広告は押し付けがましくない」と回答しているため広告の受容度が高いとした上で、調査の結果、他のスキップ不可のメディアと比べても約2倍以上のアテンション秒数を達成したことを報告しました。このSpotify広告の高いアテンションは単にスキップできず強制的に広告を見聞きさせられるためではなく、Spotifyユーザーの広告へのポジティブな態度によってもたらされ、それがブランドリフトの向上にもつながると語りました。

『Spotify Sparks 2025』
電通ジャパン・インターナショナルブランズ スティーブン・リョウ氏
『Spotify Sparks 2025』
スポティファイジャパン マーケティングサイエンスリード 原田桃子
『Spotify Sparks 2025』

 「Add More to Your Mix: KDDIのクロスメディア活用」では、KDDIコミュニケーションデザイン部メディア企画グループグループリーダー・後舎満氏とスポティファイジャパン クライアントパートナー・澤田彬が登壇し、Spotify広告の実践的な活用戦略を共有しました。後舎氏は、KDDIがSpotifyを積極的に活用している背景として、若年層への強み、通勤中や作業中といった「ながら聴き」のモーメントでもオーディエンスと接点を持てること、過去に実施した調査から単体でのブランドリフト効果とクロスメディアでの相乗効果も確認できていることなどがあると説明。音声広告ならではの効果検証やクリエイティブのABテストなど、毎回テーマを持ってキャンペーンに取り組んでいると述べ、実際のキャンペーン事例とともに「キャンペーン実施2週間後のブランド認知リフト値の残存率がSpotifyの音声広告は動画広告の1.6倍高い」「動画プラットフォームの広告のみに接触した場合よりも、Spotifyと動画プラットフォームに重複接触した場合の方がブランドリフトスコアが最大1.4倍高い」といった調査結果を発表しました。また、今後チャレンジしてみたい領域として、リテールメディアやOOHとの連動を挙げ、音声メディアとショップやコンビニといったリアルな接点を組み合わせた“立体的なプランニング”にもチャレンジしていけたらと語りました。

『Spotify Sparks 2025』
KDDIコミュニケーションデザイン部メディア企画グループグループリーダー 後舎満氏
『Spotify Sparks 2025』
スポティファイジャパン クライアントパートナー 澤田彬
『Spotify Sparks 2025』

 「How to Make a HIT: Spotifyでヒットを生み出すための最新クリエイティブ戦略」では、スポティファイジャパン クリエイティブ戦略統括・橋本昇平がSpotifyを効果的に活用し、Spotifyユーザーの心をより効果的に動かすためのクリエイティブ戦略の3つのポイント、1) ファン目線で考える、2) クリエイターのように行動する、3) カルチャーとつながる を紹介。Spotify上で人気の新進気鋭アーティストが登場し、「移動」が夢を叶えるための可能性である事を自身のエピソードやおすすめ楽曲を通して伝えるトヨタ自動車のポッドキャスト番組『TOYOTA SOUND TRACK』など、さまざまな企業の実例を交えて、Spotifyだからこそ実現可能かつ効果的なクリエイティブを解説しました。

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 最後の「Connecting with Gen Z through Culture: 日本コカ•コーラが考えるカルチャー起点の若年層コミュニケーション戦略」では、日本コカ・コーラ メディアストラテジー統括・池田哲也氏とスポティファイジャパン 営業本部長・田村千秋が登壇。池田氏は、Z世代に向けた広告施策として行った過去のキャンペーンでは「押し付けすぎない適度な距離感を保ったコミュニケーション」を重視したと説明。Spotifyの「This is 」プレイリストの再生中にCMを流すという特定のアーティストのファンダム向けの施策や、J-POPやアニソンファンを対象に、楽曲視聴後に親和性の高い人気アーティストのボイスメッセージ広告を配信した施策を紹介しました。これによりターゲット層との強い繋がりが生まれ、ファンがSNSで自発的に投稿するなど大きな反響があったと言います。また、Spotifyでは音声、動画、プレイリストのタイアップやインタラクティブな体験を提供できるので、さまざまなメニューをうまく使いこなす事でより効果的な場になると述べ、他のメディアとの組み合わせも重要で、広告体験をマーケティング目的に合わせて設計することがキーであると語りました。その上でターゲット層のパッションポイントを重視することの大切さにも言及。「若い世代は広告然としたものを好まない傾向にあるので、自然と彼らの生活に溶け込むことが重要になる」と強調しました。

『Spotify Sparks 2025』
日本コカ・コーラ メディアストラテジー統括 池田哲也氏
『Spotify Sparks 2025』
スポティファイジャパン 営業本部長 田村千秋
『Spotify Sparks 2025』

 今回のイベントのコンテンツが示すように、Spotify広告はフルファネルでより高い効果をもたらすプラットフォームへと進化しています。カルチャーの最前線に立つSpotifyは、今後もブランドのマーケティング戦略をビジネスパートナーとして支えてまいります。

『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』
『Spotify Sparks 2025』


Spotify、国際女性デーに讃える女性アーティスト/クリエイターの活躍 ランキングの発表も

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 Spotifyでは、3月8日の国際女性デーを記念して、「Tokyo Super Hits」や「Hot Hits Japan」をはじめとするSpotifyの国内主要公式プレイリストのカバーを、あいみょんやAwichなど総勢27組の女性アーティスト/クリエイターたちが飾りました。また、女性アーティスト/クリエイターの活躍を讃えるランキングもあわせて発表しました。

Spotify、女性アーティストの活躍を後押しする取り組み

 Spotifyは、音楽やオーディオ分野における女性の機会均等を促進し、女性アーティストやクリエイターの活躍や貢献を称えるグローバルプログラム「EQUAL」を展開しており、プレイリストやポッドキャスト、マーケティング活動などを通じて彼女たちの作品を世界のリスナーに紹介しています。注目の女性アーティストの作品を紹介するグローバルフラッグシッププレイリストの「EQUAL」とともに、35の国と地域でそれぞれローカルプレイリストも展開しており、日本で展開する「EQUAL Japan」では、注目の女性アーティストをアンバサダーとしてピックアップし、カバー画像やキャンペーンにも起用しています。

 また、日本国内では、Billboard JAPANと連携し、国内音楽チャート「Billboard JAPAN Hot 100」から女性アーティストの楽曲のみを集めたプレイリスト「Top Japan Hits by Women」も展開し、女性アーティストのさらなる活躍を後押ししています。

Spotifyデータをもとに讃える、女性アーティスト/クリエイターの活躍

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※アーティスト:集計期間は、2024年2月15日から2025年2月14日。男女混成グループは、メインボーカルを女性が務めるグループを対象にしています。

※クリエイター:集計期間は、2024年2月15日から2025年2月14日。男女混成パーソナリティのポッドキャスト番組は除外しています。

<Spotify Japan 音楽企画推進統括 芦澤紀子 コメント>

Spotifyは2021年より、音楽におけるジェンダーの公平性を促進するため、EQUALをはじめとするさまざまな取り組みを通じて、女性アーティストやクリエイターの支援を続けてきました。国内の年間アーティストチャートトップ100に占める女性アーティストの割合は、2023年から2024年にかけて4%増加し、同チャートに占める女性アーティスト全体の総再生数も27%の伸びを記録しています。今後も、年間を通じて女性アーティストやクリエイターの作品をより多くの人に届けられるよう、さらなる取り組みを進めていきます。

 Spotifyの「EQUAL」コーナーで、お気に入りの女性アーティストやクリエイターの作品を見つけてみましょう。

Spotifyが2025年に躍進を期待する次世代アーティスト&ポッドキャストクリエイターをサポート「RADAR: Early Noise 2025」「RADAR: Podcasters 2025」を発表

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 Spotifyは、今年飛躍が期待される注目の新進国内アーティスト10組を「RADAR: Early Noise 2025」として選出しました。今回選出した10組をプレイリストやライブイベント、さらにはアーティストの魅力を紹介する様々なコンテンツやコラボレーション企画などを通じて、国内外の音楽ファンに積極的に紹介してまいります。

 また、今年より、次世代のポッドキャストカルチャーを担う新進気鋭のクリエイター5組を「RADAR: Podcasters 2025」として選出。5組のクリエイターには、収録スタジオの提供や、番組イベントの開催支援、コラボレーション企画などを通じて、積極的にSpotify内外のリスナーに届けてまいります。

■「RADAR: Early Noise 2025」

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 今年で9年目となる「Early Noise」は、プレイリストや様々な機能を通じて次の時代を担う新進アーティストの音楽と魅力を音楽ファンにいち早く紹介し、彼らがリスナー基盤を広げるサポートを行う目的で、2017年に日本でスタートしました。2020年春には、各国の注目アーティストを世界の音楽ファンに紹介するグローバルプログラム「RADAR」と連携し、「RADAR: Early Noise」へと進化。本プログラムを通じて、あいみょん、King Gnu、ずっと真夜中でいいのに。、Vaundy、藤井 風など様々なアーティストが多くの新たなリスナーを獲得し、国民的なアーティストへとステップアップしてきました。

 2024年に選出されたtuki.は、1億再生を突破した「晩餐歌」が2024年国内で最も再生された楽曲5位にランクインしたほか、2024年世界で最も発見された国内アーティスト1位にも輝き、年間を通して国内外で大きな活躍を見せました。また、昨年8月に開催された『SUMMER SONIC 2024』では、Spotifyとサマソニのコラボレーションによる「RADAR: Early Noiseステージ」が2年連続で実現し、TOMOO、なとり、Yo-Seaなど過去選出アーティストに加え、サバシスター、JUMADIBA、離婚伝説など2024年の選出アーティストも多数出演して話題となりました。

 この度発表された「RADAR: Early Noise 2025」には、ストリーミングやSNSの普及に伴う音楽トレンドも反映し、バンド、シンガーソングライター、ヒップホップなど多様な分野から、従来の枠組みを超えて活動し、個性的な作品を発信している10組を選出しています。

<RADAR: Early Noise 2025 選出アーティスト>※50音順

● AKASAKI

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● ziproom

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● 7co

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● 乃紫

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● PAS TASTA

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● Billyrrom

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● ブランデー戦記

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● Lavt

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● reina

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● レトロリロン

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■「RADAR: Podcasters 2025」

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 Spotifyは、これまでも音声の可能性を信じ、オリジナル番組制作や、世の中の音声コンテンツの多様化を促進する次世代音声クリエイター育成プログラム「Sound Up」、国内音声コンテンツクリエイターを支援する「クリエイター·サポート·プログラム」など、ポッドキャスト需要の創出とクリエイター支援に継続して取り組んでまいりました。Spotify上の国内クリエイターによるポッドキャスト番組の数は、2021年1月から2025年1月にかけて約600%増加しており、Spotify上の国内クリエイターによるポッドキャスト番組の30日間の聴取時間は同期間で約1,000%伸長しています。

 今年度より新たに発表された「RADAR: Podcasters」では、ポッドキャスト需要の創出とクリエイター支援を強化し、日本においてポッドキャスト発の新たな文化を創出するために、次世代のポッドキャストカルチャーを担う新進気鋭のクリエイターを紹介し、彼らのリスナー基盤を広げるための番組制作サポートなどの支援を実施いたします。今年度の「RADAR: Podcasters 2025」では、新しい表現メディアとしてポッドキャストの力を信じ、新しい価値観を発信する、ジャンル·世代の異なる個性的な5組のクリエイターを選出しています。本プログラムを通じて、ポッドキャストの魅力を積極的にSpotify内外のリスナーに届けてまいります。

<RADAR: Podcasters 2025 選出番組 / クリエイター> ※50音順

● AfterParty/倉田佳子 長畑宏明 平岩壮悟

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● UNDERDOG in Tokyo/長谷川ミラ 田中順也

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● 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」/上坂あゆ美 鵜飼ヨシキ

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● GOLDNRUSH PODCAST/Isaac Y. Takeu(アイザック・ワイ・タクー)

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● ラジオ知らねえ単語/園凜(その・りん) 金井球(かない・きゅう)

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「RADAR: Podcasters 2025」プレイリスト:https://spotify.link/PodcastersJapan

 Spotifyでは、公式プレイリスト「RADAR: Early Noise 2025」と共に、選出アーティストやその音楽の魅力について音楽コンシェルジュ・ふくりゅうとSpotifyの音楽事業部門担当者が語るポッドキャストコンテンツを「New Music Wednesday [Podcast Edition]」最新エピソードとして公開中。

 また2月14日(金)〜16日(日)には、OPENBASE SHIBUYA(東京・渋谷区)にて、選出アーティストの世界観を体感いただける「RADAR: Early Noise」ポップアップイベントを開催予定です。Spotify Tap™ に対応したソニーのLinkBudsシリーズでの楽曲試聴やアーティスト紹介パネルなどをお楽しみいただけます。今回のために用意したSpotifyコラボアクセサリーもご覧いただけます。

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 さらに3月19日(水)には、今年初となる「Spotify Early Noise Night #17」をSpotify O-EAST(東京・渋谷区)で開催します。AKASAKI、Billyrrom、ブランデー戦記、レトロリロンの4組の他、出演アーティストは今後も追加されていく予定です。ライブの前売り券はイープラスで販売中。イベントに連動するプレイリスト「Early Noise Night #17」では、出演アーティストの楽曲をライブに先駆けてお楽しみいただけます。

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<イベント情報>

『Spotify Early Noise Night #17』

日時:2025年 3月 19日(水)開場17:30/開演 18:30

会場:Spotify O-EAST(東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8)

出演:(50音順)AKASAKI / Billyrrom / ブランデー戦記 / レトロリロン / and more!

料金:前売券 ¥3,000-(税込 / スタンディング / 整理番号付)

※入場料の他に別途1ドリンク代が必要

チケット販売:イープラス https://eplus.jp/enn/

注意事項:出演者のキャンセル・変更によるチケットの払い戻しはいたしません。未就学児童の入場は出来ません。

お問い合わせ先:クリエイティブマンプロダクション 03-3499-6669

「RADAR: Early Noise 2025」コーナー:http://spoti.fi/EarlyNoiseHub

「RADAR: Early Noise 2025」プレイリスト:https://spoti.fi/EarlyNoiseJapan

「Early Noise Night #17」プレイリスト:https://spotify.link/EarlyNoiseNight

Spotify、デジタル音声広告のクリエイティブアワード「Spotify Hits」を日本で初開催し、グランプリと2部門の受賞作品を発表

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グランプリには、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社「和風チキンカツバーガー」のデジタル音声広告作品が選出

 Spotifyは、Spotify広告の特性を活かしたクリエイティブなアプローチで人々の心を動かし、ビジネスの成長に貢献した企業やブランドのキャンペーンを表彰するクリエイティブアワード「Spotify Hits」を日本で初めて開催し、2024年10月15日に第一回目の受賞作品を発表いたしました。

 ストリーミングサービスを利用して音楽や音声コンテンツを楽しむオーディエンスが世界的に広がる中、Spotifyで1日を通して気分やシーンにあった自分好みの音楽やポッドキャストを楽しむリスナーにメッセージを届け、ブランドに対する好意やエンゲージメントを形成したいという企業のニーズは高まっています。デジタル音声広告市場の成長を牽引するSpotifyは、革新的で効果的なクリエイティブ溢れるキャンペーンを表彰するとともに、事例を通じてナレッジを共有し、さらなる市場の活性化を促す目的で2023年に「Spotify Hits」をスタートしました。

 日本で初めての開催となる本アワードでは、グランプリ(Spotify Mic Drop)に加え、ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)とSpotify上で音声や動画といったフォーマットを複合的に活用し成果を収めたキャンペーンを選出するベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)の2つの部門賞を設置し、審査員に株式会社 博報堂 執行役員の嶋 浩一郎氏、株式会社 電通 CXCC局 CXクリエーティブ推進部 クリエーティブディレクターの田中 寿氏をお迎えして実施しました。

 受賞作品に関する詳細は、以下の通りです。

【グランプリ(Spotify Mic Drop )】

 和風チキンカツバーガー、通称「和カツ」の認知とトライアル促進を目的に、Spotifyの音声広告を展開。「和カツ食いに行く」と「高須クリニック」で韻を踏めるという発見から、誰もが聞いたことのある高須クリニックCMソングの替え歌を通じて、TVなど他メディアでは捉えることが難しい外出時・移動中等などオフスクリーン時のユーザーへ耳からアプローチすることで、「和カツ」の愛称と商品のユニークネスを印象的に記憶に残しました。

広告主:日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
キャンペーン名:知られざる定番「和カツバーガー」 リローンチキャンペーン 『Yes! 和カツ食いに行く』
企画・制作:株式会社 博報堂、株式会社 博報堂プロダクツ、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、えるマネージメント、株式会社ミューズ、メロディー・パンチ

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【ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)】

 「蚊の不安から家族を守ってくれる信頼できる蚊取りブランド」というブランドパーセプションをより強固なものにするため、アースノーマットの製品機能を生活者の記憶に強く印象付けるプロモーションを実施。小島よしおさんを起用した音声広告を制作し、立体的な蚊の羽音と小島さんの持ちネタである「そんなの関係ねぇ」や「ダイジョブダイジョブ」のフレーズで、アースノーマットがあれば蚊がいても関係ない(=大丈夫である)ことを直感的に表現しました。

広告主:アース製薬株式会社
キャンペーン名:アースノーマット 小島よしお音声広告
企画・制作:CHOCOLATE Inc.

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【ベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)】

 ブランドの認知獲得を目的に、Spotifyが多く利用される就寝時や自宅でのリラックスタイムといった「睡眠」につながるモーメントを捉え、「世界中の子守歌を聞いて楽しめる」キャンペーンを行いました。Spotifyにおける音声広告と静止画広告を活用し、SpotifyとAPI連携した世界の子守歌100曲を解説付きで楽しめる特設サイトへ遷移させ、幅広くかつインタラクティブな方法で認知獲得を目指しました。

広告主:エスエス製薬株式会社
キャンペーン名:ドリエル20周年 世界の子守歌キャンペーン
企画・制作:株式会社電通、株式会社電通デジタル、サムワンズガーデン、株式会社エムアイティギャザリング、ベルベットオフィス

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株式会社博報堂 執行役員 嶋 浩一郎氏からのコメント

「多くの人がイヤホンで音楽を楽しむようになったことで、これまで以上にコンテンツに対して前のめりな姿勢になっている。Spotifyにおける広告表現は効果があり、音楽というファンダムの中での情報提供は特に大きな可能性を秘めている。

音楽に乗せることで、強くなる言葉がある。Spotifyの音声広告の可能性を感じた。
同時に、コピーを書くことと、それを音楽に乗せることはまた別の仕事なのだということに気づく。歌詞にするという技術を探求しなければならない。」

株式会社電通 CXCC局 CXクリエーティブ推進部 クリエーティブディレクター 田中 寿氏からのコメント

「昔からの広告のサウンドジングルを聴くだけで鮮明にポジティブにその時の状況が脳内再生される。うまくいけば、その時の思い出も添えて。これは、まさに広告接触というより、“追体験” だ。

 時に、広告の限られた尺の中でクライアントの物語やカルチャーは語りきれないことがある。追体験は、そんな現代の尺という時間概念を超え、バックキャストして記憶を呼び出す。これはMROIとして計測するメモリを振り切った効果があると思う。

今回のアワードを振り返り、接触から体験の領域まで設計出来ている作品がいくつかあった。今でも審査中の音が頭の中で再生され、ある意味自分勝手に変換して楽しんでいる。」

スポティファイジャパン株式会社 上級執行役員 広告事業部統括 立石ジョーからのコメント

「日本国内でも多様な業種の広告主の間でデジタル音声広告の積極的な活用が広がる中で、今回Spotify Hitsを日本で初開催できたことを心から嬉しく思っています。

1日の平均利用時間が2時間に及び、95%の日本のSpotifyユーザーが「Spotifyを使うのが日課になっている」と回答していることからも分かるように、Spotifyはスクリーンを見ていない時間も含めたあらゆるシーンでユーザーと繋がれるプラットフォームです。また、音声だけでなく、動画・静止画など幅広いフォーマットを一つのプラットフォーム上で組み合わせて活用できることも大きな特徴です。本アワードを通じて、ユーザーやプラットフォームの特性を活かした広告クリエイティブの事例を紹介し、デジタル音声広告の力を広告主の皆様に実感していただけることを期待しています。」

Aisho Nakajima、「PRIDE CODE」に参加して “昔の自分”のためにもLGBTQ+コミュニティの声を届けていく

Aisho Nakajimaインタビュー写真

 Spotifyでは、朝日新聞ポッドキャストとともにLGBTQ+コミュニティの多様な声をお届けするプロジェクト「PRIDE CODE」をスタートしました。4月12日に公開された同名のポッドキャスト特別番組には、「This Hell (feat. CHANMINA – Gyarupi Remix – Spotify Singles)」でコラボレーションを果たしたリナ・サワヤマとちゃんみな、東京を拠点に活動するクィアアーティスト・Aisho Nakajimaなどが出演し、すべての人が誇りを持って生きられる社会を実現するために自身の思いやエピソードを語っています。

 今回はAisho Nakajimaへ単独インタビューを行い、「PRIDE CODE」に対する思いやアジア最大級のLGBTQ+イベント『東京レインボープライド2024』への参加、パフォーマンス披露などについて語っていただきました。

自分の居場所を探している人はたくさんいる

Aisho Nakajimaインタビュー写真


——Spotifyが朝日新聞ポッドキャストとともに立ち上げたプロジェクト「PRIDE CODE」の特別番組に出演した感想をお聞かせください。

Aisho:いろいろな話をさせていただきました。自分自身の育ちのことから、カミングアウトの話、楽曲制作や新曲、今後のことも含めて。あっという間だったし、楽しかったですね。「PRIDE CODE」のテーマ(LGBTQ+コミュニティの多様な声を届けることを推進する)はとても大事だと思うし、それこそ自分の居場所を探している人ってたくさんいると思うんですよ。特にクィアの若い子たちはいろいろ悩んでいるだろうし、それは自分も通ってきた道だからよくわかるんです。その子たちがこういうプロジェクトを知ることで、もっと自分に自信を持てたらいいなと思います。

 曲を作っていると「昔の自分のためにやっているんだな」とすごく思うんですよ。小さい頃の自分を癒すためというか、当時の自分が聴きたかった曲、見たかったものを作っているんだなって。自分が中学生の頃、クィアのアーティストはぜんぜん目に入ってこなかったし、アジア人のクィアアーティストはまったく見たことがなかったです。J-POPのメジャーシーンを眺めながら「音楽をやるためには、こうならないといけないんだな」と思っていたんですよ。自分は人と違うと感じていたから、音楽はやりたかったけど「こんなふうにはなれない。絶対無理だな」って。自信もなかったし、「音楽をやりたい」なんて言えなかった。実際、音楽を始めたのも数年前なので。

——今は音楽活動がAishoさん自身の居場所になっているのでは?

Aisho:どうなんでしょう。まだしっくり来ている感じではないのかなと思ったりもします。家族みたいな友達はたくさんいるし、そういう人達と一緒のときは自然な自分でいられるんですけどね。ただ、人間は変わっていくじゃないですか。都会の生活にストレスを感じることもあるし、いろんな場所を見て、安心できるところを見つけたいと思っています。音楽に関しては、僕の曲を聴いたり、MVを見てくれた人がちょっと安心して、「自分はこのままでいいんだ」と思ってくれたら十分というか。一人でも刺さったらいいなと思っています。

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——Aishoさんとともに「PRIDE CODE」に参加されたリナ・サワヤマさん、ちゃんみなさんのコラボレーション楽曲「This Hell (feat. CHANMINA – Gyarupi Remix – Spotify Singles)」についても聞かせてください。リナ・サワヤマさんがLGBTQ+コミュニティのアンセムとして発表した「This Hell」に、ちゃんみなさんが新たにリリックを書き下ろしてリミックスした楽曲です。

Aisho:すごくカッコいいし、めっちゃアゲでした! リミックスは想像を超えるようなものであるべきだと思っているんですけど、「リミックスはこうでなきゃ」という曲になっていて。リナ・サワヤマさんは僕が彼女の「XS」をカバーしたときにSNSでちょっとやり取りをして。「This Hell」の歌詞も大好きです。昔からあった“クィアは地獄に行く”という言説に対して、この曲には「地獄に落ちたとしても、そこにクィアのコミュニティがあれば楽しいはず」というメッセージが込められていて。ちゃんみなさんのラップもすごくいいですね。ちゃんみなさんは「美人」を聴いてすごく好きになりました。自分がやりたいことをやっているし、本当の自分をさらけ出しているなって。自分のルーツを大事にしているのもいいですよね。『東京レインボープライド』で会えるのも楽しみです。

——『東京レインボープライド2024』は4月19日から21日まで東京・代々木公園で開催。Aishoさんは21日に出演してパフォーマンスを披露されます。このイベントに参加する意義についてどう思われますか。

Aisho:音楽制作の話とまったく同じで、昔の自分のためにやっているんだなと思います。音楽活動を始めて4年になりますが、アーティストとしての自分のことがやっとわかってきたというか。『東京レインボープライド』は音楽が好きな人たちだけが集まるイベントではないですよね。「同性婚」や「イクオリティ」など、しっかりとメッセージを訴えるイベントで自分がパフォーマンスすることはとても意味があると思っています。僕の音楽を伝えたいというより、『東京レインボープライド』のテーマや自分が活動している理由を感じてもらえたらすごくうれしいですね。自分のステージは、もちろん爆アゲです!

アリアナ・グランデ、XG…Spotifyで聴く音楽からのインスパイア

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——2024年に入ってからはYohji Igarashiさんとのコラボレーション楽曲「Gangbang」、そして“有害な恋愛”の経験を描いた春のラブソング「Made him cry」をリリース。ここにきて音楽活動が活性化していますね。

Aisho:昨年は1曲もリリースできなかったので、今年はたくさん楽曲を発表したいと思っています。ジャンルの枠みたいなものは考えず、自分が好きなものをどんどん作っていこうかなと。ライブも増えていますね。僕のパフォーマンスを見たことがある人とない人では反応が違うというか、“初めまして”の方にはかなり衝撃みたいです。SNSのDMなどでいろいろな感想をいただけるのもうれしいですね。楽曲制作と同じで、ステージでも自分が好きなことをやっているだけなんですけどね。

——Aishoさんご自身も音楽やカルチャーからいろいろな影響を受けていると思います。以前から「いちばん好きなのはアリアナ・グランデ」だと公言しています。

Aisho:大好きです! 音楽は目に見えないけれど、アリアナの曲はストラクチャーがはっきりしていて、触れられるような感じがするんです。そういう感覚はアリアナ以外では味わえない。“声自体が楽器”というイメージにもすごくインスパイアされています。アカペラバージョンなども聴いて、バックボーカルの入れ方やパンの振り方も参考にしていて。自分の楽曲制作においても、いろいろな面で影響を受けていると思います。特にバラードは「アリアナの曲を聴いていなかったら、こういう作り方はしていないだろうな」と思うほどです。もちろん歌詞も好きです。恋愛が軸になっていると思うのですが、すごく共感できますね。

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——アリアナ以外では、どんなアーティストにフィールしているのですか?

Aisho:いろいろ聴いていますけど、「いいな」と思ったら、その曲ばかり聴いてしまうんですよ。以前からSpotifyを使っていて、いろいろなプレイリストをチェックして好きな曲を見つけると一生聴いちゃう(笑)。チャーリー・XCXも好きだし、トロイ・シヴァンの新作(『Something To Give Each Other』)、ビヨンセの新しいアルバム(『COWBOY CARTER』)もすごくよかった。ここ1〜2年はK-POPもよく聴いています。もともと少女時代やKARAが大好きだったんですけど、その後、離れていた時期があって。BLACKPINKやTWICEをきっかけに、いろんなグループの曲を聴くようになりました。K-POPに限らず、ガールズグループが大好きなんですよ。Fifth HarmonyとかLittle Mixとか。最近だとXGにもハマっています。デビューまでの様子を収めたドキュメンタリーも見たのですが、みんな本当に頑張ってきたんだなと思って、さらに応援したくなって。もちろん音楽もダンスもビジュアルも大好きです。

——Aishoさんがガールズグループに惹かれる理由は何だと思いますか?

Aisho:自分でもよくわからないですね。前世、ガールズグループに入っていたのか、それとも来世の準備をしているのか(笑)。XGに関して言えば、メンバー同士の絆が感じられるのもすごくよくて。さきほどもお話したように、自分は昔からコミュニティを求めていたんです。自分に当てはまる場所が見つからなかったし、何かのコミュニティだったり、絆で結ばれている人たちを見るだけでホッとするんですよね。

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