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『鬼滅の刃』ブームが席巻した2020年、日本の音楽はカルチャー系プレイリストに乗って世界のリスナーへ

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Spotifyは、2020年に海外で最も再生された国内アーティストならびに楽曲トップ10(集計期間:2020年1月1日 – 11月27日)を発表しました。

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今年は世界的ブームを巻き起こした人気アニメ『鬼滅の刃』関連でLiSAが「海外で最も再生された国内アーティスト」1位、同作オープニングテーマの「紅蓮華」が「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」1位となったのを筆頭に、楽曲ランキングではトップ10中8曲がアニメ関連となるなど、例年にも増して日本のアニメ作品の影響力の高さがランキングに反映される結果となりました。

「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」ランキングでは、『東京喰種トーキョーグール』のオープニングテーマであるTK from 凛として時雨の「unravel」が2位。この曲は同ランキングで3年連続で本ランキングのTOP3入りを果たす世界的なロングヒットとなっており、Spotify上で再生回数は1億回を突破しました。3位にはKANA-BOONの「シルエット」、4位にはいきものがかりの「ブルーバード」と、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』関連の楽曲がランクインしています。

Spotifyでは今年、日本の音楽をカルチャーとともに世界へ発信していく目的で、日本のアニメ関連の音楽を一堂に集めた「アニメ」コーナーを国内のみならず北南米、アジア、中東やアフリカ、ヨーロッパを含む世界34の国と地域で開設しました。

「アニメ」コーナーにはサウンドトラックはもちろん、シリーズやテレビ・劇場版などを超えて必聴曲を集めた作品別プレイリスト、日本のアニメの人気曲を揃えた『Anime Now』のようなフラッグシップ・プレイリスト、アニメ関連曲を多く手掛けるアーティストやプロデューサー別のプレイリストなどが並び、これをきっかけに人気作品のオープニングやエンディングを飾る有名曲だけでなく、サントラ収録曲や挿入歌なども国内外で再生される機会が広がっています。

その影響もあり、「最も海外で再生された国内アーティスト」では、スタジオジブリ作品の関連曲を数多く手がけた久石譲が5位、『僕のヒーローアカデミア』や『ハイキュー!!』など様々なアニメの曲で知られる林ゆうきが6位にそれぞれランクインしています。林ゆうきは、日本の5倍以上アメリカで再生されており、「アニメ」コーナーで展開されているカルチャー系プレイリストを通じて、海外のリスナーの間でますます人気が広がっていることがうかがえます。

さらに今年は、YOASOBIの「夜に駆ける」、瑛人の「香水」がヒットを記録した国内ランキング同様に、海外でもTikTokでバズを起こしている曲が、SNSで話題になっている曲を指標化したSpotifyの「バイラルチャート」にランクインすることでメディアや広い音楽ファンに知られ、さらに再生回数を伸ばし大きな人気を得ていくというヒットのプロセスが顕著に見られました。

特に「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」ランキング7位のcinnamons, evening cinemaの「summertime」は、2018年にリリースされた曲でありながらも、近年のTikTokでの利用をきっかけに東南アジア各国のSpotifyバイラルチャートにランクインしたことで注目が集まり、とりわけアメリカ、インドネシア、フィリピンで再生回数を伸ばした結果、国内での再生回数よりも海外での再生回数が上回る“逆輸入”のヒット曲となりました。

このように過去にリリースされた曲がTikTokや他のソーシャルメディアで利用されることを発端に、時間を超えてストリーミングで改めてヒットするという例が国内外で数多く見られるようになったことも、今年の音楽トレンドのひとつだといえるでしょう。

2020年に海外で最も再生された日本の音楽ランキングはこちら

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日本のアーティストを世界の音楽リスナーへ! ストリーミングで広がる“世界への躍進”の可能性

Tokyo Super Hits Live スポティファイ

ストリーミングで音楽を聴くことが主流になる中、Spotifyには特定の音楽ジャンルで一つのメディアのような影響力を持つグローバルなプレイリストがいくつか登場しました。ラップ&ヒップホップ系の『RapCaviar』や『A1』、ラテン音楽の『iViva Latino!』などがこれにあたり、それぞれ大きなフォロワーを持つだけでなく、プレイリストで音楽を聴くだけでなく、その世界観を多面的に楽しんでもらうためにプレイリスト名を冠したライブも行われています。

日本にも日本のポップシーンを彩るヒット曲を紹介するプレイリストとして、国内外のリスナーに愛される人気プレイリスト『Tokyo Super Hits!」があり、この度、世界中のJ-POPファンに向けて同プレイリストをコンセプトにした初めてのオンライン・ライブイベント「Tokyo Super Hits Live 2020」を11月26日に開催しました。

同イベントには、PerfumeEnd of the World(SEKAI NO OWARIがグローバル展開を目的としたプロジェクト)、[Alexandros]といったSpotify上で国内外の多くのリスナーから支持されるトップアーティストから、ビッケブランカVaundyマカロニえんぴつといったSpotifyが『Early Noise』などを通じてサポートする注目の次世代アーティストまで、計7組が出演。アーティストたちのパフォーマンスやトークセッションを3時間に渡って生配信し、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、韓国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアの12の国と地域で数多くのリスナーが日本を代表するアーティストたちのパフォーマンスを楽しみました。

Tokyo Super Hits Live 嵐
Tokyo Super Hits Liveでの嵐
パフューム Tokyo Super Hits スポティファイ
Tokyo Super HitsでのPerfume

またイベント中には、トレンドハッシュタグ “#TokyoSuperHits”は、日本のTwitterトレンドランキングで1位、世界でも4位を獲得。パソコンやスマートフォンで視聴していたリスナーは国を超えて興奮や感動を共有しあい、大きな盛り上がりをみせました。

Spotify Japan コンテンツ統括責任者の芦澤紀子は、最近のストリーミングで音楽を聴くリスナーの傾向について、次のように語っています。「ストリーミングで音楽を聴くリスナーには、プレイリストで音楽を聴く中で、ジャンルや国境、時代に関係なく気になったものをチェックして、そこからどんどん深堀していく傾向が見られます。先入観を持たずに自分が気に入った音楽を楽しむリスナーが増えてきた印象があります」。

こうした傾向を踏まえ、「本イベントの開催目的は “日本のアーティストを世界のリスナーと繋ぐ”ことです。『Tokyo Super Hits Live 2020』では、『Tokyo Super Hits!』の世界観をより多角的に楽しんでもらうとともに、イベント配信を通じて、日本の音楽シーンを世界に紹介し、日本のアーティストを世界のリスナーに見てもらう機会を作ることです。ストリーミングで日本のアーティストに出会い、興味を持ったリスナーにパフォーマンスに触れてもらうことで、より愛着を感じてもらい、彼らのファンになってもらいたいと考えました」と述べています。

では、日本のアーティストの楽曲や情報を海外のリスナーに届ける上で、どのような部分がSpotifyの強みとなるのでしょうか? 芦澤は次のように語っています。「Spotifyは世界のリスナーのリスニングデータを持っているので、世界のどの地域でどんなリスナーが、どんなアーティストをどういう風に聴いているかということがわかるという強みがあります。こうしたリスニングデータに基づく個人最適化されたレコメンデーションを通じて、日本のアーティストや彼らの曲に興味を持ってくれそうな海外リスナーに対し、いち早く情報を届けられればと考えています」。

一方、本イベントの制作を統括したCreativeman Inc.代表取締役社長の清水直樹氏は、Spotifyの強みを、世界中のリスニングデータを持っており、世界のリスナーとアーティストをつなぐことができる点にあると指摘します。「Spotifyを通じてどこでどれだけ音楽が聴かれているかがわかる。同様にイープラスのデータからは、チケットがどこでどれだけ売れたかもわかる。これらのデータから、そのアーティストの人気が高い国や地域を分析できれば、人気のある地域を選んでライブを開催するなど、経費を抑えて無理のないツアーが実施できる。こうした面からSpotifyやイープラスと組む意味は大きい」。またストリーミングによって広がる日本のアーティストの世界進出の可能性についても次のように述べています。、「日本のアーティストを海外へ送り出す視点からみても、これまでは音楽番組などに出て、そこで注目を浴びてインタビューされ、それがバズを起こして初めてヒットするというルートがありましたが、Spotifyをはじめするストリーミングサービスは、そういった壁を取り払ってくれました。シンプルに言えば、日本のアーティストが海外で成功しやすくなる道筋を作ってくれたと思っています」。

オーディオライフをもっと楽しくするSpotifyの活用方法

Spotify オーディオライフ

現在、Spotifyは、ユーザーの音楽の好みや聴取履歴からパーソナライズされたオーディオ体験を通じて、無料・プレミアムユーザーともに6億曲以上、190万本以上のポッドキャスト番組を楽しむことができるオーディオストリーミングサービスとして、日本の音楽リスナーの間でも広く知られるようになってきました。しかし、まだまだユーザーの中には馴染みのない機能も多いはずです。この記事では、オーディオライフを満喫するために、Spotifyをうまく活用する方法をご紹介します。

1. アーティスト名、リリース年、音楽ジャンルなどで一歩進んだ検索してみよう!

スポティファイ 検索機能

聴きたい楽曲を探すとき、曲名やアーティスト名だけでなく、さらに詳細を絞り込んだ高度な検索をしてみましょう。特定の音楽ジャンル、リリース年、レーベル名などから自分が聴きたい曲やアーティストの検索を行えます。やり方は検索窓に「year:」、「genre:」、「label:」を入力するのみでとても簡単。たとえば、「2020年にリリースされた曲のみを検索したい場合は「year:2020」、ロックの楽曲のみを検索したい場合は「genre:rock」と入力することで、検索したい条件を絞り込むことができます。

「アドバンスド・サーチ」の詳細はこちら

2. お気に入りの曲がつまったオリジナルプレイリストを作ってみよう!

Spotifyでは音楽のエキスパートである世界中のエディターが選曲した公式プレイリストを楽しむだけでなく、好きな楽曲やポッドキャストの好きなエピソードを集めて自分だけの「プレイリスト」を作成することができます。お気に入りがつまったあなただけのプレイリストを作ってみましょう。

プレイリスト作成方法はこちら

3. 友だちを誘ってコラボプレイリストを一緒に作ってみよう!

スポティファイ コラボプレイリスト

Spotifyでは、友だちを誘って一緒に「コラボプレイリスト」を作成することも可能です。コラボプレイリストでは、プレイリストをシェアされた人も曲の追加や削除、再生順の変更ができるようになります。友だちを誘ってコラボプレイリストを作り、お気に入りの音楽を一緒に楽しみましょう。

コラボプレイリスト作成方法はこちら

4. SNSでお気に入りの曲やポッドキャストを共有しよう!

Spotify Share on SNS

今、聴いている曲やポッドキャストのエピソードを自分だけで楽しむのはもったいない。そんなとき、SpotifyではFacebook、Twitter、LINEなどのSNSを通じてあなたのお気に入りをシェアすることができます。また、Instagramではお気に入りの楽曲やアルバムをいつでも簡単に「Instagramダイレクト」機能を通じて直接友人に送ったり、「Instagram Stories」に投稿することもできます。さらに、編集ツールを使用してスタンプとして表示されるカバーアートをキャプションや絵文字で装飾することができたり、再生画面にループ映像 “Canvas”が表示されている楽曲をシェアできるなど、楽しい機能が多数用意されています。

SNSでのシェア方法はこちら

5. Spotifyコードでお気に入りの楽曲やアルバムを写真を撮るように簡単に検索・再生、シェアしよう!

スポティファイ コード

お気に入りの楽曲やアルバム、プレイリスト、ポッドキャストを友人とシェアしたい場合、スマートフォンのSpotifyアプリでは、各コンテンツのカバーアートの下部に表示される「Spotifyコード」を撮影し、SNSに投稿するだけでそれらのコンテンツを簡単に友人とシェアすることができます。また、この機能ではシェアされたSpotifyコードをSpotifyアプリ内の「カメラ」マークをタップしてスキャンするだけでコンテンツを再生することも可能です。

「Spotifyコード」の詳細はこちら

6. お気に入りの楽曲の歌詞を表示できる歌詞機能を使ってみよう!

Spotifyでは、再生中の楽曲の歌詞を表示する「歌詞機能」も用意されています。この機能では、お気に入りの楽曲の歌詞が歌(ラップでもシャウトでも)に合わせて表示されます。使い方はスマートフォンやタブレットの場合、楽曲の再生ビューを開き、画面下の歌詞をタップするだけ。もう一度タップすると全画面表示にもなります。デスクトップの場合だと、画面右下のマイクボタンをクリックすると歌詞が表示されます。歌詞機能を使って、表示される歌詞を見ながら、よりアーティストが楽曲に込めた意味を感じ取ってみてください。


「歌詞機能」の詳細はこちら

7. シンガロングを使って、歌詞を見ながら好きなアーティストと一緒に歌ってみよう!

スポティファイ シンガロング機能

スマートフォンのSpotifyアプリでは、ボーカル音量を調整し、楽曲にあわせて歌詞を見ながら歌うことができる「シンガロング」機能を使うことができます。この機能では歌詞表示の左下にあるマイクのアイコンをタップして再生中の楽曲のボーカル音量を上げ下げすることができ、実際の楽曲にあわせてお気に入りのアーティストと一緒に歌うことができます。また、楽曲によっては曲の進行とともに音節ごとに歌詞を表示することも可能です。さらに幅広いジャンルからシンガロング対応楽曲の人気曲をピックアップしたプレイリスト「歌うシリーズ」や簡単な質問に答えるだけであなたにぴったりなシンガロングプレイリストを作成するサイトも用意しています。

8. 好きなアーティストのコンサート情報やチケットをゲットしよう!

Spotifyではチケット予約・購入・販売サイトの「イープラス」との連携により、アプリ上で好きなアーティストのコンサート情報を確認できるだけでなく、気になるコンサートがあればすぐにチケット購入サイトへ移動することができます。おすすめのコンサート情報はユーザーの聴取履歴や音楽嗜好に基づいて表示され、Spotifyでお気に入りのアーティストをフォローしておけば、表示されるコンサート情報のラインナップはさらに充実したものに。また、フォローしたアーティストのライブ情報は、メールでも通知されるようになるため、お気に入りのアーティストの情報を見落とすこともありません。コンサート情報は、現在地の近くでこれから開催予定の情報も表示されますが、場所は任意で変更することもできます。

コンサート情報やチケット購入サイトとの連携についてはこちら

9. デスクトップやスマートフォンに保存しているローカルファイルを再生してみよう!

Spotify ローカルファイル再生機能

ストリーミングで配信されていない楽曲もSpotifyアプリで管理して聴いてみたい。そんなときは、デバイスに保存された「ローカルファイル(音楽ファイル)」をインポートしてみましょう。デスクトップでは、「mp3」、「m4p (動画を含まないもの)」、「mp4 (デスクトップにQuickTimeがインストールされている場合)」、スマートフォン、タブレットでは「mp3」がサポートされ、各デバイスにインポートして再生することができます。

「ローカルファイル」の再生方法の詳細はこちら

*タブレットでのインポートはプレミアムユーザーのみ対象
*違法コンテンツを保存またはダウンロードすることは禁止されています。

10. 離れた場所にいてもリアルタイムで一緒に音楽を楽しめるグループセッションを使ってみよう!

Spotify グループセッション機能

プレミアムユーザーは、スマートフォンまたはタブレットで離れた場所にいてもリアルタイムで一緒に音楽を楽しめる「グループセッション」機能を使うことができます。グループセッションでは、一緒に楽曲を聴きたい相手を招待することで、全員が同じ楽曲を再生、スキップなどの操作を行えます。招待の方法はSNSやメッセージアプリでのシェアのほか、リンクをコピーしてメールで送信したり、Spotifyコードをスマートフォンのカメラで読み取ってもらうなどの方法があります。お好きな方法でグループセッションを開始して、お気に入りの音楽を仲間と一緒に楽しんでみてください。

「グループセッション」の詳細はこちら

*グループセッションはベータ版でテスト中の機能のため、今後変更される可能性があります。

いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介した10の方法を活用することで、これまでよりも充実したSpotifyでのオーディオライフが満喫できるはずです。

作成したプレイリストのカバー画像をスマホからアップロードする方法

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友達や家族へのプレゼント選びで悩んでいませんか? 

相手を想う気持ちを伝えたいなら、世界に一つのプレイリスト(いわば現代のミックステープです)を贈るに勝るものはありません。気持ちを込めて選んだトラックやポッドキャストでプレイリストを作成したら、あともうひと手間かけて、カバーアートやタイトル、説明文をカスタマイズした自分だけのプレイリストを作ってみましょう。

本日より、世界中のSpotifyユーザーは、カバー画像や説明文をスマホからでも自作のプレイリストにアップロードできるようになりました。これまでこの機能には多くの要望が寄せられていましたが、最近までデスクトップ版アプリからしかご利用いただけませんでした。今後は、全てのSpotifyユーザーが、AndroidまたはiOSデバイスから自分だけのカバー画像を自由にアップロードできるようになります。

今年のクリスマスシーズン、大切な人と一緒に聴く人も、離れて聴く人も、この新機能を使えば、あなたの作った完璧なプレイリストを大好きな人への「プレゼント」に仕上げることができます。

あなたのプレイリストのカバーアートや説明文をスマホでカスタマイズする方法は、次のとおりです。

1. 自分が作ったプレイリストを表示する。
2. 3つの点icon options iphone(iOS) /icon options android(Android) を選んでメニューを開く。
3. [編集]をタップする。
4. 新しい画像を選ぶために[画像の変更]をタップし、スマホのライブラリをスクロールして希望する画像を選ぶ、もしくは新しい写真を撮る。
5. 変更したい場合はタイトルを編集し、その下の説明文を記入して[完了]をタップする。

満足する出来栄えに仕上がったら、家族や友達とシェアしましょう。先ほどと同じ3つの点icon options iphone(iOS) /icon options android(Android) をタップしてスクロールダウンし、[シェアする]をタップすれば、ミュージックギフトを贈る準備は完了です。

LINK: オーディオライフを楽しくするSpotifyの活用方法はこちら

原文はこちら

個人最適化したレコメンデーションにアーティストの要望を反映

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リスナーはハマる曲を紹介してくれるSpotifyを楽しんでいます。

Spotifyが紹介しなければ出会うことのなかった曲もあるかもしれません。実際、Spotifyは毎月160億人のアーティストが発見されるのを後押ししています。つまり、音楽ファンはこれまで知らなかったアーティストの曲を毎月160億回Spotifyで聴いているのです。

Spotifyはこのことを誇りに思っており、さらに多くのファンが毎月新しいアーティストを発見できるよう、アルゴリズムを積極的に改良しています。

Spotifyがパーソナライズされたおすすめのプレイリストを作成できるのは、リスナーの好みに関する幅広い「インプット」(「シグナル」と呼んでいます)を考慮し、可能な限りさまざまな方法でそのシグナルのバランスを取ることで、その時々であなただけに最適な曲(「アウトプット」と呼んでいます)を生み出す、複雑かつ動的なシステムがあるからです。

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複雑そうに思われるかもしれませんが、実際そのとおりです。

パーソナライズされたおすすめのプレイリストは、リスナーがいつどのような音楽を聴き、どの曲をプレイリストに追加しているか、好みが似ている人がどのような音楽を聴いているかなど、数千種類ものシグナルを踏まえて作成されています。

リスナーが求めているものとぴったり一致する曲をタイミングよくお届けできるアルゴリズムを構築するために、私たちは曲やポッドキャストを聴く時間帯や順序、曲のリリース日といった細かな要素までも考慮しています。

アーティストは新たなリスナーとつながるチャンスを増やしたいと考えており、Spotifyはアーティストが優先したい曲や楽曲について伝えたいことなどの情報もおすすめのプレイリストに含める必要があると考えています。そのため、アーティストが自身の曲を発見されやすくなるように情報を発信できるサービスのテスト版を間もなく展開します。

この新しい試みでは、アーティストとレーベルは優先したい曲を指定でき、そのシグナルがパーソナライズされたリスニングセッションを決定するアルゴリズムに追加されます。これにより、リスナーが特にハマっている曲、盛り上がっているアルバムの周年記念、SNSや口コミ上での話題、そのほかの関心がある要素など、アーティストにとって重要な事柄を反映したアルゴリズムが実現します。

キャリアを問わずどのアーティストもこの方法を利用できるよう、先行投資は不要になっています。そのかわりにレーベルまたは著作権者は、このサービスを提供するパーソナライズされたリスニングセッションの再生に対して、プロモーションのための録音印税が支払われることに同意します。

曲がリスナーの心を捉えた場合は、同様のセッションを継続します。曲があまり気に入ってもらえなかった場合は、すぐに取り下げます。リスナーの満足度はSpotifyの最優先事項であり、レーベルやアーティストが優先されることはありません。Spotifyは、リスナーが聴きたいだろうと考える音楽のみをおすすめします。

現在は、これがリスナーとアーティストの双方にとって素晴らしい体験であるかを確認するためにテストを行っています。まずはリスナーが新しい音楽を発見する場としていることが判明しているラジオと自動再生のフォーマットでこのサービスの適用に注力します。そして、この試みで知見を得てから、Spotifyでパーソナライズされているほかの面への拡張を慎重にテストしていきます。

Spotifyは、この新しいサービスがこれまで以上に多くの発見を導くと考えています。Spotifyのおすすめのプレイリストは、リスナーのシグナルに基づいて作成されていますので、好きな音楽をこれからも聴き続けてください。

原文はこちら

Spotifyの週間ミュージックチャートで世界を揺るがすリリースを発見しよう!

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お気に入りのアーティストの最新アルバムをリリースと同時に再生する。

——これは、みなさんがしていることでしょう。でもそれだけでなく、大好きなアーティストがチャートの1位になったのを見て、世界中のファンもその音楽を楽しんでいるのを感じたい。——
そう思うのはあなただけではありません。そこでSpotifyは本日、アーティストとファンがSpotifyでのランキングを一緒に祝うための新しい方法として、週間ミュージックチャートの提供を開始します。

リスナーはこれまでもSpotifyのデイリートップソング(英語)を見ることができましたが、この新しい週間チャートは、音楽に対する認知と称賛を全く新しいレベルに高めます。

提供するチャートの幅を広げることで、ファンもアーティストも音楽における重要な瞬間をこれまで以上に共有し、楽しめるようになります。さらにニューアルバムから最新ヒットシングルまで、今どんな音楽が世界に最も大きな影響を与えているかが一目でわかるようになります。新しいチャートの概要は以下のとおりです。

  • 『ウィークリー トップ50』は、金曜から木曜までの一週間に世界で最も人気の高かったアルバムと曲をたたえるチャートで、毎週月曜に発表される米国の週間アルバムチャート、グローバルの週間アルバムチャート、米国の週間ソングチャート、グローバルの週間ソングチャートから構成されています。
  • 米国トップ10デビューおよびグローバルトップ10デビューは、金曜から日曜までの間にSpotifyで最も人気の高かったニューリリースのランキングです。このリストは、曲やアルバムの配信開始後72時間のデータを取り込み、新しい音楽のエキサイティングな速報をお届けします。

毎週月曜日に新しいチャートを発行するTwitter アカウント @SpotifyCharts(英語)のフォローをお忘れなく。また、各国版のチャートも近々登場します。どうぞお楽しみに!

Spotify初の週間アルバムチャートをのぞいてみましょう。

https://twitter.com/spotifycharts/status/1313105799774863364?s=20

誰がトップを取ったのか? ぜひ毎週チェックしてください。

※2020年11月23日更新:Spotify Chartsが展開するグローバルおよび米国の週間トップ50ミュージックチャートは、iOSとAndroidのモバイルデバイスのみのアプリで利用可能です。さらに週間トップ50アルバムチャートおよびソングチャートの現在の対象国と地域は以下のとおりです。:グローバル、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、チェコ共和国、デンマーク、ドミニカ共和国、エクアドル、フィンランド、ドイツ、グアテマラ、香港、ハンガリー、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スロバキア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、イギリス、アメリカ合衆国、ベトナム。

原文はこちら

Spotifyのグループセッションベータ版で仲間と同時再生可能に

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お気に入りのプレイリストやポッドキャストは友達や家族と一緒に楽しみたいですよね。

Spotifyは5月にグループセッションの最初のベータ版をリリースしました。進化し続けるこの機能を使えば、プレミアムプランのユーザーはリスニング操作をリアルタイムでほかのユーザーと共有でき、みんなでコラボレーションすることも可能になります。しかも、それだけではありません。

Spotifyは最新のイノベーションをもって、世界中のプレミアムユーザーが同じプレイリストやポッドキャストを同時に聴くことができるこの新機能をまた一歩進化させました。
グループのメンバーはお互いが6フィート(約1.8メートル)離れていても1000マイル(約1609キロメートル)でも、同じコンテンツをそれぞれのデバイスで同時に再生し、聴くことができます。メッセージアプリやSNSでリンクを共有すれば、2~5人のグループでこの機能をすぐに使うことができます。

リモートで音楽を楽しむパーティーのアイデアをご提案します。

  • シカゴにいるお母さんやサンアントニオにいるお兄さんと『Country Cookout』を楽しんではいかがでしょうか? リアルタイムで一緒に音楽を楽しみながらのバーチャルなバーベキューパーティです。お母さんが懐かしのメロディーで我を忘れてしまったら、いつでも曲を変えられます。
  • 遠く離れた恋人とポッドキャスト『Wind of Change」を聴くデートを計画してみては? ロマンスには軽妙な国際スパイものがぴったりです。
  • ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンの友達とそれぞれ朝、昼、晩に一緒にジョギングをするグループを作り、「『Power Run』を聴きながら時差を越えて同じペースで走ってみては?

グループセッションを始める準備はできましたか? 再生画面の左下にある接続メニューをタップし、スクロールして「グループセッションの開始」を選びます。招待したい人にリンクを共有するか、Spotifyコードを発行、スキャンしてセッションに参加してもらいます。

招待した人とされた人はどちらも曲の再生一時停止スキップ選択をすることができ、自分のお気に入りに追加することもできます。誰かが変更すると参加者全員のデバイスにすぐに反映されるため、グループで目的を話し合っておいたほうがよいかもしれません。

現在、ベータ版で提供中のグループセッションは、今後さらに進化していきますのでご期待ください。さあ、グループセッションを始めてみましょう!

SpotifyユーザーのDiscover Weeklyプレイリストの再生が2015年以降23億時間以上に

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リスナーがこれまでにSpotify上で聴いたことがないものの、きっと好きであろう曲を集めて毎週お届けする『Discover Weekly』が、今年7月に5周年を迎えました。
現在では人気のプレイリストのひとつですが、元々はSpotifyが毎年開催するHack Weekから生まれたアイデアでした。それ以来フラグシップ機能のひとつとして知られるようになり、エイプリルフールに取り上げられ(2019年の『Disco Cover Weekly』をご存じでしょうか?)、Spotifyユーザーに気に入ってもらえるアーティストを紹介してきました。

また、『Discover Weekly』の開始から5年間、そのプレイリストは膨大な時間にわたってリスナーに再生され、2015年7月から2020年6月25日までの再生時間は23億時間を超えました。この時間は次の数字で表すこともできます。

  • 8.4兆秒
  • 1400億分
  • 23億時間
  • 9730万日
  • 1390万週
  • 26万6500年

つまり、人類の文明の歴史よりも長いのです!

プレイリストの曲は、ユーザーのリスニング傾向に基づいて毎週月曜日に更新されるため、好きなアーティスト、トラック、ヒット曲を新たに見つけることができます。
モロッコ系オランダ人DJのR3HABは、多くの市場(正確には16の市場)で最も「発見(discover)」されたアーティストです。つまり、Discover Weeklyのプレイリストで16カ国のユーザーに最も再生されたアーティストがR3HABでした。

R3HABはFor the Recordで次のように語っています。

「Spotifyのおかげで、私の曲はさまざまな文化を持つ人々とつながることができます。自分は世界に向けて発信していると常に考えてきたので、私の曲がまさに世界を駆け巡っているのは素晴らしいことです。Spotifyが音楽を発見する上での地理的な境界をなくしてくれたため、曲をリリースしたらすぐに世界中の人たちに知ってもらえるようになりました。『Discover Weekly』に感謝しています」。

ホールジーは、世界で最も発見された女性アーティストの座を獲得しました。ホールジーは、『Discover Weekly』が登場した2015年に最初のアルバム『Badlands』をリリースしました。現在は、Spotifyで人気の女性アーティストに名を連ねています。

米国では最も『Discover Weekly』が再生されており、リスナーはRACカリードの曲の発見に多くの時間を費やしました。英国のリスナーはデトロイト出身のハウスミュージックプロデューサーMKを発見し、ドイツではドイツ人DJのAlle Farbenの再生回数が増えています。

リスナーたちはまた、EDMからグルペラ(メキシコの音楽)、インディートロニカ、リトアニア民謡に至るまで、さまざまなジャンルのアーティストを発見しています。

このような短い期間(人類の文明の歴史と比べれば)でたくさんの発見があったことから、今後さらに5年間で『Discover Weekly』を通じてどんなアーティストや曲に出会えるか楽しみです。