Tag: Sound Up

自分らしく生きたい女性の「声」をポッドキャストで支援。日本での「Sound Up」プログラム開始

sound up japan header

世界中で260万以上のポッドキャスト番組を配信しているSpotifyのポッドキャストチャートには、多様なジャンル、トピックについての番組が並んでいます。しかしSpotifyは、バラエティ豊かなコンテンツを揃えるだけではなく、配信者の多様性を担保することも重要なことだと考えています。

そうした考えからSpotifyでは、2018年からポッドキャストクリエイター養成プログラム「Sound Up」を世界各地で開始しています。このプログラムは、様々な課題に直面するコミュニティや少数派の人々の声をポッドキャストによって世界へ届けることで、多様性のある社会の実現を目指すもので、これまでにアメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデン、オーストラリア、アルゼンチン、インドなどで実施し、それぞれの国や地域で対象となるコミュニティから参加を募り、プログラムを実施してまいりました。参加者が企画・制作した作品の中にはアワードを受賞するなど高い評価を受け、その後、人気番組となっていった例も生まれています。

その「Sound Up」プログラムの日本での開催が決定しました。日本では、自分自身の考えやストーリーを音声で発信したい女性を対象に、ポッドキャスト番組を企画・制作・配信するためのノウハウを習得できるカリキュラムを提供します。

2021年、スイスの非営利財団「世界経済フォーラム」が公表したジェンダー・ギャップ指数において、日本は120位という結果となり、男女格差が社会課題として認識されています。伝統的な価値観や制度が依然として残る中で、生きづらさを感じている女性も少なくありません。

Spotifyは、「Sound Up」を通じて「自分らしく」生きたいと願う女性たちを、自らの声を発信できる音声クリエイターに育成することで、多様な考えや価値観を紹介する独創的な番組を増やし、国内音声市場のさらなる活性化に取り組んでまいります。

本日から2021年7月25日まで、「Sound Up」専用サイトで参加者を公募します。選考を通過した10名は、PCやWiFiデバイス、マイク、ヘッドフォンなど、制作や編集作業に必要な機材の提供を受けた上で、9月27日からオンラインで行われる4週間にわたる全8回の前期バーチャルトレーニングを受講します。 参加者は、ポッドキャスト作成の手順について番組の企画構成からストーリーテリングやインタビューの手法、編集、およびトレーラーの制作方法まで、この分野の専門家から学ぶことができます。 

10名は来年も後期プログラムを受講し、最終的にはSpotifyによる製作費出資のもと、自身が企画する番組のパイロット版を制作します。これらのパイロット版のうち優れた作品は、Spotifyオリジナルまたは独占配信番組として世界のリスナーへの配信も検討されます。

スポティファイジャパン株式会社 音声コンテンツ事業統括  西ちえこは次のように話します。「Sound Up」はポッドキャストという形で自分自身の考えや価値観を発信するクリエイターを育成するプログラムです。彼らが魅力的なコンテンツを生み出す後押しを行うことで、盛り上がりつつある国内音声市場をさらに活性化していきたいと思います。日本で初めて展開する今回着目したのは、日本の女性たちです。社会や家庭・職場で女性に期待される役割や固定観念を軽やかに乗り越え、”自分らしい” 生き方を模索する様々な女性たちの声をお届けできるのではないかと今から楽しみです」

「Sound Up」プログラムの企画・運営を担当するファシリテーターとして、音声ストーリーテリングのエキスパートにも参加いただきます。今年3月に実施された「JAPAN PODCAST AWARDS」で大賞を受賞した『味な副音声 〜voice of food〜』と、昨年大賞を受賞した『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』でそれぞれパーソナリティを務める、フード・エッセイストの平野紗季子と株式会社BOOK代表取締役の樋口聖典です。お二人には、相談役としても受講生をバックアップしていただきます。

参加に関する詳細は、「Sound Up」専用サイトをご確認ください。ぜひご参加をお待ちしています。

Spotify の次世代クリエイター向けポッドキャスト制作支援プログラム「Sound Up」が米国、英国、アイルランド、ドイツ、オーストラリア、スウェーデン、ブラジルで開始

Spotify Sound Up カバー画像

自分のポッドキャスト番組を作ってみたいと思ったことがある方に朗報です。今年で 3 回目を迎える Spotify のプログラム「Sound Up」は、ポッドキャストで多様な声を届けるために、次世代クリエイター向けにポッドキャスト制作の研修、ワークショップの機会を提供し、支援します。米国では Sound Up 2020 の申し込みがすでに始まっており、他の国でも間もなく受付が始まります。

Sound Up は、自身のポッドキャスト番組を企画・制作するためのノウハウをワークショップ形式で詳しく学べるプログラムとして、過去 3 年間で2万を超える申し込みがありました。最終的に、英国オーストラリア米国ドイツを合わせて 60 人がプログラムを修了し、うち 10 人が自らのポッドキャスト番組を立ち上げ、3 人が Spotify で Spotify オリジナルのポッドキャストを配信しています。修了生の番組を応援するまとめページもあります。

2020 年の Sound Up は、新型コロナの影響で例年どおりの開催が難しいことから、少し形を変え、2 段階に分けて実施します。第 1 段階は今年後半に行われる4 週間のオンライン講座で、すべての受講者に平等なテクノロジー環境を提供するために、Spotify からコンピューター、Wi-Fi 、録音機材を支給します。第 2 段階では、優れたポッドキャスト企画を提出した受講者を選抜し、各自のアイデアを形にするための対面式トレーニングを開催します。

また今年は、より多くの方々に参加していただくために、ブラジルとスウェーデンでも新たに Sound Up を開催します。スウェーデンでは、女性およびノンバイナリーで、肌の色、文化、言語、宗教、民族による差別を経験しうる方々が対象となります。ブラジルでは、ペリフェリア (大都市周辺部の低所得者層地域) に住む有色人種の若者が対象となります。

それぞれの国で受講者を 20 人ずつ選出し、4 週間のオンラインプログラムを通じて、トークのスキル、ポッドキャストの企画、オーディオの編集、事業運営など、ポッドキャストの制作と配信に必要な知識と技術を学びます。プログラム修了までに、番組の予告編を作成できる技能が身につきます。

今年の米国のセッションでファシリテーターを務めるのは、Sound Up ではお馴染みの Rekha Murthy 氏です。また、共同ファシリテーターとして、制作会社 Pizza Shark の Maria Murriel 氏も参加します。

興味はあるけど、まったくの初心者だから心配……という方も、どうぞご安心ください。Sound Up に参加するのに、ポッドキャスト制作の経験は一切必要ありません。自分の言葉で伝えたいこととがあり、それをポッドキャストで伝えたいという気持ちがあれば十分です。(各国でのプログラムに申し込めるのは、その国にお住まいで、対象者となるコミュニティに属すると自認している方に限ります。)

米国にお住まいの方は、今年の Sound Up へのお申し込みをこちらで受け付けています。スウェーデン、ドイツ、ブラジルにお住まいの方は、今月中に受付を開始します。英国とアイルランドにお住まいの方は、8 月から受付を開始します。プログラムの対象者は国ごとに異なります。米国、英国、アイルランド、スウェーデンでは、女性とノンバイナリーの有色人種の方。ブラジルでは、ペリフェリアに住む有色人種の若者。ドイツでは、LGBQTI コミュニティに属する方です。どのような成果が生まれるのか、今から楽しみです。

Spotifyのニュースに関する報道関係者・プレスのお問い合わせはこちら