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How I Podcast: 気負わないスタイルで一躍首位に。『83 Lightning Catapult』の2人が語る、人気番組のつくり方。

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2021年10月からスタートしたポッドキャスト『83 Lightning Catapult』は、第1回目の配信からSpotifyの日本国内ポッドキャストチャート首位に輝いた、驚異的人気のポッドキャスト番組です。

MCを務めるのはアルコ&ピースの酒井健太さんと三四郎の相田周二さん。ともに1983年生まれで同期、プライベートでも大の仲良しという2人が、リスナーから最新の流行やノリ(ミーム)を教えてもらいながら、悩める若者には人生の先輩としてのアドバイスを伝授しています。

第14回目の収録を終えた直後の2人に、番組の人気の理由や今後の展開などについて、伺いました。

気のおけない2人だから出せる特別な空気感

なぜおふたりで番組を始めることになったのでしょうか?

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酒井:相田とは同期で、2人とも38歳っていう、もう若者の文化にはついていけなくなってきたオジサン世代なので、若者のカルチャーを教えてもらうにはちょうどいい年頃というのもあったと思います。

相田:うんうん。TikTokが流行り始めた頃から、もうついていけなくなったよね(笑)。

酒井:もう無理だね。

相田:あとは各々でラジオ番組をやっていて、プライベートでもわりと仲が良いので、2人でやらせてもらうということになった感じですね。

おふたりだけで仕事をされるのは初めての試みなんですか?

相田:2人ではなかったですね。でも、なんかリラックスしてできるよね。

酒井:そうだね。気を張ることはないですね。

なぜラジオではなくポッドキャストを選ばれたのでしょうか?

相田:いまはポッドキャストですよね。やっぱりポッドキャストでアワード(※)獲りたいもんね。
※2022年3月に受賞者が決定する「第3回 JAPAN PODCAST AWARDS」のこと

酒井:マジでポッドキャストですよ! 今日の収録でアワード受賞という大きな目標ができたので。俺たち本気で狙ってますよ。

相田:佐久間(宣行)さんが審査員にいるみたいだからね。

酒井:癒着はあるんで。

相田:癒着で行こうとしてる?(笑)

知らない人が聞いた時にも楽しめる番組づくりを

ラジオのリスナーさんとポッドキャストのリスナーさんとでは、どのような点に違いがありますか?

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相田:若い人たちのカルチャーを取り入れることが目的の番組なので、採用されるメールが圧倒的に若いですね。

酒井:あとは普段やっているラジオは完全にバラエティみたいなノリで、いくらでもボケてくるんですけど、この番組では真面目なメールも来るので、やっぱリスナーの方たちも本当に悩んでいるんだなって思いますね。

相田:そうだね。開業医の方(#14でビジネスに関するお悩み相談メールを紹介されたリスナーの方)とかね。ほんのちょっとだけなんですけど、各々がやっているラジオとはまたちょっと違うリスナーもいるような気がしているので、初めて聴いた人でも楽しめるようにはしてますね。もう一回丁寧にさらっているというか。僕らを知らない人が聴いた時にも、楽しめるようには心がけています。

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お悩み相談ではお二人が本当に真剣に答えられていて、すごく信頼できる方たちだなという印象を持ちました。

相田:そうですよね。やっぱりガチで言ってあげないと。代わりに情報をもらっているわけだから、あそこはお笑いじゃないですね。完全にドキュメントです。

酒井:うん。信頼してほしいですよね。ここだけの話だからね。

相田:ここだけの話ではないですけどね。

酒井:他の人には絶対言わないし。マジで。

相田:ん? 他の人にはっていうか、配信されてるから……。すいません、変なモードに入っちゃいました。

番組を通してご自身に何か変化はありましたか?

相田:若者の間で流行っているものを取り上げたりするんですが、たとえばデコ銃(おもちゃの銃を可愛くデコレーションしたもの)を実際に作ってみたんですけど、なんかねぇ、結構楽しかったんですよ。

酒井:わかる!

相田:お前にはわかんないよ! めちゃめちゃ変なデコ銃作ってたもん。

酒井:デコ銃って楽しいんですよ。

相田:いやいや、制作時間が全然違うから! 俺は5時間ぐらいかかったから。お前なんて制作時間30分で色を塗ってもいないじゃん! 危なかったんだから俺。(自宅の)階段で塗ってたらスプレーが階段に付きそうになっちゃって……。

酒井:俺だって! 引っ越しとか結婚の最中にあんなデコ銃なんてわけわかんないの作ってんだから。くっだらねぇ!

相田:くだらねぇじゃないんだよ(笑)。

酒井:でも、若者はそういう感覚で作ってるんだなーっていうのが、よくわかりますよ。

相田:そうだね。だから、若者の感覚に触れられるようになったっていうのはありますね。この番組をやってなかったら、たぶん知らなかったので。

酒井:この番組がなかったら、たぶん知らないまんま人生が終わってると思います。

相田:うん。じじいまっしぐらだね。

特に印象に残っているエピソードはありますか?

相田:酒井の結婚ですかね。結婚なんて人生の中でのトップエピソードだから。やっぱりわくわくしたもん。結婚のことを知ってからすぐにこの番組の収録があって、その次の日に酒井が夫妻で出演している静岡のラジオ番組の生放送だったので、そこで何を喋ろうか?みたいなことを、この番組でいろいろ検討したからね。

酒井:一番ここで喋ったかもしれないです。それで、相田からお祝いにカーディガンをもらったりして。優しいんですよ、相田って。

相田:高かった~! 「なんであんな高いの買ったんだろう?」っていうぐらい高かった。

酒井:ハハハハ(笑)。いや、有り難いですよ。だから、もし相田が結婚したら、この番組で喋ってほしいですね。

相田:しないですけどぉ。

酒井:しろよ! 俺もしたんだし。最近ちょっとブームになってんじゃん、結婚。みんなしてるぜ?

相田:みんながするからってねぇ、別にしなくていいわけでしょ?

酒井:いやだって、流れみたいなのがあるじゃん。

相田:流れでするもんじゃないでしょ。

酒井:でも、話聞きたいけどねぇ、相(あい)ちゃん。

相田:然るべき時が来たらしますよ。

酒井:楽しみにしてますよ。

相田:ここでは喋らないですけどね。

酒井:喋れよここで! 絶対!(笑)

普段のラジオとは違った味で楽しませたい

番組を続けてきてよかったなと思うことはありますか?

相田:各自がそれぞれのコンビでやっているラジオ番組とはまた別のベクトルで、自分自身が楽しめたりするのは有り難いですね。普段のラジオでのゴリゴリのお笑いと、こっちはちょっとリラックスして抜けてる部分とで、違った味が出せたらいいなと思います。

酒井:あとはお互いに知らなかった部分がまだまだあって、毎回新しい発見があるのがいいですね。

人気の秘訣は何だと思いますか?

酒井:“ワーキャー”じゃないですか? 相田に結婚して欲しいというのはありますけど、相田が結婚したらマジでランク外になりますよ。

相田:ならないよ! 番組を支えてるのはその層じゃないよ。絶対違うから。

酒井:いや、だって、俺が結婚したら急にランクが落ちたじゃん。もう俺の“ワーキャー”はもう期待しないで。Spotifyの株価は相田にかかってるんだから。

相田:いやいや。カタパルトの影響でSpotifyの株価は下がらない。何も関係ない(笑)。

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収録する際のトークはいつもぶっつけ本番なんですか?

相田:そうですね。収録前に全体の流れはざっとさらいますけど。

酒井:トークの中身についての打ち合わせはしないですね。

相田:だからヤバい回とかもあるもんね。

酒井:全然ある。ありますよ。

相田:ありますよって、堂々と何を言ってるの?(笑)

でもそれがこの番組のすごく面白いところじゃないかと。

酒井&相田:あぁ、そうかもしれないですね。

今後はどのような展開をされたいですか?

酒井:Spotifyの本社がざわつくぐらい、騒がせたいですよね。1位を取った時に若干ざわついたんですよね? 「こいつら誰だ?」って。

相田:ダニエル・エク(Spotify CEO)でしたっけ? エクがざわつくぐらい? 「こいつら誰だ?」の状態でずっといたかったよな。1位にずっといたかったのに、もうベスト10ぐらいまで下がってきてるから。ここから盛り返そう!

酒井:そうだね。ここから頑張りましょう!

相田:半年間限定なので、今後については僕らもちょっとわからないんですけど、それこそアワードとか獲れば、絶対に続くわけだから。続けていきたいです。

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番組の中で挑戦してみたいことはありますか?

相田:デコ銃みたいな作業系というか、何かできるものがあれば挑戦したいですね。

酒井:そうだね。僕はこの番組で誕生日とか、結婚式のお祝いとか、相田からもらってばかりなんですよ。相田の誕生日は5月だから、まだプレゼントをあげられてないんです。だから、あげたいなってずっと思ってます。

相田:嬉しいね。

酒井:そういうのを考える人って限られてるじゃないですか。しかも番組でってなると、たぶん相方の平子(祐希)さんだけなんですよ。「平子さん何欲しいかな?」とか、誕生日が近くなると考えていたけど、「相田は何が欲しいかな?」って、早く考えたいですね。いまはまだ考えてないけど。面倒くさいから。

相田:面倒くさいって言ってんじゃん(笑)。いまから考えていいよ!

酒井:4月ぐらいになったら考えたいです。

いまのところ2022年3月までの限定配信ということなので、そういう意味でも番組の延長を期待したいですね。

酒井:延長されなかったらプレゼントは無し!

相田:別に延長が無しになってもくれていいんだからね。

酒井:いや、番組でもらったらその番組でお返しするっていうのが、やっぱり芸能界の掟なんで。

相田:絶対もらいたい! 延長してくれ。2ヶ月でいい!

酒井:ハハハ(笑)。5月まででいい!

配信期間の延長やアワード受賞の他に、番組の目標はありますか?

酒井:海外に行きたいですね。今日もインドネシアで8名の方が聞いていることを知って。

相田:有り難いよね。海外でやりたいですねぇ。1週間ぐらい行ってね。

酒井:めっちゃ行きたい! Spotifyの本社ってストックホルム? スウェーデン行きたい! 本社で収録したいね。ストックホルムなんて、たぶん一生行けないと思うよ。

相田:いやたしかにねぇ、こういう機会がないと行かないから。状況が落ち着いたら行きたいですね。

酒井:それが目標かな。海外で何かやりたい!

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ラジオやYouTubeなどの他のメディアと比べて、Spotifyのポッドキャストはどんな点が魅力だと思いますか?

相田:時間を限定されることがなく、繰り返し聞けるのはいいですよね。

酒井:#1もずっと聞けるんだ?

相田:ずっと聞けるよ。全然把握してないな(笑)。

酒井:ずっと聞けるのはいいね。あとはバックグラウンド再生もできますよね。

相田:バックグラウンド再生って何?

酒井:逆再生。

相田:逆再生して何が面白いんだよ!(笑) あぁ、わかった。アプリを閉じても聞けるってことか。いろんなアプリを開きながら聞けるっていうことですよね。それはすごくいいよね。

酒井:Twitterのタイムラインを追いながら聞けたりするのはいいですよね。

まずは始めてみることが大事

Anchorを使えば誰でも簡単にポッドキャストを配信することができますが、これからポッドキャストを始めてみたい方へアドバイスをいただけますか?

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相田:まぁ、やったらいいんじゃないですかね。

酒井:そんなに気軽にできるんだったら、やろうと思っている人はやったほうがいいと思いますね。

相田:やってみないよりは、やったほうがいいと思うんで。まぁ、こっちも「人気番組にするぞ!」って思ってやってるわけじゃないからね。

酒井:そうだね。やってたら勝手に1位だったんで。

相田:そうそう(笑)。だから、勝手に結果はついてくるんで、だからまずは始めてみて。話はそれからっスね。

酒井:一旦始めてみることが大事ですよ。

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How I Podcast:ニッチでもファンが集まる!難しい学問を身近にする『ゆる言語学ラジオ』の戦い方

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2021年1月にスタートした人気ポットキャスト『ゆる言語学ラジオ』は、その名の通り、ゆるく楽しく言語の話が楽しめる番組です。

そのホスト・聞き役を務めるのは堀元見さん、そして言語学の知識を駆使して見事に解説するのが水野太貴さん。一見とっつきにくそうな難しい日本語の文法や言い回し、語源なども、2人の手にかかると、いっぺんに身近で楽しい学びに様変わりします。

最近ではこうした時間を共有するリスナーや研究者が集まる「コミュニティ」も設立。彼らを巻き込んで、番組はさらに発展を見せています。2人の番組作りやこれからの展開について、お話を伺いました。

出会いはツイッター「すげー面白いやつ!」

▷番組を始めたきっかけは?

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堀元:ひょんなことからですね、僕はツイッターとかでよく「だれかメシおごってくれ」みたいな募集をしてるんですけど、それに当時全然面識のなかった水野が連絡をくれて。それで一緒にメシを食ったら、「スゲー面白いやつが出てきた!」っていう衝撃を受けたんです。

「こんなに面白いやつが外野にいるなら、発掘してなにかコンテンツにしなきゃいけない」と思って、義務感に駆られて始めました。

水野:そんなこと思ってたの?

堀元:面白いものはちゃんと世に出さないといけないから。

水野:すごい、作家気質が強い(笑)。初めて会った当日に言語学の話をしたら、「そんな学問あるんだ」ぐらいの感じでしたよね。

堀元:まったくなにも知らないので、完全に素人として話を聞くつもりで、「ポッドキャストしよう」ってなりましたね。

水野:僕は大学生のころに言語学をやってましたし、そもそも小学校のときから難読漢字とか英単語とかことわざとか、そういうのが好きで、当時から暇なときに辞典を見たりしていました。

言語に関する興味はもう20年ぐらい、ずっと持ち続けてきたという感じですね。

▷言語学でここまでリスナーを惹きつけるのはすごいですよね。

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水野:「言語学」っていうと、結構ガチで言葉を分析する学問になっちゃうので、もうちょっと手前の、例えば「こういう新しい言葉が出てきてるけど、面白い表現だよね」だとか、「習った英単語はこんな語源で、実はこれとつながってるよね」みたいに、かなり身近なトピックにするよう、極力気をつけています。

堀元:物の数え方を扱った「助数詞」の回は面白かったね。

水野:僕が助数詞が全部載っている辞典を読んだんですね。それでほかの書籍も読んでみると、「助数詞は物に対する日本人の認識を反映してるなあ」って1人でテンション上がっちゃって。

それを堀元さんに30分ぐらいでしゃべろうと思ったら、2時間ぐらいずっとしゃべっちゃうっていう回なんですけど。

堀元:1回の予定で上げようと思ってたのに、全5回になりました。たぶんものの数え方であんなにテンション上がる人、世界に1人しかいないんじゃないかと思います(笑)。

コミュニティでマネタイズも

▷ポッドキャストというメディアで発信することに決めた経緯は?

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堀元:2年ぐらい前からポッドキャストを結構いっぱい聴いていたので、音声コンテンツが好きっていうところがベースとしてはあります。

とても影響を受けたのは、ずっとランキング上位の『コテンラジオ』さんなんですけど、それに勝ちうるものをやりたいなあと思って。完全に後追いだと絶対に抜けないので、まずは動画に注力してやろうと。

その発想で、ゆる言語学ラジオはテロップなどをかなり気合入れてつくっていて、どちらかというと動画のほうがメインという感じですが、「いいとこ取り」を上手にしながら、ポッドキャストと両方という形に落ち着きました。

▷音声と動画という2つのメディアでコンテンツを発信する中で気づいた、それぞれの魅力は?

堀元:水野がめっちゃ難しい用語を使うので、「なにその言葉?」って全然字が浮かばないケースが結構あるんですけど、動画ではテロップつきで観てもらえるところがいいですね。

動画を観たあとで、復習としてもう1回ポッドキャストで聴くっていう使い方をしている人が結構いっぱいいて。「あ、これが小難しいコンテンツの理想形なのかな」っていうのをすごく感じています。

音声だと皿洗いとかしながら聴く方が多いので、1時間でも2時間でも離脱しないで聴いてくれる。「YouTube」のユーザーってみんな1分でいなくなるので、そこはもう本当に、音声のすばらしいところだな、と思います。

水野:最近、ファンの「コミュニティ」を始めたのですが、やっぱりポッドキャストリスナーは「濃い人」が多いのが実感としてありますね。

研究者の先生にもコミュニティに入ってもらって、夜、ボイスチャンネルで研究者同士でお酒を飲みながら議論してもらったら、リスナーたちがチャットでメモをめっちゃ取っている、みたいなことが起きてましたし。

あとは、うんちくに関連するうんちくを次の人がいう、「うんちくしりとりパンクラチオン」っていう遊びを一度ポッドキャストでやったことがあるんですけど、コミュニティ内で勝手にずっとうんちくしりとりをしている人とかもいますね。変なコミュニティだな(笑)。

堀元:ハハハそうですね。でも、『ゆる言語学ラジオ』のリスナーが集まらないとできない遊びなので、孤独感の解消にもなって、割と意味のある場所なのかなと思っています。

▷コミュニティはマネタイズにもつながっていますか?

堀元:はい。月額でお金を払ってくれている方向けのサポーターコミュニティとして運営しているので、マネタイズになっていますね。そんなに大したものを提供してるわけではないんですけど、いつも楽しんでくださっている方は「お布施をしたい」と言ってくださって。

下限1000円で「あといくら上積みしてもいいですよ」というシステムにしたら、1万円出してくださる方もいらっしゃるんですね。

「投げ銭コミュニティ」みたいなのは、すごくポッドキャストと相性が良いと思います。

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公開収録もスタート

▷番組の企画アイデアにもコミュニティが関わったりするんでしょうか?

水野:企画はほとんど僕が話したいことを提案していますが、コミュニティでリスナーさんからいろんなエピソードを集めて台本に活かす、みたいなことも今後はできそうだなと思っていますね。

例えば今、「赤ちゃんがどうやって言語を習得していくか」ということについて、文献をいくつか読んでいるんですけど、「うちの子どもがこういう言い間違いをしていた」みたいな話とか、生の声がたくさんあったほうがポッドキャストでしゃべる分には面白いじゃないですか。

堀元:公開収録を今度はじめてやるんですよね。コミュニティの中で参加したい方を集めて、何人か観客席で聴いてもらいながらしゃべるっていう、初の試みです。

そこではうんちくを言ってもらったり、「こんなのあったらいいんじゃないか」っていう便利な用語を提案してもらったり。

僕ら2人だとやっぱり寂しいので、リスナーにもアイデアを持ってきてもらって一緒にしゃべるみたいな形も、リアルタイムでできるかなと思っています。

▷公開収録、いいですね。普段はどのように収録されているのですか?

堀元:僕の家でやってます。ある時点から音質に納得できなくなって、ちゃんとしたオーディオミキサーとダイナミックマイクを買いました。

収録後は「Adobe Premier」を使って編集して、「Anchor」で配信しています。もともとはレンタルサーバーを借りて、「WordPress」で配信していたんですけど、管理がすごく面倒くさいんですよね。

「Anchorだと楽らしい」という話を聞いて移行してみたら、本当に面倒なことは全部やってくれて。

インターフェースがシンプルで分かりやすいのも気に入ってます。最近はスタッフにお願いしてファイルのアップロードをしてもらうこともあるんですけど、初めての人でも迷わずサクサク使えるのがいいですね。

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ニッチな話題と優秀な聞き手

▷番組を成長させる秘訣を教えてください。

堀元:ポッドキャストは、みんなかなりフランクにしゃべるもんだと思ってる節があるんですよ。つまり、「ノー準備で来て、思いつきをしゃべろう」みたいな。でも、素人のしゃべりって、どんなにうまくても芸人さんにはかなわない。

そういう中で『ゆる言語学ラジオ』は、めちゃめちゃ狭いところで話をして、「言葉に興味のある人、聴いてね」ってやったから成長したと思っています。

ポッドキャストの強みってすごいコアなところに特化できることだと思っているんですよ。

水野:自分もやってみて思ったのは、切り口って結構大事ということです。例えば、1冊の本とか1本の映画とかについてしゃべるのだと、やっぱプロの評論家の方には叶わない。

でも、全然違うジャンルの本を3冊読んできてしゃべるとかだったら、それだけで価値のあるものになるな、と。もしかしたら、それはまだ競争の少ない “ブルーオーシャン” なのかなって思いました。

▷今後、この番組をどう発展させたいと考えていますか?

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堀元:この間、番外編で「ゆるコンピューター科学ラジオ」をやったんですね。僕は大学でコンピューターサイエンスをやっていたので、いつもと立場を変えて水野が聞き役になる形でやったら、結構好評でして。

「続編やってください」という声があったので、それも別番組としてやろうっていうのを今、考えています。

なんだったらその2つだけじゃなくて、任意の学問でやれるな、と思ってまして。「ゆる任意の学問ラジオ」をやりたいですね。全学問で同じスタイルでオモロイ話が聴けると、みんながいろんなことを勉強するきっかけづくりになるかな、と思っています。

水野:僕はもう本当に完全に言語のことばっかり考えているので、この「ゆる言語学ラジオ」について言うと、研究者の方を呼びたいなあ、というのが1つあります。

実際すでに仲の良い先生をお呼びして、お話を聞いたんですけど、録ってみて思ったのが、聞き手が素人でちゃんと的確に質問やまとめができるのであれば、多少難しい話でもある程度聴けるというか。クセの強い食材にやさしいドレッシングかけたらおいしいじゃん、みたいな手応えがありまして。

その意味では、研究者の話をカジュアルに聞けるようなチャンネルがあれば、例えば、高校生や専攻を決めてない大学生とかが聴いて、学問に興味を持つみたいなことも起きそうだな、と思っています。

堀元:研究者と一般の人の橋渡しということですね。

▷最後に、これからポッドキャストを始めようと考えている方々に向けて、アドバイスをお願いします。

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堀元:やっぱりあれだな、ヘラヘラしないほうがいい。「新番組始めました」っていうときの初回、みんなヘラヘラしがちだから(苦笑)。

「始まりましたね。へへへ」「ほんとに始まったよ。フッフッフ」みたいなの、照れがすごい伝わってきて聴き苦しいので、やるんだったらもう最初から熟練のラジオパーソナリティのつもりでやると、品質はグッと良くなるのかな、と思います。

水野:僕のほうからは極めて再現性の低いアドバイスになるんですけど、優秀なプロデューサーを見つけてくること。

今の世の中、しゃべりたいことがある人は結構いるのかな、と思うんですね。でも、聞き手不足なんだろうな、と。

ポッドキャストの1人語りだったら別だと思いますけど、ラジオみたいな形にするとしたら、優秀な聞き手とか、企画を考えてくれる人とかが1人いると、すごい楽ですね。

堀元:いつもそれを言ってくれてる(笑)。

水野:堀元さんの場合は、僕が思ってない角度の球を投げてくる。突然すごく核心を突いた例えを出してきたりとか、あるいは僕が考えていないけど、言われてみたら「あーそうかも」って思えるような観点を言ってきたりだとか。

そういうのがあると、番組が持続可能になるというか、モチベーションが湧きますね。収録してみてその場で、「こんなふうに考えているんだ」という驚きがあるので、しゃべる側としては「あの番組を続けよう」とか、「しんどかったけどまたやりたい」っていう気持ちになりますね。

ポッドキャストを始めたいけど、今自分がしゃべりたいことがないんだったら、「いい聞き手になる」というのでもいいと思いますね。

今、いい聞き手になる訓練をしている人はそんなに多くないと思うので、今後ポッドキャストを始める上で、もしかしたらこれも “ブルーオーシャン” なのかもしれません。

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How I Podcast:等身大の自分を発信しよう!人気番組『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast』の2人が語る、ポッドキャスト配信を楽しむコツ

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アメリカ生まれ、アメリカ育ちのKevinさんと、英語勉強中の山ちゃん。2人が配信するポッドキャスト『英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast(以下、Kevin’s English Room)』では、毎日約10分、何気ない日常の会話が英語で繰り広げられています。思わず引き込まれる爆笑トークに、リスナー数も急上昇中。その制作風景や番組作りで心掛けていることについて、お話を伺いました。

文法メチャクチャでも伝わればよし!

▷『Kevin’s English Room』の番組らしさはどこにあると思われますか?

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Kevin:「こういうメッセージを伝えよう」とかはないんですよ。お互いが感じたことをその場で言うみたいな。スクリプトもなくて、なるべく最初から固めないようにしています。

なので、例えば収録中に配達の人が来てもカットしないし、そのときに自然に出てくる英語もそのまま入っているし。そういうハプニングも番組の一部になっちゃうっていうラフさ、ルーズさが、われわれらしいかなと思います。

山ちゃん:僕は英語を勉強中で、Kevinとたくさんエピソードを上げる中でちょっとずつ英語が上手くなってきているかもな、と思っていて(笑)。

Kevin:リスナーさんからも、「一番最初のエピソードの山ちゃんと今の山ちゃんを比較したら、今のほうが全然うまくなってる!」っていうコメントもいただきましたね。

▷リスナーさんが山ちゃんの英語上達を追体験できるんですね。

Kevin:もう一つ、僕たちの番組で特徴的なのは、文法とかめちゃめちゃ間違っているんですよ(笑)。でも「伝わればいいよね」っていう前提で番組を作っているので、それは気にしないでやっています。

ほかの英語系のポッドキャストの方たちは、文法の正確性が非常に高いと思いますが、われわれはもうめちゃくちゃ低いです。だから文法を学ぼうと思ったら、われわれの番組は向いていないかもしれない(苦笑)。

山ちゃん:ハハハ、そうね。僕もゆくゆくは文法的にもきちんとした英語を喋れるようにはなりたいんですけど、それよりも先に、「とりあえず喋るのがまずは大事だよ」というのを伝えたい。みんな「こんなもんでいいんだ」みたいに、僕の英語を聞いて思ってくれれば一番いいし。

Kevin:英語は文法ベースじゃなくて、あくまでコミュニケーションツールなんだよっていうところが、われわれの大きなテーマですね。

気軽な音声配信でナマの姿を

▷「TikTok」や「YouTube」でもコンテンツを配信されていますね。

Kevin:最初に始めたのはTikTokで、それからYouTube、その次がポッドキャストですね。

それぞれ関わっているメンバーが違っていて、YouTubeは僕たち2人にもう1人のメンバー「かけちゃん」を加えた3人で、TikTokは私とかけちゃんの2人で、ポッドキャストは私と山ちゃんの2人でやっています。

山ちゃん:かけちゃんは日本生まれ日本育ちで「日本人の目線をしっかり持っている人」という位置づけ。Kevinは「英語のネイティブ」、僕は海外に何回か行っているので「半々」ということで、ちょっとずつ狙っている層が違う、というのはあるかもしれません。

Kevin:内容的には、TikTokはショートムービーなので、面白いと思える要素を短時間でスパッと提供しないといけないですね。笑いポイントが「来るよ!」と分かる構成にするとか、要点がすぐにわかるような工夫は必要です。

ただ、TikTokの難しいところは、人間味を出しづらいこと。それをうまく補えるのがYouTubeやポッドキャストなんですね。

▷その中でポッドキャストの位置づけや良さは?

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山ちゃん:ポッドキャストは音声だけですが、人の性格がいろんなところに表れるのがすごくいいなあ、と思っています。あと、僕たちにとっては一番ラフな、自分たちの普段のゆるいおしゃべりをそのままお届けできるっていうのが、メリットです。

あまり編集とかもしないですし、本当に「ナマのこんな人たちなんだ」というのがわかってもらえるのは、より深くコミュニケーションが取れるような感じがして、僕は好きですね。

Kevin:映像がないがゆえに気軽にやりやすい。始めやすい。サクッと録って、サクッと上げやすいのがいいですね。

また、ポッドキャストは音声のみなので、圧倒的なメリットは“ながら聴き”ができること。リスナーさんの多くも「運転しながら聴いてます」とか、「ジムでワークアウトしながら聴いてます」みたいな方がすごく多いですね。

リスナーのメッセージを番組に反映

▷収録はどのように行っていますか?

山ちゃん:今は10日に1回ぐらいKevinがうちに来て、「iPhone」を真ん中に置いて、1300円のマイクを使って、2人で「おはよう」というところから喋って……という感じですね。1回で10分のエピソードを10回分ぐらい「ため録り」しています。

特別な機材とかはなくて、スマホ1個で録音しています。「Anchor」のアプリを使ってコンテンツをアップすれば、そこから自動的にいろんなプラットフォームに配信されるので、本当に「Anchorさえあれば」っていう感じなんだよね。

Kevin:うんうん、もうAnchorだけでいいっていう。

山ちゃん:Anchorでオススメの機能は、短い効果音です。自分で効果音素材を用意しなくても、たくさんある中からワンタップで選べるので、それがめちゃめちゃ楽しくて。最近僕はそれにハマってます。

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▷リスナーとのやり取りはどのようにしていますか?

Kevin:いつもSNSで「トピックリクエスト」を募集していますね。

山ちゃん:ポッドキャスト上で「Instagramでお便りを募集しています」と言って、ダイレクトメッセージやハガキをいただいたりしています。それで面白いメッセージを冒頭で紹介して、それについて2人で喋るという形です。

Kevin:お便りじゃない場合もあるよね。Anchorを使って声のメッセージを送れる機能があって、リスナーの声を僕らが聴けるっていう。

山ちゃん:ああ、それを聴いたときは嬉しかったなあ。

Kevin:音声であるがゆえに伝わってくるものがあるよね。ちょっと緊張してたりね(笑)。

山ちゃん:そうそう。リスナーさんのメッセージはとにかくありがたくって、ポッドキャストをやっててよかったと思う瞬間ですね。

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長期戦を前提に、「真の自分」で

今後、番組をどのように発展させていこうと考えていますか?

Kevin:個人的には「お互いに楽しめる」っていうスタンスは崩さないでいきたいな、と思いますね。

SNSでいろいろコンテンツを上げていると、やっぱり100%自由じゃないところがあるんですよ。どうしてもウケるコンテンツをメインにやっていこうとなってしまって……。

でも、ポッドキャストでは例えば、山ちゃんの英語が上達したり、お互いがメリットを感じるスタンスを大切にしたいです。それをベースに、今後はもっとリスナーさんたちとインタラクティブに、なにかの形で関われたらいいな、と思っています。

山ちゃん:ありがたいことにすごくたくさんの方に聴いていただいて、それはすごく嬉しいし、びっくりしているんですけど、あんまりそこを狙いにいかないというか。

僕らの中では「最近どうなの?」みたいなことを本当にシンプルに話すっていう、その感じはやっぱりなくしたくないし、そのフィーリングでずっとやっていきたいな、と思っていますね。

▷これからポッドキャストを始めたいと思っている人にアドバイスをお願いします。

山ちゃん:まずは、Anchorをダウンロードすることから、ですね。

Kevin:ハハハ(笑)。

山ちゃん:だってそれさえあれば、配信できるので。僕らは本当に、構成を練って作っているわけじゃないですから。

普通の会社とかだったらボツにされる企画ばっかり、僕らは喋っているので。そういう制約がないのは、インターネット時代のありがたいところだな、と思います。

「ビッグになりたい」とか「儲けたい」とか、そういうことよりも、本当に好きなこと、しゃべりたいことを熱く語るみたいな、そういうスピリットが大事なのかなあ、と思いますね。

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Kevin:僕はとりあえず、「始めようとしているなら、もう上げちゃいなよ!」と思います。

知り合いにどう思われるとか、アンチコメントが来たらどうしようかとか、ウケなかったらどうしよう、っていう不安でエピソードを上げなかったり、「この機材買わなきゃ」とか考えたりしてしまうのは、正直、“逃げ”に入っていると思うので。

スマホがあるなら、その録音機能で録音して、一回上げてみることですね。上げてみて、もし思い通りにいかなかったら、めげずに改善して、もう1回チャレンジして、それを繰り返してやってみればいいだけです。

▷まずは行動を起こすことですね。そのあと番組を成長させる上で大事なことはなんだと思いますか?

山ちゃん:やっぱり、続けるっていうことがシンプルに必要なのかなあ、と思いますね。

Kevin:僕は「Authenticity(真実性)」ですね。自分を大きく見せようとしないで、「真の自分」でいるって大事だと思うんです。

僕はSNS上で広く「英語の人」「ネイティブ」「英語めちゃめちゃできる」って思われている。だけど、ポッドキャストで話していると、わからない単語がかなりあるし、文法も結構間違えているし、それが実際の僕なんですよ。

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知らないのに「これ知ってる」とか、できないのに「これできるよ」とか、実績がないのに「こんなことやったことがある」と言い始めると、それをベースに今後も活動しなくちゃいけなくなる。

それが長い目で見ると足かせになって、自分も楽しくなくなってくる。聴いている側にもなんとなく伝わっちゃうし、それってよくないやり方だと思うんです。

始めたばかりの人ってフォロワーやリスナー数が少ないから、ついそれをやっちゃいがちだけど、最初から長期戦を前提に、自分自身でいることが大事だと思います。

山ちゃん:うん、すごく同意します。本当のことじゃないと、同じ楽しさ、同じ純粋さで、ずっとモノを作り続けていくのは難しくなっていくので、クリエイターとしてはとても大事なこと。

聴いている側にも「この人は本当のことを言っているんだな」と、伝わるものだと思うので、その信頼が一番大事というか。ウソを言って、使ってもいないドライヤーとか売っても、「なんやねん!」という話になるわけで(笑)。

インターネットって、「クリックひとつでバズります」みたいに捉えられていることが多いような気がするんですけど、絶対にそんなことはない。基本的には長期戦で、しかも意外と地道です。誠実なコミュニケーションをいかに続けていくかが、一番大事なんじゃないかな、と思います。

Spotify A01 1208

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