Tag: 鬼滅の刃

『鬼滅の刃』公式プレイリストがSpotifyでグローバル1位を獲得

20251121 kimetsu 98

日本発プレイリストとして史上初の快挙に

 2025年9月、Spotifyの『鬼滅の刃』公式プレイリストが、日本発のプレイリストとして初めてグローバルにおけるデイリーアクティブユーザー数で1位を獲得しました。9月21日から25日までの5日間連続でトップを維持し、その後も世界各地で上位をキープしています。日本をはじめ、アメリカ、インド、東南アジア、中南米諸国など、幅広い地域で高い支持を得ています。

 本プレイリストは、2025年7月に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を含むアニメ「鬼滅の刃」シリーズを、音楽の魅力と共にさらに楽しんでいただくために公開されたものです。Aimer「太陽が昇らない世界」やLiSA「残酷な夜に輝け」などの最新主題歌に加え、歴代シリーズの主題歌やサウンドトラックも収録し、『鬼滅の刃』の世界観を音楽で楽しめる構成となっています。

 さらにSpotifyでは、世界各地での作品の公開に合わせて体験型デジタルコンテンツ「無限プレイリスト(Infinity Playlist)」を国内外で展開しました。体験の最後にはランダムで全19種類のキャラクターカードが表示される仕組みも導入し、音楽と共に作品の世界観への没入感を高めるような設計としました。このユニークな仕掛けが国内外のファンの間で話題となり、SNSを通じて多くの投稿が生まれ、グローバルでのバイラルヒットを後押ししています。

 Spotifyは今後も、音楽とエンターテインメントをつなぐ新たな体験を通じて、日本発のコンテンツを世界中のリスナーにお届けしてまいります。

『鬼滅の刃』公式プレイリストはこちら
▶︎ https://spotify.link/DemonSlayer

  • 『鬼滅の刃』公式プレイリスト英語版
『鬼滅の刃』公式プレイリスト英語版
  • 「無限プレイリスト(Infinity Playlist)」体験中の画面
「無限プレイリスト(Infinity Playlist)」体験中の画面
  • 無限プレイリスト体験の最後にランダムで表示される全19種類のキャラクターカード
無限プレイリスト体験の最後にランダムで表示される全19種類のキャラクターカード

『鬼滅の刃』ブームが席巻した2020年、日本の音楽はカルチャー系プレイリストに乗って世界のリスナーへ

wrapped header.001 1

Spotifyは、2020年に海外で最も再生された国内アーティストならびに楽曲トップ10(集計期間:2020年1月1日 – 11月27日)を発表しました。

lisa

今年は世界的ブームを巻き起こした人気アニメ『鬼滅の刃』関連でLiSAが「海外で最も再生された国内アーティスト」1位、同作オープニングテーマの「紅蓮華」が「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」1位となったのを筆頭に、楽曲ランキングではトップ10中8曲がアニメ関連となるなど、例年にも増して日本のアニメ作品の影響力の高さがランキングに反映される結果となりました。

「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」ランキングでは、『東京喰種トーキョーグール』のオープニングテーマであるTK from 凛として時雨の「unravel」が2位。この曲は同ランキングで3年連続で本ランキングのTOP3入りを果たす世界的なロングヒットとなっており、Spotify上で再生回数は1億回を突破しました。3位にはKANA-BOONの「シルエット」、4位にはいきものがかりの「ブルーバード」と、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』関連の楽曲がランクインしています。

Spotifyでは今年、日本の音楽をカルチャーとともに世界へ発信していく目的で、日本のアニメ関連の音楽を一堂に集めた「アニメ」コーナーを国内のみならず北南米、アジア、中東やアフリカ、ヨーロッパを含む世界34の国と地域で開設しました。

「アニメ」コーナーにはサウンドトラックはもちろん、シリーズやテレビ・劇場版などを超えて必聴曲を集めた作品別プレイリスト、日本のアニメの人気曲を揃えた『Anime Now』のようなフラッグシップ・プレイリスト、アニメ関連曲を多く手掛けるアーティストやプロデューサー別のプレイリストなどが並び、これをきっかけに人気作品のオープニングやエンディングを飾る有名曲だけでなく、サントラ収録曲や挿入歌なども国内外で再生される機会が広がっています。

その影響もあり、「最も海外で再生された国内アーティスト」では、スタジオジブリ作品の関連曲を数多く手がけた久石譲が5位、『僕のヒーローアカデミア』や『ハイキュー!!』など様々なアニメの曲で知られる林ゆうきが6位にそれぞれランクインしています。林ゆうきは、日本の5倍以上アメリカで再生されており、「アニメ」コーナーで展開されているカルチャー系プレイリストを通じて、海外のリスナーの間でますます人気が広がっていることがうかがえます。

さらに今年は、YOASOBIの「夜に駆ける」、瑛人の「香水」がヒットを記録した国内ランキング同様に、海外でもTikTokでバズを起こしている曲が、SNSで話題になっている曲を指標化したSpotifyの「バイラルチャート」にランクインすることでメディアや広い音楽ファンに知られ、さらに再生回数を伸ばし大きな人気を得ていくというヒットのプロセスが顕著に見られました。

特に「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」ランキング7位のcinnamons, evening cinemaの「summertime」は、2018年にリリースされた曲でありながらも、近年のTikTokでの利用をきっかけに東南アジア各国のSpotifyバイラルチャートにランクインしたことで注目が集まり、とりわけアメリカ、インドネシア、フィリピンで再生回数を伸ばした結果、国内での再生回数よりも海外での再生回数が上回る“逆輸入”のヒット曲となりました。

このように過去にリリースされた曲がTikTokや他のソーシャルメディアで利用されることを発端に、時間を超えてストリーミングで改めてヒットするという例が国内外で数多く見られるようになったことも、今年の音楽トレンドのひとつだといえるでしょう。

2020年に海外で最も再生された日本の音楽ランキングはこちら

global ranking