インターネットの普及や音声デバイスの発展に伴い、一気に需要が増したポッドキャスト。Spotifyでも、国内で月に一度以上ポッドキャストを聴取するユーザーの数は42倍以上に、また1ヶ月あたりのポッドキャスト聴取時間も同期間で168倍以上になっています。
※Spotifyが「Audio First」という新たな成長ビジョンを打ち出し、ポッドキャストに本格的に注力し始めた2019年から今年6月までの数字を比較
こうしたポッドキャスト人気に伴い、新たな発信ツールとして「音声」に着目するクリエイターも広がっています。一方で、番組の収録や配信方法など、具体的な始め方を知らない人も多いはずです。そこで、今回は、実際に番組を始めるにはどのような手順を踏むべきかを、誰もがスマホ一つで簡単に番組を録音・編集・配信・分析できるクリエイター向けツール「Spotidfy for Podcasters」と共にご紹介していきます。これから番組を配信しようと思っている方は、この記事を参考にしてチャレンジしてみてください。
番組コンセプトの設定
ポッドキャストをはじめる際、最初に番組コンセプトを決めることをお勧めします。初めて番組を録音する場合、なにをやりたいのか、なにを話したいのかを明確にしておくと、話し始めがスムーズになります。加えて、自分の属性をラベリングすることも重要です。「こんな人が喋りますよ」ということがリスナーに伝わると、聞きやすい番組をつくることができます。
初回は自己紹介をするのがおすすめです。なぜ番組を始めたのか、自分はどういう人なのかをリスナーに伝えましょう。
一人でポッドキャストをはじめる際のポイント
一人で話す自信がない場合は、自分のほかに、ラジオ番組の放送作家のような仮装の相手がいることを想定すると話しやすいです。仮装の相手をつくると、『うーん』などといった話の間を埋めるような相槌が生まれやすくなり、話に緩急がでてきます。
また、事前にタイムスケジュールを決めておくのもおすすめです。最初はスケジュール通りに話すのが難しくても、次第に尺に合わせて調整ができるようになります。
実際に番組を録音する
いよいよ録音です。『Spotify for Podcasters』は、音声録音から編集、配信、リスナー分析まで、音声配信のすべてを単一プラットフォームで行うことができます。
まずは『Spotify for Podcasters』の「作成してみる」からスタートしましょう。ちなみに、Spotifyのアカウントがあれば、新たなアカウントの作成は不要です。
「録音または編集」で次の画面へ。音源がある場合は、データをドラッグして番組をアップロードしましょう。
「今すぐレコーディングする」で、 PCやスマホのマイクを使いそのまま録音ができます。機材を使用して、収録後に音源データをアップロードすることも可能です。
また、『Spotify for Podcasters』には、Spotify上で利用できる楽曲をトークに差し込む『Music + Talk』という機能があります。この機能を使えば、番組を盛り上げることができたり、楽曲についてのトークも展開しやすくなります。
動画をアップロードしてみる
音源を撮り終えたら、アップロードです。
番組のタイトル名、エピソードの説明文を記入しましょう。
作成した番組は、予約投稿をすることも可能です。どんな時間帯の録音でも、流したい日時に設定することができます。
カテゴリーを選択します。
カバーアートの選択をします。
ここまでできたら、いよいよ公開です。
これで、番組配信の準備ができました。
その後、番組に挿入したい曲を『Music + Talk』で登録します。
エピソードはあとから編集ができるため、不要だと感じた部分はカットをするのがおすすめです。
番組公開後は、上記のような画面が表示されます。
『Spotify for Podcasters』ならスマホで音源を撮り、そのままアップロードすることが可能です。とても手軽に番組を作成することができ、自分のペースで配信を行うことができます。気になっている方は、ぜひ『Spotify for Podcasters』を活用して、音声コンテンツを作成してみてください。