Spotify Japanが創立9周年で振り返る、日本のアーティストと音楽ファンが築いた”1億超え”の楽曲
2016年に日本でサービスを開始してから9年。Spotifyはこの間、日本の音楽文化とともに歩み、アーティストとファンがつながるきっかけをつくってきました。CDやライブといった従来の音楽体験が根強く愛される中で、ストリーミングの普及により音楽の楽しみ方はさらに広がり、日常のあらゆる瞬間に音楽が息づいています。
この9年間で、Spotify上で1億回以上再生された日本のアーティストによる楽曲は、210曲にのぼります。音楽がより多くの人に聴かれ、共有される文化が根づいてきたことを示す数字です。
Spotify Japan代表のトニー・エリソンは、「9周年という節目に、これまでSpotifyを通じて音楽を届けてくださったすべてのアーティスト、そして日々音楽を楽しんでいただいているリスナーの皆さまに感謝を伝えたいと思います」と話しています。
“1億再生”という新しい指標
Spotifyの普及により、「1億再生」は日本のアーティストにとって新しいマイルストーンとなりつつあります。Spotifyが日本でサービスを開始した約4年後の2020年10月に、日本のアーティストとして初めてLiSAの「紅蓮華」が1億再生を達成し、その後も毎年複数の楽曲がこの節目に到達しています。
また、1億再生に到達するスピードが早まっていることも注目に値します。たとえば、「紅蓮華」が1億回再生に到達するのには1年3カ月以上を要しましたが、2024年1月にリリースされたCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」は、リリースからわずか2カ月に満たないタイミングで1億回を突破しました。
この背景には、時代や国境を超えて楽曲が発見され続けるストリーミング文化や、プレイリストを通じた新しい発見の体験、SNSによるファンの拡散などが挙げられます。ストリーミングが音楽の聴き方を変え、日常の中に音楽がより浸透することで、ファンとアーティストの関係はさらに持続的なものへと変化しています。
Spotify Japan 音楽企画推進統括の芦澤紀子は、「日本国内のみで1億再生を達成するのは容易ではありませんが、ストリーミングの広がりによって国境や文化、時代を超えて新たなリスナーに届く楽曲が増えています。こうした環境の中で、このマイルストーンを達成する日本のアーティストも次々と現れ、ヒットの形は確実に変わりつつあります。Spotifyでは、これらの楽曲を集めた公式プレイリスト『100 MILLION+: 1億超えヒット』を公開していますので、ぜひチェックしてみてください」と話しています。
グローバルスケールで高まる日本の存在感
世界に目を向けると、Spotifyには10億回以上再生された楽曲を集めたグローバルプレイリスト「BILLIONS CLUB」があります。エド・シーランやバッド・バニー、テイラー・スウィフトといった世界的アーティストが名を連ねるこのプレイリストは、まさにグローバルヒットの象徴です。日本では1億再生が現在の主要な指標ですが、海外で多く聴かれる日本の楽曲も増えており、Billions Clubに近づくアーティストも少しずつ現れはじめています。

芦澤は「Billions Clubのようなグローバル指標を目標にする日本のアーティストが増えています。Spotifyのスケールを通じて、日本の音楽がさらに広く、長く聴かれる環境が整ってきています」と話しています。
10周年に向けて
2025年11月に9周年を迎えたSpotify Japanは、10周年に向けて「アーティストとファンをつなぎ、日本の音楽を世界へ」という使命をさらに推進していきます。アーティストがグローバルで活躍する機会を多面的にサポートし、リスナーがより多様な音楽に出会える環境を広げることで、日本の音楽シーン全体の発展に寄与していきます。
トニー・エリソンは、「Spotifyの価値は、音楽を通じて人々の毎日を豊かにし、心地よい時間を届けることにあります。年末には今年を総括する『Spotify On Stage Tokyo 2025 -Year-End Special-』を開催し、来年も様々な施策で音楽愛を広めたいと考えています」と話しています。
1億再生に到達した楽曲・アーティストについては、Spotify Japan公式Instagramアカウントでも紹介しています。