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カンヌライオンズ2024: Spotifyの獲得アワードやSpotify Beachでのセッション・アーティストパフォーマンスをレポート

 Spotifyは2024年6月17日から6月21日に南フランスで開催されたクリエイティブの祭典「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル 2024」に参加しました。

 本祭典は、マーケティングおよび広告の分野における優れた業績を称えるものです。世界規模のブランド、最も旬なクリエイターなど、有名な顔ぶれが一堂に会する毎年恒例のこのイベントは、Spotifyのプラットフォームがどのように人々のクリエイティビティ、つながり、そしてイノベーションを促進しているかを知っていただく絶好の機会です。

 今年、広告部門のSpotify Advertisingが、最新のB2Bマーケティングキャンペーン「Spreadbeats」で9つの賞を受賞しました。このキャンペーンは、メディアプランナーへの提案につかっているスプレッドシートで完全に作成および配信された初のミュージックビデオです。キャンペーンは、グランプリライオン1つ、ゴールドライオン2つ、シルバーライオン3つ、ブロンズライオン3つをデジタルクラフト、クリエイティブB2B、クリエイティブデータなどの複数のカテゴリーで受賞しただけでなくカンヌライオンズのすべての応募作品の中で、最も多くの最終選考入りを果たしました。さらに、Spotifyのまとめ機能を使用した「2023 Wrapped On-Platform experience」は、クリエイティブ効果部門で銅賞を獲得しました。

 これらの受賞は、Spotifyにとってカンヌでの充実した一週間の素晴らしい締めくくりとなりました。今年が10回目の参加ということもあり、Spotifyはこれまで以上に良い体験を提供したいと考えていました。Spotify Beachでは様々な催しを展開しました。日中にはインスピレーションに満ちたトークが、夜は見逃せない音楽パフォーマンスがそれぞれ繰り広げられました。その様子は各日の写真をご覧ください。

・6月17日(月)

 1日目はシンガーソングライターのShaboozeyとPepsiCo International Beveragesの最高マーケティング責任者であるマーク・カークハム氏との興味深いトークセッションでイベントがスタート。ブランドパートナーシップとクリエイティブコンテンツについて触れ、特に音楽、スポーツ、カルチャーとの関係にフォーカスが当たりました。

 その後、コメディアン・コンテンツクリエーターのジェイク・シェーン氏が、コカ・コーラ社のグローバルスポーツ及びエンターテイメントマーケティング&パートナーシップ担当VPのブラッド・ロス氏と、Spotifyでのコミュニティ構築とブランドの定義をテーマに対談。会話の締めくくりとして、常に変化するプレイリスト機能であるdaylistを、世界中のさらに多くの言語でさらに多くのファンに提供するというエキサイティングな発表がありました。ジェイクは「私はSpotifyを使って自分の人生を記録するのが好きです。日記のように曲を追加しています。daylistでは、火曜日の午後や日曜日の朝に感じる気持ちを捉えたプレイリストをもらうのが本当に楽しいです」と語りました。

 最後に、最もホットなスターたちを丘の上のヴィラに招き、毎年恒例のSpotify Soiréeを開催しました。この夜には、ジョン・レジェンドによるアコースティックパフォーマンスや、ティネア・テイラーとパール・スシによるDJパフォーマンスが行われました。ジェシカ・アルバ、ジョー・バロウ、ベアトリス・オブ・ヨーク王女、アリックス・アール、ソフィア・ブッシュらもゲストとして参加していました

・6月18日(火)

 2日目は、ジョン・レジェンドとの対談やライブのカスタムSpotifyゲームショーや、マーティン・ギャリックスによるサプライズDJパフォーマンスなどを展開。日の出から日没までアクティビティが目白押しでした。

 最初に、EGOT受賞者・起業家であり、SpotifyのBillions Clubのメンバーであるジョン・レジェンドが、Spotifyの最高広報責任者ダスティ・ジェンキンスと対談。『The Voice』での印象的なアーティスト指導や、妻のクリッシー・テイゲンとのブランド構築、そしてAIを活用したアーティストの創造プロセスについて話し合いました。

 次に、クリエイターのロビン・デルモンテ(別名:GirlBossTown)が司会を務め、ポッドキャスト「U Up?」と「The Colin and Samir Show」の共同司会者が登場するゲームショーを通じて、ポッドキャストのトレンドを深掘りしました。

 最後に、ダスティはガーナ系アメリカ人シンガーソングライターのAmaaraeと対談。自身のアイデンティティを受け入れること、Z世代へのアプローチ、そして人々、音楽、文化のインターセクショナリティ(交差性) について話し合いました。

 その夜のSpotify Beachは、ベンソン・ブーン、Tyla、Shaboozey、そしてマーティン・ギャリックスのセットパフォーマンスをフィーチャーしたパーティーを開催。クイーン・ラティファ、ボノ、ジャレッド・レト、ジャネール・モネイ、ケイトラナダらがゲストとして参加しました。

・6月19日(水)

 3日目は、Spotifyの広告部門グローバルクリエイティブラボの責任者であるケイ・スーが、Adobeの最高ブランド責任者であるヘザー・フリーランド氏と共に、クリエイティビティの未来について語り合うセッションで幕を開けました。その後、デジタルデザインおよびコミュニケーションエージェンシーのAKQAとともに、学生向けクリエイティブコンペ「Future Lions 2024」で最も革新的なアイデアを表彰しました。

 次に、Spotifyのグローバル音楽パートナーシップおよびオーディエンス責任者であるジョー・ハドリーと、SpotifyのAI DJの声をつとめるザビエル “X” ジャーニガンが、グラミー賞ノミネートアーティストであるジャネール・モネイと共に、AIの時代におけるクリエイティビティと本物らしさについて話し合いました。

 夜のSpotify Beachは、JusticeとArcade Fireのパフォーマンス、そしてパール・スシとARTYのDJセットとともに、大盛況のうちに幕を閉じました。Diplo、カーリー・クロス、ティナーシェらのスターが集まり、音楽を楽しみながら、カンヌでの最後の夜を祝いました。