11月14日、Spotifyは世界各地で大きなムーブメントを起こしているポッドキャストの魅力や、番組制作に関するノウハウなどを紹介するイベント「Spotify Creator Day Tokyo 2022(以下、Creator Day)」を国内で初めて開催し、会場となったWITH HARAJUKU HALL(東京・渋谷区)には、SNSや動画共有サービスを中心に活動するクリエイター約150名が集いました。
アメリカでは職場や学校での会話の中や、人気ドラマのストーリーなどにも頻繁に登場し、いまや3人に1人以上が日常的に聴いているというポッドキャスト。国内でも叶姉妹さんやkemioさん、渡辺直美さん、あのさん、ryuchellさんなどがこの新しいカルチャーの波をキャッチし、新たな発信の場としていち早くSpotify上でポッドキャストに挑戦しています。彼らは音声という親密なコミュニケーション方法によって、これまであまり見せてこなかった一面を表現し、従来のファンとの絆を深めるとともに、新たなファン層を広げています。日本でも音声に対する注目が急速に高まる中、本イベントではポッドキャストの可能性やAnchorを活用した制作・配信方法などについて、先行してポッドキャストに取り組んできたクリエイターたちをゲストに招き、紹介していきました。
YouTubeで登録者数47万人を誇る岡田康太さんは、ポッドキャストで発信を始めたことで、YouTubeチャンネル「岡田を追え!」とはまた違ったファン層を開拓できたといいます。YouTubeでは90%が男性だが、ポッドキャストでは女性のリスナー層が広がったということでした。
さらに、ポッドキャストでは自分の思いをより深く語れることから誤解を与えにくいため、ファンとの結びつきをより強いものにすることができるという話も明かされました。こうしてファンとの関係性を強固にできたことによって、グッズ展開やCM出演が決まるなど岡田さんの活動の幅はさらに広がったといいます。
TikTokでフォロワーの多い大賀咲希さん、こまち監督さんも同じようにポッドキャストを活用してファンとの交流を深めています。ふたりは配信にAnchorを使用しており、その操作の簡便さゆえに自分で編集・投稿することができていると話していました。AnchorにはBGMを追加すると、音声と被る部分では自動でBGMの音量が調整されるなどの機能もあり、音声編集の経験がなくても簡単にBGMやジングルをつけたポッドキャストを配信できることを利点として挙げています。
さらに音源の編集なども気軽にアプリ上で行えるため、これからポッドキャスト配信をしてみたいという人にもおすすめ。Anchor上で編集したポッドキャストデータは、Spotifyなどをはじめ、さまざまなプラットフォームで公開できます。
ポッドキャストに挑戦してみたいけど、どのようにして始めたらいいかわからない人は、まずはAnchorを利用してみることをオススメします。聴くだけでなく発信者になることで新たな世界がひらけるポッドキャスト。いまあなたの頭の中にあるアイデアも、多くの人に愛されるコンテンツになるかもしれません。