Spotifyは、国際女性デーの3月8日、オーディオ分野における女性の地位向上を推進し、女性の世界的な貢献を称える取り組みとして、新キャンペーン「EQUAL」の開始を発表し、女性アーティストや女性クリエイターの作品をさらに楽しめる「EQUAL」コーナーを新設しました。しかし、Spotifyが女性を称える期間は、国際女性デーのその日、また3月の女性史月間(Women’s History Month)だけに留まりません。
音楽におけるジェンダーの公平性を促進するためのグローバルな取り組みとして、本日新たに「EQUAL Music Program」を開始します。「EQUAL」ブランドのもと、あらゆるジャンルの女性クリエイターをサポートしていきます。
USC Annenbergの調査によると、チャートにランクインしているアーティストのうち女性は5人に1人しかおらず、音楽業界全体に対する女性の貢献の事実とは大きく異なります。Spotifyは、このような格差を是正するため、女性を自認するすべてのアーティストやクリエイターの作品をより多くの人に楽しんでもらう機会を提供したいと考えています。
「EQUAL Music Program」では、世界中の女性アーティストの作品を集めた「EQUAL」のグローバル旗艦プレイリストはもちろん、50を超える国と地域で35のローカルプレイリストが展開されます。また、各ローカルプレイリストではそれぞれマンスリーアーティストを選出し、カバー画像に起用します。
日本でもローカルプレイリスト「EQUAL Japan」が公開されます。初回のマンスリーアーティストには、「NEO – ニュー・エキサイト・オンナバンド」を自称し、「NEOかわいい」を提唱するCHAIを選出しました。CHAIは、Spotifyがその後の躍進に期待する国内の新進気鋭アーティストをプレイリストなどでサポートするプログラムの「Early Noise」にも2018年に選出されており、最近ではアメリカのインディ・レーベル SUB POPとの契約を発表するなど、ワールドワイドな活躍を加速させています。
「社会全体としてジェンダーギャップが大きな問題とされている日本を、まずは音楽業界から、音楽の力で変えていきたいと思っています。」とSpotify Japan コンテンツ統括責任者の芦澤紀子は話します。マンスリーアーティストCHAIの選出理由については次のように述べています。「CHAIは、海外でも認知されている日本語「かわいい」を「NEOかわいい」とし、女性はみんな生まれた時からかわいくて、”かわいくない人なんていない”と再定義しています。コンプレックスは個性でアート、とポジティブなメッセージを一貫して発信しており、女性の持つパワーや可能性を最大限に引き出していく本プログラムに最適なアーティストです。」
EQUAL Japanの初となるマンスリーアーティストに選出されたCHAIからは、以下のようなコメントが届いています。
「女性として人間としてこの世界に地球に生まれてきたことを誇りに思う!そして、大好きな音楽を通して、CHAIっていう人生を通してこんな素敵なパワーに関われることに感謝したい♡
わたしたちはアジアの中の日本っていう国に生まれて、生きて、音楽作って、音楽に憧れて、アジアのこと、日本のこと、良さも儚さも価値観も苦しさも美しさも悔しさも、すべて音楽で伝えたいし、変えていきたい!わたしたちがトップに立って、日本でいう”かわいい”の価値観をわたしたちが音楽で変える!これ、CHAIの夢♡
わたしたちにしかない強さと想いと美しさを音楽にのせて沢山のメッセージと側にいる心地よさと楽しさを音楽で感じてもらいたい!音楽は革命だよ、そしてCHAIは革命をおこす!CHAIの音楽は友達だよ♡ついてこい!」
EQUALでは、女性が一歩踏み出すための背中を押してくれる曲を集めています。CHAIのコメントに元気をもらったら、早速プレイリストを聴いてみましょう。